JPH11221821A - コンクリートの製造方法 - Google Patents

コンクリートの製造方法

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JPH11221821A
JPH11221821A JP3973098A JP3973098A JPH11221821A JP H11221821 A JPH11221821 A JP H11221821A JP 3973098 A JP3973098 A JP 3973098A JP 3973098 A JP3973098 A JP 3973098A JP H11221821 A JPH11221821 A JP H11221821A
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cement
coal ash
concrete
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Tokuo Shiraishi
篤雄 白石
Toshiya Kano
敏也 狩野
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Taiheiyo Cement Corp
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    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B28/00Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 石炭灰の大量使用における問題点、即ちAE
剤の多量使用による、凝結の遅延、初期強度の低下、低
温環境下における強度発現の遅れ等を解決し、石炭灰の
大量有効活用を可能とするコンクリートの製造方法を提
供する。 【解決手段】 石炭灰を含有するコンクリートの製造方
法において、セメント、骨材にAE剤またはAE減水剤
または高性能AE減水剤のいずれか一種以上と混練水を
添加し、混練後、石炭灰を添加し、混練することを特徴
とするコンクリートの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石炭灰を多量に活
用した、強度発現の良好なコンクリートの製造方法を提
供する。詳しくはコンクリートの練り混ぜ時に使用する
AE剤またはAE減水剤または高性能AE減水剤の使用
量を大幅に減少することができるように工夫したもので
ある。以下AE剤またはAE減水剤または高性能AE減
水剤を総称してAE剤と呼ぶ。
【0002】
【従来の技術】火力発電所の微粉炭燃焼ボイラから副産
品として多量に産出される石炭灰は、セメント混合材や
コンクリート混和材、コンクリート用骨材等に有効利用
されているものの、約40%は埋立廃棄されている。石炭
灰をコンクリートに用いた場合、石炭灰粒子が平滑かつ
球状であるためにコンクリートのワーカビリティーが向
上するとともに、石炭灰中の可溶性のシリカがセメント
の水和反応の際に生じる水酸化カルシウムと反応するポ
ゾラン反応によって硬化組織が緻密化し長期強度の増
大、水密性、化学薬品に対する抵抗性の向上、水和熱の
低減など、コンクリートとして優れた効果が期待でき
る。
【0003】一方、従来より石炭灰を使用したコンクリ
ートの製造に当たっては、石炭灰中の未燃カーボンがA
E剤を吸着し、石炭灰を用いないコンクリートと同一量
のAE剤では、目標空気量が得られないために、多量の
AE剤を使用して所要の空気量を確保してきた。しかし
その結果、凝結の遅延、初期強度の低下、低温環境下に
おける強度発現の遅れ等の問題が生じている。また多量
のAE剤を使用することがネックとなり、石炭灰の大量
消費には結びついていないのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は産業
副産物である石炭灰をコンクリートに多量に使用し、有
効利用すると共に、石炭灰の多量使用における問題点、
即ちAE剤の多量使用による、凝結の遅延、初期強度の
低下、低温環境下における強度発現の遅れ等の問題を解
決し、石炭灰の大量消費を可能とするコンクリートの製
造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明のコンクリートの製造方法は、石炭灰を含有
するコンクリートの製造方法において、セメント、骨材
にAE剤またはAE減水剤または高性能AE減水剤のい
ずれか一種以上と混練水を添加し、混練後、石炭灰を添
加し、混練することを特徴とするコンクリートの製造方
法を提供する。(請求項1)
【0006】この手段によれば、まず石炭灰を除いたセ
メントと砂、砂利等の骨材を空練りした後、AE剤、A
E減水剤、高性能AE減水剤のすくなくともいずれか一
種以上と混練水を添加し混練する。その後、石炭灰を添
加して混練することによりコンクリートを製造する。す
なわち、空練り混合したセメント、砂、砂利にAE剤ま
たはAE減水剤または高性能AE減水剤のいずれか一種
以上と水を添加混練することにより空気量が確保された
コンクリートを作り、その後石炭灰を添加混練してコン
クリートを製造するものである。石炭灰を添加すると、
石炭灰の未燃カーボンによるAE剤の吸着が起こるが、
本発明の製造方法によれば空気量の減少は見られない。
これは石炭灰の未燃カーボンによる吸着がAE剤だけで
あり、連行された空気そのものは吸着しないからであ
る。したがってこの手段によれば、AE剤を増量せずに
所定空気量が含まれたコンクリートが製造可能である。
【0007】セメント、骨材にAE剤、AE減水剤、高
性能AE減水剤のいずれか一種以上と混練水の一部を添
加し、混練後、混練水の残部及び石炭灰を添加し、混練
することを特徴とする請求項1記載のコンクリートの製
造方法(請求項2)。
【0008】この手段によれば、混練水を分割し、始め
に添加する混練水の一部(以下一次水と呼ぶ)と後添加
の混練水の残部(以下二次水と呼ぶ)に分け、まず石炭
灰を除いたセメント、砂、砂利を空練りし、これにAE
剤と一次水を添加し混練する。さらに、二次水と石炭灰
を添加して混練することによりコンクリートを製造す
る。すなわち、まず空練りされたセメント、砂、砂利に
AE剤と一次水を混練することにより所定空気量が確保
された粘性の高いコンクリートを作る。この時、一次水
の量は材料分離を起こさず、スランプを有する必要最低
限の量で十分である。このように混練されたコンクリー
トは水の量が少ないので粘性の高いコンクリートとな
り、コンクリートの表面張力が大きく、AE剤により連
行された空気が大気中に逃げにくくなり、コンクリート
中に拘束され易くなる。その後二次水と石炭灰を添加
し、さらに混練する。この方法によれば空気量の減少は
見られない。これは未燃カーボンによる吸着がAE剤で
あり、連行された空気そのものではないからである。ま
たコンクリートの粘性が高く、連行された空気が大気中
に逃げにくいので空気量の減少が少なく、高価なAE剤
を多量に使用せずに所定の空気量を確保できる。
【0009】本発明において、混練水の残部に石炭灰を
溶解させ、スラリーとしたものを添加することが好まし
い。(請求項3)
【0010】このように予め石炭灰を混練水の残部(二
次水)で溶解させ、スラリーにするとコンクリートと混
練時に石炭灰が塊とならず、容易に均一に混ざり、ま
た、コンクリート及びスラリーの粘性が高いので、AE
剤により連行された空気を逃しにくいのでさらに好まし
い。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は、石炭灰を多量に使用す
るコンクリート組成物の製造方法において、特に好適に
適用されるものであり、大部分が埋立等によって廃棄処
分される石炭灰を多量に利用することは、資源リサイク
ル及び環境の面からも望まれている。本発明で用いる石
炭灰は、JISで規定される範囲はもちろんのこと、通
常原粉と称されるフライアッシュやシンダーアッシュを
も含むものである。
【0012】石炭灰の使用は、石炭灰/粉体(セメント
と石炭灰の合計量)比として30〜70体積%が好まし
い。これが70体積%を上回ると、セメントペーストの
粘性が高すぎて、ワーカビリティーが非常に悪化する。
この場合、高性能減水剤もしくは高性能AE減水剤の添
加量を増加すればペーストの流動性は向上し、粘性を低
下させることが可能となるが、高性能減水剤の過剰添加
は凝結の遅延や材料分離を引き起こすために好ましくな
い。また、石炭灰/粉体比が30体積%を下回ると、本
発明の目的である産業副産物である石炭灰の多量に有効
利用するという目的に対する効果が小さくなる。 な
お、ここでいう石炭灰/粉体比はセメント内割りではな
く、セメント量一定の外割、砂置換である。同様にコン
クリート1m3中のセメントと石炭灰の合計量である単
位粉体量は、500l/m3以下とすることが望まし
い。単位粉体量が500l/m3 以上の場合は、粘性が
高すぎ混練が困難であり、また必要なAE剤量が多くな
るからである。
【0013】本発明に用いるセメントは、各種ポルトラ
ンドセメント、各種混合セメントのいずれをも用いるこ
とができるが、初期並びに長期強度発現性の改善に大き
な効果を発揮するためには、望ましくは普通ポルトラン
ドセメントあるいは早強ポルトランドセメントを用い
る。
【0014】本発明に用いるAE剤は、ポリオキシエチ
レン系の化学組成を有するものが望ましく例えば商品名
チューポールC(竹本油脂社製)、OE−202(東邦
化学社製)が良好である。またAE減水剤としてはオキ
シカルボン酸塩、変性リグニスルホン酸塩、セルロース
エーテル系高変性ポリオール複合体等が望ましく、例え
ばポゾリスNO.70(ポゾリス物産製)等が好まし
い。高性能AE減水剤としては、従来よりコンクリート
用混和剤として用いられている、例えばナフタレン系、
メラミン系、ポリカルボン酸系、アミノスルホン酸系の
化学組成を有するものであればいずれも使用できるが望
ましくはポリカルボン酸塩系の混和剤、例えば商品名チ
ューポールHP−11(竹本油脂(株)社製)、コアフ
ローNP55((株)小野田社製)、スーパー100
(デンカグレース(株)社製)、もしくはアルキルスル
ホン酸系レオビルドSP8N、SP9N(ポゾリス物産
社製)が良好である。
【0015】これらAE剤の添加量は所要のスランプや
減水効果などを勘案して調整されるが、一般にはセメン
ト100重量部に対して0.5〜4重量%が適当であ
る。0.5重量%未満では減水効果が実質上なく、4重
量%を超えて添加した場合には減水性および流動性の改
善効果が頭打ちとなり、凝結が遅れるなどの悪影響が生
じるため好ましくない。なお、本発明のコンクリートの
製造方法には、以下の配合成分のほかに、通常コンクリ
ートにおいて用いられる急硬、急結材、高強度混和剤、
水和促進剤、凝結遅延剤等の各種コンクリート混和材料
や補強剤としての各種繊維、鋼等も使用することができ
る。
【0016】骨材としては、細骨材として珪砂や砕砂の
ほか、各種人工の(軽量)砂、さらには川砂、山砂等の
天然砂が使用でき、また粗骨材としても、各種人工、天
然の砂利が使用できる。コンクリートにおいて、1m3
あたりの単位粗骨材量は300〜550l/m3が望ま
しく、350〜400l/m3の範囲がより望ましい。
これが550l/m3を上回るとコンクリートが荒々し
くなって、適切なワーカビリティーが得られないために
好ましくない。また300l/m3を下回ると、コンク
リート中に占めるモルタルの割合が多くなり、乾燥収縮
が大きくなるなどひび割れ発生が起こりやすくなるため
に好ましくない。
【0017】上述したような各種材料、特に石炭灰を多
量に混合するコンクリートにおいて従来のセメント、石
炭灰、砂、砂利を所定の割合で均一に混合し、水とAE
剤を混練する方法では使用する石炭灰の量によりかなり
のAE剤を使用する。これは石炭灰中の未燃カーボンが
AE剤を吸着するため、目標空気量を確保するためには
AE剤の量を増やす必要がある。しかし、AE剤の量を
増やすと、凝結の遅延、初期強度の低下、低温環境下に
おける強度発現の遅れ等の問題が憂慮される。
【0018】そこで本発明では、まず石炭灰を除いたセ
メント、砂、砂利を混合したところにAE剤を含んだ水
を添加し混練する。その後、石炭灰を添加して混練する
ことによりコンクリートを製造する。すなわち、まず石
炭灰の入っていない空気量が確保されたコンクリートを
作り、その後で石炭灰を添加してコンクリートを製造す
るものである。この方法によればコンクリート中の空気
量の減少はほとんど見られない。これは石炭灰中の未燃
カーボンによる吸着がAE剤であり、連行された空気そ
のものではないからである。
【0019】本発明の別の実施の形態は、まず石炭灰を
除いたセメント、砂、砂利を混合したところにAE剤を
含んだ一次水を添加し混練し、その後、二次水と石炭灰
を添加して混練することによりコンクリートを製造する
ことが好ましい。すなわち、まず一次水により、石炭灰
の入っていない空気量が確保されたコンクリートを作
り、二次水と石炭灰を添加してコンクリートを製造する
ものである。ここで一次水の量としては、二次水および
石炭灰を加える前のコンクリートの状態が材料分離を起
こしていないこと、有スランプであることが条件であ
り、十分空気を連行することができるように、あらかじ
め試し練り等で決めておく。一次水の量が多すぎる場合
は粘性が低くなり空気が入りやすくなるが同時に抜けや
すくなるために好ましくない。また、一次水の量が少な
すぎる場合は粘性が高く、空気がほとんど入らない場合
もあるために好ましくないからである。
【0020】本発明の他の実施の形態として、二次水に
石炭灰を溶解させスラリーとしたものを添加混練するこ
とがさらに好ましい。即ち、まず石炭灰を除いたセメン
ト、砂、砂利を混合したところにAE剤を含んだ一次水
を添加混練し、その後、二次水に石炭灰を溶解させスラ
リーとしたものを添加して混練することによりコンクリ
ートを製造する。このように予め石炭灰を二次水で溶解
させ、スラリーにするとコンクリートと混練時に石炭灰
が塊とならず、容易に均一に混ざり、また、コンクリー
ト及びスラリーの粘性が高いので、AE剤により連行さ
れた空気を逃しにくい。
【0021】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明す
るが、本発明は、これらの実施例に限定されるものでは
ない。
【0022】実施例1〜4及び比較例1〜3 表1に示す石炭灰原粉(フライアッシュ)を用い、表2
に示す配合を強制ミキサーで混練りし、得られたコンク
リートの排出直後の空気量及び排出後15分、30分、
45分経過したときの空気量を測定した。結果を表3に
示す。尚、セメント混和剤は単位水量の一部として用い
た。また表1〜3において、Cはセメント、Sは砂、G
は砂利、FAは石炭灰原粉(フライアッシュ)、Wは
水、Pは石炭灰とセメントの粉体の合量を表す。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】
【表3】
【0026】それぞれの混練法を以下に記す。なお、下
記実施例で示した水量の割合は1/2ずつとしたが、厳密
には試し練りにより決定されるため値も様々である。一
次水の量は、材料分離を起こさず、スランプを有するこ
とが条件である。 (1)実施例1及び4:セメント、砂、砂利を30秒間
空練りした後、混練水の1/2とAE剤を入れて30秒
間混練する。フライアッシュを残りの水に溶解しスラリ
ーとしたものを混合しさらに30秒間混練する。 (2)実施例2:セメント、砂、砂利を30秒間空練り
し、混練水の1/2とAE剤を入れる。残りの水を入れ
て30秒間混練する。さらにフライアッシュを混入し3
0秒間混練する。 (3)実施例3:セメント、砂、砂利を30秒間空練り
し、混練水の1/2とAE剤を入れ、さらに30秒間混
練する。その後フライアッシュを入れて30秒間混練
し、さらに残りの水を入れ混練する。 (4)比較例1、2:今まで行われていた通常の混練法
でセメント、フライアッシュ、砂、砂利を一緒に空練り
し、その後水と混和剤を入れ30秒間混練する。
【0027】<使用材料> セメント:普通ポルトランドセメント(秩父小野田社製
比重:3.16) フライアッシュ:石炭灰原粉(中国電力新小野田火力発
電所産 比重:2.19) 細骨材 :陸砂(静岡県小笠産 比重:2.60 F
M:2.85) 粗骨材 :砕石2005(茨城県岩瀬産 比重:2.65
FM:6.95) 高性能AE減水剤:HP−11(竹本油脂社製) AE剤 :OE−202(東邦化学社製)
【0028】表3の結果から実施例1及び4、即ちフラ
イアッシュを二次水に溶解しスラリーとしたものを添加
混練する方法が45分経過後においてもコンクリート中
の空気含有量が多く、空気連行性が最もよいことが分か
る。実施例1と4の比較から石炭灰/粉体量を2倍にし
ても連行された空気量に大差ないことからフライアッシ
ュの未燃カーボンがAE剤を吸着しても空気量に変化が
ないことがわかる。
【0029】
【発明の効果】本発明のコンクリートの製造方法は、副
産物である石炭灰の大量活用を阻んでいた、未燃カーボ
ンによるAE剤の吸着による連行空気量を大幅に改善を
することができる。すなわち、コンクリート材料の中で
も比較的高価なAE剤、AE減水剤、高性能AE減水剤
の使用量を最大で従来の半分程度まで抑えることがで
き、産業副産物である石炭灰の大量活用も図られる。ま
た、本発明は材料投入順序の調整による極めて簡単な方
法であり、実機プラントでも、容易に実施可能である。
したがって、本発明の製造方法により作られたコンクリ
ートは石炭灰を大量に使用するにもかかわらず、AE
剤、AE減水剤、高性能AE減水剤の使用量を最大で従
来の半分程度にまで抑えることができ、低コストであ
り、且つ凝結の遅延、初期強度の低下の問題を解決し
た。また本コンクリートによる構築物は、低温環境下に
おける凍結融解作用に対する抵抗性が優れたコンクリー
ト構造物となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C04B 103:30 111:20

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石炭灰を含有するコンクリートの製造方
    法において、セメント、骨材にAE剤またはAE減水剤
    または高性能AE減水剤のいずれか一種以上と混練水を
    添加し、混練後、石炭灰を添加し、混練することを特徴
    とするコンクリートの製造方法。
  2. 【請求項2】 石炭灰を含有するコンクリートの製造方
    法において、セメント、骨材にAE剤またはAE減水剤
    または高性能AE減水剤のいずれか一種以上と混練水の
    一部を添加し、混練後、混練水の残部及び石炭灰を添加
    し、混練することを特徴とする請求項1記載のコンクリ
    ートの製造方法。
  3. 【請求項3】 混練水の残部に石炭灰を溶解させ、スラ
    リーとしたものを添加することを特徴とする請求項2記
    載のコンクリートの製造方法。
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