JPH1122115A - 縦葺き外装材、建築物の外装構造、及びその施工方法 - Google Patents

縦葺き外装材、建築物の外装構造、及びその施工方法

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JPH1122115A
JPH1122115A JP17252197A JP17252197A JPH1122115A JP H1122115 A JPH1122115 A JP H1122115A JP 17252197 A JP17252197 A JP 17252197A JP 17252197 A JP17252197 A JP 17252197A JP H1122115 A JPH1122115 A JP H1122115A
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exterior material
fitting
rising
exterior
side edges
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Gantan Funaki
元旦 舩木
Kazuyuki Nishizawa
和幸 西澤
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Gantan Beauty Industry Co Ltd
Original Assignee
Gantan Beauty Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工状態において山部と谷部が交互に連続し
て略波形状を呈する建築物に用いられる縦葺き外装材、
縦葺き外装構造、及びその施工方法を提案する。 【解決手段】 両側縁に第一立上り部31を有し、前記
両側縁の第一立上り部3,3間には1つ以上の中央山部
Bを有して、山部と谷部が交互に形成される縦葺き外装
材1であって、前記両側縁の第一立上り部31と中央山
部Bを形成する第二立上り部4にはそれぞれ1つ以上の
嵌合部31,41が形成されると共に、前記第二立上り
部4の第二嵌合部41は、前記第一立上り部3の第一嵌
合部31よりも下方となるように形成されている

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、施工状態において
山部と谷部が交互に連続して略波形状を呈する建築物に
用いられる縦葺き外装材、建築物の外装構造、及びその
施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、施工状態において山部と谷部が交
互に連続して略波形状を呈する建築物に用いられる縦葺
き外装材として、折板に代表される外装材がある。一般
的にこの種の縦葺き外装材は、母屋や梁といった鉄骨躯
体に直接タイトフレームや吊子といった外装材用保持具
を取り付けて固定するものであるため、横葺き等の他の
形式の外装材に比較して、下地構成を含めた構造が単純
で安価である。そのため、車庫や倉庫といった小型建築
物から工場や体育館といった大型建築物まで広く普及し
ている。ところで、近年建築外装の現場では、熟練作業
者の減少、作業の安全性と直結する施工性向上の要求、
及び熱伸縮問題に対応するため、従来のハゼ締めタイプ
やボルト直止めタイプから嵌合接続タイプへと変化しつ
つある。また、この種の外装材では、左右の立上り部の
高さに比較して中央の平坦状の面板部が幅広である場
合、面板部が風圧力等の作用によって浮き上がり等の変
位を生じ易いため、これを防止するため、或いはより一
層生産性や施工性を高めるために、特開平7−7109
5号公報〔図8(a)〕や実公平6−13297号公
報、特開平7−207849号公報に示されるように一
つの外装材で山部を複数ピッチ形成したものがあり、こ
れらの外装材は、隣り合う側縁部で形成される山部と面
板部に形成される山部とを同一形状に成形した構成であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記各公報に
開示される構成の外装材には、以下のような問題があっ
た。 ・ 元来嵌合接続タイプの外装材は、嵌合時には面板部
や立上り部の弾性により嵌合接続させるものであるが、
特に面板部に山部を複数ピッチ形成した外装材では、そ
うでないものと比較して面板部が風圧力等の作用によっ
て生ずる浮き上がり等の変位量が抑制される反作用とし
て、嵌合時における面板部の弾性変位量が減少するの
で、施工性は低下する。 ・ また、嵌合接続タイプの外装材は、従来のハゼ締め
タイプやボルト直止めタイプの外装材のように割付誤差
や成形誤差を強制的に矯正したり、追従させることが難
しく、比較的僅かな割付誤差や成形誤差であっても施工
性に大きな影響を与えるという問題がある。前記した諸
理由により面板部の弾性変位量が減少し、施工性が低下
するため、粗雑に嵌合作業を行うと、両側縁の嵌合部及
び側縁部自体の塑性変形が生ずる虞がある。特に外装材
の厚みが薄く強度が低い場合にはこのような状況が起こ
り易い。また、このような塑性変形が生じた場合、補修
作業が必要になったり、看過すると雨仕舞性能、強度性
能が低下するという問題を引き起こす。したがって、前
記従来の構成の外装材では、施工作業が著しく遅延し
て、嵌合接続タイプ本来の施工性を発揮できなかった
り、所定性能が確保できないことがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑み提案
されたもので、両側縁に第一立上り部を有し、前記両側
縁の第一立上り部間には1つ以上の中央山部を有して、
山部と谷部が交互に形成される縦葺き外装材であって、
前記両側縁の第一立上り部と中央山部を形成する第二立
上り部にはそれぞれ1つ以上の嵌合部が形成されると共
に、前記第二立上り部の第二嵌合部は、前記第一立上り
部の第一嵌合部よりも下方となるように形成されている
ことを特徴とする縦葺き外装材、及び該縦葺き外装材と
外装材保持用部材よりなる建築物の外装構造に関するも
のである。
【0005】また、本発明は、下地上に固定した外装材
保持用部材に対する縦葺き外装材の嵌合作業は中央山部
から始めることを特徴とする建築物の外装構造の施工方
法をも提案するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面の実施形態に
基づいて説明する。本発明の縦葺き外装材1は、図2に
示すように両側縁の第一立上り部3,3間に1つ以上の
中央山部Bを有し、両側縁の第一立上り部3と中央山部
Bを形成する第二立上り部4にはそれぞれ1つ以上の嵌
合部31、41が形成される構成であり、第二立上り部
4の第二嵌合部41は、第一立上り部3の第一嵌合部3
1よりも下方となるように形成されている。
【0007】前記縦葺き外装材1(以下、外装材とい
う)は、基本的に前記の構成を備えるものであれば特に
その他の構成については限定するものではない。例えば
外装材1としては、側縁同士が重合し、さらにカバー材
7を嵌合するタイプ、側縁同士は重合せず、単にカバー
材7を嵌合して隣接する箇所を被覆するタイプ、側縁同
士が重合すると共に、一方の側縁が大きく延出して、他
方の側縁と嵌合するカバー一体タイプ、側縁同士がハゼ
係合、ハゼ締め、シーム溶接等公知の接続手段にて接続
されるタイプ等、どのような構成の外装材1に適用して
も良い。尚、本発明の目的は、弾性嵌合作業における回
動(傾動)の支点位置(第二嵌合部41の高さ位置)を
変化させることにより弾性嵌合作業を容易なものとし、
更にこれに伴って弾性嵌合接続式の外装材が本来有する
優れた施工性を安定に発揮できるようにするものであ
る。したがって、第二嵌合部41が第一嵌合部31より
も下方となるように形成されるという本発明の構成は、
以下に示す各実施形態のように中央山部Bが隣り合う第
一立上り部3,3にて形成される山部(便宜上、中央山
部に対して側縁山部という)Aよりも小さいことと必ず
しも同一ではなく、例えば中央山部Bと側縁山部Aとが
ほぼ同じ大きさであったとしても第二嵌合部41が第一
嵌合部31より下方に位置する構成であればよい。ま
た、この外装材1は、素材を特に限定するものではない
が、代表的には概ね0.4乃至1.6mm程度の表面化
粧鋼板、ラミネート鋼板、メッキ鋼板、ステンレス鋼
板、アルミ合金板、チタン合金板、銅板等の公知の金属
素材をロール成形その他の手段で所定の形状に成形す
る。尚、硬質樹脂板や炭素繊維積層板等によっても同様
の形状に成形することができ、全てをそれらで施工する
こともできるし、前記金属素材のものと組み合わせて施
工することもできる。また、外装材1の裏面には、結露
防止、防音、防火対策上の理由により、必要に応じてポ
リエチレンフォーム、グラスウールシート等の裏貼り材
を添装しても良い。
【0008】図2に示される外装材1は、略平坦状の面
板部2の両側縁に、断面略く字状の第一嵌合部31を有
する傾斜状の第一立上り部3,3を備えてなる折板屋根
板であり、その施工(接続)状態において隣り合う第一
立上り部3,3(及び後述するカバー材)で側縁山部A
が形成される構成であり、面板部2の略中央には前記側
縁山部Aよりも小型に形成される中央山部Bを有する。
この中央山部Bは、断面略く字状の第二嵌合部41を備
える第二立上り部4にて形成される。より詳細に説明す
ると、前記第一立上り部3は、面板部2の端縁から傾斜
状に立上る傾斜面部32、該傾斜面部32の上端からさ
らに外方へ断面略く字状に突出する第一嵌合部31、該
第一嵌合部31の上端から外方に延出して略左右対称の
断面山形状を有する重合延出部34を形成した構成であ
る。前記第二立上り部4は、面板部2の端縁から傾斜状
に立上る第二傾斜面部42、該第二傾斜面部42の上端
を断面略く字状に折曲した第二嵌合部41、該第二嵌合
部41の上端から傾斜状に外方へ向かう第二載置部43
を形成した構成であり、隣り合う第二立上り部4,4が
第二載置部43の上端で連結して中央山部Bが形成され
ている。また、第一嵌合部31の高さの実際寸法は5
1.89mmであり、第二嵌合部41の高さは24.2
mmである。
【0009】図2の外装構造を前記外装材1と共に構築
する外装材保持用部材5は、基本的に前記外装材1の嵌
合部31、41と弾性嵌合する被嵌合部521,541
を有する構成であり、従来公知の吊子やタイトフレーム
と称される部材であり、通常は側縁部用と中央山部用の
2種類からなるが、1部材に形成しても良い。また、こ
の外装材保持用部材5は、前記外装材1の寸法、所要強
度等により通常0.6乃至3.2mm程度のステンレス
鋼板やメッキ鋼板等をプレス加工する等して成型され
る。図示実施例の外装材保持用部材5は、側縁部用保持
部材5Aと中央山部用保持部材5Bと外装下地6に固定
するための固定部のみで形成されるフレーム部5Cで構
成されている。保持部材5A,5Bは、それぞれ前後に
左右対称形状(図中、一点鎖線は対称軸を表す)に形成
された支持部分52,54が起立する断面U字状に成形
されたピース材であり、底面部分51,53でフレーム
部5Cと接合されている。側縁部用支持部分52は、左
右側縁に、前記外装材1の第一立上り部3の第一嵌合部
31と嵌合する第一被嵌合部521が、上縁に、第一載
置部33を裏面から支持する第一被載置部522が設け
られている。同様に左右対称形状に形成された中央山部
用支持部分54は、左右側縁に、前記外装材1の第二立
上り部4の第二嵌合部41と嵌合する第二被嵌合部54
1が、上縁に、第二載置部43を裏面から支持する第二
被載置部542が設けられ、前記側縁部用支持部分52
より小さく形成されている。この外装材保持用部材5も
前記外装材1と同様に、基本的に前記の構成、即ち外装
材1の嵌合部31、41と弾性嵌合する被嵌合部52
1,541を有して外装下地6に保持する構成を備える
ものであれば特にその他の構成については限定するもの
ではなく、例えば、外装材1の立上り部3,4が背高な
傾斜面部32,42を備える構成の場合、外装材保持用
部材5としては、比較的厚肉の短幅材を折曲して成形さ
れ、外装材1の面板部2及び背高な傾斜面部32,42
を沿わせる脚片部を有するフレーム部5Cを前記構成の
支持部分52,54に適宜固着具等で一体状に組合せた
ものを採用してもよい。また、通常は棟軒方向に適宜間
隔で配設されるタイプが用いられるが、支持部分52,
54が棟軒方向に連続するタイプのものを用いてもよ
い。さらに、左右の外装材1,1を取り付ける支持部分
52,54は左右分割型式の複数部材からなるものでも
よい。
【0010】前記外装材保持用部材5を固定する外装下
地6は、梁や母屋、胴縁等の鉄骨躯体が一般的である
が、これに限定されるものではない。例えば木毛セメン
ト板、木片セメント板、軽量気泡コンクリート板等の下
地材を前記鉄骨躯体上に敷設する構成でも良いし、コン
クリート造の躯体上に鉄骨や木材の小屋組をする構成も
あるし、下地調整されたコンクリート面に直接外装材保
持用部材5を取り付けても良い。したがって、本発明に
おける施工対象となる外装下地6は、釘、ビス、アンカ
ー、溶接、接着剤等の固着手段によって前記外装材保持
用部材5が取付可能な全ての建築躯体をいい、前記躯体
上に断熱その他の必要に応じて敷設する木毛セメント板
等のボード類を含むものである。
【0011】図2の外装構造を前記外装材1や外装材保
持用部材5と共に構築するカバー材7は、隣り合う外装
材1,1或いは外装材保持用部材5の何れかに保持され
る構成である。図示実施例のカバー材7は、山型の覆い
部71の左右に、左右一対の被保持部72が形成された
構成であり、被保持部72は外装材1の第一嵌合部31
を介して外装材保持用部材5の第一被嵌合部521に弾
性的に嵌合保持されている。
【0012】前記各部材を用いて外装構造を施工するに
は、一般の嵌合式の外装材と同様に施工するものであ
り、概ね以下の手順で行われる。即ち、梁や母屋、胴縁
等の鉄骨下地6上に、前記外装材保持用部材5を取り付
けて、これに前記外装材1を弾性嵌合により施工した
後、カバー材7を取り付けるものである。
【0013】本発明の外装材1の効果(施工作業性の安
定化)をより明瞭に説明するため、本発明の実施形態で
ある図2の外装構造(施工方法)を図1に示す参考例と
の比較で説明する。尚、図1に示す参考例は、外装材
1’の第一立上り部3と第二立上り部4がほぼ同一形状
で、第一嵌合部31と第二嵌合部41の高さも同一であ
り、これに応じて第二立上り部4を保持する部材を、側
縁部用保持部材5Aと同一形状の部材(5A)とした以
外は図2の外装構造と同様である。両図は、何れも中央
山部Bから嵌合を開始する態様(施工方法)を示し、施
工状態における各嵌合部31,41と外装材保持用部材
5との嵌合関係(鉛直方向に対する係合の深さやクリア
ランス)は何れも同一条件である。また、両図中段に示
す横長の数値は、回動角度と回動時の係合深さ(単位な
し)を示す。両図における回動角度と回動時の係合深さ
を比較すると、何れの数値も本発明の実施形態である図
2の方が参考例である図1よりも小さいので、少なくと
も参考例よりも側縁の第一嵌合部31の嵌合作業が容易
に行えることがわかる。したがって、本発明の外装材1
は、前記のように嵌合作業を中央山部Bから始める場
合、対吹き上げ風圧力に対して参考例の外装材1’と同
一性能を有しながら容易に且つ確実に施工作業を行うこ
とができる。また、そのため、側縁の第一立上り部31
の変形の危険性が低下するので、雨仕舞を含めて安全性
にも優れたものとなる。
【0014】また、本発明の外装材1の嵌合作業は前記
方法に限定するものではなく、図4に示すように側縁の
第一立上り部31から始めるようにしても良い。この場
合の施工作業性を図3に示す参考例との比較で説明す
る。尚、図3に示す参考例は、施工方法が異なるだけで
前記図1と全く同様の外装構造である。両図は、何れも
右側の第一立上り部31から嵌合を開始する態様(施工
方法)を示し、施工状態における各嵌合部31,41と
外装材保持用部材5との嵌合関係(鉛直方向に対する係
合の深さやクリアランス)は何れも同一条件である。ま
た、両図中段に示す横長の数値は、回動角度と回動時の
係合深さ(単位なし)を示す。両図における回動角度と
回動時の係合深さを比較すると、何れの数値も本発明の
実施形態である図4の方が参考例である図3よりも大き
いので、単純には参考例よりも第二嵌合部41の嵌合作
業が困難になるものと予想される。しかしながら、図4
では図3と同じ嵌合関係を維持したまま第二嵌合部41
の位置を低くしているため、第二嵌合部41より下方の
斜面(第二傾斜面部42)の構成が図3とは異なる結果
となっている。そのため、結果的に図4の中央山部Bの
回動時に外装材保持用部材5(中央山部用支持部分5
4)と当接する第二傾斜面部42は、図3のほぼ平行に
対して顕著な傾斜(21.565度)を伴っているた
め、実際の作業性に相違は生じない。したがって、本発
明の外装材1は、前述したとおり中央山部Bから嵌合作
業を始めることにより、確実な嵌合作業性を奏するもの
であるが、前記のように嵌合作業を側縁の第一立上り部
31から始めても、図3と同様の性能を奏することがで
きる。
【0015】尚、前記図2及び図4に示す本発明の外装
材1は、第一立上り部3から外方に延出する略左右対称
な重合延出部34を形成した構成であり、その施工(接
続)状態において隣り合う重合延出部34と重合して係
合状態となる。近年、3次元曲面を呈する屋根構造(屋
根面)が増加しているが、このような屋根面に縦葺き屋
根を葺く場合、左傾斜する部位と右傾斜する部位とが現
れる。その際、外装材が一方向でのみ重合する左右非対
称形の構成であると、一方の部位では風雨に対して安全
性が高くても他方の部位では風雨に対して安全性が極め
て低くなる。また、仮りに相反する傾斜部位が存在しな
い屋根面であっても、左右非対称形の外装材では、現場
成形後の屋根面への搬送(リフトアップ)や敷設等を考
慮すると、現場施工や建築物の立地条件によって、施工
方向が限定されるという問題があった。しかし、この外
装材1は、前記のように略左右対称であるため、現場成
形場所から屋根面上へ搬送する際に取付ミスを生じ得な
いものとなり、その敷設作業も含めて施工性が向上す
る。また、物品として製造成形性も左右非対称形のもの
に比べて優れたものとなる。そして、屋根面の傾斜や風
向き等の諸条件を考慮して水上側に敷設する外装材1の
重合延出部34を水下側に敷設する外装材1の重合延出
部34の上に重合させると、風雨に対して安全性が高い
外装構造とすることができる。
【0016】図5の外装構造に使用した図6の外装材1
では、第一嵌合部31と重合延出部34との間に第一載
置部33を形成すると共に、重合延出部34を水平状に
成形した構成である。このような外装材1は、平面状の
屋根面にも適用できるが、隣接する重合延出部34,3
4の重合代がテーパ状となるように外装材保持用部材5
A,5Aの配設間隔をテーパ状にして外装材1,1を敷
設することにより、外装材1(の面板部2)をテーパ形
状に作製することなく、3次元曲面を呈する屋根面等の
テーパ状の屋根面にも適用することができ、風雨に対し
て安全性が高い屋根構造とすることができる。また、外
装材保持用部材は、側縁部用と中央山部用の2種類から
なり、側縁部用の外装材保持用部材5Aは短冊状の素材
を略L字状に、且つその長片の先端を内側に折曲した形
状であり、短片が第一固定部51、長片が側縁部用支持
部分52、その先端の隅部が第一被嵌合部521、先端
の折曲片が外装材1の第一載置部33を裏面から支持す
る第一被載置部522である。中央山部用の外装材保持
用部材5Bは略正方形状の素材に適宜に抜き加工及び折
曲加工等を施し、第二固定部53から略V字状に中央山
部用支持部分54,54を立ち上げた形状であり、その
先端の隅部が第二被嵌合部541、先端の折曲片が第二
被載置部542である。前記構成の外装材保持用部材5
A,5Bは、成形用素材の形状が簡易であり、被嵌合部
521,541が深く形成されているので、弾性嵌合時
における外装材1の嵌合部31,41での撓みが容易と
なり、施工作業性が向上する。また、前記図2の外装構
造に用いられたような左右一体型の外装材保持用部材を
テーパ状の屋根面に適用する場合には、支持部分52の
横幅寸法が異なる複数の部材を作製しておく必要がある
が、この外装構造における左右分割型の外装材保持用部
材5Aでは、外装材1,1の配設間隔に応じて左右の外
装材保持用部材5Aの配設間隔を設定すればよい。
【0017】図7の外装構造も外装材1の重合延出部3
4を水平状に成形したので、重合延出部34,34の重
合代を任意に設定することができ、前記図5の外装構造
と同様にテーパ状の屋根面にも適用できるが、重合延出
部34がより幅広になったことでテーパ状の重合代が拡
大された構成である。そのため、曲率がより大きな屋根
面等にも適用することができるものとなる。また、この
外装構造に使用される側縁部用の外装材保持用部材5
A,5Aの配設間隔には、断面略U字状の長尺材である
樋部材兼位置調整部材59が配設されている。この樋部
材兼位置調整部材59は、底面部がテーパ状に成形さ
れ、側面の上端が外装材保持用部材5Aの側面に形成さ
れた係止片521の内側溝に係合している。したがっ
て、この外装構造では、樋部材兼位置調整部材59によ
り、外装材保持用部材5A,5Aの配設が容易となり、
しかも雨仕舞性がさらに高められたものとなる。
【0018】図8に示す外装材1は、一方側の側縁(外
側ハゼ部)36に、端縁に嵌合部361を、面板部2側
内面に被当接部362を形成し、他方側の側縁(内側ハ
ゼ部)37には、面板部2側外面に前記嵌合部361と
嵌合する被嵌合部371、端縁に少なくとも前記嵌合作
業時に被当接部362と当接して両側縁36,37の位
置関係を規制する当接部372を有する構成である。こ
のような構成の外装材1は、嵌合時のハゼ部36,37
相互の位置関係を規制することで、弾性嵌合方式の弱点
である嵌合時の外側ハゼ部36による内側ハゼ部37の
押し下げや内方への傾動を確実に防止できるので、確実
な嵌合が可能となる。
【0019】図9乃至図11の外装材1は、側縁同士は
重合せず、単にカバー材7を嵌合して隣接する箇所を被
覆するタイプの実施形態であり、図9及び図11はこれ
らの外装材1を用いて施工した外装構造を示す。これら
の外装材1の第一立上り部3は、面板部2の端縁から傾
斜状に立上る傾斜面部32、該傾斜面部32の上端から
さらに外方へ断面略く字状に突出する第一嵌合部31、
該第一嵌合部31の上端から傾斜状に外方へ向かう第一
載置部33、該第一載置部33の上端を略垂直状に且つ
その先端を内方へ折曲した折り返し部35を形成した構
成である。第二立上り部4は、前記実施形態と同様であ
るから説明を省略する。
【0020】前記構成の外装材1は、全幅が施工時の有
効幅とほぼ同一か、有効幅以内に成形されているので、
嵌合接続式の外装材でありながら、その成形機は10ト
ントラックでの輸送が可能な大きさ(本体成形機重量1
0トン以内、全長10.5m以内)となる。そのため、
気象条件等による施工予定の変更など迅速な対応が要求
される現場状況に即応することができる。具体的には、
現場の気象条件等によって、施工予定にズレが生じても
比較的容易に輸送車両を手配することができ、成形機を
容易に現場に搬入できるので、施工予定のズレを予備ス
ケジュールの範囲内に納めることができる。
【0021】また、本発明の外装材1では、その施工に
おいて基本的にカバー材7を用いて施工するので、裏面
に保持用部材が位置していない箇所でも不具合を生ずる
ことなく確実に弾性嵌合が果たされるものとなる。即
ち、前記一方の側縁が他方の側縁を覆ってカバー材を兼
用する構成の外装材では、下側の外装材には押圧力に加
えて上側の外装材の自重が作用していたが、本発明の外
装材1では押圧力に加えてカバー材7の自重が作用する
に過ぎない。また、前記従来の外装材では下側の外装材
の嵌合部が上側の外装材によって視認できなかったが、
本発明の外装材1ではカバー材7を嵌合する直前まで外
装材1の嵌合部(第一嵌合部31)を視認することがで
きる。その結果、前記従来の外装材のように塑性変形を
招くといった可能性が大幅に減じられ、万一塑性変形が
生じても補修作業は容易なので、雨仕舞性能や強度性能
といった所期の性能が確実に得られる。
【0022】さらに、前記外装材1には、第一立上り部
31の端縁に内側に折り返した折り返し部35が形成さ
れているので、折り返し部35とカバー材7の内面によ
って形成される空間70が、毛細管現象防止空間として
作用し、雨水の浸入を防止することができる。
【0023】以上本発明を図面の実施の形態に基づいて
説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲に記載の構成を変更しない限
りどのようにでも実施することができる。
【0024】
【発明の効果】以上要するに本発明によると、縦葺き外
装材の両側縁の嵌合部の嵌合作業を、同レベルのものに
比べて容易且つ確実に行うことができる。特に中央山部
から嵌合作業を始めることにより、確実な嵌合作業性を
奏することができる。両側縁の嵌合部及び側縁部自体の
変形可能性が減少するので、変形に伴う補修作業や雨仕
舞、強度性能の問題の発生も抑制することができる。風
圧力による外装材の面板部の浮き上がりは、中央山部の
嵌合によって抑えられるので、従来の広幅瓦棒葺きのよ
うに飛散事故を招くことがない。また、本発明の外装材
及び外装構造は、その立上り部の形状など任意に設定で
きる要因が極めて広いので、中型物件から大型物件まで
広範な建築物に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例の外装構造の施工方法を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の外装構造の施工方法を示す断面図であ
り、一部拡大図を付記した。
【図3】参考例の外装構造の他の施工方法を示す断面図
である。
【図4】本発明の外装構造の他の施工方法を示す断面図
である。
【図5】本発明の外装構造の他の一実施例を示す断面
図、及び中央山部に用いた外装材保持用部材を示す断面
図である。
【図6】図5の外装構造に用いた本発明の縦葺き外装材
を示す断面図である。
【図7】(a)本発明の外装材の他の一実施例を示す断
面図、(b),(c)重合延出部の重ね代を変化させた
断面図である。
【図8】本発明の外装材の他の一実施例を示す断面図で
ある。
【図9】本発明の外装構造の他の一実施例を示す断面
図、及び側縁山部、中央山部に用いた外装材保持用部材
を示す断面図である。
【図10】図9の外装構造に用いた本発明の縦葺き外装
材を示す断面図である。
【図11】本発明の外装構造の他の一実施例を示す断面
図、及び側縁山部、中央山部に用いた外装材保持用部材
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 縦葺き外装材 11 裏貼り材 2 面板部 3 第一立上り部 31 第一嵌合部 4 第二立上り部 41 第二嵌合部 5 外装材保持用部材 6 外装下地 7 カバー材 70 (毛細管現象防止)空間 A 側縁山部 B 中央山部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年8月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】図7の外装構造も外装材1の重合延出部3
4を水平状に成形したので、重合延出部34,34の重
合代を任意に設定することができ、前記図5の外装構造
と同様にテーパ状の屋根面にも適用できるが、重合延出
部34がより幅広になったことでテーパ状の重合代が拡
大された構成である。そのため、曲率がより大きな屋根
面等にも適用することができるものとなる。また、この
外装構造に使用される側縁部用の外装材保持用部材5
A,5Aの配設間隔には、断面略U字状の長尺材である
樋部材兼位置調整部材59が配設されている。この樋部
材兼位置調整部材59は、底面部がテーパ状に成形さ
れ、側面の上端が外装材保持用部材5Aの側面に形成さ
れた係止片523の内側溝に係合している。したがっ
て、この外装構造では、樋部材兼位置調整部材59によ
り、外装材保持用部材5A,5Aの配設が容易となり、
しかも雨仕舞性がさらに高められたものとなる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】また、前記構成の外装材1では、その施工
において基本的にカバー材7を用いて施工するので、裏
面に保持用部材が位置していない箇所でも不具合を生ず
ることなく確実に弾性嵌合が果たされるものとなる。即
ち、前記一方の側縁が他方の側縁を覆ってカバー材を兼
用する構成の外装材では、下側の外装材には押圧力に加
えて上側の外装材の自重が作用していたが、この(図9
乃至図11の)外装材1では押圧力に加えてカバー材7
の自重が作用するに過ぎず、さらにカバー材7を嵌合す
る直前まで外装材1の嵌合部(第一嵌合部31)を視認
することができる。その結果、塑性変形を招くといった
可能性が大幅に減じられ、万一塑性変形が生じても補修
作業は容易なので、雨仕舞性能や強度性能といった所期
の性能が確実に得られる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側縁に第一立上り部を有し、前記両側
    縁の第一立上り部間には1つ以上の中央山部を有して、
    山部と谷部が交互に形成される縦葺き外装材であって、 前記両側縁の第一立上り部と中央山部を形成する第二立
    上り部にはそれぞれ1つ以上の嵌合部が形成されると共
    に、 前記第二立上り部の第二嵌合部は、前記第一立上り部の
    第一嵌合部よりも下方となるように形成されていること
    を特徴とする縦葺き外装材。
  2. 【請求項2】 両側縁に第一立上り部を有し、前記両側
    縁の第一立上り部間には1つ以上の中央山部を有する縦
    葺き外装材と、外装材保持用部材よりなり、山部と谷部
    が交互に形成される建築物の外装構造であって、 前記縦葺き外装材の両側縁の第一立上り部と中央山部を
    形成する第二立上り部にはそれぞれ1つ以上の嵌合部が
    形成されると共に、第二立上り部の第二嵌合部は、前記
    第一立上り部の第一嵌合部よりも下方となるように形成
    され、 前記外装材保持用部材にはこれらの嵌合部と弾性嵌合す
    る1つ以上の被嵌合部が形成され、 前記縦葺き外装材の嵌合部と前記外装材保持用部材の被
    嵌合部とを弾性的に嵌合させてなることを特徴とする建
    築物の外装構造。
  3. 【請求項3】 両側縁に第一立上り部を有し、前記両側
    縁の第一立上り部間には1つ以上の中央山部を有する縦
    葺き外装材と、外装材保持用部材よりなり、山部と谷部
    が交互に形成される建築物の外装構造を施工する方法で
    あって、 前記縦葺き外装材の両側縁の第一立上り部と中央山部を
    形成する第二立上り部にはそれぞれ1つ以上の嵌合部が
    形成されると共に、第二立上り部の第二嵌合部は、前記
    第一立上り部の第一嵌合部よりも下方となるように形成
    され、 前記外装材保持用部材にはこれらの嵌合部と弾性嵌合す
    る1つ以上の被嵌合部が形成され、 下地上に固定した外装材保持用部材に対する縦葺き外装
    材の嵌合作業を中央山部から始め、嵌合部と被嵌合部と
    を弾性的に嵌合させることを特徴とする建築物の外装構
    造の施工方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010071026A (ja) * 2008-09-22 2010-04-02 Gantan Beauty Ind Co Ltd 建築用外装構造

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