JPH11232551A - 複数の処理装置間で取扱媒体を受渡す取引媒体処理システム、および取引媒体処理システムの設定方法 - Google Patents

複数の処理装置間で取扱媒体を受渡す取引媒体処理システム、および取引媒体処理システムの設定方法

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JPH11232551A
JPH11232551A JP3303898A JP3303898A JPH11232551A JP H11232551 A JPH11232551 A JP H11232551A JP 3303898 A JP3303898 A JP 3303898A JP 3303898 A JP3303898 A JP 3303898A JP H11232551 A JPH11232551 A JP H11232551A
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JP
Japan
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data
delivery device
traveling
cash
delivery
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Application number
JP3303898A
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English (en)
Inventor
Ayumi Watanabe
歩 渡邊
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH11232551A publication Critical patent/JPH11232551A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ティーチング作業を容易にかつ高精度で行え、
設置が容易な取引媒体処理システム、および取引媒体処
理システムの設定方法を提供することにある。 【解決手段】設置面25上に、複数の現金処理装置10
a〜10dおよびキャリアステーション32が並んで設
けられ、カセットキャリア34は、設置面上を自走可能
となっている。カセットキャリアのティーチング時、キ
ャリアステーションにより、現金処理装置のレイアウト
に従った走行経路、停止位置、走行距離を含む走行デー
タを入力する。入力した走行データをカセットキャリア
に送信し、カセットキャリア内のメモリに基準走行デー
タとして格納する。カセットキャリアは、センサにより
目標物との距離を測定しながら、基準走行データに従っ
て走行経路をテスト走行し、センサによる実測データと
基準走行データが相違している場合には、実測データに
基いて基準走行データを補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の媒体処理
装置間で取扱媒体を受渡す取引媒体処理システム、およ
び取引媒体処理システムの設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】金融機関等においては、顧客に対して現
金の支払、振込等を自動的に行なう自動取引装置(以下
ATMと称する)が広く普及し、その設置台数も増加の
一途をたどっている。また、ATMと共に、現金を自動
的に処理する入出金装置、現金出納整理装置等が広く用
いられている。
【0003】ATMはその使用状況に応じて現金の補充
や回収が必要であり、従来、この補充および回収作業は
人手によって行なわれていた。従って、多数のATMが
設置されている場合、このような現金の補充および回収
作業は大変な労力を必要としていた。
【0004】そこで、近年、複数のATMと、各ATM
に対して紙幣、硬貨等を人手によらず自動的に補充およ
び回収する受渡し装置と、を備えた現金処理システムが
提案されている。
【0005】この現金処理システムによれば、受渡し装
置は、多数のATMや現金出納整理装置間を所定の走行
経路に沿って自走する台車と、この台車上に設けられた
現金受渡し機構と、を備えて構成されている。現金受渡
し機構としては、例えば紙幣を収納したカセットをAT
M側の紙幣収納部に対して脱着するものや、このカセッ
トとATM側の紙幣収納部との間で紙幣を一枚づつ充あ
るいは回収するものが提供されている。
【0006】上記のような構成の現金処理システムを例
えば銀行等の金融機関に設置した場合、受渡し装置に走
行経路を学習させるためのティーチング作業を行い、得
られた走行データを受渡し装置のメモリに格納する。
【0007】このティーチング作業では、設置場所にお
いて、係員が受渡し装置上に設けられた操作ボックスを
操作することにより、受渡し装置を所定の走行経路に沿
って実際に走行させ、その走行データをメモリに格納す
る。その際、走行経路上の複数箇所、例えば、回転動
作、現金受渡し動作を行うポイントを定め、各ポイント
で受渡し装置を停止させることにより、各ポイントの位
置、走行距離、そのポイントにおいて行う動作等をデー
タとして受渡し装置に格納する。また、現金受渡し動作
を行うポイントでは、ATMに対する受渡し装置の詳細
な位置決め動作を行い、そのデータを受渡し装置のメモ
リに格納する。
【0008】以上の操作によりティーチング作業が終了
し、以後、現金受渡し装置は、格納した走行データ、動
作データに基き、指定されたポイントまで自走し、自動
的に所定の処理動作を実行する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように構成された現金処理システムにおいて、上述した
受渡し装置のティーチング作業は全ての動作について行
われるため、作業が面倒で時間が掛かるという問題があ
る。特に、受渡し装置のメモリに全くデータが無い状態
からティーチングを開始し、かつ、設置場所において直
接、受渡し装置を作動しなければならず、走行経路が複
雑になる程、作業に時間が掛かる。
【0010】また、全てのティーチング作業は人手によ
って行われるため、係員の個人差が直接ティーチング精
度に影響し、均一なデータを得ることが困難となる。こ
の発明は以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、
受渡し装置のティーチング作業を容易にかつ高い精度で
行うことができ、設置が容易な取引媒体処理システム、
および取引媒体処理システムの設定方法を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る取引媒体処理システムは、設置面上
に設置され、それぞれ取扱媒体を処理する複数の処理装
置と、上記設置面上を任意の走行経路に沿って自走し、
上記処理装置との間で取扱媒体を受渡す受渡し装置と、
上記処理装置の配置に応じた上記受渡し装置の走行経
路、および走行距離を含む基準走行データを入力するた
めのデータ入力手段と、上記入力された基準走行データ
を格納する第1格納手段と、上記入力された基準走行デ
ータを上記受渡し装置に送信する送信手段と、を有する
主制御部と、を備え、上記受渡し装置は、上記設置面上
を自走可能な移動台車と、上記移動台車上に設けられ任
意の処理装置との間で取引媒体を受け渡す受渡し手段
と、目標物に対する受渡し装置の位置を検出する検出手
段と、上記送信手段から送信された上記基準走行データ
を格納する第2格納手段と、上記第2格納手段に格納さ
れた基準走行データに基き上記走行経路に沿って上記移
動台車を走行させるとともに、上記検出手段によって上
記処理装置を検知し、上記検出手段により検知されたデ
ータと上記基準走行データとが異なる場合、上記第2格
納手段に格納されている基準走行データを、上記検出手
段により検知されたデータに基いて補正し、補正された
基準走行データに基いて上記受渡し装置の動作を制御す
る第2制御部と、を備えていることを特徴としている。
【0012】この発明によれば、上記主制御部は、上記
媒体処理装置の配置を表示する表示部と、入力された基
準走行データを送信可能なデータに変換する変換部と、
を備えている。
【0013】この発明に係る取引媒体処理システムによ
れば、上記基準走行データは、上記移動台車の複数の停
止位置、各停止位置における受渡し装置の動作、およ
び、各停止位置における上記受渡し装置と、対応する処
理装置と、の相対位置関係を含み、上記検出手段は、上
記停止位置において、上記処理装置に対する受渡し装置
の相対位置関係を検出するセンサを有している。また、
上記第2制御部は、上記センサにより検出された相対位
置関係と上記入力された相対位置関係とを比較する手段
と、上記相対位置関係が相違する場合、上記相対位置関
係が上記入力された相対位置関係と一致するように、上
記基準走行データの走行距離、停止位置を補正する手段
と、を備えている。
【0014】この発明に係る取引媒体処理システムの設
定方法は、設置面上に設置されそれぞれ取扱媒体を処理
する複数の処理装置と、上記設置面上を任意の走行経路
に沿って自走し、上記処理装置との間で取扱媒体を受渡
す受渡し装置と、を備えた取引媒体処理システムの設定
方法において、上記処理装置の配置に応じた上記受渡し
装置の走行経路、および走行距離を含む所望の基準走行
データを主制御部に入力して格納し、上記格納した基準
走行データを上記受渡し装置に無線で送信して受渡し装
置に格納し、上記格納された基準走行データに基き、上
記受渡し装置を上記走行経路に沿ってテスト走行させ、
上記テスト走行の間、上記受渡し装置の検出手段によっ
て上記受渡し装置と検知し、上記検出手段によって検知
されたデータと、上記受渡し装置に格納されている上記
基準走行データとを比較して相違している場合、上記受
渡し装置に格納されている基準走行データを、上記検出
手段により検知されたデータに基いて補正し、上記補正
された基準走行データに基いて上記受渡し装置の動作を
制御することを特徴としている。
【0015】上記のように構成された取引媒体処理シス
テムおよび設定方法によれば、受渡し装置のティーチン
グ時、主制御部に基準走行データを入力し、この基準走
行データを受渡し装置に送信および格納する。そして、
受渡し装置は、格納された基準走行データに含まれる走
行経路、走行距離に従って自走する。その際、受渡し装
置は、検出手段によって目標物を検出しながら自走し、
検出したデータを取込んで格納する。その後、検出され
たデータと基準走行データとを比較し、相違している場
合には、検出されたデータに基いて基準走行データを補
正する。これにより、受渡し装置のティーチングが終了
する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながらこの発明
の実施の形態について詳細に説明する。図1は、この発
明に係る取引媒体処理システムとして、金融機関の営業
所に設置された現金処理システム全体の構成を概略的に
示している。
【0017】この営業所は、例えば4台の自動取引装置
(以下ATMと称する)10a、10b、10c、10
dが設置されて無人で取引が可能なキャッシュコーナ1
20、営業時間中に利用者に対して接客が行なわれるロ
ビー122、ロビーに対面して設けられたテラーカウン
タ124、係員の仕事を後方で支援する後方事務エリア
126、ATMの背面側に設けられ係員が作業を行なう
機械室128、更に、図示しない金庫等で構成されてい
る。キャッシュコーナ120とロビー122とを繋ぐ通
路には、営業時間が終了すると閉じられるシャッタ12
3が設けられている。このような営業所の構造は、建物
の大きさや部屋の形によってそれぞれ異なっている。
【0018】各部門には、取引媒体としての現金を取り
扱う種々の現金処理装置が設置されている。これらの現
金処理装置としては、キャッシュコーナ120に設置さ
れた上述の4台のATM10a、10b、10c、10
d、テラーカウンタ124に設けられた窓口入出金器1
30、後方事務エリア126に設置された現金出納整理
機132が用いられている。
【0019】そして、現金処理システムは、これらの現
金処理装置、およびこれらの現金処理装置に対し現金、
特に、紙幣を補充および回収する現金受渡し装置12を
備えて構成されている。
【0020】図2および図3に示すように、ATM10
aはほぼ矩形箱状の本体14を備え、キャッシュコーナ
120側に位置した本体の前面には、利用者に対面する
接客パネル15が設けられている。接客パネル15に
は、タッチパネルを兼ねた表示部16、扉17によって
開閉される紙幣入出金口18、硬貨入出金口19、カー
ド挿入口20、通帳挿入口21等が設けられている。
【0021】本体14内には、利用者に対して紙幣を入
出金するための紙幣取扱装置22、図示しない硬貨取扱
装置等が配設されている。これらの紙幣取扱装置22お
よび硬貨取扱装置はこの発明における現金収納部を構成
している。また、機械室128側に位置した本体14の
後面には、紙幣取扱装置22のカセット装填部23に対
向した挿通口24が形成され、この挿通口24は上下に
開く扉26によって開閉される。
【0022】なお、他のATM10b、10c、10d
も上述のATM10aと同様に構成されている。そし
て、これらのATM10aないし10dは、その後面が
平行に揃った状態で、営業所の床面25上に並んで設置
されている。また、窓口入出金器130および現金出納
整理機132もそれぞれ図示しない現金収納部およびこ
れに連通する挿入口を備えて構成されている。
【0023】図4に示すように、4台のATM10aな
いし10d、窓口入出金器130、および現金出納整理
機132は、それぞれLANアダプタ27を介してロー
カルエリアネットワーク(LAN)28に接続されてい
る。また、LAN28には、各ATM10aないし10
d、窓口入出金器130、および現金出納整理機132
を監視する運用管理端末としてパーソナルコンピュータ
等のサーバー30が接続されている。そして、このサー
バー30には、各ATM10aないし10d、窓口入出
金器130、および現金出納整理機132から送られた
動作状態、例えば障害発生状況や、取扱媒体としての紙
幣や硬貨の残量等がLAN28を介して随時報告され
る。
【0024】一方、図2および図4に示すように、現金
処理システムは、LAN28を介してサーバ30に接続
されたキャリアステーション32と、キャリアステーシ
ョン32からの指令に従い、営業所の床面25上を建物
の壁面、ATM10aないし10dの後面、窓口入出金
器130の後面、現金出納整理機132の前面、後方事
務エリア126に置かれたデスク側面等の対象面に沿っ
て自走し現金受渡し装置12として機能する移動台車か
らなるカセットキャリア34と、を備えている。
【0025】キャリアステーション32は、サーバー3
0との間で情報および指令の連絡を行なうCPU33、
現金処理システム全体の配置、つまり、レイアウトを入
力可能なモニタ35、種々のデータを入力するためのキ
ーボード等を有する入力部31、サーバー30からLA
N28を介して送られた指令や入力部31によって入力
されたデータを格納する第1格納手段としてのメモリ3
9を備えている。そして、入力されたデータはコンバー
タ36によって無線信号に変換され、無線モデム37、
アンテナ38を介してカセットキャリア34へ送信され
る。カセットキャリア34は、キャリアステーション3
2からの指令に従って所定の現金処理装置と対向する位
置まで自走し、この現金処理装置に対して現金の受渡し
を行なう。上述したキャリアステーション34は、サー
バ30と共に主制御部を構成している。
【0026】図2および図5に示すように、カセットキ
ャリア34は、台車本体として機能する台車40、この
台車40上にスライド機構42を介して支持され媒体保
持部あるいは現金保持部として機能する配送カセット4
3、台車40上に取り付けられてスライド機構42、配
送カセット43を覆ったほぼ矩形箱状のハウジング44
等を備えて構成されている。
【0027】図5ないし図7に示すように、台車40は
左右2つの駆動輪46a、46bおよび1つの従動輪4
7が取り付けられた矩形板状のベース45を有し、これ
らの車輪により床面25上を走行可能となっている。
【0028】一方の駆動輪46aは、ベース45上に設
けられたウォーム減速機48、カップリング49を介し
てサーボモータ50aに接続され、他方の駆動輪46b
もウォーム減速機48、カップリング49を介してサー
ボモータ50bに接続されている。そして、左右の駆動
輪46a、46bは独立した2つのサーボモータ50
a、50bによって別々に駆動され、これらサーボモー
タ50a、50bを正転/逆転および速度制御すること
により、台車40は床面25上を直線的あるいは曲線的
に往復走行することができる。
【0029】特に、左右の駆動輪46a、46bは、共
通の中心軸線Cの回りで回転自在に配設されている。そ
して、台車40は、2つの駆動輪46a、46bが同一
方向に回転駆動された場合、直線的に前進あるいは後進
し、また、2つの駆動輪が相反する方向へ回転駆動され
た場合、駆動輪46a、46bの中間において中心軸線
C上の支点Oを中心として定位置で回転することができ
る。
【0030】従動輪47はいわゆるキャスタ構造を有
し、台車40が曲線走行する際、あるいは前進から後進
に切り替わる際に対応できるように、軸51の回りで回
転自在にベース45に取り付けられている。軸51およ
び支点Oは、台車40の直線走行方向に沿って延びる台
車の中心軸L上に位置している。なお、駆動輪46a、
46b、従動輪47、ウォーム減速機48、サーボモー
タ50a、50bは、この発明における駆動手段を構成
している。
【0031】左右の駆動輪46a、46b間においてベ
ース45には回動自在な回動アーム52が支持され、こ
の回動アーム52の先端には摩擦車53が取り付けられ
ている。摩擦車53は床面25に接触して設けられ、台
車40の走行に連動して床面25上を転動する。また、
摩擦車53の回転は、ベルト54を介して、ベース40
上に設けられたエンコーダ55に伝達され、エンコーダ
55は伝達された回転を所定のパルス数としてカウント
し後述する制御部に入力する。
【0032】ベース45上には、駆動源として作用する
一対の充電式のバッテリ56が載置されている。これら
のバッテリ56は、サーボモータ50a、50bを駆動
するとともに、後述するようにカセットキャリア34の
他の電気系すべてに給電する。また、バッテリ56は、
ハウジング44の後面に設けられたコネクタ57(図5
参照)を、キャリアステーション32に設けられた給電
ソケット58(図2参照)に接続することによって充電
される。
【0033】図5に示すように、台車40の前後部には
それぞれバンパ60、61が取り付けられ、更に、バン
パ60、61の裏側には後述する圧力センサ62、63
がそれぞれ取り付けられている。そして、バンパ60、
61が異物や人体に接触して圧力が作用すると、圧力セ
ンサ62、63が反応し、これに応じて制御部によりサ
ーボモータ50a、50bが停止され、カセットキャリ
ア34の走行が停止される。
【0034】また、ハウジング44の前壁および後壁に
はそれぞれ反射型センサ64が設けられ、反射型センサ
64の検知範囲65であるカセットキャリア34の前後
約1mの範囲に人体等の反射物が出現すると、反射型セ
ンサはこれを検知して上記と同様にカセットキャリア3
4の走行を停止する。
【0035】このような圧力センサ62、63および反
射型センサ64のような安全装置に加えて、ハウジング
44の上面にはパトロールライト66が取り付けられて
いる。このパトロールライト66はカセットキャリア3
4の走行中に回転しながら点灯する。
【0036】また、ハウジング44は、台車40の直線
走行方向に沿って延びているとともに床面25に対して
垂直な側壁44aを備え、この側壁44aは、ATM1
0aないし10dの後面、窓口入出金器130の前面、
現金出納整理機132の全面とそれぞれ対向する。側壁
44aには、任意の現金処理装置、例えば、ATMに対
してカセットキャリ34を位置決めするための一対の反
射型距離センサ68a、68bが直線走行方向に沿って
所定の間隔を置いて取り付けられている。これらの反射
型距離センサ68a、68bは超音波センサで構成さ
れ、ハウジング44の側壁44aから測定対象面、つま
り、ATMの後面までの垂直方向距離をミリ単位で精密
に測定することができる。反射型距離センサ68a、6
8bは、この発明における距離測定部として機能し、後
述する距離測定回路106とともに検出手段を構成して
いる。
【0037】側壁44aの上部には赤外線リモコンの発
光部67aが設けられている。各ATM10aないし1
0dの後面には、発光部67からの赤外線を受信する受
光部67bが設けられ、受光部67bによって赤外線が
受信されるとATMの扉26が開けられ挿通口24が開
放される。
【0038】更に、ハウジング44の上面にはアンテナ
70が設けられ、このアンテナ70は後述するモデムに
接続されている。そして、アンテナ70を介して、キャ
リアステーション32とカセットキャリア34との間で
信号の送受信が行なわれる。また、ハウジング44の上
面には、係員が手動でカセットキャリア34を操作する
ための操作ノブ71が設けられている。
【0039】一方、図5および図8ないし図10に示す
ように、ハウジング44の側壁44aには矩形状の開口
44bが形成され、配送カセット43はこの開口44b
に対向した状態でハウジング44内に配設されている。
配送カセット43は開口44bを通過可能な大きさの矩
形箱状に形成され、その内部には多数の紙幣72が積層
状態で収納されている。
【0040】現金処理装置と対向する配送カセット43
の側壁43aの下部には搬出口73aが形成され、この
搬出口73a内には配送カセット43内の紙幣72を一
枚づつ取り出して対向する現金処理装置に補充する複数
の供給ローラ74aが設けられている。また、側壁43
aの上部には搬入口73bが形成され、この搬入口73
b内には対向する現金処理装置から排出された紙幣を受
け取って配送カセット43内に回収する複数の取り込み
ローラ74bが設けられている。
【0041】更に、側壁44aの中央部には現金処理装
置側から配送カセット43を制御するためのコネクタ7
6が設けられている。つまり、コネクタ76は、後述す
るように配送カセット43が例えばATMのカセット装
填部23に装着された際、ATMの紙幣取扱装置22に
接続され、コネクタ76を介してATM側から配送カセ
ット43の供給ローラ74aおよび取り込みローラ74
bの動作を制御することが可能となる。
【0042】配送カセット43は、カセットキャリア3
4と現金処理装置との間で配送カセットを移動させるス
ライド機構42、現金処理装置の挿通口24およびカセ
ット装填部23に対する配送カセット43の位置を微調
整する位置調整手段としての微調整機構78、および支
持フレーム80を介して台車40のベース45上に支持
されている。
【0043】詳細に述べると、図8および図9に示すよ
うに、支持フレーム80はベース45上に立設され、微
調整機構78は、この支持フレーム80上に載置された
下テーブル82および上テーブル83を備えている。下
テーブル82はリニアスライダ84を介して支持フレー
ム80上に載置され、X方向に沿って往復動可能となっ
ている。そして、下テーブル82は、支持フレーム80
上に設置されたモータ86によりボールネジ85を介し
てX方向に往復移動される。
【0044】下テーブル82上に配置された上テーブル
83は、Y方向に延びるボールネジ87aないし87d
によってその4隅が下テーブルに支持されている。これ
らのボールネジ87aないし87dは上テーブル83上
に取り付けられた4つのモータ88aないし88dにそ
れぞれ接続され、各モータ88aないし88dを駆動す
ることにより上テーブル83の4隅をそれぞれ独立して
上下動、つまり、Y方向へ移動させることができる。
【0045】例えば、上テーブル83が水平な状態で4
つのモータ88aないし88dを同量回転させると、上
テーブル83は水平状態のまま上下移動する。また、図
2に示すXYZ座標を用いる場合、モータ88aおよび
88bを同時に回転させると、上テーブル83はX軸を
中心としてTz方向にチルトし、モータ88aおよび8
8cを同時に回転されると、上テーブル83はZ軸を中
心としてTy方向にチルトする。
【0046】従って、モータ86および4つのモータ8
8aないし88dを制御することにより、上テーブル8
3をX方向、Y方向に平行移動できるとともに、Tzお
よびTy方向にチルトさせることができる。
【0047】スライド機構42は、上テーブル83に立
設された一対の支柱90にそれぞれ取り付けられた左右
のスライドレール91a、91bと、これらのスライド
レール91a、91bに支持されたベース板92とを有
している。各スライドレール91a、91bはZ方向に
延び、それにより、ベース板92はZ方向へ往復移動可
能となっている。そして、このベース板92上に配送カ
セット43が載置されている。
【0048】図10に示すように、スライド機構42の
駆動部94は、上テーブル83上に設けられたモータ9
4、大プーリ95、および複数の小プーリ96aないし
96dを備え、モータ94と大プーリ95とには駆動ベ
ルト97が巻装され、大プーリと小プーリとにはベルト
98が巻装されている。このベルト98の一部は、連結
部98aを介してベース板92に連結されている。小プ
ーリ96aないし96dの内、小プーリ96b、96c
は上テーブル83上をZ方向に沿って往復動自在に設け
られている。
【0049】そして、モータ94により駆動ベルト97
を介して大プーリ95を回転させると、ベルト98が走
行し、連結部98aを介してベース板92がZ方向に移
動される。この際、小プーリ96b、96cは動滑車的
に移動し、連結部98aおよびベース板83は大きなス
トロークでZ方向に往復動することができる。それによ
り、ベース板92上に載置された配送カセット43は、
ハウジング44内に収納された図5(b)に2点鎖線で
示す収納位置と、ハウジング44から外方に突出し任意
の現金処理装置のカセット装填部23に装填可能な図5
(b)に実線で示す装填位置との間を移動される。
【0050】なお、スライド機構42は、配送カセット
43の供給ローラ74aおよび取り込みローラ74bと
ともにこの発明における受渡し手段を構成している。ま
た、配送カセット43を現金処理装置のカセット装填部
23に対して高精度で位置決めするため、上テーブル8
3上に現金処理装置側に向かって一対の反射型センサ1
00a、100bが設けられ、更に、ベース板92上に
現金処理装置側に向かって1つの反射型センサ102が
設けられている。
【0051】図11は上記のように構成されたカセット
キャリア34の制御系の構成を概略的に示している。つ
まり、カセットキャリア34は、マイクロコンピュータ
を主体として構成され第2制御部として機能する制御部
104を備え、この制御部はROM105に格納された
制御プログラムに従って上述した種々の機構の動作を制
御する。制御部104には、反射型距離センサ68a、
68bからの信号に基づいて測定対象面に対するカセッ
トキャリア34の距離、傾き(平行度)を測定する距離
測定回路106、距離測定回路106による測定結果に
応じて、駆動輪46a、46bを駆動するモータ50
a、50bの回転を制御するサーボ回路107、エンコ
ーダ55、バッテリ56、反射型センサ64、圧力セン
サ62、63、およびパトロールライト66が接続され
ている。
【0052】また、制御部104には、微調整機構78
のモータ86およびモータ88aないし88dを駆動す
るドライバー108、110、反射型センサ100a、
100b、102、アンテナ70に無線信号を送るモデ
ム112、赤外線リモコンの発光部67a、およびカセ
ットキャリア34の走行経路、走行距離、停止位置、停
止位置における動作等の走行データを記憶する第2格納
手段としてのメモリ114が接続されている。
【0053】次に以上のように構成された現金処理シス
テムの動作について説明する。まず、現金処理シテムス
を金融機関等に設置した後、実際の運用動作を開始する
前にカセットキャリア34のティーチング作業を行な
う。つまり、キャリアステーション32から各ATM1
0aないし10d、窓口入出金器130、現金出納整理
機132に対向する位置までの走行経路、走行距離、停
止位置、および各停止位置における所定動作をカセット
キャリア34に学習させる。
【0054】この場合、図12に示すように、まず、キ
ャリアステーション32の入力部31により現金処理シ
ステム全体のレイアウトを入力しモニタ35に表示す
る。続いて、入力部31により、レイアウトに応じたカ
セットキャリア34の走行経路、走行経路上における複
数の停止位置、各停止位置までの走行距離、各停止位置
におけるカセットキャリアの処理動作等を含む走行デー
タを入力する。なお、走行データの入力は、サーバ30
により行ってもよい。
【0055】走行経路としては、例えば、キャリアステ
ーション32の設置位置を基準位置として図1に矢印で
示すような経路を設定し入力する。また、停止位置とし
ては、各現金処理装置と対向する位置、走行経路が屈曲
あるいは湾曲している位置をそれぞれ選択するととも
に、走行経路に沿った基準位置から各停止位置までの走
行距離を入力する。更に、各停止位置における動作とし
て、現金処理装置と対向する停止位置においては、現金
処理装置とカセットキャリア34との間で行う現金受渡
し操作に必要な種々の動作指令データを入力し、屈曲あ
るいは湾曲位置においては、カセットキャリアの回動動
作に必要な動作指令データを入力する。
【0056】図12は、各ATM10aないし10dに
対して設定したカセットキャリア34の停止位置の一例
を示している。この場合、カセットキャリア34がキャ
リアステーション32にドッキングしている時のカセッ
トキャリア34の後面の位置を基準位置Rとし、ATM
10dのキャリアステーション32側の側面に対するカ
セットキャリア34の反射型距離センサ68aのX方向
距離Lが3cm程度となる時のカセットキャリア後面の
位置をATM10dに対するカセットキャリア34の停
止位置Dとして入力し、同時に、基準位置Rから停止位
置Dまでの走行距離DR、停止位置Dにおけるカセット
キャリア34とATM10dとの距離dを入力する。
【0057】同様に、ATM10c、10b、10aに
対して反射型距離センサ68aのX方向距離Lが3cm
程度となる時のカセットキャリア後面の位置を、それぞ
れATM10c、10b、10aに対するカセットキャ
リア34の停止位置C、B、Aとし、各停止位置間の走
行距離DC、CB、BA、および各停止位置におけるカ
セットキャリアとATMとの間の距離を入力する。な
お、走行距離は、カセットキャリア34のエンコーダ5
5に対応した回転パルス数として入力することが望まし
い。
【0058】図12に示すように、走行データの入力終
了後、CPU33は、入力された走行データを予め定め
られた基準データと比較し、最低限必要な規定に適合し
ているか否か判断する。そして、適合している場合、入
力された走行データは、メモリ39に格納される。更
に、CPU33は、入力された走行データをコンバータ
36によって無線信号に変換し、変換されたデータもメ
モリ39に格納する。
【0059】次に、CPU33は、モデム37およびア
ンテナ38を介してカセットキャリア34と無線により
接続し、カセットキャリア34のメモリ114に、既に
走行データが格納されているか否かを検査する。そし
て、既存の走行データが無い場合、CPU33は、新し
い走行データをカセットキャリア34に送信する。ま
た、カセットキャリア34のメモリ114に既存の走行
データが格納されている場合、CPU33は、この走行
データが消去可能であるか否かを判断し、可能な場合は
消去した後、新しい走行データをカセットキャリア34
に送信する。既存の走行データが消去不可の場合、送信
動作を停止する。
【0060】カセットキャリア34は、キャリアステー
ション32から受信した走行データを基本走行データと
してメモリ114に格納する。その後、カセットキャリ
ア34の制御部104は、送信された基準走行データに
基いてカセットキャリアを駆動し、全走行経路に沿って
カセットキャリアを1回テスト走行させる。
【0061】テスト走行において、カセットキャリア3
4は、反射型距離センサ68a、68bによって壁面、
ATMの後面等の目標物を検知しながら、かつ、摩擦車
53の回転に伴ってエンコーダ55から発生する回転パ
ルスに従って走行距離を測定しながら走行する。そし
て、カセットキャリア34は、基準走行データに従って
実際に走行可能であるか否かを判断する。すなわち、カ
セットキャリア34が壁や現金処理装置に衝突する恐れ
はないか、あるいは、ある現金処理装置から所定距離以
上離れてしまわないか等を判断する。
【0062】走行不能な場合、カセットキャリア34は
動作を停止し、その旨をキャリアステーション32に送
信する。一方、走行可能な場合、カセットキャリア34
は実測したデータを取込んでメモリ114に格納し、各
停止位置における実測データと、メモリ114に格納さ
れている基準走行データとを比較して相違している場合
には実測データに合わせて基準走行データを補正する。
すなわち、基準走行データによって特定されている各停
止位置において、カセットキャリア34と、対応する現
金処理装置との相対位置関係を実測し、その実測データ
が基準走行データの一部として設定されている所定の相
対位置関係と一致しているか否かを検出し、不一致の場
合には、実測データに合わせて基準走行データ内の停止
位置、走行距離等を補正する。
【0063】例えば、図13において、基準走行データ
に基いた停止位置Dで反射型距離センサ68a、68b
により実測した距離Lおよび間隔dと、基準走行データ
内で予め設定されている所定値とを比較し、相違してい
る場合には、距離Lおよび間隔dがそれぞれ所定値と一
致するように、メモリ114に格納されている基準走行
データの内、停止位置Dおよび走行距離DRに関するデ
ータを上記実測値に応じて補正する。
【0064】以上の動作によりカセットキャリア34の
ティーチング作業が終了し、その後、実際の運用動作が
開始される。通常の動作において、サーバー30は各A
TM10aないし10dの動作状態、および窓口入出金
器130、現金出納整理機132の動作状態を監視し、
サーバー30には、これらの現金処理装置の動作状態、
例えば障害発生状況や、取扱媒体としての紙幣や硬貨の
残量等がLAN28を介して随時報告される。
【0065】サーバー30はこれらの情報に基づき、ど
の現金処理装置の紙幣残量が少なく、どの現金処理装置
の紙幣残量が多いかを認識し、更に、今後どの現金処理
装置が多く利用されるかという予測情報も勘案して最終
的にどの現金処理装置から紙幣を回収しどの現金処理装
置へ紙幣を充填するかを決定する。例えば、ATM10
dから紙幣を回収してATM10cへ充填する場合、サ
ーバー30はその旨の指令を発する。
【0066】この指令はLAN28を介してキャリアス
テーション32およびATM10d,10cへ入力され
る。ATM10d、10cは、紙幣の受渡しのためにカ
セットキャリア34が到着するまで待機状態となる。但
し、待機状態においても、各ATM10d、10cは利
用者との取引が可能となっている。
【0067】キャリアステーション32に入力された指
令はCPU33、コンバータ36、モデム37、アンテ
ナ38を介して送信され、更に、カセットキャリア34
のアンテナ70、モデム112を介して制御部104に
入力される。
【0068】これに応じて制御部104はモータ50
a、50bによって駆動輪46a、46bを正転させ、
メモリ114に格納されている基準走行データに基い
て、カセットキャリア34をATM10dに向かって走
行させる。カセットキャリア34の走行に伴って摩擦車
53が回転しエンコーダ55が回転パルスを発生する。
そして、制御部104は、エンコーダ55のパルス数が
基準走行データに基く所定のパルス数、つまり、RDの
パルス数に達した時点でモータ50a、50bの駆動を
停止する。それにより、カセットキャリア34はATM
10dに対応する停止位置Dに停止する。
【0069】続いて、制御部104は、反射型距離セン
サ68bからの検出信号に応じてカセットキャリア34
とATM10d後面との間の距離dが所定の値であるこ
とを確認しながら、反射型距離センサ68aによってA
TM10dのキャリアステーション32側の側縁Eが検
出されるまで、カセットキャリア34を停止位置Dから
更に走行させる。そして、制御部104は、側縁Eが検
出された位置から、予めROM105に格納されている
プログラムに従った所定距離だけ、つまり、所定のパル
ス数だけカセットキャリア34を走行させた後停止す
る。それにより、カセットキャリア34は、ATM10
dに対して紙幣の受渡しが可能な所定の停止位置に停止
される。
【0070】カセットキャリア34が所定の停止位置に
停止すると、制御部104は、反射型距離センサ68
a、68bからの検出信号に基づき、反射型距離センサ
68aからATM10d後面までの距離d1、反射型距
離センサ68bからATM10d後面までの距離d2を
測定し、距離d1、d2が予め設定された所定の距離に
一致しているか、およびATM10dの後面に対するカ
セットキャリア34の傾き、つまり、平行度を測定す
る。そして、距離d1、d2の少なくとも一方が所定距
離と異なる場合、あるいはカセットキャリア34がAT
M後面に対して傾いている場合、つまり、カセットキャ
リア34が所定の停止位置からずれている場合、制御部
104は後述する工程によりずれを補正してカセットキ
ャリア34を所定の停止位置に位置決めする。
【0071】以上の動作により、カセットキャリア34
は、その開口44bがATM10dの挿通口24とほぼ
対向する位置へ移動および位置決めされる。この状態
で、赤外リモコンの発光部67aから扉26の開放信号
が出力され、ATM10dは、受光部67bで開放信号
を受信した時点で扉26を開け挿通口24を開放する。
【0072】次に、制御部104は、反射型センサ10
0a、100b、102からの検出信号によって下テー
ブル82および上テーブル83とATM10dの挿通口
24との間の位置ずれを測定し、ずれている場合には微
調整機構78によって下テーブル82をX方向、上テー
ブル83をY方向、Tzチルト、Tyチルトさせること
により、位置ずれを精密に補正する。従って、上テーブ
ル83上に載置された配送カセット43は、挿通口24
および紙幣取扱装置22のカセット装填部23に対して
正確に位置決めされる。
【0073】上述した微調整が終了した後、制御部10
4はスライド機構42を作動させて配送カセット43を
ハウジング44内の収納位置から装填位置へ移動させ
る。それにより、配送カセット43はATM10dの挿
通口24を通過し、紙幣取扱装置22のカセット装填部
23に装填され、また、配送カセット43のコネクタ7
6は紙幣取扱装置22に接続される。
【0074】装填作業が終了すると、制御部104によ
り終了信号がモデム112およびアンテナ70を介して
キャリアステーション32に送信され、更に、LAN2
8を介してサーバー30へ入力される。これを受けたサ
ーバー30は、ATM10dに対して配送カセット43
の装填終了を連絡し、ATM10dの紙幣取扱装置22
に、例えば、400枚の紙幣を回収する旨の指示を入力
する。
【0075】これに応じて、紙幣取扱装置22はその内
部に収容している紙幣を排出するとともに、配送カセッ
ト43の取り込みローラ74bを駆動して指定枚数分の
紙幣を配送カセット43内に回収する。なお、利用者に
よりATM10dが使用されている場合には、その取引
が終わった後に上記回収動作が開始される。
【0076】回収動作が終了すると、ATM10dから
サーバー30へ終了報告がなされ、この報告を受けたサ
ーバー30はLAN28およびキャリアステーション3
2を介して終了信号をカセットキャリア34へ送る。こ
れに応じて、カセットキャリア34の制御部104はス
ライド機構42を駆動して配送カセット43を装填位置
から収納位置へ移動させ、ATM10dからハウジング
44内へ収容する。
【0077】続いて、制御部104は上記と同様の動作
によりカセットキャリア34をATM10cに対する停
止位置Cまで移動させた後、ATM10cに対して所定
の停止位置に位置決めおよび微調整し、配送カセット4
3をATM10cの紙幣取扱装置22のカセット装填部
23に装填する。そして、配送カセット43内の紙幣を
ATM10cの紙幣取扱装置22に所定枚数充填した
後、カセットキャリア34は基準位置Rへ戻される。
【0078】一方、カセットキャリア34が所定の停止
位置からずれて停止した場合の補正動作について説明す
る。例えば、カセットキャリア34がキャリアステーシ
ョン32からATM10dに対する所定の停止位置に移
動するまでの過程で、床面25の摩擦係数の変動により
従動輪47の向きが変わり、図14に示すように、カセ
ットキャリア34の前端部が揺動した場合を想定する。
【0079】図14において、2点鎖線で示した位置が
ATM10dに対する所定の停止位置を示している。カ
セットキャリア34がこの所定の停止位置に正しく停止
した場合、カセットキャリ34の中心軸Lは所定の基準
軸Rと同軸状に位置するとともに、カセットキャリア3
4の回転支点Oは基準軸R上の基準支点CRと一致し、
それにより、カセットキャリア34の側壁44aはAT
M10dの後面に対して平行に、かつ、所定距離dだけ
離間して対向する。
【0080】そして、カセットキャリア34が実際には
所定の停止位置からずれて図14に実線で示す位置に停
止した場合、制御部104は以下のようにずれ量を測定
した後に補正動作を実行する。
【0081】図14および図15に示すように、まず、
制御部104は、反射型距離センサ68a、68bから
の検出信号に基づき、カセットキャリア34の側壁44
aに対して垂直な方向に沿った反射型距離センサ68a
からATM10d後面までの距離d1、反射型距離セン
サ68bからATM10d後面までの距離d2を測定
し、距離d1、d2が互いに異なる場合および予め設定
された所定の距離に一致していない場合、ずれ角度θお
よびずれ距離Δdを測定する。
【0082】カセットキャリア34の直線走行方向に沿
った反射型距離センサ68a、68b間の距離をWとす
ると、ずれ角度θが0度に近い場合、 ずれ角度: d1−d2=W tanθ ずれ距離: Δd=(d1+d2)/2 − d から求めることができる。
【0083】図15ないし図17に示すように、制御部
104は、測定したずれ角度およびずれ距離が許容値以
下であるかを判断し、許容値以下の場合には補正動作を
実行せず次の動作に移る。また、許容値よりも大きい場
合、制御部104は、補正回数nを1カウントアップし
た後、ROM105に格納されている制御プログラム内
の回転量テーブルを検索する。この回転量テーブルは、
測定したずれ角度θを四捨五入して得られた1度おきの
値に対して、特定の補正数値Rを与えるテーブルであ
る。そして、制御部104は、測定したずれ角度θに対
応する補正値Rを求め、この補正値Rに基づいてカセッ
トキャリア34を回転させる。
【0084】詳細には、図16(b)に示すように、制
御部104は補正値Rに応じた量だけ駆動輪46aを正
転および駆動輪46bを逆転する。それにより、カセッ
トキャリア34は、支点Oを中心として角度θだけ反時
計方向に回転し、カセットキャリアの側壁44aはAT
M10dの後面と平行となる。
【0085】続いて、図16(c)に示すように、制御
部104は駆動輪46a、46bを正転駆動し、カセッ
トキャリア34を補正距離A=Δd/tanθだけ前進
させた後、図17(a)に示すように、上述した補正値
Rに応じて量だけ駆動輪46aを正転および駆動輪46
bを逆転駆動し、カセットキャリア34を支点Oを中心
として角度θだけ反時計方向に回転させる。
【0086】次に、制御部104は、図17(e)に示
すように、駆動輪46a、46bを逆転駆動し上記の補
正距離Aと等しい距離だけカセットキャリア34を後退
させる。それにより、カセットキャリア34の回転支点
Oが基準支点CRと一致する。この状態で、制御部10
4は、図17(f)に示すように、上述した補正値Rに
応じた量だけ駆動輪46aを逆転および駆動輪46bを
正転駆動し、カセットキャリア34を支点Oを中心とし
てマイナス方向、つまり、時計方向に角度θだけ回転さ
せる。
【0087】それにより、カセットキャリア34は、そ
の側壁44aがATM10dの後面に対して平行に、か
つ、所定の距離dだけ離間して対向する所定の停止位置
に復帰し、補正動作が終了する。1回の補正動作では所
定の停止位置に復帰にない場合、再度上述した補正動作
を実行し、それでも補正できない場合にはエラーとして
補正動作を終了する。
【0088】なお、上述した説明では、カセットキャリ
ア34とATMとの間における現金の受渡し動作および
補正動作について説明したが、窓口入出金器130、現
金出納整理機132等の他の現金処理装置との間につい
ても同様の受渡し動作および補正動作が行なわれる。
【0089】以上のように構成された現金処理システム
およびその設定方法によれば、カセットキャリア34の
ティーチング時、走行経路、走行距離等の基本的な走行
データをキャリアステーション32上で作成しカセット
キャリアに入力できることから、設置場所において人手
により直接カセットキャリアを操作してティーチングす
る必要がなく、従来に比較して、ティーチング作業を容
易にかつ短時間で行うことができる。
【0090】また、人手による従来のティーチング作業
に比較して、係員の主観による誤差、単純操作ミスによ
る誤差等の個人差をなくすことができ、精度の高いティ
ーチングが可能となり、動作の信頼性を向上することが
できる。更に、特別な熟練を要することなく誰でも比較
的容易にティーチング作業を行うことが可能となる。
【0091】なお、この発明は上述した実施の形態に限
定されることなく、この発明の範囲内で種々変形可能で
ある。例えば、上記実施の形態において、複数のATM
は直線的に配列され、カセットキャリア34も直線的に
往復移動する構成としたが、必要に応じて複数のATM
を曲線的あるいは屈曲して配置するようにしてもよく、
この場合においても、カセットキャリア34はティーチ
ングを容易に行うことができる。
【0092】現金処理システムは現金処理装置として、
他の機器、例えば、現金計数装置等を含んで構成されて
いてもよい。また、取扱媒体は紙幣に限らず、硬貨、通
帳、カード、ジャーナル用紙等種々のものに適用するこ
とが可能であり、かつ、複数種類の取扱媒体を一度に取
扱ようにしてもよい。
【0093】更に、上記実施の形態では、現金受渡し装
置によりいずれかのATMから現金を回収し、回収した
現金を他のATMに充填する動作を示したが、これに限
らず、現金受渡し装置によって、現金処理装置からの現
金の回収、あるいは現金処理装置への現金の充填のみを
行なうようにしてもよい。
【0094】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、受渡し装置のティーチング時、主制御部により作成
した基本的な走行データを受渡し装置に入力する構成と
したことから、受渡し装置のティーチング作業を容易に
かつ高い精度で行うことができ、設置が容易な取引媒体
処理システム、および取引媒体処理システムの設定方法
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る現金処理システム
全体を概略的に示す斜視図。
【図2】上記現金処理システムにおけるATM部分と受
渡し装置とを拡大して示す斜視図。
【図3】現金自動取引装置の外観を示す斜視図。
【図4】上記現金処理システム全体の構成を概略的に示
すブロック図。
【図5】図5(a)は上記現金処理システムのカセット
キャリアの平面図、図5(b)は上記カセットキャリア
の側面図、図5(c)は上記カセットキャリアの正面図
である。
【図6】上記カセットキャリアの台車の平面図。
【図7】上記台車を一部破断して示す側面図。
【図8】上記カセットキャリアの配送カセット、スライ
ド機構、および微調整機構を示す正面図。
【図9】上記微調整機構の一部を概略的に示す斜視図。
【図10】上記スライド機構の駆動部を示す平面図。
【図11】上記カセットキャリア全体の構成を概略的に
示すブロック図。
【図12】上記カセットキャリアのティーチング工程を
示すフローチャート。
【図13】上記ティーチング工程における現金自動取引
装置に対するカセットキャリアの停止位置を説明するた
めの概略図。
【図14】上記カセットキャリアが所定の停止位置に対
してずれて停止した状態を示す平面図。
【図15】カセットキャリアの位置ずれを補正する補正
動作を示したフローチャート。
【図16】カセットキャリアの位置ずれを補正するため
の補正動作を示す平面図。
【図17】カセットキャリアの位置ずれを補正するため
の補正動作を示す平面図。
【符号の説明】
10a、10b,10c、10d…自動取引装置 12…現金受渡し装置 22…紙幣取扱装置 24…挿通口 25…床面 30…サーバー 31…入力部 32…キャリアステーション 34…カセットキャリア 35…モニタ 36…コンバータ 39…メモリ 40…台車 50a、50b…サーボモータ 68a、68b…反射型距離センサ 104…制御部 114…メモリ 132…現金出納整理機

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】設置面上に設置され、それぞれ取扱媒体を
    処理する複数の処理装置と、 上記設置面上を任意の走行経路に沿って自走し、上記処
    理装置との間で取扱媒体を受渡す受渡し装置と、 上記処理装置の配置に応じた上記受渡し装置の走行経
    路、および走行距離を含む基準走行データを入力するた
    めのデータ入力手段と、上記入力された基準走行データ
    を格納する第1格納手段と、上記入力された基準走行デ
    ータを上記受渡し装置に送信する送信手段と、を有する
    主制御部と、を備え、 上記受渡し装置は、上記設置面上を自走可能な移動台車
    と、上記移動台車上に設けられ任意の処理装置との間で
    取引媒体を受け渡す受渡し手段と、目標物に対する受渡
    し装置の位置を検出する検出手段と、上記送信手段から
    送信された上記基準走行データを格納する第2格納手段
    と、上記第2格納手段に格納された基準走行データに基
    き上記走行経路に沿って上記移動台車を走行させるとと
    もに、上記検出手段によって上記処理装置を検知し、上
    記検出手段により検知されたデータと上記基準走行デー
    タとが異なる場合、上記第2格納手段に格納されている
    基準走行データを、上記検出手段により検知されたデー
    タに基いて補正し、補正された基準走行データに基いて
    上記受渡し装置の動作を制御する第2制御部と、を備え
    ていることを特徴とする取引媒体処理システム。
  2. 【請求項2】上記主制御部は、上記媒体処理装置の配置
    を表示する表示部と、入力された基準走行データを送信
    可能なデータに変換する変換部と、を備えていることを
    特徴とする請求項1に記載の取引媒体処理システム。
  3. 【請求項3】上記基準走行データは、上記移動台車の複
    数の停止位置、各停止位置における受渡し装置の動作、
    および、各停止位置における上記受渡し装置と、対応す
    る処理装置と、の相対位置関係を示すデータを含み、 上記検出手段は、上記停止位置において、上記処理装置
    に対する受渡し装置の相対位置関係を検出するセンサを
    有し、 上記第2制御部は、上記センサにより検出された相対位
    置関係と上記入力された相対位置関係とを比較する手段
    と、上記比較した相対位置関係が互いに相違する場合、
    上記処理装置と受渡し装置との相対位置関係が上記入力
    された相対位置関係と一致するように、上記基準走行デ
    ータの走行距離、停止位置を補正する手段と、を備えて
    いることを特徴とする請求項1又は2に記載の取引媒体
    処理システム。
  4. 【請求項4】上記検出手段は、上記移動台車の走行方向
    に沿って互いに離間して設けられた一対の距離測定セン
    サを有し、上記処理装置に対する上記受渡し装置の距離
    および傾きを検出することを特徴とする請求項3に記載
    の取引媒体処理システム。
  5. 【請求項5】上記移動台車は、独立して回転自在な一対
    の駆動輪が設けられた台車本体と、上記台車本体に設け
    られ、上記駆動輪を同一方向へ回転駆動することにより
    移動台車を直線走行させるとともに、上記駆動輪を互い
    に相反する方向へ回転駆動することにより上記移動台車
    を定位置で回転させる駆動手段と、を備えていることを
    特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の取
    引媒体処理システム。
  6. 【請求項6】現金を収納した現金収納部および上記現金
    収納部に対して現金を出し入れするための挿通口をそれ
    ぞれ備えているとともに設置面上に設置された複数の現
    金処理装置と、 上記設置面上を任意の走行経路に沿って自走し、上記現
    金処理装置との間で現金を受渡す受渡し装置と、 上記現金処理装置の配置に応じた上記受渡し装置の走行
    経路、および走行距離を含む基準走行データを入力する
    ためのデータ入力手段と、上記入力された基準走行デー
    タを格納する第1格納手段と、上記入力された基準走行
    データを上記受渡し装置に送信する送信手段と、を有す
    る主制御部と、 を備え、 上記受渡し装置は、上記設置面上を自走可能な移動台車
    と、上記移動台車上に設けられ任意の現金処理装置との
    間で現金を受け渡す受渡し手段と、目標物に対する受渡
    し装置の位置を検出する検出手段と、上記送信手段から
    送信された上記基準走行データを格納する第2格納手段
    と、上記第2格納手段に格納された基準走行データに基
    き上記走行経路に沿って上記移動台車を走行させるとと
    もに、上記検出手段によって上記現金処理装置を検知
    し、上記検出手段により検知されたデータと上記基準走
    行データとが異なる場合、上記第2格納手段に格納され
    ている基準走行データを、上記検出手段により検知され
    たデータに基いて補正し、補正された基準走行データに
    基いて上記受渡し装置の動作を制御する第2制御部と、
    を備えていることを特徴とする取引媒体処理システム。
  7. 【請求項7】設置面上に設置されそれぞれ取扱媒体を処
    理する複数の処理装置と、上記設置面上を任意の走行経
    路に沿って自走し、上記処理装置との間で取扱媒体を受
    渡す受渡し装置と、を備えた取引媒体処理システムの設
    定方法において、 上記処理装置の配置に応じた上記受渡し装置の走行経
    路、および走行距離を含む所望の基準走行データを主制
    御部に入力して格納し、 上記格納した基準走行データを上記受渡し装置に無線で
    送信して受渡し装置に格納し、 上記格納された基準走行データに基き、上記受渡し装置
    を上記走行経路に沿ってテスト走行させ、 上記テスト走行の間、上記受渡し装置の検出手段によっ
    て上記処理装置を検知し、 上記検出手段によって検知されたデータと、上記受渡し
    装置に格納されている上記基準走行データとを比較して
    相違している場合、上記受渡し装置に格納されている基
    準走行データを、上記検出手段により検知されたデータ
    に基いて補正し、 上記補正された基準走行データに基いて上記受渡し装置
    の動作を制御することを特徴とする取引媒体処理システ
    ムの設定方法。
  8. 【請求項8】上記基準走行データとして、上記受渡し装
    置の複数の停止位置、各停止位置における受渡し装置の
    動作、および、各停止位置における上記受渡し装置と、
    対応する処理装置と、の相対位置関係を含むデータを上
    記主制御部に入力し、 上記テスト走行時、上記検出手段により、各停止位置に
    おける上記処理装置と受渡し装置との相対位置関係を検
    出し、 上記検出手段により検出された相対位置関係が上記基準
    走行データにおける相対位置関係と相違する場合、上記
    停止位置における上記受渡し装置と処理装置との相対位
    置関係が上記基準走行データの相対位置関係と一致する
    ように、上記基準走行データの走行距離、停止位置を補
    正することを特徴とする請求項1に記載の取引媒体処理
    システムの設定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002083340A (ja) * 2000-09-05 2002-03-22 Oki Electric Ind Co Ltd 紙幣入出金装置

Cited By (2)

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JP4556309B2 (ja) * 2000-09-05 2010-10-06 沖電気工業株式会社 紙幣入出金装置

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