JPH11249839A

JPH11249839A - 印刷装置

Info

Publication number: JPH11249839A
Application number: JP10045543A
Authority: JP
Inventors: Yasushi Amano; 泰天野
Original assignee: Fuji Xerox Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date: 1998-02-26
Filing date: 1998-02-26
Publication date: 1999-09-17

Abstract

(57)【要約】【課題】新たにネットワークに接続された際、動作状
態を決める設定情報を、容易にかつ所望する内容に設定
できるようにする。【解決手段】新たにネットワーク７０に接続された印
刷装置１００では、電源が投入されると、制御部１０が
記憶部２０のＲＯＭに記憶されている制御プログラムに
従って動作を開始し、同一設定機能がＯＦＦである場合
には、記憶部２０のＮＶＲＡＭに格納されている既存の
設定情報に従って印刷装置１００を起動する。一方、同
一設定がＯＮである場合には、制御部１０は、ＬＡＮイ
ンターフェース部３０を介して既に起動されている他の
印刷装置に対し、設定情報の送信要求を行う。そして、
他の印刷装置から送信されてくる設定情報を記憶部２０
にあるＮＶＲＡＭの指定アドレスに書き込んだ後、書き
込んだ設定情報に従って印刷装置１００を再起動する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、ＬＡＮ等のネッ
トワークに接続された印刷装置に係り、特に、新たにネ
ットワークに接続された場合に他の印刷装置と同一の印
刷設定内容で動作する印刷装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】複数の印刷装置に対して同一の印刷設定
を行う場合、その設定操作の負荷を軽減する方法とし
て、公知の技術としては以下のものが知られている。例
えば、特開平６−１５９１１には、印刷装置にバーコー
ドの認識を可能にさせることにより、バーコード入力に
よる設定操作の簡易化を図る技術が開示されている。ま
た、特開平６−３４０１４２では、出力装置に対してカ
ートリッジを着脱可能な構成にし、カートリッジ内部に
制御情報および指示情報を記憶させる。そして、出力装
置からカートリッジの情報をダウンロードし、その情報
に基づいて出力装置の設定等の制御を行うという設定方
法が開示されている。さらに、特開平８−１９７８１３
では、設定情報を管理する印刷装置を１台指定させ、そ
の印刷装置と通信可能な印刷装置を複数接続する。そし
て、指定の印刷装置の設定情報が変更された場合、その
印刷装置に接続されている印刷装置に対して自機の設定
と同様に自動変更することにより、設定操作の簡略化を
図る方法が開示されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】多数の印刷装置をある
場所にまとめて納品する場合には、納品先で使用したい
環境に合わせるために、それぞれの印刷装置の設定を全
て同機の設定にする必要がある。しかしながら、従来技
術では、例えば、カートリッジ等の外部記憶装置を用い
て設定する方法では、設定を行う者が１台ずつ印刷装置
にカートリッジを差し込んで設定を行う煩わしさがあっ
た。特に、多数の印刷装置が離れた場所に配置される場
合には、いくら設定操作が簡便になったといえども、そ
の設定作業の際の移動などを考慮すると、全体として設
定操作が軽減されたとは言えない。また、設定作業のた
めに印刷装置本体にカートリッジ差込口等のハードデバ
イスを取り付けなければならず、印刷装置のサイズが大
きくなってしまうことが考えられ、開発コストも増大す
る可能性があった。このことは、バーコード入力による
設定方法についても同様である。

【０００４】また、複数の印刷装置の設定情報を指定の
１台の印刷装置と同様に自動設定させる従来技術では、
指定の印刷装置の印刷設定を変更すると、接続された他
の印刷装置は全て自動的に変更されてしまう。このた
め、印刷装置の配置の移動などの印刷環境の変化によ
り、他の印刷装置と同一設定であることに不都合が生じ
る場合、その印刷装置の設定情報を他の印刷装置それに
依存させないようにするためには、印刷装置間の接続を
外すといった作業を行わなければならず、操作が繁雑に
なるという問題があった。

【０００５】また、印刷装置を新たに設置する場合に
は、詳細な設定に関しては既に接続されている印刷装置
の内容と同様にして、個別の設定に関しては、例えば参
照するプリントキュー名だけのように、一部の設定項目
だけを変更したいような場合が有り得る。しかしなが
ら、従来技術では、既に設置されている印刷装置に接続
させて同様の設定を行ってから、接続を解除し、所望す
る印刷装置の設定を変更しなければならず、操作が繁雑
になるという問題があった。

【０００６】この発明は上述した事情に鑑みてなされた
もので、新たにネットワークに接続された際、動作状態
を決める設定情報を容易に、かつ所望する内容に設定す
ることができる印刷装置を提供することを目的としてい
る。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るために、この発明では、ジョブ実行に必要な設定情報
を取得すべき、ネットワークに接続された他装置を選択
する選択手段と、前記選択手段によって選択された他装
置の設定情報を取得する取得手段と、前記取得手段によ
って取得した他装置の設定情報に従って自装置の動作状
態を設定する設定手段とを具備することを特徴とする。

【０００８】この発明によれば、ネットワークに接続さ
れると、選択手段によって、ジョブ実行に必要な設定情
報を取得すべき他装置を選択する。次に、取得手段によ
って、選択された他装置の設定情報を取得し、設定手段
によって、取得した他装置の設定情報に従って自装置の
動作状態を設定する。したがって、新たにネットワーク
に接続された際、動作状態を決める設定情報を、容易に
かつ所望する内容に設定することが可能となる。特に、
ネットワーク上に既に接続され、起動されている他の印
刷装置の設定情報と同一にする場合、ユーザの操作を軽
減することが可能となる。

【０００９】

【発明の実施の形態】次に図面を参照してこの発明の実
施形態について説明する。

【００１０】Ａ．実施形態の構成図１は本発明の実施形態による印刷装置の構成を示すブ
ロック図である。図において、印刷装置１００は、制御
部１０、記憶部２０、ＬＡＮインターフェース部３０、
印字部４０および操作部５０から構成されている。制御
部１０は、ＣＰＵ、内部バスＩＦなどを備え、印刷装置
１００を構成する各デバイス全体の制御およびその状態
を管理する。特に、ジョブ処理要求の発生時には、把握
している各デバイスの状態から効率的にジョブ処理が可
能となるよう各デバイスの制御を行う。

【００１１】記憶部２０は、ＲＯＭ、ＲＡＭおよびハー
ドディスク等の記憶装置から構成されている。ＲＯＭ
は、制御部１０によって実行される処理および制御手順
を記述したプログラムや設定情報を記憶し、データの読
み出しのみが可能な不揮発性メモリである。制御部１０
のＣＰＵは、印刷装置１００に電源が投入される度に、
記憶部２０のＲＯＭから読み込んで印刷装置１００の起
動を行う。また、ＲＡＭは、制御部１０のＣＰＵによる
プログラムの実行時に作業用のメモリとして使用された
り、受信した印刷データを印刷可能なイメージデータに
展開する場合に使用される。不揮発性ＲＡＭ（ＮＶＲＡ
Ｍ）は、印刷装置１００の使用用途に応じて設定される
情報を記憶する。ＮＶＲＡＭは、書き込み可能な不揮発
性メモリで、随時、ユーザの用途によって設定情報を変
更することが可能で、電源を落としても書き込まれた内
容は保持される。また、ハードディスクは、記憶容量が
大であるので、印刷装置１００が複数の印刷データを格
納するスプール機能を有する場合などにおいて使用され
る。

【００１２】ＬＡＮインターフェース部３０は、印刷装
置１００とＬＡＮ（Local Area Network）７０とのイン
ターフェースとして機能し、ネットワーク接続された外
部装置とのデータ送受信を実現する。なお、データリン
クプロトコルは、イーサネット、トークンリング等が存
在するが、特に限定されるものではない。印字部４０
は、記憶部２０に展開されたイメージデータを読み出し
て印字を行う。操作部５０は、複数のボタンと表示画面
によって構成され、印刷装置の各種設定を行う。内部バ
ス６０は、制御部１０、記憶部２０、ＬＡＮインターフ
ェース部３０、印字部４０、操作部５０等の各ユニット
をバス接続し、印刷装置内部でのデータの送受信に用い
られる。

【００１３】次に、図２は、上述した印刷装置が接続さ
れたネットワーク構成を示す概念図である。図示するよ
うに、ネットワーク上には、少なくとも２台以上の印刷
装置が接続されており、１台は、新たに接続された印刷
装置１００ａであり、他の１台は、既に起動している印
刷装置１００ｂである。新たに接続された印刷装置（設
定情報要求元）１００ａは、既に起動している印刷装置
（設定情報要求先）１００ｂの設定情報を獲得し、該獲
得した設定情報と同じ設定を自機に対して行う。なお、
印刷装置１００ａ、１００ｂとも、上述した図１に示す
構成であるものとする。

【００１４】ここで、上述した設定情報とは、図３に示
されるように、保守に関する情報、受信バッファサイ
ズ、フォントキャッシュ等のメモリサイズに関する情
報、およびシリアル、パラレル、ＮｅｔＷａｒｅ等の各
種ネットワークインターフェースの起動およびその詳細
設定に関する情報であり、印刷装置１００の印刷動作を
決める情報である。

【００１５】Ｂ．実施形態の動作次に、本実施形態の動作を説明する。ここで、図４は、
上述した印刷装置（設定情報要求元）の動作を示すフロ
ーチャートである。新たにネットワーク７０に接続され
た後、印刷装置１００ａの電源が投入されると、制御部
１０は、記憶部２０のＲＯＭに記憶されている制御プロ
グラムに従って動作を開始する。制御部１０は、まず、
ステップＳａ１で、同一設定がＯＮになっているか否か
を判断する。同一設定がＯＮであるか否かは、記憶部２
０のメモリ内の指定アドレス内の値を参照することによ
って判断される。また、同一設定機能のＯＮ／ＯＦＦ
は、印刷装置１００ａの操作部５０を操作して設定され
る。

【００１６】同一設定がＯＦＦである場合には、ステッ
プＳａ１２に進み、記憶部２０のＮＶＲＡＭに格納され
ている既存の設定情報（例えば、工場出荷時の設定情
報）を参照する。制御部１０は、ステップＳａ１０で、
該既存の設定情報に従って印刷装置１００ａを起動す
る。

【００１７】一方、同一設定がＯＮである場合には、制
御部１０は、ステップＳａ２で、接続されているネット
ワーク７０上に存在する他の印刷装置の検索を行う。こ
こで、印刷装置の検索方法としては、印刷装置が互いの
アドレスをブロードキャストするような構成とし、ネッ
トワーク７０上で起動している印刷装置のテーブルをそ
れぞれの印刷装置に管理させておき、印刷装置１００ａ
がネットワーク７０上の適当な印刷装置に問い合わせる
ことにより、現在起動中の印刷装置を検索すればよい。

【００１８】上記ステップＳａ２において、ネットワー
ク７０上に存在する印刷装置の検索が完了すると、ステ
ップＳａ３で、ネットワーク７０上で既に起動している
印刷装置が存在するか否かを調べる。ここで、起動して
いる印刷装置が存在しない場合には、制御部１０は、ス
テップＳａ１２へ進み、記憶部２０のＮＶＲＡＭに格納
されている既存の設定情報を参照する。そして、ステッ
プＳａ１０で、上記既存の設定情報に従って印刷装置１
００を起動する。

【００１９】これに対して、起動している印刷装置が存
在する場合には、ステップＳａ４で、操作部５０の表示
装置により、ユーザに対して設定情報を獲得したい印刷
装置を選択するように指示を出す。印刷装置を決定する
方式としては、ユーザに任意の印刷装置を選択させる方
法以外に、自動的に印刷装置１００ａが設定情報を参照
すべき印刷装置を決定する方法がある。ユーザに選択さ
せる方法では、検索した印刷装置のリストを印刷（また
は表示）し、対応付けられた印刷装置の番号をユーザに
入力させるという方法が考えられる。また、自動的に印
刷装置を決定する方法では、ユーザの要求する条件（例
えば、起動させたいネットワークインターフェース等）
を前もって登録しておき、条件を満たす印刷装置を自動
的に決定するという方法が考えられる。さらには、ネッ
トワーク７０に接続されたＰＣ（コンピュータ）からの
リモート操作可能なアプリケーションにおいて、印刷装
置を選択するようにすれば、印刷装置決定の操作性をさ
らに向上させることが可能である。

【００２０】ステップＳａ４において、設定情報参照先
の印刷装置が選択されると（この場合、印刷装置１００
ｂが選択されたとする）、ステップＳａ５で、該選択さ
れた印刷装置１００ｂのネットワークアドレスに基づい
て、ＬＡＮインターフェース部３０を介して設定情報の
送信要求を行う。次に、ステップＳａ６で、設定情報の
送信要求に対する印刷装置１００ｂからの応答があった
か否かを判断する。そして、設定情報の送信要求に対す
る応答がない場合には、ステップＳａ１１に進み、ユー
ザに応答がなかった旨、もしくは同一設定に失敗した旨
を通知する。通知方法は、操作部５０の表示装置上に
「同一設定に失敗しました」といったメッセージを表示
したり、メッセージを印刷して出力すればよい。また、
ＰＣのアプリケーションにおいて、失敗した旨のダイア
ログを表示させる方法も考えられる。さらに、ステップ
Ｓａ１１において、応答がなかったことをユーザに通知
した後、ステップＳａ１２で、記憶部２０のＮＶＲＡＭ
に格納されている既存の設定情報を参照し、ステップＳ
ａ１０で、上記既存の設定情報に従って印刷装置１００
を起動する。

【００２１】一方、ステップＳａ５での設定情報の送信
要求に対して印刷装置１００ｂから応答があった場合に
は、ステップＳａ７に進み、印刷装置１００ｂと接続を
行う。次に、ステップＳａ８で、印刷装置１００ｂから
送信されてくる設定情報を獲得する。そして、ステップ
Ｓａ９で、上記印刷装置１００ｂから獲得した設定情報
に基づいて、印刷装置１００ａの設定を行う。設定は、
印刷装置１００ａの記憶部２０にあるＮＶＲＡＭの指定
アドレスに獲得した設定情報を書き込むことによって完
了する。但し、ＮｅｔＷａｒｅインターフェースの装置
名のように、ネットワーク７０上で重複した装置名の設
定が許されない場合には、デフォルトの装置名を設定
し、ＮｅｔＷａｒｅインターフェースが正常に起動しな
い可能性があることをユーザに通知する。

【００２２】通知方法としては、操作部５０の表示装置
にその旨を表示するか、あるいは、その旨を記述した用
紙を印刷すればよい。また、ＰＣのアプリケーションに
おいては、ダイアログを表示させることにより通知し、
ＮｅｔＷａｒｅインターフェースの装置名の変更が行わ
れない限り、アプリケーションのＯＫボタンを選択する
ことができないように設計すれば、誤った同一設定を防
止することができ、その結果、操作性を向上させること
ができる。そして、ステップＳａ９における設定情報の
設定が終了すると、ステップＳａ１０で、印刷装置の再
起動を行い、設定値を有効にする。

【００２３】次に、図５は、印刷装置（設定情報要求
先）の動作を示すフローチャートである。既に設定情報
が設定され、ネットワーク７０上で起動している印刷装
置（以下、図２の印刷装置１００ｂとして説明）では、
図５に示すフローチャートに従って動作する。

【００２４】既にネットワーク７０に接続されている印
刷装置１００ｂでは、電源が投入されると、ステップＳ
ｂ１で、記憶部２０のＲＯＭに記憶されている制御プロ
グラムに従って動作を開始する。制御プログラムは、記
憶部２０のＮＶＲＡＭに格納されている設定情報（図３
を参照）に基づいて、印刷装置１００ｂを起動する。次
に、ステップＳｂ２で、同一設定機能がＯＮになってい
るか否かを判断する。ここで、同一設定機能がＯＦＦで
ある場合には、同ステップＳｂ２を繰り返し実行する。
ここで、印刷装置１００ｂは、通常起動状態であり、常
に、同一設定機能のＯＮ／ＯＦＦを参照しながらも、当
該印刷装置１００ｂに対して印刷要求が発生した場合に
は印刷ジョブを実行する。

【００２５】一方、同一設定機能がＯＮである場合に
は、ステップＳｂ３に進み、設定情報の送信要求がある
か否かを判断する。ここで、印刷装置１００ｂは、ネッ
トワーク７０上に新たに接続された印刷装置（図２の場
合、印刷装置１００ａ）によってブロードキャストされ
る設定情報の送信要求パケットを受信したときに、設定
情報の送信要求があったと判断する。ステップＳｂ３で
設定情報の送信要求を受信すると、ステップＳｂ４に進
み、パケットを解析し、送信要求を行った印刷装置（図
２の場合、印刷装置１００ａ）のネットワーク７０上の
アドレスを獲得し、該獲得したアドレスに従って、印刷
装置１００ｂ自身の記憶部２０のＮＶＲＡＭに格納され
ている設定情報を送信する。その後、ステップＳｂ２に
戻り、上述した動作を繰り返し実行する。

【００２６】

【発明の効果】以上、説明したように、この発明によれ
ば、ネットワークに接続されると、選択手段によって、
ジョブ実行に必要な設定情報を取得すべき他装置を選択
した後、取得手段によって、選択された他装置の設定情
報を取得し、次いで、設定手段によって、取得した他装
置の設定情報に従って自装置の動作状態を設定するよう
にしたので、新たにネットワークに接続された際、動作
状態を決める設定情報を、容易にかつ所望する内容に設
定することができるという利点が得られる。特に、ネッ
トワーク上に既に接続され、起動されている他の印刷装
置の設定情報と同一にする場合、ユーザの操作を軽減す
ることができるという利点が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施形態による印刷装置の構成を示
すブロック図である。

【図２】ネットワーク構成を示す概念図である。

【図３】設定情報の内容を示す概念図である。

【図４】設定情報の送信要求元となる印刷装置の動作
を説明するためのフローチャートである。

【図５】設定情報の送信要求先となる印刷装置の動作
を説明するためのフローチャートである。

【符号の説明】

１０制御部（取得手段、設定手段、要求手段、受信手
段、送信手段）２０記憶部（記憶手段）３０ＬＡＮインターフェース部（要求手段、受信手
段、送信手段）４０印字部５０操作部（選択手段）６０内部バス７０ネットワーク１００，１００ａ，１００ｂ印刷装置

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ジョブ実行に必要な設定情報を取得すべ
き、ネットワークに接続された他装置を選択する選択手
段と、前記選択手段によって選択された他装置の設定情報を取
得する取得手段と、前記取得手段によって取得した他装置の設定情報に従っ
て自装置の動作状態を設定する設定手段とを具備するこ
とを特徴とする印刷装置。
【請求項２】前記取得手段は、ネットワーク上の他装置に対し、ジョブ実行に必要な設
定情報の送信要求を行う要求手段と、前記要求手段による設定情報の送信要求に対する他装置
からの設定情報を受信する受信手段とを具備することを
特徴とする請求項１記載の印刷装置。
【請求項３】前記設定手段は、予め設定された設定情
報を記憶する記憶手段を備え、前記取得手段によって、
他装置から設定情報を取得できない場合、前記記憶手段
に予め記憶されている設定情報に従って動作状態を設定
することを特徴とする請求項１または２記載の印刷装
置。
【請求項４】ネットワークに接続された他装置からの
ジョブ実行に必要な設定情報の送信要求を受信する受信
手段と、前記受信手段によって設定情報の送信要求を受信する
と、送信元の他装置に対して自装置の設定情報を送信す
る送信手段とを具備することを特徴とする印刷装置。