JPH11262227A - 同期機 - Google Patents

同期機

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Publication number
JPH11262227A
JPH11262227A JP11014314A JP1431499A JPH11262227A JP H11262227 A JPH11262227 A JP H11262227A JP 11014314 A JP11014314 A JP 11014314A JP 1431499 A JP1431499 A JP 1431499A JP H11262227 A JPH11262227 A JP H11262227A
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JP
Japan
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synchronous machine
holder
permanent magnet
machine according
pole
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Pending
Application number
JP11014314A
Other languages
English (en)
Inventor
Juergen Lechner
レヒナー ユルゲン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Robert Bosch GmbH
Original Assignee
Robert Bosch GmbH
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Filing date
Publication date
Application filed by Robert Bosch GmbH filed Critical Robert Bosch GmbH
Publication of JPH11262227A publication Critical patent/JPH11262227A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K21/00Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets
    • H02K21/02Details
    • H02K21/04Windings on magnets for additional excitation ; Windings and magnets for additional excitation
    • H02K21/042Windings on magnets for additional excitation ; Windings and magnets for additional excitation with permanent magnets and field winding both rotating
    • H02K21/044Rotor of the claw pole type

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Synchronous Machinery (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 同期機、特に自動車のための発電機又は
モータであって、ステータ又はロータ内の電気的に励磁
される多数の個々のポールから成るクローポールの形状
の励磁機構を備えており、ステータの端部又はロータの
端部に取付けたポール基板の互いに向かい合って位置し
ていて交互に互いに内外に入り組んだクローポールの間
の隙間内に永久磁石が挿入されている。永久磁石1が横
断面U字形の非磁性的な保持体2内に取付けられてお
り、この保持体のベース脚2aが永久磁石1を遠心力に
抗して半径方向で支持しており、かつ、永久磁石1を軸
方向に固定するために、保持体2の軸方向の端部が閉じ
ていて、かつポール基板7又はこのポール基板7に接続
された非磁性的な保持板1に結合されている。 【効果】 漏れ磁束の補償のために必要な永久磁石が軽
量化されかつ簡単化されると共に補償効果が改善され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同期機、特に自動
車のための発電機又はモータであって、ステータ又はロ
ータ内の電気的に励磁される多数の個々のポールから成
る、有利には、少なくとも1つの共通の励磁コイルによ
り励磁されるクローポールの形状の励磁機構を備えてお
り、漏れ磁束の補償のために、ステータの端部又はロー
タの端部に取付けられたポール基板の互いに向かい合っ
て位置していて交互に互いに内外に入り組んだクローポ
ールの間の隙間内に永久磁石が挿入されている形式のも
のに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の同期機はドイツ連邦共和国実用
新案第8905353号明細書から公知である。その場
合、ロータのクローポールの間の隙間内に挿入される永
久磁石は、隣合うクローポールの間の漏れ磁束を補償す
るように接線方向に磁化されており、かつこれにより同
期機の可能出力を改善する。その場合、これらの永久磁
石は、クローポールの周面側でほぼ軸方向に延びる凹所
内に挿入されて固定された非磁性的な保持板に半径方向
で支持され、他面において永久磁石は互いに隣り合った
クローポールの互いに向かい合った側に当接している。
【0003】この公知の同期機では、永久磁石の組込み
に著しい組立費用がかかるのみならず、永久磁石がロー
タの軸方向で十分に固定されていない。さらに、クロー
ポールは保持板のための凹所を備えていることでその形
状が複雑である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、永久
磁石が半径方向でも軸方向でも確実に保持され、かつロ
ータでは遠心力に抗して支持されると共に予め製作され
ているロータ内にも組み込むことができるように冒頭に
記載した形式の同期機を簡単化することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明によれ
ば、請求項1に記載したように、永久磁石が横断面U字
形の非磁性的な保持体内に取付けられており、この保持
体のベース脚が永久磁石を遠心力に抗して半径方向で支
持しており、かつ、永久磁石を軸方向に固定するため
に、保持体の軸方向の端部が閉じていて、かつポール基
板又はこのポール基板に接続された非磁性的な保持板に
結合されていることにより、かつ他面において請求項2
に記載したように、各隙間内に横断面U字形の2つの非
磁性的な保持体が挿入されており、両方の保持体が軸方
向で相前後して配置されており、かつそれらのベース脚
で2つの永久磁石を遠心力に抗して支持しており、か
つ、両方の保持体の軸方向で互いに逆の側の端部が閉じ
ていて、かつポール基板又はこのポール基板に接続され
た非磁性的な保持板に結合されており、かつ、隙間ごと
に2つの永久磁石を軸方向で固定するために、両方の保
持体の互いに向かい合った端部も閉じていて互いに結合
されていることにより解決される。
【0006】
【発明の効果】保持体は単独で、又は軸方向に配置され
た閉鎖板とあいまって、棒状の永久磁石のための5つの
側で閉じられた受容部を形成しており、その場合、保持
体のベース脚はロータで生じる遠心力を受け止めること
ができるように配置されている。その際、保持体内に挿
入されている永久磁石は圧縮だけにより負荷される。硬
質フェライト及びSE磁石の圧縮強度が引張強度に比し
て著しく高いため、シンプルな標準形状を備えた簡単か
つ安価に製作される永久磁石を使用することができる。
その場合、永久磁石の横断面が保持体の受容部の横断面
に適合していて保持体の閉じた端面まで延びるように設
計がなされる。
【0007】永久磁石のための保持体の受容部の端部
は、保持体の軸方向の端部のところでベース脚又は側脚
に、保持体を閉鎖しかつポール基板の外側に結合される
舌片を縁曲げすることにより閉じられるか、又は保持体
が軸方向の端部にベース脚を延長せしめる舌片を有し、
この舌片が保持板の縁曲げにより形成された固定用舌片
に結合されることにより簡単に閉じられる。
【0008】閉鎖板はポール基板に又はロータの軸に結
合されることができる。
【0009】保持体の固定のために保持板を使用する場
合、本発明の別の構成では保持板にベンチレータ羽根が
縁の曲げ起しにより形成される。
【0010】さらに別の構成では、永久磁石が接着、注
入、摩擦係合又は形状係合により保持体内で固定されて
おり、これにより、保持体及び永久磁石はクローポール
の間の隙間内へ半径方向で挿入されることのできる予め
製作されたユニットを形成している。この場合、舌片が
ポール基板にのみ例えば溶接により結合されるだけでよ
い。そのことのために、さらに別の構成では、保持体及
び保持板が高貴鋼、真ちゅう、ブロンズ又はアルミニウ
ムのような非強磁性の溶接可能な材料から成る。
【0011】保持体内に充填した磁化可能な注入物質か
ら永久磁石を形成し、その硬化の後に、保持体をクロー
ポールの間に挿入するに先立って磁化すれば、保持体の
選択された形状が永久磁石の特別簡単な製作及び組込み
の可能性を提供する。
【0012】さらに別の構成では、互いに向かい合って
位置していて周方向で交互に配置されたクローポールで
は、機械中央軸線に対して種々異なって傾斜した隙間内
へ、その縦軸線に関して互いに回動(verschra
enken)して位置する鏡像的な保持体が挿入されて
おり、その舌片が保持体の縦軸線に関して隙間の種々異
なる傾斜に適合している。このことにより、クローポー
ルの根元領域内の臨界横断面が増大する。
【0013】隙間ごとに軸方向で分割された永久磁石で
は、さらに別の構成によれば、1つの隙間内に挿入され
た保持体の互いに向かい合った端部が非磁性的な歯付き
リングの歯に結合されている。
【0014】さらに別の構成では、遠心力を受け止める
ために、歯付きリングが外歯を備えて形成されており、
かつロータの励磁コイルを囲んでいる。
【0015】歯付きリングの歯が保持体の幅にわたって
延びている場合には、保持体は歯付きリングの歯に直に
溶接されることができる。
【0016】軸方向でポール基板からポール基板へ達し
ている保持体では、別の構成によれば、遠心力に対する
安定性を改善するために、歯付きリングが保持体の中央
で歯によって保持体の受容部内に係合していて、隙間ご
とに受容部を2つの永久磁石のための2つの部分受容部
に分割している。
【0017】さらに、コスト節約のために、保持体がそ
れぞれ2つの永久磁石を受容しており、これらの永久磁
石が側脚に当接していて、保持体の受容部の横断面に比
して、有利には、保持体の受容部の横断面の半分に比し
て小さな横断面を有するように設計されており、かつ、
両方の永久磁石の間の中間スペースが弾性的な物質又は
ばねによりフルに充填されている。これによれば、隙間
ごとにわずかな磁石材料しか必要でなく、その上、重量
が軽減され、このことがロータにおいて遠心力の軽減を
生ぜしめる。
【0018】隙間ごとに永久磁石が分割されている場合
の別の構成では、両方のU字形の保持体が隙間ごとに歯
付きリングの歯に溶接されており、かつその側脚の傾斜
が、向かい合ったポール基板から、一体成形されたクロ
ーポールへの移行部の形状に適合しており、これにより
漏れ磁束の補償の効果性が向上する。
【0019】さらに、永久磁石のための保持体を相互に
回動させて位置させることにより、クローポールの根元
の臨界的な狭窄部の横断面が増大する。
【0020】
【発明の実施の形態】次ぎに、内部ロータを備えた同期
機につき本発明を説明するが、本発明は外部ロータを備
えた同期機にも適用される。いずれの場合でも、対応す
るステータの構造のために同じことが当てはまる。
【0021】図1(a)に示す保持体2は、ベース脚2
aと側脚2cとにより形成されたU字形横断面を有して
いる。保持体2の端部は、図5に示すようにロータの両
方のポール基板7の外側寸法に相応した相互間隔をおい
て位置する舌片2bにより閉鎖されている。舌片2bは
図1(b)に示したように保持体2のベース脚2a又は
側脚2cから縁曲げにより形成されている。さらに、こ
れらの舌片2bは、クローポール7′の間の隙間が機械
中央軸線に対して平行に、要するに図示の実施例ではロ
ータの軸10に対して平行に延びておらず、その上、交
互に互いに傾斜している場合でも、保持体2により5つ
の側で閉じられた受容部をその縦方向に対して傾斜して
閉鎖することができる。その場合には、図1(c)で示
したような鏡像的に形成された1対の保持体2.1及び
2.2が必要である。側脚2c′から縁曲げにより形成
された舌片2bはクローポール7′の間の隙間内へ挿入
された後では図5の溶接箇所10.1から分かるように
ポール基板7の外側に平行に向いていてこの外側に溶接
されることができる。永久磁石1の横断面は保持体2の
受容部の横断面に適合しており、かつ永久磁石1は舌片
2bまで延びており、要するにロータの全長にわたり延
びている。図2に示したように、永久磁石1は受容部内
に挿入されて接着層3を介して接着されることができ
る。図3が示すように、保持体2の側脚2cの端部5は
縁曲げされることができる。この場合、永久磁石1は形
状係合により保持体の受容部内に保持される。端部5は
保持体2の側脚の一部をたんにかしめることで形成され
ることもできる。永久磁石1は摩擦係合により保持体2
内に固定されることもできる。摩擦係合は図4のプレス
箇所4が示すように、側脚2cの適当な圧縮によっても
得ることができる。
【0022】図6は、軸方向で間隔をおいて配置された
2つの非磁性的な2つの保持板14を示す。これらの保
持板は同期機の内部ロータではポール基板7に接続され
てこのポール基板に又はロータの軸10に例えば溶接に
より結合される。このことのために、保持板14は高貴
鋼、真ちゅう、ブロンズ又はアルミニウムのような非強
磁性の溶接可能な材料から製作されている。保持体2は
両方の端部に、ベース脚2aを延長せしめる舌片2bを
有しており、これらの舌片は保持板14の外向きに曲げ
られた固定用舌片15に溶接されている。保持体2の傾
斜が交互に変化するため、固定用舌片15はそれぞれ、
テーパしたクローポール7′の先端を起点としてこのク
ローポールを囲む両方の保持体2を取り付けることがで
きるような幅を有している。
【0023】図7に示すように、保持板14に固定用フ
ランジ15と並べて、ベンチレータ羽根13を縁の曲げ
起しにより形成することもできる。
【0024】図8から図10までに示すように、保持体
2は付加的に、定置のユニットを成すように中央に結合
されることもできる。その場合、歯付きリング8が使用
され、その歯9は外歯を形成していて保持体2の凹所内
に挿入される。溶接箇所10.1が保持体2の舌片2b
をポール基板7の外側に結合せしめている。さらに、歯
付きリング8の歯9は、図10の溶接箇所10.2が示
すように、保持体2のベース脚2aに溶接されることが
できる。永久磁石1はこの場合2つの同じ部分1′及び
部分1″を備えており、これらの部分は保持体2の分割
された受容部内で半径方向で遠心力に抗して支持されて
いて軸方向の衝撃力に対して安全に保護されている。保
持体2の舌片2bは保持体2のベース脚2a又は側脚2
cのところに縁曲げにより形成されることができる。
【0025】図11に示すように、歯9の幅は保持体2
の受容部の幅に適合している。歯9はそれぞれ保持体2
の受容部をフルに充填しており、かつ部分・受容部の間
の非磁性的な仕切壁を形成している。
【0026】歯付きリング8が使用された場合、図11
の保持体半部2′及び2″が示すように、保持体2も分
割されることができる。互いに向かい合った保持体半部
2′,2″は閉じており、かつ、歯付きリング8が高貴
鋼、真ちゅう、ブロンズ又はアルミニウムのような非磁
性的な溶接可能な材料からなる場合には、歯付きリング
8の歯9に例えば溶接により結合される。さらに図11
から分かるように、両方の保持体半部2′,2″は互い
に回動して位置しており、その結果、図12から看取さ
れるように、側脚の傾斜が、向かい合ったポール基板7
と、一体形成されたクローポール7′との間の移行部
7″に適合している。このことは、クローポール7′の
弱化された根元領域での漏れ磁束補償の改善をもたら
す。保持板14の固定用フランジ15には、それぞれク
ローポール7′の互いに向かい合った先端を囲む2つの
保持体半部2′,2″の舌片2bが溶接される。図12
に示すポール基板7の平面図はロータの他方の端部のと
ころでも援用される。その場合、他方のポール基板7の
ところでは、互いに突き合わされた隙間の保持体半部
1′,2″が側脚2cの傾斜に関して移行部7″に相応
して設計される。保持体半部2′,2″の舌片はポール
基板7又は閉鎖板14に溶接される。
【0027】保持体2内に挿入された永久磁石は、図1
3が示すように、横断面に関してもU字形の保持体2の
受容部の横断面に比して小さく設計されることができ
る。本実施例では2つの永久磁石11が保持体2の受容
部内に挿入されていて側脚2cに当接している。中間ス
ペースは弾性的な充填材12.1又はばね12.2によ
りフルに充填されており、この充填材が永久磁石11を
保持体2の側脚2cに当接するように保持している。こ
の構成によれば、磁性材料が節約され、かつ重量軽減に
より遠心力が減少する。永久磁石の2分割は図8から図
10までにもとづく保持体2にも適用可能である。
【0028】本発明は外部ロータでも同様に有利に適用
可能である。その場合には、保持体のベース脚2aが遠
心力を受け止めるように保持体が挿入される。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は一方のポール基板から他方のポール基
板まで達していてこれらのポール基板に結合された保持
体の側面図、(b)は同保持体の端面図、(c)は隙間
が機械中央軸線に対して平行に延びていずに互いに傾斜
している場合の、同期機のための保持体対を示す図であ
る。
【図2】図1に示した保持体内に永久磁石を固定した状
態を示す図である。
【図3】保持体内で永久磁石を形状係合により固定した
状態を示す断面図である。
【図4】保持体内に永久磁石を摩擦係合により固定した
状態を示す断面図である。
【図5】両方のポール基板の後方で保持体を固定した状
態を示す略示図である。
【図6】隣合う隙間の2つの保持体を、軸方向に間隔を
おいて配置された保持板に固定した状態を示す部分斜視
図である。
【図7】縁の曲げ起しにより形成されたベンチレータ羽
根を備えた保持板の部分斜視図である。
【図8】軸方向で分割された永久磁石を備えた保持体を
示す図である。
【図9】その歯が図1の保持体の受容部内へ係合してお
り、かつ両方の永久磁石が隙間ごとに軸方向で固定され
ている歯付きリングを示す図である。
【図10】保持体に結合された歯付きリングをロータに
固定した状態を示す図である。
【図11】隙間ごとに保持体を分割し、互いに回動して
位置する両方の保持体半部を歯付きリングに固定した状
態を示す図である。
【図12】隙間ごとに互いに回動して位置する保持体半
部を備えたポール基板の部分端面図である。
【図13】永久磁石を横断面の小さな2つの永久磁石に
分割した場合を示す図である。
【符号の説明】
1 永久磁石、 2 保持体、 2a ベース脚、 2
b 舌片、 2c 側脚、 7 ポール基板、 7′
クローポール、 8 歯付きリング、 9 歯、 10
軸、 11 永久磁石、 12.1,12.2 弾性
的な物質、 14 保持板

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同期機であって、ステータ又はロータ内
    の電気的に励磁される多数の個々のポールから成る励磁
    機構を備えており、漏れ磁束の補償のために、ステータ
    の端部又はロータの端部に取付けられたポール基板の互
    いに向かい合って位置していて交互に互いに内外に入り
    組んだクローポールの間の隙間内に永久磁石が挿入され
    ている形式のものにおいて、 永久磁石(1)が横断面U字形の非磁性的な保持体
    (2)内に取付けられており、この保持体のベース脚
    (2a)が永久磁石(1)を遠心力に抗して半径方向で
    支持しており、かつ、永久磁石(1)を軸方向に固定す
    るために、保持体(2)の軸方向の端部が閉じていて、
    かつポール基板(7)又はこのポール基板(7)に接続
    された非磁性的な保持板(14)に結合されていること
    を特徴とする同期機。
  2. 【請求項2】 同期機であって、ステータ又はロータ内
    の電気的に励磁される多数の個々のポールから成る励磁
    機構を備えており、漏れ磁束の補償のために、ステータ
    の端部又はロータの端部に取付けられたポール基板の互
    いに向かい合って位置していて交互に互いに内外に入り
    組んだクローポールの間の隙間内に永久磁石が挿入され
    ている形式のものにおいて、 各隙間内に横断面U字形の2つの非磁性的な保持体
    (2′,2″)が挿入されており、両方の保持体が軸方
    向で相前後して配置されており、かつそれらのベース脚
    (2a)で2つの永久磁石(1′,1″)を遠心力に抗
    して支持しており、かつ、両方の保持体(2′,2″)
    の軸方向で互いに逆の側の端部が閉じていて、かつポー
    ル基板(7)又はこのポール基板(7)に接続された非
    磁性的な保持板(14)に結合されており、かつ、隙間
    ごとに2つの永久磁石(1′,1″)を軸方向で固定す
    るために、両方の保持体(2′,2″)の互いに向かい
    合った端部も閉じていて互いに結合されていることを特
    徴とする同期機。
  3. 【請求項3】 保持体(2)の軸方向の端部にはベース
    脚(2a)又は側脚(2c)のところで舌片(2b)が
    縁曲げにより形成されており、これらの舌片が保持体
    (2,2.1,2.2,2′,2″)を閉鎖していて、
    かつポール基板(7)の外側に結合されている請求項1
    又は2記載の同期機。
  4. 【請求項4】 保持体(2,2.1,2.2,2′,
    2″)が軸方向の端部に、ベース脚(2a)を延長せし
    める舌片(2b)を有しており、この舌片が保持板(1
    4)の縁曲げにより形成された固定用舌片(15)に結
    合されている請求項1又は2記載の同期機。
  5. 【請求項5】 保持板(14)がポール基板(7)に、
    又はロータの軸(10)に結合されている請求項4記載
    の同期機。
  6. 【請求項6】 保持板(14)にベンチレータ羽根(1
    3)が縁の曲げ起しにより形成されている請求項4又は
    5記載の同期機。
  7. 【請求項7】 永久磁石(1,1′,1″)が断面に関
    して保持体(2,2.1,2.1,2′,2″)の受容
    部の横断面に適合しており、かつ保持体(2,2.1,
    2.1,2′,2″)の閉じられた端部まで延びている
    請求項1から6までのいずれか1項記載の同期機。
  8. 【請求項8】 永久磁石(1,1′,1″)が接着
    (3)、注入、摩擦係合(4)又は形状係合(5)によ
    り保持体(2)内に固定されている請求項1から7まで
    のいずれか1項記載の同期機。
  9. 【請求項9】 永久磁石(1,1′,1″)が、保持体
    (2)内に充填された磁化可能な注入物質から形成さ
    れ、かつその硬化後に、クローポール(7′)の間の隙
    間内への挿入に先立って磁化されて成っている請求項1
    から8までのいずれか1項記載の同期機。
  10. 【請求項10】 保持体(2,2.1,2.2,2′,
    2″)及び保持板(14)が、高貴鋼、真ちゅう、ブロ
    ンズ又はアルミニウムのような非強磁性の溶接可能な材
    料から成る請求項1から9までのいずれか1項記載の同
    期機。
  11. 【請求項11】 互いに向かい合っていて周方向で交互
    に配置されたクローポール(7′)において、機械中央
    軸線に対して種々異なって傾斜した隙間内に、その縦軸
    線に関して互いに回動して位置する鏡像的な保持体
    (2.1,2.2)が挿入されており、これら保持体の
    舌片(2b)が、保持体(2.1,2.2)の縦軸線に
    関して隙間の種々異なる傾斜に適合している請求項1又
    は2記載の同期機。
  12. 【請求項12】 隙間内に挿入された保持体(2′,
    2″)の互いに向かい合った端部が、非磁性的な歯付き
    リング(8)の歯(9)に結合されている請求項2から
    11までのいずれか1項記載の同期機。
  13. 【請求項13】 歯付きリング(8)が外歯を備えて形
    成されており、かつ内部ロータの励磁コイルを囲んでい
    る請求項12記載の同期機。
  14. 【請求項14】 歯付きリング(8)の歯(9)が保持
    体(2′,2″)の幅にわたって延びている請求項2か
    ら13までのいずれか1項記載の同期機。
  15. 【請求項15】 歯付きリング(8)が保持体(2,
    2.1;2.2)の中央で歯(9)によって保持体の受
    容部内へ係合しており、かつ隙間ごとにこの受容部を2
    つの永久磁石のための2つの部分受容部に分割している
    請求項1記載の同期機。
  16. 【請求項16】 保持体(2;2.1,2.2;2′,
    2″)がそれぞれ2つの永久磁石(11)を受容してお
    り、これらの永久磁石が側脚に当接しており、保持体
    (2;2.1,2.2;2′,2″)の受容部の横断面
    に比して、有利には保持体(2;2.1,2.2;
    2′,2″)の受容部の横断面の半分に比して小さな横
    断面を有しており、かつ、両方の永久磁石(11)の間
    の中間スペースが弾性的な物質(12.1)又はばね
    (12.2)によりフルに充填されている請求項1から
    15までのいずれか1項記載の同期機。
  17. 【請求項17】 両方のU字形の保持体(2′,2″)
    が隙間ごとに歯付きリング(8)の歯(9)に溶接され
    ており、かつ、その側脚(2c)が傾斜に関して、向か
    い合ったポール基板(7)から、一体形成されたクロー
    ポール(7′)への移行部の形状に適合している請求項
    2記載の同期機。
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