JPH11227829A - 水処理装置用交換カートリッジの包装装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水処理装置用の交換カートリッジの包装装置
において、カートリッジ本体の水道水流入口に取り付け
られた保護キャップの取り外し忘れによる水処理装置の
動作不良および水処理装置の破損などの事故を未然に防
止することができる水処理装置用交換カートリッジの包
装装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 カートリッジ本体１における水道水流入
口２に保護キャップ３を装着する構成であって、包装保
護袋４を介した状態で水道水流入口２に保護キャップ３
を装着した水処理装置用交換カートリッジの包装装置と
し、カートリッジ本体１を包装保護袋４から取り出すと
きに、水道水流入口２に取り付けられた保護キャップ３
が同時に外れ、保護キャップ３の取り外し忘れによる水
処理装置の動作不良および破損などの事故を未然に防止
する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、浄水器およびアル
カリ整水器等の水処理装置の交換用カートリッジの包装
装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の浄水器およびアルカリ整水器等の
水処理装置の交換用カートリッジは、図５に示すように
カートリッジ本体１の水道水流入口２にＯリング等を付
してシール面とし、包装に際し傷付き防止や異物付着防
止等のため、前記水道水流入口２に保護キャップ３を装
着した後、カートリッジ本体１全体をポリ塩化ビニリデ
ン等の柔らかい材料よりなる包装保護袋４で包装し、包
装保護袋４の口部をテープ５を用いて閉じた後、外箱
（図示せず）に挿入して包装している。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところでユーザーは、
外箱から包装保護袋４付きのカートリッジ本体１を取り
出し、包装保護袋４を取り外した後にカートリッジ本体
１を水処理装置に装着するが、外箱にカートリッジ本体
から保護キャップを外してから水処理装置に取り付ける
ように表示はしているものの、カートリッジ本体１の水
道水流入口２に保護キャップ３が装着されたままの状態
となることが多く、水処理装置が動作しなかったり、水
処理装置が壊れたりするなどのトラブルが発生してい
た。

【０００４】本発明は前記従来の問題に留意し、カート
リッジ本体の水道水流入口に取り付けられた保護キャッ
プの取り外し忘れによる水処理装置の動作不良および水
処理装置の破損などの事故を未然に防止することができ
る水処理装置用交換カートリッジの包装装置を提供する
ことを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、カートリッジ本体を包装保護袋で包んで保
護する構成であって、カートリッジ本体における水道水
流入口に、前記の包装保護袋を介した状態で保護キャッ
プを装着した水処理装置用交換カートリッジの包装装置
とする。

【０００６】本発明によれば、カートリッジ本体を保護
している包装保護袋からカートリッジ本体を取り出すと
きに、前記カートリッジ本体の水道水流入口に取り付け
られた保護キャップが同時に外れ、したがって、保護キ
ャップの取り外し忘れによる水処理装置の動作不良およ
び水処理装置の破損などの事故を未然に防止することが
できる。

【０００７】

【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、カートリッジ本体を包装保護袋で包み、これを外箱
に収容する構成であって、前記カートリッジ本体におけ
る水道水流入口に、包装保護袋を介した状態で保護キャ
ップを装着した水処理装置用交換カートリッジの包装装
置であり、カートリッジ本体を保護している包装保護袋
からカートリッジ本体を取り出すと同時に保護キャップ
が必ず外れることで、保護キャップの取り外し忘れによ
るカートリッジ交換時の水処理装置の動作不良および破
損などの事故を未然に防止できるという作用を有する。

【０００８】以下、本発明の実施の形態を図面を参照し
て説明する。 （実施の形態１）図１は本発明の実施の形態１の水処理
装置用交換カートリッジの包装装置の斜視図、図２は同
包装装置の外箱より取り出した包装保護袋付きのカート
リッジ本体の斜視図、図３は同包装保護袋付きのカート
リッジ本体の水道水流入口部の断面図、図４は同包装保
護袋付きのカートリッジ本体における水道水流入口部の
キャップ取り外し説明図である。なお、図面では前記従
来例を示す図５と同じ構成部に同一符号を付与してい
る。

【０００９】図１において１は浄水器およびアルカリ整
水器等の水処理装置に用いる交換用のカートリッジ本体
であり、大きさが高さ２５０mm、直径が約７０mmの樹脂
の筐体で、内部には水道水等を濾過するための濾材（活
性炭および中空糸膜等）が封入され、底部に水道水流入
口２が形成され、天面に濾過水が流出する流出口を有し
ている。

【００１０】前記カートリッジ本体１は、水処理装置に
組み込む前は包装されている。すなわち、まず、透明
で、かつ、柔らかいポリ塩化ビリニデン等の包装保護袋
４に入れられ、この包装保護袋４の口部をテープ５で封
止して段ボールよりなる外箱６に収容される。

【００１１】前記カートリッジ本体１を包装したとき、
その水道水流入口２を塞いで濾材が輸送時に放出されな
いように保護する必要があり、そのために、水道水流入
口２に保護キャップ３を装着している。具体的には、保
護キャップ３は弾性のある材料、たとえばポリエチレン
製で、筒状に形成された水道水流入口２に嵌まり合う凸
部を持った形状をしている。

【００１２】ここで、本実施の形態１は、前記カートリ
ツジ本体１の水道水流入口２への保護キャップ３の装着
に特徴をもつものであり、すなわち、前記水道水流入口
２に対し、包装保護袋４を介在させた上から保護キャッ
プ３を嵌め合わせた構成としている（図４参照）。

【００１３】この包装装置の構成において、水処理装置
におけるカートリッジを交換する場合は、以下のような
作業となる。

【００１４】まず、図１に示す外箱６より図２に示す包
装保護袋４付きのカートリッジ本体１を取り出し、包装
保護袋４の口部のテープ５を取り除いて封止を解く。つ
ぎに包装保護袋４をカートリッジ本体１より取り外す
と、図４に示すように包装保護袋４は水道水流入口２に
嵌め合わされた保護キャップ３を取り外し、したがって
保護キャップ３は包装保護袋４とともに必ず取り外さ
れ、保護キャップ３の取り外し忘れを確実に防止でき
る。

【００１５】なお、前記実施の形態１において、保護キ
ャップ３は水道水流入口２に嵌まり合う凸部を持った形
状をしているが、凸部をなくし、水道水流入口２の外側
に嵌まり合う形状にしてもよい。

【００１６】

【発明の効果】以上の説明より明らかなように本発明の
水処理装置用交換カートリッジの包装装置は、カートリ
ツジ本体を包装保護袋より取り出したとき、同時に保護
キャップがカートリッジ本体の水道水流入口より必ず外
れるので、保護キャップの取り外し忘れによるカートリ
ッジ交換時の水処理装置の動作不良および破損などの事
故を未然に防止できるという効果を有する。また、この
ために特別な部材を必要としなく、その実用性は大き
い。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態１の水処理装置用交換カー
トリッジの包装装置の斜視図

【図２】同包装装置の外箱より取り出した包装保護袋付
きのカートリッジ本体の斜視図

【図３】同包装保護袋付きのカートリッジ本体の水道水
流入口部の断面図

【図４】同包装保護袋付きのカートリッジ本体における
水道水流入口部のキャプ取り外し説明図

【図５】従来の水処理装置用交換カートリッジの包装装
置における包装保護袋付きのカートリッジ本体の斜視図

【符号の説明】

１ カートリッジ本体 ２ 水道水流入口 ３ 保護キャップ ４ 包装保護袋 ５ テープ ６ 外箱

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】カートリッジ本体を包装保護袋で包み、こ
   れを外箱に収容する構成であって、前記カートリッジ本
   体における水道水流入口に、包装保護袋を介した状態で
   保護キャップを装着したことを特徴とする水処理装置用
   交換カートリッジの包装装置。