JPH11244839A - 生ごみの処理方法及び処理装置 - Google Patents

生ごみの処理方法及び処理装置

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JPH11244839A
JPH11244839A JP10050721A JP5072198A JPH11244839A JP H11244839 A JPH11244839 A JP H11244839A JP 10050721 A JP10050721 A JP 10050721A JP 5072198 A JP5072198 A JP 5072198A JP H11244839 A JPH11244839 A JP H11244839A
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JP
Japan
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garbage
steam
crushing
pulverizing
treatment
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Application number
JP10050721A
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English (en)
Inventor
Teruko Matsubara
照子 松原
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SUMMY KK
Original Assignee
SUMMY KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 悪臭の発生や処理層の汚れを防止するととも
に、後に微生物利用の生ごみ処理に供した場合でも微生
物に悪影響を与えることのない生ごみ処理方法及び装置
を提供することを目的とする。 【解決手段】 生ごみ処理装置を、生ごみを粉砕する粉
砕部2と、水蒸気を発生する水蒸気供給部31と、生ご
みに水蒸気を噴出かつ脱水する脱水部3とを備えるもの
とする。粉砕部2で粉砕した生ごみを、脱水部3におい
て水蒸気洗浄すると共に、生ごみ中の水分を脱水する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、厨芥等の生ごみ
の処理方法及び処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】生ごみの処理方法として、従来より、生
ごみを粉砕して細分化したのち水分を除去し、要すれば
さらに乾燥する方法が知られている。このような生ごみ
の処理方法は、処理内容が極めて簡単なことから、例え
ば微生物の活動による生ごみの分解処理を行う前段階の
予備的処理として、あるいは家庭等における簡易的な生
ごみ処理として用いられている。
【0003】しかしながら、一般に、生ごみにはマヨネ
ーズ、醤油、油、酢等調理、調味に使用された各種の液
状または固形の付着物が残留しており、これら付着物は
上述の水分除去や乾燥による生ごみ処理方法では完全に
除去することはできない。そのため、このような付着物
が残留したまま放置しておくと、腐敗菌を含む雑菌が繁
殖して異臭を発生するとか、生ごみの収容された処理槽
が著しく汚れたりするとか、後に微生物利用の生ごみ処
理に供した場合に、付着物に含まれている防腐剤、酸化
防止剤等が微生物に悪影響を与えるというような欠点が
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
な欠点を解消するためになされたものであって、生ごみ
を粉砕する粉砕工程と水分を除去する脱水工程とを含む
本処理を行う生ごみ処理方法及び装置において、悪臭の
発生や処理層の汚れを防止するとともに、後に微生物利
用の生ごみ処理に供した場合でも微生物に悪影響を与え
ることのない生ごみ処理方法及び装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明に係る生ごみ処理方法は、生ごみを粉砕す
る粉砕工程と水分を除去する脱水工程とを含む生ごみの
処理方法において、前記生ごみの粉砕工程の前に、また
は粉砕工程の開始後から水分の除去工程終了までの間
に、生ごみを水蒸気洗浄する工程を実施することを特徴
とする。
【0006】従って、雑菌の繁殖の原因となるマヨネー
ズ、醤油、油、酢等調理、調味に使用された各種の液状
または固形の付着物や、微生物に悪影響を与える防腐
剤、酸化防止剤は、高温の水蒸気に取り込められ、該水
蒸気と共に蒸発し除去されるので、前記醤油等の付着物
による腐敗臭の発生を防止できる共に、常に処理槽内の
清浄状態を維持できる。
【0007】また、生ごみに噴射する水蒸気は高温であ
るから、生ごみ中の残留水分も高温水蒸気と共に水蒸気
として蒸発するので、生ごみを速く乾燥させることがで
きる。
【0008】この生ごみ処理方法を実現する装置は、生
ごみを収容すると共に、生ごみ粉砕用カッターが設けら
れた生ごみ粉砕部と、生ごみに水蒸気洗浄を行うための
水蒸気を供給する水蒸気供給部と、複数の脱水孔を側面
に有する自軸回転可能なスクリーン筒体と該スクリーン
筒体の内部に設けられた自軸回転可能なスクリューコン
ベアとを備え、生ごみに水蒸気洗浄を実施し、かつ生ご
み中の水分を脱水する脱水部と、を有することを特徴と
する。
【0009】これにより、生ごみの粉砕及び脱水を行い
つつ、生ごみの水蒸気洗浄を効果的に行うことができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】図1ないし図4は、この発明に係
る生ごみ処理装置の一実施形態を示す。
【0011】この生ごみ処理装置は、基台(1)に生ご
みを粉砕する粉砕部(2)と、生ごみに水蒸気を供給す
る水蒸気供給部(31)と、生ごみを脱水する脱水部
(3)とが備えられてなる。
【0012】前記粉砕部(2)は、水を供給しながら生
ごみを粉砕する箇所であり、基台(1)の上板(1a)
に矩形状の生ごみ投入口(4)が開口され、その生ごみ
投入口(4)のすぐ下方には該生ごみ投入口(4)の径
よりやや大きい径の矩形状の生ごみ投入槽(5)が設け
られている。この生ごみ投入槽(5)は、生ごみを後述
の生ごみ粉砕槽(7)に直接投入する前に一時滞留して
おくための槽で、上端部を前記基台(1)の上板(1
a)内面に固定されている。また、この生ごみ受け槽
(5)の底面には、生ごみを生ごみ粉砕槽(7)に投入
するための通過孔(5a)が開口されており、その通過
孔(5a)の開口縁には中心から放射状に切り欠かれた
ゴム製の生ごみ通過部材(6)が載置され、生ごみの粉
砕中に生ごみや水が装置外に飛び散らないようになって
いる。なお、前記生ごみ投入槽(5)の側面には、生ご
みを粉砕かつ搬送しやすくする水を供給するための蛇口
(8)が設けられており、生ごみはこの水と混ざり含水
生ごみとなって、前記通過孔(5a)から前記生ごみ粉
砕槽(7)に落下する。
【0013】前記生ごみ投入槽(5)の下方には、徳利
状の生ごみ粉砕槽(7)が、前記通過孔(5a)の開口
縁に上端を固定する態様で設けられている。この生ごみ
粉砕槽(7)は、前記通過孔(5a)を通過してきた含
水生ごみを実際に粉砕するための槽で、その内部には、
該生ごみ粉砕槽よりやや容積の小さい円筒状の生ごみ受
け槽(9)が設けられている。この生ごみ受け槽(9)
は前記通過孔(5a)を通過してきた生ごみを一旦受け
る槽であり、その底面中央には駆動モータ(10)と駆
動軸(10a)を介してつながった粉砕カッター(1
1)が回転可能に設けられている。従って、この生ごみ
受け槽(9)に落下した生ごみは、前記駆動モータ(1
0)の駆動により回転する粉砕カッター(11)によっ
て、その粉砕カッターと生ごみ受け槽(9)の側壁との
間において所望の大きさに粉砕される。また、前記生ご
み粉砕槽(7)の側面下部には、この粉砕された含水生
ごみを前記脱水部(3)に搬送するための生ごみ搬送口
(7a)が開口されており、該生ごみ搬送口(7a)に
は生ごみ搬送ホース(12)の一端が装着されている。
【0014】前記水蒸気供給部(31)は、水蒸気洗浄
に必要な水蒸気を発生及び供給するための箇所であり、
水蒸気を発生する水蒸気発生装置(32)と、該水蒸気
発生装置(32)で発生した水蒸気を搬送する水蒸気搬
送筒(33)と、その搬送されてきた水蒸気を噴射する
水蒸気噴射装置(34)とからなり、該水蒸気噴射装置
(34)は後述のスクリューコンベア(18)の上端部
に接続されている。
【0015】前記脱水部(3)は、基台(1)内部に設
けられた載置台(13)に、スクリューコンベア(1
4)と、該スクリューコンベア(14)の周面に外接し
ながら取り囲む円筒状のスクリーン筒体(15)と、該
スクリーン筒体(15)に所定距離を隔てて取り囲む矩
形状の水受壁(16)と、前記スクリューコンベア(1
4)及びスクリーン筒体(15)を駆動する駆動モータ
(17)とが設けられてなる。
【0016】前記スクリューコンベア(14)は、図2
に示すように、断面円形状のスクリュー軸(18)と、
該スクリュー軸(18)の外周面の上下間に設けられた
1条のらせん状の羽根(19)と、該スクリュー軸(1
8)の下部に挿着された円盤状のスプロケット(20)
とを備える。そして、前記スクリュー軸(18)は、そ
の上端部が基台(1)の上板(1b)に内設された玉軸
受け(35)に枢着されると共に、下端部が載置台(1
3)の内側に設けられた内板(13b)の円錐ころ軸受
け(21)に自軸回転可能に支承されている。また、図
1に示すように、前記スプロケット(20)は、前記駆
動モータ(17)のスプロケット(17a)と共に伝動
ベルト(24)が巻架されており、駆動モータ(17)
が駆動すると、その回転が該スプロケット(17a)及
び該伝動ベルト(24)を介して前記スプロケット(2
0)に伝わり、前記スクリューコンベア(14)が自軸
回転する。従って、後述の生ごみ噴出口(18b)から
スクリーン筒体(15)下部に噴出された生ごみは、こ
のスクリューコンベア(14)の羽根(19)の回転に
よる上方搬送力が該羽根(19)面に沿って加わり、ス
クリューコンベア(15)の上部まで搬送されるように
なされている。
【0017】前記スクリュー軸(18)は、仕切り板
(18e)によって区画される第一空洞(18c)と第
二空洞(18a)とを有する中空体であり、周面には、
第一空洞(18c)に開口する複数の水蒸気噴出孔(1
8d)と、第二空洞(18a)の上部に開口する生ごみ
噴射口(18b)が設けられている。そして、スクリュ
ー軸(18)の上端部には前記水蒸気噴射装置(34)
が接続されており、前記第一空洞(18c)と前記水蒸
気噴射装置(34)とが連通されている。そのため、水
蒸気噴射装置(34)から噴射された水蒸気は、前記ス
クリュー軸(18)の上端部から第一空洞内(18c)
に供給され、そのまま前記水蒸気噴出孔(18d)から
スクリーン筒体(15)内にシャワー状に噴出する。ま
た、前記スクリュー軸(18)の下端部には前記生ごみ
搬送ホース(12)が接続されており、前記スクリュー
軸(18)の空洞(18a)と前記生ごみ搬送ホース
(12)の空洞とが連通されている。そのため、前記生
ごみ搬送ホース(12)を通って搬送されてきた含水生
ごみは、前記スクリュー軸(16)の下端部から前記空
洞 (18a)内に進入し、そのまま上方に搬送され、
前記噴出口(18b)から噴出される。
【0018】前記スクリーン筒体(15)は、中心部に
前記スクリュー軸(18)が挿通された円形状の底板
(15a)と、前記スクリューコンベア(14)のらせ
ん状の羽根(19)の周面に接する態様で、前記底板
(15a)の周縁部よりやや内側から上方に立設され、
かつ複数の脱水孔(15b)を有する側壁(15c)
と、該側壁(15c)の上端部に外方に設けられた環状
の上板(15d)とから構成されると共に、前記底板
(15d)の裏面には切替えスプロケット(22)が固
着され、前記環状上板(15d)の上面には生ごみ撹拌
羽根(23)が設けられている。
【0019】そして、このスクリーン筒体(15)は、
前記スクリューコンベア(14)と同方向に自軸回転す
るものとなされ、これにより、スクリーン筒体(15)
内の生ごみ及び生ごみに含まれる水分に遠心力が作用す
るようにしてある。なお、使用に際しては、このスクリ
ーン筒体(15)の回転速度よりスクリューコンベア
(14)の回転速度を相対的に大きく設定する。この理
由は、生ごみに遠心力を作用しつつ、スクリューコンベ
ア(14)によって上方に搬送することを可能とするた
めで、スクリーン筒体(15)の回転速度がスクリュー
コンベア(14)の回転速度より速いと、生ごみに遠心
力が作用しても、前記スクリューコンベア(14)の羽
根(19)の回転による上方搬送力が加わらず、生ごみ
を上方に搬送することができないからである。
【0020】前記切替えスプロケット(22)は、前記
駆動モータ(17)の回転をスプロケット(17b)及
び伝動ベルト(25)を介して前記スクリーン筒体(1
5)に伝えかつ自軸回転させるものであり、図3に示す
ように、軸方向に前記スクリュー軸(18)が挿通され
た雄スプロケット片(22a)と雌スプロケット片(2
2b)とからなり、雄スプロケット片(22a)に雌ス
プロケット(22b)が上下方向移動可能に螺着されて
いる。このため、図3の実線に示すように、例えば、雌
スプロケット片(22b)を雄スプロケット片(22
a)のやや下部に螺着すると、前記伝動ベルト(25)
は前記雄スプロケット片(22a)及び雌スプロケット
片(22b)間の隙間の内方に食い込み、前記スプロケ
ット(22)の半径が小さくなるので、スプロケット
(22)の回転速度は速くなり、前記スクリーン筒体
(15)の回転速度が速くなる。一方、雌スプロケット
片(22b)を雄スプロケット片(22a)のやや上部
に螺着すると、伝動ベルト(25)は、図3の破線で示
すように、前記雄スプロケット片(22a)及び雌スプ
ロケット片(22b)間の隙間の外方に押し出され、前
記スプロケット(22)の半径が大きくなるので、スプ
ロケットの回転速度は遅くなり、前記スクリーン筒体
(15)の回転速度も遅くなる。従って、前記雌スプロ
ケット片(22b)の前記雄スプロケット片(22a)
における螺着位置を変更するだけで、前記スクリーン筒
体(15)の回転速度を、前記スクリューコンベア(1
4)の回転速度よりも遅い速度に調節するというような
微妙な調整が可能となる。
【0021】前記生ごみ撹拌羽根(23)は、図2及び
図4に示すように、中心筒(23a)と、該中心筒(2
3a)の外周面から互いに120度の角度で放射状に外
方にのびた3枚の羽根板(23b)とからなり、前記中
心筒(23a)はその軸方向に前記スクリュー軸(1
8)が挿通されると共に、前記羽根板(23b)の各先
端部は前記環状上板(15d)の上面に固着されてい
る。また、生ごみ案内板(26)が、前記基台(1)の
上板(1b)の内面から前記スクリーン筒体(15)の
前記環状上板(15d)の周縁部まで下方に垂設されて
おり、その一部には生ごみを装置外へ排出するための生
ごみ排出口(27)が設けられ、該生ごみ排出口(2
7)には、断面矩形状で長手方向L字形状の生ごみ排出
筒(28)が装着されている。そのため、前記スクリー
ン筒体(15)が自軸回転すると、この生ごみ撹拌羽根
(23)も中心筒(23a)を中心に自軸回転するの
で、前記スクリューコンベア(14)によって上方に搬
送されてきた生ごみは、この生ごみ撹拌羽根(23)に
撹拌されながら前記案内板(26)に沿って生ごみ排出
口(27)に押し出される。
【0022】前記水受け壁(16)は、前記スクリーン
筒(15)から所定距離を隔てて、前記載置台(13)
の上板(13a)から立設された水平断面矩形状の壁
で、該壁の4面のうち3面は上端部が前記基台(1)の
上板(1b)内面までのびる一方、のこり1面は、上端
部の一部が前記生ごみ排出筒(28)下面までのびてい
る。そのため、前記スクリーン筒体(15)周面の脱水
孔(15b)から遠心脱水された生ごみの水分は、前記
水受け壁(16)の方向に飛ばされた後、そのまま水受
け壁(16)とスクリーン筒体(15)との隙間の下部
に落ち、すぐに水受け壁(16)の最下部に設けられた
水分排出筒(29)から排出される。
【0023】このように構成されてなる生ごみ処理装置
による生ごみ処理工程を順に追って説明すると、まず、
スクリューコンベア(14)の回転速度がスクリーン筒
体(15)の回転速度よりも大きくなるように両者を同
軸回転させると共に、水蒸気発生装置(32)を作動さ
せて水蒸気を発生させる。
【0024】この状態で、前記生ごみ投入口(4)から
前記生ごみ投入槽(5)に生ごみを投入する。その投入
された生ごみはそこで一時滞留した後、前記蛇口(8)
から供給される水と混合し、含水生ごみとなって前記生
ごみ通過口(5a)から前記生ごみ粉砕槽(7)の生ご
み受け槽(9)に落下する。そして、該生ごみ受け槽内
(9)に落下した含水生ごみは、前記カッター駆動用モ
ータ(10)により回転する前記粉砕カッター(11)
により粉砕された後、前記生ごみ搬送口(7a)から前
記生ごみ搬送ホース(12)を経て、前記スクリュー軸
(18)の下端部に圧送状態で搬送される。このスクリ
ュー軸(18)の下端部に搬送されてきた生ごみは、そ
のまま、該スクリュー軸(18)内の空洞(18a)内
に進入し、前記生ごみ噴出口(18b)まで上方に搬送
され、該噴出口(18b)から前記スクリーン筒体(1
5)内に噴出される。なお、前記生ごみ搬送口(7a)
の高さ位置は前記噴出口(18b)の高さ位置より高い
ため、前記生ごみ搬送口(7a)から搬送された生ごみ
はその高低差によってスムーズに搬送される。
【0025】そして、前記生ごみ噴出口(18b)から
前記スクリーン筒体(15)内に噴出された含水生ごみ
は、前記スクリーン筒体(15)の自軸回転による遠心
力が作用し、前記スクリーン筒体(15)の内側壁(1
5c)に押さえつけられる。この遠心力の作用によっ
て、生ごみに前記スクリューコンベア(14)の羽根
(19)の回転による上方搬送力が該羽根(19)面に
沿って確実に加わり、生ごみは前記羽根(19)面に沿
って上方にスムーズに搬送される。
【0026】一方、前記水蒸気発生装置(32)で発生
した水蒸気は、水蒸気搬送筒(33)を通って水蒸気噴
射装置(34)に到達し、その水蒸気噴射装置(34)
によって前記スクリュー軸(18)の第一空洞(18
c)内に勢いよく噴射供給される。そして、この噴射供
給された水蒸気は、前記水蒸気噴出孔(18d)からス
クリューコンベア(14)上の生ごみにシャワー状に勢
いよく噴出され、この噴出された多量の水蒸気は、雑菌
の繁殖の原因となるマヨネーズ、醤油、油、酢等調理、
調味に使用された各種の液状または固形の付着物や、微
生物に悪影響を与える防腐剤、酸化防止剤を取り込みな
がら、前記生ごみ排出筒(28)や脱水孔(15b)及
び水分排出筒(29)から装置外に排出される。
【0027】また、生ごみに含まれる水分の一部は、上
述のように高温水蒸気と共に蒸発する他に、スクリーン
筒体の遠心力の作用によって、前記スクリーン筒体(1
5)の側壁(15c)に設けられた複数の脱水孔(15
d)から多量にかつ効率良く遠心脱水され、その脱水さ
れた水分は、前記水受け壁(16)と前記スクリーン筒
体(15)側壁との間の隙間に溜まり、前記排水筒(2
9)を通じて装置外に排出される。
【0028】こうして、水蒸気洗浄及び脱水が実施され
ながら前記スクリューコンベア(14)の上部に搬送さ
れてきた生ごみは、前記スクリーン筒体(15)上部の
環状上板(15d)に設けられた前記撹拌羽根(23)
の回転作用により前記案内板(23)に沿って撹拌され
ながら、前記生ごみ排出口(27)に押出されて、その
まま前記排出筒(28)を通じて装置外に排出され、図
示略の生ごみ収容箱に収容される。
【0029】なお、以上の実施形態では、水蒸気を前記
スクリーン軸(18)の第1空洞(18c)を通じて水
蒸気噴出孔(18d)から噴出して生ごみの水蒸気洗浄
を行ったが、水蒸気の供給方法はこれに限らず、例え
ば、前記スクリーン筒体(15)の外側に水蒸気噴射装
置(34)を設けて、前記スクリーン筒体(15)の周
面に向けて水蒸気を噴射し、そのスクリーン筒体(1
5)の周面の脱水孔(15b)から水蒸気を噴出する等
してもよい。
【0030】また、生ごみへの水蒸気洗浄を脱水工程中
に実施するものとしたが、脱水工程中に限らず、生ごみ
の粉砕工程の前に、または粉砕工程開始後から脱水工程
終了までの間に生ごみの水蒸気洗浄を実施するものとし
てもよい。
【0031】
【発明の効果】請求項1に係る発明は、上述の次第で、
前記生ごみの粉砕工程の前に、または粉砕開始後から水
分の除去工程終了までの間に、生ごみを水蒸気洗浄する
工程を実施することを特徴とするものであるから、雑菌
の繁殖の原因となるマヨネーズ、醤油、油、酢等調理、
調味に使用された各種の液状または固形の付着物や、微
生物に悪影響を与える防腐剤、酸化防止剤は、その高温
の水蒸気に取り込められ、その水蒸気と共に蒸発し除去
される。そのため、前記醤油等の付着物による腐敗臭の
発生を防止でき、かつ常に処理槽内の清浄状態を維持で
きると共に、後に微生物利用の生ごみ処理に供した場合
において微生物に悪影響を与えることを防ぐことができ
る。
【0032】また、生ごみに噴出する水蒸気は高温であ
るから、生ごみ中の残留水分も該高温水蒸気と共に水蒸
気として蒸発させることができる。そのため、生ごみ中
の残留水分は減少し、生ごみをより早く乾燥させること
が可能となり経済的である。請求請2に係る発明は、生
ごみを収容すると共に、生ごみ粉砕用カッターが設けら
れた生ごみ粉砕部と、生ごみに水蒸気洗浄を行うための
水蒸気を供給する水蒸気供給部と、複数の脱水孔を側面
に有する自軸回転可能なスクリーン筒体と該スクリーン
筒体の内部に設けられた自軸回転可能なスクリューコン
ベアとを備え、生ごみに水蒸気洗浄を実施し、かつ生ご
み中の水分を脱水する脱水部とを有することを特徴とす
る生ごみ処理装置であるから、生ごみの粉砕及び脱水を
行いつつ、生ごみの水蒸気洗浄を効果的に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態を示す生ごみ処理装置の全
体図である。
【図2】生ごみ処理装置の脱水部の縦断面図である。
【図3】スクリーン筒体に固着されたスプロケットの拡
大断面図である。
【図4】図2のI−I線の断面図である。
【符号の説明】
1・・・基台 2・・・生ごみ粉砕部 3・・・生ごみ脱水部 12・・・搬送ホース 14・・・スクリューコンベア 15・・・スクリーン筒体 15b・・・脱水孔 16・・・水受け壁 17・・・駆動モータ 18・・・スクリュー軸 18a・・・第二空洞 18b・・・生ごみ噴出口 18c・・・第一空洞 18d・・・水蒸気噴出孔 19・・・スクリュー羽根 22・・・スプロケット 23・・・撹拌羽根 26・・・案内板 31・・・水蒸気供給部 32・・・水蒸気発生装置 33・・・水蒸気搬送筒 34・・・水蒸気噴射装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生ごみを粉砕する粉砕工程と粉砕後水分
    を除去する脱水工程とを含む生ごみの処理方法におい
    て、 前記生ごみの粉砕工程の前に、または粉砕工程開始後か
    ら脱水工程終了までの間に、生ごみを水蒸気洗浄する工
    程を実施することを特徴とする生ごみ処理方法。
  2. 【請求項2】 生ごみを収容すると共に、生ごみ粉砕用
    カッターが設けられた生ごみ粉砕部と、 生ごみに水蒸気洗浄を行うための水蒸気を供給する水蒸
    気供給部と、 複数の脱水孔を側面に有する自軸回転可能なスクリーン
    筒体と該スクリーン筒体の内部に設けられた自軸回転可
    能なスクリューコンベアとを備え、生ごみに水蒸気洗浄
    を実施し、かつ生ごみ中の水分を脱水する脱水部と、を
    有することを特徴とする生ごみ処理装置。
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