JPH11251024A - Icソケット - Google Patents

Icソケット

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JPH11251024A
JPH11251024A JP10063997A JP6399798A JPH11251024A JP H11251024 A JPH11251024 A JP H11251024A JP 10063997 A JP10063997 A JP 10063997A JP 6399798 A JP6399798 A JP 6399798A JP H11251024 A JPH11251024 A JP H11251024A
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pressing
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Masami Fukunaga
正美 福永
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICパッケージを平衡に押圧することがで
き、端子の損傷を防止できるICソケットを提供する。 【解決手段】 内部にICパッケージが挿入されるソケ
ット本体13に、押さえカバー15が回動自在に設けら
れ、該押さえカバー15に対して押圧部材24が係止軸
25を介して回動可能に設けられ、前記押さえカバー1
5を閉じることにより、前記押圧部材24で前記ICパ
ッケージを押圧するようにしたICソケットにおいて、
前記押圧部材24とソケット本体13との一方には、他
方に向けて突出するガイド凸部24cを設け、他方には
前記押さえカバー15閉止時に該ガイド凸部24cが嵌
入されるガイド溝13cを設け、該押さえカバー15閉
止時に、前記ガイド溝13cと前記ガイド凸部24cと
の協働により、前記押圧部材24を前記ICパッケージ
に対して垂直方向に移動させて該ICパッケージを押圧
するように設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ICパッケージ
を着脱自在に保持するICソケットの改良に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のICソケットは、ICパ
ッケージのバーンイン試験等の性能試験を行うために、
このICパッケージを保持するようにしている。
【0003】すなわち、このICソケットは、ICパッ
ケージがソケット本体内に収納され、このソケット本体
に回動自在に取り付けられた押さえカバーを下方に回動
させることにより、この押さえカバーで、そのICパッ
ケージを上方から押さえ、ICパッケージに設けられた
多数の端子を、ソケット本体側に設けられた電気導通部
材に所定の圧力で圧接するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものにあっては、押さえカバーが回動軸を中
心に回動動作を行うものであり、上方から下方に向けて
垂直移動してICパッケージを押さえるものと異なり、
回動軸に近い部分が最初にICパッケージを押圧し、そ
の後、回動軸から遠い部分がICパッケージを押圧して
しまい、同時押圧が困難である。その結果、まず回動軸
に近い部分に大きな押圧力がかかってしまい、この部分
のICパッケージの端子が変形する虞があった。
【0005】そこで、この発明は、ICパッケージを平
衡に押圧することができ、端子の損傷を防止できるIC
ソケットを提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、内部にICパッケージ
が挿入されるソケット本体に、押さえカバーが回動自在
に設けられ、該押さえカバーに対して押圧部材が係止軸
を介して回動可能に設けられ、前記押さえカバーを閉じ
ることにより、前記押圧部材で前記ICパッケージを押
圧するようにしたICソケットにおいて、前記押圧部材
とソケット本体との一方には、他方に向けて突出するガ
イド凸部を設け、他方には前記押さえカバー閉止時に該
ガイド凸部が嵌入されるガイド溝を設け、該押さえカバ
ー閉止時に、前記ガイド溝と前記ガイド凸部との協働に
より、前記押圧部材を前記ICパッケージに対して垂直
方向に移動させて該ICパッケージを押圧するように設
定したICソケットとしたことを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の構成に加え、前記ガイド凸部は、嵌入方向の先頭側を
先細り形状としたことを特徴とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の構成に加え、前記ガイド溝は、側壁がテーパ形
状に形成された誘込み部と、側壁が平行な姿勢矯正部と
を有し、前記ガイド凸部が前記誘込み部に挿入されて前
記姿勢矯正部まで案内され、該姿勢矯正部に挿入される
ことにより、前記押圧部材を前記ICパッケージに対し
て垂直方向に移動可能としたことを特徴とする。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
の何れか一つに記載の構成に加え、前記ガイド凸部を前
記押圧部材に設け、前記ガイド溝を前記ソケット本体に
設けたことを特徴とする。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4
の何れか一つに記載の構成に加え、前記ガイド凸部は、
前記押圧部材の係止軸から、該押圧部材の押圧面に垂直
に延びる延長線上に設けたことを特徴とする。
【0011】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5
の何れか一つに記載の構成に加え、前記ガイド凸部及び
前記ガイド溝を、前記押圧部材に対して左右対称に複数
組設けたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0013】図1乃至図9には、この発明の実施の形態
を示す。
【0014】まず構成を説明すると、図中符号11はI
Cソケットで、このICソケット11は、図4に示すよ
うなICパッケージ12を着脱自在に保持し、このIC
パッケージ12の性能試験を行うために、このICパッ
ケージ12の端子12bを測定器(テスター)のプリン
ト回路基板(図示省略)に電気的に接続するようにして
いる。
【0015】そのICパッケージ12は、パッケージ本
体12aの下面の周縁部から多数のボール状の端子12
bが突出している。
【0016】一方、ICソケット11は、大略すると、
ICパッケージ12が挿入されるソケット本体13を有
し、このソケット本体13に、回動軸14を介して押さ
えカバー15が回動自在に配設され、この押さえカバー
15を下方に向けて回動させることにより、この押さえ
カバー15に取り付けられた押圧部材24により、ソケ
ット本体13上に載置されたICパッケージ12が上方
から押さえられるようになっている。
【0017】詳しくは、そのソケット本体13は、IC
パッケージ12が位置決めされた状態で挿入されて載置
される凹所13aが形成され、この凹所13aの底面部
に、前記ICパッケージ12の端子12b配列の接合す
る電極パターンを備えたタブフィルム16が配設され、
更に、このタブフィルム16の下側に基板17が配設さ
れると共に、そのタブフィルム16の電極パターンの下
側で基板17との間にシリコン製の弾力部材18が配設
されている。そのタブフィルム16を介して前記プリン
ト回路基板に接続されるようになっている。
【0018】一方、押さえカバー15は、基端部15a
側が前記回動軸14によりソケット本体13に回動自在
に取り付けられ、スプリング19により開成方向に付勢
されている。また、この押さえカバー15の先端部15
b側には、ラッチ20が軸21により回動自在に取り付
けられ、このラッチ20が、ソケット本体13に設けら
れた被係止部13bに係脱されるようになっている。こ
のラッチ20は、スプリング22により、図4中反時計
回り、つまり、係止方向に付勢されており、押さえカバ
ー15を閉塞方向に回動させて閉塞状態が完了したとき
に、ラッチ20が被係止部13bに係止されるようにな
っている(図2参照)。
【0019】また、この押さえカバー15の閉塞時に、
ICパッケージ12を上方から押さえる押圧部材24
は、図5等に示すように、直方体形状の押圧部材本体2
4aを有し、この本体24aを係止軸25が貫通すると
共に、この係止軸25の両端部がその本体24aの両側
面部から突出していると共に、押圧部材本体24aの上
面に設けられた凹所24bからその係止軸25の中間部
分が露出している。
【0020】そして、その押圧部材本体24aの両側面
部から突出した係止軸25の両端部が、前記押さえカバ
ー15に形成された長孔15cに挿入されることによ
り、回動可能で、且つ、長孔15cの長手方向に平行移
動可能となっている。この長孔15cの長手方向は、押
さえカバー15の回動軸14を中心とする円の接線方向
に沿っている。
【0021】また、この押圧部材24には、詳細は後述
するソケット本体13のガイド溝13cにガイドされる
ガイド凸部24cが突設されている。このガイド凸部2
4cは、係止軸25の中心を通り、押圧部材24の押圧
面24dに垂直に延びる延長線P上に設けられている。
また、このガイド凸部24cは、前記ガイド溝13cへ
の嵌入方向の先頭側が先細り形状に形成されている。
【0022】そして、この押圧部材24の係止軸25と
押さえカバー15との間に、円錐コイルスプリング27
が配設され、その係止軸25を付勢している。この円錐
コイルスプリング27は、図7に示すように、上側の径
の大きい上端面が研磨されて上部平面27aが形成さ
れ、下側の径の小さい下端面が研磨されて下部平面27
bが形成されている。そして、その上部平面27aが押
さえカバー15に面接触して当接され、又、下部平面2
7bが係止軸25の長手方向の中央部に当接されてい
る。
【0023】一方、前記ソケット本体13には、凹所1
3aの内壁の上部に図2等に示すように傾斜面13dが
形成され、この傾斜面13dの下端から鉛直面13eが
形成されている。また、前記ガイド溝13cは、側壁1
3fがテーパ形状(逆ハの字状)に形成された誘込み部
13gと、側壁13hが平行な姿勢矯正部13iとを有
し、前記ガイド凸部24cが前記誘込み部13gに挿入
されて前記姿勢矯正部13iまで案内され、該姿勢矯正
部13iに挿入されることにより、前記押圧部材24を
前記ICパッケージ12に対して垂直方向に移動可能に
設定されている。この姿勢矯正部13iの幅H1はガイ
ド凸部24cの幅H2と略同じに形成されている。
【0024】かかるガイド凸部24cとガイド溝13c
との協働により、押さえカバー15閉止時に、押圧部材
24をICパッケージ12に対して垂直方向に移動させ
てICパッケージ12を押圧するように設定されてい
る。
【0025】そして、これらガイド凸部24c及びガイ
ド溝13cが、前記押圧部材24に対して左右対称に2
組設けられている。
【0026】次に、かかる構成のICソケット11の使
用方法について説明する。
【0027】まず、ソケット本体13の凹所13a内に
ICパッケージ12を挿入してタブフィルム16上に載
置し、その後、押さえカバー15を回動軸14を中心に
スプリング19の付勢力に抗して閉塞方向に回動させ
る。図8の(a)に示す状態から(b)に示す状態まで
回動すると、押圧部材24のガイド凸部24cがソケッ
ト本体13のガイド溝13cの誘込み部13gの側壁1
3fに摺接する。そして、さらに、押さえカバー15を
回動させると、ガイド凸部24cがその誘込み部13g
に案内されて、姿勢矯正部13iに挿入される(図8の
(c)参照)。次いで、図9の(d)に示すように、ガ
イド凸部24cが姿勢矯正部13iに完全に挿入される
と、押圧部材24がICパッケージ12に対して垂直方
向に移動可能な姿勢に矯正されることとなる。
【0028】さらに、押さえカバー15を回動させる
と、その姿勢を維持しつつ、つまり、押圧部材24の下
面の押圧面24dは、ICパッケージ12の上面に対し
て平行を保ちながら垂直に下降して当接する。
【0029】そして、更に押さえカバー15を回動させ
ることにより、押さえカバー15のラッチ20が、ソケ
ット本体13の被係止部13bに係止され、押さえカバ
ー15の閉塞が完了し、円錐コイルスプリング27の付
勢力により、当該押圧部材24の押圧面24dにてIC
パッケージ12の上面が広範囲に渡って平衡に押圧され
ることとなる。
【0030】このようにガイド凸部24cとガイド溝1
3cを設け、これらの協働により、この押圧部材24
を、上方から下方にICパッケージ12に対して垂直移
動させることができることから、ICパッケージ12の
上面を広範囲に渡って平衡に押圧することができる。従
って、回動軸14の近傍の端子12bが他の部分より先
に強く押圧されることがないことから、この端子12b
の変形等を防止することができる。
【0031】特に、かかるICパッケージ12が小型化
し、端子12bが金,錫、その他の柔らかい金属で形成
されている場合には、この発明のように各端子12bを
平衡に押圧することは極めて有効である。
【0032】また、ガイド凸部24cは、嵌入方向の先
頭側が先細り形状に形成されているため、このガイド凸
部24cがガイド溝13cに嵌入し易くなり、押圧部材
24を確実にICパッケージ12に対して垂直に移動さ
せることが出来る。
【0033】しかも、ガイド溝13cに誘込み部13g
と姿勢矯正部13iを形成することにより、そのガイド
凸部24cのガイド溝13cの嵌入性をより向上させる
ことが出来る。
【0034】さらに、ガイド凸部24cを押圧部材24
側に設け、ガイド溝13cをソケット本体13側に設け
たことにより、押圧部材24において係止軸25とガイ
ド凸部24cとの距離は変わらないので、ガイド凸部2
4cがソケット本体13側に設けられたガイド溝13c
内に挿入された後は、常に一定の垂直度で押圧部材24
を移動させることができ、正確にICパッケージ12を
押圧することが出来る。
【0035】さらにまた、ガイド凸部24cは、係止軸
25から押圧部材24の押圧面24dに垂直に延びる延
長線P上に設けたことにより、押圧部材24の姿勢が矯
正された後は、円錐コイルスプリング27から係止軸2
5を介して押圧部材24に作用する押圧力を、そのまま
垂直方向に向けることが出来、押圧部材24に垂直方向
以外の無駄な力が作用しないようにすることが出来る。
その結果、押さえカバー15を閉じる時の操作力を小さ
くできる。
【0036】しかも、ガイド凸部24cとガイド溝13
cとを2組設けることにより、押圧部材24を垂直方向
に移動させるための修正力を各組毎に分散させることが
出来るため、一部に強い力が作用することなく、押圧部
材24の姿勢矯正を円滑に行うことが出来ると共に、操
作力を軽くすることが出来る。
【0037】また、円錐コイルスプリング27の弾性力
を押圧部材24の係止軸25に作用させることにより、
円錐コイルスプリング27の弾性力が押圧部材24の姿
勢をある角度に矯正するように働くことが無く、押圧部
材24はICパッケージ12に接触するまでは、係止軸
25を中心に自由に回動させることができる。従って、
押さえカバー15を閉めて行き、ICパッケージ12を
押圧して行く過程で、まずは、押圧部材24の押さえカ
バー回動軸14に近い部分がICパッケージ12に接触
して片当たりするが、この状態で、円錐コイルスプリン
グ27の弾性力はICパッケージ12を押圧する力とし
て作用せず、その状態から面接触状態に移行する。そし
て、更に、押さえカバー15を閉じて行くことにより、
円錐コイルスプリング27の弾性力が押圧部材24を介
してICパッケージ12に作用することとなり、ICパ
ッケージ12を平衡に押圧できる。なお、コイルスプリ
ングで、押圧部材24上面を直接押圧するようなもので
は、押圧部材24がICパッケージ12に面接触するま
での間でも、コイルスプリングにより、押圧部材24の
姿勢を強制しようとする力が作用することから上記片当
たりの時にICパッケージ12に強い押圧力が働いてし
まい、ICパッケージ12の端子12bが損傷する虞が
あった。
【0038】してみれば、このように円錐コイルスプリ
ング27の弾性力を押圧部材24の係止軸25に作用さ
せること、又は、前述のようにガイド凸部24cとガイ
ド溝13cを協働させることの何れか一方でも、ICパ
ッケージ12を平衡に押圧する効果は得られるが、この
両者を組み合わせればより一層の効果が得られる。
【0039】また、円錐コイルスプリング27のような
コイルスプリングとすることにより、板バネや皿バネ等
と比較すると、変形量をより大きく取ることができる。
【0040】さらに、この円錐コイルスプリング27の
両端面を平面として、上部平面27a及び下部平面27
bを形成することにより、押さえカバー15や係止軸2
5の接触面に押圧力を均一に作用させることが出来る。
ちなみに、係止軸25側では、円錐コイルスプリング2
7の端面側が平面でないと、当該コイルスプリング27
の端部の、係止軸25に当接している位置が、当該コイ
ルスプリング27がコイル中心軸を中心にある角度回動
することにより、変化することにより、バネ定数が当接
位置により変わることから、かかる場合にはICパッケ
ージ12の押圧力の変化が大きくなってしまうという問
題がある。
【0041】さらにまた、円錐コイルスプリング27
は、通常の円筒形状のコイルスプリングと比較すると、
高さが低くても変位量及び押圧力を大きく取ることが出
来るため、かかる円錐コイルスプリング27を押さえカ
バー15と係止軸25との間に配設することで、ICソ
ケット11の小型化が可能となると共に、押圧部材24
の変位量を大きくすることができる。
【0042】また、円錐コイルスプリング27は、径が
大きい端部側の上部平面27aを前記押さえカバー15
に当接させ、径が小さい端部側の下部平面27bを係止
軸25に当接させ、係止軸25の長手方向の中央部付近
に弾性力を集中させることにより、押圧部材24による
ICパッケージ12の押圧をより平衡にできる。すなわ
ち、円錐コイルスプリング27と係止軸25とは2点で
接触するため、円錐コイルスプリング27の径の大きい
端部側を係止軸25に当接させると、接触する位置の間
隔が大きくなることから、各点における押圧力が異なる
と、この影響が大きく押圧部材24に作用してしまい、
その結果、ICパッケージ12の押圧力が各位置でバラ
付いてしまう。これを上記のように集中させることで抑
制している。
【0043】なお、上記実施の形態では、ソケット本体
13にガイド溝13cを、又、押圧部材24にガイド凸
部24cを形成したが、これに限らず、ソケット本体に
ガイド凸部を、又、押圧部材にガイド溝を形成すること
もできる。また、ガイド凸部は、係止軸から押圧部材の
押圧面に垂直に延びる延長線上に設けられているが、こ
れに限らず、他の位置でも良いことは勿論である。
【0044】
【発明の効果】以上説明してきたように、各請求項に記
載の発明によれば、ガイド凸部とガイド溝を設け、これ
らの協働により、押圧部材をICパッケージに対して垂
直方向に移動させてICパッケージを押圧するように設
定したため、ICパッケージを広範囲に渡って平衡に押
圧することができる。従って、回動軸の近傍の端子が他
の部分より先に強く押圧されることがないため、この端
子の変形等を防止することができる。
【0045】請求項2に記載の発明によれば、ガイド凸
部は、嵌入方向の先頭側が先細り形状に形成されている
ため、このガイド凸部がガイド溝に嵌入し易くなり、押
圧部材を確実にICパッケージに対して垂直方向に移動
させることが出来る。
【0046】請求項3に記載の発明によれば、ガイド溝
に誘込み部と姿勢矯正部を形成することにより、そのガ
イド凸部のガイド溝への嵌入性をより向上させることが
出来る。
【0047】請求項4に記載の発明によれば、ガイド凸
部を押圧部材側に設け、ガイド溝をソケット本体側に設
けたことにより、押圧部材において、係止軸とガイド凸
部との距離は変わらないので、ガイド凸部がソケット本
体側に設けられたガイド溝内に挿入された後は、常に一
定の垂直度で押圧部材を移動させることができ、正確に
ICパッケージを押圧することができる。
【0048】請求項5に記載の発明によれば、ガイド凸
部は、回動軸から押圧部材の押圧面に垂直に延びる延長
線上に設けたことにより、押圧部材の姿勢が矯正された
後は、押圧部材に作用する押圧力を、そのまま垂直方向
に向けることが出来、押圧部材に垂直方向以外の無駄な
力が作用しないようにすることが出来る。
【0049】請求項6に記載の発明によれば、ガイド凸
部とガイド溝とを2組設けることにより、押圧部材を垂
直方向に移動させるための修正力を各組毎に分散させる
ことが出来るため、一部に強い力が作用することなく、
押圧部材の姿勢矯正を円滑に行うことが出来ると共に、
操作力を軽くすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るICソケットの平
面図である。
【図2】同実施の形態に係る図1のA−A線に沿う断面
図である。
【図3】同実施の形態に係る図1のB−B線に沿う断面
図である。
【図4】同実施の形態に係る押さえカバーを開いた状態
のICソケットの断面図である。
【図5】同実施の形態に係る押圧部材を示す図で、
(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図、
(d)は(a)のCーC線に沿う断面図である。
【図6】同実施の形態に係るICパッケージを押圧した
状態を示す断面図である。
【図7】同実施の形態に係る円錐コイルスプリングの正
面図である。
【図8】同実施の形態に係る作用を示す図で、(a)、
(b)、(c)はそれぞれ押さえカバーを閉じて行く状
態を示す一部を破断した正面図である。
【図9】同実施の形態に係る作用を示す図で、(d)、
(e)はそれぞれ図8から連続して押さえカバーを閉じ
て行く状態を示す一部を破断した正面図である。
【符号の説明】
11 ICソケット 12 ICパッケージ 12a ICパッケージ本体 12b 端子 13 ソケット本体 13c ガイド溝 13g 誘込み部 13i 姿勢矯正部 14 回動軸 15 押さえカバー 15c 長孔 24 押圧部材 24a 押圧部材本体 24b ガイド凸部 25 係止軸 27 円錐コイルスプリング P 延長線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にICパッケージが挿入されるソケ
    ット本体に、押さえカバーが回動自在に設けられ、該押
    さえカバーに対して押圧部材が係止軸を介して回動可能
    に設けられ、前記押さえカバーを閉じることにより、前
    記押圧部材で前記ICパッケージを押圧するようにした
    ICソケットにおいて、 前記押圧部材とソケット本体との一方には、他方に向け
    て突出するガイド凸部を設け、他方には前記押さえカバ
    ー閉止時に該ガイド凸部が嵌入されるガイド溝を設け、
    該押さえカバー閉止時に、前記ガイド溝と前記ガイド凸
    部との協働により、前記押圧部材を前記ICパッケージ
    に対して垂直方向に移動させて該ICパッケージを押圧
    するように設定したことを特徴とするICソケット。
  2. 【請求項2】 前記ガイド凸部は、嵌入方向の先頭側を
    先細り形状としたことを特徴とする請求項1記載のIC
    ソケット。
  3. 【請求項3】 前記ガイド溝は、側壁がテーパ形状に形
    成された誘込み部と、側壁が平行な姿勢矯正部とを有
    し、前記ガイド凸部が前記誘込み部に挿入されて前記姿
    勢矯正部まで案内され、該姿勢矯正部に挿入されること
    により、前記押圧部材を前記ICパッケージに対して垂
    直方向に移動可能としたことを特徴とする請求項1又は
    2記載のICソケット。
  4. 【請求項4】 前記ガイド凸部を前記押圧部材に設け、
    前記ガイド溝を前記ソケット本体に設けたことを特徴と
    する請求項1乃至3の何れか一つに記載のICソケッ
    ト。
  5. 【請求項5】 前記ガイド凸部は、前記押圧部材の係止
    軸から、該押圧部材の押圧面に垂直に延びる延長線上に
    設けたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一つに
    記載のICソケット。
  6. 【請求項6】 前記ガイド凸部及び前記ガイド溝を、前
    記押圧部材に対して左右対称に複数組設けたことを特徴
    とする請求項1乃至5の何れか一つに記載のICソケッ
    ト。
JP06399798A 1998-02-27 1998-02-27 Icソケット Expired - Fee Related JP3954193B2 (ja)

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