JPH11209380A - 金属フタロシアニン類の製造方法 - Google Patents
金属フタロシアニン類の製造方法Info
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Abstract
製造することができる金属フタロシアニン類の製造方法
を提供する。 【解決手段】 フタロニトリル類と金属ハロゲン化物と
を反応させる金属フタロシアニン類の製造方法におい
て、フタロニトリル類と下記一般式(1)で示される化
合物またはアンモニアとを含む溶液に、加熱下で塩基を
滴下させ、ついで金属ハロゲン化物を加えて反応させ
る。 【化1】 (式中、Rは水素原子又は有機基を表し、Xは酸素原子
又はイオウ原子を表す。)
Description
ン類の製造方法に関し、特に金属フタロシアニン類の異
性体の生成を制御して、非対称型の金属フタロシアニン
類を選択的に製造することができる金属フタロシアニン
類の製造方法に関するものである。
ンキ、着色剤、電子写真感光体、光ディスク用材料とし
て有用な化合物であり、これまで非常に多くの化合物が
合成されてきている。金属フタロシアニン類の製造方法
は古くから知られており、Lezonoffらによる
「Phtharocyanine(vol.1から
4)」(〜1996年)に詳しく記載されている。これ
らの方法は、大きく次の3通りの方法に分けられる。第
一の方法は、無水フタル酸類と金属あるいはハロゲン化
金属と尿素の混合物を高沸点溶媒の存在下あるいは無溶
媒条件で加熱する方法である。この場合、必要に応じて
モリブデン酸アンモニウム等の触媒が併用される。第二
の方法は、フタロニトリル類とハロゲン化金属を高沸点
溶媒の存在下あるいは無溶媒条件において加熱する方法
である。この方法は、第一の方法で製造できない金属フ
タロシアニン類、例えばアルミニウム、インジウム、オ
キソバナジウム、オキソチタニウム、ジルコニウム等を
中心金属に有するフタロシアニン類等の製造に用いられ
ている。第三の方法は無水フタル酸類あるいはフタロニ
トリル類とアンモニアとをまず反応させて、例えば1,
3−ジイミノイソインドリン類等の中間体を製造し、次
いで、それとハロゲン化金属とを高沸点溶媒中で反応さ
せて製造する方法である。
を工業的に利用する場合様々な問題が生じるが、それら
は金属フタロシアニン類の構造と深く関わっている。例
えば、金属フタロシアニン類を光記録材料に用いる場
合、熱的、光学的な特性に加えて、有機溶媒等への溶解
性を持たせるために、長鎖アルキル基を有するフタロシ
アニン類(例えば特開平2−187468号公報)や、
芳香環を増やしたナフタロシアニン類(例えば特開平2
−289653号公報)等が検討されている。また、金
属フタロシアニン類を電子写真感光体に用いる場合、金
属フタロシアニン類の結晶性が電子写真特性に影響を与
えるが、これも金属フタロンアニン類の置換基と重要な
関わりを持っている。
置換基を有するフタロニトリル類を用いる場合、下記表
1に示すような(a)対称型と(b)非対称型1、
(c)非対称型2、および(d)非対称型3の4種類の
金属フタロシアニン類が製造される(なお、Rは置換基
を示す)。通常の製造方法ではこれら4種類の混合物と
して製造されるが、光記録材料としては非対称型、また
電子写真感光体としては対称型と言うように、目的とす
る特性に応じて必要とされる金属フタロシアニン類は異
なってくる。そのため反応条件によって金属フタロシア
ニン類の異性体の製造を制御することは収率の向上に重
要になってくる。
製造方法においては、種々の異性体が同時に生成し、金
属フタロシアニン類の混合物として得られるために、目
的する化合物はカラムクロマトや溶液法によって分離、
精製する必要がでてくる。そのため製造工程も長くな
り、工業的な見地からはコスト高につながるという欠点
を有している。そこで本発明の課題はこのような問題点
を解決し、非対称型の金属フタロシアニン類を選択的に
製造することができる金属フタロシアニン類の製造方法
を提供することにある。
に、フタロニリル類と金属ハロゲン化物とを反応させる
金属フタロシアニン類の製造方法において、フタロニト
リル類と下記一般式(1)で示される化合物またはアン
モニアとを含む溶液に、加熱下で塩基を滴下させ、つい
で金属ハロゲン化物を加えて反応させることを特徴とす
る金属フタロシアニン類の製造方法が提供される。
し、Xは酸素原子またはイオウ原子を表す。)
ニン類の製造方法において、金属ハロゲン化物として塩
化バナジウムを用いることを特徴とする金属フタロシア
ニン類の製造方法が提供される。
フタロシアニン類の製造方法において、反応を有機溶媒
中で行うことを特徴とする金属フタロシアニン類の製造
方法が提供される。
ニン類の製造方法において、有機溶媒としてアルコール
系溶媒を用いることを特徴とする金属フタロシアニン類
の製造方法が提供される。
ニン類の製造方法において、有機溶媒としてベンジルア
ルコールを用いることを特徴とする金属フタロシアニン
類の製造方法が提供される。
載の金属フタロシアニン類の製造方法において、金属ハ
ロゲン化物として三塩化バナジウムTHF錯体を用いる
ことを特徴とする金属フタロシアニン類の製造方法が提
供される。
載の金属フタロシアニン類の製造方法において、フタロ
ニトリル類として3−位置換フタロニトリル類を用いる
ことを特徴する金属フタロシアニン類の製造方法が提供
される。
載の金属フタロシアニン類の製造方法において、一般式
(1)で示される化合物として有機基Rがアミノ基、ア
ルキル基またはアリール基である化合物を用いること特
徴とする金属フタロシアニン類の製造方法が提供され
る。
載の金属フタロシアニン類の製造方法において、一般式
(1)で示される化合物として、尿素、脂肪族アミドお
よび芳香族アミドからなる群から選ばれる1種類以上の
化合物を用いることを特徴とする金属フタロシアニン類
の製造方法が提供される。
載の金属フタロシアニン類の製造方法において、反応温
度が60〜150℃であることを特徴とする金属フタロ
シアニン類の製造方法が提供される。
フタロシアニン類を製造する場合、無置換あるいは対称
的なフタロニトリル類を用いる場合は、生成する金属フ
タロシアニン類は一種類であるため、異性体の問題は生
じないが、非対称のフタロニトリル類を用いた場合に
は、前記のごとく数種類の異性体の混合物になる。そこ
で本発明者らは、非対称型の金属フタロシアニン類を選
択的に製造する方法を確立すべく、鋭意検討を行なった
結果、フタロニトリル類と前記一般式(1)の化合物あ
るいはアンモニアとを反応させて、1,3−ジイミノイ
ソインドリン類を経由する金属フタロシアニン類の製造
方法において、加熱下に塩基を滴下してイソインドリン
化反応を行ない、ついで金属ハロゲン化物を加えて反応
させることによって、非対称型の金属フタロシアニン類
を選択的に収量良く製造ができること、また特定の金属
ハロゲン化物、溶媒を用いることによって、非対称型の
金属フタロシアニン類をさらに収量良く製造できること
を見い出した。
類としては、一般的には3−位に置換基を有するフタロ
ニトリル類であるが、非対称のフタロニトリル類であれ
ば基本的にはどのようなものでもかまわない。このよう
なフタロニトリル類を例示すると下記表2に示されるも
のが挙げられるがこれらに限られるものではない。
ては、三塩化バナジウムが一般的であるが、取り扱いの
容易な三塩化バナジウムのTHF錯体を用いることによ
って、さらに非対称型の異性体の製造が促進される。
としては、例えば、ホルムアミド、アセトアミド、プロ
ピオンアミド、ブチルアミド等の脂肪族アミド、ベンズ
アミド等の芳香族アミド、尿素、チオ尿素、チオアセト
アミド、チオベンズアミドなどが挙げられる。
ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラート等のナト
リウムアルコラートなどが挙げられる。
ル、2−プロパノール、1−ブタノール、イソブタノー
ル、1−ペンタノール、1−へキサノール、シクロヘキ
サノール、1−へプタノール、1−オクタノール、ベン
ジルアルコール等のアルコール系有機溶媒が挙げられる
が、ベンジルアルコールを溶媒に用いた場合に特に対称
型の異性体の製造を抑えることができる。
製造方法は、従来の方法に比べて低い温度で金属フタロ
シアニン類が得られるという利点がある。フタロニトリ
ル類と前記一般式(1)で示される化合物またはアンモ
ニアとを含む溶液に、加熱下で塩基を滴下させ、ついで
金属ハロゲン化物を加えて反応させる際の反応温度とし
ては、60℃から150℃の範囲が選択できる。反応温
度が高すぎると、フタロニトリル類の分解生成物が多く
なるため、80℃から130℃の範囲が特に推奨され
る。反応時間は、反応温度とフタロニトリル類に依存す
るため一概に言えないが、1時間から24時間の範囲で
ある。
いて、特定の異性体が選択的に得られる反応のメカニズ
ムに関しては必ずしも明らかではないが、次のように推
測される。すなわち、フタロニトリル類と前記一般式
(1)で表される化合物あるいはアンモニアとを反応さ
せて、1,3−ジイミノイソインドリン類を経由する反
応では、インドリンとフタロニトリルとの反応による二
量化生成物が、さらに二量化してフタロシアニン環の鋳
型が形成されると考えられており、最初の反応を熱時に
行うことで優先的に対称性のよい二量化物が生成される
ことから、さらに次の二量化反応では必然的に非対称型
の異性体の鋳型が選択的に形成されるため、製造される
金属フタロシアニン類も非対称型の異性体が主生成物に
なるものと推測される。
するが、これらに限定されるものではない。
15mol)、ホルムアミド0.34g(0.0075
mol)およびn−ペンタノール50mlを70℃に加
熱して、20%ナトリウムメチラートのメタノール溶液
2.90g(0.015mol)を滴下した。この温度
でさらに30分攪拌した後、90℃に加熱して三塩化バ
ナジウム0.67g(0.0042mol)を投入し
た。さらに100℃に加熱して、この温度で6時間攪拌
した。室温まで冷却してから反応混合物にメタノールを
150ml加え、これに水80mlを滴下して結晶を析
出させ、2時間攪拌した後、結晶を濾別した。濾別した
結晶を少量のメタノール/水(3/1)、THFで洗浄
し、ついで減圧下、80℃で乾燥して2.46gのバナ
ジルフタロシアニンを得た(収率83.0%)。高速液
体クロマログラフにより、非対称型のバナジルフタロシ
アニンが選択的に製造されたことが確認できた。
15mol)、ホルムアミド0.68g(0.015m
ol)およびn−ペンタノール50mlを70℃に加熱
して、20%ナトリウムメチラートのメタノール溶液
2.90g(0.015mol)を滴下した。この温度
でさらに30分攪拌した後、90℃に加熱して三塩化バ
ナジウム0.67g(0.0042mol)を投入し
た。さらに100℃に加熱して、この温度で4時間攪拌
した。室温まで冷却してから反応混合物にメタノールを
150ml加え、これに水80mlを滴下して結晶を析
出させ、2時間攪拌した後、結晶を濾別した。濾別した
結晶を少量のメタノール/水(3/1)、THFで洗浄
し、ついで減圧下、80℃で乾燥して3.10gのバナ
ジルフタロシアニンを得た(収率85.7%)。高速液
体クロマログラフにより、非対称型のバナジルフタロシ
アニンが選択的に製造されたことが確認できた。
015mol)、ホルムアミド0.34g(0.007
5mol)およびn−ペンタノール50mlを70℃に
加熱して、20%ナトリウムメチラートのメタノール溶
液2.90g(0.015mol)を滴下した。この温
度でさらに30分攪拌した後、90℃に加熱して三塩化
バナジウム0.67g(0.0042mol)を投入し
た。さらに100℃に加熱して、この温度で6時間攪拌
した。室温まで冷却してから反応混合物にメタノールを
150ml加え、これに水80mlを滴下して結晶を析
出させ、2時間攪拌した後、結晶を濾別した。濾別した
結晶を少量のメタノール/水(3/1)、THFで洗浄
し、ついで減圧下、80℃で乾燥して4.64gのバナ
ジルフタロシアニンを得た(収率80.0%)。高速液
体クロマログラフにより、非対称型のバナジルフタロシ
アニンが選択的に製造されたことが確認できた。
015mol)、ホルムアミド0.68g(0.015
mol)およびベンジルアルコール50mlを70℃に
加熱して、20%ナトリウムメチラートのメタノール溶
液2.90g(0.015mol)を滴下した。この温
度でさらに30分攪拌した後、90℃に加熱して三塩化
バナジウム0.67g(0.0042mol)を投入し
た。さらに100℃に加熱して、この温度で6時間攪拌
した。室温まで冷却してから反応混合物にメタノールを
150ml加え、これに水80mlを滴下して結晶を析
出させ、2時間攪拌した後、結晶を濾別した。
/1)、THFで洗浄し、ついで減圧下、80℃で乾燥
して4.80gのバナジルフタロシアニンを得た(収率
82.8%)。得られたバナジルフタロシアニンの高速
液体クロマログラフを図1に示す。図1には、前記表1
の(b)非対称型1のバナジルフタロシアニンを示すピ
ーク1および(c)非対称型2のバナジルフタロシアニ
ンを示すピーク2が見られ、非対称型のバナジルフタロ
シアニンが選択的に製造されたことが確認できた。
015mol)、ホルムアミド0.68g(0.015
mol)およびベンジルアルコール50mlを70℃に
加熱して、20%ナトリウムメチラートのメタノール溶
液2.90g(0.015mol)を滴下した。この温
度でさらに30分攪拌した後、90℃に加熱して三塩化
バナジウムTHF錯体1.60g(0.0042mo
l)を投入した。さらに100℃に加熱して、この温度
で6時間攪拌した。室温まで冷却してから反応混合物に
メタノールを150ml加え、これに水80mlを滴下
して結晶を析出させ、2時間攪拌した後、結晶を濾別し
た。
/1)、THFで洗浄し、ついで減圧下、80℃で乾燥
して5.04gのバナジルフタロシアニンを得た(収率
86.7%)。得られたバナジルフタロシアニンの高速
液体クロマログラフを図2に示す。図2には、前記表1
の(b)非対称型1のバナジルフタロシアニンを示すピ
ーク1および(c)非対称型2のバナジルフタロシアニ
ンを示すピーク2が見られ、非対称型のバナジルフタロ
シアニンが選択的に製造されたことが確認できた。
015mol)、ホルムアミド0.34g(0.007
5mol)、20%ナトリウムメチラートのメタノール
溶液2.90g(0.015mol)およびn−ペンタ
ノール50mlを50℃に加熱して、この温度で1時間
攪拌した。次いで90℃に加熱して三塩化バナジウム
0.67g(0.0042mol)を投入し、さらに1
00℃に加熱して、この温度で6時間攪拌した。室温ま
で冷却してから反応混合物にメタノールを150ml加
え、これに水80mlを滴下して結晶を析出させ、2時
間攪拌した後、結晶を濾別した。
/1)、THFで洗浄し、ついで減圧下、80℃で乾燥
して3.68gのバナジルフタロシアニンを得た(収率
63.4%)。得られたバナジルフタロシアニンの高速
液体クロマログラフを図3に示す。図3には、前記表1
の(a)対称型のバナジルフタロシアニンを示すピーク
3、(b)非対称型1および(c)非対称型2のバナジ
ルフタロシアニンを示すピーク1および2が見られ、非
対称型のバナジルフタロシアニンが選択的に製造されて
いないことが確認できた。
015mol)、三塩化バナジウム0.59g(0.0
038mol)およびn−ペンタノ−ル50mlを攪拌
しながら、105℃まで昇温した。反応温度が100℃
を越えたところで1,8−ジアザビシクロ[5.4.
0]ウンデク−7−エン(DBU)4.00g(0.0
2625mol)を約10分間かけて滴下し、その後1
04〜106℃の間に温度を保って4時間攪拌した。室
温まで冷却してから反応混合物にメタノールを150m
l加え、これに水80mlを滴下して結晶を析出させ、
2時間攪拌した後、結晶を濾別した。
/1)、THFで洗浄し、ついで減圧下、80℃で乾燥
して3.48gのバナジルフタロシアニンを得た(収率
60%)。得られたバナジルフタロシアニンの高速液体
クロマログラフを図4に示す。図4には、前記表1の
(a)対称型のバナジルフタロシアニンを示すピーク3
が見られ、非対称型のバナジルフタロシアニンが選択的
に製造されていないことが確認できた。
シアニン類を選択的に製造することができる。また、本
発明によれば、非対称型の金属フタロシアニン類を選択
的に高収率で製造することができる。
高速液体クロマログラフである。
高速液体クロマログラフである。
高速液体クロマトグラフである。
高速液体クロマトグラフである。
ニンを示すピーク 2 前記表1の(c)非対称型2のバナジルフタロシア
ニンを示すピーク 3 前記表1の(a)対称型のバナジルフタロシアニン
を示すピーク
Claims (10)
- 【請求項1】 フタロニトリル類と金属ハロゲン化物と
を反応させる金属フタロシアニン類の製造方法におい
て、フタロニトリル類と下記一般式(1)で示される化
合物またはアンモニアとを含む溶液に、加熱下で塩基を
滴下させ、ついで金属ハロゲン化物を加えて反応させる
ことを特徴とする金属フタロシアニン類の製造方法。 【化1】 (式中、Rは水素原子または有機基を表し、Xは酸素原
子またはイオウ原子を表す。) - 【請求項2】 金属ハロゲン化物として塩化バナジウム
を用いることを特徴とする請求項1記載の金属フタロシ
アニン類の製造方法。 - 【請求項3】 反応を有機溶媒中で行うことを特徴とす
る請求項1または2記載の金属フタロシアニン類の製造
方法。 - 【請求項4】 有機溶媒としてアルコール系溶媒を用い
ることを特徴とする請求項3記載の金属フタロシアニン
類の製造方法。 - 【請求項5】 有機溶媒としてベンジルアルコールを用
いることを特徴とする請求項4記載の金属フタロシアニ
ン類の製造方法。 - 【請求項6】 金属ハロゲン化物として三塩化バナジウ
ムTHF錯体を用いることを特徴とする請求項1乃至5
のいずれかに記載の金属フタロシアニン類の製造方法。 - 【請求項7】 フタロニトリル類として3−位置換フタ
ロニトリル類を用いることを特徴する請求項1乃至6の
いずれかに記載の金属フタロシアニン類の製造方法。 - 【請求項8】 一般式(1)で示される化合物として有
機基Rがアミノ基、アルキル基またはアリール基である
化合物を用いることを特徴とする請求項1乃至7のいず
れかに記載の金属フタロシアニン類の製造方法。 - 【請求項9】 一般式(1)で示される化合物として、
尿素、脂肪族アミドおよび芳香族アミドからなる群から
選ばれる1種類以上の化合物を用いることを特徴とする
請求項1乃至8のいずれかに記載の金属フタロシアニン
類の製造方法。 - 【請求項10】 反応温度が60〜150℃であること
を特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の金属フ
タロシアニン類の製造方法。
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WO2007086537A1 (en) | 2006-01-24 | 2007-08-02 | Fujifilm Corporation | Method of manufacturing phthalocyanine compound |
CN102471601A (zh) * | 2009-07-07 | 2012-05-23 | 琳得科株式会社 | 酞菁化合物 |
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-
1998
- 1998-01-23 JP JP02657198A patent/JP4079234B2/ja not_active Expired - Fee Related
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