JPH11200320A - コンクリート製主塔の水平梁の施工法 - Google Patents
コンクリート製主塔の水平梁の施工法Info
- Publication number
- JPH11200320A JPH11200320A JP808198A JP808198A JPH11200320A JP H11200320 A JPH11200320 A JP H11200320A JP 808198 A JP808198 A JP 808198A JP 808198 A JP808198 A JP 808198A JP H11200320 A JPH11200320 A JP H11200320A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- horizontal beam
- tower
- girder
- constructed
- columns
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
移動が不要であり、一回で打設するコンクリート量を少
量にし支保工を小規模にする。 【解決手段】 水平梁7を施工する際に利用される支保
工桁19、吊り桁23、2つの型枠21等を塔柱5の所
定の部位に搬送し、水平梁7を施工する部位の上方に支
保工桁19を架設し、この支保工桁19に吊り桁23を
複数延設し、この吊り桁23に型枠21を異なる吊り桁
23に吊設する。型枠21は水平梁7の側部と底部を覆
い底部が開閉自在である。この型枠21を塔柱5の両端
部に移動させ、各型枠21の内側に塔柱5間の内側方向
に突出する構成ブロック8を数回に分けて施工して塔柱
5間に水平梁7を架設する。型枠21の底部を開きこの
内部が上下に貫通し、施工された水平梁7の両外側に型
枠21が通過して次の水平梁7が施工される所定の部位
に移動する。
Description
塔の水平梁の施工法に関し、更に詳細には吊り橋や斜張
橋の主塔に設けられる水平梁の施工法に関する。
めの主塔や斜め直線状に張られる斜張橋のケーブルによ
って桁を支間の中間でつる主塔は、一般に塔柱と水平梁
で構成されている。即ち、主塔は基礎の上部に所定の間
隙を有した塔柱と、この塔柱間に掛け渡される上下方向
に所定の間隙をおいた複数の水平梁とを有している。
にいろいろな施工法が提案されている。例えば、図11
はその第1の施工法を示す図であり、同図(a)は主塔
1の正面図を示し、同図に示すように、クレーン15を
用いて2本の塔柱5の上部に仮設されたブラケット17
に支保工桁71を架設し、同図(b)に示すように、こ
の支保工桁71の上部に鉄筋工、型枠工、コンクリート
工等を行なって2本の塔柱5間の所定の部位に水平梁7
を設ける。そして、同図(c)に示すように、支保工桁
71を吊りおろすジャッキ73をこの水平梁7に設置し
た後に支保工桁71をこの水平梁7の下方の既設水平梁
7の上部に吊り降ろす。
の側面図を示し、同図に示すように、支保工桁71をク
レーン(図示せず)で吊ることができる程度に解体した
後に塔柱5の側壁よりも外側に移動させる。尚、支保工
桁71の解体はこれを移動させた後でもよい。
た支保工桁71aをクレーン(図示せず)で所定の部位
まで吊り上げる。また、図12は既に提案されている水
平梁7の第2の施工法を示す図であり、同図(a)は主
塔1の正面図を示し、同図(b)は図(a)に示す主塔
1の側面図を示す。同図(a),(b)に示すように、
2本の塔柱5に張り出し桁75を仮設し、この張り出し
桁75にジャッキ73を設け、このジャッキ73により
支保工桁71と型枠と鉄筋を吊り上げる。そして、これ
らを所定の部位に横移動させる。
71の上部で鉄筋工等を行なって2本の塔柱5間の所定
の部位に水平梁7を設ける。そして、同図(d),
(e)に示すように、水平梁7に設けられたジャッキ7
3により支保工桁71を下方の既設水平梁7の上部に吊
り降ろしその場所で横移動させる。尚、支保工桁71を
現状の高さで横移動させてもよい。
の上部に仮設した張り出し桁75に設けられたジャッキ
73により支保工桁71を所定の高さまで吊り上げる。
また、図13は既に提案されている水平梁の第3の施工
法を示す図であり、同図(a)は主塔1の正面図を示
し、同図(b)は図(a)に示す主塔1の側面図を示
す。同図(a),(b)に示すように、塔柱5の上部に
張り出し桁75を仮設し、この張り出し桁75にジャッ
キ73を設け、このジャッキ73を用いて支保工桁71
を所定の高さまで吊り上げた後に所定の部位に横移動さ
せる。そして、同図(c)に示すように、この支保工桁
71を水平梁7の一部としてコンクリートの中に埋め込
んで、所定の水平梁7を形成する。
第1及び第2の水平梁の施工法によれば、水平梁を施工
した後にさらにその上方に別の新たな水平梁を施工する
場合、支保工桁をそのまま上方に移動すると施工した水
平梁が邪魔をして所定の部位に支保工桁を移動すること
ができない。
には支保工桁を横移動させる必要がある。また、水平梁
は所定の部位で型枠工・鉄筋工・コンクリート工・養生
する場所打ち施工なので、工期が長期になるとともに一
回で打設するコンクリート量が多くなって支保工が大規
模になる、という問題が生じる。
れば、水平梁にはそれぞれの支保工桁が必要になるので
支保工桁の転用ができない、という問題が生じる。本発
明は、前記事項に鑑みてなされたものであり、支保工桁
の転用が可能であり、支保工桁を上方に移動する際に横
移動することなく所定の高さに移動させることができ、
一回で打設するコンクリート量を少量にして支保工を小
規模にするコンクリート製主塔の水平梁の施工法を提供
することを課題とする。
するために、以下の手段を採用した。本発明は、基礎上
に立設する塔柱間の上下方向に所定の間隙をおいた水平
梁を複数設けてコンクリート製主塔を築造するコンクリ
ート製主塔の水平梁の施工法において、(イ)前記水平
梁を施工する際に少なくとも利用する支保工桁、吊り
桁、型枠を水平梁が施工される前記塔柱の所定の部位に
搬送する部材搬送工程と、(ロ)水平梁が施工される所
定の部位よりも上方の塔柱間に前記部材搬送工程で搬送
された支保工桁を架設し、施工される水平梁の両側壁よ
りも外側に突出するとともに塔柱間を移動可能な前記吊
り桁を支保工桁の上部に複数延設し、施工される水平梁
の少なくとも側部と底部を覆う断面がU字状で底部が開
閉自在な2つの型枠を水平梁が施工される所定の部位に
吊り桁を介して別個に吊設した後に、一方の型枠を塔柱
間の一方の端部に移動し他方の型枠を塔柱間の他方の端
部に移動して水平梁の施工準備をする水平梁施工準備工
程と、(ハ)前記水平梁施工準備工程で移動した2つの
型枠の内側に塔柱間の内側方向に突出する鉄筋コンクリ
ート製の梁を施工し、梁の先端部とこの梁が設けられた
塔柱との間をPC鋼材で接続しこれを緊張した後に、2
つの型枠を塔柱間の内側方向の所定の部位にそれぞれ移
動させ各型枠の内側に鉄筋コンクリート製の梁を施工し
て塔柱から突出する梁を長尺の梁とした後にこの長尺の
梁の先端部とこの梁が設けられた塔柱との間をPC鋼材
で接続しこれを緊張するサイクルを少なくとも1回繰り
返して一方の塔柱から突出する梁と他方の塔柱から突出
する梁の両先端間に間隙を形成し、この間隙内に鉄筋コ
ンクリート製の梁を施工して塔柱から突出する長尺の梁
の先端間を接続して塔柱間に水平梁が架設され、この水
平梁全体に圧縮荷重を与えてプレストレスを有する水平
梁とする水平梁架設工程と、(ニ)前記型枠の底部を開
いてこの内部が上下に貫通し、この型枠を吊設している
吊り桁を上方に移動して施工された前記水平梁の外側に
型枠が通過しこの水平梁よりも上方の所定の部位に型枠
を移動させた後に、型枠を塔柱間の両端部に移動させる
型枠移動工程と、(ホ)前記型枠移動工程で移動した型
枠の底部を閉じて断面がU字状の型枠を形成した後に、
この型枠の内側に前記水平梁架設工程を行って塔柱間に
他の水平梁を架設するサイクルを繰り返す水平梁増設工
程と、を備えたことを特徴とするコンクリート製主塔の
水平梁の施工法である。
複数の吊り桁に吊設してもよい。また、塔柱から突出す
る梁は少なくとも複数回の施工により長尺の梁を形成し
てもよい。
製主塔の水平梁の施工法(以下、「水平梁の施工法」と
記す。)の一実施の形態を、図1から図10に基づいて
説明する。
柱間に設けられる水平梁の施工法を示す態様である。 〔第1の実施の形態〕第1の実施の形態の水平梁の施工
法を図1から図8に基づいて説明する。
て築造される主塔を図1,図2に基づいて説明する。図
1(a)は主塔1の正面図を示し、同図(b)は主塔1
の側面図を示す。同図(a),(b)に示すように、鉄
筋コンクリート製の基礎3の上部に左右方向に一定の間
隙を有して配置された2本の鉄筋コンクリート製の塔柱
5が立設されている。2本の塔柱5の間であって基礎3
の上方には所定の離間寸法を有して配置された鉄筋コン
クリート製の水平梁7が5つ架設されている。
図に示すように、水平梁7は直方体形状をなし、5つの
構成ブロック8から構成されている。即ち、水平梁7の
中央部には1つの構成ブロック8aからなる長さの短い
閉合梁(梁)9を有し、この閉合梁9の両端外側には2
つの構成ブロック8b,8cからなる閉合梁9よりも長
さの長い長尺梁(梁)10が鉛直打継ぎ目11を介して
連設されている。長尺梁10は2つの構成ブロック8
b,8cを鉛直打継ぎ目11を介して接続したものであ
る。
面図を示している。同図(b)に示すように、水平梁7
はその内部に矩形状の貫通孔13を有している。次に、
本発明の水平梁7の施工法を図3から図8を用いて説明
する。
施工準備工程と水平梁架設工程と型枠移動工程と水平梁
増設工程とを備えている。最初に、図3(a)は主塔1
の正面図を示し、同図(b)は同図(a)のB−B矢視
の側面図を示し、同図(a),(b)に示すように、基
礎3の上部の縁部に上方に延設自在なクレーン15を設
置し、このクレーン15を利用してこの側方に一定の間
隙を有した2本の鉄筋コンクリート製の塔柱5を立設す
る。塔柱5は下から1段目の水平梁7が設けられる部位
よりも高い高さを有している。尚、塔柱5の高さを数段
分の水平梁7が架設される高さに立設してから1段目の
水平梁7の施工を開始してもよい。
5の上部に設けられたジャッキ(図示せず)を用いてブ
ラケット17と支保工桁19と2つの型枠21と複数の
吊り桁23とを第1段目の水平梁7が設けられる部位ま
で吊り上げる。
ち、図4は図3(a)の要部拡大図であり、同図に示す
ように、塔柱5間に対向する側壁5a,5bの内側にブ
ラケット17を突出して設け、ブラケット17の上部に
支保工桁19を架設する。
られる棒状の支持部25とこの支持部25の上部に設け
られる板状の載置部27とを有している。ブラケット1
7の支持部25の下端は塔柱5の側壁5a,5bに軸支
され、載置部27にPC鋼材29が接続されている。こ
のPC鋼材29を塔柱5の内部に挿通し塔柱5の外側部
で緊張してブラケット17が塔柱5に固定される。
外側に突出するとともに塔柱5間を移動可能な吊り桁2
3を支保工桁19の上部にこれと直角方向(図4の紙面
と垂直方向)に4個延設する。この吊り桁23を2個ず
つ塔柱5間の左右の両端部に移動させ、この左右に移動
した2つの吊り桁23に型枠21を吊設して水平梁7の
施工の準備をする。
る部分の側面図を示し、同図に示すように、支保工桁1
9は鉄製で箱状をなしている。尚、支保工桁19は2本
のI型桁を平行に並べたものや、2本のトラスを平行に
並べたものでもよい。
の中央下部には所定の間隙を有して配置された複数の回
転体31が回動自在に設けられている。従って、この回
転体31を介して吊り桁23が支保工桁19の上部の塔
柱5間を移動できる。
れており、これらの先端部には外型枠(型枠)35が接
続されている。尚、ロープ33の代わりに鋼棒を使用す
ることができる。
き板37とこれを支える支保工39からなる。支保工3
9は断面U字状であり、左右方向に一定の間隙を有して
立設する2つの側壁部39aと、この側壁部39aの底
部に接続された底壁部39bとを有している。底壁部3
9bはその中央を境にして分割可能な2つの回動部材4
1からなり、この回動部材41が側壁部39aの下部を
回動支点にして回動することで外型枠35の底部が開き
外型枠35の内側の上下方向が貫通する。
形成する板状のせき板37が設けられ、底壁部39bの
2つの回動部材41の上部には水平梁7の底部を形成す
る板状のせき板37が設けられている。
工39の内側に断面がU字状の外型枠35が形成され
る。次に、水平梁架設工程を行なう。即ち、水平梁架設
工程は3回の構成ブロック8の施工を有している。1回
目の構成ブロック8の施工は、塔柱5間の左右の両端部
に配置された外型枠35の内側に鉄筋を配筋して断面が
角筒状の底部43aと側部43bと天板部43cを有す
る枠組み43を形成した後に、この枠組み43の側部4
3b内に奥行き方向(図5の紙面に垂直方向)に貫通す
るシース45を複数設ける。そして、枠組み45の内側
に箱状の内型枠(型枠)47を設ける。
介して吊り桁23の中央部に吊設されており、箱状の支
保工49の左右両側壁部に水平梁7の側壁の内側を形成
する板状のせき板51が設けられている。また、内型枠
47の上部には水平梁の上部を形成する板状のせき板5
1が設けられている。
トを打設し養生して塔柱5間の内側方向に突出する構成
ブロック8cを形成し内型枠47を解体し除去した後
に、シース45にストランド53を挿通しこれを構成ブ
ロック8cの先端部と塔柱5間において緊張して構成ブ
ロック8cの重量を塔柱5で支持し構成ブロック8cの
先端部の撓みを修正する。
構成ブロック8cの施工は同時期に施工される。これ
は、一方の構成ブロック8cと他方の構成ブロック8c
の工程時期が大幅にずれると、全体として水平梁7の施
工の工程期間が長くなるからである。
なう。即ち、2回目の構成ブロック8の施工は、図6に
示すように、1回目の施工で形成された構成ブロック8
cの先端よりも塔柱5間の内側方向に吊り桁23を介し
て型枠21を移動し、この型枠21内に、内型枠47の
設置を除き1回目の施工で形成された構成ブロック8c
を施工したと同様の方法で構成ブロック8bの施工を行
なって長尺梁10を形成する。尚、内型枠47は1回目
の構成ブロック8cの施工後に解体されるので、2回目
の構成ブロック8bの鉄筋製の枠組みを形成した後に内
型枠47が組み立てられる。
ストランド53を緊張して長尺梁10の重量を塔柱5で
支持しこの長尺梁10の先端部の撓みを修正する。一方
の塔柱5から突出する長尺梁10と他方の塔柱5から突
出する長尺梁10の両先端部との間には間隙55が形成
される。
なう。即ち、長尺梁10,10の先端部間の間隙55に
型枠の組立、鉄筋組立、シース組立、内型枠のセット、
コンクリートの打設、養生して構成ブロック8aである
閉合梁9を形成し、一方の塔柱5から突出する長尺梁1
0と他方の塔柱5から突出する長尺梁10とが構成ブロ
ック8aを介して接続されて塔柱5間に水平梁7が架設
される。そして、この水平梁7全体にストランド(図示
せず)を挿通した後にこれを緊張して水平梁7にプレス
トレスが与えられる。
の高さを増設する工程を説明する。図7(a),(b)
は主塔1の正面図を示し、同図(a)に示すように、1
段目の水平梁7が施工された後に、同図(b)に示すよ
うに、クレーン15を利用して塔柱5を上方に延設する
工事を行なう。塔柱5の高さは数段分の水平梁7が架設
できる程度にする。
8は図6のD−D矢視に相当する部分の断面図を示し、
同図に示すように、一方の型枠21の底壁部39bにお
ける回動部材41の先端部の接合を解除し、回動部材4
1が側壁部39aの底部の回転支点を中心にして下方に
回転する。従って、一方の型枠21はその内部が上下方
向に貫通する。また、他方の型枠21も一方の型枠21
と同様にしてその内部を上下方向に貫通させる。
ている吊り桁23を上方に移動して、施工された1段目
の水平梁7の外側にこれら型枠21,21が通過し、水
平梁7よりも上方に施工される2段目の水平梁7の所定
の部位に型枠21,21を移動させた後に、型枠21,2
1を塔柱5間の両端部に移動させる。
塔柱5間の両端部に移動した型枠21の回動部材41を
上方に回転させて型枠21の底壁部39bを閉じて、U
字状の型枠21を形成する。そして、この型枠21の内
側に前記水平梁架設工程を行って塔柱5間に水平梁7を
架設するサイクルを3回繰り返す。従って、図1に示す
主塔1が築造される。
の施工法の第2の実施の形態を、図9,図10に基づい
て説明する。ここでは、前述の第1の実施の形態との相
違点についてのみ説明し、第1の実施の形態と同一態様
部分については図中同一符号を付してその説明を省略す
る。図9は図4のC−C矢視に相当する部分の側面図を
示し、図10は主塔1の主要部の正面図を示し、これら
の図に示すように、水平梁架設工程は4回の構成ブロッ
ク8の施工から構成される。
間の左右の両端部に配置された型枠21の内側に鉄筋を
配筋して断面形状がU字状の側部57bと底部57aを
有する枠組み57を形成した後に、この枠組み57の側
部57b内に奥行き方向(図9の紙面に垂直方向)に貫
通するシース45を複数設ける。そして、枠組み57の
内側に内型枠47を設ける。
打設し養生して塔柱5間の内側方向に突出する断面U字
状の構成ブロック8cを形成した後に、シース45にス
トランド53を挿通しこれを構成ブロック8cの先端部
と塔柱5間において緊張して構成ブロック8cの重量を
塔柱5で支持し構成ブロック8cの先端部の撓みを修正
する。この塔柱5間の内側方向に突出する2つの構成ブ
ロック8cの施工は同時に施工される。
なう。2回目の構成ブロック8の施工は、1回目の施工
で形成された構成ブロック8cの先端よりも塔柱5間の
内側方向に吊り桁23を介して型枠21を移動させ、こ
の型枠21内に1回目の施工で形成された構成ブロック
8cを施工したと同様の方法で構成ブロック8bの施工
を行ない1回目の施工で形成された断面U字状の構成ブ
ロック8cを長尺とし、この構成ブロック8bの先端部
と塔柱5間にストランド53を緊張して構成ブロック8
b,8cの重量を塔柱5で支持し構成ブロック8b,8c
の先端部の撓みを修正する。
b,8cと他方の塔柱5から突出する構成ブロック8b,
8cの両先端部との間には間隙55が形成される。ま
た、構成ブロック8bを形成すると同時に1回目の施工
で形成された構成ブロック8cの上部に鉄筋を配筋して
構成ブロック8cの天板部となる枠組み57cを形成
し、この枠組み57c内にコンクリートを打設し養生す
る。
さは、1回目の施工で形成された構成ブロック8cの突
出長さよりも短い。これにより矢板部となる枠組み57
c先端部の形成作業を容易にし、1回目の施工で形成さ
れた構成ブロック8cとの境界に形成されるコンクリー
トの鉛直打継ぎ目11と、枠組み57cによって形成さ
れる天板部のそれ11の位置をずらすことで、ひび割れ
や水漏れを少なくすることができる。
る枠組み57cの天板部の施工を構成ブロック8cの施
工後に行なうことにより、内型枠47の除去作業を容易
にし、一回のコンクリートの打設量を少なくし、コンク
リートの品質管理を容易にすることができる。
なう。即ち、構成ブロック8bの先端間の間隙55に型
枠組立、鉄筋組立、シース組立、内型枠のセット、コン
クリートの打設と養生をして構成ブロック8aを形成す
ることで、一方の塔柱5から突出する構成ブロック8
b,8cと他方の塔柱5から突出する構成ブロック8b,
8cとがこの構成ブロック8aを介して接続される。
すると同時に、1回目の施工で形成された構成ブロック
8cの上部と2回目の施工で形成された構成ブロック8
bの上部に鉄筋を配筋して枠組み59を形成し、この枠
組み59内にコンクリートを打設、養生して構成ブロッ
ク8c,8bの天板部を形成する。
なう。即ち、2回目の施工で形成された構成ブロック8
bの上部の一部と3回目の施工で形成された構成ブロッ
ク8aの上部に鉄筋を配筋して枠組み61を形成する。
この枠組み61内にコンクリートを打設・養生して、構
成ブロック8b,8aの天板部となる構成ブロック8d
を形成する。従って、塔柱5間に水平梁7が架設され
る。
せず)を挿通した後にこれを緊張して水平梁7にプレス
トレスを与える。
施工する水平梁の上方に支保工桁と吊り桁を設け、この
吊り桁に型枠を吊設し、この型枠内で梁を順次形成して
塔柱間に水平梁を架設し、型枠の底部を開閉自在にする
ことで、支保工桁等を上方に移動させる際に、新たに構
築された水平梁が邪魔をしてその移動を妨げることはな
い。
従来技術と比べ、この支保工桁の横移動が不要になり、
支保工桁を上方に移動させるための架設用の張り出し桁
や横移動用の張り出し桁の架設工が不要になり、これら
の架設工のアクセス用足場工や作業用足場工が不要にな
る。また、型枠は大型枠を使用できる。
なくてすみ、高所作業がより少なくなって安全性がさら
に向上し、水平梁の施工期間が短縮して主塔施工の全体
の施工期間が短縮する。
れるものであり、支保工桁をコンクリートに埋設して水
平梁の一部とする従来技術と比較して、支保工桁の転用
が可能になる。
ート製主塔の水平梁の施工法を使用して築造される主塔
を示し、同図(a)は主塔の正面図であり、同図(b)
は主塔の側面図である。
ート製主塔の水平梁の施工法により架設される水平梁を
示し、同図(a)は水平梁の正面図であり、同図(b)
は同図(a)のA−A矢視の断面図である。
ート製主塔の水平梁の施工法の一工程を示す図であり、
同図(a)は1段目の水平梁の施工を示す正面図であ
り、同図(b)は同図(a)のB−B矢視に相当する側
面図である。
ート製主塔の水平梁の施工法の主塔の主要部を示す正面
図である。
ート製主塔の水平梁の施工法の水平梁架設工程の一部を
示す図4のC−C矢視に相当する部分の側面図である。
ート製主塔の水平梁の施工法の水平梁架設工程を示す主
塔の正面図である。
ート製主塔の水平梁の施工法における塔柱の高さを増設
する工程示し、同図(a)は増設前を示し、同図(b)
は増設後を示す。
ート製主塔の水平梁の施工法の型枠移動工程における図
4のC−C矢視に相当する部分の断面図である。
ート製主塔の水平梁の施工法の水平梁架設工程の一部を
示す図4のC−C矢視に相当する部分の側面図である。
リート製主塔の水平梁の施工法の水平梁架設工程を示す
主塔の正面図である。
施工法を示す図である。
施工法を示す図である。
施工法を示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 基礎上に立設する塔柱間の上下方向に所
定の間隙をおいた水平梁を複数設けてコンクリート製主
塔を築造するコンクリート製主塔の水平梁の施工法にお
いて、(イ)前記水平梁を施工する際に少なくとも利用
する支保工桁、吊り桁、型枠を水平梁が施工される前記
塔柱の所定の部位に搬送する部材搬送工程と、(ロ)水
平梁が施工される所定の部位よりも上方の塔柱間に前記
部材搬送工程で搬送された支保工桁を架設し、施工され
る水平梁の両側壁よりも外側に突出するとともに塔柱間
を移動可能な前記吊り桁を支保工桁の上部に複数延設
し、施工される水平梁の少なくとも側部と底部を覆う断
面がU字状で底部が開閉自在な2つの型枠を水平梁が施
工される所定の部位に吊り桁を介して別個に吊設した後
に、一方の型枠を塔柱間の一方の端部に移動し他方の型
枠を塔柱間の他方の端部に移動して水平梁の施工準備を
する水平梁施工準備工程と、(ハ)前記水平梁施工準備
工程で移動した2つの型枠の内側に塔柱間の内側方向に
突出する鉄筋コンクリート製の梁を施工し、梁の先端部
とこの梁が設けられた塔柱との間をPC鋼材で接続しこ
れを緊張した後に、2つの型枠を塔柱間の内側方向の所
定の部位にそれぞれ移動させ各型枠の内側に鉄筋コンク
リート製の梁を施工して塔柱から突出する梁を長尺の梁
とした後にこの長尺の梁の先端部とこの梁が設けられた
塔柱との間をPC鋼材で接続しこれを緊張するサイクル
を少なくとも1回繰り返して一方の塔柱から突出する梁
と他方の塔柱から突出する梁の両先端間に間隙を形成
し、この間隙内に鉄筋コンクリート製の梁を施工して塔
柱から突出する長尺の梁の先端間を接続して塔柱間に水
平梁が架設され、この水平梁全体に圧縮荷重を与えてプ
レストレスを有する水平梁とする水平梁架設工程と、
(ニ)前記型枠の底部を開いてこの内部が上下に貫通
し、この型枠を吊設している吊り桁を上方に移動して施
工された前記水平梁の外側に型枠が通過しこの水平梁よ
りも上方の所定の部位に型枠を移動させた後に、型枠を
塔柱間の両端部に移動させる型枠移動工程と、(ホ)前
記型枠移動工程で移動した型枠の底部を閉じて断面がU
字状の型枠を形成した後に、この型枠の内側に前記水平
梁架設工程を行って塔柱間に他の水平梁を架設するサイ
クルを繰り返す水平梁増設工程と、 を備えたことを特徴とするコンクリート製主塔の水平梁
の施工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00808198A JP3940212B2 (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | コンクリート製主塔の水平梁の施工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00808198A JP3940212B2 (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | コンクリート製主塔の水平梁の施工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11200320A true JPH11200320A (ja) | 1999-07-27 |
JP3940212B2 JP3940212B2 (ja) | 2007-07-04 |
Family
ID=11683395
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00808198A Expired - Fee Related JP3940212B2 (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | コンクリート製主塔の水平梁の施工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3940212B2 (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103452043A (zh) * | 2012-06-04 | 2013-12-18 | 中铁工程设计咨询集团有限公司 | 一种斜拉桥实心索塔的检修系统及其应用 |
CN110422758A (zh) * | 2019-05-27 | 2019-11-08 | 中国二十二冶集团有限公司 | 借助基础轨道移动安装构件的施工工具及施工方法 |
CN112160243A (zh) * | 2020-09-04 | 2021-01-01 | 中交路桥华南工程有限公司 | 钢塔提升安装方法 |
CN112878197A (zh) * | 2021-01-12 | 2021-06-01 | 中铁二局集团有限公司 | 一种斜拉桥混凝土横梁自承法现浇施工方法 |
CN112942122A (zh) * | 2021-02-04 | 2021-06-11 | 中国建筑第八工程局有限公司 | 塔梁固结体系斜拉桥的塔梁异步施工方法 |
CN113863122A (zh) * | 2021-10-21 | 2021-12-31 | 中铁大桥勘测设计院集团有限公司 | 一种多用途主塔横梁结构及桥梁 |
CN113914232A (zh) * | 2021-11-25 | 2022-01-11 | 中铁广州工程局集团桥梁工程有限公司 | 高主塔内模板、脚手架一体化施工体系及方法 |
CN113957802A (zh) * | 2021-11-22 | 2022-01-21 | 安徽省公路桥梁工程有限公司 | 一种独塔不对称斜拉桥高塔大跨度上横梁施工方法 |
CN114033036A (zh) * | 2021-12-09 | 2022-02-11 | 中国建筑第八工程局有限公司 | 小直径超高层景观塔的环塔钢结构的施工方法 |
CN114960454A (zh) * | 2022-06-28 | 2022-08-30 | 中交第二航务工程局有限公司 | 一种含不规则装饰块超重上横梁施工支架及其施工方法 |
-
1998
- 1998-01-19 JP JP00808198A patent/JP3940212B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103452043A (zh) * | 2012-06-04 | 2013-12-18 | 中铁工程设计咨询集团有限公司 | 一种斜拉桥实心索塔的检修系统及其应用 |
CN103452043B (zh) * | 2012-06-04 | 2015-06-17 | 中铁工程设计咨询集团有限公司 | 一种斜拉桥实心索塔的检修系统及其应用 |
CN110422758A (zh) * | 2019-05-27 | 2019-11-08 | 中国二十二冶集团有限公司 | 借助基础轨道移动安装构件的施工工具及施工方法 |
CN112160243A (zh) * | 2020-09-04 | 2021-01-01 | 中交路桥华南工程有限公司 | 钢塔提升安装方法 |
CN112160243B (zh) * | 2020-09-04 | 2022-02-11 | 中交路桥华南工程有限公司 | 钢塔提升安装方法 |
CN112878197A (zh) * | 2021-01-12 | 2021-06-01 | 中铁二局集团有限公司 | 一种斜拉桥混凝土横梁自承法现浇施工方法 |
CN112942122A (zh) * | 2021-02-04 | 2021-06-11 | 中国建筑第八工程局有限公司 | 塔梁固结体系斜拉桥的塔梁异步施工方法 |
CN113863122A (zh) * | 2021-10-21 | 2021-12-31 | 中铁大桥勘测设计院集团有限公司 | 一种多用途主塔横梁结构及桥梁 |
CN113957802A (zh) * | 2021-11-22 | 2022-01-21 | 安徽省公路桥梁工程有限公司 | 一种独塔不对称斜拉桥高塔大跨度上横梁施工方法 |
CN113914232A (zh) * | 2021-11-25 | 2022-01-11 | 中铁广州工程局集团桥梁工程有限公司 | 高主塔内模板、脚手架一体化施工体系及方法 |
CN114033036A (zh) * | 2021-12-09 | 2022-02-11 | 中国建筑第八工程局有限公司 | 小直径超高层景观塔的环塔钢结构的施工方法 |
CN114960454A (zh) * | 2022-06-28 | 2022-08-30 | 中交第二航务工程局有限公司 | 一种含不规则装饰块超重上横梁施工支架及其施工方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3940212B2 (ja) | 2007-07-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3940211B2 (ja) | コンクリート製主塔の水平梁の施工法 | |
JP2008274637A (ja) | 連続高架橋の施工方法 | |
JPH11181725A (ja) | コンクリート製主塔の水平梁の施工法 | |
JPH11200320A (ja) | コンクリート製主塔の水平梁の施工法 | |
KR20070010449A (ko) | 아치교의 시공 방법 | |
JP2000064227A (ja) | 橋梁架設方法 | |
CN112554077A (zh) | 钢管混凝土拼装式桁架组合梁施工体系及施工方法 | |
JPH03172405A (ja) | プレキャスト部材によるアーチ橋の架設法 | |
JP4104910B2 (ja) | コンクリートアーチ橋のアーチリブ架設方法 | |
JP2001254516A (ja) | Src鉄骨柱を地上でpcコンクリート打ちする柱建て方工法。 | |
GB468706A (en) | Method and apparatus for the construction of reinforced concrete monolithic structures | |
CN109577206B (zh) | 空心高墩支模体系及施工方法 | |
JP2000045229A (ja) | 橋梁の建設方法 | |
JP2000257264A (ja) | Pc構造体の場所打ち工法 | |
JP3326724B2 (ja) | コンクリート斜張橋の架設方法およびそれに用いる型枠支保工台車 | |
Fasching et al. | Building box girder bridges using thin-walled pre-fabricated elements | |
JP2004332425A (ja) | 橋梁構築方法及び橋梁構築装置 | |
JP2541241B2 (ja) | ボイドスラブ工法 | |
JPH05148817A (ja) | Pc橋の構築工法 | |
GB550718A (ja) | ||
JPH02282538A (ja) | 鉄筋コンクリート造躯体の構築方法 | |
JPH0437893B2 (ja) | ||
JP2003313825A (ja) | 立体交差施工方法および立体交差 | |
JPH0978836A (ja) | 壁・梁一体組鉄筋と、それを使用した型枠の形成方法 | |
JPH1113015A (ja) | アーチスラブ形式高架橋およびその施工方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041115 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070327 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070330 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110406 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110406 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120406 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120406 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130406 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140406 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |