JPH11200315A - プレストレストコンクリート橋 - Google Patents
プレストレストコンクリート橋Info
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- JPH11200315A JPH11200315A JP508898A JP508898A JPH11200315A JP H11200315 A JPH11200315 A JP H11200315A JP 508898 A JP508898 A JP 508898A JP 508898 A JP508898 A JP 508898A JP H11200315 A JPH11200315 A JP H11200315A
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- 239000011513 prestressed concrete Substances 0.000 title claims description 16
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims abstract description 69
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims abstract description 69
- 239000004567 concrete Substances 0.000 claims abstract description 62
- 230000003247 decreasing Effects 0.000 abstract 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 47
- 230000003014 reinforcing Effects 0.000 description 7
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 5
- 239000011440 grout Substances 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000009415 formwork Methods 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】
【課題】 PC鋼材をコンクリートの外側に配置するこ
とによって、PC鋼材をコンクリート内に配置した場合
の欠点を解消することができるとともに、PC鋼材を外
側に配置した場合の欠点である耐荷力の低下を防止する
ことのできるプレストレストコンクリート橋を提供する
ことを課題としている。 【解決手段】 PC鋼材5をコンクリート10の外側に
配置したプレストレストコンクリート橋において、PC
鋼材5を所定の区間でコンクリート10の断面内に配置
すると共に、同コンクリート10に付着させたことをこ
とを特徴としている。
とによって、PC鋼材をコンクリート内に配置した場合
の欠点を解消することができるとともに、PC鋼材を外
側に配置した場合の欠点である耐荷力の低下を防止する
ことのできるプレストレストコンクリート橋を提供する
ことを課題としている。 【解決手段】 PC鋼材5をコンクリート10の外側に
配置したプレストレストコンクリート橋において、PC
鋼材5を所定の区間でコンクリート10の断面内に配置
すると共に、同コンクリート10に付着させたことをこ
とを特徴としている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、曲げ破壊抵抗の
増大を図るプレストレストコンクリート橋に関するもの
である。
増大を図るプレストレストコンクリート橋に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】この種のプレストレストコンクリート橋
としては、図4及び図5に断面視するように、コンクリ
ート10のウエブ部1及び上下のフランジ部2、3の中
にPC鋼材(prestressing steel)(以下「内ケーブ
ル」という)4を配置し、グラウト等による付着によっ
て、これらの内ケーブル4をウエブ部1及び上下のフラ
ンジ部2、3と一体化する技術が主流であった。
としては、図4及び図5に断面視するように、コンクリ
ート10のウエブ部1及び上下のフランジ部2、3の中
にPC鋼材(prestressing steel)(以下「内ケーブ
ル」という)4を配置し、グラウト等による付着によっ
て、これらの内ケーブル4をウエブ部1及び上下のフラ
ンジ部2、3と一体化する技術が主流であった。
【0003】しかし、近年、経済性と施工性の向上、P
C鋼材の維持管理の改善のため、図6及び図7に断面視
するように、ウエブ部1及び上下のフランジ部2、3の
外側にPC鋼材(以下「外ケーブル」という)5を配置
したものが、内ケーブル4と併用される事例が増えてき
ている。
C鋼材の維持管理の改善のため、図6及び図7に断面視
するように、ウエブ部1及び上下のフランジ部2、3の
外側にPC鋼材(以下「外ケーブル」という)5を配置
したものが、内ケーブル4と併用される事例が増えてき
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】内ケーブル4を用いた
場合の問題点としては、次のようなものが挙げられる。
場合の問題点としては、次のようなものが挙げられる。
【0005】(イ)内ケーブル4のため、ウエブ部1や
上下のフランジ部2、3の厚さが必要以上に大きくな
る。
上下のフランジ部2、3の厚さが必要以上に大きくな
る。
【0006】(ロ)内ケーブル4を配置するダクトは、
コンクリート断面内に配置される鉄筋や型枠等ととも
に、シースにより確保されるが、施工時にシースが変形
したり、このシースと内ケーブル4との間に充填するグ
ラウトの充填不良等が生じやすく、施工性低下や、内ケ
ーブル4の腐食の要因となっている。すなわち、施工性
や維持管理の上で問題となっていた。
コンクリート断面内に配置される鉄筋や型枠等ととも
に、シースにより確保されるが、施工時にシースが変形
したり、このシースと内ケーブル4との間に充填するグ
ラウトの充填不良等が生じやすく、施工性低下や、内ケ
ーブル4の腐食の要因となっている。すなわち、施工性
や維持管理の上で問題となっていた。
【0007】一方、外ケーブル5を用いた場合には、上
記のような内ケーブル4の問題点を解決することができ
るという利点があるものの、次のような問題が生じるこ
とになる。すなわち、図8の(a)に示すように、例え
ば集中荷重Pが作用すると、支点A、B間において、コ
ンクリート10の下面には(b)に示すようなひずみ分
布ε1が生じることになる。すなわち、集中荷重Pの直
下位置に極端に大きなひずみが生じる。
記のような内ケーブル4の問題点を解決することができ
るという利点があるものの、次のような問題が生じるこ
とになる。すなわち、図8の(a)に示すように、例え
ば集中荷重Pが作用すると、支点A、B間において、コ
ンクリート10の下面には(b)に示すようなひずみ分
布ε1が生じることになる。すなわち、集中荷重Pの直
下位置に極端に大きなひずみが生じる。
【0008】これに対して、外ケーブル5には、支点
A、B間において一様なひずみ分布ε2が生じることに
なる。すなわち、外ケーブル5は、支点A、B間で一様
に伸びるため、外ケーブル5が本来持っている引張強度
を十分発揮することができない。このため、外ケーブル
5の引張強度からすれば、コンクリート10の下面を十
分に支えることができるのに、この引張強度を十分に活
用することができないという問題がある。すなわち、外
ケーブル5を用いた場合には、耐荷力が低下してしまう
という問題がある。
A、B間において一様なひずみ分布ε2が生じることに
なる。すなわち、外ケーブル5は、支点A、B間で一様
に伸びるため、外ケーブル5が本来持っている引張強度
を十分発揮することができない。このため、外ケーブル
5の引張強度からすれば、コンクリート10の下面を十
分に支えることができるのに、この引張強度を十分に活
用することができないという問題がある。すなわち、外
ケーブル5を用いた場合には、耐荷力が低下してしまう
という問題がある。
【0009】この発明は上述した問題を解消するために
なされたものであり、PC鋼材をコンクリートの外側に
配置することによって、PC鋼材をコンクリート内に配
置した場合の欠点を解消することができるとともに、P
C鋼材を外側に配置した場合の欠点である耐荷力の低下
を防止することのできるプレストレストコンクリート橋
を提供することを目的としている。
なされたものであり、PC鋼材をコンクリートの外側に
配置することによって、PC鋼材をコンクリート内に配
置した場合の欠点を解消することができるとともに、P
C鋼材を外側に配置した場合の欠点である耐荷力の低下
を防止することのできるプレストレストコンクリート橋
を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、PC鋼材をコンクリートの外側に配置
したプレストレストコンクリート橋において、前記PC
鋼材を所定の区間で前記コンクリートの断面内に配置す
ると共に、同コンクリートに付着させたことを特徴とし
ている。
に、この発明は、PC鋼材をコンクリートの外側に配置
したプレストレストコンクリート橋において、前記PC
鋼材を所定の区間で前記コンクリートの断面内に配置す
ると共に、同コンクリートに付着させたことを特徴とし
ている。
【0011】そして、上記のように構成された発明にお
いては、PC鋼材をコンクリートの外側に配置している
から、PC鋼材をコンクリート内に配置した場合の欠点
を解消することができる。しかも、PC鋼材を所定の区
間で部分的にコンクリート内に配置して同コンクリート
に付着させているから、特に強度が必要な部分をPC鋼
材で十分に補強することができる。したがって、PC鋼
材を外側に配置した場合の欠点である耐荷力の低下を防
止することができる。
いては、PC鋼材をコンクリートの外側に配置している
から、PC鋼材をコンクリート内に配置した場合の欠点
を解消することができる。しかも、PC鋼材を所定の区
間で部分的にコンクリート内に配置して同コンクリート
に付着させているから、特に強度が必要な部分をPC鋼
材で十分に補強することができる。したがって、PC鋼
材を外側に配置した場合の欠点である耐荷力の低下を防
止することができる。
【0012】また、PC鋼材をコンクリート内に配置す
る部分は、所定の短い範囲に限られたものとなるので、
このPC鋼材によってコンクリートが厚くなる部分も短
い範囲に限られたものとなる。したがって、コンクリー
ト量の増加によるコストの上昇を最小限に抑えることが
できる。
る部分は、所定の短い範囲に限られたものとなるので、
このPC鋼材によってコンクリートが厚くなる部分も短
い範囲に限られたものとなる。したがって、コンクリー
ト量の増加によるコストの上昇を最小限に抑えることが
できる。
【0013】しかも、PC鋼材をコンクリート内に配置
する部分が短い範囲ですむから、例えばシースの配置を
容易にできるとともに、シースとPC鋼材との間にグラ
ウトを十分に充填することができる。したがって、PC
鋼材をコンクリート内に配置する部分があっても、その
施工性や維持管理において問題が生じることがない。
する部分が短い範囲ですむから、例えばシースの配置を
容易にできるとともに、シースとPC鋼材との間にグラ
ウトを十分に充填することができる。したがって、PC
鋼材をコンクリート内に配置する部分があっても、その
施工性や維持管理において問題が生じることがない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を実
施例に基づき図1〜図3を参照して説明する。ただし、
図4〜図8に示す従来例の構成要素と共通する要素には
同一の符号を付してその説明を簡略化する。
施例に基づき図1〜図3を参照して説明する。ただし、
図4〜図8に示す従来例の構成要素と共通する要素には
同一の符号を付してその説明を簡略化する。
【0015】この実施例で示すプレストレストコンクリ
ート橋は、図1〜図3に示すように、PC鋼材5をコン
クリート10の外側に配置したプレストレストコンクリ
ート橋において、PC鋼材5を所定の区間でコンクリー
ト10の断面内に配置すると共に、同コンクリート10
に付着させたことを特徴としている。
ート橋は、図1〜図3に示すように、PC鋼材5をコン
クリート10の外側に配置したプレストレストコンクリ
ート橋において、PC鋼材5を所定の区間でコンクリー
ト10の断面内に配置すると共に、同コンクリート10
に付着させたことを特徴としている。
【0016】この橋は、図1の(a)、(b)に示すよ
うに、支点A、B、Cによって支えられたものであり、
各支点A、B、C上には上フランジ部2と下フランジ部
3とを連結するブロック状のコンクリート壁部6a、6
b、6cが形成されている。また、上フランジ部2と下
フランジ部3とを連結するウエブ部1は、図2及び図3
に示すように、コンクリートで形成されたものではな
く、波形鋼板によって構成されたものである。すなわ
ち、波形鋼板ウエブ構造になっている。
うに、支点A、B、Cによって支えられたものであり、
各支点A、B、C上には上フランジ部2と下フランジ部
3とを連結するブロック状のコンクリート壁部6a、6
b、6cが形成されている。また、上フランジ部2と下
フランジ部3とを連結するウエブ部1は、図2及び図3
に示すように、コンクリートで形成されたものではな
く、波形鋼板によって構成されたものである。すなわ
ち、波形鋼板ウエブ構造になっている。
【0017】コンクリート壁部6a、6bの上端部から
は、図1に示すように、支点A、B間の下フランジ部3
に向かうように複数のPC鋼材5が配置されており、コ
ンクリート壁部6b、6cからは、支点B、C間の下フ
ランジ部3に向かうように複数のPC鋼材5が配置され
ている。そして、各PC鋼材5は、コンクリート壁部6
aからコンクリート壁部6cまで連続して一本のもので
構成されている。
は、図1に示すように、支点A、B間の下フランジ部3
に向かうように複数のPC鋼材5が配置されており、コ
ンクリート壁部6b、6cからは、支点B、C間の下フ
ランジ部3に向かうように複数のPC鋼材5が配置され
ている。そして、各PC鋼材5は、コンクリート壁部6
aからコンクリート壁部6cまで連続して一本のもので
構成されている。
【0018】支点A、B間の下フランジ部3において
は、この間の例えば集中荷重Pによって最大曲げモーメ
ントが生じる部分を含む左右の範囲に、コンクリートに
よる厚肉部3aが構成されている。この厚肉部3a内に
は、PC鋼材5が配置され、厚肉部3aに付着した状態
になっている。すなわち、厚肉部3aに設けた複数のシ
ース(図示せず)のそれぞれにPC鋼材5を通し、この
PC鋼材5に所定の張力を発生させた後、各シースとP
C鋼材5との間にグラウトを充填し、厚肉部3aとPC
鋼材5とを一体化している。また、厚肉部3aの左右の
両端部には、上フランジ部2と下フランジ部3とを連結
するコンクリートの補強壁部7が設けられている。さら
に、厚肉部3aは、図2及び図3に示すように、下フラ
ンジ部3の幅方向の両端部に形成されている。
は、この間の例えば集中荷重Pによって最大曲げモーメ
ントが生じる部分を含む左右の範囲に、コンクリートに
よる厚肉部3aが構成されている。この厚肉部3a内に
は、PC鋼材5が配置され、厚肉部3aに付着した状態
になっている。すなわち、厚肉部3aに設けた複数のシ
ース(図示せず)のそれぞれにPC鋼材5を通し、この
PC鋼材5に所定の張力を発生させた後、各シースとP
C鋼材5との間にグラウトを充填し、厚肉部3aとPC
鋼材5とを一体化している。また、厚肉部3aの左右の
両端部には、上フランジ部2と下フランジ部3とを連結
するコンクリートの補強壁部7が設けられている。さら
に、厚肉部3aは、図2及び図3に示すように、下フラ
ンジ部3の幅方向の両端部に形成されている。
【0019】また、支点B、C間においても、上記支点
A、B間と同様に、PC鋼材5、厚肉部3a、補強壁部
7が設けられている。
A、B間と同様に、PC鋼材5、厚肉部3a、補強壁部
7が設けられている。
【0020】上記のように構成されたプレストレストコ
ンクリート橋は、特に支保工施工により、ポストテンシ
ョン方式でPC鋼材5にテンションを加え、完成するこ
とができる。
ンクリート橋は、特に支保工施工により、ポストテンシ
ョン方式でPC鋼材5にテンションを加え、完成するこ
とができる。
【0021】そして、PC鋼材5をコンクリート10の
外側に配置しているから、PC鋼材5をコンクリート1
0内に配置した場合の欠点を解消することができる。し
かも、PC鋼材5を所定の区間で部分的にコンクリート
10の厚肉部3a内に配置して同厚肉部3aに付着させ
ているから、特に強度が必要な曲げモーメントの大きな
部分をPC鋼材5で十分に補強することができる。した
がって、PC鋼材5を外側に配置した場合の欠点である
耐荷力の低下を防止することができる。
外側に配置しているから、PC鋼材5をコンクリート1
0内に配置した場合の欠点を解消することができる。し
かも、PC鋼材5を所定の区間で部分的にコンクリート
10の厚肉部3a内に配置して同厚肉部3aに付着させ
ているから、特に強度が必要な曲げモーメントの大きな
部分をPC鋼材5で十分に補強することができる。した
がって、PC鋼材5を外側に配置した場合の欠点である
耐荷力の低下を防止することができる。
【0022】またこれにより、終局状態の曲げ破壊安全
度を向上することができるため、PC鋼材5を外ケーブ
ルとしてさらに追加したり、他の補強材を追加する必要
がなくなる。したがって、過密鋼材配置の改善、経済性
の向上が期待できる。
度を向上することができるため、PC鋼材5を外ケーブ
ルとしてさらに追加したり、他の補強材を追加する必要
がなくなる。したがって、過密鋼材配置の改善、経済性
の向上が期待できる。
【0023】また、PC鋼材5をコンクリート10内に
配置する部分は、曲げモーメントの大きな所定の短い範
囲に限られたものとなっているので、このPC鋼材5に
よってコンクリート10が厚くなる部分も上記厚肉部3
aの短い範囲に限られたものとなる。したがって、コン
クリート量の増加によるコストの上昇を最小限に抑える
ことができる。
配置する部分は、曲げモーメントの大きな所定の短い範
囲に限られたものとなっているので、このPC鋼材5に
よってコンクリート10が厚くなる部分も上記厚肉部3
aの短い範囲に限られたものとなる。したがって、コン
クリート量の増加によるコストの上昇を最小限に抑える
ことができる。
【0024】しかも、PC鋼材5をコンクリート10内
に配置する部分は厚肉部3aの短い範囲ですむから、例
えばシースの配置を容易にできるとともに、シースとP
C鋼材5との間にグラウトを十分に充填することができ
る。したがって、PC鋼材5をコンクリート10内に配
置する部分において、その施工性や維持管理において問
題が生じることがない。
に配置する部分は厚肉部3aの短い範囲ですむから、例
えばシースの配置を容易にできるとともに、シースとP
C鋼材5との間にグラウトを十分に充填することができ
る。したがって、PC鋼材5をコンクリート10内に配
置する部分において、その施工性や維持管理において問
題が生じることがない。
【0025】さらに、この実施例におけるように、ウエ
ブ部1がコンクリートで構成されておらず、ウエブ部1
にPC鋼材5を配置することができない場合には、PC
鋼材5を外ケーブルとすることが前提となり、その上で
外ケーブルによる耐荷力の低下を防止することができる
ので、本発明の技術が不可欠である。
ブ部1がコンクリートで構成されておらず、ウエブ部1
にPC鋼材5を配置することができない場合には、PC
鋼材5を外ケーブルとすることが前提となり、その上で
外ケーブルによる耐荷力の低下を防止することができる
ので、本発明の技術が不可欠である。
【0026】なお、上述した上下のフランジ部2、3、
コンクリート壁部6a、6b、6c、補強壁部7等のコ
ンクリートには、必要な鉄筋等が配置されている。ただ
し、鉄筋等の図示を省略している。
コンクリート壁部6a、6b、6c、補強壁部7等のコ
ンクリートには、必要な鉄筋等が配置されている。ただ
し、鉄筋等の図示を省略している。
【0027】
【発明の効果】この発明においては、PC鋼材をコンク
リートの外側に配置しているから、PC鋼材をコンクリ
ート内に配置した場合の欠点を解消することができる。
しかも、PC鋼材を所定の区間で部分的にコンクリート
内に配置して同コンクリートに付着させているから、特
に強度が必要な部分をPC鋼材で十分に補強することが
できる。したがって、PC鋼材を外側に配置した場合の
欠点である耐荷力の低下を防止することができる。
リートの外側に配置しているから、PC鋼材をコンクリ
ート内に配置した場合の欠点を解消することができる。
しかも、PC鋼材を所定の区間で部分的にコンクリート
内に配置して同コンクリートに付着させているから、特
に強度が必要な部分をPC鋼材で十分に補強することが
できる。したがって、PC鋼材を外側に配置した場合の
欠点である耐荷力の低下を防止することができる。
【0028】また、PC鋼材をコンクリート内に配置す
る部分は、所定の短い範囲に限られたものとなるので、
このPC鋼材によってコンクリートが厚くなる部分も短
い範囲に限られたものとなる。したがって、コンクリー
ト量の増加によるコストの上昇を最小限に抑えることが
できる。
る部分は、所定の短い範囲に限られたものとなるので、
このPC鋼材によってコンクリートが厚くなる部分も短
い範囲に限られたものとなる。したがって、コンクリー
ト量の増加によるコストの上昇を最小限に抑えることが
できる。
【0029】しかも、PC鋼材をコンクリート内に配置
する部分が短い範囲ですむから、例えばシースの配置を
容易にできるとともに、シースとPC鋼材との間にグラ
ウトを十分に充填することができる。したがって、PC
鋼材をコンクリート内に配置する部分があっても、その
施工性や維持管理において問題が生じることがない。
する部分が短い範囲ですむから、例えばシースの配置を
容易にできるとともに、シースとPC鋼材との間にグラ
ウトを十分に充填することができる。したがって、PC
鋼材をコンクリート内に配置する部分があっても、その
施工性や維持管理において問題が生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例として示したプレストレス
トコンクリート橋の側断面図である。
トコンクリート橋の側断面図である。
【図2】同プレストレストコンクリート橋の要部破断斜
視図である。
視図である。
【図3】同プレストレストコンクリート橋の厚肉部を示
す要部破断斜視図である。
す要部破断斜視図である。
【図4】従来例として示したプレストレストコンクリー
ト橋であって、PC鋼材として内ケーブルを採用した場
合の半断面図である。
ト橋であって、PC鋼材として内ケーブルを採用した場
合の半断面図である。
【図5】同プレストレストコンクリート橋の半断面図で
ある。
ある。
【図6】他の従来例として示したプレストレストコンク
リート橋であって、PC鋼材として内ケーブル及び外ケ
ーブルを併用した場合の半断面図である。
リート橋であって、PC鋼材として内ケーブル及び外ケ
ーブルを併用した場合の半断面図である。
【図7】同プレストレストコンクリート橋の半断面図で
ある。
ある。
【図8】PC鋼材を外ケーブルとした場合の問題点を示
す説明図である。
す説明図である。
1 ウエブ部 2 上フランジ部 3 下フランジ部 3a 厚肉部 5 PC鋼材 10 コンクリート
Claims (1)
- 【請求項1】 PC鋼材をコンクリートの外側に配置し
たプレストレストコンクリート橋において、 前記PC鋼材を所定の区間で前記コンクリートの断面内
に配置すると共に、同コンクリートに付着させたことを
特徴とするプレストレストコンクリート橋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP508898A JPH11200315A (ja) | 1998-01-13 | 1998-01-13 | プレストレストコンクリート橋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP508898A JPH11200315A (ja) | 1998-01-13 | 1998-01-13 | プレストレストコンクリート橋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11200315A true JPH11200315A (ja) | 1999-07-27 |
Family
ID=11601650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP508898A Pending JPH11200315A (ja) | 1998-01-13 | 1998-01-13 | プレストレストコンクリート橋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11200315A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100403988B1 (ko) * | 2000-07-27 | 2003-11-01 | 김진수 | 강재 연결장치를 이용한 피에스씨 빔 연속화공법 및 그 장치 |
JP2009079401A (ja) * | 2007-09-26 | 2009-04-16 | Nippon Steel Engineering Co Ltd | 波形鋼板ウエブを用いた桁構造 |
-
1998
- 1998-01-13 JP JP508898A patent/JPH11200315A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100403988B1 (ko) * | 2000-07-27 | 2003-11-01 | 김진수 | 강재 연결장치를 이용한 피에스씨 빔 연속화공법 및 그 장치 |
JP2009079401A (ja) * | 2007-09-26 | 2009-04-16 | Nippon Steel Engineering Co Ltd | 波形鋼板ウエブを用いた桁構造 |
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