JPH11243510A - 波形等化装置 - Google Patents

波形等化装置

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JPH11243510A
JPH11243510A JP10043243A JP4324398A JPH11243510A JP H11243510 A JPH11243510 A JP H11243510A JP 10043243 A JP10043243 A JP 10043243A JP 4324398 A JP4324398 A JP 4324398A JP H11243510 A JPH11243510 A JP H11243510A
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waveform
signal
input signal
error
distortion
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JP10043243A
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Kazuya Ueda
和也 上田
Takaaki Konishi
孝明 小西
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Details Of Television Systems (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のATV用の波形等化装置では、入力信
号にノイズや大きな歪み等が付加された場合に波形等化
処理が誤動作することがあった。 【解決手段】 複数の波形等化手段91,92とこれを
制御する波形等化制御手段10とを備え、この波形等化
制御手段10によって前記複数の波形等化手段91,9
2をノイズ量や歪み量に応じて選択動作させる。 【効果】 大きな歪みやノイズなどの波形等化処理を誤
動作させる要因が有る場合に適切な波形等化手段を用い
て安定な波形等化処理を行えるものが実現できるという
効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地上波ディジタル
放送に用いられるディジタル信号の伝送路歪みを除去す
る波形等化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディジタル放送は、当初衛星を主体に行
われてきたが、近年では地上波放送もディジタル化の流
れが押し寄せている。この地上波ディジタル放送におい
て伝送路歪を除去する波形等化技術は必須なものであ
る。
【0003】以下、地上波ディジタル放送における従来
の波形等化装置について、米国で採用されている8値V
SB(Vestigial Side Band:残留
側波帯)変調方式を用いたATV(Advanced
Television)方式を例に説明する。図6はA
TV方式の復調回路の構成図を示す。図6において、1
00は入力端子、180はAD変換部、181は同期検
出部、182は波形等化部、183は誤り訂正部、11
0は出力端子である。
【0004】ATV方式の信号フォーマットは、図4の
構成図に示すように、映像や音声などのデータ信号80
を含む領域と、フィールド同期信号70を含む領域と、
セグメント同期信号60を含む領域とからなる。フィー
ルド同期信号70は、図5の構成図に示すように、PN
511信号71と、3つのPN63信号72と、コント
ロール信号73とを含む。なお、フィールド同期#2は
フィールド同期#1に対してPN63信号72の2番目
の値が逆になっているだけの違いである。また、図5に
おいて左側に記入している数値(+7、+5、+3、+
1、−1、−3、−5、−7)は8値VSB変調方式の
取る8通りの数値を示したものである。
【0005】このATV信号は、1フレームあたり83
2シンボル、313セグメントである。また、PN51
1信号71は、PN511=X9+X7+X6+X4+
X3+X+1で、pre−load 01000000
0で表される。PN63信号72は、PN63=X6+
X+1で、pre−load 100111で表され
る。PN511信号71は511シンボル、PN63信
号はそれぞれ63シンボル、コントロール信号73は1
40シンボルであり、フィールド同期信号70の全体で
は828シンボルである。
【0006】ATV方式の復調回路は、図6に示すよう
に、8値VSB変調されたATV信号が入力端子100
から入力され、AD変換器180でディジタルデータに
変換された後、同期検出部181および波形等化部18
2にそれぞれ入力される。同期検出部181は入力され
たATV信号からセグメント同期信号60、フィールド
同期信号70を検出し波形等化部182へタイミング信
号を供給する。波形等化部182は同期検出回路181
からのタイミング信号をもとにAD変換器180から入
力されたATV信号に対し波形等化処理を施し誤り訂正
部183に出力する。誤り訂正部183は波形等化部1
82によって歪みの除去されたATV信号に対して誤り
訂正処理を行い出力端子110へ出力する。図6に示し
たAD変換器180によってディジタル信号に変換され
たATV信号は伝送路の影響を受けて歪み成分を含んで
おり、この歪みは前記波形等化部182によって除去さ
れる。
【0007】以下に、波形等化部182の動作について
説明する。図7に波形等化部182の構成例を示す。図
7において、90は入力端子、91は第1の波形等化
器、92は第2の波形等化器、99は出力端子である。
第1の波形等化器91において、911は第1のトラン
スバーサルフィルタ(TF1)、912は第1の歪み検
出器である。第2の波形等化器92において、921は
第2のトランスバーサルフィルタ(TF2)、922は
第2の歪み検出器である。
【0008】まず、入力端子90に入力されたATV信
号は、第1の波形等化器91に入力される。第1の波形
等化器91において、入力されたATV信号の一方は第
1のトランスバーサルフィルタ911へ、他方は第1の
歪み検出器912へそれぞれ入力される。第1の歪み検
出器912は入力されたATV信号におけるフィールド
同期信号70に含まれているPN511信号71とPN
63信号72を取り込み、前記PN511信号71とP
N63信号72の理想値と比較し誤差を算出する。この
誤差が伝送路の歪みである。次に第1の歪み検出器91
2はこのPN511信号71とPN63信号72から求
めた誤差を補正し前記PN511信号71とPN63信
号72の理想値になるような係数を第1のトランスバー
サルフィルタ911に設定する。そして、第1のトラン
スバーサルフィルタ911は第1の歪み検出器912か
ら設定された前記の係数によって入力されたATV信号
のフィルタ処理を行う。これにより、歪み成分を含んだ
ATV信号の歪み除去が行われる。このようにして第1
の波形等化器91で波形等化処理が行われ、このような
波形等化をトレーニング方式波形等化と呼ぶ。
【0009】次に、第1の波形等化器91で波形等化処
理されたATV信号は、第2の波形等化器92に入力さ
れる。第2の波形等化器92において、入力されたAT
V信号の一方は第2のトランスバーサルフィルタ921
へ、他方は第2の歪み検出器922へそれぞれ入力され
る。第2の歪み検出器922は入力されたATV信号の
データ期間に挿入されているデータ信号80から前記第
1の波形等化器91で補正しきれなかった歪みを検出す
る。このデータ信号80から誤差を検出する方法は以下
の通りに行われる。すなわち、ATV信号は、8値VS
B変調を用いているため、図5に示されるように8通り
の値(+7、+5、+3、+1、−1、−3、−5、−
7)を持つが、一般的に8値VSB変調されたATV信
号を受信する場合、図6に示されるAD変換器180は
10ビット程度の量子化を行う。
【0010】例えば10ビットに量子化されたATV信
号は歪みが全くない場合において、10ビットで表現で
きる値0から1023に対して8通りの固定値しか取り
えない。従って、図7において第2の歪み検出器922
は、入力されたATV信号の値と前記8通りの固定値を
比較し、前記8通りの固定値からもっとも近い値との誤
差を算出し、この誤差を歪み量と判断する。次いで、第
2の歪み検出器922は、この誤差を補正して前記AT
V信号におけるデータ信号80の値が前記8通りの固定
値のうちでもっとも近い値の固定値になるような係数を
第2のトランスバーサルフィルタ921に設定する。そ
して、第2のトランスバーサルフィルタ921は第2の
歪み検出器922から設定された係数によって入力され
たATV信号のフィルタ処理を行う。これにより、前記
第1の波形等化器91で補正しきれなかった歪み成分を
含んだATV信号の歪み除去が行われる。このようにし
て第2の波形等化器92で波形等化処理が行われ、この
ような波形等化をブラインド方式波形等化と呼ぶ。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記波形等
化部182において、信号伝送中に付加される伝送ノイ
ズは時として歪みと誤って判断されて波形等化が行われ
るため、この伝送路ノイズが波形等化処理の誤動作の要
因となるという問題があった。
【0012】また、前記ブラインド方式波形等化におい
て、入力されたATV信号について前記8通りの固定値
のうちもっとも近い値から誤差を求めているため、この
8通りの固定値の隣り合った値の差分値を超える大きさ
のノイズや歪み等が伝送路で付加された場合、誤差検出
が正常にできなくなってしまう。そのため、ATV信号
に大きな波形歪みを含む場合に前記ブラインド方式波形
等化において、前記8通りの固定値からなる理想信号の
推定を誤って、波形等化処理を誤動作させてしまうとい
う問題があった。
【0013】本発明は、前記問題を解決するためになさ
れたものであり、波形等化処理を誤動作させる大きな歪
みやノイズなどの要因がある場合でも適切な波形等化手
段を用いて安定な波形等化処理が行える波形等化装置を
提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の波形等化装置
(請求項1)は、地上波ディジタル放送に用いられるデ
ィジタルの入力信号の伝送路歪みを除去する波形等化装
置であって、前記入力信号をフィルタに通して波形等化
処理を行う複数の波形等化手段と、前記入力信号の歪量
またはノイズ量に応じて前記複数の波形等化手段を選択
動作させる波形等化制御手段とを備えることを特徴とす
るものである。
【0015】また、本発明の波形等化装置(請求項2)
は、地上波ディジタル放送に用いられるディジタルの入
力信号の伝送路歪みを除去する波形等化装置であって、
前記入力信号におけるデータ期間以外の場所に挿入され
ている基準信号を用いてその理想値との誤差を前記入力
信号の歪量と判断し、この誤差が補正されて前記基準信
号が理想値になるように前記入力信号の波形等化処理を
行う第1の波形等化手段と、前記入力信号におけるデー
タ期間内の場所に挿入されているデータ信号を用いてそ
の幾通りかある固定値のうちで最も近い固定値との誤差
を前記入力信号の歪量と判断し、この誤差が補正されて
前記データ信号がその固定値になるように前記入力信号
の波形等化処理を行う第2の波形等化手段と、前記第1
の波形等化手段で算出された誤差に応じて前記第2の波
形等化手段を動作させるか否かの制御をする波形等化制
御手段とを備えることを特徴とするものである。
【0016】また、本発明の波形等化装置(請求項3)
は、地上波ディジタル放送に用いられるディジタルの入
力信号の伝送路歪みを除去する波形等化装置であって、
前記入力信号におけるデータ期間以外の場所に挿入され
ている基準信号の最大値と最小値とから算出したノイズ
量に応じて前記基準信号を平均化する平均化手段と、前
記平均化手段によって平均化された前記基準信号を用い
てその理想値との誤差を前記入力信号の歪量と判断し、
この誤差が補正されて前記基準信号が理想値になるよう
に前記入力信号の波形等化処理を行う第1の波形等化手
段と、前記入力信号におけるデータ期間内の場所に挿入
されているデータ信号を用いてその幾通りかある固定値
のうちで最も近い固定値との誤差を前記入力信号の歪量
と判断し、この誤差が補正されて前記データ信号がその
固定値になるように前記入力信号の波形等化処理を行う
第2の波形等化手段と、前記平均化手段で算出されたノ
イズ量に応じて前記第2の波形等化手段を動作させるか
否かの制御をする波形等化制御手段とを備えることを特
徴とするものである。
【0017】また、本発明の波形等化装置(請求項4)
は、地上波ディジタル放送に用いられるディジタルの入
力信号の伝送路歪みを除去する波形等化装置であって、
前記入力信号におけるデータ期間以外の場所に挿入され
ている基準信号を用いてその理想値との誤差を前記入力
信号の歪量と判断し、この誤差が補正されて前記基準信
号が理想値になるように前記入力信号の波形等化処理を
行う第1の波形等化手段と、前記入力信号におけるデー
タ期間内の場所に挿入されているデータ信号を用いてそ
の幾通りかある固定値のうちで最も近い固定値との誤差
を前記入力信号の歪量と判断し、この誤差が補正されて
前記データ信号がその固定値になるように前記入力信号
の波形等化処理を行う第2の波形等化手段と、前記入力
信号におけるデータ期間内の場所に挿入されているデー
タ信号を用いてその幾通りかある固定値のうちで最も近
い固定値との誤差を前記入力信号の歪量と判断し、この
歪量と、前記第1の波形等化手段から提供される歪量と
の比較値に応じて前記第1の波形等化手段および前記第
2の波形等化手段を動作させるか否かの制御をする波形
等化制御手段とを備えることを特徴とするものである。
【0018】また、本発明の波形等化装置(請求項5)
は、前記のいずれかに記載の波形等化装置(請求項2な
いし4)において、前記第1の波形等化手段は、地上波
ディジタル放送に用いられるディジタルの入力信号のフ
ィルタ処理をする第1のフィルタと、前記入力信号にお
けるデータ期間以外の場所に挿入されている基準信号を
用いてその理想値との誤差を前記入力信号の歪量と判断
し、この誤差が補正されて前記基準信号が理想値になる
ようなフィルタ係数を前記第1のフィルタに設定する第
1の歪み検出器とを有するものであり、前記第2の波形
等化手段は、前記第1の波形等化手段によって波形等化
処理された前記入力信号のフィルタ処理をする第2のフ
ィルタと、前記入力信号におけるデータ期間の場所に挿
入されているデータ信号を用いてその幾通りかある固定
値のうちで最も近い固定値との誤差を前記入力信号の歪
量と判断し、この誤差が補正されて前記データ信号がそ
の固定値になるようなフィルタ係数を前記第2のフィル
タに設定する第2の歪み検出器とを有するものであるこ
とを特徴とするものである。
【0019】また、本発明の波形等化装置(請求項6)
は、前記のいずれかに記載の波形等化装置(請求項1な
いし5)において、前記入力信号は、多値VSB変調信
号であることを特徴とするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照しながら説明する。 実施の形態1.本実施の形態1による波形等化装置は、
図6に示すATV方式の復調回路における波形等化部1
82に相当するものである。ATV方式の復調回路は、
図6に示すように、地上波ディジタル放送における8値
VSB変調されたATV信号が入力端子100から入力
され、AD変換器180でディジタルデータに変換され
た後、同期検出部181および波形等化部182にそれ
ぞれ入力される。同期検出部181は入力されたATV
信号からセグメント同期信号60、フィールド同期信号
70を検出し波形等化部182へタイミング信号を供給
する。波形等化部182は同期検出回路181からのタ
イミング信号をもとにAD変換器180から入力された
ATV信号に対し波形等化処理を施し誤り訂正部183
に出力する。誤り訂正部183は波形等化部182によ
って歪みの除去されたATV信号に対して誤り訂正処理
を行い出力端子110へ出力する。図6に示したAD変
換器180によってディジタル信号に変換されたATV
信号は伝送路の影響を受けて歪み成分を含んでおり、こ
の歪みは前記波形等化部182によって除去される。
【0021】地上波ディジタル放送におけるATV方式
の信号フォーマットは、図4の構成図に示すように、映
像や音声などのデータ信号80を含む領域と、フィール
ド同期信号70を含む領域と、セグメント同期信号60
を含む領域とからなる。フィールド同期信号70は、図
5の構成図に示すように、PN511信号71と、3つ
のPN63信号72と、コントロール信号73とを含
む。なお、フィールド同期#2はフィールド同期#1に
対してPN63信号72の2番目の値が逆になっている
だけの違いである。また、図5において左側に記入して
いる数値(+7、+5、+3、+1、−1、−3、−
5、−7)は8値VSB変調方式の取る8通りの数値を
示したものである。
【0022】このATV信号は、1フレームあたり83
2シンボル、313セグメントである。また、PN51
1信号71は、PN511=X9+X7+X6+X4+
X3+X+1で、pre−load 01000000
0で表される。PN63信号72は、PN63=X6+
X+1で、pre−load 100111で表され
る。PN511信号71は511シンボル、PN63信
号はそれぞれ63シンボル、コントロール信号73は1
40シンボルであり、フィールド同期信号70の全体で
は828シンボルである。
【0023】図1は、本発明の実施の形態1による波形
等化装置の構成図を示したものである。図1において、
10は波形等化制御器、90は入力端子、91は第1の
波形等化器、92は第2の波形等化器、99は出力端子
である。また、第1の波形等化器91において、911
は第1のトランスバーサルフィルタ(TF1)、912
は第1の歪み検出器、第2の波形等化器92において、
921は第2のトランスバーサルフィルタ(TF2)、
922は第2の歪み検出器である。
【0024】本実施の形態1による波形等化装置は、請
求項2に記載のものと対応しており、図1に示すよう
に、第1の波形等化器91、第2の波形等化器92、お
よび波形等化制御器10を備えるものである。
【0025】第1の波形等化器91は、ディジタル変換
した前記ATV信号のフィルタ処理をする第1のトラン
スバーサルフィルタ911と、前記ATV信号における
データ期間以外の場所に挿入されているフィールド同期
信号70を用いてその理想値との誤差を前記ATV信号
の歪量と判断し、この誤差が補正されて前記フィールド
同期信号70が理想値になるようなフィルタ係数を前記
第1のトランスバーサルフィルタ911に設定する第1
の歪み検出器912とを有するものである。
【0026】第2の波形等化器92は、前記第1の波形
等化器91によって波形等化処理された前記ATV信号
のフィルタ処理をする第2のトランスバーサルフィルタ
921と、前記ATV信号におけるデータ期間の場所に
挿入されているデータ信号80を用いてその8通りある
固定値のうちで最も近い固定値との誤差を前記ATV信
号の歪量と判断し、この誤差が補正されて前記データ信
号80がその固定値になるようなフィルタ係数を前記第
2のトランスバーサルフィルタ921に設定する第2の
歪み検出器922とを有するものである。波形等化制御
器10は、前記第1の波形等化器91で算出された誤差
に応じて前記第2の波形等化器92を動作させるか否か
の制御をするものである。
【0027】次に、本実施の形態1による波形等化装置
の動作を説明する。入力端子90に入力されたATV信
号は、図1に示す第1の波形等化器91に入力される。
この第1の波形等化器91では、トレーニング方式波形
等化処理を行う。すなわち、第1の波形等化器91にお
いて、入力されたATV信号の一方は第1のトランスバ
ーサルフィルタ911へ、他方は第1の歪み検出器91
2へそれぞれ入力される。第1の歪み検出器912は入
力されたATV信号のフィールド同期信号70に含まれ
ているPN511信号71とPN63信号72を取り込
み、前記PN511信号71とPN63信号72の理想
値と比較し誤差を算出する。この誤差が伝送路の歪みで
ある。次に第1の歪み検出器912はこのPN511信
号71とPN63信号72から求めた誤差を補正し前記
PN511信号71とPN63信号72の理想値になる
ようなフィルタ係数を第1のトランスバーサルフィルタ
911に設定する。そして、第1のトランスバーサルフ
ィルタ911は第1の歪み検出器912から設定された
前記のフィルタ係数によって、入力されたATV信号の
フィルタ処理を行う。これにより、歪み成分を含んだA
TV信号の歪み除去が行われる。このようにして第1の
波形等化器91で波形等化処理が行われる。
【0028】次に、第1の波形等化器91で波形等化処
理されたATV信号は、第2の波形等化器92に入力さ
れる。この第2の波形等化器92では、ブラインド方式
波形等化処理を行う。すなわち、第2の波形等化器92
において、入力されたATV信号の一方は第2のトラン
スバーサルフィルタ921へ、他方は第2の歪み検出器
922へそれぞれ入力される。第2の歪み検出器922
は入力されたATV信号におけるデータ信号80から前
記第1の波形等化器91で補正しきれなかった歪みを検
出する。このデータ信号80から誤差を検出する方法は
以下の通りに行われる。すなわち、ATV信号は8値V
SB変調を用いているため、図5に示されるように8通
りの値(+7、+5、+3、+1、−1、−3、−5、
−7)を持つが、一般的に8値VSB変調されたATV
信号を受信する場合、図6に示されるAD変換器180
は10ビット程度の量子化を行う。例えば10ビットに
量子化されたATV信号は歪みが全くない場合におい
て、10ビットで表現できる値0から1023に対して
8通りの固定値しか取りえない。従って、図1において
第2の波形等化器92における第2の歪み検出器922
は、入力されたATV信号の値と前記8通りの固定値を
比較し、前記8通りの固定値からもっとも近い値との誤
差を算出し、この誤差を歪み量と判断する。次いで、第
2の歪み検出器922は、この誤差を補正して前記AT
V信号のデータ信号80の値が前記8通りの固定値のう
ちでもっとも近い値の固定値になるようなフィルタ係数
を第2のトランスバーサルフィルタ921に設定する。
そして、第2のトランスバーサルフィルタ921は第2
の歪み検出器922から設定されたフィルタ係数によっ
て入力されたATV信号のフィルタ処理を行う。これに
より、前記第1の波形等化器91で補正しきれなかった
歪み成分を含んだATV信号の歪み除去が行われる。こ
のようにして第2の波形等化器92で波形等化処理が行
われる。
【0029】次に、前記第1の歪み検出器912は検出
した歪み量を波形等化制御器10に出力する。波形等化
制御器10では、第1の波形等化器91における第1の
歪み検出器912から出力される歪み量を監視し、もし
も第2の波形等化器92における前記8通りの固定値の
隣り合った値の差分値を超える大きさの誤差信号を検出
した場合に、前記第2の波形等化器92における波形等
化処理の動作が行われないように制御する。ところで、
図7に示した従来例では、この第2の波形等化器92に
おいては、歪み検出部922は前記8通りの固定値のう
ちでもっとも近い値から誤差を求めているため、前記8
通りの固定値の隣り合った値の差分値を超える大きさの
ノイズや歪み等が伝送路で付加された場合、誤差検出が
正常に行えなかった。しかしながら、本実施の形態1の
波形等化装置では、前記波形等化制御器10により前記
第1の波形等化器91での歪み量を監視し、前記第2の
波形等化器92の動作を行うか否か制御しているので、
大きなノイズや歪み等が伝送路で付加された場合におけ
る前記第2の波形等化器92が誤動作することを防止す
ることができる。なお、このような波形等化制御器10
による制御は、ソフトウエアで処理することができる。
【0030】以上のように、本実施の形態1の波形等化
装置によれば、前記第1の波形等化器91で算出される
誤差に応じて前記第2の波形等化器92の動作を行うか
否かを制御する波形等化制御器10を備え、これによ
り、大きなノイズや歪み等が伝送路で付加された場合に
この波形等化制御器10により前記第2の波形等化器9
2の動作が行われないよう制御されるため、伝送路にお
ける歪み量が大きな場合においても第2の波形等化器9
2で誤動作するのを防止することが可能になるという効
果がある。
【0031】実施の形態2.図2は、本発明の実施の形
態2による波形等化装置の構成図を示したものである。
図2において、20は平均化回路、90は入力端子、9
1は第1の波形等化器、92は第2の波形等化器、99
は出力端子である。また、第1の波形等化器91におい
て、911は第1のトランスバーサルフィルタ(TF
1)、912は第1の歪み検出器、第2の波形等化器9
2において、921は第2のトランスバーサルフィルタ
(TF2)、922は第2の歪み検出器である。
【0032】本実施の形態2による波形等化装置は、請
求項3に記載のものと対応しており、図2に示すよう
に、平均化回路20、第1の波形等化器91、および第
2の波形等化器92を備えるものである。ここでは平均
化回路20が請求項3でいう波形等化制御手段を兼ねて
いる。
【0033】平均化回路20は、ディジタル変換したA
TV信号におけるデータ期間以外の場所に挿入されてい
るフィールド同期信号70の最大値と最小値とから算出
したノイズ量に応じて前記フィールド同期信号70を平
均化するものである。また、この平均化回路20は、こ
こで算出されたノイズ量を第2の波形等化器92に出力
する。
【0034】第1の波形等化器91は、ディジタル変換
したATV信号のフィルタ処理をする第1のトランスバ
ーサルフィルタ911と、前記平均化回路20によって
平均化された前記フィールド同期信号70を用いてその
理想値との誤差が補正されて前記フィールド同期信号7
0が理想値になるようなフィルタ係数を前記第1のトラ
ンスバーサルフィルタ911に設定する第1の歪み検出
器912とを有するものである。
【0035】第2の波形等化器92は、前記第1の波形
等化器91によって波形等化処理された前記ATV信号
のフィルタ処理をする第2のトランスバーサルフィルタ
921と、前記ATV信号におけるデータ期間の場所に
挿入されているデータ信号80を用いてその8通りある
固定値のうちで最も近い固定値との誤差を前記ATV信
号の歪量と判断し、この誤差が補正されて前記データ信
号80がその固定値になるようなフィルタ係数を前記第
2のトランスバーサルフィルタ921に設定する第2の
歪み検出器922とを有するものである。
【0036】次に、本実施の形態2による波形等化装置
の動作を説明する。入力端子90に入力されたATV信
号は、図2に示すように、一方は第1の波形等化器91
におけるトランスバーサルフィルタ911に、他方は平
均化回路20に入力される。
【0037】平均化回路20では入力されたATV信号
に対してフレーム周期でフィールド同期信号70の平均
化処理を行う。この平均化処理は、フィールド同期信号
70の最大値と最小値とを算出してその平均をとること
により行われる。平均化の回数は入力されたATV信号
のノイズ量に応じて可変になっており、ノイズが十分に
除去される回数である。この平均化処理が終了すると平
均化回路20は平均化処理されたフィールド同期信号7
0を第1の波形等化器91における歪み検出器912に
出力する。また、この平均化回路20は、ここで算出さ
れたノイズ量を第2の波形等化器92に出力する。
【0038】第1の波形等化器91では、前記実施の形
態1のものと同様にトレーニング方式波形等化処理が行
われる。
【0039】この第1の波形等化器91で波形等化処理
されたATV信号は、第2の波形等化器92に入力され
る。第2の波形等化器92において、入力されたATV
信号の一方は第2のトランスバーサルフィルタ921
へ、他方は第2の歪み検出器922へそれぞれ入力され
る。この第2の波形等化器92では、前記実施の形態1
のものと同様にブラインド方式波形等化処理が行われ
る。
【0040】次に、前記平均化回路20から出力される
ノイズ量は、前記第2の波形等化器92における第2の
歪み検出器922に入力されるが、このときのノイズ量
が一定値以上であれば、第2の歪み検出器922による
第2のトランスバーサルフィルタ921への係数制御を
やめる。これにより、第2の波形等化器92での波形等
化処理が行われなくなる。なお、このような第2の歪み
検出器922による第2のトランスバーサルフィルタと
921への係数制御はソフトウエアで処理することがで
きる。
【0041】以上のように、本実施の形態2によれば、
前記平均化回路20で平均化された前記フィールド同期
信号70に基づいて第1の波形等化器91でATV信号
の波形等化処理が行われ、また、平均化回路20で算出
されたノイズ量に応じて前記第2の波形等化器92の動
作を行うか否かを制御するようにしたので、ATV信号
に大きなノイズが含んでいる場合において第1の波形等
化器91、及び第2の波形等化器92の誤動作を防止す
ることができるという効果がある。
【0042】実施の形態3.図3は、本発明の実施の形
態3による波形等化装置の構成図を示したものである。
図3において、30は歪み量比較器、90は入力端子、
91は第1の波形等化器、92は第2の波形等化器、9
9は出力端子、923は第3の歪み検出器である。ま
た、第1の波形等化器91において、911は第1のト
ランスズバーサルフィルタ(TF1)、912は第1の
歪み検出器、第2の波形等化器92において、921は
第2のトランスバーサルフィルタ(TF2)、922は
第2の歪み検出器である。
【0043】本実施の形態3による波形等化装置は、請
求項4に記載のものと対応しており、図3に示すよう
に、第1の波形等化器91、第2の波形等化器92、第
3の歪み検出器923、および歪み量比較器30を備え
るものである。ここでは第3の歪み検出器923と歪み
量比較器30が、請求項4でいう波形等化制御手段に相
当する。
【0044】第1の波形等化器91は、ディジタル変換
した前記ATV信号のフィルタ処理をする第1のトラン
スバーサルフィルタ911と、前記ATV信号における
データ期間以外の場所に挿入されているフィールド同期
信号70を用いてその理想値との誤差を前記ATV信号
の歪量と判断し、この誤差が補正されて前記フィールド
同期信号70が理想値になるようなフィルタ係数を前記
第1のトランスバーサルフィルタ911に設定する第1
の歪み検出器912とを有するものである。
【0045】第2の波形等化器92は、前記第1の波形
等化器91によって波形等化処理された前記ATV信号
のフィルタ処理をする第2のトランスバーサルフィルタ
921と、前記ATV信号におけるデータ期間の場所に
挿入されているデータ信号80を用いてその8通りある
固定値のうちで最も近い固定値との誤差を前記ATV信
号の歪量と判断し、この誤差が補正されて前記データ信
号80がその固定値になるようなフィルタ係数を前記第
2のトランスバーサルフィルタ921に設定する第2の
歪み検出器922とを有するものである。
【0046】第3の歪み検出器923は、前記第2の波
形等化器92における第2の歪み検出器922と同じ構
成を有し、ATV信号は入力端子90から直接入力され
る。歪み量比較器30は、前記第3の歪み検出器923
で検出した歪量と、前記第1の波形等化器91から提供
される歪量とを比較し、この比較値に応じて前記第1の
波形等化器91および前記第2の波形等化器92を動作
させるか否かの制御をするものである。
【0047】次に、本実施の形態3による波形等化装置
の動作を説明する。入力端子90に入力されたATV信
号は、図3に示すように、一方は第1の波形等化器91
に、他方は第3の歪み検出器923に入力される。
【0048】第1の波形等化器91では、前記実施の形
態1のものと同様にトレーニング方式波形等化処理が行
われる。第1の波形等化器91で波形等化処理されたA
TV信号は、第2の波形等化器92に入力される。第2
の波形等化器92において、入力されたATV信号の一
方は第2のトランスバーサルフィルタ921へ、他方は
第2の歪み検出器922へそれぞれ入力される。この第
2の波形等化器92では、前記実施の形態1のものと同
様にブラインド方式波形等化処理が行われる。
【0049】次に、第3の歪み検出器923は、入力さ
れたATV信号から第2の歪み検出器922と同じ構成
を有しATV信号の歪みを検出する。すなわち、前記A
TV信号におけるデータ期間の場所に挿入されているデ
ータ信号80を用いてその8通りある固定値のうちで最
も近い固定値との誤差を前記ATV信号の歪量として検
出する。そして、その歪量を歪み量比較器30に出力す
る。歪み量比較器30は、この第3の歪み検出器923
の出力と前記第1の歪み検出器912の出力とを比較し
両者の差が一定値以上の場合、ATV信号が一時的に変
動していると判断し、第1の歪み検出器912と第2の
歪み検出器922とにそれぞれ第1のトランスバーサル
フィルタ911、第2のトランスバーサルフィルタ92
1への係数制御を呈しさせるよう制御する。これによ
り、第1の波形等化器91と第2の波形等化器92の波
形等化処理が停止される。なお、このような制御は、ソ
フトウエアで処理することができる。
【0050】以上のように、本実施の形態3によれば、
歪み量比較器30によって前記ATV信号のデータ信号
80を用いて検出した前記ATV信号の歪み量と、前記
第1の波形等化器91から提供される、フィールド同期
信号70を用いて検出した前記ATV信号の歪み量とを
比較し、その比較値に応じて前記第1の波形等化器91
および前記第2の波形等化器92の動作を行うか否かを
制御するようにしたので、伝送路が一時的に変動するよ
うな場合において前記第1の波形等化器91および前記
第2の波形等化器92の波形等化処理を停止させること
で安定した波形等化処理が可能になるという効果があ
る。
【0051】
【発明の効果】以上のように、本発明の波形等化装置
(請求項1)によれば、波形等化制御手段によって複数
の波形等化手段を選択動作させるようにしたので、大き
な歪みやノイズなどの波形等化処理を誤動作させる要因
が有る場合に適切な波形等化手段を用いて安定な波形等
化処理を行えるものが実現できるという効果がある。
【0052】また、本発明の波形等化装置(請求項2)
によれば、波形等化制御手段によって前記第1の波形等
化手段で算出される誤差に応じて前記第2の波形等化手
段の動作を行うか否かを制御するようにしたので、入力
信号に大きなノイズや歪み等が伝送路で付加された場合
にこの波形等化制御手段により前記第2の波形等化手段
の動作が行われないよう制御されるため、伝送路におけ
る歪み量が大きな場合において第2の波形等化手段の誤
動作を防止して、安定な波形等化処理を行えるものが実
現できるという効果がある。
【0053】また、本発明の波形等化装置(請求項3)
によれば、平均化手段によって入力信号のデータ期間以
外の場所に挿入されている基準信号の平均化処理を行
い、この平均化された前記基準信号に基づいて第1の波
形等化手段で入力信号の波形等化処理をし、また、波形
等化制御手段によって前記平均化手段で算出されたノイ
ズ量に応じて前記第2の波形等化手段の動作を行うか否
かを制御するようにしたので、入力信号に大きなノイズ
が付加された場合において第1の波形等化手段、及び第
2の波形等化手段の誤動作を防止して、安定な波形等化
処理を行えるものが実現できるという効果がある。
【0054】また、本発明の波形等化装置(請求項4)
によれば、波形等化制御手段によって前記入力信号のデ
ータ信号を用いて検出した前記入力信号の歪み量と、前
記第1の波形等化手段から提供される歪み量との比較値
に応じて前記第1の波形等化手段および前記第2の波形
等化手段の動作を行うか否かを制御するようにしたの
で、伝送路が一時的に変動するような大きな歪みが入力
信号に付加された場合において前記第1の波形等化手段
および前記第2の波形等化手段の波形等化処理が停止さ
れるため、入力信号に大きなノイズが付加された場合に
おいて第1の波形等化手段、及び第2の波形等化手段の
誤動作を防止して、安定な波形等化処理を行えるものが
実現できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における波形等化装置を
示す構成図である。
【図2】本発明の実施の形態2におけるの波形等化装置
を示す構成図である。
【図3】本発明の実施の形態3における波形等化装置を
示す構成図である。
【図4】ATV信号形式の構成を示す構成図である。
【図5】フィールド同期信号の構成を示す構成図であ
る。
【図6】ATV復調装置の一例を示す構成図である。
【図7】従来の波形等化装置を示す装置の構成図であ
る。
【符号の説明】
10 波形等化制御器 20 平均化回路 30 歪み量比較器 60 セグメント同期信号 70 フィールド同期信号 71 PN511信号 72 PN63信号 73 コントロール信号 80 データ信号 90 入力端子 91 第1の波形等化回路 92 第2の波形等化回路 99 出力端子 100 入力端子 110 出力端子 180 AD変換部 181 同期検出部 182 波形等化部 183 誤り訂正部 912 第1の歪み検出器 911 第1のトランスバーサルフィルタ 921 第2のトランスバーサルフィルタ 922 第2の歪み検出器 923 第3の歪み検出器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地上波ディジタル放送に用いられるディ
    ジタルの入力信号の伝送路歪みを除去する波形等化装置
    であって、 前記入力信号をフィルタに通して波形等化処理を行う複
    数の波形等化手段と、 前記入力信号の歪量またはノイズ量に応じて前記複数の
    波形等化手段を選択動作させる波形等化制御手段とを備
    えることを特徴とする波形等化装置。
  2. 【請求項2】 地上波ディジタル放送に用いられるディ
    ジタルの入力信号の伝送路歪みを除去する波形等化装置
    であって、 前記入力信号におけるデータ期間以外の場所に挿入され
    ている基準信号を用いてその理想値との誤差を前記入力
    信号の歪量と判断し、この誤差が補正されて前記基準信
    号が理想値になるように前記入力信号の波形等化処理を
    行う第1の波形等化手段と、 前記入力信号におけるデータ期間内の場所に挿入されて
    いるデータ信号を用いてその幾通りかある固定値のうち
    で最も近い固定値との誤差を前記入力信号の歪量と判断
    し、この誤差が補正されて前記データ信号がその固定値
    になるように前記入力信号の波形等化処理を行う第2の
    波形等化手段と、 前記第1の波形等化手段で算出された誤差に応じて前記
    第2の波形等化手段を動作させるか否かの制御をする波
    形等化制御手段とを備えることを特徴とする波形等化装
    置。
  3. 【請求項3】 地上波ディジタル放送に用いられるディ
    ジタルの入力信号の伝送路歪みを除去する波形等化装置
    であって、 前記入力信号におけるデータ期間以外の場所に挿入され
    ている基準信号の最大値と最小値とから算出したノイズ
    量に応じて前記基準信号を平均化する平均化手段と、 前記平均化手段によって平均化された前記基準信号を用
    いてその理想値との誤差を前記入力信号の歪量と判断
    し、この誤差が補正されて前記基準信号が理想値になる
    ように前記入力信号の波形等化処理を行う第1の波形等
    化手段と、 前記入力信号におけるデータ期間内の場所に挿入されて
    いるデータ信号を用いてその幾通りかある固定値のうち
    で最も近い固定値との誤差を前記入力信号の歪量と判断
    し、この誤差が補正されて前記データ信号がその固定値
    になるように前記入力信号の波形等化処理を行う第2の
    波形等化手段と、 前記平均化手段で算出されたノイズ量に応じて前記第2
    の波形等化手段を動作させるか否かの制御をする波形等
    化制御手段とを備えることを特徴とする波形等化装置。
  4. 【請求項4】 地上波ディジタル放送に用いられるディ
    ジタルの入力信号の伝送路歪みを除去する波形等化装置
    であって、 前記入力信号におけるデータ期間以外の場所に挿入され
    ている基準信号を用いてその理想値との誤差を前記入力
    信号の歪量と判断し、この誤差が補正されて前記基準信
    号が理想値になるように前記入力信号の波形等化処理を
    行う第1の波形等化手段と、 前記入力信号におけるデータ期間内の場所に挿入されて
    いるデータ信号を用いてその幾通りかある固定値のうち
    で最も近い固定値との誤差を前記入力信号の歪量と判断
    し、この誤差が補正されて前記データ信号がその固定値
    になるように前記入力信号の波形等化処理を行う第2の
    波形等化手段と、 前記入力信号におけるデータ期間内の場所に挿入されて
    いるデータ信号を用いてその幾通りかある固定値のうち
    で最も近い固定値との誤差を前記入力信号の歪量と判断
    し、この歪量と、前記第1の波形等化手段から提供され
    る歪量との比較値に応じて前記第1の波形等化手段およ
    び前記第2の波形等化手段を動作させるか否かの制御を
    する波形等化制御手段とを備えることを特徴とする波形
    等化装置。
  5. 【請求項5】 請求項2ないし4のいずれかに記載の波
    形等化装置において、 前記第1の波形等化手段は、地上波ディジタル放送に用
    いられるディジタルの入力信号のフィルタ処理をする第
    1のフィルタと、前記入力信号におけるデータ期間以外
    の場所に挿入されている基準信号を用いてその理想値と
    の誤差を前記入力信号の歪量と判断し、この誤差が補正
    されて前記基準信号が理想値になるようなフィルタ係数
    を前記第1のフィルタに設定する第1の歪み検出器とを
    有するものであり、 前記第2の波形等化手段は、前記第1の波形等化手段に
    よって波形等化処理された前記入力信号のフィルタ処理
    をする第2のフィルタと、前記入力信号におけるデータ
    期間の場所に挿入されているデータ信号を用いてその幾
    通りかある固定値のうちで最も近い固定値との誤差を前
    記入力信号の歪量と判断し、この誤差が補正されて前記
    データ信号がその固定値になるようなフィルタ係数を前
    記第2のフィルタに設定する第2の歪み検出器とを有す
    るものであることを特徴とする波形等化装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の波
    形等化装置において、 前記入力信号は、多値VSB変調信号であることを特徴
    とする波形等化装置。
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