JPH11266304A - 呼種別トラヒック制御方式 - Google Patents

呼種別トラヒック制御方式

Info

Publication number
JPH11266304A
JPH11266304A JP10066773A JP6677398A JPH11266304A JP H11266304 A JPH11266304 A JP H11266304A JP 10066773 A JP10066773 A JP 10066773A JP 6677398 A JP6677398 A JP 6677398A JP H11266304 A JPH11266304 A JP H11266304A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
call
traffic
call type
processing
processing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10066773A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Yamaguchi
範夫 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP10066773A priority Critical patent/JPH11266304A/ja
Publication of JPH11266304A publication Critical patent/JPH11266304A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Monitoring And Testing Of Exchanges (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 交換網における呼種別トラヒック制御方式に
関し、トラヒックが急変する呼種の、交換網全体のサー
ビス性に及ぼす影響を、極力削減することを目的とす
る。 【解決手段】 トラヒックが急変する呼種を含む複数の
呼種を処理する交換機100において、呼種別規制レベ
ル登録手段111(請求項1)または呼種別実行優先度
登録手段121(請求項2)を設け、また呼を処理する
処理装置211の他に、トラヒックが急変する呼種を専
用に処理するトラヒック急変呼種用処理装置212を設
け(請求項3乃至7)、更に複数の処理装置131に呼
種別処理を分担させると共に、各処理装置131の負荷
を均等化も図る(請求項8)ことにより、トラヒックが
急変する呼種による他の呼種に対する処理への悪影響を
防止可能とする様に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は交換網における呼種
別トラヒック制御方式に関し、特に、トラヒックが急変
する呼種を含む複数の呼種を処理する交換網における呼
種別トラヒック制御方式に関する。
【0002】近年、移動通信の需要が飛躍的に増大する
に伴い、携帯電話等を所有する大勢の人が特定地域、例
えばイベント会場等に集中すると、同地域に生起する呼
が飛躍的に増大する結果となり、かかる地域集中型のト
ラヒックへの対策が、強く要望されている。
【0003】
【従来の技術】図9は従来ある交換網を例示する図であ
る。図9において、1は各利用者が携帯する携帯電話
機、PHS電話機等の移動機(PS)、2は各移動機
(PS)1にそれぞれ固有の通信圏を与えて交換網に収
容可能とする公衆用基地局(CS)、3は各移動機(P
S)1を公衆用基地局(CS)2を介して収容する移動
体交換機(PSW)、4は固定加入者を収容し、移動体
交換機(PSW)3と交換接続可能なISDN交換機
(ISW)、5は、当該交換網全般を管理すると共に、
例えば各移動機(PS)1の現存位置を集中登録する
等、当該交換網に収容される各加入者に対して各種サー
ビスを提供する網管理センタ(NSP)、6は交換網内
の各移動体交換機(PSW)3、ISDN交換機(IS
W)4および網管理センタ(NSP)5間で授受される
各種制御情報を転送する共通線信号網(CSN)であ
る。
【0004】移動体交換機(PSW)3は、公衆用基地
局(CS)2を介して収容される各移動機(PS)1に
対する通信路を設定する通話路装置(PNE)31と、
同移動機(PS)1に対する発着信呼を処理する処理装
置(PCP)32とを具備している。
【0005】また各移動機(PS)1が、各公衆用基地
局(CS)2の提供する通信圏の間を移動した場合に
は、公衆用基地局(CS)2を介して移動体交換機(P
SW)3に位置登録要求を送信し、移動体交換機(PS
W)3内の処理装置(PCP)32は、収容移動機(P
S)1からの位置登録要求を受信すると、ISDN交換
機(ISW)4および共通線信号網(CSN)6を介し
て網管理センタ(NSP)5に、移動機(PS)1の位
置登録要求を伝達し、網管理センタ(NSP)5に登録
済の位置情報を更新する。
【0006】かかる交換網において、多数の移動機(P
S)1が特定地域〔例えばイベント会場等〕に集中する
と、同地域を通信圏とする公衆用基地局(CS)2を収
容する移動体交換機(PSW)3においては、集中した
多数の移動機(PS)1からの位置登録要求を一斉に受
付けることとなり、処理装置(PCP)32に加わるト
ラヒックが急激に増大し、輻輳状態に陥る。
【0007】移動体交換機(PSW)3は、処理装置
(PCP)32のトラヒック〔使用率(U)〕を監視し
ており、処理装置(PCP)32の使用率(U)が予め
定められた値〔以後規制開始情報(RS)と称する〕に
達すると、当該移動体交換機(PSW)3が輻輳状態に
陥ったと判定し、以後総ての呼処理を規制する。
【0008】その結果、移動機(PS)1から発生する
位置登録要求のみならず、移動機(PS)1に対する発
着信呼の設定要求も、通話中の移動機(PS)1からの
呼解放要求も受付けられぬこととなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上の説明から明らか
な如く、従来ある交換網においては、例えば移動機(P
S)1が特定地域に集中する等の原因により、トラヒッ
クが急激に増大すると、トラヒック急増の原因となる呼
種〔前例では移動機(PS)1の位置登録〕のみなら
ず、その他の呼種〔前例では移動機(PS)1に対する
解放呼、着信呼、発信呼等〕も総て規制されることとな
り、当該交換網のサービス性に甚大な影響を及ぼす恐れ
があった。
【0010】特に移動体通信特有の問題として、処理装
置(PCP)32に加わる信号処理の内、位置登録信号
処理の占める割合が、その他〔例えば解放、発呼、着呼
等〕の信号処理に比して数倍程度になっており、位置登
録信号処理が処理装置(PCP)32の使用率(U)に
大きな影響を与えている。
【0011】本発明は、トラヒックが急変する呼種の、
交換網全体のサービス性に及ぼす影響を、極力削減する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
ある。図1において、100は本発明の対象とする交換
機、200は本発明の対象とする交換網、131は交換
機100に設けられた処理装置、211は交換網200
に設けられた処理装置である。
【0013】交換機100および交換網200は、トラ
ヒックが急変する呼種を含む複数の呼種を処理する。1
11は、本発明(請求項1)により交換機100に設け
られた呼種別規制レベル登録手段である。
【0014】112は、本発明(請求項1)により交換
機100に設けられたトラヒック監視手段である。11
3は、本発明(請求項1)により交換機100に設けら
れた呼種別規制手段である。
【0015】121は、本発明(請求項2)により交換
機100に設けられた呼種別実行優先度登録手段であ
る。122は、本発明(請求項2)により交換機100
に設けられた呼種別実行手段である。
【0016】212は、本発明(請求項3乃至7)によ
り交換網200に設けられたトラヒック急変呼種用処理
装置である。213は、本発明(請求項3乃至7)によ
り交換網200に設けられた呼分配手段である。
【0017】132は、本発明(請求項8)により交換
機100に設けられた呼種別トラヒック監視手段であ
る。133は、本発明(請求項8)により交換機100
に設けられた処理装置別トラヒック分配手段である。
【0018】呼種別規制レベル登録手段111は、輻輳
発生時に輻輳緩和の為に呼の発生を規制する規制レベル
を、呼種毎に独立に登録する。トラヒック監視手段11
2は、交換機100に加わるトラヒックを監視する。
【0019】呼種別規制手段113は、呼種別規制レベ
ル登録手段111に登録済の呼種毎の規制レベルと、ト
ラヒック監視手段112が監視中のトラヒック現状とを
比較すると共に、交換機100に加わる呼種を識別し、
トラヒック現状が規制レベルに達している呼種を規制す
る。〔以上、本発明(請求項1)関連〕呼種別実行優先
度登録手段121は、呼処理の実行優先度を、呼種毎に
独立に登録する。
【0020】呼種別実行手段122は、交換機100に
生起する呼の種類を識別し、呼種別実行優先度登録手段
121に、識別した呼種に対応して登録済の実行優先度
を付与して呼処理を実行する。〔以上、本発明(請求項
2)関連〕トラヒック急変呼種用処理装置212は、ト
ラヒックが急変する呼種に含まれる生起呼を専用に処理
する。
【0021】呼分配手段213は、交換網200に生起
した呼の種類を分析し、トラヒックが急変する呼種に含
まれる生起呼はトラヒック急変呼種用処理装置212に
配送し、トラヒックが急変する呼種に含まれぬ生起呼は
処理装置211に配送する。〔以上、本発明(請求項
3)関連〕 なお呼分配手段213は、処理装置211およびトラヒ
ック急変呼種用処理装置212の何れかに内蔵させるこ
とが考慮される。〔本発明(請求項4)関連〕 またトラヒック急変呼種用処理装置212は、一台の処
理装置211に対応して一台設けることが考慮される。
〔本発明(請求項5)関連〕 またトラヒック急変呼種用処理装置212は、一台の処
理装置211に対応して複数台設けることが考慮され
る。〔本発明(請求項6)関連〕 またトラヒック急変呼種用処理装置212は、複数台の
前記処理装置211に対応して共通に一台設けることが
考慮される。〔本発明(請求項7)関連〕 呼種別トラヒック監視手段132は、交換機100に加
わるトラヒックを呼種毎に監視する。
【0022】処理装置別トラヒック分配手段133は、
各処理装置131に加わるトラヒックを監視し、各処理
装置131に加わるトラヒックが均等化する如く、呼種
のトラヒックを処理する処理装置131の数を制御す
る。〔以上、本発明(請求項8)関連〕 従って、本発明(請求項1)によれば、トラヒックが急
変する呼種に対応する規制レベルを、他の呼種より低レ
ベルに登録することにより、トラヒックが急変する呼種
による他の呼種に対する処理への悪影響を防止可能とな
り、また本発明(請求項2)によれば、トラヒックが急
変する呼種に対応する実行優先度を、他の呼種より低優
先度に登録することにより、トラヒックが急変する呼種
による他の呼種に対する処理への悪影響を防止可能とな
り、また本発明(請求項3乃至7)によれば、トラヒッ
クが急変する呼種が専用のトラヒック急変呼種用処理装
置により処理される為、処理装置による他の呼種に対す
る処理への悪影響を防止可能となり、更に本発明(請求
項8)によれば、マルチプロセッサ形式の処理装置が各
呼種を各プロセッサに分担処理させることにより、トラ
ヒックが急変する呼種が他の呼種に対する処理への悪影
響を防止可能となると共に、各プロセッサの負荷を均等
化することも可能となり、当該交換網の信頼性およびサ
ービス性が大幅に向上する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
より説明する。図2は本発明(請求項1)の実施形態に
よる交換網を示す図であり、図3は本発明(請求項2)
の実施形態による交換網を示す図であり、図4は本発明
(請求項3、5)の実施形態による交換網を示す図であ
り、図5は本発明(請求項3、4、6)の実施形態(そ
の一)による交換網を示す図であり、図6は本発明(請
求項3、4、6)の実施形態(その二)による交換網を
示す図であり、図7は本発明(請求項3、4、7)の実
施形態による交換網を示す図であり、図8は本発明(請
求項8)の実施形態による交換網を示す図である。な
お、全図を通じて同一符号は同一対象物を示す。
【0024】最初に、本発明(請求項1)の実施形態
を、図2を用いて説明する。図2に示される交換網は、
図9に示される従来ある交換網と同様に、移動機(P
S)1、公衆用基地局(CS)2、移動体交換機(PS
W)3、ISDN交換機(ISW)4、網管理センタ
(NSP)5および共通線信号網(CSN)6から構成
されているが、図2に示される移動体交換機(PSW)
3内の処理装置(PCP)32には、図1(a) における
呼種別規制レベル登録手段111として規制開始情報管
理テーブル321が設けられ、また図1(a) におけるト
ラヒック監視手段112として使用率監視部323が設
けられ、また図1(a) における呼種別規制手段113と
して呼種別分析部322および規制制御部324が設け
られている。
【0025】規制開始情報管理テーブル321には、当
該移動体交換機(PSW)3に加わる呼種(CLS)に
それぞれ優先度(P)〔P=1が最高優先度、P=nが
最低優先度〕が付与されており、各優先度(P)に対応
して、規制開始情報(RS)として、処理装置(PC
P)32の使用率(U)が設定されている。
【0026】例えば図2に示される規制開始情報管理テ
ーブル321においては、最高優先度(P=1)を付与
される呼種(CLS)として発着信以外(E)〔例えば
解放メッセージ(REL)等〕が、また第二優先度(P
=2)を付与される呼種(CLS)として着信(T)
〔例えば呼設定メッセージ(SETUP)等〕が、また
第三優先度(P=3)を付与される呼種(CLS)とし
て発信(O)〔例えば呼設定メッセージ(SETUP)
等〕が決定され、以下同様にして、最低優先度(P=
n)を付与される呼種(CLS)として位置登録(L)
〔例えば位置登録要求メッセージ(LRQ)等〕が決定
されている。
【0027】また規制開始情報管理テーブル321に
は、最高優先度(P=1)に対応する規制開始情報(R
S)として、処理装置(PCP)32の使用率(U)が
100%以上とし、また第二優先度(P=2)に対応す
る規制開始情報(RS)として、処理装置(PCP)3
2の使用率(U)が75%以上とし、また第三優先度
(P=3)に対応する規制開始情報(RS)として、処
理装置(PCP)32の使用率(U)が70%以上と
し、以下同様にして、最低優先度(P=n)に対応する
規制開始情報(RS)として、処理装置(PCP)32
の使用率(U)が50%以上としている。
【0028】また使用率監視部323は、処理装置(P
CP)32の使用率(U)を常時監視し、現在の使用率
(U)を提供している。かかる状態で、移動体交換機
(PSW)3に収容され、通話中の移動機(PS)1か
ら、解放メッセージ(REL)が送出されると、送出さ
れた解放メッセージ(REL)は、公衆用基地局(C
S)2および通話路装置(PNE)31を介して処理装
置(PCP)32に伝達される。
【0029】処理装置(PCP)32においては、呼種
別分析部322が、受信した解放メッセージ(REL)
を、規制開始情報管理テーブル321を参照し乍ら分析
し、呼種(CLS)として発着信以外(E)に該当し、
最高優先度(P=1)が付与されていることを識別する
と、最高優先度(P=1)が付与された解放メッセージ
(REL)を受信したことを、規制制御部324に通知
する。
【0030】規制制御部324は、規制開始情報管理テ
ーブル321を参照し、通知された最高優先度(P=
1)に対応する規制開始情報(RS)が、処理装置(P
CP)32の使用率(U)で100%以上であることを
認識し、また使用率監視部323の提供する処理装置
(PCP)32の現在使用率(U)を認識し、両者を比
較する。
【0031】なお今回は、規制開始情報(RS)が10
0%以上であることから、処理装置(PCP)32の現
在の使用率(U)は概ね規制開始情報(RS)未満であ
る為、今回受信した解放メッセージ(REL)は規制す
る必要無しと判定し、判定結果を処理装置(PCP)3
2に通知する。
【0032】その結果処理装置(PCP)32は、受信
した解放メッセージ(REL)に関する処理を、何ら規
制すること無く実行する。次に、ISDN交換機(IS
W)4から、移動体交換機(PSW)3に収容される移
動機(PS)1に対する着信呼が生起し、呼設定メッセ
ージ(SETUP)が到着すると、到着した呼設定メッ
セージ(SETUP)は、通話路装置(PNE)31を
介して処理装置(PCP)32に伝達される。
【0033】処理装置(PCP)32においては、呼種
別分析部322が、受信した呼設定メッセージ(SET
UP)を、規制開始情報管理テーブル321を参照し乍
ら分析し、呼種(CLS)として着信(T)に該当し、
第二優先度(P=2)が付与されていることを識別する
と、第二優先度(P=2)が付与された呼設定メッセー
ジ(SETUP)を受信したことを、規制制御部324
に通知する。
【0034】規制制御部324は、規制開始情報管理テ
ーブル321を参照し、通知された第二優先度(P=
2)に対応する規制開始情報(RS)が、処理装置(P
CP)32の使用率(U)で75%以上であることを認
識し、また使用率監視部323の提供する処理装置(P
CP)32の現在使用率(U)を認識し、両者を比較す
る。
【0035】比較の結果、処理装置(PCP)32の現
在の使用率(U)が規制開始情報(RS)〔=75%〕
未満の場合には、今回受信した呼設定メッセージ(SE
TUP)は規制する必要無しと判定するが、処理装置
(PCP)32の現在の使用率(U)が規制開始情報
(RS)〔=75%〕以上の場合には、今回受信した呼
設定メッセージ(SETUP)は規制する必要有りと判
定し、判定結果を処理装置(PCP)32に通知する。
【0036】処理装置(PCP)32は、規制制御部3
24から通知された判定結果に基づき、受信した呼設定
メッセージ(SETUP)に関する処理を実行するか、
または規制する。
【0037】次に、移動体交換機(PSW)3に収容さ
れる移動機(PS)1から、発信呼が生起し、公衆用基
地局(CS)2を介して移動体交換機(PSW)3に呼
設定メッセージ(SETUP)が到着すると、到着した
呼設定メッセージ(SETUP)は、通話路装置(PN
E)31を介して処理装置(PCP)32に伝達され
る。
【0038】以後処理装置(PCP)32は、前述と同
様に、受信した呼設定メッセージ(SETUP)を呼種
別分析部322により分析し、呼種(CLS)として発
信(O)に該当し、第三優先度(P=3)が付与されて
いることを識別すると、続いて第三優先度(P=3)に
対応する規制開始情報(RS)を、処理装置(PCP)
32の使用率(U)で70%以上であることを規制制御
部324により認識し、続いて処理装置(PCP)32
の現在使用率(U)と比較し、現在の使用率(U)が規
制開始情報(RS)〔=70%〕未満の場合には、今回
受信した呼設定メッセージ(SETUP)は規制する必
要無しと判定するが、現在の使用率(U)が規制開始情
報(RS)〔=70%〕以上の場合には、今回受信した
呼設定メッセージ(SETUP)は規制する必要有りと
判定し、受信した呼設定メッセージ(SETUP)に関
する処理を実行するか、または規制する。
【0039】更に、移動体交換機(PSW)3に収容さ
れる移動機(PS)1から、位置登録要求が生起し、公
衆用基地局(CS)2を介して移動体交換機(PSW)
3に、位置登録要求メッセージ(LRQ)が到着する
と、到着した位置登録要求メッセージ(LRQ)は、通
話路装置(PNE)31を介して処理装置(PCP)3
2に伝達される。
【0040】処理装置(PCP)32においては、呼種
別分析部322が、受信した位置登録要求メッセージ
(LRQ)を、規制開始情報管理テーブル321を参照
し乍ら分析し、呼種(CLS)として位置登録(L)に
該当し、最低優先度(P=n)が付与されていることを
識別すると、最低優先度(P=n)が付与された位置登
録要求メッセージ(LRQ)を受信したことを、規制制
御部324に通知する。
【0041】規制制御部324は、規制開始情報管理テ
ーブル321を参照し、通知された最低優先度(P=
n)に対応する規制開始情報(RS)が、処理装置(P
CP)32の使用率(U)で50%以上であることを認
識し、また使用率監視部323の提供する処理装置(P
CP)32の現在使用率(U)を認識し、両者を比較す
る。
【0042】比較の結果、処理装置(PCP)32の現
在の使用率(U)が規制開始情報(RS)〔=50%〕
未満の場合には、今回受信した位置登録要求メッセージ
(LRQ)は規制する必要無しと判定するが、処理装置
(PCP)32の現在の使用率(U)が規制開始情報
(RS)〔=50%〕以上の場合には、今回受信した位
置登録要求メッセージ(LRQ)は規制する必要有りと
判定し、判定結果を処理装置(PCP)32に通知す
る。
【0043】処理装置(PCP)32は、規制制御部3
24から通知された判定結果に基づき、受信した位置登
録要求メッセージ(LRQ)に関する処理を実行する
か、または規制する。
【0044】以上の説明から明らかな如く、本発明(請
求項1)の実施形態によれば、トラヒックが急変する呼
種(CLS)、即ち位置登録(L)に対応する優先度
(P)が最低(P=n)に設定され、規制開始情報(R
S)が処理装置(PCP)32の使用率(U)で50%
以上に設定されているのに対し、トラヒックが急変しな
い呼種(CLS)、即ち発着信以外(E)、着信(T)
および発信(O)に対応する優先度(P)はそれぞれ最
高(P=1)、第二(P=2)、或いは第三(P=3)
に設定され、規制開始情報(RS)が処理装置(PC
P)32の使用率(U)でそれぞれ100%、75%、
或いは70%以上に設定されている為、移動機(PS)
1が特定地域に集中し、位置登録(L)に所属する呼種
(CLS)が急増した場合にも、処理装置(PCP)3
2の使用率(U)が50%に達すると、位置登録(L)
関連のトラヒックが規制開始される為、処理装置(PC
P)32の使用率(U)が50%より更に増加すること
が防止され、位置登録(L)以外、即ち発着信以外
(E)、着信(T)、或いは発信(O)に所属する呼種
(CLS)は規制されること無く、処理されることとな
る。
【0045】次に、本発明(請求項2)の実施形態を、
図3を用いて説明する。図3に示される交換網は、図9
に示される従来ある交換網と同様に、移動機(PS)
1、公衆用基地局(CS)2、移動体交換機(PSW)
3、ISDN交換機(ISW)4、網管理センタ(NS
P)5および共通線信号網(CSN)6から構成されて
いるが、図2に示される移動体交換機(PSW)3内の
処理装置(PCP)32には、図1(b) における呼種別
実行優先度登録手段121として実行制御レベル管理テ
ーブル325が設けられ、また図1(b) における呼種別
実行手段122として呼種別分析部322および実行制
御レベル割当部326が設けられている。
【0046】実行制御レベル管理テーブル325には、
当該移動体交換機(PSW)3に加わる呼種(CLS)
に、図2における規制開始情報管理テーブル321にお
けると同様の優先度(P)がそれぞれ付与されており、
各優先度(P)に対応して、処理装置(PCP)32に
よる実行制御レベル(XL)が設定されている。
【0047】例えば図3に示される実行制御レベル管理
テーブル325においては、最高優先度(P=1)に対
応する実行制御レベル(XL)としてB1Q1レベルが
設定され、また第二優先度(P=2)に対応する実行制
御レベル(XL)としてB1Q2レベルが設定され、ま
た第三優先度(P=3)に対応する実行制御レベル(X
L)としてB1Q3レベルが設定され、以下同様にし
て、最低優先度(P=n)に対応する実行制御レベル
(XL)としてB1Qnレベルが設定されている〔なお
B1Q1レベルがB1レベル内では最高実行レベルであ
り、B1QnレベルがB1レベル内では最低実行レベル
である〕。
【0048】かかる状態で、移動体交換機(PSW)3
に収容され、通話中の移動機(PS)1から、解放メッ
セージ(REL)が送出されると、送出された解放メッ
セージ(REL)は、公衆用基地局(CS)2および通
話路装置(PNE)31を介して処理装置(PCP)3
2に伝達される。
【0049】処理装置(PCP)32においては、呼種
別分析部322が、受信した解放メッセージ(REL)
を、実行制御レベル管理テーブル325を参照し乍ら分
析し、呼種(CLS)として発着信以外(E)に該当
し、最高優先度(P=1)が付与されていることを識別
すると、最高優先度(P=1)が付与された解放メッセ
ージ(REL)を受信したことを、実行制御レベル割当
部326に通知する。
【0050】実行制御レベル割当部326は、実行制御
レベル管理テーブル325を参照し、通知された最高優
先度(P=1)に対応する実行制御レベル(XL)がB
1Q1レベルであることを認識し、認識結果を処理装置
(PCP)32に通知する。
【0051】その結果処理装置(PCP)32は、受信
した解放メッセージ(REL)に関する処理を、B1レ
ベル内で最高のB1Q1レベルで実行する。次に、IS
DN交換機(ISW)4から、移動体交換機(PSW)
3に収容される移動機(PS)1に対する着信呼が生起
し、呼設定メッセージ(SETUP)が到着すると、到
着した呼設定メッセージ(SETUP)は、通話路装置
(PNE)31を介して処理装置(PCP)32に伝達
される。
【0052】処理装置(PCP)32においては、呼種
別分析部322が、受信した呼設定メッセージ(SET
UP)を、実行制御レベル管理テーブル325を参照し
乍ら分析し、呼種(CLS)として着信(T)に該当
し、第二優先度(P=2)が付与されていることを識別
すると、第二優先度(P=2)が付与された呼設定メッ
セージ(SETUP)を受信したことを、実行制御レベ
ル割当部326に通知する。
【0053】実行制御レベル割当部326は、実行制御
レベル管理テーブル325を参照し、通知された第二優
先度(P=2)に対応する実行制御レベル(XL)がB
1Q2レベルであることを認識し、認識結果を処理装置
(PCP)32に通知する。
【0054】その結果処理装置(PCP)32は、受信
した呼設定メッセージ(SETUP)に関する処理を、
B1レベル内で第二のB1Q2レベルで実行する。次
に、移動体交換機(PSW)3に収容される移動機(P
S)1から、発信呼が生起し、公衆用基地局(CS)2
を介して移動体交換機(PSW)3に呼設定メッセージ
(SETUP)が到着すると、到着した呼設定メッセー
ジ(SETUP)は、通話路装置(PNE)31を介し
て処理装置(PCP)32に伝達される。
【0055】以後処理装置(PCP)32は、前述と同
様に、受信した呼設定メッセージ(SETUP)を呼種
別分析部322により分析し、呼種(CLS)として発
信(O)に該当し、第三優先度(P=3)が付与されて
いることを識別すると、続いて第三優先度(P=3)に
対応する実行制御レベル(XL)をB1Q3レベルであ
ることを実行制御レベル割当部326により認識する
と、受信した呼設定メッセージ(SETUP)に関する
処理を、B1レベル内で第三のB1Q3レベルで実行す
る。
【0056】更に、移動体交換機(PSW)3に収容さ
れる移動機(PS)1から、位置登録要求が生起し、公
衆用基地局(CS)2を介して移動体交換機(PSW)
3に、位置登録要求メッセージ(LRQ)が到着する
と、到着した位置登録要求メッセージ(LRQ)は、通
話路装置(PNE)31を介して処理装置(PCP)3
2に伝達される。
【0057】処理装置(PCP)32においては、呼種
別分析部322が、受信した位置登録要求メッセージ
(LRQ)を、規制開始情報管理テーブル321を参照
し乍ら分析し、呼種(CLS)として位置登録(L)に
該当し、最低優先度(P=n)が付与されていることを
識別すると、最低優先度(P=n)が付与された位置登
録要求メッセージ(LRQ)を受信したことを、実行制
御レベル割当部326に通知する。
【0058】実行制御レベル割当部326は、実行制御
レベル管理テーブル325を参照し、通知された最低優
先度(P=n)に対応する実行制御レベル(XL)がB
1Qnレベルであることを認識し、認識結果を処理装置
(PCP)32に通知する。
【0059】その結果処理装置(PCP)32は、受信
した位置登録要求メッセージ(LRQ)に関する処理
を、B1レベル内で最低のB1Qnレベルで実行する。
以上の説明から明らかな如く、本発明(請求項2)の実
施形態によれば、トラヒックが急変する呼種(CL
S)、即ち位置登録(L)に対応する優先度(P)が最
低(P=n)に設定され、実行制御レベル(XL)がB
1レベル内で最低のB1Qnレベルに設定されているの
に対し、トラヒックが急変しない呼種(CLS)、即ち
発着信以外(E)、着信(T)および発信(O)に対応
する優先度(P)はそれぞれ最高(P=1)、第二(P
=2)、或いは第三(P=3)に設定され、実行制御レ
ベル(XL)がそれぞれB1Q1レベル、B1Q2レベ
ル、或いはB1Q3レベルに設定されている為、移動機
(PS)1が特定地域に集中し、位置登録(L)に所属
する呼種(CLS)が急増した場合にも、位置登録
(L)以外の呼種(CLS)〔例えば発着信以外
(E)、着信(T)、或いは発信(O)等〕は、位置登
録(L)の実行制御レベル(XL)〔=B1Qnレベ
ル〕より高レベルの実行制御レベル(XL)〔=B1Q
1レベル、B1Q2レベル、或いはB1Q3レベル等〕
で実行される為、位置登録(L)に所属するトラヒック
の処理により、位置登録(L)以外の呼種(CLS)の
トラヒックの処理が圧迫される恐れは無くなる。
【0060】次に、本発明(請求項3、5)の実施形態
を、図4を用いて説明する。図4に示される交換網は、
図9に示される従来ある交換網を構成する移動機(P
S)1、公衆用基地局(CS)2、移動体交換機(PS
W)3、ISDN交換機(ISW)4、網管理センタ
(NSP)5および共通線信号網(CSN)6を具備し
ているが、更に図4に示される移動体交換機(PSW)
3には、図1(c)における処理装置211として設けら
れている処理装置(PCP)32に一対一に対応して、
図1(c) におけるトラヒック急変呼種用処理装置212
として位置登録処理装置(LCP)33A が設けられて
おり、また各公衆用基地局(CS)2と、処理装置(P
CP)32および位置登録処理装置(LCP)33A
の間に、図1(c) における呼分配手段213として呼振
分装置(CD)34が設けられている。
【0061】位置登録処理装置(LCP)33A は、処
理装置(PCP)32の具備する各呼種(CLS)に所
属するトラヒックの処理機能の内、位置登録(L)に所
属するトラヒックの処理機能のみを具備している。
【0062】かかる状態で、移動体交換機(PSW)3
に収容され、通話中の移動機(PS)1から、解放メッ
セージ(REL)が送出されると、送出された解放メッ
セージ(REL)は、公衆用基地局(CS)2を介して
呼振分装置(CD)34に伝達される。
【0063】呼振分装置(CD)34は、公衆用基地局
(CS)2から伝達されたメッセージの呼種(CLS)
を分析し、発着信以外(E)に所属する解放メッセージ
(REL)であり、位置登録(L)以外であることを識
別すると、受信した解放メッセージ(REL)を処理装
置(PCP)32に転送する。
【0064】処理装置(PCP)32は、呼振分装置
(CD)34から解放メッセージ(REL)を転送され
ると、以後、従来ある移動体交換機(PSW)3におけ
ると同様の過程で、解放メッセージ(REL)に関する
処理を実行する。
【0065】次に、ISDN交換機(ISW)4から、
移動体交換機(PSW)3に収容される移動機(PS)
1に対する着信呼が生起し、呼設定メッセージ(SET
UP)が到着すると、到着した呼設定メッセージ(SE
TUP)は、通話路装置(PNE)31を介して処理装
置(PCP)32に伝達される。
【0066】処理装置(PCP)32は、ISDN交換
機(ISW)4からの呼設定メッセージ(SETUP)
を、通話路装置(PNE)31を介して受信すると、以
後、従来ある移動体交換機(PSW)3におけると同様
の過程で、呼設定メッセージ(SETUP)に関する処
理を実行する。
【0067】次に、移動体交換機(PSW)3に収容さ
れる移動機(PS)1から発信呼が生起し、呼設定メッ
セージ(SETUP)が送出されると、送出された呼設
定メッセージ(SETUP)は、公衆用基地局(CS)
2を介して呼振分装置(CD)34に伝達される。
【0068】呼振分装置(CD)34は、公衆用基地局
(CS)2から伝達されたメッセージの呼種(CLS)
を分析し、発信(O)に所属する呼設定メッセージ(S
ETUP)であり、位置登録(L)以外であることを識
別すると、受信した呼設定メッセージ(SETUP)を
処理装置(PCP)32に転送する。
【0069】処理装置(PCP)32は、呼振分装置
(CD)34から呼設定メッセージ(SETUP)を転
送されると、以後、従来ある移動体交換機(PSW)3
におけると同様の過程で、呼設定メッセージ(SETU
P)に関する処理を実行する。
【0070】更に、移動体交換機(PSW)3に収容さ
れる移動機(PS)1から、位置登録要求が生起し、位
置登録要求メッセージ(LRQ)が送出されると、送出
された位置登録要求メッセージ(LRQ)は、公衆用基
地局(CS)2を介して呼振分装置(CD)34に伝達
される。
【0071】呼振分装置(CD)34は、公衆用基地局
(CS)2から伝達されたメッセージの呼種(CLS)
を分析し、位置登録(L)に所属する位置登録要求メッ
セージ(LRQ)であことを識別すると、受信した位置
登録要求メッセージ(LRQ)を位置登録処理装置(L
CP)33A に転送する。
【0072】位置登録処理装置(LCP)33A は、呼
振分装置(CD)34から位置登録要求メッセージ(L
RQ)を転送されると、以後、従来ある移動体交換機
(PSW)3における処理装置(PCP)32が、公衆
用基地局(CS)2から通話路装置(PNE)31を介
して位置登録要求メッセージ(LRQ)を受信したと同
様の過程で、共通線信号網(CSN)6を介して網管理
センタ(NSP)5と所要の制御信号を授受し乍ら、位
置登録要求メッセージ(LRQ)に関する処理を実行す
る。
【0073】以上の説明から明らかな如く、本発明(請
求項3、5)の実施形態によれば、移動体交換機(PS
W)3に収容される移動機(PS)1から送出される各
種メッセージは、呼振分装置(CD)34により呼種
(CLS)が分析され、位置登録(L)に所属するメッ
セージは位置登録処理装置(LCP)33A に転送さ
れ、位置登録(L)以外に所属するメッセージのみが処
理装置(PCP)32に転送される為、移動機(PS)
1が特定地域に集中し、位置登録(L)に所属する呼種
(CLS)が急増した場合にも、急増した呼種(CL
S)は総て位置登録処理装置(LCP)33A により処
理され、処理装置(PCP)32が急増した呼種(CL
S)による影響を被ること無く、位置登録(L)以外の
呼種(CLS)のみを処理することとなる。
【0074】次に、本発明(請求項3、4、6)の実施
形態(その一)を、図5を用いて説明する。図5に示さ
れる交換網は、図9に示される従来ある交換網を構成す
る移動機(PS)1、公衆用基地局(CS)2、移動体
交換機(PSW)3、ISDN交換機(ISW)4、網
管理センタ(NSP)5および共通線信号網(CSN)
6を具備しているが、更に図5に示される移動体交換機
(PSW)3には、図1(c)における処理装置211と
して設けられている一組の処理装置(PCP)32に対
応して複数の位置登録処理装置(LCP)33B が、図
1(c) におけるトラヒック急変呼種用処理装置212と
して、各公衆用基地局(CS)2に一対一に対応して設
けられている。
【0075】なお各位置登録処理装置(LCP)33B
は、図1(c) における呼分配手段213に相当する機能
を内蔵している。位置登録処理装置(LCP)33
B は、図4における位置登録処理装置(LCP)33A
と同様に、処理装置(PCP)32の具備する各呼種
(CLS)に所属するトラヒックの処理機能の内、位置
登録(L)に所属するトラヒックの処理機能のみを具備
していると共に、図4における呼振分装置(CD)34
と同様に、対応する公衆用基地局(CS)2から伝達さ
れるメッセージの呼種(CLS)を分析し、位置登録
(L)以外の呼種(CLS)に所属するメッセージは、
通話路装置(PNE)31を介して処理装置(PCP)
32へ転送し、位置登録(L)の呼種(CLS)に所属
するメッセージのみを自装置内で処理する。
【0076】かかる状態で、移動体交換機(PSW)3
に収容され、通話中の移動機(PS)1から、解放メッ
セージ(REL)が送出されると、送出された解放メッ
セージ(REL)は、公衆用基地局(CS)2を介して
対応する位置登録処理装置(LCP)33B に伝達され
る。
【0077】位置登録処理装置(LCP)33B は、公
衆用基地局(CS)2から伝達されたメッセージの呼種
(CLS)を分析し、発着信以外(E)に所属する解放
メッセージ(REL)であり、位置登録(L)以外であ
ることを識別すると、受信した解放メッセージ(RE
L)を、通話路装置(PNE)31を介して処理装置
(PCP)32に転送する。
【0078】処理装置(PCP)32は、位置登録処理
装置(LCP)33B から解放メッセージ(REL)を
転送されると、以後、従来ある移動体交換機(PSW)
3におけると同様の過程で、解放メッセージ(REL)
に関する処理を実行する。
【0079】次に、ISDN交換機(ISW)4から、
移動体交換機(PSW)3に収容される移動機(PS)
1に対する着信呼が生起し、呼設定メッセージ(SET
UP)が到着すると、到着した呼設定メッセージ(SE
TUP)は、通話路装置(PNE)31を介して処理装
置(PCP)32に伝達される。
【0080】処理装置(PCP)32は、ISDN交換
機(ISW)4からの呼設定メッセージ(SETUP)
を、通話路装置(PNE)31を介して受信すると、以
後、従来ある移動体交換機(PSW)3におけると同様
の過程で、呼設定メッセージ(SETUP)に関する処
理を実行する。
【0081】次に、移動体交換機(PSW)3に収容さ
れる移動機(PS)1から発信呼が生起し、呼設定メッ
セージ(SETUP)が送出されると、送出された呼設
定メッセージ(SETUP)は、公衆用基地局(CS)
2を介して対応する位置登録処理装置(LCP)33B
に伝達される。
【0082】位置登録処理装置(LCP)33B は、公
衆用基地局(CS)2から伝達されたメッセージの呼種
(CLS)を分析し、発信(O)に所属する呼設定メッ
セージ(SETUP)であり、位置登録(L)以外であ
ることを識別すると、受信した呼設定メッセージ(SE
TUP)を、通話路装置(PNE)31を介して処理装
置(PCP)32に転送する。
【0083】処理装置(PCP)32は、位置登録処理
装置(LCP)33B から呼設定メッセージ(SETU
P)を転送されると、以後、従来ある移動体交換機(P
SW)3におけると同様の過程で、呼設定メッセージ
(SETUP)に関する処理を実行する。
【0084】更に、移動体交換機(PSW)3に収容さ
れる移動機(PS)1から、位置登録要求が生起し、位
置登録要求メッセージ(LRQ)が送出されると、送出
された位置登録要求メッセージ(LRQ)は、公衆用基
地局(CS)2を介して対応する位置登録処理装置(L
CP)33B に伝達される。
【0085】位置登録処理装置(LCP)33B は、公
衆用基地局(CS)2から伝達されたメッセージの呼種
(CLS)を分析し、位置登録(L)に所属する位置登
録要求メッセージ(LRQ)であることを識別すると、
受信した位置登録要求メッセージ(LRQ)を処理装置
(PCP)32へ転送すること無く、自装置内で、従来
ある移動体交換機(PSW)3における処理装置(PC
P)32が、公衆用基地局(CS)2から通話路装置
(PNE)31を介して位置登録要求メッセージ(LR
Q)を受信したと同様の過程で、共通線信号網(CS
N)6を介して網管理センタ(NSP)5と所要の制御
信号を授受し乍ら、位置登録要求メッセージ(LRQ)
に関する処理を実行する。
【0086】次に、本発明(請求項3、4、6)の実施
形態(その二)を、図6を用いて説明する。図6に示さ
れる交換網は、図5に示される交換網と同様に、移動機
(PS)1、公衆用基地局(CS)2、移動体交換機
(PSW)3、ISDN交換機(ISW)4、網管理セ
ンタ(NSP)5および共通線信号網(CSN)6を具
備すると共に、一組の処理装置(PCP)32に対応し
て複数の位置登録処理装置(LCP)33C が設けられ
ているが、図5に示される交換網においては、各位置登
録処理装置(LCP)33B が各公衆用基地局(CS)
2に一対一に対応して設けられているのに対し、図6に
示される交換網においては、複数の公衆用基地局(C
S)2がそれぞれ公衆用基地局群(CSG)を構成して
おり、位置登録処理装置(LCP)33C は各公衆用基
地局群(CSG)に所属する複数の公衆用基地局(C
S)2に対応して共通に設けられている。
【0087】なお各位置登録処理装置(LCP)33C
は、図5における位置登録処理装置(LCP)33B
同様に、図1(c) における呼分配手段213に相当する
機能を内蔵している。
【0088】位置登録処理装置(LCP)33C は、図
5における位置登録処理装置(LCP)33B と同様
に、処理装置(PCP)32の具備する各呼種(CL
S)に所属するトラヒックの処理機能の内、位置登録
(L)に所属するトラヒックの処理機能のみを具備して
いると共に、対応する公衆用基地局群(CSG)内の各
公衆用基地局(CS)2から伝達されるメッセージの呼
種(CLS)を分析し、位置登録(L)以外の呼種(C
LS)に所属するメッセージは、通話路装置(PNE)
31を介して処理装置(PCP)32へ転送し、位置登
録(L)の呼種(CLS)に所属するメッセージのみを
自装置内で処理する。
【0089】従って、図6における各呼種(CLS)の
処理過程は、各位置登録処理装置(LCP)33C が各
公衆用基地局群(CSG)に所属する複数の公衆用基地
局(CS)2から伝達される各種メッセージを集中して
受信する以外は、図5におけると概ね同様であるので、
詳細説明は省略する。
【0090】以上の説明から明らかな如く、本発明(請
求項3、4、6)の実施形態によれば、移動体交換機
(PSW)3に収容される移動機(PS)1から送出さ
れる各種メッセージは、各公衆用基地局(CS)2に一
対一に対応して設けられる位置登録処理装置(LCP)
33B 、または各公衆用基地局群(CSG)毎に共通に
設けられている位置登録処理装置(LCP)33C によ
り呼種(CLS)が分析され、位置登録(L)に所属す
るメッセージは自装置内で位置登録処理を実行され、位
置登録(L)以外に所属するメッセージのみが処理装置
(PCP)32に転送される為、移動機(PS)1が特
定地域に集中し、位置登録(L)に所属する呼種(CL
S)が急増した場合にも、急増した呼種(CLS)は総
て位置登録処理装置(LCP)33B または33C によ
り処理され、処理装置(PCP)32が急増した呼種
(CLS)による影響を被ること無く、位置登録(L)
以外の呼種(CLS)のみを処理することとなる。
【0091】また位置登録処理装置(LCP)33
B は、各公衆用基地局(CS)2に一対一に対応して設
けられている為、位置登録(L)以外の呼種(CLS)
に所属するトラヒックの転送処理も分散して実行され、
また位置登録(L)に所属するトラヒックが急増した場
合にも、複数の位置登録処理装置(LCP)33B によ
り分散して処理されることとなり、位置登録処理装置
(LCP)33B が呼分配手段213を兼ねることによ
る位置登録(L)以外のトラヒックに及ぼす影響は僅少
である。
【0092】また位置登録処理装置(LCP)33
C は、各公衆用基地局群(CSG)に共通に設けられて
いる為、位置登録処理装置(LCP)33B と比較して
位置登録(L)以外のトラヒックに及ぼす影響は若干増
加するが、位置登録処理装置(LCP)33C の設置台
数が大幅に減少する為、経済性的には位置登録処理装置
(LCP)33B より有利である。
【0093】次に、本発明(請求項3、4、7)の実施
形態を、図7を用いて説明する。図7に示される交換網
は、図9に示される従来ある交換網を構成する移動機
(PS)1、公衆用基地局(CS)2、複数〔図7にお
いては二組〕の移動体交換機(PSW)3、複数〔図7
においては二組〕のISDN交換機(ISW)4、網管
理センタ(NSP)5および共通線信号網(CSN)6
を具備していると共に、各移動体交換機(PSW)3
に、図1(c) における処理装置211として設けられて
いる各処理装置(PCP)32に対応して、図1(c) に
おけるトラヒック急変呼種用処理装置212として位置
登録処理装置(LCP)33D が、共通に一台、網管理
センタ(NSP)5に対応して設けられている。
【0094】なお各移動体交換機(PSW)3に設けら
れている処理装置(PCP)32は、図1(c) における
呼分配手段213に相当する機能を内蔵する。位置登録
処理装置(LCP)33D は、図4に示される位置登録
処理装置(LCP)33A と同様に、処理装置(PC
P)32の具備する各呼種(CLS)に所属するトラヒ
ックの処理機能の内、位置登録(L)に所属するトラヒ
ックの処理機能のみを具備している。
【0095】かかる状態で、移動体交換機(PSW)3
に収容され、通話中の移動機(PS)1から、解放メッ
セージ(REL)が送出されると、送出された解放メッ
セージ(REL)は、公衆用基地局(CS)2および通
話路装置(PNE)31を介して処理装置(PCP)3
2に伝達される。
【0096】処理装置(PCP)32は、移動機(P
S)1から公衆用基地局(CS)2および通話路装置
(PNE)31を介して伝達されたメッセージの呼種
(CLS)を分析し、発着信以外(E)に所属する解放
メッセージ(REL)であり、位置登録(L)以外であ
ることを識別すると、受信した解放メッセージ(RE
L)を位置登録処理装置(LCP)33D に転送するこ
と無く、自装置内で処理することとし、従来ある移動体
交換機(PSW)3におけると同様の過程で、解放メッ
セージ(REL)に関する処理を実行する。
【0097】次に、ISDN交換機(ISW)4から、
移動体交換機(PSW)3に収容される移動機(PS)
1に対する着信呼が生起し、呼設定メッセージ(SET
UP)が到着すると、到着した呼設定メッセージ(SE
TUP)は、通話路装置(PNE)31を介して処理装
置(PCP)32に伝達される。
【0098】処理装置(PCP)32は、ISDN交換
機(ISW)4からの呼設定メッセージ(SETUP)
を、通話路装置(PNE)31を介して受信すると、伝
達されたメッセージの呼種(CLS)を分析し、着信
(T)に所属する呼設定メッセージ(SETUP)であ
り、位置登録(L)以外であることを識別すると、受信
した呼設定メッセージ(SETUP)を位置登録処理装
置(LCP)33D に転送すること無く、自装置内で処
理することとし、従来ある移動体交換機(PSW)3に
おけると同様の過程で、呼設定メッセージ(SETU
P)に関する処理を実行する。
【0099】次に、移動体交換機(PSW)3に収容さ
れる移動機(PS)1から発信呼が生起し、呼設定メッ
セージ(SETUP)が送出されると、送出された呼設
定メッセージ(SETUP)は、公衆用基地局(CS)
2および通話路装置(PNE)31を介して処理装置
(PCP)32に伝達される。
【0100】処理装置(PCP)32は、移動機(P
S)1から公衆用基地局(CS)2および通話路装置
(PNE)31を介して伝達されたメッセージの呼種
(CLS)を分析し、発信(O)に所属する呼設定メッ
セージ(SETUP)であり、位置登録(L)以外であ
ることを識別すると、受信した呼設定メッセージ(SE
TUP)を位置登録処理装置(LCP)33D に転送す
ること無く、自装置内で処理することとし、従来ある移
動体交換機(PSW)3におけると同様の過程で、呼設
定メッセージ(SETUP)に関する処理を実行する。
【0101】更に、移動体交換機(PSW)3に収容さ
れる移動機(PS)1から、位置登録要求が生起し、位
置登録要求メッセージ(LRQ)が送出されると、送出
された位置登録要求メッセージ(LRQ)は、公衆用基
地局(CS)2および通話路装置(PNE)31を介し
て処理装置(PCP)32に伝達される。
【0102】処理装置(PCP)32は、移動機(P
S)1から公衆用基地局(CS)2および通話路装置
(PNE)31を介して伝達されたメッセージの呼種
(CLS)を分析し、位置登録(L)に所属する位置登
録要求メッセージ(LRQ)であることを識別すると、
受信した位置登録要求メッセージ(LRQ)を、共通線
信号網(CSN)6を介して位置登録処理装置(LC
P)33D に転送する。
【0103】位置登録処理装置(LCP)33D は、処
理装置(PCP)32から共通線信号網(CSN)6を
介して位置登録要求メッセージ(LRQ)を転送される
と、以後、図4に示される位置登録処理装置(LCP)
33A と同様の過程で、共通線信号網(CSN)6を介
して網管理センタ(NSP)5と所要の制御信号を授受
し乍ら、位置登録要求メッセージ(LRQ)に関する処
理を実行する。
【0104】以上の説明から明らかな如く、本発明(請
求項3、4、7)の実施形態によれば、移動体交換機
(PSW)3に収容される移動機(PS)1から送出さ
れる各種メッセージは、呼振分装置(CD)34により
呼種(CLS)が分析され、位置登録(L)に所属する
メッセージは位置登録処理装置(LCP)33A に転送
され、位置登録(L)以外に所属するメッセージのみが
処理装置(PCP)32に転送される為、移動機(P
S)1が特定地域に集中し、位置登録(L)に所属する
呼種(CLS)が急増した場合にも、急増した呼種(C
LS)は総て位置登録処理装置(LCP)33A により
処理され、処理装置(PCP)32が急増した呼種(C
LS)による影響を被ること無く、位置登録(L)以外
の呼種(CLS)のみを処理することとなる。
【0105】なお各移動体交換機(PSW)3内の処理
装置(PCP)32は、位置登録(L)に所属するメッ
セージを分析し、位置登録処理装置(LCP)33D
転送するのみであるので、位置登録(L)に所属するト
ラヒックが急増した場合にも、その影響は僅少であり、
また位置登録処理装置(LCP)33D が全交換網内で
共通に設置される為、個々の地域的なトラヒックの急増
に対しても柔軟に対応出来、交換網全体の経済性および
サービス性の向上が可能となる。
【0106】次に、本発明(請求項8)の実施形態を、
図8を用いて説明する。図8に示される交換網は、図9
に示される従来ある交換網と同様に、移動機(PS)
1、公衆用基地局(CS)2、移動体交換機(PSW)
3、ISDN交換機(ISW)4、網管理センタ(NS
P)5および共通線信号網(CSN)6から構成されて
いるが、図8に示される移動体交換機(PSW)3内の
処理装置(PCP)32には、図1(d) における処理装
置131として複数のプロセッサ327〔個々のプロセ
ッサ327を3271 、3272 、等と称する場合があ
る〕が設けられ、また図1(d) における呼種別トラヒッ
ク監視手段132として処理装置別使用率監視部328
が設けられ、更に図1(d) における処理装置別トラヒッ
ク分配手段133として呼振分部329が設けられてい
る。
【0107】図8に示される処理装置(PCP)32
は、各プロセッサ327がそれぞれ従来ある処理装置
(PCP)32の具備する各呼種(CLS)に所属する
トラヒックの処理機能をそれそれ具備しており、所謂マ
ルチプロセッサ形式で動作するが、呼振分部329が、
予め各プロセッサ327が分担する呼種(CLS)を設
定しており、例えばプロセッサ3271 が位置登録
(L)に所属するトラヒック処理を担当し、プロセッサ
3272 が発信(O)に所属するトラヒック処理を担当
し、プロセッサ3273 が着信(T)に所属するトラヒ
ック処理を担当し、プロセッサ327が発着信以外
(E)に所属するトラヒック処理を担当することとし、
当該移動体交換機(PSW)3に呼が生起すると、呼種
(CLS)を分析し、担当するプロセッサ327にトラ
ヒック処理を依頼する。
【0108】各プロセッサ327は、呼振分部329に
より分配された担当呼種(CLS)に属するトラヒック
処理を実行する。一方処理装置別使用率監視部328
は、各プロセッサ327の動作状況〔例えは使用率
(U)〕を監視しており、例えば位置登録(L)に所属
するトラヒックが急増し、担当プロセッサ3271 のみ
では輻輳状態に陥ると判断すると、呼振分部329に対
して各プロセッサ327の現使用率(U)を通知し、各
プロセッサ327に対する呼種(CLS)の分担の再編
成を要求する。
【0109】呼振分部329は、処理装置別使用率監視
部328から各プロセッサ327の現使用率(U)と、
分担再編成要求とを受信すると、各プロセッサ327の
使用率(U)が均等化する如く、呼種(CLS)の分担
を再編成する。
【0110】例えば位置登録(L)を担当するプロセッ
サ3271 の使用率(U)を軽減する為に、比較的使用
率(U)の低いプロセッサ3272 および3273 の担
当する発信(O)および着信(T)に所属するトラヒッ
クを一括してプロセッサ3273 に担当させ、プロセッ
サ3272 をプロセッサ3271 と共に位置登録(L)
に所属するトラヒックを分担させることとする。
【0111】以上の説明から明らかな如く、本発明(請
求項8)の実施形態によれば、処理装置(PCP)32
が複数のプロセッサ327によりそれぞれ呼種(CL
S)を分担してトラヒック処理に当たる為、たとえ位置
登録(L)に所属するトラヒックが急増した場合にも、
他の呼種(CLS)を担当するプロセッサ327は継続
して安定した処理を実行可能となり、また各プロセッサ
327の使用率(U)を監視し、必要に応じて各プロセ
ッサ327の呼種(CLS)の分担を再編成する為、総
合的に均等な負荷配分も図ることが可能となる。
【0112】なお、図2乃至図8はあく迄本発明の一実
施形態に過ぎず、例えば交換機100の処理するトラヒ
ックが急増する呼種(CLS)は図示される位置登録
(L)に限定されることは無く、非常災害発生時等、他
に幾多の変形が考慮されるが、何れの場合にも本発明の
効果は変わらない。また本発明の対象とする交換網の構
成は図示されるものに限定されることは無く、他に幾多
の変形が考慮されるが、何れの場合にも本発明の効果は
変わらない。
【0113】
【発明の効果】以上、本発明(請求項1)によれば、ト
ラヒックが急変する呼種に対応する規制レベルを、他の
呼種より低レベルに登録することにより、トラヒックが
急変する呼種による他の呼種に対する処理への悪影響を
防止可能となり、また本発明(請求項2)によれば、ト
ラヒックが急変する呼種に対応する実行優先度を、他の
呼種より低優先度に登録することにより、トラヒックが
急変する呼種による他の呼種に対する処理への悪影響を
防止可能となり、また本発明(請求項3乃至7)によれ
ば、トラヒックが急変する呼種が専用のトラヒック急変
呼種用処理装置により処理される為、処理装置による他
の呼種に対する処理への悪影響を防止可能となり、更に
本発明(請求項8)によれば、マルチプロセッサ形式の
処理装置が各呼種を各プロセッサに分担処理させること
により、トラヒックが急変する呼種が他の呼種に対する
処理への悪影響を防止可能となると共に、各プロセッサ
の負荷を均等化することも可能となり、当該交換網の信
頼性およびサービス性が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理図
【図2】 本発明(請求項1)の実施形態による交換網
【図3】 本発明(請求項2)の実施形態による交換網
【図4】 本発明(請求項3、5)の実施形態による交
換網
【図5】 本発明(請求項3、4、6)の実施形態(そ
の一)による交換網
【図6】 本発明(請求項3、4、6)の実施形態(そ
の二)による交換網
【図7】 本発明(請求項3、4、7)の実施形態によ
る交換網
【図8】 本発明(請求項8)の実施形態による交換網
【図9】 従来ある交換網
【符号の説明】
1 移動機(PS) 2 公衆用基地局(CS) 3 移動体交換機(PSW) 4 ISDN交換機(ISW) 5 網管理センタ(NSP) 6 共通線信号網(CSN) 31 通話路装置(PNE) 32 処理装置(PCP) 33A 、33B 、33C 、33D 位置登録処理装置
(LCP) 34 呼振分装置(CD) 100 交換機 111 呼種別規制レベル登録手段 112 トラヒック監視手段 113 呼種別規制手段 121 呼種別実行優先度登録手段 122 呼種別実行手段 131 処理装置 132 呼種別トラヒック監視手段 133 処理装置別トラヒック分配手段 200 交換網 211 処理装置 212 トラヒック急変呼種用処理装置 213 呼分配手段 321 規制開始情報管理テーブル 322 呼種別分析部 323 使用率監視部 324 規制制御部 325 実行制御レベル管理テーブル 326 実行制御レベル割当部 327 プロセッサ 328 処理装置別使用率監視部 329 呼振分部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04Q 7/34 H04Q 7/04 B

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラヒックが急変する呼種を含む複数の
    呼種を処理する交換機において、 輻輳発生時に輻輳緩和の為に呼の発生を規制する規制レ
    ベルを、呼種毎に独立に登録する呼種別規制レベル登録
    手段と、 前記交換機に加わるトラヒックを監視するトラヒック監
    視手段と、 前記呼種別規制レベル登録手段に登録済の呼種毎の規制
    レベルと、前記トラヒック監視手段が監視中のトラヒッ
    ク現状とを比較すると共に、前記交換機に加わる呼種を
    識別し、前記トラヒック現状が前記規制レベルに達して
    いる呼種を規制する呼種別規制手段とを設け、 トラヒックが急変する呼種に対応する規制レベルを、他
    の呼種より低レベルに登録することにより、前記トラヒ
    ックが急変する呼種による他の呼種に対する処理への悪
    影響を防止可能とすることを特徴とする呼種別トラヒッ
    ク制御方式。
  2. 【請求項2】 トラヒックが急変する呼種を含む複数の
    呼種を処理する交換機において、 呼処理の実行優先度を、呼種毎に独立に登録する呼種別
    実行優先度登録手段と、 前記交換機に生起する呼の種類を識別し、前記呼種別実
    行優先度登録手段に、識別した呼種に対応して登録済の
    実行優先度を付与して呼処理を実行する呼種別実行手段
    とを設け、 トラヒックが急変する呼種に対応する実行優先度を、他
    の呼種より低優先度に登録することにより、前記トラヒ
    ックが急変する呼種による他の呼種に対する処理への悪
    影響を防止可能とすることを特徴とする呼種別トラヒッ
    ク制御方式。
  3. 【請求項3】 トラヒックが急変する呼種を含む複数の
    呼種を処理する交換網において、 前記交換網に生起する呼を処理する処理装置の他に、前
    記トラヒックが急変する呼種に含まれる生起呼を専用に
    処理するトラヒック急変呼種用処理装置と、 前記交換網に生起した呼の種類を分析し、前記トラヒッ
    クが急変する呼種に含まれる生起呼は前記トラヒック急
    変呼種用処理装置に配送し、前記トラヒックが急変する
    呼種に含まれぬ生起呼は前記処理装置に配送する呼分配
    手段とを設け、前記トラヒックが急変する呼種による他
    の呼種に対する処理への悪影響を防止可能とすることを
    特徴とする呼種別トラヒック制御方式。
  4. 【請求項4】 前記呼分配手段は、前記処理装置および
    トラヒック急変呼種用処理装置の何れかに内蔵させるこ
    とを特徴とする請求項3記載の呼種別トラヒック制御方
    式。
  5. 【請求項5】 前記トラヒック急変呼種用処理装置は、
    一台の前記処理装置に対応して一台設けることを特徴と
    する請求項3記載の呼種別トラヒック制御方式。
  6. 【請求項6】 前記トラヒック急変呼種用処理装置は、
    一台の前記処理装置に対応して複数台設けることを特徴
    とする請求項3記載の呼種別トラヒック制御方式。
  7. 【請求項7】 前記トラヒック急変呼種用処理装置は、
    複数台の前記処理装置に対応して共通に一台設けること
    を特徴とする請求項3記載の呼種別トラヒック制御方
    式。
  8. 【請求項8】 トラヒックが急変する呼種を含む複数の
    呼種を、複数の処理装置により呼種別に分担して処理す
    る交換機において、前記交換機に加わるトラヒックを呼
    種毎に監視する呼種別トラヒック監視手段と、前記各処
    理装置に加わるトラヒックを監視し、前記各処理装置に
    加わる前記トラヒックが均等化する如く、前記呼種のト
    ラヒックを処理する処理装置の数を制御する処理装置別
    トラヒック分配手段とを設けることを特徴とする呼種別
    トラヒック制御方式。
JP10066773A 1998-03-17 1998-03-17 呼種別トラヒック制御方式 Withdrawn JPH11266304A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10066773A JPH11266304A (ja) 1998-03-17 1998-03-17 呼種別トラヒック制御方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10066773A JPH11266304A (ja) 1998-03-17 1998-03-17 呼種別トラヒック制御方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11266304A true JPH11266304A (ja) 1999-09-28

Family

ID=13325530

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10066773A Withdrawn JPH11266304A (ja) 1998-03-17 1998-03-17 呼種別トラヒック制御方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11266304A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008301036A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Oki Electric Ind Co Ltd 入呼規制方法、交換装置および通信システム
JP2010021942A (ja) * 2008-07-14 2010-01-28 Ntt Docomo Inc 無線基地局装置及び無線ネットワークシステム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008301036A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Oki Electric Ind Co Ltd 入呼規制方法、交換装置および通信システム
JP2010021942A (ja) * 2008-07-14 2010-01-28 Ntt Docomo Inc 無線基地局装置及び無線ネットワークシステム
JP4690442B2 (ja) * 2008-07-14 2011-06-01 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 無線基地局装置及び無線ネットワークシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1086098C (zh) 在无线系统中分配信道的方法
US5666364A (en) Method for prioritizing services provided by different network entities
US5615249A (en) Service prioritization in a cellular telephone system
JP2699934B2 (ja) 通信規制制御方式
CN100566462C (zh) 无线传送不同信息流的方法和设备
JP2940526B2 (ja) 移動通信システム
CA2227144C (en) Method for adaptively switching between pcs authentication schemes
US6510145B1 (en) Method and apparatus for providing packet data service in a communication system
JP4316080B2 (ja) 移動通信システム,移動局,基地局,交換局及び位置登録エリア変更制御方法
JPH11266304A (ja) 呼種別トラヒック制御方式
JPH10243095A (ja) マルチプロセッサ制御交換機のトラヒック負荷分散制御 方式
KR101336997B1 (ko) 이동 통신 시스템의 트래픽 제어 시스템 및 방법
JP5277981B2 (ja) 無線基地局装置及びその電源制御方法
KR100282407B1 (ko) 스위칭 시스템 및 스위칭 시스템에서의 안내방송 운용 방법
JP7111428B2 (ja) 無線通信制御装置、無線通信システム、チャネル割り当て方法及びプログラム
KR20000072980A (ko) 교환기 시스템에서 가입자의 감시와 감청을 위한 시스템 및 방법
JPH099354A (ja) 移動端末制御方式
JP2972222B2 (ja) 移動通信に於ける情報サービス方式
JP3538166B2 (ja) 輻輳抑制装置及び輻輳抑制方法
JPH09130855A (ja) 通信時間制限方式及び該方式による通信制御装置
JP2590100B2 (ja) 衛星通信システム
JPH0352398A (ja) 移動通信制御方式
JP2003283656A (ja) 発呼規制方法及びシステム
JP2000253458A (ja) 移動通信システムと、その移動通信システムで用いられる移動通信交換局および移動無線通信端末
KR20030074305A (ko) 보조 방문자위치 등록기를 이용한 이동단말기의 위치등록방법 및 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050607