JPH11264451A - 電動アクチュエータ - Google Patents

電動アクチュエータ

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Publication number
JPH11264451A
JPH11264451A JP6847498A JP6847498A JPH11264451A JP H11264451 A JPH11264451 A JP H11264451A JP 6847498 A JP6847498 A JP 6847498A JP 6847498 A JP6847498 A JP 6847498A JP H11264451 A JPH11264451 A JP H11264451A
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JP
Japan
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operating member
electric actuator
feed screw
screw portion
actuator
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Application number
JP6847498A
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English (en)
Inventor
Yukinori Saka
幸憲 坂
Shin Ito
慎 伊藤
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CKD Corp
Original Assignee
CKD Corp
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Publication date
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Publication of JPH11264451A publication Critical patent/JPH11264451A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型かつ低コストであって、しかも高精度搬
送や水平搬送が可能な電動アクチュエータを提供するこ
と。 【解決手段】 この電動アクチュエータ1では、アクチ
ュエータ本体2側のモータ4の回転運動を、送りねじ部
7と送りナット部23とからなる動力伝達機構によって
直線運動に変換する。送りねじ部7及びワーク取付部W
1 を有する作動部材21は、その変換の結果として直線
的に移動する。この電動アクチュエータ1は、長尺状の
ガイドレール27と、それに対して摺動可能に係合する
ガイドブロック11とからなる回り止め兼用のリニアガ
イド12を備える。アクチュエータ本体2の外部には作
動部材21が並列に配置されている。ガイドレール27
はその作動部材21の外側面S1 に設けられる。ガイド
ブロック11はアクチュエータ本体2の外側面2aに設
けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動アクチュエー
タに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、回転運動を直線運動に変換する装
置として各種の電動アクチュエータ(電動シリンダ)が
知られている。
【0003】このような電動アクチュエータを構成する
アクチュエータ本体は、一般的には筒状を呈している。
同アクチュエータ本体の一端開口部には、モータが取り
付けられている。モータの出力軸はアクチュエータ本体
の中央孔内に配置されている。モータの出力軸と送りね
じ部とは、カップリングによって一体回転可能に連結さ
れている。アクチュエータ本体の中央孔内には、同じく
筒状をした作動部材が出没可能に収容されている。作動
部材の前端部には被搬送物であるワークが取り付け可能
になっている。作動部材の後端部開口には送りナット部
が固着されている。この送りナット部には送りねじ部が
螺合されており、これらの2つの部材によって回転運動
を直線運動に変換する1つの動力伝達機構が構成されて
いる。アクチュエータ本体の内周面には、アクチュエー
タ本体の軸線方向に沿って延びる回り止め用の長溝が形
成されている。作動部材の後端部外周面には同じく回り
止め用の係合突起が突設されており、その係合突起は長
溝に対して摺動可能に配置されている。なお、これと同
種の技術としては、例えば特公昭51−24663号公
報に開示されたもの等がある。
【0004】上記の従来技術においてモータを回転駆動
させた場合、動力伝達機構の作用によって、作動部材が
直線的に移動するようになっている。また、作動部材が
移動する際には、係合突起が長溝に係合することによ
り、作動部材の回り止めが図られるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来技術の
回り止め機構は、係合突起と長溝とを組み合わせた簡易
なものであるため、作動部材の回転を確実に防止するこ
とができなかった。従って、ワークが回動しやすくなる
結果、高精度な搬送が難しくなるという問題があった。
また、作動部材が最前進位置にあるときに生じる偏荷重
を受ける能力が不十分であったため、重いワークを水平
方向に搬送するのには適さないという問題があった。
【0006】ここで、簡易回り止め機構を構成している
係合突起及び長溝を大きくすれば、回り止め機能をある
程度は向上させることが可能であるとも考えられる。し
かしながら、係合突起及び長溝はアクチュエータ本体の
内部にあるので、大きく形成しようとしても、おのずと
スペース上の制約を受ける。よって、結局は装置全体を
大型化せざるを得なくなり、ひいては高コスト化にもつ
ながりやすいという問題があった。
【0007】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、小型かつ低コストであって、しか
も高精度搬送や水平搬送が可能な電動アクチュエータを
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、アクチュエータ本体
側に取り付けられたモータの回転運動を、前記モータに
より回転駆動される送りねじ部と前記送りねじ部に螺合
する送りナット部とからなる動力伝達機構によって直線
運動に変換することで、前記送りねじ部及びワーク取付
部を有する作動部材を同送りねじ部の軸線方向に沿って
直線的に移動させる電動アクチュエータにおいて、長尺
状の第1ガイド部材とそれに対して摺動可能に係合する
第2ガイド部材とからなるリニアガイドを備え、前記両
ガイド部材のうちの一方が、前記アクチュエータ本体の
外側面に設けられ、かつその他方が、同アクチュエータ
本体の外部に並列に配置された前記作動部材の外側面に
設けられていることを特徴とする電動アクチュエータを
その要旨とする。
【0009】請求項2に記載の発明では、アクチュエー
タ本体側に取り付けられたモータの回転運動を、前記モ
ータにより回転駆動される送りねじ部と前記送りねじ部
に螺合する送りナット部とからなる動力伝達機構によっ
て直線運動に変換することで、前記送りねじ部及びワー
ク取付部を有する作動部材を同送りねじ部の軸線方向に
沿って直線的に移動させる電動アクチュエータにおい
て、長尺状のガイドレールとそれに対して摺動可能に係
合するガイドブロックとからなる回り止め兼用のリニア
ガイドを備え、前記ガイドブロックが前記アクチュエー
タ本体の外側面に設けられ、かつ前記ガイドレールが同
アクチュエータ本体の外部に並列に配置された前記作動
部材の外側面に設けられていることを特徴とする電動ア
クチュエータをその要旨とする。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項2におい
て、前記アクチュエータ本体の外側面における一端には
前記モータが取り付けられるとともに、同面における他
端には前記ガイドブロックが設けられているとした。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項2または
3において、前記ガイドレール及び前記ガイドブロック
は、前記アクチュエータ本体及び前記作動部材の外側面
のうち互いに対向する面にそれぞれ設けられているとし
た。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4
のいずれか1項において、前記作動部材は外部に位置す
る複数の面に前記ワーク取付部を有するとした。請求項
6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか1項にお
いて、前記作動部材の内部には自身の長手方向に沿って
延びる送りねじ部収容孔が形成され、その送りねじ部収
容孔の開口部には前記送りナット部が一体的に取り付け
られ、前記送りねじ部を前記送りナット部に螺合した状
態で前記送りねじ部収容孔に前記送りねじ部の前端側が
収容されているとした。
【0013】請求項7に記載の発明は、請求項2乃至6
のいずれか1項において、前記ガイドレールを除く前記
作動部材の構成部品のうちの少なくとも一部は樹脂製で
あるとした。
【0014】請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7
のいずれか1項において、前記作動部材と前記アクチュ
エータ本体の一端に取り付けられた前記モータとの間の
領域を覆うための着脱可能な保護カバーを備えたことと
した。
【0015】請求項9に記載の発明は、請求項8におい
て、前記保護カバーは固定側の部材に対して着脱される
とした。請求項10に記載の発明は、請求項1乃至9の
いずれか1項において、前記モータの出力軸の中心軸線
と前記送りねじ部の中心軸線とを同一線上に配置するこ
ととした。
【0016】請求項11に記載の発明は、請求項10に
おいて、前記モータの出力軸と前記送りねじ部とを一体
化することとした。請求項12に記載の発明は、請求項
8乃至11のいずれか1項において、前記アクチュエー
タ本体または前記保護カバーには、前記作動部材の一部
の近接により前記作動部材の位置を非接触的に検出する
位置検出手段が取り付け可能であるとした。
【0017】請求項13に記載の発明は、請求項1乃至
12のいずれか1項において、前記作動部材の後端面と
当接して同作動部材の移動を規制することで同作動部材
の原点位置を決定するストッパ部材を前記アクチュエー
タ本体に設けた。
【0018】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1に記載の発明によると、リニアガイドを構
成する両ガイド部材同士の係合によって、作動部材がガ
イドされつつ直進するとともに、その際に同作動部材の
回り止めが図られる。リニアガイドを構成する両ガイド
部材は、いずれもアクチュエータ本体及び作動部材の外
側面に設けられていて、いわば装置の外部に露出してい
る。ゆえに、アクチュエータ本体や作動部材の大型化を
伴うことなく、大きなリニアガイドを用いることが可能
である。また、アクチュエータ本体及び作動部材を筒状
に形成する必要がないので、構成が比較的簡単なものに
なり、低コスト化に好適となる。
【0019】請求項2に記載の発明によると、リニアガ
イドを構成するガイドレールとガイドブロックとの係合
によって、作動部材がガイドされつつ直進するととも
に、その際に同作動部材の回り止めが図られる。ガイド
ブロックはアクチュエータ本体の外側面に設けられ、ガ
イドレールは作動部材の外側面に設けられていて、いわ
ば装置の外部に露出している。ゆえに、アクチュエータ
本体や作動部材の大型化を伴うことなく、大きなリニア
ガイドを用いることが可能である。また、アクチュエー
タ本体及び作動部材を筒状に形成する必要がないので、
構成が比較的簡単なものになり、低コスト化に好適とな
る。さらに、ガイドブロックを作動部材側ではなくアク
チュエータ本体側に設けたことによって、直進性がより
向上するとともに、より高い回り止め機能が付与され
る。
【0020】請求項3に記載の発明によると、モータと
ガイドブロックとの離間距離が大きく確保されているた
め、作動部材のストロークを長くすることができる。ま
た、その場合であっても、作動部材が前進位置にあると
きに生じる偏荷重を受ける能力や、直進性や回り止め性
を維持することができる。
【0021】請求項4に記載の発明によると、前記外側
面のうち互いに対向する面にガイドレール及びガイドブ
ロックを設けることにより、全体の小型化をより容易に
達成することができる。
【0022】請求項5に記載の発明によると、外部に位
置する複数の面にワーク取付部を有する作動部材である
と、電動アクチュエータの設置状況等に応じてワークを
種々の態様で取り付けることができ、使い勝手がよくな
る。
【0023】請求項6に記載の発明によると、送りナッ
ト部に螺合した状態で送りねじ部を所定方向に回転駆動
させた場合、作動部材側に一体的に取り付けられた送り
ナット部は回転不能であるため、同送りナット部は作動
部材とともに直線的に移動を開始する。即ち、送りねじ
部の回転が直線運動に変換される。
【0024】請求項7に記載の発明によると、ガイドレ
ールを除く作動部材の構成部品のうちの少なくとも一部
を樹脂製にすれば、前記構成部品を金属製にしたときに
比べて全体の軽量化を図ることができる。よって、同じ
重さのワークを搬送したい場合であっても、モータの駆
動力が小さくて済み、さらに作動部材が前進位置にある
ときに生じる偏荷重も小さくなる。なお、モータの駆動
力が小さくて済むようになると、小型のモータの使用が
可能となり、装置全体を小型化することができる。ま
た、重いワークを搬送するにあたっても、大型のモータ
を用いなくて足りるようになる。
【0025】請求項8に記載の発明によると、保護カバ
ーを装着することにより作動部材とモータとの間の領域
が覆われることで、当該領域と外部環境とが遮断され
る。従って、例えば送りねじ部の後端部に外部の塵埃等
が付着しにくくなる。また、前記保護カバーは着脱可能
であるため、装置の点検・保守作業を困難なく行うこと
が可能であり、メインテナンス性にも優れたものとな
る。
【0026】請求項9に記載の発明によると、保護カバ
ーは固定側の部材に対して着脱されているため、それ自
体が動くことはない。従って、同じ重さのワークを搬送
したい場合であっても、モータの駆動力が小さくて済
む。なお、モータの駆動力が小さくて済むようになる
と、小型のモータの使用が可能となり、装置全体を小型
化することができる。
【0027】請求項10に記載の発明によると、モータ
の出力軸の中心軸線と送りねじ部の中心軸線とを同一線
上に配置すれば、同一軸線上に配置しない構成を採用し
た場合に比べて、装置全体をいっそう小型化することが
できる。
【0028】請求項11に記載の発明によると、モータ
の出力軸と送りねじ部とを一体化すれば、両者を連結す
るための手段を介在させる必要がなくなる分だけ装置全
体の長さが短くなり、かつ部品点数も少なくて済む。
【0029】請求項12に記載の発明によると、位置検
出手段を取り付けた場合には、近接してくる作動部材の
一部にその位置検出手段が反応することで、作動部材が
任意の位置に達したことが非接触的にかつ簡単に検出さ
れる。
【0030】請求項13に記載の発明によると、ストッ
パ部材という機械的手段をもって、作動部材が確実に停
止するとともに原点位置が決定される。
【0031】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態]以下、本発明
を具体化した第1実施形態の電動アクチュエータ1を図
1,図2に基づき詳細に説明する。
【0032】図1,図2に示されるように、この実施形
態の電動アクチュエータ1を構成するアクチュエータ本
体2は、略矩形をした板状の部材である。アクチュエー
タ本体2の外側面のうち図1等において上側に位置する
面を、便宜上、上部外側面2aと呼ぶことにする。アク
チュエータ本体2の上部外側面2aにおいてその一端
(図1等では右側端)には、モータ取付用片3が垂直に
立設されている。このモータ取付用片3の中央部には貫
通孔が形成されている。モータ取付用片3の片側面には
ブレーキ機構付きモータ4が固定されている。同モータ
4を構成しているモータ部5の出力軸5aは、前記モー
タ取付用片3の貫通孔を介して反対面側に突出してい
る。モータ部5の軸非突出面側には、停電時におけるモ
ータ部5の回転位置を保持するための電磁ブレーキ部6
が固定されている。なお、モータ部5及び電磁ブレーキ
部6の外形形状は、ともに矩形状と等しくなっている。
【0033】モータ部5の出力軸5aの先端側と、動力
伝達機構を構成する送りねじ部7の後端側とは、連結手
段としてのカップリング8を介して一体回転可能に連結
されている。このとき、出力軸5aの中心軸線と送りね
じ部7の中心軸線とは同一線上に配置された状態とな
る。連結された状態における送りねじ部7は、アクチュ
エータ本体2の中央部においてその長手方向に沿って延
びた状態となる。なお、送りねじ部7の前端は、アクチ
ュエータ本体2の前端面よりも若干引っ込んでいる。送
りねじ部7の外周面のほぼ全域にはねじ溝が形成されて
いる。また、送りねじ部7の前端には、ねじ部抜け止め
手段としての係止ナット9が螺合されている。この係止
ナット9の螺合位置を前後にずらすことにより、抜け止
めを図るべき位置が適宜調節されるようになっている。
前記送りねじ部7の形成材料としては、ステンレス等の
ような硬質の金属が使用されている。
【0034】アクチュエータ本体2の上部外側面2aに
おいてその他端(図1等では左側端)には凹部が形成さ
れていて、その凹部には第2ガイド部材としてのガイド
ブロック11が図示しないボルト等により固定されてい
る。このガイドブロック11は、回り止め兼用のリニア
ガイド12を構成する部材の1つであって、断面矩形状
の係合溝13をその上面に有する部材である。かかる係
合溝13は、アクチュエータ本体2の長手方向に沿って
延びるように形成されている。ガイドブロック11の形
成材料としては、ステンレス等のような硬質の金属が使
用されている。
【0035】アクチュエータ本体2の複数箇所には、電
動アクチュエータ1自身を設置する際に用いるボルト挿
通孔14が形成されている。これらのボルト挿通孔14
は、アクチュエータ本体2の正面部外側面2bと背面部
外側面2cとにおいて開口している。
【0036】本実施形態の電動アクチュエータ2は作動
部材21を備えている。この作動部材21は、アクチュ
エータ本体2の上部外側面2aに並列に配置されてい
る。なお、作動部材21の有する外側面のうち、アクチ
ュエータ本体2の上部外側面2aに対向する面のこと
を、下部外側面S1 とする。この下部外側面S1 のちょ
うど反対側にある面を上部外側面S2 とし、それらと直
交する関係にある面を正面部外側面S3 及び背面部外側
面S4 とする。
【0037】作動部材21は筒状を呈した部材であっ
て、アルミニウム等のような金属材料または樹脂材料に
より形成されている。ここでは、軽量化のために樹脂が
形成材料として使用されている。樹脂製の作動部材21
は従来公知の成形法により作製されることができる。作
動部材21の内部には、作動部材21自身の長手方向に
沿って延びる断面円形状の送りねじ部収容孔22が形成
されている。送りねじ部収容孔22は、作動部材21の
後端面において開口するとともに、作動部材21の全長
にほぼ匹敵する長さを有している。その送りねじ部収容
孔22の開口部には、送りナット部23が一体的にかつ
回動不能に取り付けられている。
【0038】送りナット部23は、前記送りねじ部7と
ともに1つの動力伝達機構を構成する筒状の部材であ
る。このような動力伝達機構は、回転運動を直線運動に
変換する役割を果たすものである。送りナット部23の
有する貫通孔の内周面には、送りねじ部7を螺合可能と
すべく、等しいピッチのねじ溝が形成されている。前記
送りナット部23も、作動部材21と同じく軽量化のた
めに樹脂製とされている。そして、送りねじ部7は送り
ナット部23に螺合されるとともに、その状態で送りね
じ部収容孔22にその前端側が収容されている。ここ
で、送りねじ部23の形成材料としては、ポリイミド
(PI)系樹脂、含油ポリアセタール(POM)樹脂、
ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)樹脂、ポリフ
ェニレンサルファイド(PPS)樹脂等が選択されるこ
とが望ましい。特にポリイミド系樹脂は、送りねじ部7
の形成材料であるステンレスとの相性に優れている。
【0039】なお、作動部材21を樹脂製とした本実施
形態の場合、送りナット部23は、作動部材21を樹脂
成形する工程において同時に成形されることが可能であ
る。勿論、作動部材21とは別体で送りナット部23を
作製しておき、それを事後的に作動部材21に対して固
定することも可能である。
【0040】本実施形態の作動部材21は、外部に位置
する複数の面(即ち前端面S5 、上部外側面S2 の前方
領域、正面部外側面S3 及び背面部外側面S4 の4つ)
に、ワーク取付部W1 を有している。各々のワーク取付
部W1 には、被搬送物である図示しないワークをボルト
等により固定するために、ねじ孔26が複数個(ここで
はそれぞれ4個)形成されている。
【0041】作動部材21は長尺状の第1ガイド部材と
してのガイドレール27を備えている。同ガイドレール
27は、前述のガイドブロック11とともに1つの回り
止め兼用のリニアガイド12を構成している。ガイドレ
ール27は断面矩形状であって、作動部材11と同程度
にまたはそれよりも若干長く形成されている。ガイドレ
ール27の形成材料としては、ガイドブロック11の場
合と同じく、ステンレス等のような硬質の金属が使用さ
れている。かかるガイドレール27は、作動部材21の
下部外側面S1 の中央部に図示しないボルト等によって
固定される。このとき、ガイドレール27の後端部は、
作動部材21の後端面よりもいくぶん突出した状態とな
るように配置される。同ガイドレール27は作動部材2
1の長手方向に沿って、言い換えると送りねじ部7の軸
線方向に沿って平行に延びている。そして、このガイド
レール27は、ガイドブロック11の係合溝13に対し
て摺動可能に係合されている。
【0042】ガイドレール27の後端部には、2個所で
屈曲した金具28がボルトにより固定されている。モー
タ取付用片3の下縁中央部には、遮蔽体としてのこの金
具28が挿通可能な孔29が形成されている。作動部材
21が原点位置に来たとき、金具28の自由端は前記孔
29を介してモータ取付用片3の反対側に突出し、さら
にアクチュエータ本体2の後端面よりも若干飛び出すよ
うになっている。
【0043】アクチュエータ本体2側の後端面には、金
具28が飛び出してくる位置に対応して、非接触式の位
置検出手段としてのフォトマイクロセンサ24が取り付
けられている。フォトマイクロセンサ24は断面略コ字
状の部材であって、発光部と受光部とを対向させた状態
で配置したものである。発光部は常時受光部に対して光
を発していて、受光部が光を受けているときのみ同セン
サ24がオン状態(またはオフ状態)となる。前記金具
28の自由端が発光部と受光部との間の空隙に到ると、
発光部の発している光が遮られ、もはや受光部がその光
を受けることができなくなる。従って、このとき作動部
材11が最後端位置(即ち原点位置)に到ったことが光
学的にかつ非接触的に検出される。その際、位置検出手
段としてのフォトマイクロセンサ24は、所定の検出信
号を電動アクチュエータ1の外部に出力する。
【0044】この電動アクチュエータ1は、作動部材2
1を最後端位置において停止させるための構造を備えて
いる。アクチュエータ本体2の両側縁には、上下方向に
沿って延びるスリット32が一対形成されている。2つ
のスリット32は、アクチュエータ本体2の後端部近傍
(具体的にはモータ取付片3の取付位置よりも前端寄り
の位置)に存在する。これらのスリット32には、スト
ッパ部材としてのストッパ棒31が係合され、かつそこ
にボルトで固定されている。両ストッパ棒31の上端部
は、各スリット32の上部から垂直に突出している。こ
れらのストッパ棒31の上端部の側面には、作動部材2
1の後端面が当接可能となっている。従って、これらの
ストッパ棒31は、作動部材21の後退方向への移動を
規制することで、作動部材21の原点位置を決定すると
いう役割を果たしている。
【0045】この電動アクチュエータ1は、保護カバー
33を装着した状態で使用されることがよい。本実施形
態の保護カバー33は断面略コ字状をした部材であっ
て、電動アクチュエータ1の長さに匹敵する長さを有す
る。固定側の部材であるモータ取付用片3の上面及び両
側面には、保護カバー33を着脱を可能にするためのボ
ルト孔34が形成されている。また、同じく固定側の部
材であるアクチュエータ本体2の正面部外側面S3 及び
背面部外側面S4 にも、保護カバー33を着脱を可能に
するためのボルト孔34が形成されている。一方、保護
カバー33側において前記各ボルト孔34に対応する箇
所には、それぞれボルト挿通孔35が形成されている。
【0046】保護カバー33は、複数のボルト36によ
り、モータ取付用片3及びアクチュエータ本体2の両方
に固定される。このとき、モータ4、作動部材21(但
しワーク取付部W1 がある前端部を除く。)、及びそれ
ら4,21の間の領域が保護カバー33により複数の方
向から覆われる。つまり、保護カバー33の装着によっ
て、モータ4、作動部材21及び当該領域と装置外部の
環境とがある程度遮断されることになる。なお、保護カ
バー33の内壁面と作動部材21の3つの外側面S2 ,
S3 ,S4 との間には、両者21,33が互いに摺接し
ない程度のクリアランスが確保されていることがよい。
【0047】次に、上記のようにして構成された電動ア
クチュエータ1の動作について述べる。モータ4への通
電を行う前の初期状態においては、この作動部材21の
後端面は一対のストッパ棒31に当接している。このと
き、作動部材21は最後端位置、即ち原点位置にあるも
のとする。
【0048】通電を開始することによりモータ4を正方
向に駆動すると、出力軸5a及びそれに連結された送り
ねじ部7が所定方向(出力軸5a側から見て時計回り方
向)に一体的に回転駆動される。送りねじ部7が螺合さ
れている送りナット部23は、上述のとおり作動部材2
1側に一体的に取り付けられているため、このとき追従
して回転することはない。ゆえに、送りナット部23は
送りねじ部7から外れる方向に移動することとなり、そ
れに伴って作動部材21が前進方向(図1等の左側方
向)に直線的に移動を開始する。このとき、ガイドレー
ル27はガイドブロック11と係合しながら摺動する。
【0049】そして、作動部材21が最前端位置にまで
到達すると、送りナット部23の内端面が係止ナット9
の側面に対して当接する。その結果、前進方向への作動
部材21の移動が規制され、作動部材21が停止する。
【0050】次いで、モータ4を逆方向に駆動すると、
出力軸5a及びそれに連結された送りねじ部7がこれま
でとは反対方向(出力軸5a側から見て反時計回り方
向)に一体的に回転駆動される。このとき、送りナット
部23及び作動部材21が後退方向(図1等の右側方
向)に直線的に移動を開始する。このときも、ガイドレ
ール27はガイドブロック11と係合しながら摺動す
る。
【0051】そして、作動部材21が最後端位置の近傍
にまで到達すると、作動部材21の後端面がストッパ棒
31の側面に対して当接する。その結果、後退方向への
作動部材21の移動が規制され、作動部材21が停止す
る。
【0052】従って、本実施形態によれば以下のような
効果を得ることができる。 (1)本実施形態の電動アクチュエータ1は、長尺状の
ガイドレール27とそれに対して摺動可能に係合するガ
イドブロック11とからなる回り止め兼用のリニアガイ
ド12を備えている。従って、ガイドレール27とガイ
ドブロック11とが係合することにより、ガイドレール
27が幅方向にガタつかなくなる。その結果、作動部材
21がガイドされつつ直進するとともに、その際に同作
動部材21の回り止めが図られる。
【0053】さらに本実施形態では、ガイドブロック1
1はアクチュエータ本体2の上部外側面2aに設けら
れ、ガイドレール27は作動部材21の下部外側面S1
に設けられており、リニアガイド12はいわば装置の外
部に露出している。この点において、係合突起及び長溝
がアクチュエータ本体の内部にあるためそれらが外部に
露出していない従来装置とは大きく異なっている。この
ため、構造的にみてもリニアガイド12を設置する際に
スペース上の制約を受けにくい。ゆえに、アクチュエー
タ本体2や作動部材21の大型化を伴うことなく、必要
に応じて大きなリニアガイド12を用いることが可能で
ある。勿論、大きなリニアガイド12を用いれば、より
大きな偏荷重に対応できることは言うまでもない。
【0054】また、アクチュエータ本体2及び作動部材
21を筒状に形成する必要がないので、構成が比較的簡
単なものになり、低コスト化に好適となる。さらに、こ
の電動アクチュエータ1では、ガイドブロック11を作
動部材21側ではなくアクチュエータ本体2側に設けて
いる。そのため、より優れた直進性が得られるととも
に、より高い回り止め機能が装置に付与されている。
【0055】以上のことから、重いワークを水平方向に
搬送することや、所望の位置にワークを高精度に搬送す
ることが可能な優れた電動アクチュエータ1を実現する
ことができる。
【0056】(2)本実施形態の電動アクチュエータ1
では、アクチュエータ本体2の上部外側面S2 における
右端にモータ4を取り付け、同面S2 における左端にガ
イドブロック11を設けている。従って、モータ4とガ
イドブロック11との離間距離が比較的大きく確保され
ており、結果として作動部材21のストロークを長くす
ることができる。また、その場合であっても、作動部材
21が前進位置にあるときに生じる偏荷重を受ける能力
や、直進性や回り止め性を確実に維持することができ
る。
【0057】(3)この電動アクチュエータ1では、ガ
イドレール27及びガイドブロック11が、アクチュエ
ータ本体2及び作動部材21の外側面2a〜2c,S1
〜S4 のうち互いに対向する面(即ち2a及びS1 )に
それぞれ設けられている。よって、ガイドレール27や
ガイドブロック11を、アクチュエータ本体2や作動部
材21から殆ど突出させることなく設置することが可能
である。従って、装置全体の小型化をより容易に達成す
ることができる。
【0058】(4)本実施形態の電動アクチュエータ1
では、作動部材21の外部に位置する4つの面にワーク
取付部W1 を設けている。このような構成であると、電
動アクチュエータ1の設置状況等に応じて、ワークを種
々の態様で取り付けることができる。ゆえに、装置の使
い勝手がよくなる。
【0059】(5)本実施形態の電動アクチュエータ1
では、送りねじ部7を送りナット部23に螺合した状態
で、送りねじ部収容孔22に送りねじ部7の前端側を収
容させている。従って、送りねじ部7の前端部と装置の
外部環境とが作動部材21の介在により遮断され、結果
として当該部分に外部の塵埃が付着しにくくなってい
る。ゆえに、防塵性に優れた電動アクチュエータ1とす
ることができる。
【0060】(6)この電動アクチュエータ1では、ガ
イドレール27を除いて、作動部材21や送りナット部
23が樹脂製になっている。その結果、これらの構成部
品を金属製にしたときに比べて、作動部材21全体の軽
量化を図ることができる。よって、同じ重さのワークを
搬送したい場合であっても、モータ4の駆動力が小さく
て済み、さらに作動部材21が前進位置にあるときに生
じる偏荷重も小さくなる。なお、モータ4の駆動力が小
さくて済むようになると、より小型のモータ4の使用が
可能となり、装置全体を小型化することができる。ま
た、重いワークを搬送するにあたっても、大型のモータ
4を用いなくて足りるようになる。
【0061】さらに、ガイドレール27については樹脂
製ではなくステンレスのような硬質金属製であることか
ら、長期間にわたりガイドブロック11と摺動を繰り返
したとしても摩耗・変形等が起こりにくい。
【0062】(7)本実施形態の電動アクチュエータ1
は、着脱可能な保護カバー33を備えている。従って、
保護カバー33を装着した場合には作動部材21とモー
タ4との間の領域R1 が覆われることで、当該領域R1
と外部環境とが遮断される。従って、送りねじ部7の前
端部のみならず後端部についても、外部の塵埃等が付着
しにくくなり、防塵性が確実に向上する。また、保護カ
バー33は着脱可能なものであるため、着脱不能なタイ
プとは異なり、装置の点検・保守作業を困難なく行うこ
とが可能である。従って、この電動アクチュエータ1は
メインテナンス性にも優れたものとなっている。
【0063】(8)本実施形態の電動アクチュエータ1
では、保護カバー33が固定側の部材であるアクチュエ
ータ本体2及びモータ取付用片3に対して着脱されるよ
うに構成されている。従って、装着状態において保護カ
バー33それ自体が動くことはなく、ゆえに移動側の部
材である作動部材21の重量増を伴うわけではない。従
って、同じ重さのワークを搬送したい場合であっても、
モータ4の駆動力が小さくて済む。なお、モータ4の駆
動力が小さくて済むようになると、より小型のモータ4
の使用が可能となり、装置全体を小型化することができ
る。
【0064】(9)この電動アクチュエータ1では、モ
ータ部5の出力軸5aの中心軸線と送りねじ部7の中心
軸線とを同一線上に配置している。従って、両者5,7
の中心軸線を同一軸線上に配置しない構成を採用した場
合に比べて、装置全体をいっそう小型化することができ
る。即ち、本実施形態の構成であれば、ベルトやギア等
のような伝達手段が不要になる分、省スペース化が図ら
れるからである。
【0065】(10)この電動アクチュエータ1では、
作動部材21の後端面が当接するストッパ棒31をアク
チュエータ本体2に設けている。従って、ストッパ棒3
1という機械的手段をもって、作動部材21が確実に停
止するとともに原点位置が決定される。また、このよう
な手段を利用すれば、例えばあえて磁気センサやフォト
センサ等の電気を用いた手段を用いることなく原点位置
の検出を行うことも充分可能となる。なお、ストッパ棒
31はアクチュエータ本体2の両側に一対設けられてい
ることから、仮に片側のみにこれを1つ設けた構成に比
べて、確実に作動部材21を停止させることができる。
【0066】(11)この電動アクチュエータ1では、
モータ4の回転位置を保持するブレーキ機構として、モ
ータ部5に電磁ブレーキ部6を設けている。従って、停
電時においてもモータ部5の回転位置が確実に保持され
る結果、作動部材21の位置ずれが防止される。
【0067】(12)この電動アクチュエータ1では、
ワーク取付部W1 には複数個のねじ孔26が形成されて
いる。従って、複数本のボルト等を用いることでワーク
取付部W1 に対してワークを確実に固定することができ
る。
【0068】(13)この電動アクチュエータ1では、
アクチュエータ本体2に、金具28の近接により作動部
材21の位置を非接触的に検出するフォトマイクロセン
サ24が取り付けられている。従って、近接してくる金
具28が光を遮ることにより、同センサ24をオンオフ
させる結果、作動部材21が任意の位置に達したことが
非接触的にかつ簡単に検出される。また、このような非
接触式の位置検出手段であると、リミットスイッチ等の
ような接触式の位置検出手段による位置検出に比べて、
検出精度が高くなる点で有利である。 [第2の実施形態]次に、本発明を具体化した実施形態
2の電動アクチュエータ41を図3に基づいて説明す
る。ここでは実施形態1と相違する点を主に述べ、共通
する点については同一部材番号を付すのみとしてその説
明を省略する。
【0069】この電動アクチュエータ41は、ブラケッ
ト42を備えている点が実施形態1のものと異なってい
る。図3において示されるブラケット42は、作動部材
21の前端面S5 に固定されている。このブラケット4
2は長方形状であって、前端面S5 よりもいくぶん広面
積である。同ブラケット42の前方側の端面には、ワー
クを取り付けるためのねじ孔26が6つ形成されてい
る。同ブラケット42の上方側の端面には同様のねじ孔
26が2つ形成されている。なお、かかるブラケット4
2は、金属や樹脂等の材料により形成される。重量増加
を最小限に抑えるという観点からすると、ブラケット4
2は樹脂製であることが好ましい。
【0070】従って、本実施形態によれば、前記第1の
実施形態における上記(1)〜(13)に記載の効果に
加えて、以下のような効果を得ることができる。 (14)本実施形態によると、ワーク取付面W1 が広く
なる結果、より多くのねじ孔26が形成可能となる。そ
のため、大きなワークであっても、それを作動部材21
の前端面側に対して無理なく固定することができる。 [第3の実施形態]次に、本発明を具体化した実施形態
3の電動アクチュエータ51を図4に基づいて説明す
る。ここでは実施形態1と相違する点を主に述べ、共通
する点については同一部材番号を付すのみとしてその説
明を省略する。なお、ここでは図示の便宜上、保護カバ
ー33を取り外した状態が示されている。
【0071】この電動アクチュエータ51では、作動部
材52の構造が実施形態1のそれと異なっている。即
ち、ここで使用されている作動部材21の上部外側面S
2 、正面部外側面S3 及び背面部外側面S4 の3つにつ
いては、特に段差が設けられておらずフラットになって
いる。そして、前記各外側面S2 ,S3 ,S4 にはねじ
孔26が8つずつ形成されていて、実質的に実施形態1
のときよりも広い面積のワーク取付部W1 が確保されて
いる。
【0072】従って、本実施形態によれば、前記第1の
実施形態における上記(1)〜(13)に記載の効果に
加えて、以下のような効果を得ることができる。 (15)本実施形態によると、ワーク取付面W1 が広く
なる結果、大きなワークであっても、それを作動部材2
1の外側面S2 〜S4 に対して無理なく固定することが
できる。 [第4の実施形態]次に、本発明を具体化した実施形態
4の電動アクチュエータ61を図5に基づいて説明す
る。ここでは実施形態1と相違する点を主に述べ、共通
する点については同一部材番号を付すのみとしてその説
明を省略する。
【0073】この電動アクチュエータ61は、出力軸一
体型送りねじ部62を備えるとともに、連結手段である
カップリング8が省略されている点で、前記実施形態1
と異なっている。従って、同モータ部5に通電がなされ
ると、出力軸一体型送りねじ部62がダイレクトに回転
駆動するようになっている。
【0074】なお、この電動アクチュエータ61では断
面略L字状の保護カバー63を採用している点でも、断
面コ字状を採用していた実施形態1と異なっている。従
って、本実施形態によれば、前記第1の実施形態におけ
る上記(1)〜(13)に記載の効果に加えて、以下の
ような効果を得ることができる。
【0075】(16)この電動アクチュエータ61で
は、いわばモータ部5の出力軸5aと送りねじ部7とを
一体化したような構成になっている。従って、両者5
a,7を連結するためのカップリング8を中間に介在さ
せる必要がなくなり、その長さ分だけ装置全体の長さを
短くすることができる。また、部品点数も1つ少なくて
済むため、より低コスト化を図ることができる。勿論、
出力軸一体型送りねじ部62がモータ部5によってダイ
レクトに回転駆動される方式であることから、装置の信
頼性も向上させることができる。
【0076】なお、本発明の実施形態は以下のように変
更してもよい。 ・ 図6に示される別例の電動アクチュエータ71のよ
うに、上部外側面が丸く形成された作動部材72及びブ
ラケット73を用いてもよい。このようにすると、作動
部材72及びブラケット73の上部外側面が平坦でなく
なることから、そこに塵埃等が付着しにくくなる。しか
も、本来的にあまり必要ではない箇所の肉厚を減らすこ
とにより、例えば形成材料として金属を用いた場合にお
ける作動部材21の軽量化及び全体の低コスト化を図る
ことができる。勿論、この別例のような構成は、形成材
料として樹脂を用いたときにも同様に有効である。
【0077】・ 図7に示される別例の電動アクチュエ
ータ81のように、回り止め兼用のリニアガイド12を
構成するガイドブロック11を作動部材21側に設け、
ガイドレール27をアクチュエータ本体2側に設けても
よい。
【0078】・ 図8に示される電動アクチュエータ9
1では、ブラケット42の下端部に磁石(具体的には永
久磁石)92が設けられている。アクチュエータ本体2
においてその磁石92に対応する箇所にはセンサ取付凹
部が形成され、そこには位置検出手段としての磁気セン
サ93が取り付けられている。従って、この磁気センサ
93に磁石92がある程度近接すると、磁石92の磁力
に反応して磁気センサ93がオン状態になる。そして、
これにより作動部材21が原点位置に達したことが磁気
的にかつ非接触的に検出されるようになっている。
【0079】なお、前記センサ取付凹部に実施形態1の
ようなフォトマイクロセンサ24を取り付け、前記磁石
92に代えてブラケット42の下端部に遮光体を設けれ
ば、光学的にかつ非接触的に作動部材21の位置を検出
することもできる。
【0080】・ 作動部材位置検出機構の構成要素であ
る磁石92及び磁気センサ93は、前記図8の別例とは
異なる位置に設置されていてもよい。例えば、作動部材
21における下部外側面S1 の開口部近傍、つまり送り
ナット部23の真下に磁石92を設ける(図2のP1 参
照)。一方、アクチュエータ本体2の側においてその磁
石92に対応する箇所に、磁気センサ93を取り付け可
能な構造(例えばアクチュエータ本体2の長手方向に沿
って延びる断面略蟻溝状または断面略逆T字状の溝部、
即ち入口よりも内部のほうが広い溝部)を設ける。そし
て、その取り付け可能な構造に磁気センサ93を取り付
ける。このようにしても、作動部材21が原点位置に達
したことが非接触的に検出できる。
【0081】このほか、例えば作動部材21における上
部外側面S2 の開口部近傍、つまり送りナット部23の
上方位置に磁石92を設ける(図2のP2 参照)。一
方、保護カバー33の側においてその磁石92に対応す
る箇所に、磁気センサ93を取り付け可能な溝部を設け
る。この場合、溝部は、保護カバー33の長手方向に沿
って等断面形状に、かつ左右一対に形成されることがよ
い。そして、その取り付け可能な溝部に磁気センサ93
を取り付ける。このようにしても、作動部材21が原点
位置に達したことが非接触的に検出できる。即ち、磁気
センサ93は、アクチュエータ本体2に取り付けられる
ばかりでなく、同じく固定側の部材である保護カバー3
3,63に取り付けられても構わない。
【0082】また、取り付け可能構造として上記のよう
な等断面形状の溝部を形成しておけば、磁気センサ93
を任意の位置に移動させることができる。なお、磁石9
2は送りナット部23自体に設けられてよく(図2のP
3 ,P4参照)、さらにはガイドレール27に設けられ
てもよい(図2のP5 参照)。なお、図2のP6 は、保
護カバー33側に溝部(図示略)を設けた場合に磁気セ
ンサ93を取り付けるべき位置を示している。
【0083】・ 保護カバー33,63は実施形態のよ
うに固定側の部材に設けられてもよいほか、作動部材2
1等のような移動側の部材に設けられてもよい。なお、
モータ取付用片33に一体的にカバー部分を設けた構成
としてもよい。
【0084】・ ボルト等の締結具を用いて保護カバー
33,63を固定している実施形態に代え、例えば係止
爪構造などを用いて固定を図ることもできる。 ・ 断面略コ字状や断面略L字状の保護カバー33,6
3に代えて、単なる平板状の保護カバーを用いることも
可能である。ただし、防塵性の観点からすると、平板状
よりは断面略L字状のほうが有利であり、さらには断面
略L字状よりも断面略コ字状のほうが有利である。な
お、防塵の必要がないような場合、かかる保護カバー3
3,63は装着されなくてもよい。
【0085】・ 作動部材21の移動位置を電気的に検
出するために、エンコーダ等の検出センサを前記モータ
部5に設けてもよい。このようにすると、移動位置を正
確に把握することができる。
【0086】・ フォトマイクロセンサ24や磁気セン
サ93以外の非接触式の位置検出手段を用いて、作動部
材21の位置検出を行うこととしてもよい。また、位置
検出手段として接触式のものを用いることも可能であ
る。例えば、実施形態1において使用したフォトマイク
ロセンサ24に代え、そこに例えばリミットスイッチを
取り付ける。そして、ガイドレール27に固定した金具
28の自由端を、作動部材21が原点位置に来たときに
位置検出手段24に接触させるように構成する。このよ
うにしたとしても、作動部材21が最後端位置(即ち原
点位置)に到ったことを検出することができる。ただ
し、接触的に位置検出を行うものとなることから、検出
精度は非接触式のものよりはいくぶん劣るものとなる。
【0087】次に、特許請求の範囲に記載された技術的
思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技
術的思想を、必要に応じてその効果とともに以下に列挙
する。
【0088】(1) 請求項1乃至13のいずれか1つ
において、前記作動部材の移動位置を検出するための検
出センサを備えたことを特徴とする電動アクチュエー
タ。この技術的思想1の発明によると、作動部材の移動
位置を正確に把握できる。
【0089】(2) 請求項1乃至13のいずれか1つ
において、前記モータの回転位置を保持するブレーキ機
構を備えたことを特徴とする電動アクチュエータ。この
技術的思想2に記載の発明によると、停電時における作
動部材の位置ずれを防止できる。
【0090】(3) 請求項13において、前記ストッ
パ部材は前記アクチュエータ本体の両側に一対設けられ
ていることを特徴とする電動アクチュエータ。この技術
的思想3に記載の発明によると、仮に片側のみにこれを
1つ設けた構成に比べ、確実に作動部材を停止できる。
【0091】(4) 請求項13において、前記ストッ
パ部材は前記アクチュエータ本体に形成されたスリット
に係合するように固定されたストッパ棒であり、前記作
動部材の後端面は前記スリットから突出する前記ストッ
パ棒の突出端に当接することを特徴とする電動アクチュ
エータ。
【0092】(5) 請求項1乃至13のいずれか1つ
において、前記保護カバーは断面略コ字状または断面略
L字状であることを特徴とする電動アクチュエータ。こ
の技術的思想5に記載の発明によると、例えば単に平板
状の保護カバーとした場合に比べて被覆部位が多くなる
ので、防塵性が高くなる。
【0093】(6) 請求項1乃至13のいずれか1つ
において、前記作動部材の前端面にその前端面よりも広
面積のブラケットを設けたことを特徴とする電動アクチ
ュエータ。この技術的思想6に記載の発明によると、大
きなワークであってもそれを作動部材の前端面側に対し
て無理なく固定することができる。
【0094】(7) 請求項12,13において、前記
磁石は前記送りナット部に設けられていることを特徴と
する電動アクチュエータ。 (8) 請求項5乃至13のいずれか1つにおいて、前
記作動部材は前端面及びそれに垂直な位置関係にある複
数の外側面に前記ワーク取付部を有することを特徴とす
る電動アクチュエータ。
【0095】(9) 請求項1乃至13のいずれか1つ
において、前記ワーク取付部には複数個のねじ孔が形成
されていることを特徴とする電動アクチュエータ。この
技術的思想9に記載の発明によると、複数本のボルト等
を用いることでワーク取付部に対してワークを確実に固
定できる。
【0096】(10) 請求項12において、前記位置
検出手段は発光部と受光部とを備えるフォトセンサであ
り、そのフォトセンサは、前記作動部材に設けられた遮
光体が近接して前記発光部からの光を遮ることにより、
前記作動部材の位置を光学的にかつ非接触的に検出する
ことを特徴とする電動アクチュエータ。
【0097】(11) 請求項12において、前記位置
検出手段は磁気の変化に反応してオンオフする磁気セン
サであり、その磁気センサは、前記作動部材に設けられ
た磁石の近接に反応して、前記作動部材の位置を磁気的
にかつ非接触的に検出する磁気センサであることを特徴
とする電動アクチュエータ。
【0098】(12) 請求項6において、前記送りナ
ット部は、前記作動部材を樹脂成形する工程において同
時にかつ一体的に成形されたものであることを特徴とす
る電動アクチュエータ。
【0099】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜13に
記載の発明によれば、小型かつ低コストであって、しか
も高精度搬送や水平搬送が可能な電動アクチュエータを
提供することができる。
【0100】請求項3に記載の発明によれば、偏荷重を
受ける能力、直進性、回り止め性を維持しつつ長ストロ
ーク化を図ることができる。請求項4に記載の発明によ
れば、全体の小型化がより容易なものとすることができ
る。
【0101】請求項5に記載の発明によれば、電動アク
チュエータの設置状況等に応じてワークを種々の態様で
取り付けることができ、使い勝手がよくなる。請求項7
に記載の発明によれば、全体が軽量化することによって
例えば小型モータの使用が可能となり、全体の小型化及
び低コスト化に有利なものとなる。
【0102】請求項8に記載の発明によれば、防塵性や
メインテナンス性に優れたものとすることができる。請
求項9に記載の発明によれば、モータの駆動力が小さく
て済むことから全体の小型化により有利なものとするこ
とができる。
【0103】請求項10に記載の発明によれば、モータ
の出力軸の中心軸線と送りねじ部の中心軸線とを同一線
上に配置すれば、同一軸線上に配置しない構成を採用し
た場合に比べて、装置全体をいっそう小型化することが
できる。
【0104】請求項11に記載の発明によれば、装置全
体の短小化、及び部品点数の低減による低コスト化を図
ることができる。請求項12に記載の発明によれば、作
動部材が任意の位置に達したことを非接触的にかつ簡単
に検出することができる。
【0105】請求項13に記載の発明によれば、ストッ
パ部材という機械的手段をもって、作動部材を確実に停
止させることができるとともに、原点位置を決定するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した第1実施形態の電動アクチ
ュエータの保護カバー取り外し状態における斜視図。
【図2】(a)は第1実施形態の電動アクチュエータの
平面図、(b)は同じく断面図、(c)は同じく正面
図、(d)は同じく前端面図。
【図3】第2実施形態の電動アクチュエータの斜視図。
【図4】第3実施形態の電動アクチュエータの斜視図。
【図5】第4実施形態の電動アクチュエータの保護カバ
ー取り外し状態における斜視図。
【図6】別例の電動アクチュエータの斜視図。
【図7】別例の電動アクチュエータの前端面図。
【図8】別例の電動アクチュエータの要部断面図。
【符号の説明】
1,41,51,61,71,81,91…電動アクチ
ュエータ、2…アクチュエータ本体、2a,2b,2c
…アクチュエータ本体の外側面、4…モータ、7,62
…送りねじ部、11…第2ガイド部材としてのガイドブ
ロック、12…(回り止め兼用の)リニアガイド、2
1,52,72…作動部材、22…送りねじ部収容孔、
23…送りナット部、27…第1ガイド部材としてのガ
イドレール、31…ストッパ部材としてのストッパ棒、
33,63…保護カバー、24,93…位置検出手段と
してのフォトマイクロセンサ(または磁気センサ)、W
1 …ワーク取付部、R1 …領域、S1 ,S2 ,S3 ,S
4 ,S5 …作動部材の外側面。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アクチュエータ本体側に取り付けられたモ
    ータの回転運動を、前記モータにより回転駆動される送
    りねじ部と前記送りねじ部に螺合する送りナット部とか
    らなる動力伝達機構によって直線運動に変換すること
    で、前記送りねじ部及びワーク取付部を有する作動部材
    を同送りねじ部の軸線方向に沿って直線的に移動させる
    電動アクチュエータにおいて、 長尺状の第1ガイド部材とそれに対して摺動可能に係合
    する第2ガイド部材とからなるリニアガイドを備え、前
    記両ガイド部材のうちの一方が、前記アクチュエータ本
    体の外側面に設けられ、かつその他方が、同アクチュエ
    ータ本体の外部に並列に配置された前記作動部材の外側
    面に設けられていることを特徴とする電動アクチュエー
    タ。
  2. 【請求項2】アクチュエータ本体側に取り付けられたモ
    ータの回転運動を、前記モータにより回転駆動される送
    りねじ部と前記送りねじ部に螺合する送りナット部とか
    らなる動力伝達機構によって直線運動に変換すること
    で、前記送りねじ部及びワーク取付部を有する作動部材
    を同送りねじ部の軸線方向に沿って直線的に移動させる
    電動アクチュエータにおいて、 長尺状のガイドレールとそれに対して摺動可能に係合す
    るガイドブロックとからなる回り止め兼用のリニアガイ
    ドを備え、前記ガイドブロックが前記アクチュエータ本
    体の外側面に設けられ、かつ前記ガイドレールが同アク
    チュエータ本体の外部に並列に配置された前記作動部材
    の外側面に設けられていることを特徴とする電動アクチ
    ュエータ。
  3. 【請求項3】前記アクチュエータ本体の外側面における
    一端には前記モータが取り付けられるとともに、同面に
    おける他端には前記ガイドブロックが設けられているこ
    とを特徴とする請求項2に記載の電動アクチュエータ。
  4. 【請求項4】前記ガイドレール及び前記ガイドブロック
    は、前記アクチュエータ本体及び前記作動部材の外側面
    のうち互いに対向する面にそれぞれ設けられていること
    を特徴とする請求項2または3に記載の電動アクチュエ
    ータ。
  5. 【請求項5】前記作動部材は外部に位置する複数の面に
    前記ワーク取付部を有することを特徴とする請求項1乃
    至4のいずれか1項に記載の電動アクチュエータ。
  6. 【請求項6】前記作動部材の内部には自身の長手方向に
    沿って延びる送りねじ部収容孔が形成され、その送りね
    じ部収容孔の開口部には前記送りナット部が一体的に取
    り付けられ、前記送りねじ部を前記送りナット部に螺合
    した状態で前記送りねじ部収容孔に前記送りねじ部の前
    端側が収容されていることを特徴とする請求項1乃至5
    のいずれか1項に記載の電動アクチュエータ。
  7. 【請求項7】前記ガイドレールを除く前記作動部材の構
    成部品のうちの少なくとも一部は樹脂製であることを特
    徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載の電動ア
    クチュエータ。
  8. 【請求項8】前記作動部材と前記アクチュエータ本体の
    一端に取り付けられた前記モータとの間の領域を覆うた
    めの着脱可能な保護カバーを備えたことを特徴とする請
    求項1乃至7のいずれか1項に記載の電動アクチュエー
    タ。
  9. 【請求項9】前記保護カバーは固定側の部材に対して着
    脱されることを特徴とする請求項8に記載の電動アクチ
    ュエータ。
  10. 【請求項10】前記モータの出力軸の中心軸線と前記送
    りねじ部の中心軸線とを同一線上に配置したことを特徴
    とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の電動アク
    チュエータ。
  11. 【請求項11】前記モータの出力軸と前記送りねじ部と
    を一体化したことを特徴とする請求項10に記載の電動
    アクチュエータ。
  12. 【請求項12】前記アクチュエータ本体または前記保護
    カバーには、前記作動部材の一部の近接により前記作動
    部材の位置を非接触的に検出する位置検出手段が取り付
    け可能であることを特徴とする請求項8乃至11のいず
    れか1項に記載の電動アクチュエータ。
  13. 【請求項13】前記作動部材の後端面と当接して同作動
    部材の移動を規制することで同作動部材の原点位置を決
    定するストッパ部材を前記アクチュエータ本体に設けた
    ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記
    載の電動アクチュエータ。
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