JPH11254061A - タレットパンチプレスとその金型及び打ち抜き加工方法 - Google Patents

タレットパンチプレスとその金型及び打ち抜き加工方法

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JPH11254061A
JPH11254061A JP5634098A JP5634098A JPH11254061A JP H11254061 A JPH11254061 A JP H11254061A JP 5634098 A JP5634098 A JP 5634098A JP 5634098 A JP5634098 A JP 5634098A JP H11254061 A JPH11254061 A JP H11254061A
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JP
Japan
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punching
punched
punch
mold
die
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JP5634098A
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Inventor
Shiro Soma
史郎 相馬
Shigeo Tsuchiya
重雄 土屋
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 材料の打ち抜き加工時に生ずる、材料の変
形を最小限に抑えるタレットパンチプレス及びその金型
を提供する。 【解決手段】 タレットパンチプレスは、下型金型20
に載置された材料40を上型金型10で打ち抜いて材料
40を加工する。下型金型20は、材料40を打ち抜い
たポンチ部12を受けるための打抜部21と材料40を
載置するための受部22とを備える。受部22は、打抜
部21の周囲に形成されている。上型金型10は、材料
40を打ち抜くポンチ部12と押圧部11を備える。ポ
ンチ部12の打抜面13にはシャー角が設けられてい
る。押圧部11は、上型金型10の受部22と対向する
位置の外周に形成されている。ポンチ部12が材料40
を打ち抜いた際、押圧部11は材料40を下型金型20
の方向に押圧し、受部22は材料40を上型金型10の
方向に押圧する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、材料の打ち抜き
加工時に材料に加わる力を低減できるタレットパンチプ
レスとタレットパンチプレス用金型に関する。また、材
料の打ち抜時に発生する材料の変形を低減できるタレッ
トパンチプレスとタレットパンチプレス用金型に関す
る。
【0002】
【従来の技術】タレットパンチプレスは、下型金型上に
載置された材料を、上型金型が備えるポンチ部で打ち抜
いて、材料を目的の形状に加工する。しかし、ポンチ部
が材料を打ち抜く際に材料に加わる打抜力のために、図
15に示す様に、材料40が矢印YE方向に塑性変形す
る。そのため材料40に反りが生じ、打ち抜き加工後
に、反りを矯正する作業が必要であった。 また、材料
40の上型金型側の面の切断部にダレが生じ、下型金型
側の面の切断部にカエリが生じ、打ち抜き加工後に、ダ
レとカエリを修正する作業も必要であった。
【0003】特に、材料切断部に生じる、ダレ/カエリ
に関する問題を解決するために、特開昭62−1480
30号公報には、上型金型の打抜面にシャー角の設けら
れた打抜き工具が開示されている。また、実開平3−1
8918号公報には、上型金型の打抜面の外周縁全周に
沿って刃先の設けられたパンチ工具が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、シャー角の設
けられた打抜面や、外周縁全周に沿って刃先の設けられ
た打抜面では、材料に加わる打抜力を低減することはで
きるが、打ち抜き加工時に発生する、材料の反りを低減
することが出来ず、不良品の発生や打ち抜き加工後の材
料反りを修正する手間を無くすことが出来なかった。
【0005】本発明は上記実状に鑑みてなされたもの
で、材料を打ち抜く際に生ずる材料の変形を、最小限に
抑えるタレットパンチプレスとタレットパンチプレス用
金型を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点に係るタレットパンチプレス
は、材料を打ち抜くポンチ部を備える上型金型と、材料
を打ち抜いた前記ポンチ部と嵌合する打抜部が形成さ
れ、かつ、前記打抜部の周囲に、パンチ対象の材料を載
置するための受部が少なくとも部分的に形成され、前記
受部に材料が載置される下型金型と、を備え、前記上型
金型は前記ポンチ部で材料を打ち抜くと共に、前記ポン
チ部以外の部分で材料を前記下型金型の方向に押圧し、
かつ、前記受部は材料を前記上型金型の方向に押圧する
ことによって、材料の前記受部と接する部分の外周に前
記下型金型の方向への荷重を与えることを特徴とする。
【0007】このタレットパンチプレスによれば、材料
を目的の形状に加工する際には、下型金型に形成された
受部にパンチ対象の材料を載置する。受部に材料を載置
したら、上型金型を下型金型の方向に移動させる。上型
金型が移動すると、上型金型が備えるポンチ部が材料に
当接し、材料を打ち抜く。材料がポンチ部で打ち抜かれ
る際、材料にはポンチ部から下型金型の方向に打抜力が
加えられる。この打抜力によって、材料のポンチ部で打
ち抜かれた切断部の周囲は、下型金型の方向に塑性変形
し、材料内の応力によって、材料には材料の切断部の外
周を、上型金型の方向へ跳ね上げる跳上力が生じる。一
方、上型金型のポンチ部を除いた部分は、材料を下型金
型の方向に押圧し、下型金型に形成された受部は、材料
を上型金型の方向に押圧する。そのため、材料の受部と
接している部分の外周には、上型金型からの押圧によっ
て下型金型の方向に荷重が加えられる。この荷重によっ
て、跳上力は相殺され、材料の塑性変形を抑えることが
出来る。
【0008】前記上型金型は、材料を打ち抜く際に、材
料を前記下型金型の方向に押圧する押圧部材を備えるこ
とが望ましい。
【0009】このタレットパンチプレスによれば、ポン
チ部が材料を打ち抜く際に、押圧部材を備えない場合よ
りも、材料を下型金型の方向に強く押圧することがで
き、跳上力を相殺することが容易になる。
【0010】また、前記ポンチ部は、材料を打ち抜く打
抜面に、材料を徐々に打ち抜くための突出部を備えるこ
とが望ましい。
【0011】このタレットパンチプレスによれば、打抜
面が平坦な場合よりもポンチ部から材料に加えられる打
抜力を低減することができるため、材料に生じる跳上力
も低減できる。
【0012】さらに、前記押圧部材は、前記上型金型の
前記受部と対向する位置よりも外周に形成されているこ
とが望ましい。
【0013】このタレットパンチプレスによれば、押圧
部材は、材料の受部と接している部分の外周に強い荷重
を与えることができ、跳上力を相殺することが容易にな
る。
【0014】上記目的を達成するため、本発明の第2の
観点に係るタレットパンチプレスは、材料を打ち抜く上
型金型と、材料の前記上型金型で打ち抜かれる部分の周
囲に、材料を支持する受部を備える下型金型と、前記上
型金型の前記受部と対向する位置の外周に形成され、前
記上型金型が材料を打ち抜く際に、前記下型金型の方向
に材料を押圧する部材と、を備えることを特徴とする。
【0015】このタレットパンチプレスによれば、材料
を目的の形状に加工する際には、下型金型に備えられた
受部でパンチ対象の材料を支持する。受部で材料を支持
したら、上型金型を下型金型の方向に移動させる。上型
金型が移動すると、上型金型が材料に当接し、材料を打
ち抜く。材料が上型金型で打ち抜かれる際、材料には上
型金型から下型金型の方向に打抜力が加えられる。この
打抜力によって、材料の上型金型で打ち抜かれた切断部
の周囲は、下型金型の方向に塑性変形し、材料内の応力
によって、材料には材料の切断部の外周を、上型金型の
方向へ跳ね上げる跳上力が生じる。一方、上型金型に形
成された部材は、材料を下型金型の方向に押圧し、下型
金型に備えられた受部は、材料を上型金型の方向に押圧
する。そのため、材料の受部で支持された部分の外周に
は、部材からの押圧によって下型金型の方向に荷重が加
えられる。この荷重によって、跳上力は相殺され、材料
の塑性変形を抑えることが出来る。
【0016】上記目的を達成するため、本発明の第3の
観点に係るタレットパンチプレス用金型は、パンチ対象
の材料を打ち抜くポンチ部と、該ポンチ部の周囲に配置
され、パンチの際に前記材料を押圧する押圧部材とを備
える第1の金型と、材料を打ち抜いた前記ポンチ部と嵌
合する打抜部と、前記打抜部の周囲に前記押圧部材より
も内側に配置され、パンチ対象の材料を載置するための
受部とを備える第2の金型と、を備えることを特徴とす
る。
【0017】このタレットパンチプレス用金型によれ
ば、材料を目的の形状に加工する際には、第2の金型に
形成された受部にパンチ対象の材料を載置する。受部に
材料を載置したら、第1の金型を第2の金型の方向に移
動させる。第1の金型が移動すると、第1の金型が備え
るポンチ部が材料に当接し、材料を打ち抜く。材料がポ
ンチ部で打ち抜かれる際、材料にはポンチ部から第2の
金型の方向に打抜力が加えられる。この打抜力によっ
て、材料のポンチ部で打ち抜かれた切断部の周囲は、第
2の金型の方向に塑性変形し、材料内の応力によって、
材料には材料の切断部の外周を、第1の金型の方向へ跳
ね上げる跳上力が生じる。一方、第1の金型に形成され
た押圧部材は、材料を第2の金型の方向に押圧し、第2
の金型に形成された受部は、材料を第1の金型の方向に
押圧する。そのため、材料の受部と接している部分の外
周には、押圧部材からの押圧によって第2の金型の方向
に荷重が加えられる。この荷重によって、跳上力は相殺
され、材料の塑性変形を抑えることが出来る。
【0018】上記目的を達成するため、本発明の第4の
観点に係る打ち抜き加工方法は、下型金型に載置した材
料を上型金型で打ち抜いて、材料を目的の形状に加工す
る、打ち抜き加工方法において、前記上型金型で材料を
打ち抜く際に、材料の前記上型金型で打ち抜かれる部分
の外周に、前記下型金型の方向への荷重を加える工程を
備え、前記上型金型は、材料に材料を打ち抜くための荷
重を徐々に加えることを特徴とする。
【0019】この打ち抜き加工方法によれば、材料を目
的の形状に加工する際には、下型金型に加工対象の材料
を載置する。下型金型に材料を載置したら、上型金型を
下型金型の方向に移動させる。上型金型が移動すると、
上型金型は材料を打ち抜くための荷重を徐々に加え、材
料を打ち抜く。材料が上型金型で打ち抜かれる際、材料
には上型金型から下型金型の方向に打抜力が加えられ
る。この打抜力によって、材料の上型金型で打ち抜かれ
た切断部の周囲は、下型金型の方向に塑性変形し、材料
内の応力によって、材料には材料の切断部の外周を、上
型金型の方向へ跳ね上げる跳上力が生じる。しかし、材
料を上型金型で打ち抜く際、材料の上型金型で打ち抜か
れる部分の外周には、下型金型の方向に荷重が加えら
れ、この荷重によって、跳上力は相殺され、材料の塑性
変形を抑えることが出来る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
タレットパンチプレスを図面を参照して説明する。
【0021】本実施の形態に係るタレットパンチプレス
100は、図1に示すように、材料40が載置される下
型金型20と、材料40を打ち抜く上型金型10と、上
型金型10を下型金型20の方向に押圧するプレス30
とを備え、下型金型20上に載置された材料40を、プ
レス30によって押圧された上型金型10で打ち抜くこ
とによって、目的の形状に加工する。
【0022】上型金型10は、プレス30からの荷重に
よって材料40を打ち抜くものであり、図2に示すよう
に、ポンチ部12と押圧部11とを備える。ポンチ部1
2は、プレス30からの荷重によって材料40を押圧
し、打ち抜くためのものである。ポンチ部12の打抜面
13の形状は、材料40を打ち抜いて加工しようとする
形状、例えば、材料40を正方形に打ち抜く場合は、図
3に示す様に、正方形に形成されている。ポンチ部12
の打抜面13には、図4に示すように、シャー角θが設
けられている。そのため、ポンチ部12は、打抜面13
の先端から打抜面13の外周部に向かって、材料40を
順次打ち抜くので、材料40に加わる打抜力は、打抜面
13が平坦な場合と比べて低減する。
【0023】押圧部11は、図5に示す様に、上型金型
10の後述する受部22と対向する位置の外周に、台状
に形成されている。押圧部11は、ポンチ部12が材料
40を打ち抜く際に、材料40に当接して、図5に示す
様に、材料40を矢印YA方向に押圧する。この押圧に
よって、材料40には、切断部から外周部にかけて、材
料40をYD方向に跳ね上げる跳上力に対抗する力が矢
印YC方向に生ずる。
【0024】下型金型20は、材料40を載置するため
のものであり、図6に示す様に、打抜部21と受部22
を備える。打抜部21は、ポンチ部12を受けるための
ものであり、図5に示す様に、材料40を打ち抜いたポ
ンチ部12が嵌合する位置に形成されている。また、打
抜部21の形状は、材料40を打ち抜いたポンチ部12
と嵌合する形状、例えば、打抜面13が正方形のとき
は、図7、図8に示す様に、正方形にくり抜かれてい
る。受部22は、図6に示す様に、打抜部21の周囲
に、台状に形成されており、この受部22に加工対象の
材料40を載置する。
【0025】また、受部22は、ポンチ部12が材料4
0を打ち抜く際に、図5に示す様に、押圧部11からの
押圧に対抗して、材料40を矢印YB方向に押圧する。
そのため、材料40の受部22と接している部分から外
周部にかけて、矢印YC方向に跳上力に対抗する力が発
生する。
【0026】このように、押圧部11と受部22とを設
けることによって、ポンチ部12が材料40を打ち抜く
際に、材料40には矢印YC方向に、跳上力に対抗する
力が発生する。この力によって跳上力は相殺され、材料
40の塑性変形は押圧部11と受部22とを設けない場
合に比べ低減する。
【0027】次にタレットパンチプレス100で、材料
40を打ち抜く際の動作について説明する。タレットパ
ンチプレス100によって材料40を加工する際には、
受部22に、材料40を載置する。
【0028】材料40を載置後、プレス30によって、
上型金型10に、下型金型20の方向への荷重を加え、
ポンチ部12の打抜面13の先端を、材料40に当接さ
せ、さらに荷重を加えて、当接した位置から、打抜面1
3の外周部に向かって材料40を順次打ち抜く。そのた
め、材料40には、ポンチ部12から材料40を打ち抜
くのに必要な力が、徐々に加えられることとなり、材料
40に加えられる打抜力を低減することができる。
【0029】ポンチ部12から打抜力を加えられた材料
40の切断部周辺は、図9に示す様に、矢印YE方向に
塑性変形する。そのため、材料40内の応力により、材
料40の切断部から外周部にかけて、材料40の切断部
を中心に、矢印YD方向に材料を40を跳ね上げる跳上
力が作用する。
【0030】ここで、ポンチ部12が材料40を打ち抜
く際、図5に示す様に、押圧部11は、材料40を矢印
YA方向に押圧し、受部22は、押圧部11からの押圧
に対抗して、材料40を矢印YB方向に押圧する。その
ため、材料40には、矢印YC方向に跳上力に対抗する
力が発生し、材料40の塑性変形を低減することができ
る。
【0031】本実施の形態に係るタレットパンチプレス
は、ポンチ部12の打抜面13に設けられたシャー角θ
により、材料40に加わる打抜力を低減し、受部22に
より、加工対象の材料40に跳上力に対抗する力を生じ
させ、さらに、押圧部11によって、材料40に跳上力
に対抗する力を生じさせるという特徴を有する。しか
し、これら3つの特徴の全てを有する必要はなく、何れ
か1つの特徴のみを有するものでもよいし、また、3つ
の特徴のうちの何れか2つの特徴だけを有するものでも
よい。
【0032】本実施の形態に係るタレットパンチプレス
では、パンチ部12の打抜面13は正方形であったが、
打抜面の形状、数量は任意であり、材料40を加工しよ
うとする形状に合わせて選択すればよい。
【0033】本実施の形態に係るタレットパンチプレス
では、パンチ部12に設けられたシャー角θは、材料4
0を打抜面13の中央部から順次打抜面13の外周部に
向かって打ち抜く様に設けられていたが、この構成に限
らず、例えば、図10に示す様に、材料40を打抜面1
3の外周部から打抜面13の中央部に向かって順次打ち
抜く様に設けたものでもよい。
【0034】また、材料40に加わる打抜力を低減する
ための構成は、打抜面にシャー角θを設けるものに限定
されない。例えば、図11に示す様に、打抜面13に複
数の刃部を設け、この刃部によって材料を打ち抜くもの
でもよい。さらに、図12に示す様に、打抜面13を凹
形に形成したものでもよい。
【0035】本実施の形態に係るタレットパンチプレス
では、受部22は、台状に形成されていたが、材料40
を安定して載置することが可能であり、かつ、打抜部2
1の周囲に形成されているのであれば、その形状、材
質、数量は任意である。例えば、図13に示す様に、下
型金型20の打抜部21の周囲に曲面を設けてもよい
し、図14に示す様に、下型金型20の打抜部21の周
囲に傾斜を設けてもよい。また、下型金型20の打抜部
21の周囲に複数の部材を設けたものでもよい。
【0036】押圧部11は、上型金型10の受部22と
対向する位置の外周に形成され、かつ、材料40を下型
金型20の方向に押圧できるのならば、その形状、材
質、数量は任意であり、本実施の形態での構成に限定さ
れない。例えば、受部22と対向する位置の外周に複数
の部材を設けたものでもよい。また、押圧部11の設け
られる位置は、上型金型10の受部22と対向する位置
の外周であり、かつ、材料40を下型金型20の方向に
押圧できるのならば、任意であり、本実施の形態での構
成に限定されない。
【0037】
【発明の効果】以上説明した様に、この発明のタレット
パンチプレスによれば、材料の打ち抜き時に材料に加わ
る打抜力を低減する事が出来る。また、材料を打ち抜く
際に生ずる、材料を跳ね上げようとする力に対抗する力
を発生させることによって、材料に加わる力を低減出来
る。従って、ポンチで材料を打ち抜く際に、材料の切断
部の周囲にダレやカエリが生じるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るタレットパンチプレ
スを示す部分断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るタレットパンチプレ
スの上型金型を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るタレットパンチプレ
スの上型金型を示す平面図である。
【図4】図3のX−X線に沿う断面を示す断面図であ
る。
【図5】本発明の実施の形態に係るタレットパンチプレ
スが材料を打ち抜く状態を示す部分断面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るタレットパンチプレ
スの下型金型を示す斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態に係るタレットパンチプレ
スの下型金型を示す平面図である。
【図8】図7のX−X線に沿う断面を示す断面図であ
る。
【図9】本発明の実施の形態に係るタレットパンチプレ
スが材料を打ち抜く状態を示す部分断面図である。
【図10】本発明の実施の形態に係るタレットパンチプ
レスの上型金型の変形例を示す断面図である。
【図11】本発明の実施の形態に係るタレットパンチプ
レスの上型金型の変形例を示す断面図である。
【図12】本発明の実施の形態に係るタレットパンチプ
レスの上型金型の変形例を示す断面図である。
【図13】本発明の実施の形態に係るタレットパンチプ
レスの下型金型の変形例を示す断面図である。
【図14】本発明の実施の形態に係るタレットパンチプ
レスの下型金型の変形例を示す断面図である。
【図15】従来のタレットパンチプレスが材料を打ち抜
く状態を示す部分断面図である。
【符号の説明】
100 タレットパンチプレス 10 上型金型 11 押圧部 12 ポンチ部 13 打抜面 θ シャー角 20 下型金型 21 打抜部 22 受部 30 プレス 40 材料 YA 押圧部が材料を押圧する方向 YB 押圧部が材料を押圧する方向 YC 跳上力に対抗する力の方向 YD 跳上力の方向 120 従来の上型金型のポンチ部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】材料を打ち抜くポンチ部を備える上型金型
    と、 材料を打ち抜いた前記ポンチ部と嵌合する打抜部が形成
    され、かつ、前記打抜部の周囲に、パンチ対象の材料を
    載置するための受部が少なくとも部分的に形成され、前
    記受部に材料が載置される下型金型と、を備え、 前記上型金型は前記ポンチ部で材料を打ち抜くと共に、
    前記ポンチ部以外の部分で材料を前記下型金型の方向に
    押圧し、かつ、前記受部は材料を前記上型金型の方向に
    押圧することによって、材料の前記受部と接する部分の
    外周に前記下型金型の方向への荷重を与えることを特徴
    とするタレットパンチプレス。
  2. 【請求項2】前記上型金型は、材料を打ち抜く際に、材
    料を前記下型金型の方向に押圧する押圧部材を備えるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のタレットパンチプレ
    ス。
  3. 【請求項3】前記ポンチ部は、材料を打ち抜く打抜面
    に、材料を徐々に打ち抜くための突出部を備えることを
    特徴とする請求項1又は2に記載のタレットパンチプレ
    ス。
  4. 【請求項4】前記押圧部材は、前記上型金型の前記受部
    と対向する位置よりも外周に形成されていることを特徴
    とする請求項1乃至3に記載のタレットパンチプレス。
  5. 【請求項5】材料を打ち抜く上型金型と、 材料の前記上型金型で打ち抜かれる部分の周囲に、材料
    を支持する受部を備える下型金型と、 前記上型金型の前記受部と対向する位置の外周に形成さ
    れ、前記上型金型が材料を打ち抜く際に、前記下型金型
    の方向に材料を押圧する部材と、を備えることを特徴と
    するタレットパンチプレス。
  6. 【請求項6】パンチ対象の材料を打ち抜くポンチ部と、
    該ポンチ部の周囲に配置され、パンチの際に前記材料を
    押圧する押圧部材とを備える第1の金型と、 材料を打ち抜いた前記ポンチ部と嵌合する打抜部と、前
    記打抜部の周囲に前記押圧部材よりも内側に配置され、
    パンチ対象の材料を載置するための受部とを備える第2
    の金型と、を備えることを特徴とするタレットパンチプ
    レス用金型。
  7. 【請求項7】下型金型に載置した材料を上型金型で打ち
    抜いて、材料を目的の形状に加工する、打ち抜き加工方
    法において、 前記上型金型で材料を打ち抜く際に、材料の前記上型金
    型で打ち抜かれる部分の外周に、前記下型金型の方向へ
    の荷重を加える工程を備え、 前記上型金型は、材料に材料を打ち抜くための荷重を徐
    々に加えることを特徴とする打ち抜き加工方法。
JP5634098A 1998-03-09 1998-03-09 タレットパンチプレスとその金型及び打ち抜き加工方法 Pending JPH11254061A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013000801A (ja) * 2011-06-10 2013-01-07 Trumpf Werkzeugmaschinen Gmbh & Co Kg 金属薄板を打ち抜き、歪みを取るための方法並びにそのための工具

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JP2013000801A (ja) * 2011-06-10 2013-01-07 Trumpf Werkzeugmaschinen Gmbh & Co Kg 金属薄板を打ち抜き、歪みを取るための方法並びにそのための工具

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