JPH11215538A - 移動局装置及び基地局装置、並びに移動通信システム - Google Patents

移動局装置及び基地局装置、並びに移動通信システム

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JPH11215538A
JPH11215538A JP10027712A JP2771298A JPH11215538A JP H11215538 A JPH11215538 A JP H11215538A JP 10027712 A JP10027712 A JP 10027712A JP 2771298 A JP2771298 A JP 2771298A JP H11215538 A JPH11215538 A JP H11215538A
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JP
Japan
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base station
interference
cell
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mobile
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JP10027712A
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English (en)
Inventor
Nobuo Asano
延夫 浅野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W16/00Network planning, e.g. coverage or traffic planning tools; Network deployment, e.g. resource partitioning or cells structures
    • H04W16/24Cell structures
    • H04W16/28Cell structures using beam steering
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/24Reselection being triggered by specific parameters
    • H04W36/30Reselection being triggered by specific parameters by measured or perceived connection quality data
    • H04W36/302Reselection being triggered by specific parameters by measured or perceived connection quality data due to low signal strength
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W16/00Network planning, e.g. coverage or traffic planning tools; Network deployment, e.g. resource partitioning or cells structures
    • H04W16/24Cell structures

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンドオーバ先として適当であるセルへ
のハンドオーバを効率良く行うこと。 【解決手段】 基地局装置において、報告される受信可
能な強度を持つ他の基地局のパイロットチャネルの統計
量を測り、一定期間受信可能な強度を示す他の基地局の
パイロットチャネルに対して、報告される角度差情報及
び設置基地局情報に照らし合わせ、そのパイロットチャ
ネルを持つセルの位置を検出し、そのセルがハンドオー
バ先のセルとして相応しくないと判断したとき、そのセ
ルの基地局に対して干渉度合通知信号を出力する。ま
た、ある他セルへの干渉が大きいことを干渉度合通知信
号によって通知された場合、設置基地局情報に基づいて
そのセルのある方向へのアンテナ指向性を弱めるよう制
御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばCDMA(C
ode Division Multiple Access)方式、FDMA(Fr
equency Division Multiple Access)方式もしくは
TDMA(Time Division Multiple Access)方式シス
テムの通信装置及び通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、移動通信分野では、CDMA方式
又はTDMA方式を採用したディジタル移動通信システ
ムが主流となってきている。移動通信では、移動局が通
話を始めたセル(又はゾーンと呼ぶ)から移動し、隣の
セル内へ入ってしまうことがある。その際、隣のセルに
おける電波条件の方が一般的には好条件となるため、通
話回線を隣のセルの基地局に即時的に切り替える操作を
行う機能を通常持っており、これをハンドオーバ(又は
ハンドオフ)と呼んでいる。最近では、MAHO(Mobil
e Assisted Hand Over)と呼ばれるハンドオーバが主
流となっている。この方式は、移動局が通話しているセ
ルの周辺に位置するセルの受信強度を測定して基地局に
報告し、その報告に基づいて基地局が移動局をハンドオ
ーバさせるか否かを決定する方式である。
【0003】図11は従来の通信装置である移動局装置
の構成を示すブロック図である。図11において、移動
局装置は、信号の送受信を行うアンテナ1101と、信
号の変調・復調を行う変復調部1102と、ハンドオー
バに相応するセルのパイロットチャネルをサーチするサ
ーチ部1103と、信号の同期をとる同期部1104
と、パイロットチャネル情報を復号して解釈するメッセ
ージ復号/解釈部1105と、システムで使用するパイ
ロットチャネル及び周辺で使用されているパイロットチ
ャネルを管理するパイロットチャネル管理部1106
と、受信可能なパイロットチャネルに関する情報を組み
立て・符号化するメッセージ組立/符号化部1107と
を含む。
【0004】また、サーチ部1103は、相関積分を行
う相関積分部1108と、パイロットチャネルの受信強
度を判定する受信強度判定部1109と、PN符号とし
て用いる参照パイロットを生成する参照パイロット生成
部1110とを含む。
【0005】図12は従来の通信装置である基地局装置
の構成を示すブロック図である。図12において、基地
局装置は、信号の送受信を行うアンテナ1201と、信
号の変調・復調を行う変復調部1202と、パイロット
チャネル情報を復号して解釈するメッセージ復号/解釈
部1203と、パイロットチャネル情報に基づいてハン
ドオーバを管理するハンドオーバ管理部1204と、基
地局位置情報等を格納した設置基地局データベース部1
205とを含む。
【0006】上記通信装置を用いた従来の移動通信シス
テムについて、図13を用いて説明する。図13におい
て、MSは図11に示す構成を有する移動局であり、B
Sは図12に示す構成を有する基地局であり、MSCは
基地局間を結んでいる移動局交換装置(Mobile Switchi
ng Center)である。
【0007】図13において、移動局MSは、基地局B
S1の配下で通信を行っているものとする。また、アク
セス方式はCDMA方式であるとし、基地局からはパイ
ロットチャネルが送信されており、移動局はそれを受信
し、基地局との同期を確立するものとする。
【0008】通常、基地局は、システムで使用している
パイロットチャネルの種類及び自セルの周辺で使用され
ているパイロットチャネルの種類についての情報を移動
局に対し報知している。移動局は、受信した情報をメッ
セージ復号化/解釈部1105で復号解釈し、パイロッ
トチャネル管理部1106に通知する。パイロットチャ
ネル管理部1106では、ハンドオーバに備えて、周辺
で使用されているパイロットチャネル及びシステムで使
用しているパイロットチャネルの受信強度測定をサーチ
部1103に指示する。また、パイロットチャネル管理
部1106は、サーチ部1103の受信強度判定部11
09からの受信強度をパイロットチャネル毎に管理す
る。
【0009】なお、パイロットチャネル管理部1106
がサーチ部1103に受信強度測定の指示を行う際に、
周辺で使用されているパイロットチャネルとそれ以外の
システムで使用しているパイロットチャネルでは、その
指示頻度は異なっていても良い。
【0010】パイロットチャネル管理部1106では、
閾値を設け、その閾値を超えたときに、十分受信できる
受信強度であるとし、そのような十分な受信強度のパイ
ロットチャネルを見つけた場合には、メッセージ組立/
符号化部1107にそのパイロットチャネルの番号と受
信強度、更に必要ならば受信位相差をメッセージにのせ
て送信する。受信位相差とは、現在通信している基地局
のパイロットチャネルを受信しているパス位相を基準と
した場合の他のパイロットチャネルの受信パス位相との
間の差である。
【0011】図10はセル配置の説明図である。ここ
で、セル1を自セルとすると、周辺で使用されているパ
イロットチャネルとは、セル2〜セル7のセルで使用さ
れているパイロットチャネルである。また、システムで
使用しているパイロットチャネルとは、セル1からセル
18で使用されているすべてのパイロットチャネルであ
る。
【0012】一方、基地局は、いずれかのメッセージ復
号化/解釈部1203で上記メッセージを復号解釈し、
ハンドオーバ管理部1204へパイロットチャネルの番
号、受信強度及び受信位相差を通知する。ハンドオーバ
管理部1204では、そのパイロットチャネル番号を持
つセルへ移動局をハンドオーバさせるかを判断する。ま
た、必要に応じて、ハンドオーバ管理部1204は、設
置基地局データベース部1205へそのパイロットチャ
ネル番号を持つ基地局の位置情報を問い合わせ、判断材
料の一つとすることができる。
【0013】図10において、移動局MSがセル1にい
るとき、ハンドオーバ先として相応しいのは、通常セル
2〜7のいずれかであり、パイロットチャネルの受信強
度測定を行ったとき、このいずれかの受信強度が十分と
なることは正常と考えられる。しかしながら、基地局ア
ンテナの設置高、地形、建物等の諸条件で近接セルでな
い、例えばセル14のような基地局からのパイロットチ
ャネルの受信強度が十分大きく観測されることがある。
その場合、ハンドオーバ先のセルとしては相応しくない
ため、基地局では、ハンドオーバしないように制御する
必要がある。
【0014】このようにして、上記従来例では、移動局
が使用されているパイロットチャネルの受信強度で十分
に受信できるものを基地局へ通知することによって、基
地局は移動局をハンドオーバさせるか否かを判定する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
基地局では、ハンドオーバ先のセルとしては相応しくな
いセルのパイロットチャネル番号が報告された場合、ハ
ンドオーバしないように制御することはできるが、配下
に存在する移動局は毎回そのパイロットチャネルを検出
する度に報告をしてくるため、その度に同様の処理をし
なければならないという冗長性がある。
【0016】移動局にとっては、基地局ではハンドオー
バしないことがわかっているセル(図13におけるセル
14)であるにも拘わらず、そのセルのパイロットチャ
ネル受信強度を測定することは、特にそのパイロットチ
ャネルが受信するのに十分な強度を持っている場合に
は、その強度測定時間がかかるため移動局の処理リソー
スを無駄に費やすこととなる。
【0017】また、システム上、近接セルでないセルか
らの電波の受信強度が十分であることは、自セルの干渉
を無駄に増やし、システム容量の減少又は通信品質を劣
化させるという問題でもある。
【0018】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、ハンドオーバ先として適当であるセルへのハンド
オーバを効率良く行うことができる通信装置及び通信方
法を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は以下の手段を講じた。請求項1に記載の移
動局装置に関する発明は、指向性が可変であるアンテナ
と、一つの基地局と他の基地局との間における受信品質
測定情報の受信位相差及び到来方向の角度差を測定する
角度差測定手段と、測定された角度差情報を送信する送
信手段と、を具備する構成を採る。
【0020】この構成によれば、ハンドオーバに相応し
くない基地局を特定することができ、これにより不要な
受信品質測定情報の処理を軽減でき、移動局の処理負荷
を軽減することができる。
【0021】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の移動局装置において、アンテナの指向性を制御して受
信品質測定情報の受信品質が良好である方向を探索する
探索手段を具備する構成を採る。
【0022】この構成によれば、ハンドオーバに相応し
くない基地局を確実に探索することができる。この場
合、請求項3に記載の発明のように、送信手段が、受信
品質が所定のレベル以上になった時に角度差情報を送信
することが好ましい。
【0023】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3のいずれかに記載の移動局装置において、特定の
基地局を監視対象から外す指示を受け取った時に、その
基地局を角度差情報の測定対象から外す構成を採る。
【0024】この構成によれば、ハンドオーバ先として
誤り易い基地局を測定対象から確実に外すことができ、
移動局の処理負荷を軽減することができる。
【0025】請求項5に記載の基地局装置に関する発明
は、一つの基地局が自セルの基地局であり、他の基地局
の受信品質測定情報が自セルに干渉を及ぼすかどうかを
判定する干渉判定手段と、自セルに対して干渉を及ぼす
干渉基地局に干渉度合情報を送信する送信手段と、を具
備する構成を採る。
【0026】請求項17に記載の移動通信方法に関する
発明は、他の基地局の受信品質測定情報が自セルに干渉
を及ぼすかどうかを基地局が判定する工程と、前記基地
局において自セルに対して干渉を及ぼすと判定した時
に、その干渉基地局に干渉度合情報を送信する工程と、
具備する構成を採る。
【0027】これらの構成によれば、受信可能な品質を
持つ受信品質測定情報を報告され、そのセルがハンドオ
ーバ先のセルとして相応しくないと判断したとき干渉度
合い情報を送るので、干渉基地局に干渉状況を知らせる
ことができ、誤ったハンドオーバを未然に防止すること
ができる。
【0028】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の基地局装置において、一つの基地局と他の基地局との
間における受信品質測定情報の受信位相差及び到来方向
の角度差に関する移動局からの情報を受信する受信手段
と、この角度差情報に基づいて前記干渉基地局の位置を
検出する位置検出手段と、を具備する構成を採る。
【0029】請求項18に記載の発明は、請求項17に
記載の移動通信方法において、自セルに干渉を及ぼすか
どうかを判定する工程が、自セルの基地局と他の基地局
との間における受信品質測定情報の受信位相差及び到来
方向の角度差を測定する角度差に関する移動局からの情
報に基づいて行われる構成を採る。
【0030】請求項19に記載の発明は、請求項18に
記載の移動通信方法において、角度差情報に基づいて前
記干渉基地局の位置を検出する構成を採る。
【0031】これらの構成によれば、受信品質だけでは
判断しにくい干渉基地局の方向を検出することができ、
干渉基地局に干渉度合情報を確実に送ることができる。
【0032】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の基地局装置において、設置基地局情報を記憶する記憶
手段を備え、前記位置検出手段は、前記設置基地局情報
に基づいて前記干渉基地局の位置を特定する構成を採
る。
【0033】請求項20に記載の発明は、請求項19に
記載の移動通信方法において、予め設定した設置基地局
情報づいて前記干渉基地局の位置を特定する構成を採
る。
【0034】これらの構成により、干渉基地局の位置を
特定することができ、干渉基地局に干渉度合いを小さく
する処理を促すことができる。
【0035】請求項6に記載の基地局装置においては、
請求項8に記載の発明のように、受信手段が、干渉基地
局との間の受信品質が良好であるとの情報を移動局から
受信することが好ましい。これにより、自セルに対して
干渉するかどうかの判定が容易となる。
【0036】請求項9に記載の発明は、請求項5乃至請
求項8のいずれかに記載の基地局装置において、干渉判
定手段が、干渉基地局との間の受信品質が良好であると
の情報を受信手段が一定期間に一定回数以上受信した時
に、自セルに干渉を及ぼすと判定する構成を採る。
【0037】請求項21に記載の発明は、請求項17乃
至請求項20のいずれかに記載の移動通信方法におい
て、自セルに干渉を及ぼすかどうかを判定する工程が、
干渉基地局との間の受信品質が良好であるとの情報を基
地局が一定期間に一定回数以上受信した時に、自セルに
干渉を及ぼすと判定する構成を採る。
【0038】また、請求項22に記載の発明は、請求項
17乃至請求項20のいずれかに記載の移動通信方法に
おいて、自セルに干渉を及ぼすかどうかを判定する工程
が、干渉基地局との間の受信品質が良好であるとの情報
を基地局が受信した時に、一定期間毎に再度移動局に再
度受信品質を測定させるように指示し、干渉基地局との
間の受信品質が良好であるとの情報を一定回数以上受信
した時に、自セルに干渉を及ぼすと判定する構成を採
る。
【0039】これらの構成によれば、高い信頼性で干渉
基地局を特定することができ、偶発的に受信品質が良好
になった基地局を干渉基地局と誤ることを防止できる。
【0040】請求項10に記載の発明は、請求項5乃至
9のいずれかに記載の基地局装置において、干渉基地局
に対して受信を試み、前記干渉基地局から固有番号を受
信し、前記干渉基地局の位置を特定する基地局監視手段
を具備する構成を採る。
【0041】請求項23に記載の移動通信方法に関する
発明は、他の基地局の受信品質測定情報が自セルに干渉
を及ぼすかどうかを基地局が判定する工程と、前記基地
局において自セルに対して干渉を及ぼすと判定した時
に、その干渉基地局からの情報の受信を試み、前記干渉
基地局から固有番号を獲得する工程と、具備する構成を
採る。
【0042】これらの構成によれば、干渉基地局の高い
精度で特定することができる。
【0043】請求項10に記載の基地局装置において
は、請求項11に記載の発明のように、基地局監視手段
が、設置基地局情報に基づいて前記干渉基地局の位置を
特定することが好ましい。
【0044】また、請求項23に記載の移動通信方法に
おいては、請求項24に記載の発明のように、予め設定
された設置基地局情報に基づいて前記干渉基地局の位置
を特定することが好ましい。
【0045】請求項12に記載の基地局に関する発明
は、指向性が可変であるアンテナと、他セルに対して干
渉を及ぼしているとの干渉度合情報を受信した時に、特
定方向へのアンテナ指向性を弱めるアンテナ制御手段
と、を具備する構成を採る。
【0046】請求項27に記載の移動通信方法に関する
発明は、他の基地局の受信品質測定情報が自セルに干渉
を及ぼすかどうかを基地局が判定する工程と、前記基地
局において自セルに対して干渉を及ぼすと判定した時
に、その干渉基地局に干渉度合情報を送信する工程と、
他セルに対して干渉を及ぼしているとの干渉度合情報を
受信した干渉基地局において、特定方向へのアンテナ指
向性を弱める工程と、を具備する構成を採る。
【0047】これらの構成によれば、基地局での冗長な
処理を軽減できると共に、他セルへの干渉を軽減でき
る。
【0048】請求項12に記載の基地局装置において
は、請求項13に記載の発明のように、設置基地局情報
を記憶する記憶手段を備え、前記アンテナ制御手段は、
前記設置基地局情報に基づいて前記アンテナ指向性を弱
めることが好ましい。これにより、干渉基地局を特定し
てその方向のアンテナ指向性を弱めることができ、他セ
ルへの干渉を確実に軽減できる。
【0049】請求項14に記載の移動通信システムに関
する発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の
移動局装置と、この移動局装置に対してデータ通信を行
う基地局装置と、を具備する構成を採る。
【0050】請求項15に記載の移動通信システムに関
する発明は、請求項5乃至請求項11のいずれかに記載
の基地局装置と、この基地局装置に対してデータ通信を
行う移動局装置と、を具備する構成を採る。
【0051】請求項16に記載の移動通信システムに関
する発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の
移動局装置と、請求項5乃至請求項11のいずれかに記
載の基地局装置と、を具備する構成を採る。
【0052】これらの構成によれば、干渉基地局に対す
る移動局による処理負荷の軽減及び基地局での冗長な処
理を軽減することができ、良好にハンドオーバを行うこ
とができる。
【0053】請求項25に記載の発明は、請求項17乃
至請求項24のいずれかに記載の移動通信方法におい
て、基地局において自セルに対して干渉を及ぼすと判定
した時に、前記干渉基地局の受信品質測定情報を測定対
象から外す通知を配下の移動局に対して一斉に行う構成
を採る。
【0054】請求項26に記載の発明は、請求項17乃
至請求項24のいずれかに記載の移動通信方法におい
て、基地局において自セルに対して干渉を及ぼすと判定
した時に、前記干渉基地局の受信品質測定情報を測定対
象から外す通知を特定の移動局に対して行う構成を採
る。
【0055】これらの構成によれば、移動局に対して干
渉基地局に関する情報を与えることができ、ハンドオー
バに相応しくない干渉基地局に対する処理を軽減させる
ことができる。
【0056】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付図面を参照して詳細に説明する。以下の実施の
形態においては、受信品質測定情報として、パイロット
チャネルを用いる場合について説明する。
【0057】(実施の形態1)実施の形態1では、移動
局装置において、パイロットチャネル受信強度を測定
し、十分受信できる受信強度のパイロットチャネルを見
つけた場合には、そのパイロットチャネルの番号、受信
強度、及び受信位相差を準備する他に、そのパイロット
チャネルの角度差をメッセージにのせて送信する。ここ
で、角度差とは、現在通信している基地局のパイロット
チャネルを受信しているパスの到来方向を基準にして測
った他のパイロットチャネルの受信パスの到来方向との
間の角度の差である。
【0058】図1は実施の形態1に係る移動局装置の構
成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施
の形態における移動局装置は、指向性アンテナ101
と、指向性アンテナの向き(指向性)を変える角度調整
モータ102と、信号の変調・復調を行う変復調部10
4と、ハンドオーバに相応するセルのパイロットチャネ
ルをサーチするサーチ部105と、信号の同期をとる同
期部106と、パイロットチャネル情報を復号して解釈
するメッセージ復号/解釈部107と、システムで使用
するパイロットチャネル及び周辺で使用されているパイ
ロットチャネルを管理するパイロットチャネル管理部1
08と、受信可能なパイロットチャネルに関する情報を
組み立て・符号化するメッセージ組立/符号化部109
とを含む。なお、指向性アンテナ101及びモータ10
2の代わりに、アダプティブアレイアンテナ103を用
いてもよい。
【0059】また、サーチ部105は、相関積分を行う
相関積分部110と、パイロットチャネルの受信強度を
判定する受信強度判定部111と、PN符号として用い
る参照パイロットを生成する参照パイロット生成部11
2とを含む。
【0060】次に、上記構成を有する移動局装置におけ
る動作について説明する。図1において、指向性アンテ
ナ101で受信された信号は、変復調部104で復調さ
れてメッセージ復号化/解釈部107に送られる。メッ
セージ復号化/解釈部107では、移動局に対して報知
されるシステムで使用しているパイロットチャネルの種
類及び所属しているセルの周辺で使用されているパイロ
ットチャネルの種類の情報を復号解釈し、パイロットチ
ャネル管理部108に通知する。
【0061】パイロットチャネル管理部108では、ハ
ンドオーバに備えて、周辺で使用されているパイロット
チャネル及びシステムで使用しているパイロットチャネ
ルの受信強度測定をサーチ部105に指示する。また、
パイロットチャネル管理部108は、サーチ部105の
受信強度判定部111から送られた受信強度をパイロッ
トチャネル毎に管理する。
【0062】パイロットチャネル管理部108が、サー
チ部105に受信強度測定の指示を行う際には、周辺で
使用されているパイロットチャネルと、それ以外のシス
テムで使用しているパイロットチャネルとで、その指示
頻度を異ならせてもよい。
【0063】サーチ部105では、パイロットチャネル
管理部108から受信強度測定の指示を受けると、同期
部106から入力された基準位相信号に基づいて受信強
度判定部111で受信位相を順次変えていく制御を行
う。この受信位相制御信号に基づいて参照パイロット生
成部112で参照パイロットを生成して、この参照パイ
ロットを相関積分部110に送る。相関積分部110で
は、生成された参照パイロットを用いて受信信号におけ
る符号の相関をとる。そして、相関がとれたときの受信
強度情報を受信強度判定部111に送る。
【0064】サーチ部105内の受信強度判定部111
は、指向性アンテナ101又はアダプティブアレイアン
テナ103の指向性を変えながら、測定を行っているパ
イロットチャネルの受信強度が最大になる方向を検出す
る。そして、求められた受信強度と共に、受信位相差及
び角度差をパイロットチャネル管理部108に送る。ま
た、受信強度判定部111は、相関積分部110からの
情報に基づいて受信角度制御信号を指向性アンテナ10
1のモータ102又はアダプティブアレイアンテナ10
3に送り、指向性アンテナ101又はアダプティブアレ
イアンテナ103の指向性を変化させる。
【0065】パイロットチャネル管理部108では、閾
値を設け、十分受信できる受信強度のパイロットチャネ
ルを見つけた場合に、メッセージ組立/符号化部109
へそのパイロットチャネルの番号、受信強度、受信位相
差及び角度差を報告する。この報告内容をメッセージに
のせてメッセージ組立し、符号化を行い、変復調部10
4で変調した後、指向性アンテナ101又はアダプティ
ブアレイアンテナ103を介して送信する。
【0066】このようにして、受信強度の十分なパイロ
ットチャネルの番号、受信強度、受信位相差及び角度差
を基地局に送信することにより、基地局側でそのパイロ
ットチャネルを使用しているセル特定のための効果的な
情報を基地局に提供することができる。これにより、基
地局では、セルがハンドオーバ先のセルとして相応しく
ないかどうかを効率良く判断することができ、その結
果、基地局での冗長な処理を軽減させることができる。
【0067】(実施の形態2)実施の形態2では、移動
局装置において、特定パイロットチャネルを受信強度測
定の対象から外すように指示するメッセージを受け取っ
た場合、そのパイロットチャネルをパイロットチャネル
の受信強度を監視する対象から除外する。
【0068】図2は実施の形態2に係る移動局装置の構
成を示すブロック図である。図2に示すように、本実施
の形態における移動局装置は、メッセージ復号化/解釈
部107の出力として、使用パイロットチャネル情報の
他に除外パイロットチャネル情報がパイロットチャネル
管理部108に入力される構成を有する。その他の構成
については、図1に示す移動局装置と同様であるので、
同一部分については同一符号を付してその詳細な説明は
省略する。
【0069】次に、上記構成を有する移動局装置におけ
る動作について説明する。図2に示す移動局装置の動作
には、図1に示す移動局装置の動作が包含されている。
更に、メッセージ復号化/解釈部107は、移動局に対
して報知されるメッセージから特定パイロットチャネル
を受信強度測定の対象から外すように指示するメッセー
ジを復号解釈し、パイロットチャネル管理部108に通
知する。
【0070】パイロットチャネル管理部108では、ハ
ンドオーバに備えて、周辺で使用されているパイロット
チャネル及びシステムで使用しているパイロットチャネ
ルの受信強度測定をサーチ部105に指示する。このと
き、除外するよう指示されたパイロットチャネルの受信
強度測定の指示は行わない。
【0071】このようにして、不要なパイロットチャネ
ルの受信強度測定を省いた状態で、受信強度の十分なパ
イロットチャネルの番号、受信強度、受信位相差及び角
度差を基地局に送信することにより、基地局側でそのパ
イロットチャネルを使用しているセル特定のための効果
的な情報を基地局に提供することができる。これによ
り、基地局では、セルがハンドオーバ先のセルとして相
応しくないかどうかを効率良く判断することができ、そ
の結果、基地局での冗長な処理を軽減させることができ
る。更に、移動局装置の処理リソースを節約でき、消費
電流の削減又は他のパイロットチャネル受信強度測定の
周期を短縮させることができる。
【0072】(実施の形態3)実施の形態3では、基地
局装置において、報告される受信可能な強度を持つ他の
基地局のパイロットチャネルの統計量を測り、一定期間
受信可能な強度を示す他の基地局のパイロットチャネル
に対して、報告される角度差情報及び設置基地局情報に
照らし合わせ、そのパイロットチャネルを持つセルの位
置を検出し、そのセルがハンドオーバ先のセルとして相
応しくないと判断したとき、そのセルの基地局に対して
干渉度合通知信号を出力する。また、ある他セルへの干
渉が大きいことを干渉度合通知信号によって通知された
場合、設置基地局情報に基づいてそのセルのある方向へ
のアンテナ指向性を弱めるよう制御する。
【0073】図3は実施の形態3に係る基地局装置の構
成を示すブロック図である。図3に示すように、本実施
の形態における基地局装置は、指向性アンテナ201
と、指向性アンテナの向き(指向性)を変える角度調整
モータ202と、信号の変調・復調を行う変復調部20
4と、パイロットチャネル情報を復号して解釈するメッ
セージ復号/解釈部205と、受信強度の測定により干
渉があるかどうかを判断する干渉判定手段である統計量
観測部206と、ある一定期間受信可能な強度を示すパ
イロットチャネルを判定するとともに、ハンドオーバに
相応しくない基地局からの信号による干渉度合いを通知
するパイロットチャネル判定部207と、基地局位置情
報等を格納した設置基地局データベース部208と、干
渉度合いの通知にしたがってアンテナの向きを変えるア
ンテナ送信方向制御部209とを含む。なお、指向性ア
ンテナ201及びモータ202の代わりに、アダプティ
ブアレイアンテナ203を用いてもよい。
【0074】次に、上記構成を有する基地局装置におけ
る動作について説明する。図3において、指向性アンテ
ナ201で受信された信号は、変復調部204で復調さ
れてメッセージ復号化/解釈部205に送られる。メッ
セージ復号化/解釈部205では、移動局から報告され
るメッセージを復号・解釈し、受信強度の十分なパイロ
ットチャネルの番号、受信強度、受信位相差及び角度差
情報を得る。
【0075】これらの情報は、統計量観測部206に送
られ、各移動局毎、各パイロットチャネル毎に受信強度
等の受信強度が統計量として蓄積される。また、この統
計量は、パイロットチャネル判定部207に送られる。
パイロットチャネル判定部207では、十分な受信強度
のある信号が干渉するかどうかを判断する。この判断の
方法としては、ハンドオーバに適さないセルの受信強度
が良好であると報告された時点から一定期間に同様の報
告が一定回数以上なされた場合に、干渉があると判断す
る方法や、ハンドオーバに適さないセルの受信強度が良
好であると報告された時点から一定時間毎に報告してき
た移動局に再度強度測定をさせ、同様の報告が一定回数
以上なされた場合に、干渉があると判断する。
【0076】また、パイロットチャネル判定部207で
は、ある一定期間受信可能な強度を示すパイロットチャ
ネルが存在するときには、設置基地局データベース部2
08にそのパイロットチャネルを問い合わせ、それを使
用している基地局の位置情報を獲得する。もし、自セル
からほぼ等距離で同じパイロットチャネルを使用してい
る基地局が複数存在するようなときは、移動局から報告
された角度差情報及び複数の基地局で検出できる移動局
の位置情報を使って更に基地局の特定を行う。
【0077】特定した基地局が移動局をハンドオーバさ
せるには相応しくない位置にあると判断されるときに
は、更にパイロットチャネル判定部207は、特定した
基地局の干渉量が大きいことを知らせるために、他の基
地局に干渉度合通知信号を送付する。なお、本実施形態
では、受信強度等の受信強度の統計量を観測している
が、必ずしも必要ではない。
【0078】一方、干渉度合通知信号を受けた基地局装
置では、アンテナ送信方向制御部209において設置基
地局データベース部208へ干渉を与えている基地局の
位置情報を問い合わせ、送信角度制御信号により干渉を
与えている基地局方向への指向性アンテナ201の指向
性を弱める、例えば垂直方向における傾きを変化させて
下方へ向ける制御を行うか、干渉を与えている基地局方
向へのアダプティブアレイアンテナ203の指向性を弱
める制御を行う。
【0079】このようにして、ある基地局でパイロット
チャネルの受信強度の報告により、移動局をハンドオー
バさせるには相応しくない受信強度の十分な基地局を検
出した場合、その基地局に干渉量が大きいことを通知
し、その通知された基地局は干渉を与えている基地局方
向へのアンテナ指向性を弱める制御を行うことにより、
移動局をハンドオーバさせるには相応しくない受信強度
を相対的に弱くして干渉を軽減することができる。
【0080】(実施の形態4)実施の形態4では、基地
局装置において、報告される受信可能な強度を持つ他の
基地局のパイロットチャネルの統計量を測り、一定期間
受信可能な強度を示す他の基地局のパイロットチャネル
に対して、報告される角度差情報及び設置基地局情報に
照らし合わせ、そのパイロットチャネルを持つセルの位
置を検出し、そのセルがハンドオーバ先のセルとして相
応しくないと判断したとき、そのパイロットチャネルを
受信強度測定の対象から外すように指示するメッセージ
を移動局へ一斉通知する。
【0081】図4は実施の形態4に係る基地局装置の構
成を示すブロック図である。図4に示すように、本実施
の形態における基地局装置は、パイロットチャネル判定
部207から出力するパイロットチャネル番号がパイロ
ットチャネル除外通知部210に入力され、更にパイロ
ットチャネル除外通知情報がメッセージ組立/符号化部
211に入力される構成を有する。その他の構成につい
ては、図3に示す基地局装置と同様であるので、同一部
分については同一符号を付してその詳細な説明は省略す
る。
【0082】次に、上記構成を有する基地局装置におけ
る動作について説明する。図4に示す基地局装置の動作
には、図3に示す基地局装置の動作が包含されている。
更に、パイロットチャネル判定部207が特定した基地
局が移動局をハンドオーバさせるには相応しくない位置
にあると判断したときには、その特定した基地局のパイ
ロットチャネル番号をパイロットチャネル除外通知部2
10に通知する。
【0083】パイロットチャネル除外通知部210は、
受信強度測定から除外するパイロットチャネル番号をパ
イロットチャネル除外通知情報としてメッセージ組立/
符号化部217へ渡し、更に変復調部204で変調し、
すべての移動局に送信する。
【0084】このようにして、ある基地局でパイロット
チャネルの受信強度の報告により、移動局をハンドオー
バさせるには相応しくない受信強度の十分な基地局を検
出した場合、そのパイロットチャネルを受信強度測定か
ら除外して良いことを配下のすべての移動局に一斉通知
することができる。これにより、移動局がハンドオーバ
に不適である基地局と誤ってハンドオーバしてしまうこ
とを防止できる。
【0085】(実施の形態5)実施の形態5では、基地
局装置において、報告される受信可能な強度を持つ他の
基地局のパイロットチャネルの統計量を測り、一定期間
受信可能な強度を示す他の基地局のパイロットチャネル
に対して、報告される角度差情報及び設置基地局情報に
照らし合わせ、そのパイロットチャネルを持つセルの位
置を検出し、そのセルがハンドオーバ先のセルとして相
応しくないと判断したときそのパイロットチャネルを受
信強度測定の対象から外すように指示するメッセージを
報告してきた移動局へのみ通知する。
【0086】図5は実施の形態5に係る基地局装置の構
成を示すブロック図である。図5に示すように、本実施
の形態における基地局装置は、図4に示す構成に加え
て、パイロットチャネル除外通知情報が入力されるメッ
セージ組立/符号化部211を選択するスイッチ212
が挿入された構成を有する。その他の構成については、
図4に示す基地局装置と同様であるので、同一部分につ
いては同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0087】次に、上記構成を有する基地局装置におけ
る動作について説明する。図5に示す基地局装置の動作
には、図4に示す基地局装置の動作が包含されている。
実施形態4と異なる点は、除外すべきパイロットチャネ
ルの受信強度を報告してきた移動局のみにパイロットチ
ャネル除外通知情報が通知されるようにスイッチ212
でメッセージ組立/符号化部211を選択し、更に変復
調部204でその情報を変調し、対応する移動局に送信
する。
【0088】このようにして、ある基地局でパイロット
チャネルの受信強度の報告により移動局をハンドオーバ
させるには相応しくない受信強度の十分な基地局を検出
した場合、そのパイロットチャネルを受信強度測定から
除外して良いことを特定の移動局にのみ通知することが
でき、基地局では、報告頻度は減少するがそのパイロッ
トチャネルの受信強度を監視し続けることができる。
【0089】(実施の形態6)実施の形態6では、基地
局装置において、報告される受信可能な強度を持つ他の
基地局のパイロットチャネルの統計量を測り、一定期間
受信可能な強度を示す他の基地局のパイロットチャネル
に対して、実際に基地局自身がそのパイロットチャネル
の受信を試み、受信可能であれば更にそのセルの制御チ
ャネル情報を獲得し、特定しようとしている基地局の固
有番号(ID)を獲得する。
【0090】図6は実施の形態6に係る基地局装置の構
成を示すブロック図である。図6に示すように、本実施
の形態における基地局装置は、図4に示す構成に加え
て、下り回線を受信できるアンテナ214及び復調部2
15と、復調信号から情報を取り出すメッセージ復号化
/解釈部216とからなる基地局モニタ部213を備え
る構成を有する。その他の構成については、図4に示す
基地局装置と同様であるので、同一部分については同一
符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0091】なお、基地局情報がメッセージ復号化/解
釈部216からパイロットチャネル判定部207に送ら
れ、復調するパイロットチャネルを指定するパイロット
チャネル指定情報がパイロットチャネル判定部207か
らメッセージ復号化/解釈部216に送られる。
【0092】次に、上記構成を有する基地局装置におけ
る動作について説明する。図6に示す基地局装置の動作
には、図4に示す基地局装置の動作が包含されている。
実施形態4と異なる点は、パイロットチャネル判定部2
07で受信可能な強度を示すパイロットチャネルを検出
したときには、パイロットチャネル指定情報を通じて基
地局モニタ部213にそのパイロットチャネルを復調す
るように指示する。そのパイロットチャネルが受信可能
であるとわかった場合には、更にそのパイロットチャネ
ルとともに報知されている制御チャネルの獲得を行い、
基地局の固有番号(ID)を検出する。
【0093】固有番号は基地局情報としてパイロットチ
ャネル判定部207に通知され、その基地局情報に基づ
いて設置基地局データベース部208に問い合わせるこ
とで基地局を特定する。ここで、基地局モニタ部213
は複数あってもよく、またその物理的な設置は基地局装
置本体と同じ場所にある必要はない。すなわち、複数の
基地局モニタ部213をセルの境界付近に設置しても良
い。
【0094】このようにして、ある基地局で受信強度が
十分あるパイロットチャネルを検出した場合、基地局に
付随する基地局モニタによりそのパイロットチャネル、
更に制御チャネルの獲得を行い、そのパイロットチャネ
ルを使用している基地局固有番号を得ることで基地局を
精度高く特定できる。
【0095】(実施の形態7)実施の形態7では、図1
1に示す従来の移動局装置と実施の形態3(図3)にお
ける基地局装置とからなる移動通信システム、又は実施
の形態1(図1)における移動局装置と実施の形態3
(図3)における基地局装置とからなる移動通信システ
ムについて説明する。
【0096】図7は実施の形態7における移動通信シス
テムの構成を示す図である。図7に示す本実施の形態に
おける基地局装置(BS)は図3に示す構成であり、移動
局装置(MS)は図1又は図11に示す構成である。な
お、図7において、MSCは移動局交換装置であり、基
地局BS1とBS14を単独のMSC又は複数のMSC
を介して接続している。
【0097】次に、上記構成を有する移動通信システム
における動作について説明する。図7において、移動局
MSは現在基地局BS1の配下におり、基地局BS14
はハンドオーバするには相応しくないセルの基地局であ
る。移動局MSは、BS1が報知するシステムで使用し
ているパイロットチャネルの種類、及び所属しているセ
ルの周辺で使用されているパイロットチャネルの種類の
情報に基づき、それらのパイロットチャネルの受信強度
測定を順番に行う。移動局MSは、十分受信できる受信
強度のパイロットチャネルを見つけた場合には、そのパ
イロットチャネルの番号、受信強度、受信位相差及び角
度差をメッセージにのせて基地局BS1に送信する。
【0098】基地局BS1は、受信したそのパイロット
チャネルの番号、受信強度、受信位相差及び角度差の情
報に基づいて、実施の形態3で記載たように、そのパイ
ロットチャネルを使用している基地局の特定を行う。こ
こで、特定された基地局がBS14であった場合は、ハ
ンドオーバするには相応しくないセルの基地局であるの
で、次に基地局BS1、BS14に向けて干渉度合通知
信号を送付する。
【0099】基地局BS14は、基地局BS1からの干
渉度合通知信号を受け、基地局BS1のある方角を検出
し、図7ではアンテナBの角度調整を行い、指向性を下
方へ向ける。これにより、基地局BS1への干渉が軽減
される。その後も再び干渉度合通知信号を受けるような
らば、アンテナBの角度を再調整するか又は別のアンテ
ナの角度を変化させるようにする。
【0100】このようにして、ある基地局でパイロット
チャネルの受信強度の報告により移動局をハンドオーバ
させるには相応しくない受信強度の十分な基地局を検出
した場合、その基地局に干渉量が大きいことを通知し、
一方通知された基地局は干渉を与えている基地局方向へ
のアンテナ指向性を弱める制御を行うことで、干渉を軽
減することができる。
【0101】(実施の形態8)実施の形態8では、実施
の形態2(図2)における移動局装置と実施の形態4
(図4)における基地局装置とからなる移動通信システ
ム、又は実施の形態2(図2)における移動局装置と実
施の形態5(図5)における基地局装置とからなる移動
通信システムについて説明する。
【0102】図8は実施の形態8における移動通信シス
テムの構成を示す図である。図8に示す本実施の形態に
おける基地局装置(BS)は図4又は図5に示す構成であ
り、移動局装置(MS)は図2に示す構成である。なお、
図8において、MSCは移動局交換装置であり、基地局
BS1とBS14を単独のMSC又は複数のMSCを介
して接続している。
【0103】次に、上記構成を有する移動通信システム
における動作について説明する。図8に示す移動通信シ
ステムの動作には、図7に示す移動通信システムの動作
が包含されている。移動局MSは、現在基地局BS1の
配下におり、基地局BS14はハンドオーバするには相
応しくないセルの基地局である。移動局MSは、基地局
BS1が報知するシステムで使用しているパイロットチ
ャネルの種類、及び所属しているセルの周辺で使用され
ているパイロットチャネルの種類の情報に基づき、それ
らのパイロットチャネルの受信強度測定を順番に行う。
移動局MSは、十分受信できる受信強度のパイロットチ
ャネルを見つけた場合には、そのパイロットチャネルの
番号、受信強度、受信位相差及び角度差をメッセージに
のせて基地局BS1に送信する。
【0104】基地局BS1は、受信したそのパイロット
チャネルの番号、受信強度、受信位相差及び角度差の情
報に基づいて、実施の形態3に記載したように、そのパ
イロットチャネルを使用している基地局の特定を行う。
ここで、特定された基地局がBS14であった場合は、
ハンドオーバするには相応しくないセルの基地局である
ので、次に基地局BS1は、基地局BS14が使用して
いるパイロットチャネル番号を受信強度測定対象から除
外する指示のメッセージにのせ、基地局BS1配下の移
動局に一斉に又はそのパイロットチャネル番号の受信強
度を報告してきた移動機のみに通知する。除外指示メッ
セージを受けた移動局は、それ以降そのパイロットチャ
ネル番号の受信強度測定を行わないようにする。
【0105】このようにして、ある基地局においてパイ
ロットチャネルの受信強度の報告により移動局をハンド
オーバさせるには相応しくない受信強度の十分な基地局
を検出した場合、そのパイロットチャネルを受信強度測
定から除外して良いことを配下のすべての移動局に一斉
通知することができ、移動局のパイロットチャネル受信
強度測定の処理負荷を軽減することができる。
【0106】また、そのパイロットチャネルを受信強度
測定から除外して良いことを特定の移動局にのみ通知す
る場合には、どの移動局も一回はそのパイロットチャネ
ルの受信強度を測定しなければならないが、その後は測
定除外することができ処理負荷を軽減できるとともに、
基地局では報告頻度が減少するがそのパイロットチャネ
ルの受信強度を監視し続けることができる。
【0107】(実施の形態9)実施の形態9では、実施
の形態2(図2)における移動局装置と実施の形態6
(図6)における基地局装置とからなる移動通信システ
ムについて説明する。
【0108】図9は実施の形態9における移動通信シス
テムの構成を示す図である。図9に示す本実施の形態に
おける基地局装置(BS)は図6に示す構成であり、移動
局装置(MS)は図2に示す構成である。なお、図9にお
いて、MSCは移動局交換装置であり、基地局BS1と
BS14を単独のMSC又は複数のMSCを介して接続
している。
【0109】次に、上記構成を有する移動通信システム
における動作について説明する。図9に示す移動通信シ
ステムの動作には、図8に示す移動通信システムの動作
が包含されている。移動局MSは、現在基地局BS1の
配下におり、基地局BS14は、ハンドオーバするには
相応しくないセルの基地局である。移動局MSは、基地
局BS1が報知するシステムで使用しているパイロット
チャネルの種類、及び所属しているセルの周辺で使用さ
れているパイロットチャネルの種類の情報に基づき、そ
れらのパイロットチャネルの受信強度測定を順番に行
う。移動局MSは、十分受信できる受信強度のパイロッ
トチャネルを見つけた場合には、そのパイロットチャネ
ルの番号、受信強度、受信位相差及び角度差をメッセー
ジにのせて基地局BS1に送信する。
【0110】基地局BS1は、報告を受けたパイロット
チャネルの番号を基地局モニタにセットして受信を試み
る。受信できた場合は、更にそのパイロットチャネルと
ともに報知されている制御チャネルの獲得を試みる。こ
のとき、制御チャネル上のメッセージに含まれている基
地局の固有番号(ID)を検出する。ここで検出された基
地局がBS14であった場合は、ハンドオーバするには
相応しくないセルの基地局であるので、次に基地局BS
1は、基地局BS14が使用しているパイロットチャネ
ル番号を受信強度測定対象から除外する指示のメッセー
ジにのせ基地局BS1配下の移動局に一斉に又はそのパ
イロットチャネル番号の受信強度を報告してきた移動機
のみに通知する。あるいは、基地局BS14に対して干
渉度合通知信号を送付する。
【0111】このようにして、ある基地局で受信強度が
十分あるパイロットチャネルを検出した場合、基地局に
付随する基地局モニタによりそのパイロットチャネル、
更に制御チャネルの獲得を行い、そのパイロットチャネ
ルを使用している基地局固有番号を得ることにより、基
地局を精度高く特定できる。
【0112】上記実施形態1〜9は、適宜組み合わせて
実施することができる。
【0113】上記実施の形態においては、受信品質測定
情報として、パイロットチャネルを用いる場合について
説明しているが、本発明は、受信品質測定情報として、
TDMA方式において周波数を用いる場合にも適用する
ことができる。これにより、本発明をFDMA方式又は
TDMA方式等の通信方式にも適用することができる。
【0114】また、上記実施形態では、受信品質として
受信(電界)強度を用いる場合について説明している
が、本発明においては、受信品質として、測定チャネル
電力対総受信電力比、測定チャネルのビット誤り率等を
用いる場合にも適用することができる。特に、受信品質
として、測定チャネル電力対総受信電力比を用いること
が望ましい。
【0115】
【発明の効果】以上説明したように本発明の通信装置及
び通信方法は、ハンドオーバ先のセルとして相応しくな
いと判断した受信品質測定情報を受信強度測定の対象か
ら外すように配下の移動局に一斉又は報告をしてきた移
動局のみに通知することにより、基地局はハンドオーバ
できる見込みがないが受信強度のある受信品質測定情報
の報告を頻繁に受けることを避けることができ、基地局
の処理負荷を軽減することができる。
【0116】また、不要な受信品質測定情報に対する処
理を除外できることで、移動局は処理負荷を軽減でき、
端末の消費電力の低減又は他の受信品質測定情報の測定
により処理リソースを割り当てることができる。
【0117】また、ハンドオーバ先のセルとして相応し
くないと判断した受信品質測定情報を使用しているセル
の基地局に対し干渉度合を通知し、通知された基地局は
通知した基地局方向のアンテナ指向性を弱めるよう制御
することで、通知した基地局への干渉を軽減でき、シス
テム容量の減少又は通信性能の劣化を防ぐことができ
る。
【0118】更に、基地局に他の基地局をモニタする装
置を組み込むことで、干渉を与えている基地局の特定を
より正確に行うことができ、基地局特定誤りによる基地
局の制御のオーバヘッドを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る通信装置である移
動局装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態2に係る通信装置である移
動局装置の構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態3に係る通信装置である基
地局装置の構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態4に係る通信装置である基
地局装置の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態5に係る通信装置である基
地局装置の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態6に係る通信装置である基
地局装置の構成を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態7に係る移動通信システム
を説明するための図
【図8】本発明の実施の形態8に係る移動通信システム
を説明するための図
【図9】本発明の実施の形態9に係る移動通信システム
を説明するための図
【図10】セル配置を説明するための図
【図11】従来の移動局装置の構成を示すブロック図
【図12】従来の基地局装置の構成を示すブロック図
【図13】従来の移動通信システムを説明するための図
【符号の説明】
101,201 指向性アンテナ 102,202 角度調整モータ部 103,203 アダプティブアレイアンテナ 104,204 変復調部 105 サーチ部 106 同期部 107,205,216 メッセージ復号化/解釈部 108 パイロットチャネル管理部 109,211 メッセージ組立/符号化部 110 相関積分部 111 受信強度判定部 112 参照パイロット生成部 206 統計量観測部 207 パイロットチャネル判定部 208 設置基地局データベース部 209 アンテナ送信方向制御部 210 パイロットチャネル除外通知部 212 スイッチ 213 基地局モニタ部 214 アンテナ 215 復調部

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指向性が可変であるアンテナと、一つの
    基地局と他の基地局との間における受信品質測定情報の
    受信位相差及び到来方向の角度差を測定する角度差測定
    手段と、測定された角度差情報を送信する送信手段と、
    を具備することを特徴とする移動局装置。
  2. 【請求項2】 アンテナの指向性を制御して受信品質測
    定情報の受信品質が良好である方向を探索する探索手段
    を具備することを特徴とする請求項1に記載の移動局装
    置。
  3. 【請求項3】 送信手段は、受信品質が所定のレベル以
    上になった時に角度差情報を送信する請求項2に記載の
    移動局装置。
  4. 【請求項4】 特定の基地局を監視対象から外す指示を
    受け取った時に、その基地局を角度差情報の測定対象か
    ら外すことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれ
    かに記載の移動局装置。
  5. 【請求項5】 一つの基地局が自セルの基地局であり、
    他の基地局の受信品質測定情報が自セルに干渉を及ぼす
    かどうかを判定する干渉判定手段と、自セルに対して干
    渉を及ぼす干渉基地局に干渉度合情報を送信する送信手
    段と、を具備することを特徴とする基地局装置。
  6. 【請求項6】 一つの基地局と他の基地局との間におけ
    る受信品質測定情報の受信位相差及び到来方向の角度差
    に関する移動局からの情報を受信する受信手段と、この
    角度差情報に基づいて前記干渉基地局の位置を検出する
    位置検出手段と、を具備することを特徴とする請求項5
    に記載の基地局装置。
  7. 【請求項7】 設置基地局情報を記憶する記憶手段を備
    え、前記位置検出手段は、前記設置基地局情報に基づい
    て前記干渉基地局の位置を特定することを特徴とする請
    求項6に記載の基地局装置。
  8. 【請求項8】 受信手段は、干渉基地局との間の受信品
    質が良好であるとの情報を移動局から受信することを特
    徴とする請求項6に記載の基地局装置。
  9. 【請求項9】 一つの基地局が自セルの基地局であり、
    干渉判定手段は、干渉基地局との間の受信品質が良好で
    あるとの情報を受信手段が一定期間に一定回数以上受信
    した時に、自セルに干渉を及ぼすと判定することを特徴
    とする請求項5乃至請求項8のいずれかに記載の基地局
    装置。
  10. 【請求項10】 干渉基地局に対して受信を試み、前記
    干渉基地局から固有番号を受信し、前記干渉基地局の位
    置を特定する基地局監視手段を具備することを特徴とす
    る請求項5乃至9のいずれかに記載の基地局装置。
  11. 【請求項11】 基地局監視手段は、設置基地局情報に
    基づいて前記干渉基地局の位置を特定することを特徴と
    する請求項10に記載の基地局装置。
  12. 【請求項12】 指向性が可変であるアンテナと、他セ
    ルに対して干渉を及ぼしているとの干渉度合情報を受信
    した時に、特定方向へのアンテナ指向性を弱めるアンテ
    ナ制御手段と、を具備することを特徴とする基地局装
    置。
  13. 【請求項13】 設置基地局情報を記憶する記憶手段を
    備え、前記アンテナ制御手段は、前記設置基地局情報に
    基づいて前記アンテナ指向性を弱めることを特徴とする
    請求項12に記載の基地局装置。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記
    載の移動局装置と、この移動局装置に対してデータ通信
    を行う基地局装置と、を具備することを特徴とする移動
    通信システム。
  15. 【請求項15】 請求項5乃至請求項11のいずれかに
    記載の基地局装置と、この基地局装置に対してデータ通
    信を行う移動局装置と、を具備することを特徴とする移
    動通信システム。
  16. 【請求項16】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記
    載の移動局装置と、請求項5乃至請求項11のいずれか
    に記載の基地局装置と、を具備することを特徴とする移
    動通信システム。
  17. 【請求項17】 他の基地局の受信品質測定情報が自セ
    ルに干渉を及ぼすかどうかを基地局が判定する工程と、
    前記基地局において自セルに対して干渉を及ぼすと判定
    した時に、その干渉基地局に干渉度合情報を送信する工
    程と、具備することを特徴とする移動通信方法。
  18. 【請求項18】 自セルに干渉を及ぼすかどうかを判定
    する工程は、自セルの基地局と他の基地局との間におけ
    る受信品質測定情報の受信位相差及び到来方向の角度差
    に関する移動局からの情報に基づいて行われることを特
    徴とする請求項17に記載の移動通信方法。
  19. 【請求項19】 角度差情報に基づいて前記干渉基地局
    の位置を検出することを特徴とする請求項18に記載の
    移動通信方法。
  20. 【請求項20】 予め設定した設置基地局情報に基づい
    て前記干渉基地局の位置を特定することを特徴とする請
    求項19に記載の移動通信方法。
  21. 【請求項21】 自セルに干渉を及ぼすかどうかを判定
    する工程は、干渉基地局との間の受信品質が良好である
    との情報を基地局が一定期間に一定回数以上受信した時
    に、自セルに干渉を及ぼすと判定することを特徴とする
    請求項17乃至請求項20のいずれかに記載の移動通信
    方法。
  22. 【請求項22】 自セルに干渉を及ぼすかどうかを判定
    する工程は、干渉基地局との間の受信品質が良好である
    との情報を基地局が受信した時に、一定期間毎に再度移
    動局に再度受信品質を測定させるように指示し、干渉基
    地局との間の受信品質が良好であるとの情報を一定回数
    以上受信した時に、自セルに干渉を及ぼすと判定するこ
    とを特徴とする請求項17乃至請求項20のいずれかに
    記載の移動通信方法。
  23. 【請求項23】 他の基地局の受信品質測定情報が自セ
    ルに干渉を及ぼすかどうかを基地局が判定する工程と、
    前記基地局において自セルに対して干渉を及ぼすと判定
    した時に、その干渉基地局からの情報の受信を試み、前
    記干渉基地局から固有番号を獲得する工程と、具備する
    ことを特徴とする移動通信方法。
  24. 【請求項24】 予め設定された設置基地局情報に基づ
    いて前記干渉基地局の位置を特定することを特徴とする
    請求項23に記載の移動通信方法。
  25. 【請求項25】 基地局において自セルに対して干渉を
    及ぼすと判定した時に、前記干渉基地局の受信品質測定
    情報を測定対象から外す通知を配下の移動局に対して一
    斉に行うことを特徴とする請求項17乃至請求項24の
    いずれかに記載の移動通信方法。
  26. 【請求項26】 基地局において自セルに対して干渉を
    及ぼすと判定した時に、前記干渉基地局の受信品質測定
    情報を測定対象から外す通知を特定の移動局に対して行
    うことを特徴とする請求項17乃至請求項24のいずれ
    かに記載の移動通信方法。
  27. 【請求項27】 他の基地局の受信品質測定情報が自セ
    ルに干渉を及ぼすかどうかを基地局が判定する工程と、
    前記基地局において自セルに対して干渉を及ぼすと判定
    した時に、その干渉基地局に干渉度合情報を送信する工
    程と、他セルに対して干渉を及ぼしているとの干渉度合
    情報を受信した干渉基地局において、特定方向へのアン
    テナ指向性を弱める工程と、を具備することを特徴とす
    る移動通信方法。
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