JPH11198943A - 飲料用樽およびこの飲料用樽の管理方法 - Google Patents

飲料用樽およびこの飲料用樽の管理方法

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JPH11198943A
JPH11198943A JP26817598A JP26817598A JPH11198943A JP H11198943 A JPH11198943 A JP H11198943A JP 26817598 A JP26817598 A JP 26817598A JP 26817598 A JP26817598 A JP 26817598A JP H11198943 A JPH11198943 A JP H11198943A
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data
barrel
carrier
data carrier
insertion hole
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JP26817598A
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Tomio Toyoda
富美穂 豊田
Yoshiya Mizuta
喜也 水田
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Sekisui Chemical Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D2203/00Decoration means, markings, information elements, contents indicators
    • B65D2203/10Transponders

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  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】データキャリアを備え、このデータキャリアに
管理データの読み取り、書き込みが自由に行えるととも
に、データキャリアの耐久性に優れた飲料用樽、およ
び、この飲料用樽を用いた飲料用樽の効率のよい管理方
法を提供することを目的としている。 【解決手段】リーダ/ライタ装置によって、樽本体1の
識別番号および管理情報データの書き込みおよび読み出
しが可能なデータキャリア4を、樽本体1の環状把手2
に設けられたデータキャリア挿入穴23に挿着して、樽本
体1の表面から内側に入り込んだ状態にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飲料用樽およびこ
の飲料用樽の管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】飲料用樽、特にビール樽は、国内に約8
55万本あると言われており、価格も一樽あたり、1万
円程度と高価な物流資材である。そして、工場でビール
を充填した後、販売店に向けて出荷され、空となったビ
ール樽が、回収され、洗浄後再利用されるようになって
いる。すなわち、使用期間が長いもので20年を越える
場合もある。
【0003】しかし、現在行われているビール樽の管理
は、人手に頼る数量管理が殆どであり、個別管理に至っ
ていない。また、小売店等のユーザーにおいては、空樽
を別の用途に使用される場合もある。したがって、メー
カーから見た樽の損失率は想像以上に高く、年間10%
近いとの声もあり、決して上手な管理ができているとは
言えない状態にある。
【0004】また、このようなビール樽は、樽口金部分
(ヘッド台座)のシール性が要求され、数年(6年程
度)に一度パッキン交換を行うようにしている。パッキ
ン交換は、メンテナンス日をマジック等によって記載さ
れたメンテナンスシールをビール樽に貼着しておき、回
収されてきたビール樽のメンナンスシールに記載された
メンテナンス時期(パッキン交換時期)を作業者が目視
で確認し、メンテナンス時期に達したものがあれば、選
別してパッキン交換作業を実施するという形が採られて
いる。したがって、作業性が悪く、また、見逃しなどの
チェックミスを発生する恐れもあった。
【0005】また、上記のようなメンテナンスシールを
用いた管理方法の場合、客先においてメンテナンスシー
ルが剥がされると言う問題も発生しており、その心配の
ない管理方法が望まれている。しかも、飲料業界では、
PL法の施行により総合的品質管理の時代を迎えつつあ
るとともに、生産・物流経費の削減がメーカーにとって
常に求め続ける課題となっている。
【0006】そこで、飲料メーカーでは、製造から物流
まで(工場から市場まで)、いかなる場所においても、
樽の個別管理を可能とし、飲料用樽の総合管理(中身の
鮮度管理(品質管理)、樽の効率的な運用)を目指して
いる。因みに、物流資材を個別管理する方法としては、
バーコードを使用する方法が最も一般的であるが、物流
資材の中でも、ビール樽などの飲料用樽のように、使用
環境の厳しい屋外に放置される物流資材の場合、バーコ
ードが汚れて読めなくなったり、破損したりすることが
ある。
【0007】また、情報が刻印された金属製のダグを飲
料用樽に取り付けて個別管理を図ろうとされている場合
もある。しかしながら、このような金属製のタグを用い
た方法の場合、バーコードに比べ比較にならないぐらい
耐久性が向上するが、それでも流通の過程で剥がれた
り、意図的に刻印内容を潰されたり、経時変化(たとえ
ば、磨耗)によって認識しにくくなったりすることがあ
る。
【0008】一方、例えば、実用新案登録第30059
58号公報に記載されているように、物流を管理するた
めに、輸送容器にトランスポンダ等のデータキャリアを
装着することも提案されている。しかしながら、上記公
報の輸送容器においては、トランスポンダが輸送容器や
吊り紐に装着されている為、識別番号や管理データを書
き込んだり読み取ったりするリーダ/ライタ装置とトラ
ンスポンダとの位置関係が一定せず、読取りや書き込み
作業に時間がかかるとともに、外部からの衝撃等によっ
てトランスポンダが破損する恐れがあるという問題があ
った。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点を解消し、データキャリアを備え、このデータキ
ャリアに管理データの読み取り、書き込みが自由に行え
るとともに、データキャリアの耐久性に優れた飲料用
樽、および、この飲料用樽を用いた飲料用樽の効率のよ
い管理方法を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明にかかる飲料用樽は、リーダ/ライタ
装置によって、樽本体の管理データの書き込みおよび読
み出しが可能なデータキャリアが、樽本体の表面から内
側に入り込んだ位置に設けられている構成とした。
【0011】本発明の飲料用樽において、データキャリ
アとしては、特に限定されないが、たとえば、内部にア
ンテナ、送受信回路、メモリ、電源を保有しており、送
受信回路は、アンテナより受信した書込信号に基いて識
別番号および所定の管理情報データをメモリに書込む機
能及びアンテナより受信した質問信号に応じて、メモリ
から識別番号および所定の管理情報データを読み出し、
応答信号をアンテナより送信する機能を有しているもの
が挙げられる。
【0012】電源としては、電池でも構わないが、アン
テナによって受信されたリーダ/ライタ装置からの書き
込み信号および質問信号によって電圧を発生する電圧発
生回路が好ましい。
【0013】本発明の飲料用樽において、請求項2のよ
うに、データキャリアが、樽本体の頭部に取着された環
状把手に穿設されたキャリア挿入穴に挿着されているこ
とが好ましい。上記キャリア挿入穴の穿設方法は、特に
限定されず、たとえば、環状把手の成形後にドリルを用
いて穿設されても、環状把手の成形時に同時に形成され
ても、何れでもよい。
【0014】キャリア挿入穴の大きさは、データキャリ
アの寸法に略準じて決定されるが、データキャリアを緩
衝材により保護する必要がある場合には、データキャリ
アの長さよりも15mm程度長く、データキャリアの直径よ
り2mm程度大きな直径とされるのが好ましい。
【0015】データキャリアをキャリア挿入穴内に固定
する方法は、特に限定されず、緩衝材を使用する必要が
ない場合、キャリア挿入穴内にそのまま圧入すればよ
く、緩衝材の使用が必要な場合、たとえば、キャリア挿
入穴内に少量の封止材を注入した後、データキャリアを
その先端が封止材に接触するまで挿入する方法や、デー
タキャリアの外側に保護チューブを嵌着した後キャリア
挿入穴内に挿入する方法などが挙げられる。
【0016】データキャリアは、そのアンテナ部分が入
口側になるようにしてキャリア挿入穴内に挿入されるの
が、データキャリアと読取機等との間の送受信距離が少
なくて済むので好ましい。
【0017】キャリア挿入穴内に注入される封止材の材
質は、硬度が把手よりも小さくて、把手の材質を劣化さ
せず、耐候性の優れたものであれば特に限定されず、た
とえば、把手の材質がスチレン−ブタジエンゴム(SB
R)もしくはエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)
であって、データキャリアのパッケージがガラスである
場合には、硬度(JIS−A)が20〜100程度のシ
リコン系のコーキング材やゴム系接着剤が好適に使用さ
れる。
【0018】封止材の注入は、キャリア挿入穴内に常に
一定量が注入されるように、ディスペンサーを用いて行
われるのが好ましい。データキャリアの外側に嵌着され
る保護チューブの材質は、キャリア挿入穴内に変形する
ことなく挿入可能な硬度を有していれば特に限定され
ず、たとえば、硬度(JIS−A)が20〜100程度
の硬質ポリ塩化ビニルやシリコンが好適に使用される。
【0019】キャリア挿入穴の開口部は、キャリア挿入
穴内にデータキャリアを挿入した後、封止材もしくは栓
によって閉塞されるのが好ましい。
【0020】キャリア挿入穴にデータキャリアを挿着
後、キャリア挿入穴の開口部を閉塞する封止材の材質
は、硬度が把手と同等以下であって、把手の材質を劣化
させず、耐候性の優れたものであれば特に限定されず、
たとえば、把手の材質がスチレン−ブタジエンゴム(S
BR)もしくはエチレン−酢酸ビニル共重合体(EV
A)であって、データキャリアのパッケージがガラスで
ある場合には、硬度(JIS−A)が20〜100程度
のシリコン系のコーキング材やゴム系接着剤が好適に使
用される。
【0021】封止材の注入は、キャリア挿入穴内に常に
一定量が注入されるように、ディスペンサーを用いて行
われるのが好ましい。キャリア挿入穴にデータキャリア
を挿着後、キャリア挿入穴の開口部を閉塞する栓の材質
は、硬度が把手と同等以下であって、把手の材質を劣化
させず、耐候性の優れたものであれば特に限定されず、
たとえば、合成ゴム、独立気泡性合成樹脂発泡体もしく
は合成ゴム発泡体等が挙げられる。
【0022】データキャリアのデータの読み取り、書き
込みは、無線で行っても有線で行っても構わないが、無
線の方が好ましい。
【0023】本発明にかかる飲料用樽の管理方法は、請
求項1または請求項2に記載の飲料用樽のデータキャリ
アのメモリにリーダ/ライタ装置によって、各飲料用樽
の識別番号と、管理情報データとを書き込む工程と、必
要に応じてメモリに記憶された各飲料用樽の識別番号
と、管理情報データとをリーダ/ライタ装置によって読
みだす工程と、読みだされた管理情報データと基準デー
タとを比較する工程と、比較結果から適正な管理状態を
判断する工程とを備えている構成とした。
【0024】管理情報データとしては、特に限定されな
いが、たとえば、樽の内容物の製造日データ、樽の出荷
日データ、樽の出荷先データ、内容物種類データ、内容
物の製造ロットデータ、樽のシリアルデータ、樽の種別
データ、樽の履歴データ、樽のメンテナンスデータ等が
挙げられる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基いて説明する。図1は本発明の飲料用樽としてのビ
ール樽の第1の実施の形態を示す分解斜視図、図2は図
1に示されているビール樽の要部断面図、図3はビール
樽の第2の実施の形態の要部断面図、図4はビール樽の
第3の実施の形態の要部断面図、図5はビール樽の第4
の実施の形態の要部断面図である。
【0026】図1に示されているビール樽Aは、樽本体
1と、データキャリア4とを備えている。樽本体1は、
注ぎ口11が頭部中央に突設された金属製の略ボンベ状を
した容器12と、容器12の頭部に取着された環状把手2と
を備えている。
【0027】データキャリア4は、内部にアンテナ、送
受信回路、メモリ、電源としての電圧発生回路を保有し
ており、送受信回路は、アンテナより受信した書込信号
に基いて所与の識別番号をメモリに書込む機能及びアン
テナより受信した質問信号に応じて、メモリから識別番
号を読み出し、応答信号をアンテナより送信する機能を
有している。
【0028】環状把手2は、その周壁に透孔21が等間隔
に穿設されており、2個の透孔21に挟まれた支柱部分22
に、樽本体1の軸方向に沿って、円錐状の底部を有する
断面円形のキャリア挿入穴23が穿設されている。
【0029】キャリア挿入穴23内には、図2に示されて
いるように、少量の封止材3が注入された後、データキ
ャリア4が、そのアンテナ部分を入口側に向けるよう
に、挿入され、データキャリア4の先端が、封止材に接
触した状態で固定されている。
【0030】このビール樽Aは、以上のように、データ
キャリア4がキャリア挿入穴23内に装着されているの
で、データキャリア4と識別番号の読取機との位置関係
が一定になり、読取作業が瞬時に行われるとともに、外
部からの衝撃等によってデータキャリア4が破損するこ
とが防止できる。また、データキャリア5を環状把手2
の一部にキャリア挿入穴23を設けるだけでよいので、新
規にビール樽を製造しなくても、既存のビール樽の環状
把手部分を改良するだけでよく、製造コストが低減でき
るとともに、既存のビール樽も廃棄することなく使用で
きる。
【0031】図3に示されているビール樽Bは、キャリ
ア挿入穴23内にデータキャリア4が挿入された後、開口
部が封止材5によって閉塞されていることを除いて構造
がビール樽Aと同様であるのでその他の部分の説明を省
略する。そして、このビール樽Bによれば、上記ビール
樽Aの作用効果に加え、データキャリア4が封止材5に
封止されているので、データキャリア4の耐久性がより
向上する。すなわち、データキャリア4に直接外部から
まったく衝撃が加えられないようになる。
【0032】しかも、ビール樽等の飲料用樽の場合、使
用環境条件も大変厳しく、流通時の耐衝撃性(転倒、投
げ出し)以外に、たとえば、消毒時の耐熱性(150
℃)、洗浄時の耐アルカリ性(洗浄剤に対応)、洗浄時
の耐熱性(蒸気洗浄60℃〜100℃)等が要求される
が、上記のようにデータキャリア4が封止されているの
で、データキャリア4が洗浄剤、蒸気および高温雰囲気
に直接曝されることがなく、データキャリア4の耐久性
が向上する。
【0033】図4に示されているビール樽Cは、キャリ
ア挿入穴23内にデータキャリア4が挿入された後、開口
部が封止材5に代えて栓6によって閉塞されていること
を除いてビール樽Bと同様であるので説明を省略する。
このビール樽Cによれば、ビール樽Bのように、封止材
を用いて開口部を封止した場合と異なり、封止材の硬化
待ち時間が不要となるので、データキャリアの挿着作業
の自動化が可能となる。
【0034】また、栓の色を把手の色と相違させること
により視認が容易となり、栓の色を2種類以上用いるこ
とにより、色の相違による中身等の相違の識別が可能と
なる等の利点を有する。
【0035】図5に示されているビール樽Dは、キャリ
ア挿入穴23内に封止材3が注入される代わりに、データ
キャリア4の外側に保護チューブ7が嵌着され、キャリ
ア挿入穴23内に挿入された後、開口部が封止材5によっ
て閉塞されていることを除いてビール樽Aと同様である
ので説明を省略する。
【0036】つぎに、このビール樽を用いた本発明の飲
料用樽の管理方法を工程順に詳しく説明する。
【0037】(1) 図6に示すように、データキャリ
ア4のメモリにa〜nの書き込み領域を設け、各書き込
み領域に以下のような管理情報データを記憶できるよう
にする。 ・書き込み領域a:製造日(内容物の製造日)データ ・書き込み領域b:出荷日データ ・書き込み領域c:出荷先データ ・書き込み領域d:内容物の種類データ ・書き込み領域e:製造ロットデータ ・書き込み領域f:樽シリアルデータ ・書き込み領域g:樽の種類データ ・書き込み領域h:樽履歴データ ・書き込み領域i:樽メンテナンスデータ ・書き込み領域j:問屋受入日データ ・書き込み領域k:納品先データ ・書き込み領域l:回収日データ ・書き込み領域m:小売店受入日データ ・書き込み領域n:使用日データ
【0038】(2) ホストコンピュータ(図示せず)
への転送機能を有するとともに、書き込まれたデータを
全て蓄積可能なリーダ/ライタ装置としての、図7〜図
8に示すようなハンディターミナル8を用いて、工場で
本発明のビール樽(以下、「樽」とのみ記す)Xを購入
した時に、メモリの所定の書き込み領域に識別番号とし
ての樽シリアルデータ(書き込み領域f)および樽の種
類データ(書き込み領域g)を入力する。
【0039】(3) 工場でビールを充填する前に、所
定の書き込み領域から樽Xのシリアルデータ(書き込み
領域f)、樽Xの種類データ(書き込み領域g)、樽X
の履歴データ(書き込み領域h)、樽Xのメンテナンス
データ(書き込み領域i)を読み出し、樽Xに問題がな
いかどうかを確認する。すなわち、問題がなければ、樽
Xを充填工程に送り、メンテナンス時期になっているな
ど問題がある場合、樽Xの整備等を行う。
【0040】(4) 工場でビールを充填した時に、所
定の書き込み領域にビールの製造日データ(書き込み領
域a)、ビールの種類データ(書き込み領域d)、製造
ロットデータ(書き込み領域e)を書き込む。 (5) 工場から製品を出荷する時に、所定の書き込み
領域に出荷日データ(書き込み領域b)、出荷先データ
(書き込み領域c)を書き込む。
【0041】(6) 問屋が製品を受け入れた時に、所
定の書き込み領域に問屋受入日データ(書き込み領域
j)、納品先データ(書き込み領域k)を書き込む。 (7) 問屋が製品を受け入れた時あるいは出荷日に、
ビールの製造日データ(書き込み領域a)を読み出し、
賞味期限と比較するとともに、製品の鮮度を確認する。
そして、賞味期限が過ぎていれば、出荷を中止する。
【0042】(8) 小売店(ユーザー)が製品を受け
入れた時にユーザー受入日データを書き込み領域mに書
き込むとともに、ビールの製造日データ(書き込み領域
a)、出荷日データ(書き込み領域b)を読み出し、ビ
ールの製造日データ(書き込み領域a)を読み出し、賞
味期限と比較するとともに、製品の鮮度を確認する。そ
して、賞味期限が過ぎていれば、販売を中止する。
【0043】(9) 小売店が製品を使用した時に使用
日データを書き込み領域nに書き込む。
【0044】(10) 小売店が問屋に樽Xを返却した時
に、回収日データを書き込み領域lに書き込む。 (11) 問屋が製造工場に樽Xを返却した時に、回収日
データを書き込み領域lに書き込む。
【0045】以上のように、各工程(場所)でのデータ
キャリア4のメモリに各管理情報データを書き込んだ
り、メモリの管理情報データを読み出しすることによっ
て、製造工場、問屋、ユーザーにおいて、それぞれつぎ
のような管理を行うことができる。
【0046】(A) 製造工場(メーカー) 出荷先毎に樽Xの出荷本数を管理することができ、
樽Xの効率的な運用を行うことができる。 出荷時に製造日をハンディターミナル8で読み取っ
て確認することにより、中身の鮮度管理(品質管理)を
行うことができる。
【0047】 定期的に樽メンテナンスデータを読み
取ることにより、樽Xのメンテナンス漏れをなくすこと
ができる。 出荷日および出荷先を管理することにより、樽Xの
未返却状況を把握することができる。すなわち、樽Xの
紛失の削減を図ることができる。
【0048】(B) 問屋(流通) 製造日、出荷日および問屋受入日を読み取り確認す
ることにより、中身の鮮度管理(品質管理)を行うこと
ができる。 問屋受入日、納品先および回収日を管理することに
より、樽Xの運用状況を把握することができる。
【0049】(C) 小売店(ユーザー) 製造日、出荷日および問屋受入日を読み取り確認す
ることにより、樽Xの運用状況を把握する。 使用日を読み取り確認することにより、中身の鮮度
管理(品質管理)を行う。
【0050】
【発明の効果】叙上の通り構成されているので、本発明
のビール樽は、リーダ/ライタ装置とデータキャリアと
の位置合わせが容易で、識別番号や管理情報データの書
き込みおよび読み取り作業が短時間で済み、データキャ
リアの外部衝撃による破損を防止出来る。
【0051】また、請求項2のように、データキャリア
を、樽本体の頭部に取着された環状把手に穿設されたキ
ャリア挿入穴に取着するようにすれば、既存のビール樽
を本発明のビール樽とすることができるので、コストダ
ウンを図ることができる。
【0052】一方、本発明のビール樽の管理方法は、製
造から物流まで、いかなる場所においても、樽の個別管
理を可能とすることができる。すなわち、飲料用樽の総
合品質管理(中身の鮮度管理(品質管理)、樽の効率的
な運用)を実現することができるとともに、生産、物流
経費を削減(人手削減、噴出削減,ラインの自動化)で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のビール樽の第1の実施の形態を示す分
解斜視図である。
【図2】図1に示されているビール樽の要部断面図であ
る。
【図3】本発明のビール樽の第2の実施の形態を示す要
部断面図である。
【図4】本発明のビール樽の第3の実施の形態を示す要
部断面図である。
【図5】本発明のビール樽の第4の実施の形態を示す要
部断面図である。
【図6】本発明のビール樽の管理方法の実施の形態を示
し、そのデータキャリアに書き込まれる管理データの書
き込み領域の説明図である。
【図7】ハンディターミナルの正面図である。
【図8】ビール樽の流通経路を説明する説明図である。
【符号の説明】
A,B,C,D,X ビール樽(飲料用樽) 1 容器本体 2 環状把手 3 封止材 4 データキャリア 5 封止材 6 栓 7 保護チューブ 8 ハンディターミナル(リーダ/ライタ装置) 23 キャリア挿入穴

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リーダ/ライタ装置によって、樽本体の
    管理データの書き込みおよび読み出しが可能なデータキ
    ャリアが、樽本体の表面から内側に入り込んだ位置に設
    けられている飲料用樽。
  2. 【請求項2】データキャリアが、樽本体の頭部に取着さ
    れた環状把手に穿設されたキャリア挿入穴に挿着されて
    いる請求項1に記載の飲料用樽。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の飲料用樽
    のデータキャリアのメモリにリーダ/ライタ装置によっ
    て、各飲料用樽の識別番号と、管理情報データとを書き
    込む工程と、必要に応じてメモリに記憶された各飲料用
    樽の識別番号と、管理情報データとをリーダ/ライタ装
    置によって読み出す工程と、読み出された管理情報デー
    タと基準データとを比較する工程と、比較結果から適正
    な管理状態を判断する工程とを備えている飲料用樽の管
    理方法。
JP26817598A 1997-11-11 1998-09-22 飲料用樽およびこの飲料用樽の管理方法 Pending JPH11198943A (ja)

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