JPH11203426A - アンテナの診断方法および料金収受システム - Google Patents

アンテナの診断方法および料金収受システム

Info

Publication number
JPH11203426A
JPH11203426A JP10003701A JP370198A JPH11203426A JP H11203426 A JPH11203426 A JP H11203426A JP 10003701 A JP10003701 A JP 10003701A JP 370198 A JP370198 A JP 370198A JP H11203426 A JPH11203426 A JP H11203426A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
data
reception
radio wave
transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10003701A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Tahira
光浩 田平
Manabu Araoka
学 荒岡
Shinichi Hanada
晋一 花田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP10003701A priority Critical patent/JPH11203426A/ja
Publication of JPH11203426A publication Critical patent/JPH11203426A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
  • Test And Diagnosis Of Digital Computers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】料金収受システムのアンテナ異常を車載機との
通信によらずに自己診断する。 【解決手段】路側機100からの送信信号210を送信
回路201で変換し、アンテナ部203から送信電波2
11で発信する。通信エリア内に進入した車載機400
は、送信電波211を受信すると、その送信信号で指定
されたタイムスロットに自己のIDを載せて受信電波2
21を応答する。受信回路202は受信号220から抽
出した受信データ240を路側機100に出力する。路
側機100から当該IDを受信指定した送信信号が出力
され、当該IDの車載機から決済処理に必要な情報が応
答される。車載機400が通信エリアに無いとき、送信
電波211を直接受信した電波221’の送信用タイム
スロットから抽出したデータ230が監視回路204に
出力され、送信信号210と照合される。不一致の場
合、アンテナ異常を示す信号250が路側機100に出
力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は有料道路等の料金収
受システムに係り、路側機と車載機間の通信を中継する
アンテナの故障診断方式に関する。
【0002】
【従来の技術】有料道路や駐車場等の料金所で、現金の
受渡しの必要のない料金収受システムとして、IDや料
金情報などを記録したICカード及び無線通信機能をも
つ車載機と、システム側の路側機との間でアンテナを介
して交信し、車載機の料金情報に基づいて料金を決済
し、結果を表示器に示して運転者に通知する、料金収受
システムが開発されている。
【0003】たとえば、特開平8−202907号に
は、車両が路上の車両検知器を通過してから車載機との
通信が開始されるタイミングを計測し、所定時間内に通
信が開始されないときは車載機の故障か不搭載と見なし
て、車載機側の表示器に異常を表示する提案がある。
【0004】また、特開平9−128574号には、保
守業務による相互認承処理が正常な場合に料金収受など
の通常業務を行なうシステムで、保守業務で車載機およ
び路側機のそれぞれが同一の変数による所定の演算を行
ない、路側機から演算結果を車載器に送信して相互認証
が正/否を判定し、認証処理中の車載機内蔵データの機
密を保持する提案がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の料金収
受システムでは、路側機と車載機との無線通信により主
として車載機の異常を検出している。しかし、通信が異
常となる場合に、路側機、アンテナ、車載機のどこで異
常が発生したかを検知できない。特に、路上の高所に配
置されている中継用アンテナは通信エリアが狭いため、
風や振動による方向ずれ等の受信異常を生じやすい。ア
ンテナ異常で通信不良となった場合、保守員によるメン
テナンスが行なわれるが、高所作業のため速やかな復旧
は困難で、この間システムの正常な機能が損なわれる。
【0006】本発明の目的は、車載機との通信なしでア
ンテナの異常を検出する方法と、タイムリーに保守ので
きる料金収受システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のアンテナ診断方
法は、料金所の親機(路側機)と走行車両の車載機との
間でアンテナを介し、通信フレームを交信して利用料金
を決済する有料道路等の料金収受システムにおいて、前
記通信フレームのデータエリアのタイムスロットを複数
に分割し、前記アンテナから所定周期で送信される送信
データとそれを受信した車載機から応答される受信デー
タを異なるタイムスロットに載置するようにし、前記ア
ンテナから前記送信データを載せた送信電波を発信する
と共に、その電波を直接受信し、その所定タイムスロッ
トから抽出したデータと前記送信データを照合し、不一
致の場合にアンテナ異常と判定することを特徴とする。
【0008】あるいは、固有のIDを持ち前記親機と交
信可能な固定診断機が前記アンテナの通信エリア内に配
置されている場合に、前記通信フレームのデータエリア
のタイムスロットを複数に分割し、前記アンテナから所
定周期で送信される送信データとそれを受信した前記車
載機または前記固定診断機から応答される受信データを
異なるタイムスロットに載置するようにし、前記アンテ
ナから自己のタイムスロットに送信データを載せた送信
電波を発信し、前記固定診断機から別のタイムスロット
で応答したIDと固定データを受信し、前記別のタイム
スロットから抽出した固有データと予め設定されている
データを照合し、不一致の場合にアンテナ異常と判定す
ることを特徴とする。
【0009】前記送信データを載せるタイムスロットを
#0、前記受信データを載せるタイムスロットを#1,
#2とした場合、前記送信データでスロット#1が受信
割付、スロット#2がID取込であることを通知し、前
記固定診断機または前記車載機は前記親機から受信割付
される前はタイムスロット#2で自己のIDを応答し、
受信割付の後はタイムスロット#1で前記固定データま
たは決済に必要な車載機情報を応答することを特徴とす
る。
【0010】本発明の料金収受システムは、料金所に置
かれる路側機と、路上に設置されたアンテナと、走行車
両に搭載され無線で交信する車載機からなり、前記アン
テナは路側機から出力される送信データを変換し送信電
波を出力する送信回路と、前記車載機から出力される受
信電波及び前記送信電波を直接受信した電波の受信デー
タを出力する受信回路と、前記直接受信した電波の受信
データを前記送信データと照合する監視回路を具備して
なることを特徴とする。
【0011】あるいは、前記アンテナの通信エリア内
に、前記路側機からの送信データに対応して予め決めら
れた固定データを応答する固定診断機を設置し、前記ア
ンテナは路側機から出力される送信データを変換し送信
電波を出力する送信回路と、前記車載機及び前記固定診
断機から出力される受信電波を受信しその受信データを
出力する受信回路と、前記固定診断機からの電波の受信
データを前記固定データと照合する監視回路を具備して
なることを特徴とする。
【0012】また、前記受信回路は前記固定診断機から
の受信電波を受信しその受信レベルを出力する機能、前
記監視回路はその受信レベルを予め設定しているしきい
値と比較する機能をそれぞれ有し、前記受信レベルが前
記しきい値以下のとき、前記路側機に受信レベル異常を
出力することを特徴とする。
【0013】さらに、前記受信レベル異常の出力を受け
て、前記固定診断機からの受信レベルが増大する方向に
前記アンテナの位置を調整する制御回路を設けたことを
特徴とする。
【0014】本発明によれば、料金収受システムのアン
テナの自己診断を、システム側からの発信電波の直接の
受信波または固定診断機からの受信電波のデータを抽出
して常時行なっているので、交通の途絶えている期間に
おいてもアンテナ異常ないしその前兆が速やかに検出で
き、料金収受システムのトラブルを回避できる。
【0015】また、受信レベルの低下時に、アンテナの
受信レベルが最良となるようにアンテナ位置を制御する
ので、アンテナ異常原因の大部分を占める位置ずれを自
動修正できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら詳細に説明する。図4は、本発明が
適用される有料道路の料金収受システムの概略図であ
る。有料道路の料金所に配置されている路側機100は
アンテナ200を経由して、所定の通信フレームをもつ
送信電波211を周期的に出力する。走行車両が送信電
波211の通信エリア内に進入してきたとき、車載機4
00により受信される。車載機400は送信電波211
を受信すると、通信フレームの指定スロットに自身のI
Dを格納し、アンテナ200から見ての受信電波221
を送信する。路側機100は車載機400からのIDを
受信すると、そのIDを交信先に指定して決済に必要な
車種等の車載機情報を要求する送信電波211を送信
し、交信先IDをもつ車載機400から車載機情報を通
知する受信電波221が応答される。
【0017】なお、有料道路利用料金の決済処理には種
々の方式が提案されているが、本発明の主旨とは関係が
ないので、路側機100と車載機400の無線通信によ
る決済処理方式であれば、その処理方式を特に限定する
ものではない。
【0018】また、図4の固定診断機300は、送信電
波211に応答して車載機400と同周波数の電波22
1を送信する装置である。以下では、固定診断機300
を使用しない実施例1と、固定診断機300を使用する
実施例2、実施例3を説明する。なお、各図を通し同等
の要素には同一の符号を付している。
【0019】〔実施例1〕図1は、実施例1によるアン
テナ装置の構成を示す機能ブロック図である。アンテナ
装置200は、路側機100からの送信信号210を送
信電波211に変換する送信回路201、受信電波22
0を変換し受信データ230を監視回路204に、また
受信データ240を路側機100に出力する受信回路2
02、送信データ210と受信データ230を照合し、
その一致/不一致によりアンテナ正常/異常のアンテナ
情報を路側機100に出力する監視回路204、送信電
波211を空中に発信すると共にその直接の受信波22
1’や車載機400からの受信電波221を受信する送
・受信用のアンテナ部203を備えている。説明の便宜
上、送信データ210を載せる通信フレームは路側機1
00で作成されるものとするが、送信回路201で行な
ってもよい。また、送信回路201と受信回路202
は、電気的に絶縁されているものとする。
【0020】図2にアンテナ装置の動作を説明するタイ
ミングチャート、図3に送受信用通信フレームのデータ
フォーマットを示す。送信信号及び受信信号は、SLO
T#0〜#2のタイムスロットを共通のデータ領域とす
る通信フレームにより行なわれる。
【0021】路側機100からの送信データ210はS
LOT#0に載せられ、SLOT#1〜#2のタイムス
ロットを空にした送信フレームにより一定周期で出力さ
れる。送信回路201は送信データ210を所定周波数
の電波信号に変換し、アンテナ部203から送信電波2
11−1,2,3,..を発信する。図3の送信のフ
ォーマットに示すように、通信フレーム内はSLOT#
0に、SLOT#1が割当てなしの状態、SLOT#2
はID取込みのスロットであることを示す送信データ2
10が格納され、SLOT#1,#2は空となってい
る。
【0022】車載機400が通信エリア内にないとき、
アンテナ部203で送信電波211を直接受信した電波
221’は受信回路202で変換され、SLOT#0の
受信データ230が出力される。監視回路204は送信
データ210−1(210−2,3)と受信データ23
0−1(230−2,3)を照合し、アンテナ装置20
0の正常/異常を示すアンテナ情報250−1(250
−2,3)を路側機100に出力する。受信のフォー
マットに示すように、路側機100に入力される受信信
号でみると、SLOT#0に送信データ210−1に対
応する受信データ230−1とアンテナ情報250−1
が含まれ、SLOT#1,#2は空である。
【0023】車載機400が通信エリア内に図2のタイ
ミングで進入してくると、送信電波211−2(送信
のフォーマット)が車載機400により受信される。す
ると、車載機400からSLOT#2に自己のID=a
を格納した受信電波221−1が発信され、アンテナ部
203で受信される。本例で、送信電波211の直接の
受信電波221’と受信電波221の周波数は同じであ
る。しかし、送信電波211を受信した車載機400は
所定時間だけ遅れて受信電波221を発信するので、両
者の混信は回避できる。
【0024】受信回路202は受信電波221’のSL
OT#0に載っている受信データ230を監視回路20
4に、受信電波221のSLOT#1,#2に載ってい
る受信データ240を路側機100に出力する(受信
のフォーマット)。このタイミングでは、SLOT#2
に載っている車載機400のID=aが出力される。
【0025】路側機100は受信したID=aに対し、
SLOT#0で受信割当てを行なった送信データ210
−3を出力する(送信のフォーマット)。車載機40
0は送信データ210−3で自己のID=aが受信割当
てされたのを検知すると、SLOT#1にID=aと車
載機情報を含む受信信号221−2(受信のフォーマ
ット)を応答する。この車載情報により、路側機100
での決済処理が行なわれる。
【0026】本実施例によれば、路側機100は車載機
の有無に関わらず、アンテナ200を経由して常時送信
して、常にアンテナ200の自己診断を行なっているの
で、アンテナ200に異常が発生した場合速やかに検出
でき、かつ簡単な回路で実現できる。
【0027】なお、自己診断のアンテナ情報250は、
車載機400との交信がない期間に取得できればよいの
で、受信信号220におけるSLOT#0以外の空きエ
リア(例えばSLOT#1)に載せることも可能であ
る。この場合、路側機100とアンテナ200を接続す
るケーブルは従来と同じものが使用でき、アンテナの交
換が容易になる。
【0028】また、送信電波211と受信電波221の
周波数が異なるシステムの場合は、アンテナ装置200
に車載機400からの受信電波221を変換する受信回
路の他に、送信電波と同一周波数を扱う受信回路を設
け、送信電波211の直接受信によるSLOT#0のデ
ータを抽出して監視回路204に出力するようにすれば
よい。
【0029】〔実施例2〕図5は、実施例2によるアン
テナ装置の構成を示す機能ブロック図である。図1との
相違は、アンテナ200の通信エリア内に固定診断機3
00を設置し、監視回路204が診断機300からの受
信データと予め設定されている固定データ205を照合
して、アンテナ200の診断を行なうことにある。
【0030】図6にアンテナ装置の動作を説明するタイ
ミングチャート、図7に送受信用通信フレームのデータ
フォーマットを示す。固定診断機300は常時稼働で
も、夜間など車両通行が殆ど無い時間帯のみ電源オンし
てもよいが、以下では稼働開始時点からの動作を説明す
る。
【0031】送信データ210−1としてSLOT#
1:割当なし、SLOT#2:ID取込をSLOT#0
に載せた送信電波211−1(図7の送信フォーマッ
ト)がアンテナ部203から発信されると、固定診断機
300からSLOT#2に自己のID=zを載せた受信
信号221−1が応答される(受信フォーマット)。
【0032】これを受信した路側機100はSLOT#
1にID=zの受信割当を指示した送信データ210−
2を出力し(送信フォーマット)、固定診断機300
からSLOT#1にID=zと固定データを載せた受信
信号221−2を発信する。受信回路202は変換した
受信データ240の内、SLOT#1の固定データ26
0−1を監視回路204に出力する。監視回路204
は、予め設定されている固定データ205と照合し、そ
の結果で正常/異常を示すアンテナ情報250−1を路
側機100に出力する。なお、認識した固定診断機30
0のID=zを、固定データとしてもよい。
【0033】ところで、図6のように送信電波211−
2が発信された時点で、車載機400が通信エリア内に
進入していると、車載機400からSLOT#2に自己
のID=aを載せた受信信号222−1が応答される
(フォーマット)。したがって、受信データ240は図
7の受信に示すように、SLOT#1が固定診断機3
00からのデータ240−2、SLOT#2が車載機4
00からのデータ240−3となる。路側機100は、
ID=aを新たに受信すると、SLOT#1による受信
割当をID=aとする送信データ210−3を出力し
(送信フォーマット)、車載機400からSLOT#
1にID=aと車載機情報を載せた受信信号222−2
が応答される(受信フォーマット)。
【0034】本実施例によれば、路側機と車載機の信号
周波数が異なるシステムの場合、固定診断機の発信周波
数を車載機の周波数と同じにすることで、車載機の無い
ときのアンテナ自己診断が可能になる。また、通信フレ
ームのSLOT1,2を使い分けることで、交信中の固
定診断機から進入した車載機との交信にスムーズに切り
替えることができる。
【0035】なお、複数の車載機からのIDが順次受信
される場合、路側機はそれらを待ち行列に格納して順
次、受信割当てを行なうこともできる。この場合、固定
診断機からのIDの受信割当ての優先度を車載機のID
より低くしておけば、この間のアンテナ自己診断処理が
省略される。
【0036】〔実施例3〕図8は、実施例2によるアン
テナ装置の構成を示す機能ブロック図である。図5との
相違は、監視回路206に予め受信レベル値206が設
定され、受信データのレベルが低い場合に制御回路20
7によりアンテナの方角などを最適位置に制御する機能
が付加されていることにある。
【0037】図9にアンテナ装置の動作を説明するタイ
ミングチャートを示す。説明を簡単にするために、実施
例2と同じになる車載機400の進入モードは省略して
いるが、図6との基本的な相違は、監視回路204から
制御回路207に出力される受信レベル判定信号(良/
否)が追加された点のみである。
【0038】図10に送受信用通信フレームのデータフ
ォーマットを示す。路側機100からの送信に対し、
固定診断機300から受信が応答される。受信回路2
02は受信信号221−1のSLOT#2からID=z
を含む受信データ240−1を抽出すると共に、受信信
号221から検出した受信レベルを受信データ260−
1として監視回路に出力する(受信’フォーマッ
ト)。
【0039】次に、路側機100からの送信に対し、
固定診断機300から受信が応答される。受信データ
240−2に含まれる固定データは受信レベルとともに
受信データ260−2(受信’フォーマット)として
監視回路204に渡される。監視回路204は受信した
固定データと設定してある固定データ205を照合し、
アンテナ200の診断結果(正常/異常)を示すアンテ
ナ情報250−1を路則機100に出力する。
【0040】また、監視回路204は受信信号のレベル
と受信レベル値206を比較し、レベル値206より上
/下の信号レベル判定情報270−1を制御回路207
に出力する。制御回路207はレベル値206より下の
場合に、アンテナ部203の図示していないアクチュエ
ータを駆動して、アンテナ方角などを調整する。この調
整制御は受信信号のレベルが、レベル値206を越える
まで継続される。なお、アンテナ位置をサーボ制御等に
より、受信レベルが一定以上ないし最適にする技術は周
知であり、詳細な説明は省略する。
【0041】本実施例によれば、アンテナ異常を検出す
ると共に、受信レベルからその原因がアンテナの位置ず
れと判断される場合に、アンテナ位置の自動修正を行な
うので、自動車道路の高所に設置されているアンテナの
メンテナンスが容易になる。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、路側機と接続するアン
テナが送信電波の直接受信によって送・受信データの照
合を行なうので、簡単な回路で常時の自己診断が可能に
なり、車載機との通信を開始する前に、保守作業を迅速
かつ容易に行なえる効果がある。
【0043】また、通信エリア内に路側機からの送信に
対し車載機と同一の周波数で自己のIDを応答する固定
診断機を設けているので、路側機と車載機の信号周波数
が異なるシステムの場合に、エリア内での車載機の有無
に関わらず信頼性の高い自己診断が可能になる。さら
に、受信信号の受信レベルが正常レベルを示すしきい値
以上かを検知し、低下しているときにアンテナ位置を調
整制御するので、アンテナ異常の大半の原因となる方角
ずれなどを自動修正できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1による料金収受システムのア
ンテナ故障診断機能を示すブロック図。
【図2】実施例1の動作を説明するタイムチャート。
【図3】実施例1の各信号の遷移を示すデータフォーマ
ット。
【図4】本発明を適用する料金収受システムの概略の構
成図。
【図5】本発明の実施例2による料金収受システムのア
ンテナ故障診断機能を示すブロック図。
【図6】実施例2の動作を説明するタイムチャート。
【図7】実施例2の各信号の遷移を示すデータフォーマ
ット。
【図8】本発明の実施例3による料金収受システムのア
ンテナ故障診断機能を示すブロック図。
【図9】実施例3の動作を説明するタイムチャート。
【図10】実施例3の各信号の遷移を示すデータフォー
マット。
【符号の説明】
100…路側機、200…アンテナ、201…送信回
路、202…受信回路、203…アンテナ部、204…
監視回路、205…固定データ、206…受信レベル
値、207…制御回路、210…送信データ、211…
送信電波、220,221,221’,222…受信電
波、240…受信データ、250…アンテナ情報、27
0…信号レベル判定情報、300…固定診断機、400
…車載機。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 料金所の親機と走行車両の車載機との間
    でアンテナを介し、通信フレームを交信して利用料金を
    決済する有料道路等の料金収受システムにおいて、 前記通信フレームのデータエリアのタイムスロットを複
    数に分割し、前記アンテナから所定周期で送信される送
    信データとそれを受信した車載機から応答される受信デ
    ータを異なるタイムスロットに載置するようにし、 前記アンテナから前記送信データを載せた送信電波を発
    信すると共に、その電波を直接受信し、その所定タイム
    スロットから抽出したデータと前記送信データを照合
    し、不一致の場合にアンテナ異常と判定することを特徴
    とするアンテナの診断方法。
  2. 【請求項2】 料金所の親機と走行車両の車載機との間
    でアンテナを介し、通信フレームを交信して利用料金を
    決済する有料道路等の料金収受システムにおいて、 固有のIDを持ち前記親機と交信可能な固定診断機が前
    記アンテナの通信エリア内に配置されている場合に、前
    記通信フレームのデータエリアのタイムスロットを複数
    に分割し、前記アンテナから所定周期で送信される送信
    データとそれを受信した前記車載機または前記固定診断
    機から応答される受信データを異なるタイムスロットに
    載置するようにし、 前記アンテナから自己のタイムスロットに送信データを
    載せた送信電波を発信し、前記固定診断機から別のタイ
    ムスロットで応答したIDと固定データを受信し、前記
    別のタイムスロットから抽出した固有データと予め設定
    されているデータを照合し、不一致の場合にアンテナ異
    常と判定することを特徴とするアンテナの診断方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記送信データを載せるタイムスロットを#0、前記受
    信データを載せるタイムスロットを#1,#2とした場
    合、前記送信データでスロット#1が受信割付、スロッ
    ト#2がID取込であることを通知し、前記車載機は前
    記親機からの受信割付の前はタイムスロット#2で自己
    のIDを応答し、前記受信割付の後はタイムスロット#
    1で決済に必要な車載機情報を応答することを特徴とす
    るアンテナの診断方法。
  4. 【請求項4】 料金所に置かれる路側機と、路上に設置
    されたアンテナと、走行車両に搭載され無線で交信する
    車載機からなる料金収受システムにおいて、 前記アンテナは路側機から出力される送信データを変換
    し送信電波を出力する送信回路と、前記車載機から出力
    される受信電波及び前記送信電波を直接受信した電波の
    受信データを出力する受信回路と、前記直接受信した電
    波の受信データを前記送信データと照合する監視回路を
    具備し、 前記監視回路は照合の結果が不一致の場合に、前記路側
    機にアンテナ異常を通知することを特徴とする料金収受
    システム。
  5. 【請求項5】 料金所に置かれる路側機と、路上に設置
    されたアンテナと、走行車両に搭載され無線で交信する
    車載機からなる料金収受システムにおいて、 前記アンテナの通信エリア内に、前記路側機からの送信
    データに対応して予め決められた固定データを応答する
    固定診断機を設置し、 前記アンテナは路側機から出力される送信データを変換
    し送信電波を出力する送信回路と、前記車載機及び前記
    固定診断機から出力される受信電波を受信しその受信デ
    ータを出力する受信回路と、前記固定診断機からの電波
    の受信データを前記固定データと照合する監視回路を具
    備し、 前記照合の結果が不一致の場合に、前記路側機にアンテ
    ナ異常を通知することを特徴とする料金収受システム。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記受信回路は前記固定診断機からの受信電波を受信し
    その受信レベルを出力する機能、前記監視回路はその受
    信レベルを予め設定しているしきい値と比較する機能を
    それぞれ有し、 前記受信レベルが前記しきい値以下のとき、前記路側機
    に受信レベル異常を出力することを特徴とする料金収受
    システム。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記受信レベル異常の出力を受けて、前記固定診断機か
    らの受信レベルが増大する方向に前記アンテナの位置を
    調整する制御回路を設けたことを特徴とする料金収受シ
    ステム。
JP10003701A 1998-01-12 1998-01-12 アンテナの診断方法および料金収受システム Pending JPH11203426A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10003701A JPH11203426A (ja) 1998-01-12 1998-01-12 アンテナの診断方法および料金収受システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10003701A JPH11203426A (ja) 1998-01-12 1998-01-12 アンテナの診断方法および料金収受システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11203426A true JPH11203426A (ja) 1999-07-30

Family

ID=11564684

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10003701A Pending JPH11203426A (ja) 1998-01-12 1998-01-12 アンテナの診断方法および料金収受システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11203426A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001111501A (ja) * 1999-10-14 2001-04-20 Denso Corp 無線通信装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001111501A (ja) * 1999-10-14 2001-04-20 Denso Corp 無線通信装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3213300B1 (ja) 有料道路料金収受システム
US5771008A (en) Mobile unit communication control method
JPH08186534A (ja) 移動体通信方法
JP3527791B2 (ja) 不調アンテナ検出方法及び装置
CN112020156B (zh) 车载单元的检测系统、方法、电子设备和存储介质
CN215187405U (zh) 车用通信设备
JPH11203426A (ja) アンテナの診断方法および料金収受システム
CN110428641A (zh) 一种不影响通过时间和速度的治超非现场执法系统及方法
JP2010015454A (ja) 自動料金収受システム
JP6852815B2 (ja) 列車状態監視システムおよび車上装置
JP3246924B2 (ja) 列車位置検出装置
JP3851834B2 (ja) 列車制御システム、及び情報収集方法
CN112146735A (zh) 车辆的检测方法和装置、系统、存储介质及电子装置
JP2930078B1 (ja) 自動料金収受システムにおける車載器
JPH11185073A (ja) 有料道路の料金収受システム
JPH092269A (ja) 列車位置検出装置
CN115567775B (zh) 一种商品车监控系统
JPH10222707A (ja) 自動料金収受装置
JP2001143111A (ja) ノンストップ自動料金収受システムおよび料金所と車両間の情報伝送方法
CN112164150B (zh) 车辆信息的匹配方法和装置、系统、存储介质及电子装置
KR20040078730A (ko) 이동통신 단말기를 이용한 무선방식 통행료 처리장치
CN112969160B (zh) 一种车辆通信方法
JP4659048B2 (ja) 自動料金収受システム
JP2001134794A (ja) ノンストップ自動料金収受(etc)システム用車載器およびこれを用いた車両走行軌跡管理システム
JP2021090352A (ja) 車上装置