JPH11265722A - アルカリ金属電気化学電池の膨潤の制御 - Google Patents

アルカリ金属電気化学電池の膨潤の制御

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JPH11265722A
JPH11265722A JP10377178A JP37717898A JPH11265722A JP H11265722 A JPH11265722 A JP H11265722A JP 10377178 A JP10377178 A JP 10377178A JP 37717898 A JP37717898 A JP 37717898A JP H11265722 A JPH11265722 A JP H11265722A
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カン ホン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電池の放電容量を感知できる程度に損なうこ
となく、リチウム/酸化バナジウム銀電池またはリチウ
ム/酸化バナジウム銀銅電池などのアルカリ金属/遷移
金属酸化物の電気化学電池の電池膨潤特性を改良するこ
とである。 【解決手段】上記の課題は、a)アノード活物質として
のアルカリ金属からなるアノード、b)金属、金属酸化
物、混合金属酸化物および金属硫化物からなる群から選
択されるカソード活物質を含むカソード、およびc)前
記アノードおよび前記カソードを活性化する電解液から
なる電気化学電池において、前記アノード活物質および
前記カソード活物質は、放電による電池厚さ全体のパー
セント変化が約10%以下になるように、アノードおよ
びカソードの活物質のグラム量に基づくアノード‐カソ
ード容量比で、前記電池内に存在することを特徴とする
電気化学電池とすることによって解決される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化学エネルギーを
電気エネルギーに変換することに関する。さらに詳しく
は、本発明は、アノード‐カソード(A/C)の容量比
を特別に均衡化させて、カソード効率を感知できる程度
に損なうことなく電池膨潤を改善できるアルカリ金属電
気化学電池に関する。好ましいカップルは、アルカリ金
属/固体カソード活物質であり、さらに好ましくい化学
構成は、リチウム/遷移金属酸化物のカップルである。
【0002】
【従来の技術】リチウム電池はペースメーカーや心臓細
動除去器などの体内埋め込み型医療装置に電力を与える
ために有効に使用されてきた。しかしながら、リチウム
電池は放電中に一定の電圧に達した場合に膨潤すること
が知られている。医療装置の設計においては、この膨潤
を考慮して、装置回路に損傷を与えないために、電池の
体積変化に応じうる充分な空隙が残されている必要があ
る。結果として、電池の膨潤が大きくなればなるほど、
用意しておかなければならない空隙も大きくなり、これ
は装置の総体積に直接影響する。体内埋め込み型医療装
置の分野では、より小さい体積の装置が望まれている。
すなわち、リチウム電池、特に体内埋め込み型医療装置
に電力を与えるために使用されるリチウム電池における
膨潤を最小化または除去して、体内埋め込み型装置のよ
り効率的で安全な設計を改良することが望まれている。
【0003】心臓細動除去器などの体内埋め込み型医療
装置の駆動に必要とされる高放電容量および高エネルギ
ー電流パルスを与える化学構成は、リチウム/酸化バナ
ジウム銀(Ag2 4 11、SVO)カップルである。
Crespi等の米国特許第5458997号には、リチウム
アノードと酸化バナジウム銀カソードとを有する電気化
学電池が記載されているが、この電池はアノードが限定
されている。この特許は、従来法に従って均衡化された
Li/SVO電池の放電において、抵抗は放電曲線上の
第2の電圧平坦部310から始まって時間の関数として
増加する(Crespi等の図5)。この点に関して、Crispi
等は、従来法に従って均衡化された電池において使用さ
れている量よりも、少ない量のリチウムおよび電解液を
含むように電池活成分を再均衡化している。この再均衡
化された電池は、アノード容量(Q- )とカソード容量
(Q+ )との比が0.45〜0.70になっている。こ
の再均衡化によって、第1の電圧平坦部、および第2の
電圧平坦部の始まりに至る第1の傾斜部においてのみ、
すなわち、従来法によって均衡化されたLi/SVO電
池において抵抗が形成される放電曲線の部分(第2の電
圧平坦部領域)を避けて放電が起こる。この方法の欠点
は、約250mAhまでの電池容量の損失があることで
ある(Crespi等の特許の図6の線370と図7の線38
5)。
【0004】それ故、体内埋め込み型医療装置などに電
力を供給するのに必要な高容量を放電でき、しかも、放
電中に膨潤があったとしても少なくなるようなリチウム
/遷移金属酸化物電池が要求されている。本発明の電池
は、高放電容量のLi/SVO電池の放電に一般的な電
圧平坦部の両方を利用することによってこの要求を満た
し、同時に、再均衡化されたアノード‐カソード(A/
C)の容量比によって電池膨潤の影響を最小化してい
る。すなわち、電圧平坦部および傾斜部の両者を使用す
ることによって、しかも、電池の活成分を再均衡化する
ことによって、電池膨潤という問題は、電極での電気化
学反応を損なうことなく制御されている。本発明によっ
て活成分を再均衡化することは、リチウム/酸化バナジ
ウム銀銅電池においても膨潤を減少させるのに有用であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、電池
の放電容量を感知できる程度に損なうことなく、リチウ
ム/酸化バナジウム銀電池またはリチウム/酸化バナジ
ウム銀銅電池などのアルカリ金属/遷移金属酸化物の電
気化学電池の電池膨潤特性を改良することである。この
目的は、(アノード内およびカソード内の活物質のグラ
ム量に基づいて)電池のアノード‐カソードの容量比を
再均衡化することによって達成される。これによって、
電池は高放電容量および高電流パルスを放電でき、また
同時に、そのような電源で一般的に生じるケースの膨潤
を最小化できる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明において、好まし
いアノードはリチウム金属であり、好ましいカソード
は、酸化バナジウム銀(Ag2 4 11)(SVO)ま
たは酸化バナジウム銀銅(CSVO)などの遷移金属酸
化物である。好ましい電解液としては、プロピレンカー
ボネートなどの少なくとも1種類の高誘電率溶媒と1,
2‐ジメトキシエタンなどの少なくとも1種類の低粘度
溶媒とを含む溶媒にイオン形成アルカリ金属塩としての
LiAsF6 またはLiPF6 を1.0M〜1.4M溶
解させたものが挙げられる。この化学構成は電流パルス
放電を間欠的に放電できる電池を提供する。
【0007】本発明は、次の説明と添付図面を参照する
ことによって当業者に明らかとなる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の電気化学電池は、リチウ
ム、ナトリウムおよびカリウムなどの元素周期律表のI
A、IIAおよびIIIB族から選択される金属、およ
びその合金または金属間化合物、例えばLi‐Si、L
i‐Al、Li‐BおよびLi‐Si‐Bの合金または
金属間化合物からなるアノードから構成される。好まし
いアノードはリチウムから構成される。また、アノード
はリチウム‐アルミニウム合金などのリチウム合金から
構成されてもよい。合金中のアルミニウム重量が大きく
なけばなるほど、電池のエネルギー密度は減少する。
【0009】アノードの形態は任意であるが、好ましく
はアノードは、アノード金属からなる薄い金属性のシー
トまたは箔を、好ましくはチタン、チタン合金またはニ
ッケルからなる金属製のアノード集電体に、プレスまた
は圧延したものであり、これがアノード構成要素を形成
する。銅、タングステンおよびタンタルもアノード集電
体に好適な材料である。本発明の実施例における電池で
は、アノード構成要素は好ましくはニッケルまたはチタ
ンなどのアノード集電体と同一材料からなり、溶接など
によって集電体に一体形成された延長タブまたはリード
を有しており、この延長タブまたはリードは、導電性金
属からなる電池ケースとの溶接によって接触されてい
て、ケースが負極の電池構造になっている。また、アノ
ードは他の形態、例えばボビン型、円筒型またはペレッ
ト型に形成されて、低表面積の電池設計されていてもよ
い。
【0010】本発明の電気化学電池はさらに、電池のも
う1つの電極としての役割を果たす導電性材料からなる
カソードを含んでいる。
【0011】カソードは好ましくは固体材料からなり、
カソードでの電気化学反応は、アノードからカソードに
移動するイオンを原子状態または分子状態に変換する反
応を含んでいる。固体カソード材料は、金属元素、金属
酸化物、混合金属酸化物、金属硫化物、並びにその組み
合わせから構成されている。金属酸化物、混合金属酸化
物および金属硫化物は、化学付加反応、または混合状態
での熱処理、ゾル‐ゲル形成、化学蒸着または水熱合成
によって種々の金属酸化物、金属硫化物および/または
金属元素の好適な親密接触によって形成され得る。この
ようにして製造される活物質は、貴金属および/または
他の酸化物や硫化物を含むIB、IIB、IIIB、I
VB、VB、VIB、VIIBおよびVIII族の金
属、酸化物および硫化物を含んでいる。
【0012】好ましい混合金属酸化物は、一般式SMx
2 y を有する遷移金属酸化物である。ここで、SM
は元素周期律表のIB〜VIIBおよびVIII族から
選択される金属であり、一般式中のxは約0.30〜
2.0であり、yは約4.5〜6.0である。これに限
定されるわけではないが、例えば、1実施例としてのカ
ソード活物質は、一般式Agx 2 y を有する酸化バ
ナジウム銀(SVO)からなる。この酸化バナジウム銀
は、その何れの相であってもよい。例えば、β‐相の酸
化バナジウム銀は一般式においてx=0.35およびy
=5.8を有している。γ‐相の酸化バナジウム銀は一
般式においてx=0.74およびy=5.37を有して
いる。ε‐相の酸化バナジウム銀は一般式においてx=
1.0およびy=5.5を有している。なお、この相は
組み合わせや混合であってもよい。このようなカソード
活物質のさらに詳細な説明としては、Liang 等の米国特
許第4310609号がある。この特許は、本発明の出
願人に譲り受けられており、ここに参考文献として揚げ
られる。
【0013】他の好適な複合遷移金属酸化物のカソード
材料としては、V2 z が挙げられる。ここで、V2
z はz≦5の場合には、銀(II)、銀(I)または銀
(0)の酸化状態の何れかにある銀を含むAg2 O、お
よび銅(II)、銅(I)または銅(0)のいずれかの
酸化状態にある銅を含むCuOと結合して、一般式Cu
x Agy 2 z (CSVO)を有する混合金属酸化物
を提供する。すなわち、この複合カソード活物質は、金
属酸化物‐金属酸化物‐金属酸化物、金属‐金属酸化物
‐金属酸化物または金属‐金属‐金属酸化物として記述
でき、Cux Agy 2 z の材料組成の範囲は、好ま
しくは約0.01≦z≦6.5である。CSVOの一般
的な形態は、Cu0.16Ag0.672 z (zは約5.5
である)およびCu0.5 Ag0.5 2 z (zは約5.
75である)である。酸素含有量はzで表されるが、C
SVO中の酸素の正確な化学量論比率は、カソード材料
が空気や酸素などの酸化雰囲気中で調製されているの
か、またはアルゴンやニッケルやヘリウムなどの不活性
雰囲気中で調製されているかに依存して変わり得る。こ
のカソード活物質のさらに詳細な説明としては、タケウ
チ等の米国特許第5472810号およびタケウチ等の
第5516340号がある。なお上記の特許は何れも本
発明の出願人に譲り受けられており、ここに参考文献と
して掲げる。
【0014】本発明に有用な他のカソード活物質として
は、二酸化マンガン、酸化コバルトリチウム、酸化ニッ
ケルリチウム、酸化銅、二硫化チタン、硫化銅、硫化
鉄、二硫化鉄、酸化バナジウム銅、フッ化炭素および上
記物質の混合物が挙げられる。好ましくはカソードは、
カソード活物質を約80〜99重量パーセント含んでい
る。
【0015】本発明に従って電気化学電池に組み込むた
めの電極を作成する前に、上記のようにして調製された
カソード活物質は、好ましくはカソード混合物中に約1
〜5重量パーセントで存在するポリテトラフルオロエチ
レンまたはポリビニリデンフルオライドなどの粉末フッ
素ポリマーのようなバインダー材料と混合されている。
さらに、好ましくは、約10重量パーセントまでの導電
性希釈材が導電性を改良するためにカソード混合物に添
加されている。この目的に好適な材料としては、ニッケ
ル、アルミニウム、チタンおよびステンレス鋼など金属
粉末またはアセチレンブラック、カーボンブラックおよ
び/またはグラファイトが挙げられる。好ましいカソー
ド活物質としては、約3重量パーセントの粉末状フッ素
ポリマーバインダー、約3重量パーセントの導電性希釈
材および約94重量パーセントのカソード活物質を含ん
でいる。
【0016】電池に組み込むためのカソード構成要素
は、本発明のカソード活混合物を、ステンレス鋼、チタ
ン、タンタル、白金および金からなる群から選択される
好適な集電体上に、圧延、ロールまたはプレスすること
によって調製され得る。好ましい集電体材料はチタンで
あり、さらに好ましくは、チタンカソード集電体はその
上にグラファイト/カーボンペイントの薄層を有してい
る。上記のようにして調製されたカソードは、例えば板
状に形成された少なくとも1個以上のプレートと、アノ
ード材料からなる板状に形成された少なくとも1個以上
のプレートとを機能的に作用するように関連付けるか、
または長尺状に形成してアノード材料からなる対応する
長尺状のものと巻回して“ゼリーロール”と類似の構造
体に形成される。
【0017】内部の短絡状態を回避するために、カソー
ドは好適なセパレーター材料によってIA、IIAまた
はIIIB族のアノード材料から分離されている。セパ
レーターは電気的絶縁材料からなり、このセパレーター
材料もまた、アノードおよびカソード活物質と化学的に
不活性であり、電解液と不活性であり、しかも、電解液
に不溶である。さらにこのセパレーター材料は、電池の
電気化学反応の際に、電解液の流通を可能にするのに十
分な多孔度を有している。実施例としてのセパレーター
材料は、ポリビニリデンフルオライド、ポリエチレンテ
トラフルオロエチレンおよびポリエチレンクロロトリフ
ルオロエチレンなどのフッ素ポリマー繊維からなる織物
を単独使用するか、またはフッ素ポリマー微孔性フィル
ム、不織ガラス、ポリプロピレン、ポリエチレン、ガラ
ス繊維材料、セラミックス、商品名ZITEX(Chempl
ast Inc.)として市販されているポリテトラフルオロエ
チレン膜、商品名CELGARD(Celanese Plastic C
ompany, Inc.)として市販されているポリプロピレン
膜、および商品名DEXIGLAS(C.H. Dexter, Di
v., Dexter Corp. )として市販されている膜に積層し
て使用される。
【0018】さらに本発明の電気化学電池は、電池の電
気化学反応の際に、アノードとカソードの電極間のイオ
ン移動のための媒体としての役割を果たす非水性のイオ
ン伝導性電解液を含んでいる。電極での電気化学反応
は、アノードからカソードへ移動するイオンを原子状態
または分子状態に変換する反応を含んでいる。すなわ
ち、本発明に好適な非水性電解液は、アノードおよびカ
ソード材料に対して実質的に不活性であり、それらはイ
オン伝導に不可欠な物性、すなわち低粘度、低表面張力
および湿潤性を示す。
【0019】好適な電解液は、無機のイオン伝導性塩を
非水性溶媒に溶解したものである。さらに好ましくは、
電解液はイオン性アルカリ金属塩を含んでおり、このイ
オン性アルカリ金属塩は低粘度溶媒と高誘電率溶媒とか
らなる非プロトン性(aprotic) 有機溶媒の混合物に溶解
されている。無機のイオン伝導性塩は、アノードイオン
が移動するための媒体としての役割を果たして、カソー
ド活物質とインターカレートまたは反応する。好ましく
はイオン形成アルカリ金属塩は、アノードを構成するア
ルカリ金属と同一または類似である。
【0020】リチウムからなるアノードの場合、電解液
のアルカリ金属塩はリチウムを基本とする塩である。ア
ノードからカソードへのアルカリ金属イオンの伝導のた
めの媒体としての有用な公知のリチウム塩としては、L
iPF6 、LiBF4 、LiAsF6 、LiSbF6
LiClO4 、LiAlCl4 、LiGaCl4 、Li
C(SO2 CF3 3 、LiN(SO2 CF3 2 、L
iSCN、LiO3 SCF2 CF3 、LiC6 5 SO
3 、LiO2 CCF3 、LiSO3 F、LiB(C6
5 4 およびLiCF3 SO3 、並びに上記物質の混合
物が挙げられる。
【0021】本発明に有用な低粘度溶媒としては、エス
テル、線状または環状のエーテルおよびジアルキルカー
ボネート、例えばテトラヒドロフラン(THF)、メチ
ルアセテート(MA)、ジグリム、トリグリム、テトラ
グリム、ジメチルカーボネート(DMC)、1、2‐ジ
メトキシエタン(DME)、1、2‐ジエトキシエタン
(DEE)、1‐エトキシ,2‐メトキシエタン(EM
E)、ジエチルカーボネート、および上記物質の混合物
が挙げられる。高誘電率溶媒としては、環状カーボネー
ト、環状エステルおよび環状アミド、例えばプロピレン
カーボネート(PC)、エチレンカーボネート(E
C)、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、γ‐バレロラ
クトン、γ‐ブチロラクトン(GBL)およびN‐メチ
ル‐ピロリジノン(NMP)、並びに上記物質の混合物
が挙げられる。本発明において、好適なアノードはリチ
ウム金属であり、好適な電解液は、好適な高誘電率溶媒
としてのプロピレンカーボネートと好適な低粘度溶媒と
しての1,2‐ジメトキシエタンとの体積比50:50
混合物中に溶解された0.8M〜1.5MのLiAsF
6 またはLiPF6 である。
【0022】放電中において、SVOはそのリチウムイ
ンターカレート状態、すなわちLiX Ag2 4 11
変換される。ここでxは0〜約7の範囲である。電池の
開回路電圧が約2.4ボルト(x>5)以下に落ちると
ころまでSVO電池が放電されたとき、電池膨潤が起こ
り始めることが観測された。放電条件に依存して、電池
厚さ全体の変化は、始めの電池厚さの25%またはそれ
以上に大きくなっている。
【0023】本発明によると、リチウム/遷移金属酸化
物カップルの放電中の電池膨潤の比率は、アノード‐カ
ソード(A/C)の容量比を再設計または再均衡化する
ことによって、従来技術において知られたものを越えて
減少する。カソード内の活物質の量はカソードの理論容
量を決定する。体内埋め込み型装置の電力供給におい
て、(傾斜した電圧プロフィール、インピーダンス変化
などの)電池の放電状態を知ることは常に必要であり、
医師や患者はいつバッテリーを交換する必要があるかを
決定する。心臓細動除去器などの今日の体内埋め込み型
医療装置に一般的に用いられているSVO電池にとっ
て、第2の電圧平坦部の始まり(2.6V)は、電池の
供給寿命の約50%(カソード効率の40%)の利用を
示している。電池ポテンシャルが第2の平坦部(〜2.
5V)の末端に達すると、電池供給寿命の約80%(カ
ソード効率の70%)が消費されている。患者の安全性
のために、有効な供給寿命の残りの20%が完全に消費
される前に、電池は取り替える必要がある。ここで、
2.5Vから2.2Vの電池電圧のゆるやかな減少(S
VO電池の第2の傾斜部)がモニターされると、体内埋
め込み型医療装置の供給寿命の最後を示すものとして使
用される。
【0024】電解液の溶媒の分解が、アルカリ金属/遷
移金属酸化物電池の膨潤を起こすことが知られている。
例えば、体積比50:50のPC:DME中の1.0M
のLiAsF6 で活性化されたリチウム/酸化バナジウ
ム銀(Li/SVO)電池では、プロペンが気体生成物
の主要成分であることが見出されている。電解液におけ
るプロピレンカーボネートは、次の式に従って触媒的に
分解して、プロペンおよびリチウムカーボネートを形成
する。
【0025】
【式1】
【0026】すなわち、プロピレンカーボネートの触媒
的分解によるプロペンの生成は、第1にSVOカソード
へのリチウムイオンのインターカレーション状態に依存
する。本発明によるとガス形成は、電池が、約2.4V
(x>5)より低い開回路電圧ポテンシャルに達した場
合にのみ見られるので、触媒の形成はSVOカソードが
そのようなリチウムインターカレーション状態に達する
のを阻止することによって回避される。これはε‐相の
SVO(Ag2 4 11)の1当量を完全に放電するた
めに要求されるリチウムの7.00当量に基づいて、A
/C比を0.96(x=6.7)〜0.68(x=4.
8)の範囲に再均衡化することによって達成される。こ
の点に関して、プロペンの形成はアルカリ金属/遷移金
属酸化物の電気化学電池の放電中に減少する。これは、
電池放電の寿命期間(end-of-life )(EOL)での膨
潤を、PC:DMEの体積比50:50の混合物で活性
化された従来のアルカリ金属電気化学電池で一般的に生
じた膨潤を約80%だけ減少させることになる。
【0027】上述のCrespi等の特許において、アノード
の容量(Q- )をカソードの容量(Q+ )で除した比
は、SVOの1当量を完全に放電するのに要求されるリ
チウムの約6.67当量に基づいて計算される。本発明
のSVOの理論容量値(Liインターカレーションの7
当量)を使用することによって、Crespi等のA/C比の
範囲は、(0.45〜0.70に変わって)0.43〜
0.67と計算される。すなわち、0.96〜0.68
という本発明のA/C比の範囲は、従来技術のものと重
ならない。
【0028】電気化学電池の好ましい形態は、ケースが
負極の設計であり、アノード/カソードのカップルは、
当業者に周知のように、アノード集電体に接続されるよ
うな導電性金属からなるケースに挿入される。ケースの
好ましい材料はチタンであるが、ステンレス鋼、軟鋼、
ニッケル、ニッケルメッキした軟鋼およびアルミニウム
であってもよい。ケースのヘッダーはカソード電極のた
めのガラス‐金属シール/端子ピンフィードスルーを収
容するための十分な数の開口を有する金属製の蓋体を備
えている。アノード電極は、好ましくはケースまたは蓋
体に接続される。さらなる開口部が電解液を充填するた
めに設けられている。ケースのヘッダーは電気化学電池
の他の構成要素と化学反応を起こさない材料から構成さ
れており、耐腐食性である。ケースはその後、上記の電
解液が充填されて充填孔にステンレス鋼性のプラグを精
密溶接するなどして密閉シールされる。なお、これに限
定されるわけではない。また本発明の電池は、ケースが
正極の設計に作製してもよい。
【0029】次の実施例は、本発明の電気化学電池を製
造するための方法や使用方法を記載している。それらは
本発明者が本発明を実施するための最良実施形態と考え
るものであるが、本発明はそれに限定されるわけではな
い。
【0030】
【実施例】実施例I リチウムアノード材料にニッケル集電体スクリーンをプ
レスし、酸化バナジウム銀カソード材料にチタン集電体
スクリーンをプレスすることによって、15個のリチウ
ム/酸化バナジウム銀電池を作製した。これらの電池は
3つずつ5個のグループに分類し、それぞれ(電池の電
極活物質のグラム量に基づいて)そのA/C容量比によ
って表した。電極はそれぞれ2層のプロピレン微孔性膜
セパレーターがアノードおよびカソードの間に挟まれた
プリズマティック型電池スタック構造に組み立てられ
た。この電極集合体は次にケースが負極の構造のステン
レス鋼製ケース内に密閉シールされて、PC:DMEの
体積比50:50の混合物中の1.0MのLiAsF6
から実質的に構成される電解液で活性化した。
【0031】3.57kΩの定抵抗負荷を最初のプレ放
電期間中に21時間にわたってすべての電池に適用し
た。このプレ放電期間はバーンインと呼ばれ、電池の理
論容量の約1%が損なわれる。バーンインに続いて、各
パルス間に15秒の休憩をもたせた4個の10秒パルス
(23.2mA/cm2 )からなるアクセプタンスパル
ステストを電池に対して実施した。
【0032】アクセプタンスパルステストに続いて、す
べての電池を6週間にわたって2kΩの負荷で毎週パル
ストレインを実施して放電させた(7パルストレイ
ン)。パルストレインは各パルス間に15秒の休憩をも
たせた4個の10秒パルス(23.2mA/cm2 )か
ら構成される。7個のパルストレインに引き続いて、電
池を0.0Vに達するまで、5kΩの定抵抗負荷で放電
させた。電池の厚さを一定時間毎にモニターした、A/
C比および理論最大リチウムインターカレーション(理
論的なx)と比較して、最終的な電池厚さのパーセンテ
ージ変化のデータを表1にまとめる。
【0033】
【表1】
【0034】表1のグループ1〜5のそれぞれの電池の
各データから集めたデータをグラフにして、Li/SV
Oカップルの電池膨潤における改良を示すと、カソード
効率は無視されていない。図1はそれぞれのLi/SV
O電池のアノード‐カソード(A/C)容量比に対する
放電容量の影響を示す。ここで、曲線10は0.923
のA/C比を有するLi/SVO電池から作成したグラ
フである。曲線12は0.995のA/C比を有する電
池から作成したグラフである。曲線14は1.044の
A/C比を有する電池から作成したグラフである。曲線
16は1.078のA/C比を有する電池から作成した
グラフである。曲線18は1.135のA/C比を有す
る電池から作成したグラフである。1.135〜0.9
23のA/C比を有するすべての電池は同じ電圧プロフ
ィールに従った。しかしながら、A/C比が小さくなる
と、電池はより速く0.0Vに達する。
【0035】図2では、図1のx座標を電池容量からカ
ソード効率に変更してある。ここで、曲線20は0.9
23のA/C比を有するLi/SVO電池から作成した
グラフである。曲線22は0.995のA/C比を有す
る電池から作成したグラフである。曲線24は1.04
4のA/C比を有する電池から作成したグラフである。
曲線26は1.078のA/C比を有する電池から作成
したグラフである。曲線28は1.135のA/C比を
有する電池から作成したグラフである。このデータは、
1.135のA/C比を有する場合には、約99%のカ
ソード効率しか放電しないことを示している。これはS
VOカソードの効率的な利用にとって、より多くのアノ
ード容量が電池の活成分均衡化において必要であること
を意味する。同一の結論は、他のすべてのA/C比の電
池から導き出すことができる。
【0036】図3は、電池膨潤を有するA/C比の関係
を示す。ここで、曲線30は0.923のA/C比を有
するLi/SVO電池から作成したグラフである。曲線
32は、0.995のA/C比を有する電池から作成し
たグラフである。曲線34は1.044のA/C比を有
する電池から作成したグラフである。曲線36は1.0
78のA/C比を有する電池から作成したグラフであ
る。曲線38は1.135のA/C比を有する電池から
作成したグラフである。何れのA/C比でも電池の厚さ
の変化は同じ曲線を辿る。電池が0.0Vに達すると、
電池の膨潤は止まる。それ故、A/C比が低くなればな
るほど、電池膨潤は小さくなる。図1〜3より、電池膨
潤、電池放電容量およびA/C比の間の関係は明らかに
示されている。
【0037】図4は、カソード効率と電池膨潤との間の
関係を示す。ここで、曲線40は0.923のA/C比
を有するLi/SVO電池から作成したグラフである。
曲線42は0.995のA/C比を有する電池から作成
したグラフである。曲線44は1.044のA/C比を
有する電池から作成したグラフである。曲線46は1.
078のA/C比を有する電池から作成したグラフであ
る。曲線48は1.135のA/C比を有する電池から
作成したグラフである。
【0038】Li/SVO電池は約56%〜65%のカ
ソード効率の間で膨潤し始める。中間点は約61%のカ
ソード効率である。このカソード効率は第2の電圧平坦
部の終わり、または第2の傾斜部の始まりを示しており
(図2参照)、電池膨潤が完全に回避できる再均衡化さ
れたA/C比の下限である。図2のデータによると、こ
のカソード効率を達成するためのA/C比の下限は、約
61%よりも大きいはずである。実際の数値は図5の結
果から決定される。図4は61〜約85%のカソード効
率でSVO電池だけが最小の膨潤を示すことで表してい
る。
【0039】図5はA/C比およびカソード効率の関係
を示す。線形関係が観測される。
【0040】カソード効率(%×100)=4.180
6+83.999(A/C比)
【0041】図5に示す平衡状態(曲線50)は実験デ
ータに由来する実験的平衡値である。切片4.1806
および傾き83.999は実験データの点の線形数学的
フィッティングの結果である。R2 値は相関関係の精度
を表している。完全にフィットすると、R2 は1.00
になる。R2 が1.00に近づけば近づくほど、曲線の
フィットは良くなる。すなわち、R2 =0.983は、
非常に信頼性のある曲線フィットであり、カソード効率
とA/C比との間の線形関係が実験条件で支持されてい
る。
【0042】図4から、カソード効率の下限は61%で
あると推定される。上記のカソード効率の平衡状態の場
合、A/Cの下限は0.68であると計算される。本発
明の計算された下限値であるA/C比は、上記のCrespi
等の特許の0.43〜0.67と計算されるA/C比の
範囲より大きい。
【0043】図6は、電池のポテンシャルと電池厚さと
の関係を示す。ここで、曲線60は0.923のA/C
比を有するLi/SVO電池から作成されたグラフであ
る。曲線62は0.995のA/C比を有する電池から
作成したグラフである。曲線64は1.044のA/C
比を有する電池から作成したグラフである。曲線66は
1.078のA/C比を有する電池から作成したグラフ
である。曲線68は1.135のA/C比を有する電池
から作成したグラフである。このグラフは、Li/SV
O電池が膨潤し始めるとき、電池はすでに第2の平坦部
の末端に達していて、電池の電圧は約2.5V以下にな
っていることを示している。
【0044】表1および図1〜6によると、Li/SV
O電池の膨潤を最小化または回避するための好適なA/
C比は、0.68〜1.00の範囲にある。しかしなが
ら、好適な電池設計は、できるだけカソード容量を利用
することであり、同時に電池膨潤を最小化することであ
る。それ故、本発明のより好ましいA/C比は、0.9
0〜0.96の範囲にある(これは80〜85%のカソ
ード効率に対応する)。この範囲内では、電池ポテンシ
ャルは電池の寿命期(ECL)を示すものとして利用さ
れ得る第2の傾斜部にある。
【0045】この実施例はLi/SVO電池の放電を示
すものであるが、Li/SVOおよびLi/CSVO電
池の両者は、品質的に電池膨潤の点で同一の挙動を示
す。品質的に、この2つの系は異なる点もある。例え
ば、Li/CSVO電池は下限、上限および最適A/C
比の範囲は、それらの放電電圧プロフィールの違いに起
因するため、Li/SVO電池のものと相違する。しか
しながら、両電池系において、電池膨潤は本発明による
アノードを限定した設計を利用することによって最小化
または削除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】種々のアノード‐カソード容量比を有するLi
/SVO電池の電圧と放電容量との関係を示すグラフで
ある。
【図2】図1のグラフを作成するために使用されたLi
/SVO電池の電圧とカソード放電効率との関係を示す
グラフである。
【図3】図1のグラフを作成するために使用されたLi
/SVO電池の電池膨潤と放電容量との関係を示すグラ
フである。
【図4】図1のグラフを作成するために使用されたLi
/SVO電池の電圧膨潤とカソード放電効率との関係を
示すグラフである。
【図5】Li/SVO電池のカソード放電効率とアノー
ド‐カソード容量比との関係を示すグラフである。
【図6】図1のグラフを作成するために使用されたLi
/SVO電池の電池膨潤と放電ポテンシャルとの関係を
示すグラフである。

Claims (49)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)アノード活物質としてのアルカリ金
    属からなるアノード、 b)金属、金属酸化物、混合金属酸化物および金属硫化
    物からなる群から選択されるカソード活物質を含むカソ
    ード、および c)前記アノードおよび前記カソードを活性化する電解
    液からなる電気化学電池において、 前記アノード活物質および前記カソード活物質は、放電
    による電池厚さ全体のパーセント変化が約10%以下に
    なるように、アノードおよびカソードの活物質のグラム
    量に基づくアノード‐カソード容量比で、前記電池内に
    存在することを特徴とする電気化学電池。
  2. 【請求項2】 前記アルカリ金属はリチウムであること
    を特徴とする請求項1に記載の電気化学電池。
  3. 【請求項3】 前記アルカリ金属はリチウムであり、前
    記カソード活物質にインターカレートされた前記リチウ
    ムの最大効率は約7.0であり、前記電池の前記アノー
    ド‐カソード容量比は約0.96より小さいことを特徴
    とする請求項1に記載の電気化学電池。
  4. 【請求項4】 前記カソード活物質は少なくとも銀およ
    びバナジウムの反応生成物であることを特徴とする請求
    項1に記載の電気化学電池。
  5. 【請求項5】 前記アルカリ金属はリチウムであり、前
    記カソード活物質は酸化バナジウム銀および酸化バナジ
    ウム銀銅、並びに上記物質の混合物から選択されること
    を特徴とする請求項1に記載の電気化学電池。
  6. 【請求項6】 a)アノード活物質からなるアノード、 b)前記アノードと機能的に作用するように関連付けら
    れたカソード活物質からなるカソード、および c)前記アノードおよび前記カソードを活性化する電解
    液からなる電気化学電池において、 前記アノード活物質および前記カソード活物質は、アノ
    ードおよびカソードの活物質のグラム量に基づいて、約
    0.68〜0.96のアノード‐カソード容量比で、前
    記電池中に存在することを特徴とする電気化学電池。
  7. 【請求項7】 前記アノードはアルカリ金属からなるこ
    とを特徴とする請求項6に記載の電気化学電池。
  8. 【請求項8】 前記アルカリ金属はリチウムであること
    を特徴とする請求項7に記載の電気化学電池。
  9. 【請求項9】 前記アノードは、さらに、チタン、ニッ
    ケル、銅、タングステンおよびタンタルからなる群から
    選択される集電体を含むことを特徴とする請求項6に記
    載の電気化学電池。
  10. 【請求項10】 前記カソード活物質は遷移金属酸化物
    であることを特徴とする請求項6記載の電気化学電池。
  11. 【請求項11】 前記カソード活物質は酸化バナジウム
    銀からなることを特徴とする請求項6に記載の電気化学
    電池。
  12. 【請求項12】 前記酸化バナジウム銀は前記カソード
    中に約80〜95重量%存在し、残りはバインダー材料
    および導電性添加材の少なくとも1種類であることを特
    徴とする請求項11に記載の電気化学電池。
  13. 【請求項13】 前記バインダー材料はフッ素樹脂粉末
    であることを特徴とする請求項12に記載の電気化学電
    池。
  14. 【請求項14】 前記導電性添加材はチタン、アルミニ
    ウム、ニッケルおよびステンレス鋼からなる群から選択
    される金属粉末、カーボン、グラファイト粉末およびア
    セチレンブラック、並びに前記物質の混合物からなる群
    から選択されることを特徴とする請求項12に記載の電
    気化学電池。
  15. 【請求項15】 前記カソードは、さらに、チタン、ス
    テンレス鋼、タンタル、白金および金からなる群から選
    択される集電体を含むことを特徴とする請求項6に記載
    の電気化学電池。
  16. 【請求項16】 前記アノードおよび前記カソードと機
    能的に作用するように関連付けられた前記電解液は、イ
    オン形成アルカリ金属塩を非水性溶媒に溶解したものか
    らなり、前記塩の前記アルカリ金属は前記アノードを構
    成する前記アルカリ金属と同一または類似であることを
    特徴とする請求項6に記載の電気化学電池。
  17. 【請求項17】 前記アノードの前記アルカリ金属塩は
    リチウムからなり、前記電解液を構成する前記イオン形
    成アルカリ金属塩は、LiPF6 、LiAsF6 、Li
    SbF6 、LiBF4 、LiClO4 、LiAlC
    4 、LiGaCl4 、LiC(SO2 CF3 3 、L
    iN(SO2 CF3 2 、LiSCN、LiO3 SCF
    2 CF3 、LiC6 5 SO3 、LiO2 CCF3 、L
    iSO3 F、LiB(C6 5 4 およびLiCF3
    3 、並びに上記物質の混合物からなる群から選択され
    ることを特徴とする請求項16記載の電気化学電池。
  18. 【請求項18】 前記非水性溶媒は、テトラヒドロフラ
    ン、メチルアセテート、ジグリム、トリグリム、テトラ
    グリム、ジメチルカーボネート、1,2‐ジメトキシエ
    タン、1,2‐ジエトキシエタン、1‐エトキシ,2‐
    メトキシエタン、ジエチルカーボネート、アセトニトリ
    ル、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ジ
    メチルアセトアミド、プロピレンカーボネート、エチレ
    ンカーボネート、γ‐バレロラクトン、γ‐ブチロラク
    トンおよびN‐メチル‐ピロリジノン、並びに上記物質
    の混合物からなる群から選択される少なくとも1種類の
    有機溶媒から構成されることを特徴とする請求項16に
    記載の電気化学電池。
  19. 【請求項19】 セパレーターは前記アノードおよび前
    記カソードの間に配置されて、それらの間の内部短絡接
    触を回避していることを特徴とする請求項6に記載の電
    気化学電池。
  20. 【請求項20】 チタン、ステンレス鋼、軟鋼、ニッケ
    ル、ニッケルメッキした軟鋼およびアルミニウムからな
    る群から選択される材料から構成される導電性ケース内
    に収納されていることを特徴とする請求項6に記載の電
    気化学電池。
  21. 【請求項21】 前記アノードはケースが負極の構造の
    前記ケースに接触していることを特徴とする請求項20
    に記載の電気化学電池。
  22. 【請求項22】 前記アノードはニッケル集電体と電気
    的に接触したリチウムアノード活物質からなり、前記カ
    ソードはチタン集電体と電気的に接触した酸化バナジウ
    ム銀活物質からなり、前記アノードおよび前記カソード
    はプロピレンカーボネートおよび1,2‐ジメトキシエ
    タンからなる体積比50:50の混合物中の1.0Mの
    LiAsF6 からなる前記電解液で活性化されているこ
    とを特徴とする請求項6に記載の電気化学電池。
  23. 【請求項23】 a)アノード活物質からなるアノー
    ド、 b)前記アノードと機能的に作用するように関連付けら
    れたカソード活物質からなるカソード、および c)前記アノードおよび前記カソードを活性化する電解
    液からなる電気化学電池において、 前記電解液は電池放電中にプロペンガスを触媒的に形成
    する可能性があり、前記カソード活物質は放電容量の点
    で前記アノード活物質に対して過剰に存在しており、ガ
    スプロペンを形成する前記触媒は本質的に形成されず、
    放電による電池厚さ全体のパーセント変化は約10%以
    下に制限されていることを特徴とする電気化学電池。
  24. 【請求項24】 前記カソード活物質は少なくとも銀お
    よびバナジウムの反応生成物であることを特徴とする請
    求項23に記載の電気化学電池。
  25. 【請求項25】 前記カソード活物質は酸化バナジウム
    銀および酸化バナジウム銀銅から選択されることを特徴
    とする請求項24に記載の電気化学電池。
  26. 【請求項26】 前記酸化バナジウム銀は前記カソード
    中に約80〜95重量%存在し、残りはバインダー材料
    および導電性添加材の少なくとも1種類であることを特
    徴とする請求項25に記載の電気化学電池。
  27. 【請求項27】 前記アノードはアルカリ金属からなる
    ことを特徴とする請求項23に記載の電気化学電池。
  28. 【請求項28】 a)リチウムからなるアノード、 b)前記アノードと機能的に作用するように関連付けら
    れるカソード活物質としての酸化バナジウム銀からなる
    カソード、および c)前記アノードおよび前記カソードを活性化する電解
    液からなる電気化学電池において、 前記電解液は非水性溶媒に溶解されたイオン形成リチウ
    ム塩からなり、 前記リチウムおよび前記酸化バナジウム銀は、電池放電
    に際して一般式LixAg2 4 11を有するリチウム
    化されたカソード材料がx≦7.0となるようなアノー
    ド‐カソード容量比で、前記電池中に存在していること
    を特徴とする電気化学電池。
  29. 【請求項29】 xの範囲は6.7〜4.8であること
    を特徴とする請求項28に記載の電気化学電池。
  30. 【請求項30】 a)ケースを用意する工程、 b)アノード活物質からなるアノードを用意する工程、 c)カソード活物質からなるカソードを用意する工程、 d)前記アノード活物質および前記カソード活物質が約
    0.68〜約0.96のアノード‐カソード容量比にな
    るように、前記アノードは前記ケース内に収容された前
    記カソードと機能的に関連付けられる工程、および e)前記ケース内に充填された電解液で前記アノードお
    よび前記カソードを活性化する工程からなる電気化学電
    池の製造方法において、 前記アノードおよび前記カソードはそれぞれの端子に接
    続されていることを特徴とする方法。
  31. 【請求項31】 前記アノードはアルカリ金属からなる
    ことを特徴とする請求項30に記載の方法。
  32. 【請求項32】 前記アノードは、チタン、ニッケル、
    銅、タングステンおよびタンタルからなる群から選択さ
    れる集電体を有することを特徴とする請求項30に記載
    の方法。
  33. 【請求項33】 前記カソード活物質は遷移金属酸化物
    であることを特徴とする請求項30に記載の方法。
  34. 【請求項34】 前記カソード活物質は酸化バナジウム
    銀からなることを特徴とする請求項30に記載の方法。
  35. 【請求項35】 前記酸化バナジウム銀は前記カソード
    中に約80〜95重量%存在し、残りはバインダー材料
    および導電性添加材の少なくとも1種類であることを特
    徴とする請求項34に記載の方法。
  36. 【請求項36】 前記カソードは、チタン、ステンレス
    鋼、タンタル、白金および金からなる群から選択される
    集電体を有することを特徴とする請求項30に記載の方
    法。
  37. 【請求項37】 前記アノードおよび前記カソードと機
    能的に作用するように関連付けられる前記電解液は非水
    性溶媒に溶解されたイオン形成アルカリ金属塩からな
    り、前記塩の前記アルカリ金属は前記アノードを構成す
    るアルカリ金属と同一または類似であることを特徴とす
    る請求項30に記載の方法。
  38. 【請求項38】 前記アノードはリチウムからなり、L
    iPF6 、LiAsF6 、LiSbF6 、LiBF4
    LiClO4 、LiAlCl4 、LiGaCl4 、Li
    C(SO2 CF3 3 、LiN(SO2 CF3 2 、L
    iSCN、LiO3 SCF2 CF3 、LiC6 5 SO
    3 、LiO2 CCF3 、LiSO3 F、LiB(C6
    5 4 およびLiCF3 SO3 、並びに上記物質の混合
    物からなる群から前記電解液を構成する前記イオン形成
    アルカリ金属塩を選択することを特徴とする請求項37
    に記載の方法。
  39. 【請求項39】 前記非水性溶媒は、テトラヒドロフラ
    ン、メチルアセテート、ジグリム、トリグリム、テトラ
    グリム、ジメチルカーボネート、1,2‐ジメトキシエ
    タン、1,2‐ジエトキシエタン、1‐エトキシ,2‐
    メトキシエタン、ジエチルカーボネート、アセトニトリ
    ル、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ジ
    メチルアセトアミド、プロピレンカーボネート、エチレ
    ンカーボネート、γ‐バレロラクトン、γ‐ブチロラク
    トンおよびN‐メチル‐ピロリジノン、並びに上記物質
    の混合物からなる群から選択される少なくとも1種類の
    有機溶媒から構成されることを特徴とする請求項37に
    記載の方法。
  40. 【請求項40】 前記アノードおよび前記カソードの間
    に、内部短絡状態を回避するためのセパレーターを設け
    たことを特徴とする請求項30に記載の方法。
  41. 【請求項41】 チタン、ステンレス鋼、軟鋼、ニッケ
    ル、ニッケルメッキした軟鋼、およびアルミニウムから
    なる群から選択される導電性材料からなるケースを用意
    する工程を含むことを特徴とする請求項30に記載の方
    法。
  42. 【請求項42】 アノード活物質としてのリチウムをニ
    ッケル集電体に接触させ、カソード活物質としての酸化
    バナジウム銀をチタン集電体に接触させ、しかも、プロ
    ピレンカーボネートおよび1,2‐ジメトキシエタンか
    らなる体積比50:50の混合物中の1.0MのLiA
    sF6 からなる前記電解液で前記アノードおよび前記カ
    ソードを活性化する工程を含むことを特徴とする請求項
    30に記載の方法。
  43. 【請求項43】 a)ケースを用意する工程、 b)アノード活物質からなるアノードを用意する工程、 c)カソード活物質からなるカソードを用意する工程、 d)前記アノードを前記ケース内に収容された前記カソ
    ードと機能的に関連付ける工程、および e)前記ケース内に充填される電解液で前記アノードお
    よび前記カソードを活性化する工程からなる電気化学電
    池の製造方法において、 前記電解液は電池放電中にプロペンガスを触媒的に形成
    することができ、 前記カソード活物質は放電容量の点で前記アノード活物
    質に対して過剰に存在しているために、プロペンガスを
    形成する前記触媒は本質的には形成されず、これによっ
    て放電による電池厚さ全体のパーセント変化を約10%
    以下に制限することを特徴とする方法。
  44. 【請求項44】 前記カソード活物質は銀およびバナジ
    ウムの反応生成物であることを特徴とする請求項43に
    記載の方法。
  45. 【請求項45】 酸化バナジウム銀および酸化バナジウ
    ム銀銅からなる群から前記カソード活物質を選択する工
    程を含むことを特徴とする請求項43に記載の方法。
  46. 【請求項46】 前記酸化バナジウム銀は前記カソード
    中に約80〜95重量%で存在し、残りはバンイダー材
    料および導電性添加材の少なくとも1種類であることを
    特徴とする請求項45に記載の方法。
  47. 【請求項47】 アルカリ金属からなる前記アノードを
    用意する工程を含むことを特徴とする請求項43に記載
    の方法。
  48. 【請求項48】 a)ケースを用意する工程、 b)アノード活物質としてのリチウムからなるアノード
    を用意する工程、 c)カソード活物質としての酸化バナジウム銀からなる
    カソードを用意する工程、 d)前記アノードを前記ケース内に収納された前記カソ
    ードと機能的に関連付ける工程、 e)前記ケース内に充填された電解液で前記アノードお
    よび前記カソードを活性化する工程、及び d)電池を放電させて、一般式Lix Ag2 4
    11(x≦7.0)を有するリチウム化されたカソード材
    料を形成する工程からなる電気化学電池の製造方法。
  49. 【請求項49】 xが約6.7〜4.8であることを特
    徴とする請求項48に記載の方法。
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