JPH11191745A - 情報通信装置、情報通信システムおよび情報記憶媒体 - Google Patents

情報通信装置、情報通信システムおよび情報記憶媒体

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JPH11191745A
JPH11191745A JP35854397A JP35854397A JPH11191745A JP H11191745 A JPH11191745 A JP H11191745A JP 35854397 A JP35854397 A JP 35854397A JP 35854397 A JP35854397 A JP 35854397A JP H11191745 A JPH11191745 A JP H11191745A
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JP35854397A
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Takafumi Watanabe
隆文 渡辺
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の通信方式を使用することによって、それ
ぞれの利点、欠点を補うことが可能な情報通信装置、情
報通信システムおよび情報記憶媒体を提供する。 【解決手段】外部の通信装置(情報通信端末装置)との
間で無線による情報の送受信を行なう無線通信機能を有
する情報通信装置(情報記憶媒体)において、通信方式
にスペクトル拡散(SS)通信方式の1方式である直接
拡散(DS)通信方式と位相シフトキーイング(PS
K)通信方式とを組合わせて用い、必要に応じてこれら
2つの通信方式を切換えて外部の通信装置との間で通信
を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報通信装置とし
ての無線通信機能を有する情報記憶媒体(たとえば、携
帯可能な無電池式の無線カード)と、外部の通信装置と
しての無線通信機能を有する情報通信端末装置(たとえ
ば、無線カードリーダ・ライタ)との間で無線による送
受信を行なうことにより、両者の間で情報の送受信など
を行なう情報通信システムに関する。
【0002】また、本発明は、上記情報通信システムに
用いられる携帯可能な無電池式の無線カードなどの情報
通信装置(情報記憶媒体)に関する。
【0003】
【従来の技術】最近、携帯可能な無線通信機能を有する
情報記憶媒体として、いわゆる無電池式の無線カードが
開発され、実用化されつつある。この種の無線カードを
用いた情報通信システムでは、情報通信端末装置として
の無線カードリーダ・ライタを用いて、無線カードとの
間で無線による送受信を行なうことにより、無線カード
リーダ・ライタから無線カードに対して電力の送信やデ
ータの送信および受信を行なうとともに、無線カードか
ら無線カードリーダ・ライタに対してデータの送信およ
び受信を行なうようになっている。
【0004】さて、情報通信の分野では、最近、スペク
トラム拡散(以下、SSと略称する)通信方式を用いた
ものが開発され、実用化され始めている。SS通信方式
は、変調時に拡散符号を用いることによって、周波数ス
ペクトルを広範囲に広げ、通信路で受ける干渉波やマル
チパスといった、通信品質劣化要因の影響を受けにくく
する通信方式である。また、符号分割多重通信を行なえ
るなどの多くの利点を持っている方式であると言える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、搬送波周波
数が一定に定められた条件下においては、SS通信方式
は、一般的に従来の位相シフトキーイング(以下、PS
Kと略称する)などの変調方式に比べ、極端にデータレ
ートが遅くなるといった欠点を持っている。高データレ
ートが要求される場合、SS通信方式にてこの要求を満
たすには、拡散符号長を短くすることで、SS通信方式
の利点である干渉波への強さを弱めてしまうなど、シス
テム性能を低下させざるを得なくなるという問題があ
る。
【0006】そこで、本発明は、複数の通信方式を使用
することによって、それぞれの利点、欠点を補うことが
可能な情報通信装置、情報通信システムおよび情報記憶
媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の情報通信装置
は、外部の通信装置との間で無線による情報の送受信を
行なう情報通信装置において、通信方式にスペクトル拡
散通信方式とそれ以外の他の通信方式とを組合わせて用
い、必要に応じてスペクトル拡散通信方式を選択し、こ
の選択したスペクトル拡散通信方式により外部の通信装
置との間で通信を行なう手段を具備している。
【0008】また、本発明の情報通信装置は、外部の通
信装置との間で無線による情報の送受信を行なう情報通
信装置において、通信方式にスペクトル拡散通信方式の
1方式である直接拡散通信方式と位相シフトキーイング
通信方式とを組合わせて用い、必要に応じてこれら2つ
の通信方式を切換えて外部の通信装置との間で通信を行
なう手段を具備している。
【0009】また、本発明の情報通信装置は、外部の通
信装置との間で無線による情報の送受信を行なう情報通
信装置において、送信信号を変調する直接拡散変調手段
および位相シフトキーイング変調手段と、これら直接拡
散変調手段および位相シフトキーイング変調手段のうち
いずれか1つを選択する第1の選択手段と、この第1の
選択手段で選択された変調手段で変調された変調信号を
外部へ送信する送信手段と、受信信号を復調する直接拡
散復調手段および位相シフトキーイング復調手段と、こ
れら直接拡散復調手段および位相シフトキーイング復調
手段のうちいずれか1つを選択する第2の選択手段とを
具備している。
【0010】また、本発明の情報通信装置は、外部の通
信装置との間で無線による情報の送受信を行なう情報通
信装置において、直接拡散変調方式と位相シフトキーイ
ング変調方式の両方式の変調が可能な変調手段と、この
変調手段の変調方式を同一搬送波周波数において選択す
る選択手段と、この選択手段で選択された変調方式で変
調された変調信号を外部へ送信する送信手段とを具備し
ている。
【0011】また、本発明の情報通信装置は、外部の通
信装置との間で無線による情報の送受信を行なう情報通
信装置において、直接拡散復調方式と位相シフトキーイ
ング復調方式の両方式で受信信号の復調が可能な復調手
段と、この復調手段の復調方式を必要に応じて選択する
選択手段とを具備している。
【0012】また、本発明の情報通信装置は、外部の通
信装置との間で無線による情報の送受信を行なう情報通
信装置において、直接拡散復調方式と位相シフトキーイ
ング復調方式の両方式で受信信号の復調が可能な復調手
段と、受信信号からその受信信号の変調方式を認識する
認識手段と、この認識手段の認識結果に基づき前記復調
手段の復調方式を選択する選択手段とを具備している。
【0013】また、本発明の情報通信システムは、それ
ぞれが無線通信機能を有する情報記憶媒体と情報通信端
末装置との間で無線による送受信を行なうことにより、
両者の間で情報の送受信などを行なう情報通信システム
において、通信方式にスペクトル拡散通信方式とそれ以
外の他の通信方式とを組合わせて用い、必要に応じてス
ペクトル拡散通信方式を選択し、この選択したスペクト
ル拡散通信方式により情報記憶媒体と情報通信端末装置
との間で通信を行なう手段を具備している。
【0014】また、本発明の情報通信システムは、それ
ぞれが無線通信機能を有する情報記憶媒体と情報通信端
末装置との間で無線による送受信を行なうことにより、
両者の間で情報の送受信などを行なう情報通信システム
において、通信方式にスペクトル拡散通信方式の1方式
である直接拡散通信方式と位相シフトキーイング通信方
式とを組合わせて用い、必要に応じてこれら2つの通信
方式を切換えて情報記憶媒体と情報通信端末装置との間
で通信を行なう手段を具備している。
【0015】また、本発明の情報記憶媒体は、外部の通
信装置との間で無線による情報の送受信を行なう無線通
信機能を有する情報記憶媒体において、直接拡散変調方
式と位相シフトキーイング変調方式の両方式の変調が可
能な変調手段と、この変調手段の変調方式を同一搬送波
周波数において選択する選択手段と、この選択手段で選
択された変調方式で変調された変調信号を外部へ送信す
る送信手段とを具備している。
【0016】さらに、本発明の情報記憶媒体は、外部の
通信装置との間で無線による情報の送受信を行なう無線
通信機能を有する情報記憶媒体において、直接拡散復調
方式と位相シフトキーイング復調方式の両方式で受信信
号の復調が可能な復調手段と、この復調手段の復調方式
を必要に応じて選択する選択手段とを具備している。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0018】図1は、本発明の基本となる情報通信装置
101の構成を示している。この情報通信装置101
は、信号の処理を行なう通信回路102、外部に対して
情報の送信を行なう送信アンテナ103、および、受信
を行なう受信アンテナ104によって構成される。この
情報通信装置101は、無線通信装置の一般的な構成と
いえるが、送信アンテナ103および受信アンテナ10
4を1つのアンテナとしてまとめた構成も考えられる。
【0019】図2は、複数の通信方式に対応した情報通
信装置201の構成を示している。この情報通信装置2
01は、データを記憶する記憶手段としてのメモリ20
2、全体的な制御を行なう制御回路203、それぞれ変
調方式の異なる複数の変調回路209a,…を有する変
調部208、それぞれ復調方式の異なる複数の復調回路
211a,…を有する復調部210、変調部208の中
の変調回路209a,…を選択する選択スイッチ20
4,205、復調部210の中の復調回路211a,…
を選択する選択スイッチ206,207、送信信号を増
幅する増幅器212、送信信号を送信する送信アンテナ
214、受信信号を増幅する増幅器213、外部から到
来する電波を受信する受信アンテナ215によって構成
されている。
【0020】ここで、図2の情報通信装置201の動作
を説明する。いま、送信する通信方式を実現する変調回
路が変調回路209aである場合、制御回路203は選
択スイッチ204,205を変調回路209aに切換え
接続し、メモリ202から送信データを読出し、変調回
路209aを通して変調した信号を増幅器212によっ
て増幅し、送信アンテナ214から送信する。
【0021】受信の場合も同様で、受信する信号の通信
方式を復調できる復調回路が復調回路211aであった
場合、制御回路203は選択スイッチ206,207を
復調回路211aに切換え接続し、受信アンテナ215
によって受信された信号を増幅器213にて増幅し、復
調回路211aで復調後、得られたデータをメモリ20
2に書込む。
【0022】図3は、SS通信方式の1方式である直接
拡散(以下、DSと略称する)通信方式とPSK通信方
式の2つの通信方式に対応した情報通信装置301の構
成を示している。この情報通信装置301は、データを
記憶する記憶手段としてのメモリ302、全体的な制御
を行なう制御回路303、DS変調回路309とPSK
変調回路310とで構成された変調部308、DS復調
回路312とPSK復調回路313とで構成された復調
部311、変調部308の中の変調回路309,310
を選択する選択スイッチ304,305、復調部311
の中の復調回路312,313を選択する選択スイッチ
306,307、送信信号を増幅する増幅器314、送
信信号を送信する送信アンテナ316、受信信号を増幅
する増幅器315、外部から到来する電波を受信する受
信アンテナ317によって構成されている。
【0023】図4に、DS変調がPSK変調を基本とし
て行なわれた場合の概略構成図を示す。ここで、「PS
K変調を基本」というのは、DS変調が情報信号と拡散
符号と搬送波との3信号についてPSK変調が行なわれ
ている場合のことである。この構成の場合、DS変調/
復調部401の中に、PSK変調/復調部402が含ま
れる形となり、回路も共通のものを使用することができ
ることを示している。
【0024】図5は、このような変調回路の具体的な構
成例を示している。この変調回路501は、一定の搬送
波クロック周波数fc[Hz]のもとで、DS変調とP
SK変調を切換える構成であり、いま、M,Nを正の整
数とすると、1/Mへの分周回路502、1/Nへの分
周回路503、DS変調のための拡散符号生成回路50
4、データを記録しておくメモリ505、DS変調とP
SK変調を切換える選択スイッチ508,509、XN
ORゲート506,507によって構成されている。
【0025】選択スイッチ508,509は連動してお
り、選択スイッチ508がA側の場合は選択スイッチ5
09もA側、選択スイッチ508がB側の場合は選択ス
イッチ509もB側となる。
【0026】ここで、図5の変調回路501の動作を説
明する。いま、選択スイッチ508,509がそれぞれ
A側にあるときには、分周回路502の出力であるクロ
ック511がメモリ505に供給されるため、この回路
はデータレートfc/M[bps]のPSK変調信号を
生成することになる。
【0027】また、選択スイッチ508,509がB側
にあるときには、分周回路503の出力であるクロック
512がメモリ505に供給されるため、この回路はデ
ータレートfc/M/N[bps]のDS変調信号を生
成することになる。
【0028】図6、図7に、このときの時間波形の概略
を示す。この図は、図5において、M=8、N=15、
拡散符号長=15(符号系列:11110101100
1000)とした場合の例である。
【0029】図6は、選択スイッチ508,509がそ
れぞれB側にある場合であり、DS変調のタイミング図
である。この場合、搬送波クロック510の周波数を1
/8したクロック511が拡散符号生成回路504に入
力され、搬送波クロック510の周波数を1/8/31
したクロック512がメモリ505に入力され、データ
生成に用いられる。出力信号516は、搬送波クロック
510、拡散符号513、データ514の3信号につい
てXNORをとった形になる。このため、データレート
は搬送波クロック510の周波数の1/8/31とな
る。
【0030】図7は、選択スイッチ508,509がそ
れぞれA側にある場合であり、PSK変調されるタイミ
ング図である。この場合、DS変調と異なる点は、拡散
符号513を用いない点であり、このため、搬送波クロ
ック510の周波数を1/8したクロック511がメモ
リ505に入力され、データ生成用に用いられ、出力信
号516は搬送波クロック510、データ514をXN
ORした形となる。このため、データレートは搬送波ク
ロック510の周波数の1/8となる。
【0031】このように、DS変調回路にスイッチング
素子を追加することで、データレートの異なる2つの変
調方式、つまり、DS変調方式、PSK変調方式を切換
え使用可能となる。
【0032】図8は、DS復調およびPSK復調に対応
可能な復調回路701を示している。この復調回路70
1は、図5の変調回路501に対応したものであり、搬
送波を除去する搬送波除去部702、A/D変換部70
3、DS復調用のマッチドフィルタ704、リサンプリ
ング部705、演算処理・シリアル変換部706、相関
ピーク検出部707、同期クロック部708、PSK復
調用の同期生成部709、ホールド部710、選択スイ
ッチ712,713、選択スイッチ712,713の切
換えを行なう制御回路711によって構成されている。
【0033】ここで、図8の復調回路701の動作を説
明する。受信信号714は、搬送波除去部702を通る
ことにより搬送波成分を除去され、その後、A/D変換
部703を通ることにより、アナログ信号からデジタル
データ715に変換される。
【0034】次に、DS復調系の動作を説明すると、A
/D変換部703の出力であるデジタルデータ715
は、マッチドフィルタ704を通ることにより、所望さ
れる拡散符号との相互相関を調べられ、相関出力716
が出力される。この出力716は相関ピーク検出部70
7に入力され、相関ピーク検出値が検出される。
【0035】検出された相関ピーク検出値717は、同
期クロック部708に入力される。同期クロック部70
8は、入力された相関ピーク検出値717から同期クロ
ック(これが第1のデータクロック719となる)を生
成する。これにより、サンプリング部705は、相関出
力716のサンプリングを行ない、その後、演算処理・
シリアル変換部706にて演算処理することにより、シ
リアルデータへと変換される。以上の処理でDS復調を
行ない、これが第1のデータ720となる。
【0036】PSK復調系は、デジタルデータ715か
ら同期生成部709にて第2のデータクロック721を
生成するとともに、デジタルデータ715をホールド部
710でホールドし、第2のデータ722を得る。
【0037】制御回路711は、外部から制御信号71
8を入力して、選択スイッチ712,713を切換え
る。選択スイッチ712,713は連動し、選択スイッ
チ712がA側の場合には選択スイッチもA側となり、
このときDS復調出力となり、選択スイッチ712がB
側の場合には選択スイッチ713もB側となり、このと
きPSK復調出力となる。
【0038】なお、選択スイッチ712,713の切換
えは、上述したように、外部からの制御信号718によ
って制御回路711を介して切換えることもできるが、
以下に、受信信号714から自動的にDS復調かPSK
復調かを認識し、選択スイッチ712,713を切換え
る制御回路711の構成および通信方法の一例を説明す
る。
【0039】いま、PSK通信であることを認識するた
めにコマンド列を用意し、これを「PSK認識コマンド
列」と呼ぶことにする。図9にPSK認識コマンド列8
01を示す。ここで、PSK認識コマンド列801は以
下の条件を満たすものとする。
【0040】DS通信にて用いる拡散符号の長さをZと
し、DS通信の同期が成立するために必要な系列ブロッ
ク802の長さをZ×y(yは拡散符号または反転拡散
符号のブロック数)とする。このとき、PSK認識コマ
ンド列801の長さをPrとすると、 Z×y>Pr とする。以下はこの条件を満たしているものとする。
【0041】図10は、このときの制御回路901(制
御回路711に対応)の構成を示す。構成は、相関ピー
ク検出信号717、第2のデータクロック721、第2
のデータ722を制御入力とし、選択スイッチ712,
713を制御対象とする。
【0042】ここで、図10の動作を図11に示すフロ
ーチャートを参照して説明する。全体処理が開始される
と、DS検査とPSK検査の同時並列処理を行なう。す
なわち、DS検査側は、まず、ステップ1003でPS
K受信が成立したかどうか判断する。この判断は、DS
通信が成立するまで続けられる。
【0043】PSK受信が成立していた場合は、このD
S検査ルーチンを終了する。DS検査としては、DS信
号を受信したときに表われる相関ピークの連続性を調べ
(ステップ1005,1006)、一定回数(y回:系
列ブロック802参照)以上続いた場合には、DS通信
成立として選択スイッチ712,713をA側へ切換え
る(ステップ1007)。その後、DS受信処理を行な
う(ステップ1008)。
【0044】一方、PSK検査側は、まず、ステップ1
011でDS通信が成立したかどうか判断する。この判
断は、PSK通信が成立するまで続けられる。DS受信
が成立していた場合は、このPSK検査ルーチンを終了
する。PSK検査としては、PSK認識コマンド列80
1が来たかどうかをチェックし(ステップ1010)、
PSK認識コマンド列801が来た場合にはPSK受信
成立として選択スイッチ712,713をB側へ切換え
る(ステップ1013)。その後、PSK受信処理を行
なう(ステップ1014)。
【0045】以上のように、DS受信が成立するかPS
K受信が成立するか、どちらか一方が選ばれて処理さ
れ、全体処理を終了する。
【0046】次に、今まで述べてきた技術を非接触式の
情報記憶媒体(たとえば、無電池式の無線カード)に応
用した場合について説明する。
【0047】図12(a)は、カード形状の情報記憶媒
体1101の外観を示している。この情報記憶媒体11
01は、その表面に必要に応じてカード所持者の顔写真
などのID情報1101aが印刷されている。
【0048】図12(b)は、情報記憶媒体1101の
内部構成を概略的に示している。この情報記憶媒体11
01は、送受信用のアンテナ1102、このアンテナ1
102により受信された変調波を復調し、または、情報
を含んだ変調波を生成してアンテナ1102に送る変復
調回路1103、復調して生成された情報をメモリ11
05に記憶させ、あるいは、メモリ1105に記憶され
た情報を読出すための制御回路1104、アンテナ11
02で受信された伝送波から電源電力を生成する電源生
成回路1106などによって構成されている。電源生成
回路1106によって生成される電力は、情報記憶媒体
1101内の全ての回路に動作電源として供給される。
【0049】図13は、情報記憶媒体1101と無線で
通信を行ない、情報記憶媒体1101のメモリ1105
内の情報に対して非接触で読み書きを行なう非接触式の
情報通信端末装置(たとえば、無線カードリーダ・ライ
タ)1201を示している。情報通信端末1201の構
成は、通常、回路部1202とアンテナ部1203とを
分割した形で設置される。
【0050】回路部1202は、基本的に情報記憶媒体
1101と同様であるが、図には一例として送受信系の
アンテナを分離する構成を示した。アンテナ部1203
は、送信アンテナ1204と受信アンテナ1205とで
構成される。送信アンテナ1204は、電力増幅器を含
む電力ドライバ1206と、変調処理を行なう変調回路
1207とを順次介して制御回路1210に接続され
る。受信アンテナ1205は、受信波を増幅する受信波
増幅回路1208と、復調処理を行なう復調回路120
9とを順次介して制御回路1210に接続される。制御
回路1210は、送信の場合には、変調回路1207に
対してメモリ1211から送信情報の読出しを行ない、
受信の場合には、復調回路1209から得られた復調デ
ータのメモリ1211への書込みを行なう。
【0051】図14は、複数の通信方式が可能な情報記
憶媒体1101と情報通信端末装置1201との間の通
信システム図を示している。情報通信端末装置1201
から情報記憶媒体1101への通信(以降、ダウンリン
クと記述)1301については、単一の通信方式を用
い、情報記憶媒体1101から情報通信端末装置120
1への通信(以降、アップリンクと記述)1302に
は、複数の通信方式を用いる。もちろん、双方向とも複
数の通信方式としてもよい。
【0052】ダウンリンク1301の役割としては、情
報記憶媒体1101への電力供給、リードライトコマン
ド送信、変調方式指定コマンド送信、ライト情報の送信
などである。アップリンク1302の役割としては、リ
ード情報の送信などである。
【0053】用いる変調方式として、一例として、ダウ
ンリンク1301にはPSK変調の1種類、アップリン
ク1302にはDS変調とPSK変調の2種類を使い分
ける構成を以下に示す。
【0054】図15は、送信にDS変調、PSK変調の
2つの変調方式を切換える機能を持った情報記憶媒体1
101の構成を示している。この情報記憶媒体1101
は、ダウンリンク1301を受信する受信アンテナ14
02、受信波から電源を抽出する電源抽出回路140
3、受信波からクロックを抽出するクロック抽出回路1
404、受信波を復調するPSK復調部1405、コマ
ンドを判別し、情報とコマンドとを分離するコマンド解
読部1406、情報を保持しておくメモリ1407、コ
マンド解読部1406から指示を受け、選択スイッチの
切換えを行なう変調回路切換制御部1408、DS変調
回路1410とPSK変調回路1411とからなる変調
部1409、変調回路を選択する選択スイッチ141
2,1413などによって構成されている。
【0055】なお、当然のことであるが、変調部140
9と選択スイッチ1412,1413の部分は、前述し
た図5の変調回路501とすることができる。
【0056】図16は、受信にDS復調、PSK復調の
2つの復調方式を切換える機能を持った情報通信端末装
置1201の構成を示している。この情報通信端末装置
1201は、ダウンリンク1301の伝送波を送信する
ための送信アンテナ1502、送信信号の電力増幅を行
なう電力ドライバ1503、PSK変調を行なうPSK
変調部1504、制御を行なう制御回路1505、送信
情報にコマンドを付加するコマンド付加部1506、情
報を保持しておくメモリ1507、復調回路を切換える
復調回路切換制御部1508、DS復調回路1510と
PSK復調回路1511とからなる復調部1509、復
調回路を選択する選択スイッチ1512,1513、ア
ップリンクを受信するための受信アンテナ1514など
によって構成されている。
【0057】なお、当然のことであるが、復調部150
9と選択スイッチ1512,1513の部分は、前述し
た図8の復調回路701とすることができる。
【0058】図17は、ダウンリンクに用いられるデー
タ列(送信情報)1601を示している。このデータ列
1601は、先頭にリード(リードの場合には変調方式
指定)か、ライトか、後方のデータブロックサイズなど
が含まれるコマンドブロック1602、ライトデータな
どが含まれるデータブロック1603によって構成され
る。
【0059】次に、情報記憶媒体1101からDS変調
によって情報を読取る動作について、図18に示すリー
ド過程のフローチャートを参照して説明する。まず、情
報通信端末装置1201側の処理として、復調回路の選
択スイッチ1512,1513をDS復調回路1510
に切換える(ステップ1702)。次に、送信情報16
01として、コマンドブロック1602にリードコマン
ド、リード位置指定情報(情報記憶媒体1101内のメ
モリ1105のどの位置を読出すか指定する情報)、D
S変調方式指定コマンドなどを付加し、この場合、情報
記憶媒体1101にライトする情報はないので、データ
ブロック1603には何も記述せず(ステップ170
3)、PSK変調を行ない、情報記憶媒体1101へ送
信する(ステップ1704)。
【0060】ここから、情報記憶媒体1101側の処理
へと移る。まず、受信波から回路動作に必要な電源抽
出、クロック抽出を行ない、さらに、PSK復調し(ス
テップ1709)、復調情報を基にコマンド解析を行な
う(ステップ1710)。このコマンド解析の結果、変
調回路を選択スイッチ1412,1413により、DS
変調回路1410に切換える(ステップ1711)。
【0061】さらに、コマンドで指定された情報をメモ
リ1105から読出し(ステップ1712)、その読出
した情報に対しDS変調を施し、情報通信端末装置12
01に向かって送信する(ステップ1713)。これで
情報記憶媒体1101側の処理は終了し、情報通信端末
装置1201側の処理に戻って、受信波をDS復調し、
得られた復調情報をメモリ1507に記憶し(ステップ
1706)、処理を終了する。
【0062】一般的に、SS通信方式は干渉波などに強
いと言われる。先に述べたように、DS通信方式もSS
通信方式の1方式である。しかし、DS通信方式は、同
一搬送波周波数下では、PSK変調などの変調方式に比
べ、データレートが極端に遅くなる。以下ではこれを考
慮して、干渉波が多いなど、通信環境が悪い条件下で、
このシステムがどのように通信を行なうか(ここでは情
報記憶媒体1101のメモリ1407内の情報を読出す
例)の方式を考える。
【0063】図19は、DS通信、PSK通信をどのよ
うに選択するのかの1方式としてのフローチャートを示
す。
【0064】まず、定義処理として、ステップ180
5,1812にて用いられている情報記憶媒体1101
側の処理について、図20に示すフローチャートを参照
して説明する。開始1817から始まって、まず、受信
波から回路動作に必要な電源抽出、クロック抽出を行な
い、さらに、PSK復調し(ステップ1818)、復調
情報を基にコマンド解析を行なう(ステップ181
9)。このコマンド解析の結果、コマンドによって指定
された変調回路に選択スイッチ1412,1413を切
換える(ステップ1820)。
【0065】次に、メモリ1105からコマンドによっ
て指定された部分の情報を読出す(ステップ182
1)。次に、この読出した情報に対し指定された変調を
施し、情報通信端末1201に対して送信を行ない(ス
テップ1822)、処理を終了する。
【0066】情報通信端末装置1201側の処理として
は、まず、復調回路を選択スイッチ1512,1513
によってPSK復調回路1511に切換える(ステップ
1802)。その後、リードコマンド、PSK変調方式
指定コマンドを生成して、送信情報に付加し(ステップ
1803)、PSK変調を施し、情報記憶媒体1101
へ送信する(ステップ1804)。
【0067】この結果、情報記憶媒体1101からPS
K変調された情報が送られてくるため(ステップ180
5)、これを受信し、受信波をPSK復調する(ステッ
プ1806)。復調された情報にエラーが含まれるかど
うか検査し(ステップ1807)、エラーがない場合
は、PSK通信成立として、全体の処理を終了する。
【0068】エラーの場合には、今度は復調回路を選択
スイッチ1512,1513によってDS復調回路15
10に切換える(ステップ1809)。その後、リード
コマンド、DS変調方式指定コマンドを生成し、送信情
報に付加し(ステップ1810)、PSK変調を施し、
情報記憶媒体1101へ送信する(ステップ181
1)。
【0069】この結果、情報記憶媒体1101からDS
変調された情報が送られてくるため(ステップ181
2)、これを受信し、受信波をDS復調する(ステップ
1813)。復調された情報にエラーが含まれるかどう
か検査し(ステップ1814)、エラーがない場合はD
S通信成立として、全体の処理を終了する。エラーの場
合には、通信不能終了とするか、あるいは、リトライを
する。
【0070】なお、図16の複数復調方式の情報通信端
末装置1201において、復調回路切換制御部1508
および復調部1509、選択スイッチ1512,151
3に対し、図8の復調回路701を応用し、かつ、図1
0のDS復調、PSK復調の自動認識制御回路901を
応用することにより、情報通信端末装置1201自体は
DS通信、PSK通信のどちらで送られてきても自動的
に認識、対応することができるため、DS通信、PSK
通信の選択権を情報記憶媒体1101に持たせることが
できる。
【0071】そうすることにより、たとえば、ダウンリ
ンク1301の受信レベルがある一定値以上である場
合、アップリンク1302をPSK変調、一定値以下な
らアップリンク1302をDS変調と、情報記憶媒体1
101自体が選択するように、機能を持たせることも可
能になる。
【0072】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、複
数の通信方式を使用することによって、それぞれの利
点、欠点を補うことができる。また、用いる通信方式と
してPSK通信とSS通信の中の1方式であるDS通信
を用いることによって、回路的にもほとんど規模を変え
ることなく構成が可能となり、同一搬送波周波数下にお
いて、通信路に干渉波が多いなど、通信環境が悪い場合
にはDS通信方式を、また、PSK通信方式が行なえる
場合には、DS通信方式よりも通信速度を上げて通信を
行なうことが可能となる。
【0073】これらの考えを、たとえば、情報記憶媒体
として無線カードを用いた非接触式の情報通信システム
に応用する場合でも、上記と同様の利点が活かされ、特
に無線カードなどの非接触式の情報記憶媒体のように、
回路規模をあまり大きくできない場合でも、上記のシス
テムは構築可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本となる情報通信装置の構成を概略
的に示すブロック図。
【図2】複数の通信方式に対応した情報通信装置の構成
を示すブロック図。
【図3】DS通信方式とPSK通信方式の2つの通信方
式に対応した情報通信装置の構成を示すブロック図。
【図4】DS変調がPSK変調を基本として行なわれた
場合の概略構成図。
【図5】一定の搬送波クロック周波数のもとでDS変調
とPSK変調を切換える構成の変調回路を示すブロック
図。
【図6】DS変調時間波形の概略を示す図。
【図7】PSK変調時間波形の概略を示す図。
【図8】DS復調およびPSK復調に対応可能な復調回
路の構成を示すブロック図。
【図9】PSK通信であることを認識するためのPSK
認識コマンド列を説明するための図。
【図10】PSK認識コマンド列により自動的にDS復
調かPSK復調かを認識する際の制御回路の構成を示す
ブロック図。
【図11】PSK認識コマンド列により自動的にDS復
調かPSK復調かを認識する際の処理を説明するフロー
チャート。
【図12】非接触式の情報記憶媒体を説明するためのも
ので、図12(a)はカード形状の情報記憶媒体の外観
図、図12(b)は情報記憶媒体の内部構成図。
【図13】非接触式の情報通信端末装置を説明するため
のもので、図13(a)は情報通信端末装置の概略構成
図、図13(b)は情報通信端末装置の回路部の構成
図。
【図14】非接触式の情報通信システムを示す概略構成
図。
【図15】送信にDS変調、PSK変調の2つの変調方
式を切換える機能を持った情報記憶媒体の構成を示すブ
ロック図。
【図16】受信にDS復調、PSK復調の2つの復調方
式を切換える機能を持った情報通信端末装置の構成を示
すブロック図。
【図17】ダウンリンクに用いられるデータ列(送信情
報)を示す構成図。
【図18】情報記憶媒体からDS変調によって情報を読
取る動作を説明するフローチャート。
【図19】通信環境が悪い条件下でDS通信、PSK通
信をどのように選択するかを説明する情報通信端末装置
側の処理を示すフローチャート。
【図20】通信環境が悪い条件下でDS通信、PSK通
信をどのように選択するかを説明する情報記憶媒体側の
処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
101……情報通信装置、102……通信回路、10
3,214,316……送信アンテナ、104,21
5,317……受信アンテナ、201,301……情報
通信装置、202,302……メモリ、203,303
……制御回路、204,205,206,207,30
4,305,306,307……選択スイッチ、20
8,308,1409……変調部、209a,501…
…変調回路、210,311……復調部、211a……
復調回路、309……DS変調回路、310……PSK
変調回路、312……DS復調回路、313……PSK
復調回路、1101……非接触式の情報記憶媒体(無線
カード)、1102……アンテナ、1103……変復調
回路、1104,1210,1505……制御回路、1
105,1211,1407,1507……メモリ、1
106……電源生成回路、1201……非接触式の情報
通信端末装置、1202……回路部、1203……アン
テナ部、1204,1502……送信アンテナ、120
5,1402,1514……受信アンテナ、1206,
1503……電力ドライバ、1207……変調回路、1
208……受信波増幅回路、1209……復調回路、1
403……電源抽出回路、1404……クロック抽出回
路、1405……PSK復調部、1406……コマンド
解読部、1408……変調回路切換制御部、1509…
…復調部、1410……DS変調回路、1411……P
SK変調回路、1412,1413,1512,151
3……選択スイッチ、1506……コマンド付加部、1
508……復調回路切換制御部、1504……PSK変
調部、1510……DS復調回路、1511……PSK
復調回路。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部の通信装置との間で無線による情報
    の送受信を行なう情報通信装置において、 通信方式にスペクトル拡散通信方式とそれ以外の他の通
    信方式とを組合わせて用い、必要に応じてスペクトル拡
    散通信方式を選択し、この選択したスペクトル拡散通信
    方式により外部の通信装置との間で通信を行なう手段を
    具備したことを特徴とする情報通信装置。
  2. 【請求項2】 外部の通信装置との間で無線による情報
    の送受信を行なう情報通信装置において、 通信方式にスペクトル拡散通信方式の1方式である直接
    拡散通信方式と位相シフトキーイング通信方式とを組合
    わせて用い、必要に応じてこれら2つの通信方式を切換
    えて外部の通信装置との間で通信を行なう手段を具備し
    たことを特徴とする情報通信装置。
  3. 【請求項3】 外部の通信装置との間で無線による情報
    の送受信を行なう情報通信装置において、 送信信号を変調する直接拡散変調手段および位相シフト
    キーイング変調手段と、 これら直接拡散変調手段および位相シフトキーイング変
    調手段のうちいずれか1つを選択する第1の選択手段
    と、 この第1の選択手段で選択された変調手段で変調された
    変調信号を外部へ送信する送信手段と、 受信信号を復調する直接拡散復調手段および位相シフト
    キーイング復調手段と、 これら直接拡散復調手段および位相シフトキーイング復
    調手段のうちいずれか1つを選択する第2の選択手段
    と、 を具備したことを特徴とする情報通信装置。
  4. 【請求項4】 外部の通信装置との間で無線による情報
    の送受信を行なう情報通信装置において、 直接拡散変調方式と位相シフトキーイング変調方式の両
    方式の変調が可能な変調手段と、 この変調手段の変調方式を同一搬送波周波数において選
    択する選択手段と、 この選択手段で選択された変調方式で変調された変調信
    号を外部へ送信する送信手段と、 を具備したことを特徴とする情報通信装置。
  5. 【請求項5】 外部の通信装置との間で無線による情報
    の送受信を行なう情報通信装置において、 直接拡散復調方式と位相シフトキーイング復調方式の両
    方式で受信信号の復調が可能な復調手段と、 この復調手段の復調方式を必要に応じて選択する選択手
    段と、 を具備したことを特徴とする情報通信装置。
  6. 【請求項6】 外部の通信装置との間で無線による情報
    の送受信を行なう情報通信装置において、 直接拡散復調方式と位相シフトキーイング復調方式の両
    方式で受信信号の復調が可能な復調手段と、 受信信号からその受信信号の変調方式を認識する認識手
    段と、 この認識手段の認識結果に基づき前記復調手段の復調方
    式を選択する選択手段と、 を具備したことを特徴とする情報通信装置。
  7. 【請求項7】 前記認識手段は、受信信号にあらかじめ
    挿入されている位相シフトキーイング認識コマンドが検
    出できたかにより受信信号の変調方式を認識するもの
    で、前記位相シフトキーイング認識コマンドは、そのコ
    マンド長をPr、直接拡散通信の拡散符号の長さをZ、
    直接拡散通信の同期成立のために必要な拡散符号のブロ
    ック数をyとすると、Pr<Z×yとする条件を満たし
    ていることを特徴とする請求項6記載の情報通信装置。
  8. 【請求項8】 それぞれが無線通信機能を有する情報記
    憶媒体と情報通信端末装置との間で無線による送受信を
    行なうことにより、両者の間で情報の送受信などを行な
    う情報通信システムにおいて、 通信方式にスペクトル拡散通信方式とそれ以外の他の通
    信方式とを組合わせて用い、必要に応じてスペクトル拡
    散通信方式を選択し、この選択したスペクトル拡散通信
    方式により情報記憶媒体と情報通信端末装置との間で通
    信を行なう手段を具備したことを特徴とする情報通信シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 それぞれが無線通信機能を有する情報記
    憶媒体と情報通信端末装置との間で無線による送受信を
    行なうことにより、両者の間で情報の送受信などを行な
    う情報通信システムにおいて、 通信方式にスペクトル拡散通信方式の1方式である直接
    拡散通信方式と位相シフトキーイング通信方式とを組合
    わせて用い、必要に応じてこれら2つの通信方式を切換
    えて情報記憶媒体と情報通信端末装置との間で通信を行
    なう手段を具備したことを特徴とする情報通信システ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記情報記憶媒体は、直接拡散変調方
    式と位相シフトキーイング変調方式の両方式の変調が可
    能な変調手段と、この変調手段の変調方式を同一搬送波
    周波数において選択する選択手段と、この選択手段で選
    択された変調方式で変調された変調信号を外部へ送信す
    る送信手段とを具備したことを特徴とする請求項9記載
    の情報通信システム。
  11. 【請求項11】 前記情報通信端末装置は、直接拡散復
    調方式と位相シフトキーイング復調方式の両方式で受信
    信号の復調が可能な復調手段と、この復調手段の復調方
    式を必要に応じて選択する選択手段とを具備したことを
    特徴とする請求項9記載の情報通信システム。
  12. 【請求項12】 前記情報通信端末装置から特定のコマ
    ンドを送信し、前記情報記憶媒体は、このコマンドを受
    信して解読し、この解読したコマンドに応じて通信方式
    を切換え、前記情報通信端末装置に対する送信を行なう
    ことを特徴とする請求項9記載の情報通信システム。
  13. 【請求項13】 前記情報通信端末装置は、前記情報記
    憶媒体に対して特定のコマンドを送信し、そのコマンド
    の内容によって、前記情報記憶媒体からの送信信号を受
    信して復調する復調方式を切換えることを特徴とする請
    求項9記載の情報通信システム。
  14. 【請求項14】 前記情報通信端末装置は、通信環境に
    よって異なる通信方式を選択して送信することを特徴と
    する請求項9記載の情報通信システム。
  15. 【請求項15】 外部の通信装置との間で無線による情
    報の送受信を行なう無線通信機能を有する情報記憶媒体
    において、 直接拡散変調方式と位相シフトキーイング変調方式の両
    方式の変調が可能な変調手段と、 この変調手段の変調方式を同一搬送波周波数において選
    択する選択手段と、 この選択手段で選択された変調方式で変調された変調信
    号を外部へ送信する送信手段と、 を具備したことを特徴とする情報記憶媒体。
  16. 【請求項16】 外部の通信装置との間で無線による情
    報の送受信を行なう無線通信機能を有する情報記憶媒体
    において、 直接拡散復調方式と位相シフトキーイング復調方式の両
    方式で受信信号の復調が可能な復調手段と、 この復調手段の復調方式を必要に応じて選択する選択手
    段と、 を具備したことを特徴とする情報記憶媒体。
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