JPH11276010A - 糞取り具 - Google Patents

糞取り具

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JPH11276010A
JPH11276010A JP10096919A JP9691998A JPH11276010A JP H11276010 A JPH11276010 A JP H11276010A JP 10096919 A JP10096919 A JP 10096919A JP 9691998 A JP9691998 A JP 9691998A JP H11276010 A JPH11276010 A JP H11276010A
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animal
attachment
bag
belts
buttocks
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JP10096919A
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Manabu Kodaira
學 小平
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動物(30)が排泄する糞を排泄と同時に取
り込む袋体(3)と袋体(30)を支持する装着具
(2)が、尻部(32)からずり落ちることのない糞取
り具を提供する。 【解決手段】 筒状に成形されており、動物(30)の
尻部(32)の肛門周囲に当接される装着具(2)と、
装着具(2)に着脱自在に装着され、装着具(2)の後
方開口部(7)を被包する袋体(3)と、装着具(2)
に両端部が連結され、動物(30)の後足(33)から
胴体(31)にかけて巻き付けられる2本の締め付けベ
ルト(4、5)とを備える。締め付けベルト(4、5)
を、動物(30)の胴体部分でたすき掛け状に収束させ
るように、胴体(31)に巻き付けるので、締め付けベ
ルト(4、5)が緩むことがなく、装着具(2)を動物
(30)の尻部(32)に当接させた状態で保持でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、犬等の動物が排泄
する糞を、排泄と同時に取り込む糞取り具に関する。
【0002】
【従来の技術】散歩中に排泄された犬の糞が、道路、公
園等の環境を汚し、他人に不快感を与えている。このた
め飼い主は、小袋及びシャベル等を携帯して散歩し、排
泄された糞をその都度、小袋に回収して持ち帰る努力を
強いられている。ところが、この回収作業が面倒である
と共に、手などが汚れ、不衛生となる。特に、雨上がり
の道路、公園では、糞が泥と混じるため、回収しにく
く、しかも嵩張って重くなり、持ち帰りにくい問題とな
る。
【0003】さらに、動物が下痢状態で排泄した糞の除
去では、悪臭が強く、流れ易いため、除去が難しく、多
大の労力を必要としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように動物が排
泄する糞を苦労することなく回収できる道具は、その必
要性が大きいにも関わらず、開発されていないのが現状
である。
【0005】本発明は、このような現状を考慮してなさ
れたものであり、動物から排泄される糞を、手を汚すこ
となく、排泄と同時に取り込むことができ、便利に使用
できる糞取り具を提供することを目的とする。
【0006】更に、動物の肛門周囲に当接した糞取り具
の装着具が、動物の運動によって位置ずれすることがな
い糞取り具を提供することを目的とする。
【0007】更に、糞を回収した袋体を、簡単に交換す
ることができる糞取り具を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、筒状に形成され、前方開口部周
縁が、動物の尻部の肛門周囲に当接される装着具と、装
着具に着脱自在に装着され、装着具の後方開口部を被包
する袋体と、装着具に両端部が連結され、動物の後足か
ら胴体にかけて巻き付けられる複数本の締め付けベルト
とを備え、複数本の締め付けベルトを、動物の胴体部分
でたすき掛け状に収束させることにより、装着具を動物
の尻部へ当接した状態で保持することを特徴とする糞取
り具。
【0009】装着具から延びる複数本の締め付けベルト
を、動物の後足から胴体にかけて巻き付けることによ
り、装着具を動物の肛門周囲に当接させ、これにより動
物の尻部への装着が行われる。
【0010】この巻き付けは、複数本の締め付けベルト
が動物の胴体部分でたすき掛け状に収束されるように行
われる。たすき掛け上に収束させると、締め付けベルト
は、動物の胴体部分に対して斜めに巻き付けられ、後方
(尻部の方向)に緩むことがないため、装着具を肛門周
囲に当接させた状態で保持させることができる。
【0011】これにより、動物を運動させても、装着具
が後足の足元に脱落することなく、装着具の当接状態を
維持でき、糞取り具を装着したままで散歩が可能とな
る。
【0012】動物の排泄は、糞取り具を装着した状態の
ままで行われ、排泄された糞は、装着具に装着された袋
体内に収容される。従って、袋体を装着具から取り外
し、袋体を廃棄することにより、手を汚すことなく糞を
処分することができる。
【0013】請求項2の発明は、請求項1記載の発明で
あって、更に、動物の背中に当てられるたすきプレート
を備えており、このたすきプレートには、複数本の締め
付けベルトのそれぞれを挿通させ、この挿通によって複
数本の締め付けベルトをたすき掛け状に収束させる挿通
孔を穿設したことを特徴とする。
【0014】この発明では、たすきプレートの挿通孔に
締め付けベルトをそれぞれ挿通させることにより、複数
本の締め付けベルトをたすき掛け状態に収束させること
ができる。このため、たすき掛けを簡単に行うことがで
きる。
【0015】また、このたすきプレートは、動物の背中
に広い面積で当てられるため、動物の胴体部分との間で
摩擦力が生じ、また、動物の体毛がたすきプレートの移
動を阻止するため、締め付けベルトが、尻部の方向に移
動しにくくなる。従って、より確実に、装着具の当接状
態を維持できる。
【0016】請求項3の発明は、筒状に形成され、前方
開口部周縁が、動物の尻部の肛門周囲に当接される装着
具と、装着具に着脱自在に装着され、装着具の後方開口
部を被包する袋体と、装着具に連結され、動物の胴体部
分に巻き付けられることによって、装着具を動物の尻部
へ当接した状態で保持する締め付けベルトとを備え、装
着具に、筒状の周囲から外方に向けてストッパー部が突
設され、袋体は、ストッパー部より前方の装着具の周囲
で、袋口が弾性リングによって締め付けられ、装着具に
装着されることを特徴とする。
【0017】装着具の周囲で締め付けられる弾性リング
の弾性力によって、袋体の袋口が装着具に装着される。
弾性リングは、その締め付け部位より後方に突設された
ストッパー部で、後方への移動が規制される。
【0018】従って、弾性リングは、装着具の後端から
脱落することがなく、袋体が不用意に脱落することがな
い。
【0019】また、弾性リングは、伸縮自在なので、装
着具周囲との間で、袋体の袋口を挟持することによっ
て、袋体の装着を容易に行うことができる。
【0020】請求項4の発明は、請求項3記載の発明で
あって、更に、装着具に、弾性リングの締め付け部分と
交差するように切り欠き部を形成したことを特徴とす
る。
【0021】切り欠き部に、指を入れることによって、
弾性リングを内側から持つことができ、袋体の着脱が容
易になる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態の糞取
り具1の主要部を、図2乃至図5は、装着具2を、図6
は袋体を、図7乃至図9は、動物(犬)30への糞取り
具1の装着状態を、それぞれ示すものである。本実施形
態の糞取り具1は、これらの図に示すように、装着具2
と、袋体3と、2本の締め付けベルト4、5と、たすき
プレート21とを備えている。
【0023】装着具2は、前後方向に貫通した円筒状と
なっており、合成樹脂、ゴム或いはアルミニウムやステ
ンレスなどの金属によって、全体が成形されている。こ
の装着具2は、前方側(図1における右側)の開口部6
が、動物30の尻部32に当接することにより、動物3
0の尻部32に装着される(図7参照)。装着は、後述
する締め付けベルト4、5を、動物30の胴体31に巻
き付けることによって行われる。
【0024】かかる装着具2における前方開口部6の縁
部には、当接フランジ8が形成されている。当接フラン
ジ8は、筒状の装着具2の略下半分を開口部6の縁部か
ら径方向の内方に一体的に折り曲げることによって形成
されており、装着具2を動物30に装着することによ
り、動物30の尻部32と接触する。このように当接フ
ランジ8が尻部32に接触することにより尻部32と広
い面積で接触するため、装着具2の装着状態が安定する
と共に、尻部32が擦れることがなく、動物30に苦痛
を与えることがなくなる。
【0025】装着具2の一端側の開口部6における当接
フランジ8を除いた略上半分は、逃げ用湾曲部9となっ
ている。逃げ用湾曲部9は、当接フランジ8の上端部分
から後方開口部7の上端部分に向かって窪むように湾曲
している。
【0026】この逃げ用湾曲部9を形成することによっ
て、円筒状の装着具2の上部前方が切り欠かれ、装着具
2を動物30の尻部32に装着したときに、図9に示す
ように、この切りかかれた部分に、動物30の尻尾34
の一部が入り込む。これによって、尻尾34と干渉させ
ずに、装着具2の中心を、尻尾34直下にある肛門の位
置に合わせて、尻部32に装着することができる。従っ
て、尻尾34によって装着具2がずり落ち、装着具2が
糞によって汚れるということがない。
【0027】装着具2の後方(図1における左側)は、
動物30の尻部32から遠ざかる側となっており、この
後方の後方開口部7には、動物30が排泄する糞を取り
込む袋体3が被せられる。後方開口部7の周囲には、外
方に向けて弾性リング12のストッパー部となる掛止フ
ランジ10が形成されている。掛止フランジ10は、後
方開口部7の周囲から外方に向けて一体に突設して形成
されており、この掛止フランジ10を介して装着具2へ
の袋体3の取り付けが行われる。
【0028】袋体3は、ポリエチレン、ポリプロピレン
などのポリオレフィン樹脂、ナイロンなどのポリアミド
樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、その他の熱軟化性樹脂によ
って形成された2枚の可撓性シートを、略U字状の輪郭
となるように切断し、U字状の輪郭に沿って、周囲を加
熱溶着、接着などによって貼り合わせ、図6に示すよう
に、袋口11部分が開口する袋状としたものである。
【0029】袋体3は、更にその袋口11部分が、外側
に折り返され、折り返された先端部分が、袋体3の外側
に加熱溶着されている。そして、この折り返された袋口
11部分に、輪ゴム、布ゴムなどからなる無端状の弾性
リング12が収容されている。
【0030】弾性リング12は、自由状態において、円
筒状の装着具2の外径よりも小さな径となっており、装
着具2の周囲に巻き付けると、その弾性力によって縮径
し、装着具2の周囲を締め付けるように働く。これによ
り袋体3を、装着具2に取り付けることができる。
【0031】袋体3は、上述のように、弾性リング12
を袋口11に収容しているため、弾性リング12を後か
ら取り付ける必要がなく、袋口11を、装着具2の後端
開口部7に被せ、掛止フランジ10を乗り越えた装着具
2の周囲に弾性リング12を弾性的に密着させることに
よって、簡単に装着具2へ取り付けることができる。
【0032】この取り付け状態では、弾性リング12の
後方への移動が、掛止フランジ10によって規制される
ため、確実に、装着した状態を維持でき、袋体3が不用
意に脱落することがない。
【0033】さらに装着具2には、弾性リング12によ
る締め付け部分と交差するように、、袋体3の着脱用の
切り欠き部13が形成されている。切り欠き部13は、
装着具2の周囲(側面部分)を、後端開口部7から前方
に向かって切り欠くことによって形成されている。
【0034】この実施の形態において、切り欠き部13
は、対向した一対の箇所に形成されているが、1箇所或
いは3箇所以上に設けてもよい。かかる切り欠き部13
には、指を差し込むことができ、指を差し込むことによ
って袋体3の袋口11及び弾性リング12を、内側から
掴むことができる。このため、袋体3の装着及びその取
り外しを簡単に行うことができ、袋体3の着脱操作性が
向上する。
【0035】締め付けベルト4、5は、それぞれの両端
部が装着具2に連結されている。この連結は、装着具2
の周囲4カ所の位置に、取付プレート17を介して取り
付けられた取付環15a、15b、15c、15dへ、
それぞれの締め付けベルト4、5の両端部4a、4b及
び5a、5bが、巻き付け固定されることによって行わ
れる。
【0036】取付プレート17は、装着具2に回動自在
に貫通させたリベット16を介して装着具2に取り付け
られており、これによって、それぞれの締め付けベルト
4、5の両端部4a、4b及び5a、5bは、装着具2
に対して回動自在に連結される。このため、締め付けベ
ルト4、5の角度や姿勢を、動物30の種類や大きさに
合わせて調整することができる。
【0037】かかる締め付けベルト4、5は、動物30
の背中31aの部分に当てられるたすきプレート21に
よって、胴体31にたすき掛け状に巻き付けられる。
【0038】たすきプレート21は、薄い矩形状の合成
樹脂板、金属板或いは木材板などからなり、厚さ方向に
貫通する挿通孔22、23、24、25が、4隅に形成
されている。
【0039】このうち、挿通孔22、23は、たすきプ
レート21の装着具2側である後方の隅部に設けられ、
図1に示すように、斜め後方に開口することによって、
一端部4a、5bが、装着具2の上方に連結された締め
付けベルト4、5を、たすきプレート21の表面側から
背面側中心方向へ案内している。
【0040】一方、動物30の頭部側である前方の隅部
に設けられている挿通孔24、25は、斜め前方に開口
し、たすきプレート21の背面側に案内された前記締め
付けベルト4、5を、表面側より動物30の胴体31に
沿って斜め前方に導出させている。
【0041】すなわち、締め付けベルト4は、たすきプ
レート21の挿通孔22と挿通孔24を挿通し、締め付
けベルト5は、たすきプレート21の挿通孔23と挿通
孔24を挿通し、これによって、両者は、たすきプレー
ト21の背面側において、たすき掛け状に交差する。
【0042】挿通孔24、25から導出された締め付け
ベルト4c、5cは、図7に示すように、動物30の後
足33、33の内側に沿って胴体31に巻き付けられ、
その端4b、5bは、それぞれ、装着具2の下方で、他
端4a、4bの連結位置15a、15cと対角位置にあ
る取付環15b、15dに取り付けられる。
【0043】このように締め付けベルト4、5を連結す
ることにより、締め付けベルト4、5は、たすきプレー
ト21の位置で、相互にたすき掛け状に収束させること
ができ、これによって、各ベルト4、5を、動物30の
胴体に対して、斜めに巻きつけることができる。
【0044】尚、締め付けベルト4、5のそれぞれの中
間部分には、図7、図8に示すように、その長さを調整
するためのバックルで構成された締結具26、27が設
けられ、動物30の胴体31の大きさに合わせて、締め
付けベルト4、5を胴体31に沿って締め付けるように
している。
【0045】次に、この実施形態の糞取り具1を動物
(この場合は犬)30に適用する方法を説明する。
【0046】始めに、締め付けベルト4、5を、たすき
プレート21の各挿通孔22、23、24、25に挿通
させ、その両端部4a、4b及び5a、5bを装着具2
に連結させることによって、装着具2とたすきプレート
21と締め付けベルト4、5とを、図1に示すように、
連結しておく。このとき、締め付けベルト4、5の長さ
は、締結具26、27によって、長めに調整しておく。
【0047】続いて、図7、図8に示すように、たすき
プレート21を、動物30の背中31aに置き、この状
態で、長めに調整した締め付けベルト4、5の挿通孔2
4、25から一端4b、5bまでの部分4c、5cを、
動物30の後足33、33で跨がせ、この締め付けベル
ト4c、5cの部分を、後足33、33の内側に通す。
【0048】次いで、締結具26、27によって、締め
付けベルト4、5の長さを調整しながら、締め付けベル
ト4、5を胴体31に沿って徐々に締め付け、装着具2
の前方開口部6が、動物30の尻部32の肛門周囲にが
たつきなく当接するまで、締め付ける。
【0049】なお、この状態では、たすきプレート21
が、動物30の背中31aに一定の押圧力で当たり、尻
尾34は、装着具2の上部前方の逃げ用湾曲部9によっ
て切り欠かれた部分に、下方の一部が入り込む。
【0050】このようにして装着具2を装着した状態
で、締め付けベルト4、5は、動物30の背中におい
て、たすき掛け状に交差し、動物30の後足33から胴
体31にかけて斜めに巻き付けられる。このため、締め
付けベルト4、5は、後方に位置ずれしにくく、装着具
2を、肛門周囲に当接させた状態で保持させることがで
きる。
【0051】これに加えて、たすきプレート21は、動
物30の背中31aに広い面積で接触しているので、動
物30の体毛によって、たすきプレート自体21も後方
にずれにくくなっている。従って、たすきプレート21
に挿通する締め付けベルト4、5は、更に、ずれにくく
なり、装着具2が、尻部32から脱落するということが
ない。
【0052】その後、上述したように、装着具2の後方
開口部7に対して、袋体3を被せ、弾性リング12を掛
止させることにより、袋体3を装着具2に装着する。な
お、この袋体3の装着は、装着具2の動物30への当接
前に行ってもよい。
【0053】このようにして、装着具2に袋体3を装着
すると、糞取り具1を装着したままでの散歩が可能とな
り、散歩中に、装着具2がずり落ちることがない。
【0054】動物30が糞を排泄するときには、動物の
肛門が尻部32から突出するので、排出された糞は、直
接袋体3内に収容され、糞によって装着具2の内面が汚
れるということもない。
【0055】排泄した糞は、袋体3ごと処分し、新しい
袋体3を装着し直せば、手を汚したり、スコップなどで
煩わしい処理を行うこともない。
【0056】上述の実施の形態では、2本の締め付けベ
ルト4、5を、たすきプレート21によって交差させ、
たすき掛け状に収束させたが、図10に示すように、か
ならずしも、交差させずに、2本の締め付けベルト1
8、19をたすき掛け状に収束させることもできる。
【0057】すなわち、図10に示す第2の実施の形態
では、第1の実施の形態と同一構成のたすきプレート2
1と、装着具2を用いるが、一方の締め付けベルト18
を、挿通孔22、25へ、他方の締め付けベルト19
を、挿通孔23、24へそれぞれ挿通する。また、締め
付けベルト18の両端18a、18bは、装着具2の一
側(図中左側)で上下に取り付けられた取付環15a、
15dに取り付けられ、他方の締め付けベルト19の両
端19a、19bは、装着具2の他側(図中右側)の取
付環15c、15bに取り付けられている。
【0058】そして、挿通孔24、25から一端18
b、19bまでの部分18c、19cを、動物30の後
足33、33の内側に通し、図示しない締結具によっ
て、締め付けベルト18、19の長さを短くしていけ
ば、2本の締め付けベルト18、19は、たすきプレー
ト21においてたすき掛け状に収束し、動物30の胴体
31に斜めに巻き付けられる。
【0059】従って、第1の実施の形態と同様に、装着
具2の尻部32に当接させた状態で保持させることがで
きる。
【0060】これらの実施の形態では、2本の締め付け
ベルトを用いたが、締め付けベルトの本数は、任意であ
る。
【0061】図11は、4本の締め付けベルト41、4
2、43、44を用いた第3の実施の形態を示すもの
で、一端を、それぞれ、第1の実施の形態と同一構成の
装着具2の取付環15a、15c、15b、15dに取
り付けた4本の締め付けベルト41、42、43、44
の他端を、たすきプレート21の挿通孔22、23、2
4、25へ挿通し、これによって、たすきプレート21
の部分で、たすき掛け状に収束させたものである。
【0062】4本の締め付けベルト41、42、43、
44には、それぞれ、バックルで構成された締結具4
5、46、47、48が取り付けられ、たすきプレート
21で折り返した他端を、再びこの締結具45、46、
47、48へ挿通させることによって、その長さを調整
するようにしている。従って、4本の締め付けベルトの
長さを独立して調整でき、動物の胴体の大きさと形状に
合わせて、一部がたるむことなく、締め付けることがで
きる。
【0063】尚、上述の実施例の他に、補助的に、他の
締め付けベルトを併用してもよい。
【0064】また、更に、必ずしもたすきプレート21
を用いて、2本の締め付けベルトをたすき掛け状に収束
させる必要はなく、例えば、図12に示すように、一組
の紐状の締め付けベルト35、36の中間を摘んで絞り
金具37に挿通し、絞り金具37で、締め付けベルト3
5、36を絞り込み、たすき掛け状態に収束させてもよ
い。図12において、絞り金具37の下方から引き出さ
れる4本の締め付けベルトa、b、c、dの内、2本の
端a、bを、装着具50の上方側の取付環55a、55
cに取り付け、残る2本c、dの端を、後足33、33
の内側から装着具50の下方側の取付環55b、55d
に取り付ける。このとき、締め付けベルト35、36の
両端と絞り金具37から引き出される4本a、b、c、
dの組み合わせは、任意のものでよい。
【0065】絞り金具37には、締め付けベルト35、
36を挿通させる貫通孔37a内に進退自在で、貫通孔
37aの方向に付勢された絞り摘み37bが取り付けら
れている。絞り摘み37bを押圧している間は、2本の
締め付けベルト35、36が、貫通孔37a内で挿通自
在となり、締め付けベルト35、36全体の長さを調整
することができる。締め付けベルト35、36によっ
て、動物30の胴体31を締め付けた状態で、絞り摘み
37bの押圧を解けば、その締め付け状態、すなわち、
装着具50の当接状態が保持される。つまり、本実施の
形態における絞り金具37は、締め付けベルト35、3
6を、たすき掛け状に収束させるとともに、その長さを
調整する締結具としても作用する。
【0066】この実施の形態では、絞り金具37から引
き出される4本a、b、c、dを、毛止めプレート51
の4カ所の挿通孔に挿通させ、締め付けベルト35、3
6に付着した体毛が、締め付けベルト35、36の長さ
調整の際に、引っ張られないようにしている。しかしな
がら、この毛止めプレート51は、本発明に係る糞取り
具に必ずしも必要なものではない。
【0067】尚、図中52は、締め付けベルト35、3
6の中間を摘んだ部分に取り付けられるストッパーで、
締め付けベルト35、36の長さを調整する際に、その
中間が、貫通孔37aから抜け出ないようにするもので
ある。
【0068】また、上述の実施の形態においては、袋体
3の袋口11に弾性リング12を収容したが、これらを
別体としてもよく、弾性リング12を装着具2の一部に
連結させておいてもよい。
【0069】更に、袋体3の袋口11を、装着具2の後
方開口部7を被包するように装着具に装着できるもので
あれば、その装着方法は、上記実施の形態に限らない。
【0070】例えば、装着具自体を、筒状の内径が伸縮
自在となるように構成し、内径を収縮させた状態で、袋
体3の袋口11を被せ、剛体のリングで、袋口11を装
着具との間で挟み込んで、装着してもよい。
【0071】また、装着具に係止部を設けるとともに、
袋体の袋口にこの係止部に係止するフックを設け、装着
具の後方開口部を包み込んだ状態で、袋体3のフックを
係止部に係止し、袋体を装着してもよい。
【0072】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の糞取り
具は、動物の肛門周囲に、直接、筒状の装着具を当接
し、装着具に着脱自在の袋体の中に動物の排泄物を収容
することを特徴とするものである。
【0073】従って、脱落することなく、動物の尻部に
装着されて糞を自動的に収容するため、面倒で手が汚れ
る処理を行う必要がなく、使用上便利となる。
【0074】特に、装着具を動物の尻部に当接させるた
めの締め付けベルトを、動物の胴体でたすき掛け状に収
束させるため、締め付けベルトがずれることがなく、装
着具の当接を安定させて保持することができる。
【0075】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る糞取り具1の主要な
構成を示す斜視図である。
【図2】装着具2を、動物30側から見た正面図であ
る。
【図3】装着具2の側面図である。
【図4】装着具2の背面図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】袋体3を示し、(a)は、正面図、(b)は、
縦断面図である。
【図7】動物(犬)30への糞取り具1の装着状態を、
側方からみた斜視図である。
【図8】動物(犬)30への糞取り具1の装着状態を、
後方からみた斜視図である。
【図9】動物30への糞取り具1の装着状態を示す要部
断面図である。
【図10】他の実施形態に係る糞取り具の主要な構成を
示す斜視図である。
【図11】更に、他の実施形態に係る糞取り具の主要な
構成を示す斜視図である。
【図12】更に、他の実施形態に係る糞取り具の絞り金
具37によって、締め付けベルト35、36を結束する
状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 糞取り具 2 装着具 3 袋体 4、5 締め付けベルト 4a、4b、締め付けベルト4の端部 5a、5b 締め付けベルト5の端部 6 前方開口部 7 後方開口部 10 ストッパー部(掛止フランジ) 11 袋口 12 弾性リング 13 切り欠き部 21 たすきプレート 22 23 24 25 挿通孔 30 動物 31 胴体 32 尻部 33 後足

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状に形成され、前方開口部(6)周縁
    が、動物(30)の尻部(32)の肛門周囲に当接され
    る装着具(2)と、 装着具(2)に着脱自在に装着され、装着具(2)の後
    方開口部(7)を被包する袋体(3)と、 装着具(2)に両端部(4a、4b、5a、5b)が連
    結され、動物(30)の後足(33)から胴体(31)
    にかけて巻き付けられる複数本の締め付けベルト(4、
    5)とを備え、 複数本の締め付けベルト(4、5)を、動物(30)の
    胴体(31)部分でたすき掛け状に収束させることによ
    り、装着具(2)を動物(30)の尻部(32)へ当接
    した状態で保持することを特徴とする糞取り具。
  2. 【請求項2】 動物(30)の背中に当てられるたすき
    プレート(21)を備え、たすきプレート(21)に
    は、複数本の締め付けベルト(4、5)のそれぞれを挿
    通させ、この挿通によって複数本の締め付けベルト
    (4、5)をたすき掛け状に収束させる挿通孔(22、
    23、24、25)を穿設したことを特徴とする請求項
    1記載の糞取り具。
  3. 【請求項3】 筒状に形成され、前方開口部(6)周縁
    が、動物(30)の尻部(32)の肛門周囲に当接され
    る装着具(2)と、 装着具(2)に着脱自在に装着され、装着具(2)の後
    方開口部(7)を被包する袋体(3)と、 装着具(2)に連結され、動物(30)の胴体(31)
    部分に巻き付けられることによって、装着具(2)を動
    物(30)の尻部(32)へ当接した状態で保持する締
    め付けベルト(4、5)とを備え、 装着具(2)に、筒状の周囲から外方に向けてストッパ
    ー部(10)が突設され、 袋体(3)は、ストッパー部(10)より前方の装着具
    (2)の周囲で、袋口(11)が弾性リング(12)に
    よって締め付けられ、装着具(2)に装着されることを
    特徴とする糞取り具。
  4. 【請求項4】 装着具(2)に、弾性リング(12)の
    締め付け部分と交差するように切り欠き部(13)を形
    成したことを特徴とする請求項3記載の糞取り具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006343196A (ja) * 2005-06-08 2006-12-21 Hioki Ee Corp 磁界センサ
JP2007275061A (ja) * 2006-04-04 2007-10-25 Apple Ju Studio Inc 環境を損なわない動物の排泄物収集器
JP2009011281A (ja) * 2007-07-09 2009-01-22 Marubishi Baioenji:Kk 犬用排泄物回収具

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