JPH11270635A - 動力伝達装置 - Google Patents

動力伝達装置

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JPH11270635A
JPH11270635A JP9666498A JP9666498A JPH11270635A JP H11270635 A JPH11270635 A JP H11270635A JP 9666498 A JP9666498 A JP 9666498A JP 9666498 A JP9666498 A JP 9666498A JP H11270635 A JPH11270635 A JP H11270635A
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JP
Japan
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gear
stage
shaft
idler
gears
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JP9666498A
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Toshio Baba
利夫 馬場
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ギアのリサイクルが容易にできる
動力伝達装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 動力伝達装置9は、アイドラギア29の
アイドラ第一ギア部49と、出力側ギア27と入力側ギ
ア31の各第二ギア部45、55とを噛合わせて構成さ
れている。噛合うギア部が摩耗劣化したときには、これ
ら各ギアには、未使用のギア部があることにより、反転
して組み立てることができる。これによって、新品の二
段ギアと交換しなくてもよくなり、二段ギアのリサイク
ルが容易にできる。また、逐一新品のギアと交換しなく
ても良いので、組み立て効率が優れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動力を伝達する動
力伝達装置に関し、特に、複数のギア列から構成されて
いる動力伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えばモータ等の動力を伝達す
るギアを有する装置においては、長い間使用していると
ギアの歯やギアの内径が摩耗劣化してしまう。このよう
なギアを備えた装置をリサイクルして再び組み立てると
きは、初期品質及び長時間の使用を可能にするために、
これらのギアを全て新品のギアと交換していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、装置をリサイ
クルする度に、逐一ギアを全て交換していたのでは、組
み立て効率が十分でない。また、ギアを新品のギアに代
えるため、新品のギアを別途製造しなければならず、リ
サイクルに手間がかかるという問題点がある。
【0004】そこで、本発明は、ギアのリサイクルが容
易にできる動力伝達装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、動力を伝達する第一ギア部とこの第一ギア部よりも
直径が小さく、且つ第一ギア部と一体になっている第二
ギア部とを有し、第一ギア部と第二ギア部とのギア比が
同一である複数の二段ギアと、各二段ギアを枢支するギ
ア軸とを備え、各二段ギアは、一方の第一ギア部と他方
の第二ギア部とが噛合し、これら二段ギアは全て反転可
能に設けられ、且つ少なくとも一つの二段ギアのギア軸
は移動可能であり、反転させて取り付けたとき、一方の
第二ギア部と他方の第一ギア部を噛合わせることを特徴
とする。
【0006】この請求項1に記載の発明では、動力伝達
装置は、ギア軸に枢支された一方の二段ギアの第一ギア
部と、他方の二段ギアの第二ギア部とを噛合わせて構成
されている。噛合うギア部が摩耗劣化したときには、こ
れら二段ギアには、未使用のギア部があることにより、
反転して組み立てることができる。これによって、新品
の二段ギアと交換しなくてもよくなり、二段ギアのリサ
イクルが容易にできる。また、逐一新品のギアと交換し
なくても良いので、組み立て効率が優れている。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記ギア軸は、前記二段ギアが挿通さ
れる部分のうち、前記二段ギアの一段分の高さの範囲内
において、軸径が小さくなっていることを特徴とする。
【0008】この請求項2に記載の発明では、ギア軸
は、二段ギア内に挿通されている部分の一部の軸径が小
さくなっており、軸径が小さい部分には、二段ギアの内
径が接していないので、この部分の二段ギアの内径は摩
耗劣化しない。また、摩耗劣化しない部分があるので、
二段ギアを反転することにより、二段ギアのリサイクル
が容易にできる。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、前記二段ギアの側面には、この
前記二段ギアの挿入方向を判別する判別表示を付してい
ることを特徴とする。
【0010】この請求項3に記載の発明では、二段ギア
には、挿入方向を判別する判別表示を付していることに
より、組み立て時に、この二段ギアの組み立て方向が容
易に判別できるので、組み立て効率が更に向上する。ま
た、組み立て時にリサイクル前の二段ギアか、リサイク
ル後の二段ギアかが容易に判別できる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、図を参照しながら本発明の
第一実施例の説明をする。図1は、本発明を適用した複
写機における搬送部1を示す図である。搬送部1は、給
紙装置から給送された用紙を感光体ドラムに搬送するも
のであり、駆動部3と、ローラ軸17、21と、駆動伝
達装置9とがハウジング2に覆われて構成されている。
【0012】駆動部3のメインチェーン11から伝達さ
れた動力は、主搬送駆動ギア13と従搬送駆動ギア15
とに伝達し、この伝達された動力はローラ駆動ギア19
を介して、ローラ5を軸支するローラ軸17を回転させ
る。この回転は、ローラ軸17の一端に取り付けられて
いる伝達ギア23により、動力伝達装置9を介して、ロ
ーラ駆動ギア25に伝達し、ローラ7を軸支するローラ
軸21は図中矢印方向に回転する。
【0013】図2に示すように、動力伝達装置9は、出
力側ギア(二段ギア)27と、アイドラギア(二段ギ
ア)29と、入力側ギア(二段ギア)31で構成されて
おり、ハウジング2の側板2aに取り付けられている。
【0014】側板2aには、出力側ギア軸33と入力側
ギア軸35とが個設されており、出力側ギア軸33と入
力側ギア軸35の間には、第一ねじ溝37と第二ねじ溝
41(図3参照)が形成されている。
【0015】出力側ギア軸33は、後述する出力側ギア
27を枢支するものであり、段付き形状をなしている。
即ち、出力側ギア軸33の軸径は、側板2aから出力側
ギア27挿入方向の端面までが出力側ギア27の内径よ
りも長く、この端面からもう一方の端面までの軸径は、
出力側ギア27を挿通できる程度である。また、入力側
ギア軸35は、後述する入力側ギア31を枢支するもの
であり、その構成は出力側ギア軸33と同一であるの
で、その説明は省略する。
【0016】第一ねじ溝37は、出力側ギア軸27と入
力側ギア軸31との間に形成されており、後述するアイ
ドラギア29のアイドラ軸39をねじ止めするために形
成されている。また、第二ねじ溝41は、第一ねじ溝3
7の近傍に形成されている。
【0017】出力側ギア27は、伝達ギア23の回転駆
動を、アイドラギア29に伝達するものであり、出力側
ギア軸33に枢支されている。出力側ギア27は、出力
側第一ギア部(第一ギア部)43と、出力第一ギア43
部より直径が小さい出力側第二ギア部(第二ギア部)4
5とを一体化して構成されている。これら出力側第一ギ
ア部43と出力側第二ギア部45の歯数比(ギア比)
は、同一であり、出力側第二ギア部45には、伝達ギア
23と後述するアイドラ第一ギア部49が噛合ってい
る。即ち、出力側ギア27の場合、この時点において、
出力側第一ギア部43は未使用のギア部であり、出力側
ギア27を図2の状態から反転して取り付けたとき(こ
れについては、後述する。)において、使用するギア部
となるのである。また、この出力側ギア27は、出力側
ギア軸33にE型止め輪によって抜け止めされている。
なお、後述するアイドラギア29と入力側ギア31も同
様にE型止め輪によって抜け止めされている。
【0018】アイドラギア29は、出力側ギア27の回
転駆動を、入力側ギア31に伝達するものであり、アイ
ドラ軸39に枢支されている。アイドラ軸39は、側板
2aに形成された第一ねじ溝37にねじ47を嵌めて固
定されている。このアイドラギア29は、上述した出力
側ギア27と同様に、アイドラ第一ギア部49とアイド
ラ第二ギア部51で構成され、これらのギア比は、出力
側ギア27と同一である。アイドラ第一ギア部49の歯
幅H1は、出力側ギア軸33の側板2aから出力側ギア
27挿入方向の端面までの長さH2よりも薄くなってい
る。アイドラ第一ギア部49は、出力側第二ギア部45
と、後述する入力側第二ギア部55と噛合っている。即
ち、アイドラギア29の場合は、この時点において、ア
イドラ第二ギア部51が未使用のギア部である。即ち、
アイドラ第二ギア部51と、出力側第一ギア部43と、
後述する入力側第一ギア部53には、摩耗劣化は生じな
い。
【0019】入力側ギア31は、アイドラギア29の回
転駆動を、ローラ駆動ギア25に伝達するものであり、
入力側ギア軸35に軸支されている。入力側ギア軸35
の構成は、上述した出力側ギア軸33と同一なのでその
説明は省略する。また、入力側ギア31も、出力側ギア
27と同様に入力第一ギア部53と入力側第二ギア部5
5で構成され、これらのギア比は、出力側ギア27と同
一である。即ち、上述したように、これら三つのギア
は、それぞれのギア比が同一であり、反転前後におい
て、その出力に変化は生じない。入力側第二ギア部55
は、アイドラ第一ギア部49とローラ駆動ギア25と噛
合っている。なお、上述した各ギアや各ギア軸の材質に
ついては、特に限定しないが、各ギアには、例えば、ポ
リアセタールの成形品を、各ギア軸には、例えば、ステ
ンレス材を使用するのが好ましい。
【0020】また、図4に示すように、上述した各ギア
27、29、31は、それぞれのギア軸から外して、反
転させて再びそれぞれのギア軸に取り付けられるように
なっている。このとき、出力側ギア27と入力側ギア3
1を取り付ける位置は変わらず、アイドラギア29を取
り付ける位置が変わる。図3は、この状態を概略的に示
した図であり、実線で示しているのは、各第一ギア部4
3、49、53であり、破線は、各第二ギア部45、5
1、55である。また、一点鎖線で示しているのは、ア
イドラギア29を反転して取り付けたとき、アイドラギ
ア29が移動する位置であり、このときアイドラギア2
9は、第二ねじ溝41からねじ47を締めることによっ
て固定される。この図から明らかなように、各ギアを反
転する前は、アイドラ第一ギア部49が出力側第二ギア
部45と入力側第二ギア部55と噛合っている。反転し
た後は、アイドラ第二ギア部51に出力側第一ギア部4
3と入力側第一ギア部53が噛合う。このとき、アイド
ラ第二ギア部51が、出力側第一ギア部43と入力側第
一ギア部53と噛合うように、アイドラ軸39を図中一
点鎖線の方向に移動する。即ち、この位置に、上述した
第二ねじ溝41が形成されているのである。
【0021】また、図5に示すように、各第一ギア4
3、49、53の挿入方向と反対側の側面には、「」
のマーク(判別表示)57が付されている。一方、挿入
側の側面には、図示してないが「」のマーク57が付
されている。これらマーク57は、組み立て時の挿入方
向を付したものであり、本実施例において各二段ギア2
7、29、31は、「」のマーク57が付されている
側を上にして組み立てられる。また、マーク57によ
り、リサイクル前のギアか、リサイクル後のギアかを判
別できるようになっている。詳しくは、この状態におい
ては、「」のマーク57が見えているので、リサイク
ル前のギアであると判別し、反転後においては、「」
のマーク57が見えるので、リサイクル後のギアである
と判別する。
【0022】次に、上述した構成に基づいて第一実施例
の作用を説明する。先ず、図2に示すように、側板2a
の第一ねじ溝37にアイドラ軸39を当て、ねじ47に
よりアイドラ軸39を固定する。このアイドラ軸39に
アイドラギア29を挿入するが、このとき、アイドラ第
一ギア49の「」のマーク57が付されている側を上
にして、アイドラギア29を挿入する。また、出力側ギ
ア27と入力側ギア29をそれぞれのギア軸に、上述し
たアイドラギア29を挿入したときと同様にして挿入す
る。
【0023】上述した手順で組み立てられた動力伝達装
置9を有する複写機における搬送部1の動作を説明す
る。図1に示すように、搬送部1に配置されている駆動
部3のメインチェーン11の回転により、主搬送駆動ギ
ア13が図中矢印の方向に回転する。主搬送ギア13の
回転に伴い、主搬送駆動ギア13と噛合っている従搬送
駆動ギア15が、主搬送駆動ギア13と同方向に回転
し、ローラ駆動ギア19を回転させ、ローラ軸17が矢
印方向に回転する。ローラ軸17の回転は、伝達ギア2
3を介して駆動伝達装置9に伝達される。
【0024】図5に示すように、伝達ギア23の回転を
受けた出力側ギア27は、矢印a方向に回転し、矢印b
方向に回転するアイドラギア29を介して、入力側ギア
31が矢印c方向に回転する。こうして、伝達ギア23
の回転は、駆動伝達装置9を介してローラ駆動ギア25
に伝達し、ローラ軸21は図1の矢印方向に回転する。
このようにして、ローラ5、7は回転し、給紙装置から
給紙された用紙を感光体ドラムに搬送するのである。
【0025】動力伝達装置9は、上述のように伝達ギア
23と第二ローラ駆動ギア19の間に介在し動力を伝達
するが、長時間使用していると噛合っている各ギア部が
摩耗劣化する。図4に示すように、各ギア部が摩耗劣化
したときは、各ギア27、29、31を反転させて、再
び取り付ける。このとき、アイドラギア軸39は、第二
ねじ溝41の位置にねじ止めされている。このように各
ギア27、29、31を反転させると、図中斜線で示す
摩耗劣化部分の噛合いがなくなり、未使用のギア部同士
の組み合わせのみとなるのである。こうして再び、駆動
伝達装置9は伝達ギア23からの回転動力を、第二ロー
ラ駆動ギア25に伝達する。
【0026】この第一実施例では、動力伝達装置9の各
ギア27、29、31の噛合う各ギア部が摩耗劣化した
ときには、反転して組み立てることにより、未使用のギ
ア部同士を噛み合わせられるので、新品のギアと交換し
なくてもよくなる。また、逐一新品のギアと交換しなく
ても良いので、組み立て効率が優れ、ギアのリサイクル
が容易にできる。更に、新品のギアとの交換が少ないの
で、廃棄ギアも少なくなる。また、各ギア27、29、
31の側面には、マーク57を付していることにより、
これらギアの組み縦方向が容易に判別できる。また、各
ギアのリサイクル状態が判別できるので、組み立て効率
がより向上する。
【0027】次に、第二実施例を説明するが、その説明
にあたり、前述の部材及び部位と同一の機能を有する部
分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0028】図6は第二実施例に係る動力伝達装置9を
示しており、各ギア軸33、35、39の一部分の径を
小さくした点のみが第一実施例と相違している。詳しく
は、出力側ギア軸33と入力側ギア軸35は、その先端
から、各第一ギア部43、53を超える程度の長さま
で、径が小さくなっている小径部33a、35aを有し
ている。一方、アイドラギア軸39は、その基端側に径
の小さい小径部39aが形成されている。この小径部3
9aは、アイドラ第二ギア部51の軸方向において、略
半分の長さまで形成されている。
【0029】上述した構成の動力伝達装置9を長時間使
用すると、各ギア27、29、31の内径の図中斜線で
示す部分が摩耗劣化する。各ギア27、29、31の内
径が摩耗劣化すると、ずれやガタつきが生じて伝達ギア
23からの動力を十分に伝達できない。そこで、各ギア
27、29、31の内径が摩耗劣化したときは、第一実
施例と同様に反転して組み立てる。図7に示すように、
各ギア27、29、31を反転して組み立てると、各ギ
アの内径には、各ギア軸と各ギアの内径が嵌合する嵌合
部A〜Cが形成される。この嵌合部A〜Cは、摩耗劣化
していない部分なので、伝達ギア23からの回転動力を
十分に伝達する。
【0030】この第二実施例では、各ギア軸33、3
5、39は、小径部33a,35a39aを有してお
り、この各小径部33a,35a39aには、各ギア2
7、29、31の内径が接していないので、この部分の
摩耗劣化を防止する。また、各ギア27、29、31の
内径には、摩耗劣化しない部分があるので、各ギア2
7、29、31は、反転することにより、容易にリサイ
クル可能となる。
【0031】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更
が可能である。例えば、本実施例では、出力側ギア2
7、アイドラギア29、入力側ギア31の三つのギアを
使用したが、これらギアの数は例えば、二つ、四つでも
よい。
【0032】また、本実施例では、判別表示として、
「」を付したが、例えば、A、B等の文字でもよい
し、組み立て順に連番の番号や文字を付してもよい。更
に、「」のマーク57の代わりに入力側ギア31から
出力側ギア27にA、B、Cの文字を刻印し、その裏面
には、a、b、cの文字を刻印するようにしてもよい。
【0033】更に、各小径部33a、35a,39aの
長さは、それぞれのギア軸の長さの略半分にしてもよ
い。更に、アイドラギア29の移動、固定は側板2aに
各ねじ溝37、39を形成し、アイドラギア軸39をね
じ止めしているが、側板2a上に別部材に個設したギア
軸をスライドさせて固定しても良い。また、各ギア2
7、29、31のいずれかのギア軸を、例えば、モー
タ、クラッチ等の回転軸にしても良い。但し、この時
は、ギア軸の形状をD型にし、ギアの内径もD型にして
勘合させる構成にするのが好ましい。
【0034】更に、本発明は、複写機の搬送部1に適用
したが、これに限らず、ギアを使用する装置、機械、機
器であれば適用可能であり、その作用効果は同一であ
る。
【0035】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、動力伝達装
置は、ギア軸に軸支された複数の二段ギアの第一ギアと
第二ギアとを互い違いに噛合わせる構成により、反転し
て組み立てることができ、二段ギアのリサイクルが容易
にできる。また、組み立て効率が優れている。
【0036】請求項2に記載の発明では、ギア軸は、二
段ギア内に挿通されている部分の一部の軸径が小さくな
っている構成により、この部分の摩耗劣化を防止し、二
段ギアのリサイクルが容易にできる。
【0037】請求項3に記載の発明では、二段ギアに
は、挿入方向を判別する判別表示を付していることによ
り、二段ギアの組み立て方向が容易に判別でき、組み立
て効率が更に向上する。また、組み立て時にリサイクル
前の二段ギアか、リサイクル後の二段ギアかが容易に判
別できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した複写機の搬送部を示す斜視図
である。
【図2】図1に係る動力伝達装置を示す断面図である。
【図3】図1に係る各ギアの噛み合わせの様子と、アイ
ドラギアを移動したときの位置及び噛み合わせの様子を
示した概略断面図である。
【図4】図1に係る各ギアを反転したときの動力伝達装
置を示す断面図である。
【図5】図1に係る動力伝達装置にマークを付した様子
を示す斜視図である。
【図6】第二実施例に係る動力伝達装置を示す断面図で
ある。
【図7】図6に係る各ギアを反転したときの動力伝達装
置を示す断面図である。
【符号の説明】
9 動力伝達装置 27 出力側ギア(二段ギア) 29 アイドラギア(二段ギア) 31 入力側ギア(二段ギア) 33 出力側ギア軸(ギア軸) 35 入力側ギア軸(ギア軸) 39 アイドラ軸(ギア軸) 43 出力側第一ギア部(第一ギア部) 45 出力側第二ギア部(第二ギア部) 49 アイドラ第一ギア部(第一ギア部) 51 アイドラ第二ギア部(第二ギア部) 53 入力第一ギア部(第一ギア部) 55 入力第二ギア部(第二ギア部) 57 マーク(判別表示)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動力を伝達する第一ギア部とこの第一ギ
    ア部よりも直径が小さく、且つ第一ギア部と一体になっ
    ている第二ギア部とを有し、第一ギア部と第二ギア部と
    のギア比が同一である複数の二段ギアと、各二段ギアを
    枢支するギア軸とを備え、 各二段ギアは、一方の第一ギア部と他方の第二ギア部と
    が噛合し、これら二段ギアは全て反転可能に設けられ、
    且つ少なくとも一つの二段ギアのギア軸は移動可能であ
    り、反転させて取り付けたとき、一方の第二ギア部と他
    方の第一ギア部を噛合わせることを特徴とする動力伝達
    装置。
  2. 【請求項2】 前記ギア軸は、前記二段ギアが挿通され
    る部分のうち、前記二段ギアの一段分の高さの範囲内に
    おいて、軸径が小さくなっていることを特徴とする請求
    項1に記載の動力伝達装置。
  3. 【請求項3】 前記二段ギアの側面には、この前記二段
    ギアの挿入方向を判別する判別表示を付していることを
    特徴とする請求項1又は2に記載の動力伝達装置。
JP9666498A 1998-03-25 1998-03-25 動力伝達装置 Pending JPH11270635A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2885198A1 (fr) * 2005-04-29 2006-11-03 Valeo Systemes Dessuyage Roue dentee

Cited By (2)

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FR2885198A1 (fr) * 2005-04-29 2006-11-03 Valeo Systemes Dessuyage Roue dentee
WO2006117084A1 (fr) * 2005-04-29 2006-11-09 Valeo Systemes D'essuyage Roue dentee

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