JPH11228694A - ポリイミド組成物 - Google Patents

ポリイミド組成物

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JPH11228694A
JPH11228694A JP3722098A JP3722098A JPH11228694A JP H11228694 A JPH11228694 A JP H11228694A JP 3722098 A JP3722098 A JP 3722098A JP 3722098 A JP3722098 A JP 3722098A JP H11228694 A JPH11228694 A JP H11228694A
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film
minutes
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polyimide composition
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好史 岡田
Hitoshi Nojiri
仁志 野尻
Kosaku Nagano
広作 永野
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    • H05K1/03Use of materials for the substrate
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  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルムの凝集破壊を防ぎ、銅箔パターンと
カバーレイの接着強度が改善され、保護する基材とポリ
イミドレジストの接着強度が改善されたポリイミド組成
物を提供すること。 【解決手段】 分子量分布(Mw/Mn)が1.3以上
5.0以下であり、Mw(重量平均分子量)の範囲が1
0,000以上1,000,000以下でありかつ含ま
れる水分量が5%未満であるポリアミド酸を脱水閉環し
て得られるポリイミド組成物であって、そのポリイミド
組成物の硫酸溶解時の固有粘度が0.5以上でありかつ
焼成段階において250℃に達したときにイミド化率が
90%以上であるポリイミド組成物よりなるフィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリイミド組成物に
関し、詳しくは、半導体デバイスの組み立て工程におい
て、デバイスの多ピン化、小型化、高密度実装に際し、
注目されているTAB(Tape Automated Bonding)方式
に用いられるフィルムキャリアテープ(FCテープ)用
ベースフィルム、及びフレキシブルプリント基板(FP
C)用ベースフィルムに有用な接着性が改善され且つ、
靭性の改善されたフィルム、インク、及びレジストの用
途に適するポリイミド組成物に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】近年、各
種電子機器において、プリント基板及び接続ケーブルと
して柔軟性に優れているフレキシブルプリント基板(以
下FPCという。)が多く使用されている。FPCは、
長尺の絶縁材であるベースフィルムをロールツーロール
で、接着剤塗布・乾燥、銅箔ラミネーティング・接
着剤硬化、配線パターン形成(レジスト塗布・銅のエ
ッチング・レジスト剥離)というような加工工程より製
造される。
【0003】また近年、半導体デバイスの多ピン化、小
型化、高密度実装に対応できる技術として、長尺の絶縁
フィルムにLSI等の半導体チップを搭載するための孔
(デバイスフォール)を設け、その上に非常に薄い銅箔
リードを形成し、このリードを介してLSI等とプリン
ト配線板等を接続するTAB技術が注目されている。T
ABテープの加工工程は、テープ状のベースフィルム
に接着剤層と保護層を設けたフィルムキャリアテープ
(FCテープ)をパンチングによりスプロッケトホー
ル、デバイスホールを形成する工程、保護層を除去し
た後、銅箔ラミネーティング後、接着剤を硬化する工
程、配線パターン形成工程(レジスト塗布、銅のエッ
チング、レジスト剥離)、メッキ処理工程、インナ
ーリードボンディング工程、樹脂封止工程、パンチ
ング工程、アウターリードボンディング工程の8工程
で行われ、LSIが実装されるのである。
【0004】FPC及びTABテープともに絶縁材であ
るフィルムに接着剤により銅箔が接着されており、その
銅箔は近年の電子機器の小型化、高密度化により、非常
に細線化されている。そのため細線化した銅箔を安定し
て固定するため接着剤の高接着化が図られてきており、
接着剤とフィルム界面での接着強度は向上してきた。接
着剤とフィルム界面での接着強度が強くなったため、フ
ィルム界面に近いフィルム内で破壊(フィルムの凝集破
壊と呼ぶこととする。)してしまい充分な接着強度が得
られないという新たな問題が生じた。
【0005】また、FPCの銅箔パターンを保護するた
めに、銅箔パターン上にポリアミド酸溶液(インク溶
液)を塗布、乾燥してカバーレイを形成するインク用途
において、銅箔パターンとカバーレイとの充分な接着強
度が得られないという問題が生じた。
【0006】また、その他レジスト用途としても、同様
に保護する基材とポリイミドレジストとの充分な接着強
度が得られないという問題が生じた。
【0007】フィルム界面に近いフィルム内での凝集破
壊、銅箔パターンとカバーレイ及び保護する基材とポリ
イミドレジストの充分な接着強度が得られないという問
題の原因はすべて、ポリイミドの低分子量物が、表面に
ブリードするため接着強度の小さい層が表面に発生に起
因する。
【0008】[発明の目的]本発明は上記の実情に鑑み
てなされたものであり、その目的は、分子量分布の小さ
なポリアミド酸を用いることにより、従来のフィルムに
おける上記のような問題、つまりフィルムの凝集破壊を
防ぎ、銅箔パターンとカバーレイの接着強度が改善さ
れ、保護する基材とポリイミドレジストの接着強度が改
善されたポリイミド組成物を提供するところにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、この目的
を達成するために鋭意検討の結果、次のようなポリイミ
ド組成物を発明した。
【0010】即ち、本発明のポリイミド組成物は、分子
量分布(Mw/Mn)が1.3以上5.0以下であり、
Mw(重量平均分子量)の範囲が10,000以上1,
000,000以下でありかつ含まれる水分量が5%未
満であるポリアミド酸を脱水閉環して得られるポリイミ
ド組成物であって、そのポリイミド組成物の硫酸溶解時
の固有粘度が0.5以上でありかつ焼成段階において2
50℃に達したときにイミド化率が90%以上であるこ
とを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】ポリイミド組成物は、その前駆体
であるポリアミド酸共重合体を脱水閉環して得られる。
このポリアミド酸共重合体溶液は、酸二無水物とジアミ
ン成分を実質的に等モル使用し、有機極性溶媒中で重合
して得られる。このポリイミド組成物の1例として、そ
の製造方法を述べる。まず、ポリアミド酸共重合体の製
造方法について述べる。
【0012】アルゴン、窒素等の不活性ガス雰囲気中に
おいて、下記一般式(1) HN−R−NH(式中、Rは、2価の有機基を
示す。)で表される1種或いは、2種以上のジアミンを
有機溶媒に溶解、或いは、スラリー状に拡散させる。こ
の溶液に、下記一般式(2)
【化1】 (式中、Rは、4価の有機基を示す。)で表される少
なくとも1種の芳香族酸二無水物を固体またはスラリー
或いは有機溶媒溶液の状態で添加し、ポリアミド酸共重
合体の溶液を得る。ジアミン成分の総量と酸二無水物成
分の総量は、実質的に等モルにする事が好ましい。
【0013】この時の反応温度は−20℃〜100℃、
望ましくは60℃以下が好ましい。反応時間は0.5〜
12時間程度である。
【0014】また、この反応において、上記添加順序と
は逆に、まず少なくとも1種の芳香族酸二無水物を有機
溶媒中に溶解または拡散させ、該溶液中に1種或いは、
2種以上の前記ジアミンの固体もしくは有機溶媒による
溶液もしくはスラリーを添加させても良い。また、同時
に混合させてもよく、芳香族酸二無水物成分、ジアミン
成分の混合の順序は限定されない。
【0015】ポリアミド酸の重量平均分子量(Mw)は
10,000〜1,000,000であることが望まし
い。平均分子量が10,000未満ではできあがったフ
ィルムが脆くなり、一方、1,000,000を越える
とポリアミド酸ワニスの粘度が高くなりすぎ取扱いが難
しくなって好ましくない。望ましくは、5万〜100
万、更に望ましくは10万〜80万程度である。
【0016】分子量分布(Mw/Mn=重量平均分子量
/数平均分子量)は出来るだけ小さいことが望ましい
が、ポリアミド酸を生成するジアミンと酸二無水物の反
応においては、1.3程度より小さくすることは困難で
ある。また、5.0より大きくするとポリアミド酸中の
低分子量物が増え、接着性や靭性などの物性を落として
しまうため望ましくない。範囲として望ましくは、1.
3〜4.0であり、更に望ましくは1.3〜3.5程度
である。
【0017】ポリアミド酸の分子量分布を小さくするの
に有効な重合方法についてのべる。アルゴン、窒素等の
不活性ガス雰囲気中において、下記一般式(1) HN−R−NH(式中、Rは、2価の有機基を
示す。)で表される1種或いは、2種以上のジアミンを
有機溶媒に溶解、或いは、スラリー状に拡散させる。こ
の溶液に、下記一般式(2)
【化2】 (式中、Rは、4価の有機基を示す。)で表される少
なくとも1種の芳香族酸二無水物を固体またはスラリー
或いは有機溶媒溶液の状態で添加し、ポリアミド酸共重
合体のプレポリマー溶液を得る。この際のモル比として
芳香族酸二無水物>ジアミンとし、このあと1種或い
は、2種以上のジアミンを有機溶媒に溶解、或いは、ス
ラリー状に拡散させポリアミド酸溶液を得る。ジアミン
成分の総量と酸二無水物成分の総量は、実質的に等モル
にする事が好ましい。既に記載している重合法との違い
は、本重合法が酸二無水物末端のプレポリマーにジアミ
ン成分を加えることにより、高分子量のポリアミド酸溶
液を得ることである。本重合法は、ジアミン1種と酸二
無水物1種でも、ジアミン数種と酸二無水物数種でも同
様に酸二無水物末端のプレポリマーにジアミン成分を加
え、分子量分布の小さな高分子量のポリアミド酸溶液を
得ることができる。
【0018】ポリアミド酸中に水分が多く含まれれば、
水分によりポリアミド酸が加水分解され、ポリアミド酸
の保存安定性が著しく低下するため好ましくない。その
ためポリアミド酸中に含まれる水分量は5%未満、望ま
しくは3%以下、更に望ましくは1%以下である。な
お、含水率の測定方法は次のとおりである。すなわち、
ポリアミド酸溶液を無水メタノールに入れ、よく振って
ポリアミド酸溶液中の水をメタノール中に抽出する。こ
のメタノールをカール・フィッシャー滴定によって水分
量を測定する。
【0019】本発明の中で用いるジアミン化合物のうち
直線性ジアミンとは、エーテル結合等の屈曲基を含ま
ず、2つの窒素原子を結ぶ直線とジアミンの主鎖方向が
一致するような構造を有するジアミン化合物及び特定の
エステル基或いはアミド基を含むジアミン化合物をさ
す。例えば、
【化3】 (ただし、XはF,Cl,I,Br,CH,CH
O,CFを示す。)等のジアミンを例示することが
できる。
【0020】一方、本発明の中で用いるジアミン化合物
のうち屈曲性ジアミンとは、主鎖中に、エーテル結合や
カルボニル基等の屈曲基を含む様な構造をさし、例え
ば、
【化4】 等のジアミンを例示することができる。
【0021】ジアミン成分として直線性ジアミンを用い
れば、高弾性のフィルムを得ることができ、屈曲性ジア
ミンを用いれば、低吸水性のフィルムを得ることができ
る。もちろん、直線性ジアミンや屈曲性ジアミンの共重
合比を調整し、物性バランスを取ることが好ましい。
【0022】また、本発明に係るポリイミドフィルムに
用いられる酸無水物は、本質的に種々の酸二無水物が使
用可能であるが、より具体的には、諸物性のバランスか
ら、
【化5】 (式中、Rは、化6を示す。)
【化6】 から選択される酸二無水物を用いることが望ましい。
【0023】また、このポリイミドフィルムに各種の有
機添加剤、或は無機のフィラー類、或は各種の強化材を
複合することも可能である。
【0024】ここで該ポリアミド酸の生成反応に使用さ
れる有機極性溶媒としては、例えば、ジメチルスルホキ
シド、ジエチルスルホキシドなどのスルホキシド系溶
媒、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジエチル
ホルムアミドなどのホルムアミド系溶媒、N,N−ジメ
チルアセトアミド、N,N−ジエチルアセトアミドなど
のアセトアミド系溶媒、N−メチル−2−ピロリドン、
N−ビニル−2−ピロリドンなどのピロリドン系溶媒、
フェノール、o−、m−、またはp−クレゾール、キシ
レノール、ハロゲン化フェノ−ル、カテコールなどのフ
ェノール系溶媒、あるいはヘキサメチルホスホルアミ
ド、γ−ブチロラクトンなどをあげることができ、これ
らを単独または混合物として用いるのが望ましいが、更
にはキシレン、トルエンのような芳香族炭化水素の一部
使用も可能である。
【0025】このポリアミド酸は各々前記の有機極性溶
媒中に5〜40重量%、好ましくは10〜30重量%溶
解されているのが取扱いの面からも望ましい。
【0026】このポリアミド酸溶液から本発明のポリイ
ミド組成物を得るためには熱的に脱水する熱的方法、脱
水剤を用いる化学的方法のいずれを用いてもよいが、化
学的方法によると生成するポリイミド組成物の伸びや引
張強度等の機械特性が優れたものになるので好ましい。
【0027】以下にポリイミドフィルムの作成方法につ
いての例を説明する。
【0028】1)化学的脱水法 上記ポリアミド酸重合体またはその溶液に化学量論以上
の脱水剤と触媒量の第3級アミンを加えた溶液をドラム
或はエンドレスベルト上に流延または塗布して膜状と
し、その膜を150℃以下の温度で約5〜90分間乾燥
し、自己支持性のポリアミド酸の膜を得る。ついで、こ
れを支持体より引き剥し、その後端部を固定する。その
後約100〜500℃まで徐々に加熱することによりイ
ミド化し、冷却後これより取り外し本発明のポリイミド
フィルムを得る。
【0029】ここで言う脱水剤としては、例えば無水酢
酸等の脂肪族酸無水物、芳香族酸無水物などが挙げられ
る。また触媒としては、例えばトリエチルアミンなどの
脂肪族第3級アミン類、ジメチルアニリン等の芳香族第
3級アミン類、ピリジン、ピコリン、イソキノリン等の
複素環式第3級アミン類などが挙げられる。
【0030】2)熱的脱水法 上記ポリアミド酸重合体またはその溶液をドラム或はエ
ンドレスベルト上に流延または塗布して膜状とし、その
膜を200℃以下の温度で約5〜90分間乾燥し、自己
支持性のポリアミド酸の膜を得る。ついで、これを支持
体より引き剥し、端部を固定する。その後約100〜5
00℃まで徐々に加熱することによりイミド化し、冷却
後これより取り外し本発明のポリイミドフィルムを得
る。
【0031】固有粘度の測定法について説明する。ポリ
イミドを0.5g/dlになるように硫酸に溶解し、ウ
ベローデ型粘度計を用い25℃での硫酸に対する比粘度
を測定する。濃硫酸を用いると固有粘度は時間とともに
減少する。このため溶解開始からの経過時間に対して固
有粘度をプロットし、それを溶解開始時間(0時間)に
外挿したものを固有粘度とする。この固有粘度は、フィ
ルム分子量に対し相関があり、値が大きいほど分子量が
高い。よって、このポリイミドフィルムの硫酸溶解時の
固有粘度が0.5以上である、望ましくは、1以上、更
に望ましくは2以上である。硫酸粘度を測定する際、硫
酸に溶解しなかった場合、固有粘度が2以上であるもの
とみなすこととする。
【0032】イミド化率について説明する。イミド化率
とは、(焼成段階でのイミド基のモル数)/(100%
理論的にイミド化された場合のイミド基のモル数)×1
00のことで、IRにより測定したイミド基の特性吸収
の吸光度比により決定する。例えば、イミドの特性吸収
の1つである725cm−1とベンゼン環の特性吸収
1,015cm−1の吸光度比により求める。具体的に
は下記式のxがイミド化率である(今回はこの方法を採
用した。)。
【0033】
【数1】
【0034】別の方法としては、同様に下記式により求
めても良い。
【0035】
【数2】
【0036】また別の方法として、イミドの特性吸収の
1つである725cm−1とポリアミド酸の特性吸収
1,535cm−1の吸光度比の変化により求めても良
い。
【0037】すでに説明したように、化学的脱水法・熱
的脱水法ともに徐々に昇温或いはステップをふんで昇温
することにより焼成する。この焼成時に、250℃の温
度となった時のイミド化率が90%以上となることが必
要である。イミド化率が小さいことは、ポリアミド酸の
部位が多数残っていることを意味し、そのままで焼成す
ると(高温にさらされると)、熱分解が起こるため好ま
しくない。望ましくは、250℃の温度となった時のイ
ミド化率が93%以上であり。更に望ましくは、95%
以上であり、最も望ましくは98%以上である。
【0038】このポリイミドフィルムは、その前駆体で
あるポリアミド酸共重合体溶液から得られるが、このポ
リアミド酸共重合体溶液は、酸無水物とジアミン成分を
実質等モル使用し有機極性溶媒中で重合して得られる。
【0039】ポリイミドフィルムの厚みは7.5μm〜
250μm程度で用いられるが、取扱い上の利便性、フ
ィルム強度、小型化対応のための薄厚化要求などのバラ
ンスから12.5μm〜125μmがより好適である。
【0040】接着性を向上させるためにコロナ処理、プ
ラズマ処理、カップリング剤処理などを行っても良い。
【0041】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものでは
ない。
【0042】実施例中、ODAは4,4’−ジアミノジ
フェニルエーテル、p−PDAはパラフェニレンジアミ
ン、PMDAは無水ピロメリット酸、s−BPDAは、
3,3’4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸2無水
物、ODPAは、3,3’4,4’−ジフェニルエーテ
ルテトラカルボン酸2無水物、BTDAはベンゾフェノ
ンテトラカルボン酸2無水物、DMAcはジメチルアセ
トアミド、DMFは、ジメチルフォルムアミドを表す。
【0043】熱膨張係数は、セイコー電子(株)製TM
A120Cを用い、平面方向は3mm×10mmのサンプ
ルに3gfの加重下(引っ張りモード)で測定した。
【0044】分子量は、Waters製GPCを用いて以下条
件で測定した(カラム:Shodex KD-806M 2本、温度:
60℃、検出器:RI、流量:1ml/分、展開液:D
MF(臭化リチウム0.03M,リン酸0.03M)、
試料濃度:0.2%wt、注入量:20μl、基準物
質:ポリエチレンオキサイド)。
【0045】引張伸び率は、ASTM D882によ
る。
【0046】なお、実施例および比較例のポリアミド酸
溶液は、B型粘度計で23℃で測定した粘度が3000
ポイズ程度になるように調整してある。
【0047】<フィルムとしての評価>実施例1 セパラブルフラスコにDMAcとODAを0.75当量
とりジアミン化合物が完全に溶解するまで室温でよく撹
拌した。次に、PMDA1当量を粉体で1時間かけて徐
々に加え、その後40分撹拌した。そして、ODA0.
25当量をDMAcに溶かし、徐々に加え、このあと1
時間冷却撹拌し、ポリアミド酸のDMAc溶液を得た。
なおDMAcの使用量はジアミン類および芳トラカルボ
ン酸二無水物類のモノマー仕込濃度が、18重量%とな
るようにした。
【0048】次に、ポリアミド酸溶液を無水酢酸、βピ
コリンと混合し、ガラス板上に流延塗布し、約100℃
に約5分間乾燥後、ポリアミド酸塗膜をガラス板より剥
し、次にその塗膜を支持枠に固定し、その後、約200
℃で約5分間、約300℃で約5分間加熱し、約400
℃で約5分間加熱し、約450℃で約5分間加熱して脱
水閉環乾燥し、約25μmのポリイミドフィルムを得
た。得られたポリアミド酸及びポリイミドフィルムの物
性を表1に示した。
【0049】デュポン製pyralux と上記ポリイミドフィ
ルム及び銅箔(三井金属製3ECVLP1oz)を、1
80℃の熱ラミネーターによりラミネートし、その後1
80℃1時間オーブンにて乾燥することにより、ポリイ
ミドフィルム/pyralux /銅箔の3層積層体(以後CC
Lと呼ぶ)が得られる。接着強度はJIS C 501
6に従って測定した。
【0050】実施例2 実施例1と同じポリアミド酸溶液を、ガラス板上に流延
塗布し、約100℃に約30分間乾燥後、ポリアミド酸
塗膜をガラス板より剥し、その塗膜を支持枠に固定し、
その後、約100℃で約30分間、約150℃で約60
分間加熱し、約200℃で約60分間加熱し、約300
℃で約30分間加熱し、約400℃で約30分間、約4
50℃で約5分加熱して脱水閉環乾燥し、約25μmの
ポリイミドフィルムを得た。得られたポリイミドフィル
ムの物性を表1に示した。
【0051】実施例3 セパラブルフラスコにDMFとODAを1.0当量採
り、ジアミン化合物が完全に溶解するまで室温でよく撹
拌した。次に、PMDA0.95当量を粉体で1時間か
けて徐々に加え、その後40分撹拌した。そして、PM
DA0.05当量をDMFに溶かし、徐々に加え、この
あと1時間冷却撹拌し、ポリアミド酸のDMF溶液を得
た。なお、DMFの使用量はジアミン類および芳トラカ
ルボン酸二無水物類のモノマー仕込濃度が18重量%と
なるようにした。
【0052】次に、ポリアミド酸溶液を無水酢酸、βピ
コリンと混合し、ガラス板上に流延塗布し、約100℃
に約5分間乾燥後、ポリアミド酸塗膜をガラス板より剥
し、次にその塗膜を支持枠に固定し、その後、約200
℃で約5分間、約300℃で約5分間加熱し、約400
℃で約5分間加熱し、約450℃で約5分間加熱して脱
水閉環乾燥し、約25μmのポリイミドフィルムを得
た。
【0053】実施例4 DMFの使用量は、ジアミン類および芳トラカルボン酸
二無水物類のモノマー仕込濃度が10重量%となるよう
にしたという以外は、実施例3と同様の方法でポリアミ
ド酸のDMF溶液を得た。
【0054】比較例1 セパラブルフラスコにDMAcとODAを1当量とりジ
アミン化合物が完全に溶解するまで室温でよく撹拌し
た。次に、PMDA0.80当量を粉体で一気に加え、
その後40分撹拌した。PMDA0.15当量を粉体で
一気に加え、その後40分撹拌した。そして、PMDA
0.05当量をDMAcに溶かし加え、このあと1時間
冷却撹拌し、ポリアミド酸のDMAc溶液を得た。なお
DMAcの使用量はジアミン類および芳トラカルボン酸
二無水物類のモノマー仕込濃度が、18重量%となるよ
うにした。その他は、実施例1と同様の方法でポリイミ
ドフィルムを得た。得られたポリアミド酸、ポリイミド
フィルムの物性を表1に示した。
【0055】比較例2 実施例1と同じポリアミド酸溶液に溶液全量の5重量%
になるように水分を加えた。その他は実施例1と同様の
方法でポリイミドフィルムを得た。得られたポリイミド
フィルムの物性を表1に示した。
【0056】比較例3 実施例1と同じポリアミド酸溶液を無水酢酸、βピコリ
ンと混合し、ガラス板上に流延塗布し、約100℃に約
5分間乾燥後、ポリアミド酸塗膜をガラス板より剥し、
次にその塗膜を支持枠に固定し、その後、約200℃で
約5分間、約300℃で約5分間加熱し、約400℃で
約2分間加熱して脱水閉環乾燥し、約25μmのポリイ
ミドフィルムを得た。
【0057】その他は実施例1と同様の方法でポリイミ
ドフィルムを得た。得られたポリイミドフィルムの物性
を表1に示した。
【0058】比較例4 実施例1と同じポリアミド酸溶液を無水酢酸、βピコリ
ンと混合し、ガラス板上に流延塗布し、約70℃に約5
分間乾燥後、ポリアミド酸塗膜をガラス板より剥し、そ
の塗膜を支持枠に固定し、約400℃で約5分間加熱
し、約450℃で約5分間加熱して脱水閉環乾燥し、約
25μmのポリイミドフィルムを得た。
【0059】その他は実施例1と同様の方法でポリイミ
ドフィルムを得た。得られたポリイミドフィルムの物性
を表1に示した。
【0060】<インク(カバーフィルム)としての評価
実施例5 実施例1と同じポリアミド酸溶液を銅箔(三井金属製3
ECVLP1oz)上に流延塗布し、約100℃に約6
0分間、約150℃で約60分間加熱し、約200℃で
約60分間加熱し、約300℃で約30分間加熱し、約
400℃で約30分間、約450℃で約5分加熱して脱
水閉環乾燥し、銅箔に約25μmの厚みのポリイミドフ
ィルム積層した2層CCLを得た。接着強度はJIS
C 5016に従って測定した。また、銅箔をエッチン
グして25μmのポリイミドフィルムとし、引張強度を
測定した。これらの結果を表1に示す。
【0061】比較例5 比較例1と同じポリアミド酸溶液を用いた他は、実施例
3と同様に行った。その結果を表1に示す。
【0062】比較例6 実施例1と同じポリアミド酸溶液に溶液全量の5重量%
になるように水分を加えた。その他は実施例3と同様の
方法で銅箔に約25μm厚みのポリイミドフィルム積層
した2層CCLを得た。接着強度はJIS C 501
6に従って測定した。また、銅箔をエッチングして25
μmのポリイミドフィルムとし、引張強度を測定した。
これらの結果を表1に示す。
【0063】比較例7 実施例1と同じポリアミド酸溶液を無水酢酸、βピコリ
ンと混合し、ガラス板上に流延塗布し、約100℃に約
5分間乾燥後、ポリアミド酸塗膜をガラス板より剥し、
次にその塗膜を支持枠に固定し、その後、約200℃で
約5分間、約300℃で約5分間加熱し、約400℃で
約2分間加熱して脱水閉環乾燥し、銅箔に約25μm厚
みのポリイミドフィルム積層した2層CCLを得た。接
着強度はJIS C 5016に従って測定した。ま
た、銅箔をエッチングして25μmのポリイミドフィル
ムとし、引張強度を測定した。これらの結果を表1に示
す。比較例8 実施例1と同じポリアミド酸溶液を無水酢酸、βピコリ
ンと混合し、ガラス板上に流延塗布し、約70℃に約5
分間乾燥後、ポリアミド酸塗膜をガラス板より剥し、そ
の塗膜を支持枠に固定し、約400℃で約5分間加熱
し、約450℃で約5分間加熱して脱水閉環乾燥し、銅
箔に約25μm厚みのポリイミドフィルム積層した2層
CCLを得た。接着強度はJIS C 5016に従っ
て測定した。また、銅箔をエッチングして25μmのポ
リイミドフィルムとし、引張強度を測定した。これらの
結果を表1に示す。約25μmのポリイミドフィルムを
得た。
【0064】<レジストとしての評価>実施例6 実施例1と同じポリアミド酸溶液をガラス板上に流延塗
布し、約100℃に約60分間、約150℃で約60分
間加熱し、約200℃で約60分間加熱し、約300℃
で約30分間加熱し、約400℃で約30分間、約45
0℃で約5分加熱して脱水閉環乾燥し、ガラス上に約2
5μm厚みのポリイミドフィルムを得た。ガラスとの接
着強度はJIS C 5016に従って測定した。これ
らの結果を表1に示す。
【0065】比較例9 比較例1と同じポリアミド酸溶液を用いた他は、実施例
4と同様に行った。その結果を表1に示す。
【0066】比較例10 実施例1と同じポリアミド酸溶液に溶液全量の5重量%
になるように水分を加えた。その他は実施例3と同様の
方法でガラス板に約25μm厚みのポリイミドフィルム
積層した。ガラス板との接着強度はJIS C 501
6に準じて測定した。これらの結果を表1に示す。
【0067】比較例11 実施例1と同じポリアミド酸溶液を無水酢酸、βピコリ
ンと混合し、ガラス板上に流延塗布し、約100℃に約
5分間乾燥後、その塗膜を支持枠に固定し、その後、約
200℃で約5分間、約300℃で約5分間加熱し、約
400℃で約2分間加熱して脱水閉環乾燥し、銅箔に約
25μm厚みのポリイミドフィルム積層した2層CCL
を得た。接着強度はJIS C 5016に従って測定
した。また、銅箔をエッチングして25μmのポリイミ
ドフィルムとし、引張強度を測定した。これらの結果を
表1に示す。
【0068】比較例12 実施例1と同じポリアミド酸溶液を無水酢酸、βピコリ
ンと混合し、ガラス板上に流延塗布し、約70℃に約5
分間乾燥後、約400℃で約5分間加熱し、約450℃
で約5分間加熱して脱水閉環乾燥し、ガラス上に約25
μm厚みのポリイミドフィルムを得た。接着強度はJI
S C 5016に準じて測定した。これらの結果を表
1に示す。
【0069】比較例13 実施例1のポリアミド酸溶液に対して重量比で5%に相
当する水を加え撹拌した。均一になったあと、このポリ
アミド酸溶液を常温(20℃程度)に2日放置後に、実
施例1と同様に製膜してフィルムを得た。
【0070】
【表1】
【0071】
【発明の効果】本発明により、フィルムの凝集破壊を防
ぎ、銅箔パターンとカバーレイの接着強度が改善され、
保護する基材とポリイミドレジストの接着強度が改善さ
れたポリイミド組成物を提供するところにある。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重量平均分子量Mw/数平均分子量Mnで
    ある分子量分布Mw/Mnが1.3以上5.0以下であ
    り、重量平均分子量Mwの範囲が10,000以上1,
    000,000以下であり、かつ含まれる水分量が5%
    未満であるポリアミド酸を脱水閉環して得られるポリイ
    ミド組成物であって、そのポリイミド組成物の硫酸溶解
    時の固有粘度が0.5以上であり、かつ焼成段階におい
    て250℃に達したときのイミド化率が90%以上であ
    ることを特徴とするポリイミド組成物。
  2. 【請求項2】フィルムであることを特徴とする請求項1
    記載のポリイミド組成物。
  3. 【請求項3】接着強度が0.5kgf/cm以上である
    ことを特徴とする請求項1または2記載のポリイミド組
    成物。
  4. 【請求項4】引張伸び率が10%以上であることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれか1項記載のポリイミド組
    成物。
  5. 【請求項5】カバーレイを形成するインク用途またはレ
    ジスト用途に用いられることを特徴とする請求項1〜4
    のいずれか1項記載のポリイミド組成物。
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