JPH11191150A - 画像処理方法、画像処理装置、画像収集装置、及び画像処理システム - Google Patents

画像処理方法、画像処理装置、画像収集装置、及び画像処理システム

Info

Publication number
JPH11191150A
JPH11191150A JP9358300A JP35830097A JPH11191150A JP H11191150 A JPH11191150 A JP H11191150A JP 9358300 A JP9358300 A JP 9358300A JP 35830097 A JP35830097 A JP 35830097A JP H11191150 A JPH11191150 A JP H11191150A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pixel value
image
image processing
statistic
reference line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9358300A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4035216B2 (ja
Inventor
Osamu Tsujii
修 辻井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP35830097A priority Critical patent/JP4035216B2/ja
Priority to US09/217,132 priority patent/US6608915B2/en
Publication of JPH11191150A publication Critical patent/JPH11191150A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4035216B2 publication Critical patent/JP4035216B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T5/00Image enhancement or restoration
    • G06T5/90Dynamic range modification of images or parts thereof
    • G06T5/92Dynamic range modification of images or parts thereof based on global image properties
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T9/00Image coding
    • G06T9/005Statistical coding, e.g. Huffman, run length coding
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/10Image acquisition modality
    • G06T2207/10116X-ray image
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/30Subject of image; Context of image processing
    • G06T2207/30004Biomedical image processing
    • G06T2207/30061Lung

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 常に高品位且つ安定した画像を効率的に得る
画像処理装置を提供する。 【解決手段】 分別手段314は、対象画像を第1の部
位と第2の部位に分別する。抽出手段及び統計量取得手
段315a〜315cは、上記第1及び第2の部位の何
れかの部位に含まれる画素の少なくとも2以上の特徴量
を抽出し、その抽出した統計量を、少なくとも上記第1
及び第2の部位の何れかの部位に対して求める。変換手
段315dは、上記統計量に基づいて画素値変換を行
う。ダイナミックレンジ圧縮処理が、対象画像の特性に
依存して実行され、また、対象画像の特徴に最適に実行
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、解剖学的情報を利
用したX線胸部画像等のダイナミックレンジ圧縮処理機
能を有する画像処理方法、画像処理装置、画像収集装
置、及び画像処理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、X線胸部画像は、X線が透過し
やすい肺野の画像、及びX線が非常に透過しにくい縦隔
部の画像より構成されるため、画素値の存在するレンジ
が非常に広い。このため、肺野及び縦隔部の両方を同時
に観察することが可能なX線胸部画像を得ることは困難
であるとされてきた。したがって、医師が胸部を診断す
るためには、肺野診断用と縦隔部診断用のX線画像(フ
ィルム)を個別に撮影し用意する場合があった。
【0003】そこで、この問題を回避する方法として、
「自己補償ディジタルフィルタ」(国立がんセンタ、阿
南氏開発)と呼ばれるものがある。この自己補償ディジ
タルフィルタとは、補償後(処理後)の画素値SD 、オ
リジナル画素値(入力画素値)Sorg 、オリジナル画像
(入力画像)をマスクサイズM×M画素で移動平均をと
った時の平均画素値SUS、図8(a)及び(b)に示さ
れるような特性を有する関数f(x)を持って、 SD =Sorg +f(SUS) ・・・(1) SUS=ΣSorg /M2 ・・・(2) なる式(1)、(2)で表されるものである。
【0004】ここで、関数f(x)が有する特性につい
て説明すると、まず、上記図8(a)に示す特性は、信
号値x、しきい値Tha を持って、「x>Tha 」では
f(x)が”0”となり、「0≦x≦Tha 」ではf
(x)が、切片を”Tha ”、傾きを”SLOPEa
として単調減少するものである(以下、この特性を有す
る関数f(x)を「fa (x)」で示す」)。したがっ
て、オリジナルの画素値Sorg を濃度相当量として、上
記式(1)を実行した際には、画像の平均濃度の低いと
ころで濃度を持ち上げる、という画像に対する効果が得
られる。
【0005】一方、上記図8(b)に示す特性は、信号
値x、しきい値Thb を持って、「0≦x<BAS
b 」ではf(x)が”0”となり、「x≧Thb 」で
はf(x)が、切片を”Thb ”、傾きを”SLOPE
b ”として負領域に単調減少するものである(以下、こ
の特性を有する関数f(x)を「fb (x)」で示
す」)。したがって、オリジナルの画素値Sorg を濃度
相当量として、上記式(1)を実行した際には、画像の
平均濃度の高いところで濃度を下げる、という画像に対
する効果が得られる。
【0006】上述のような「自己補償ディジタルフィル
タ」による方法を、例えば、X線が非常に透過しにくい
縦隔の画像に用いることで、X線胸部画像の縦隔部分の
濃度が上記図8(a)に示す特性により増加することに
なり、肺野及び縦隔部共に観察可能なX線胸部画像を得
ることができる。
【0007】また、上述の自己補償ディジタルフィルタ
による方法の他、解剖学的セグメンテーション(Segmen
tation)の結果を利用し、解剖学的部位の特徴量の違い
からダイナミックレンジを圧縮する方法もある。
【0008】すなわち、この方法(以下、ダイナミック
レンジ圧縮による方法と言う)は、「SPIE Medical Ima
ging 97 ”Anatomic Region Based Dynamic Range Comp
ression for Chest Radiographs Using Warping Transf
ormation of Correlated Distribution ”」にその詳細
が記載されているように、X線胸部画像において、肺野
部分を分類、抽出(以下、セグメンテーションと言う)
した結果から所定の画像処理を行うことで縦隔部分を定
義し、肺野部分及び/又は縦隔部分に対して画素値を変
換するアフィン変換関数を自動決定して、肺野部分と縦
隔部分の2つの画像領域における画素値とその周辺の平
均値の分布を解析するものである。
【0009】上述のようなダイナミックレンジ圧縮によ
る方法を、例えば、X線が非常に透過しにくい縦隔部の
画像に用いることでも、X線胸部画像の縦隔部分の濃度
が増加することになり、肺野及び縦隔部共に観察可能な
X線胸部画像を得ることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の「自己補償ディジタルフィルタ」による方法で
は、傾きSLOPEa やSLOPEb 等のパラメータを
自動決定するための論理的なアルゴリズムがなかった。
このため、パラメータの設定によっては、対象画像に対
する所望する効果を得ることができるが、常に安定して
その効果が得られるわけではなかった。また、上述した
従来のダイナミックレンジ圧縮による方法は、肺野部分
の圧縮の自動化に関する方法であり、縦隔部分の圧縮に
ついての方法は明確化されておらず、ダイナミックレン
ジ圧縮時の圧縮量の制御についても明確化されていなか
った。このため、コントラストの制御等も行うことがで
きず、X線画像を安定して高画質で得ることができなか
った。
【0011】そこで、本発明は、上記の欠点を除去する
ために成されたもので、常に高品位且つ安定した画像を
効率的に得ることができる画像処理方法を提供すること
を目的とする。また、本発明は、常に高品位且つ安定し
た画像を効率的に得る画像処理装置、画像収集装置、及
び画像処理システムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】斯かる目的下において、
第1の発明は、画像のダイナミックレンジ圧縮処理ステ
ップを含む画像処理方法であって、上記ダイナミックレ
ンジ圧縮処理ステップは、上記画像を第1の部位と第2
の部位に分別する分別ステップと、少なくとも上記第1
及び第2の部位の何れかの部位に含まれる画素の少なく
とも2以上の特徴量を抽出する抽出ステップと、上記特
徴量の統計量を少なくとも上記第1及び第2の部位の何
れかの部位に対して求める統計量取得ステップと、上記
統計量に基づいて画素値変換を行う変換ステップとを含
むことを特徴とする。
【0013】第2の発明は、画像のダイナミックレンジ
圧縮処理ステップを含む画像処理方法であって、上記ダ
イナミックレンジ圧縮処理ステップは、上記画像を第1
の部位と第2の部位に分別する分別ステップと、上記第
1の部位と第2の部位の境界部位を求める境界取得ステ
ップと、少なくとも上記第1の部位、第2の部位、及び
境界部位の何れかの部位に含まれる画素の少なくとも2
以上の特徴量を抽出する抽出ステップと、上記特徴量の
統計量を少なくとも上記第1の部位、第2の部位、及び
境界部位の何れかの部位に対して求める統計量取得ステ
ップと、上記統計量に基づいて画素値変換を行う変換ス
テップとを含むことを特徴とする。
【0014】第3の発明は、上記第1又は2の発明にお
いて、上記画像は、X線画像であり、上記分別ステップ
は、上記X線画像において、X線が透過しやすい部位を
上記第1の部位として、X線が透過しやすい部位を上記
第2の部位として分別するステップを含むことを特徴と
する。
【0015】第4の発明は、上記第1又は2の発明にお
いて、上記抽出ステップは、少なくとも画素値と周辺平
均画素値からなる上記特徴量を抽出するステップを含む
ことを特徴とする。
【0016】第5の発明は、上記第1又は2の発明にお
いて、上記抽出ステップは、少なくとも画素値と周辺平
均画素値からなる上記特徴量を抽出するステップを含
み、上記変換ステップは、上記画素値及び上記周辺平均
画素値を直交する軸とする2次元平面上の基準線を定義
するステップと、当該基準線と各画素の上記画素値及び
上記周辺平均画素値に対応する点の距離に比例した量に
基づいて上記画素値を偏移するステップとを含むことを
特徴とする。
【0017】第6の発明は、上記第1又は2の発明にお
いて、上記抽出ステップは、少なくとも画素値と周辺平
均画素値からなる上記特徴量を抽出するステップを含
み、上記変換ステップは、上記画素値及び上記周辺平均
画素値を直交する軸とする2次元平面上の基準線を上記
統計量に応じて定義するステップと、当該基準線と各画
素の上記画素値及び上記周辺平均画素値に対応する点の
距離に比例した量に基づいて上記画素値を偏移するステ
ップとを含むことを特徴とする。
【0018】第7の発明は、上記第6の発明において、
上記変換ステップは、上記統計量に応じて上記基準線の
少なくとも通過点及び傾きの何れかを決定するステップ
を含むことを特徴とする。
【0019】第8の発明は、上記第5又は6の発明にお
いて、上記変換ステップは、上記2次元平面上の第1の
点の画素値を、当該第1の点を通過し上記直交する軸に
対して所定の角度を有する直線と上記基準線の交点に対
応する第2の点の画素値に変換するステップを含むこと
を特徴とする。
【0020】第9の発明は、上記第6の発明において、
上記変換ステップは、上記2次元平面上の第1の点の画
素値を、当該第1の点を通過し上記直交する軸に対して
所定の角度を有する直線と上記基準線の交点に対応する
第2の点の画素値に変換するステップと、上記統計量に
応じて上記所定の角度を決定するステップとを含むこと
を特徴とする。
【0021】第10の発明は、上記第1又は2の発明に
おいて、上記変換ステップは、上記特徴量の次元数と同
一次元数で上記画素値変換を行うステップを含むことを
特徴とする。
【0022】第11の発明は、上記第1又は2の発明に
おいて、上記統計量取得ステップは、平均値及び条件付
平均値からなる上記統計量を求めるステップを含むこと
を特徴とする。
【0023】第12の発明は、上記第1又は2の発明に
おいて、上記画像は、X線画像であり、上記分別ステッ
プは、上記第1の部位と第2の部位を解剖学的に分別す
るステップを含むことを特徴とする。
【0024】第13の発明は、画像のダイナミックレン
ジ圧縮処理を行う画像処理装置であって、上記画像を第
1の部位と第2の部位に分別する分別手段と、少なくと
も上記第1及び第2の部位の何れかの部位に含まれる画
素の少なくとも2以上の特徴量を抽出する抽出手段と、
上記特徴量の統計量を少なくとも上記第1及び第2の部
位の何れかの部位に対して求める統計量取得手段と、上
記統計量に基づいて画素値変換を行う変換手段とを備え
ることを特徴とする。
【0025】第14の発明は、画像のダイナミックレン
ジ圧縮処理を行う画像処理装置であって、上記画像を第
1の部位と第2の部位に分別する分別手段と、上記第1
の部位と第2の部位の境界部位を求める境界取得手段
と、少なくとも上記第1の部位、第2の部位、及び境界
部位の何れかの部位に含まれる画素の少なくとも2以上
の特徴量を抽出する抽出手段と、上記特徴量の統計量を
少なくとも上記第1の部位、第2の部位、及び境界部位
の何れかの部位に対して求める統計量取得手段と、上記
統計量に基づいて画素値変換を行う変換手段とを備える
ことを特徴とする。
【0026】第15の発明は、上記第13又は14の発
明において、上記画像は、X線画像であり、上記分別手
段は、上記X線画像において、X線が透過しやすい部位
を上記第1の部位として、X線が透過しやすい部位を上
記第2の部位として分別することを特徴とする。
【0027】第16の発明は、上記第13又は14の発
明において、上記抽出手段は、少なくとも画素値と周辺
平均画素値からなる上記特徴量を抽出することを特徴と
する。
【0028】第17の発明は、上記第13又は14の発
明において、上記抽出手段は、少なくとも画素値と周辺
平均画素値からなる上記特徴量を抽出し、上記変換手段
は、上記画素値及び上記周辺平均画素値を直交する軸と
する2次元平面上の基準線を定義し、当該基準線と各画
素の上記画素値及び上記周辺平均画素値に対応する点の
距離に比例した量に基づいて上記画素値を偏移すること
を特徴とする。
【0029】第18の発明は、上記第13又は14の発
明において、上記抽出手段は、少なくとも画素値と周辺
平均画素値からなる上記特徴量を抽出し、上記変換手段
は、上記画素値及び上記周辺平均画素値を直交する軸と
する2次元平面上の基準線を上記統計量に応じて定義
し、当該基準線と各画素の上記画素値及び上記周辺平均
画素値に対応する点の距離に比例した量に基づいて上記
画素値を偏移することを特徴とする。
【0030】第19の発明は、上記第18の発明におい
て、上記変換手段は、上記統計量に応じて上記基準線の
少なくとも通過点及び傾きの何れかを決定することを特
徴とする。
【0031】第20の発明は、上記第17又は18の発
明において、上記変換手段は、上記2次元平面上の第1
の点の画素値を、当該第1の点を通過し上記直交する軸
に対して所定の角度を有する直線と上記基準線の交点に
対応する第2の点の画素値に変換することを特徴とす
る。
【0032】第21の発明は、上記第18の発明におい
て、上記変換手段は、上記2次元平面上の第1の点の画
素値を、当該第1の点を通過し上記直交する軸に対して
所定の角度を有する直線と上記基準線の交点に対応する
第2の点の画素値に変換し、上記統計量に応じて上記所
定の角度を決定することを特徴とする。
【0033】第22の発明は、上記第13又は14の発
明において、上記変換手段は、上記特徴量の次元数と同
一次元数で上記画素値変換を行うことを特徴とする。
【0034】第23の発明は、上記第13又は14の発
明において、上記統計量取得手段は、平均値及び条件付
平均値からなる上記統計量を求めることを特徴とする。
【0035】第24の発明は、上記第13又は14の発
明において、上記画像は、X線画像であり、上記分別手
段は、上記第1の部位と第2の部位を解剖学的に分別す
ることを特徴とする。
【0036】第25の発明は、請求項13〜24の何れ
かに記載の画像処理装置を含む画像収集装置であること
を特徴とする。
【0037】第26の発明は、請求項13〜24の何れ
かに記載の画像処理装置を含む画像処理システムである
ことを特徴とする。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0039】本発明に係る画像処理方法は、例えば、X
線が透過しやすい肺野の画像(肺野部分:第1の部
位)、及びX線が非常に透過しにくい縦隔部の画像(縦
隔部分:第2の部位)を含むX線胸部画像の画像処理方
法に適用される。
【0040】この画像処理方法では、解剖学的情報をア
ルゴリズムのベースとしている。そこで、まず最初に、
X線胸部画像における解剖学的情報について説明する。
【0041】X線胸部画像においては、肺野部分の領域
の抽出が基本となる。この肺野部分の抽出方法は様々な
ものがあるが、例えば、「SPIE Medical Imaging 97 ”
Automatic Segmentation of Anatomic Regions in Ches
t Radiographs using an Adaptive-Sized Hybrid Neura
l Network ”」に記載されている方法がある。この方法
は、各画素が有する濃度情報、解剖学的なアドレス情
報、及び画素周辺のエントロピ情報を特徴量として、ニ
ュートラルネットワークで学習し、セグメンテーション
を行うものである。
【0042】具体的には、各画素が有する濃度情報、解
剖学的なアドレス情報、画素周辺のエントロピーを使用
して画素毎に肺野部であるか、その他の部分であるかを
判定する。判定手段としては、ニュートラルネットワー
クを使用して、何枚かの画像で学習した結果を、その他
の画像に適用している。この手法において最も重要であ
るのは、各画素に割りつける解剖学的なアドレス情報で
あり、これが手法のパフォーマンスを大きく作用する。
すなわち、解剖学的なアドレス情報は、画像の水平方
向、垂直方向のプロファイルを使用して、これらの1次
微分等を取りながらピークを検索し、右肺と左肺と鎖骨
の交わる点、右肺の横隔膜線を検出する。これらの抽出
点を基準に各画素に解剖学的なアドレス情報を割りつけ
る。この結果、図1(a)に示すような肺野部分10
1、102が抽出される。
【0043】そして、上記図1(b)に示すように、肺
野部分101、102の抽出結果(上記図1(a))を
基に、左の肺野部分101の上端部101aと右の肺野
部分102の上端部102aを接続し、左の肺野部分1
01の下端部101bと右の肺野部分102の下端部1
02bを接続することで形成される閉空間103を縦隔
部の画像と定義する。
【0044】上述のような解剖学的セグメンテーション
の結果を利用して、ダイナミックレンジ圧縮処理を行う
が、ここでは、例えば、「SPIE Medical Imaging 97 ”
Anatomic Region Based Dynamic Range Compression fo
r Chest Radiographs UsingWarping Transformation of
Correlated Distribution ”」に記載されている圧縮
方法を利用する。
【0045】X線胸部画像にてダイナミックレンジ圧縮
が必要となるのは、縦隔部分や横隔膜下、心臓部分等の
濃度が非常に低い部分、或いは、肺野中央部分等の濃度
が非常に高い部分であるため、圧縮対象部分を、ここで
は、例えば、縦隔部分、横隔膜下及び心臓部分とする。
したがって、上述の定義された縦隔部分は、広義の縦隔
部分であり、狭義の縦隔部分、横隔膜下及び心臓部分を
含んでいる。尚、縦隔部分に限らず、横隔部分、心臓部
の濃度が非常に低い部分、肺野中央部の濃度が非常に高
い部分に対しても、また、肺野部分に対しても、後述す
るダイナミックレンジ圧縮処理を同様にして行うことは
可能である。
【0046】そこで、縦隔部分(広義の縦隔部分)をダ
イナミックレンジ圧縮する際のパラメータを決定する。
ここで決定するパラメータは、偏移基準線(Warping Li
ne)の通過する点、該偏移基準線(Warping Line)の角
度(傾き)、及び偏移角(Warping angle )の3つとす
る。
【0047】尚、これらの偏移基準線(Warping Line)
及び偏移角(Warping angle )等については、例えば、
上述の文献「SPIE Medical Imaging 97 ”Anatomic Reg
ionBased Dynamic Range Compression for Chest Radio
graphs Using Warping Transformation of Correlated
Distribution ”」に詳しく説明されている。また、本
発明は、上述の3つのパラメータを用いた処理そのもの
に関するものではなく、この種のパラメータの決定方法
に関するものである。したがって、以下に説明する実施
の形態は、上述の3つのパラメータを用いたダイナミッ
クレンジ圧縮処理に本発明を適用した場合の一例として
いる。
【0048】以下、本画像処理方法における各パラメー
タの決定方法について具体的に説明する。
【0049】まず、偏移基準線(Warping Line)の通過
する点を決定する方法として、次の2つの方法を説明す
る。
【0050】(方法1)偏移基準線(Warping Line)の
通過する点(x2 ,y2 )を、縦隔部分に属する点が形
成する相関分布(Correlation distribution)の重心
(平均)とする。すなわち、縦隔部分に属する点の画素
値及びその周辺画素値の平均値とする。この方法では、
縦隔部分に含まれる画素の半分が多少なりともダイナミ
ックレンジ圧縮を受けることになる。
【0051】したがって、この方法では、例えば、オリ
ジナル画素値をS(i,j)、K×K画素マスクによる
その周辺画素値をSus(i,j)を、
【0052】
【数1】
【0053】なる式で表すものとし、縦隔部分に含まれ
る画素の集合を”Rm2 ”、集合の要素の数を”Nm”
として、偏移基準線(Warping Line)の通過する点(x
2 ,y 2 )を、
【0054】
【数2】
【0055】なる式で決定する。
【0056】(方法2)偏移基準線(Warping Line)の
通過する点(x2 ,y2 )を、肺部分と縦隔部分の境界
領域の平均値とする。この方法では、縦隔部分に含まれ
る全ての画素が多少なりともダイナミックレンジ圧縮を
受けることになる。
【0057】この方法での肺部分と縦隔部分の境界の抽
出は、「"Fandamentals of DigitalImage Processing"
(384page 周辺) Anil K.Jain著」にその詳細が記載さ
れている形状処理、すなわちモロフォジ(morphology)
処理と論理演算により行う。
【0058】具体的には、先ず、図2に示すように、上
述のようにして得られた縦隔部分103(上記図1
(b))を”1”(斜線で示す)、その他の部分を”
0”(白抜きで示す)とした画像201に対して、モロ
フォジ処理の膨張処理、すなわちダイレーション(dila
tion)を行う。すなわち、画像201に対し、膨張(太
らせ)処理を行うことで、縦隔部分103を太らせた画
像202が得られる。このような膨張処理を行う際のウ
ィンドウサイズ、すなわち膨張量は、境界部の幅を決定
するもので、例えば、画像サイズを256×256画素
とした場合、ウィンドウサイズは”10”程度でよい。
そして、この場合の境界部の幅は10画素となる。
【0059】続いて、画像201と画像202の排他的
論理和(XOR)を演算することで、縦隔の外側輪郭部
の画像203を得る。この画像203と、肺野部の画像
204(上記図1(a))との論理積(AND)を演算
することで、肺野と縦隔の境界の画像205を抽出す
る。
【0060】したがって、この方法では、画像205の
境界部に含まれる画素の集合を”R b 2 ”、その集合の
要素の数を”Nb ”とし、偏移基準線(Warping Line)
の通過する点(x2 ,y2 )を、
【0061】
【数3】
【0062】なる式で決定する。
【0063】以上、偏移基準線(Warping Line)の通過
する点(x2 ,y2 )を決定する方法の一例として、縦
隔部分に属する点が形成する相関分布(Correlation di
stribution)の重心(平均)とする方法1、及び肺部分
と縦隔部分の境界領域の平均値とする方法2を説明し
た。
【0064】つぎに、偏移角(Warping angle )につい
てだが、この偏移角(Warping angle )は、正確には偏
移基準線(Warping Line)の傾きslope と関連してい
る。すなわち、偏移基準線(Warping Line)の傾きslop
e を変化させることによって、ダイナミックレンジ圧縮
時の画像信号のコントラストを変化させることができ、
この傾きslope の変化により、同じ偏移角(Warping an
gle )でも圧縮幅が変わる。
【0065】そこで、偏移基準線(Warping Line)の傾
きslope を”0”とすると、まず、上述のような偏移基
準線(Warping Line)の傾きslope による圧縮幅は、縦
隔部の最低濃度を、濃度換算によりどのくらい上げるか
により決定される。一般的に、X線胸部画像を銀塩フィ
ルムにプリントアウトする場合、肺野部の最高濃度を
1.8D、肺野と縦隔の境界領域(以下、肺縦境界部と
言う)の最高濃度を1.0D程度、縦隔部の最低濃度を
0.2D程度であり、これらの各濃度を仮定すると、肺
縦境界部と縦隔部の濃度差が0.8Dあることになる。
そして、このような場合、例えば、図3に示すように、
縦隔部の相関分布(Correlation Distribution)上にお
いて、縦隔部の最低濃度画素がP1(x5 ,y 5 )に位
置し、これに対して濃度をΔd上げるものとすると、偏
移角(Warpingangle )φを、
【0066】
【数4】
【0067】なる式により決定する。
【0068】一方、ダイナミックレンジの圧縮幅は、上
述の濃度Δdではなく、肺縦境界部の濃度と、縦隔部の
濃度との差のパーセントでも指定することができる。こ
の場合には、圧縮率幅をΔpパーセントとし、の偏移角
(Warping angle )φを、
【0069】
【数5】
【0070】なる式により決定する。
【0071】さて、ここで、P1(x5 ,y5 )の抽出
について説明すると、縦隔部に含まれる画素の集合Rm
2 に対して、画素の最大濃度値x5 は、
【0072】
【数6】
【0073】なる式により表される。この画素値x=x
5 を持つ画素の周辺平均濃度値y5 は、集合Rm 2 で画
素値x=x5 の画素数を”Nb5”とすると、
【0074】
【数7】
【0075】なる式により表される。
【0076】つぎに、偏移基準線(Warping Line)の傾
きslope を変化させた場合のダイナミックレンジ圧縮の
特性と偏移角(Warping angle )の決定について説明す
る。
【0077】偏移基準線(Warping Line)の傾きslope
は、処理対象となる個々の画像により決定される。ここ
で、例えば、図4に示すように、偏移基準線(Warping
Line)の傾きslope を”正”に設定すると(slope =po
ssitive )、同じ周辺平均濃度値ya を持つ画素(近く
の画素)で、より濃度の高いものはより多く偏移(warp
ing )されることになる。すなわち、同じ周辺平均濃度
値ya を持つ画素群(近くの画素)のコントラストが上
がる。一方、図5に示すように、偏移基準線(Warping
Line)の傾きslope を”負”に設定すると(slope =ne
gative)、同じ周辺平均濃度値ya を持つ画素で、より
濃度の低いものがより高濃度に偏移されることになる。
すなわち、同じ周辺平均濃度値ya を持つ画素群のコン
トラストが下がることを意味している。このような性質
により、縦隔部の情報の見え方を常に一定に保つ、とい
うここでの目的を実現することができる。
【0078】そこで、偏移基準線(Warping Line)の傾
きslope を決定するための特徴量として、縦隔部の重心
部での画素濃度値の標準偏差及び周辺平均濃度の平均値
を用いる。周辺平均濃度の平均値を”μm ”とすると、
これは、上述したように、縦隔部に含まれる画素の集合
m 2 、この集合の要素の数Nm を持って、
【0079】
【数8】
【0080】なる式で定義される。
【0081】また、標準偏差を”σm ”とすると、これ
は、
【0082】
【数9】
【0083】なる式で定義される。
【0084】標準偏差σm の特徴量は、対象画像の縦隔
部の信号のばらつきを表すものであり、したがって、”
σm /μm ”が大きければ、コントラストがもともと大
きい画像であり、逆に小さければ、コントラストが小さ
い画像であることが認識できる。
【0085】ここでは、偏移基準線(Warping Line)の
傾きslope を、しきい値Thl 及びThu と、係数K1
及びK2 とを持って、
【0086】
【数10】
【0087】なる式により決定する。
【0088】尚、偏移基準線(Warping Line)の傾きsl
ope を、装置自体の特性や、ユーザの希望により、適応
的に決定するようにしてもよい。
【0089】上述のようにして、偏移基準線(Warping
Line)の傾きslope を決定する。そして、偏移角(Warp
ing angle )については、次のようにして決定する。
【0090】例えば、圧縮率幅をΔpパーセントとし、
図6に示すように、偏移後の画素値の位置をP3
(xw ,y6 )とすると、(x2 ,y2 )を通過する傾
きslope (=possitive )の直線L1 は、
【0091】
【数11】
【0092】なる式により表され、この直線L1 と、x
=xw の直線L2 との交点であるP3(xw ,y6 )の
y座標値y6 は、
【0093】
【数12】
【0094】なる式により表される。
【0095】したがって、偏移角(Warping angle )φ
を、
【0096】
【数13】
【0097】なる式により決定する。
【0098】尚、傾きslope が”負(negative)”の場
合も、上述の傾きslope が”正(possitive )”の場合
と同様にして、偏移角(Warping angle )φを決定でき
る。
【0099】上述のような画像処理方法は、例えば、図
7に示すような画像処理装置300により実施される。
この画像処理装置300は、本発明に係る画像処理装置
を適用したものでもある。
【0100】すなわち、画像処理装置300は、ダイナ
ミックレンジ圧縮機能を有するX線画像の画像処理装置
であり、上記図7に示すように、前処理回路306、セ
グメンテーション回路314、ダイナミックレンジ圧縮
回路315、CPU308、メインメモリ309、磁気
ディスクドライバ310、操作パネル311、画像表示
器312、及び画像圧縮回路313を備えており、これ
らの各回路はCPUバス307を介して互いにデータ授
受するようになされている。また、画像処理装置300
は、前処理回路306に接続されたデータ収集回路30
5と、データ収集回路305に接続された2次元X線セ
ンサ304及びX線発生回路301とを備えている。
【0101】さらに、ダイナミックレンジ圧縮回路31
5は、セグメンテーション回路314に接続された通過
点(point )決定回路315aと、通過点(point )決
定回路315aに接続された傾き(slope )決定回路3
15bと、傾き(slope )決定回路315bに接続され
た偏移角(angle )決定回路315cと、偏移角(angl
e )決定回路315cに接続された演算回路315dと
を備えており、演算回路315dは、CPUバス307
にも接続されている。
【0102】上述のような画像処理装置300におい
て、まず、メインメモリ309には、CPU308での
処理に必要な各種のデータ等が記憶される。また、メイ
ンメモリ309は、CPU308の作業用のワークメモ
リとしても使用される。CPU308は、メインメモリ
309を用いて、操作パネル311からの操作に従っ
て、装置全体の動作制御を行う。これにより、画像処理
装置300は、以下のように動作する。
【0103】先ず、X線発生回路301は、被検査体3
03に対してX線ビーム302を放射する。X線発生回
路301から放射されたX線ビーム302は、被検査体
303を減衰しながら透過して、2次元X線センサ30
4に到達し、この2次元X線センサ304により、X線
画像として出力される。ここでは、2次元X線センサ3
04から出力されるX線画像を、例えば、上述したよう
な肺野と縦隔部を含む胸部画像とする。
【0104】データ収集回路(DAS)305は、2次
元X線センサ304から出力されたX線画像を電気信号
に変換して前処理回路305に供給する。
【0105】前処理回路(PREP)305は、データ
収集回路305からの信号(X線画像信号)に対して、
オフセット補正処理やゲイン補正処理等の前処理を行
う。この前処理回路305で前処理が行われたX線画像
信号は、CPU308の制御により、CPUバス307
を介して磁気ディスクドライバ310及び画像縮小回路
313に各々転送される。
【0106】磁気ディスクドライバ310は、CPUバ
ス307を介して転送されてきたX線画像信号を生画像
情報として図示していない磁気ディスクにファイルす
る。
【0107】これと同時に、画像縮小回路(RDU)3
13は、CPUバス307を介して転送されてきたX線
画像信号を、CPU308の制御に従った縮小率及び縮
小方式で縮小する。ここで、画像縮小回路313での縮
小率は、例えば、画像の各辺が1/8〜1/16に縮小
されるような縮小率であり、操作パネル311により設
定される。また、画像縮小回路313での縮小方式は、
平均化縮小方式、又はサンプリング(間引き)方式であ
り、何れかの方式を用いるかは、操作パネル311で設
定される。ここでは、例えば、ノイズの少ない平均化縮
小方式を用いるように、操作パネル311で設定するも
のとする。したがって、CPU308は、操作パネル3
11での設定により、平均化縮小方式を用いて、画像の
各辺が1/8〜1/16にされるような縮小を行うよう
に、画像縮小回路313を制御する。
【0108】画像縮小回路313で縮小が行われたX線
画像信号(縮小画像信号)は、CPU308の制御によ
り、CPUバス307を介してセグメンテーション回路
314に供給される。
【0109】セグメンテーション回路314は、CPU
バス307を介して転送されてきた縮小画像信号に対し
て、上述したような種々のセグメンテーションを行うこ
とで、肺野部分(領域)を抽出し、その結果得られた肺
野領域に基づいて、縦隔領域及び肺縦境界領域を決定す
る。ここで、セグメンテーション回路314に与えられ
る画像信号は、原画像信号ではなく、上述のようにして
画像縮小回路313で縮小して得られた縮小画像信号で
あるため、上述のセクメンテーション処理を行うための
各種演算時間を短縮することができ、したがって、効率
よく処理を進めることができる。
【0110】セグメンテーション回路314でセグメン
テーションを行った結果は、CPU308の制御によ
り、CPUバス307を介してダイナミックレンジ圧縮
回路315に供給される。
【0111】ダイナミックレンジ圧縮回路(DRU)3
15において、偏移基準線の通過点(Warping Line poi
nt)決定回路(WPU)315aは、セグメンテーショ
ン回路314でセグメンテーションが行われた結果を用
いて、上述のようにして、偏移基準線(Warping Line)
が通過する点(x2 ,y2 )を決定する。(x2
2 )の候補としては、縦隔部分の重心、又は肺縦境界
部分の平均を使用するが、何れかを使用するかは操作パ
ネル311により設定される。したがって、CPU30
8は、操作パネル311での設定に従って、縦隔部分の
重心、又は肺縦境界部分の平均を使用して、偏移基準線
(Warping Line)が通過する点(x2 ,y2 )を決定す
るように、通過点決定回路315aを制御する。
【0112】偏移基準線の傾き(Warping Line slope)
決定回路(WSU)315bは、通過点決定回路315
aで決定された偏移基準線(Warping Line)が通過する
点(x2 ,y2 )を用いて、上述のようにして、偏移基
準線(Warping Line)の傾きslopeを決定する。尚、偏
移基準線(Warping Line)の傾き slopeについては、傾
き決定回路315bにより決定してもよいが、操作パネ
ル311により、装置固有の値や、使用者の希望の値に
設定するようにしてもよい。
【0113】偏移角(Warping angle)決定回路(WA
U)315cは、傾き決定回路315bで決定された偏
移基準線(Warping Line)の傾き slopeを用いて、上述
のようにして、ダイナミックレンジ圧縮の圧縮率Δd又
はΔpに基づき、偏移角(Warping angle)φを決定す
る。ここで、ダイナミックレンジ圧縮の圧縮率を”Δ
d”とするか”Δp”とするかは、操作パネル311に
より設定される。したがって、CPU308は、操作パ
ネル311での設定に従って、ダイナミックレンジ圧縮
の圧縮率を”Δd”又は”Δp”として、偏移角(Warp
ing angle)φを決定するように、偏移角決定回路31
5cを制御する。
【0114】演算回路(WTU)315dは、例えば、
「SPIE Medical Imaging 97 ”Anatomic Region Based
Dynamic Range Compression for Chest Radiographs Us
ingWarping Transformation of Correlated Distributi
on ”」に記載されている圧縮方法を利用して、上述の
ようにして、通過点決定回路315aで決定された偏移
基準線(Warping Line)を通過する点(x2 ,y2 )、
偏移基準線の傾き決定回路315bで決定された偏移基
準線(Warping Line)の傾き slope、及び偏移角決定回
路315cで決定された偏移角(Warping angle)φに
基づき、画素値変換を行うことで、ダイナミックレンジ
圧縮画像信号を得る。このとき、磁気ディスクドライブ
310は、CPU308の制御により、図示していない
磁気ディスクにファイルした生画像信号をCPUバス3
07を介して演算回路315dに転送する。したがっ
て、演算回路315dは、CPUバス307を介して転
送されてきた生画像信号に上述の画素値変換を行うこと
でダイナミックレンジ圧縮画像信号を得る。
【0115】この演算回路315dでダイナミックレン
ジ圧縮処理が行われた画像信号(ダイナミックレンジ圧
縮画像信号)は、CPU308の制御により、CPUバ
ス307を介して磁気ディスクドライバ310及び画像
表示器312に各々転送される。
【0116】磁気ディスクドライバ310は、CPUバ
ス307を介して転送されてきたダイナミックレンジ圧
縮画像信号を、画像処理後のX線胸部画像情報として、
図示していない磁気ディスクにファイルする。これと同
時に、画像表示器(DPU)312は、CPUバス30
7を介して転送されてきたダイナミックレンジ圧縮画像
信号に基づいたX線胸部画像の画面表示を行う。
【0117】上述のように、本実施の形態では、ダイナ
ミックレンジ圧縮を行う際のパラメータ(偏移基準線
(Warping Line)を通過する点(x2 ,y2 ))を、対
象画像の特性に依存して、また、対象画像の特徴に適す
るように自動決定する。例えば、縦隔部分にセグメント
された部分の重心、又は肺縦境界部分の平均を、偏移基
準線(Warping Line)を通過する点(x2 ,y2 )とし
て決定する。これにより、対象画像に対して、最適なダ
イナミックレンジ圧縮を行うことができるため、常に安
定した所望する状態のX線胸部画像を得ることができ
る。また、偏移基準線(Warping Line)の傾き slopeを
変化させることで、ダイナミックレンジ圧縮の圧縮量を
制御することができるため、コントラストも制御するこ
とができる。これにより、さらに所望する状態のX線胸
部画像を得ることができる。さらに、偏移角(Warping
angle)φについても、分布の持つノイズに対して頑健
となるように決定することで、より良好な状態のX線胸
部画像を得ることができる。
【0118】尚、上述した画像処理装置300では、画
像縮小回路313でX線画像の縮小処理を行って、この
画像縮小回路313で得られた縮小画像をセグメンテー
ション回路314に供給するものとしたが、画像縮小回
路313を設けずに、前処理回路306で前処理が行わ
れた画像(原画像)をそのままセグメンテーション回路
314に供給するようにしてもよい。
【0119】また、本発明は、上記図7に示したような
1つの機器からなる装置に適用しても、複数の機器から
構成されるシステムに適用してもよい。
【0120】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ダ
イナミックレンジ圧縮処理が、対象画像の特性に依存し
て実行され、また、対象画像の特徴に最適に実行され
る。これにより、常に高品位且つ安定した画像を効率的
に得ることができる。例えば、対象画像をX線胸部画像
とし、第1の部位を縦隔部、第2の部位を肺野部とした
場合、ダイナミックレンジ圧縮を行う際のパラメータ
(偏移基準線(Warping Line)の通過点等)を、対象画
像の特性に依存して、また、対象画像の特徴に適するよ
うに自動決定する。具体的には、縦隔部分にセグメント
された部分の重心、又は肺縦境界部分の平均を、偏移基
準線(Warping Line)を通過する点(x2 ,y2 )とし
て決定する。これにより、X線胸部画像に対して、最適
なダイナミックレンジ圧縮を行うことができるため、常
に安定した所望する状態のX線胸部画像を得ることがで
きる。また、偏移基準線(Warping Line)の傾き slope
を変化させることで、ダイナミックレンジ圧縮の圧縮量
を制御することができるため、コントラストも制御する
ことができる。これにより、さらに所望する状態のX線
胸部画像を得ることができる。さらに、偏移角(Warpin
g angle)についても、分布の持つノイズに対して頑健
となるように決定することで、より良好な状態のX線胸
部画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像処理方法において、肺野部画
像のセグメンテーションの結果、及びその結果による縦
隔部画像の決定を説明するための図である。
【図2】肺野部と縦隔部の境界部分の決定を説明するた
めの図である。
【図3】偏移基準線(warping line)の傾きslope を”
0”とした場合の、偏移角(warping angle )の決定を
説明するための図である。
【図4】偏移基準線(warping line)の傾きslope を”
正”とした場合の偏移状態を説明するための図である。
【図5】偏移基準線(warping line)の傾きslope を”
負”とした場合の偏移状態を説明するための図である。
【図6】偏移基準線(warping line)の傾きslope を変
化させた場合の、偏移角(warping angle )の決定を説
明するための図である。
【図7】上記画像処理方法が実施される画像処理装置の
構成を示すブロック図である。
【図8】従来のダイナミックレンジ圧縮を説明するため
の図である。
【符号の説明】
300 画像処理装置 301 X線発生回路 302 X線ビーム 303 被検査体 304 2次元X線センサ 305 データ収集回路 306 前処理回路 307 CPUバス 308 CPU 309 メインメモリ 310 磁気ディスクドライバ 311 操作パネル 312 画像表示器 313 画像縮小回路 314 セグメンテーション回路 315 ダイナミックレンジ圧縮回路 315a 通過点(point )決定回路 315b 傾き(slope )決定回路 315c 偏移角(angle )決定回路 315d 演算回路

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像のダイナミックレンジ圧縮処理ステ
    ップを含む画像処理方法であって、上記ダイナミックレ
    ンジ圧縮処理ステップは、 上記画像を第1の部位と第2の部位に分別する分別ステ
    ップと、 少なくとも上記第1及び第2の部位の何れかの部位に含
    まれる画素の少なくとも2以上の特徴量を抽出する抽出
    ステップと、 上記特徴量の統計量を少なくとも上記第1及び第2の部
    位の何れかの部位に対して求める統計量取得ステップ
    と、 上記統計量に基づいて画素値変換を行う変換ステップと
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 画像のダイナミックレンジ圧縮処理ステ
    ップを含む画像処理方法であって、上記ダイナミックレ
    ンジ圧縮処理ステップは、 上記画像を第1の部位と第2の部位に分別する分別ステ
    ップと、 上記第1の部位と第2の部位の境界部位を求める境界取
    得ステップと、 少なくとも上記第1の部位、第2の部位、及び境界部位
    の何れかの部位に含まれる画素の少なくとも2以上の特
    徴量を抽出する抽出ステップと、 上記特徴量の統計量を少なくとも上記第1の部位、第2
    の部位、及び境界部位の何れかの部位に対して求める統
    計量取得ステップと、 上記統計量に基づいて画素値変換を行う変換ステップと
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  3. 【請求項3】 上記画像は、X線画像であり、 上記分別ステップは、上記X線画像において、X線が透
    過しやすい部位を上記第1の部位として、X線が透過し
    やすい部位を上記第2の部位として分別するステップを
    含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理
    方法。
  4. 【請求項4】 上記抽出ステップは、少なくとも画素値
    と周辺平均画素値からなる上記特徴量を抽出するステッ
    プを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像
    処理方法。
  5. 【請求項5】 上記抽出ステップは、少なくとも画素値
    と周辺平均画素値からなる上記特徴量を抽出するステッ
    プを含み、 上記変換ステップは、上記画素値及び上記周辺平均画素
    値を直交する軸とする2次元平面上の基準線を定義する
    ステップと、当該基準線と各画素の上記画素値及び上記
    周辺平均画素値に対応する点の距離に比例した量に基づ
    いて上記画素値を偏移するステップとを含むことを特徴
    とする請求項1又は2に記載の画像処理方法。
  6. 【請求項6】 上記抽出ステップは、少なくとも画素値
    と周辺平均画素値からなる上記特徴量を抽出するステッ
    プを含み、 上記変換ステップは、上記画素値及び上記周辺平均画素
    値を直交する軸とする2次元平面上の基準線を上記統計
    量に応じて定義するステップと、当該基準線と各画素の
    上記画素値及び上記周辺平均画素値に対応する点の距離
    に比例した量に基づいて上記画素値を偏移するステップ
    とを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像
    処理方法。
  7. 【請求項7】 上記変換ステップは、上記統計量に応じ
    て上記基準線の少なくとも通過点及び傾きの何れかを決
    定するステップを含むことを特徴とする請求項6記載の
    画像処理方法。
  8. 【請求項8】 上記変換ステップは、上記2次元平面上
    の第1の点の画素値を、当該第1の点を通過し上記直交
    する軸に対して所定の角度を有する直線と上記基準線の
    交点に対応する第2の点の画素値に変換するステップを
    含むことを特徴とする請求項5又は6に記載の画像処理
    方法。
  9. 【請求項9】 上記変換ステップは、上記2次元平面上
    の第1の点の画素値を、当該第1の点を通過し上記直交
    する軸に対して所定の角度を有する直線と上記基準線の
    交点に対応する第2の点の画素値に変換するステップ
    と、上記統計量に応じて上記所定の角度を決定するステ
    ップとを含むことを特徴とする請求項6記載の画像処理
    方法。
  10. 【請求項10】 上記変換ステップは、上記特徴量の次
    元数と同一次元数で上記画素値変換を行うステップを含
    むことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理方
    法。
  11. 【請求項11】 上記統計量取得ステップは、平均値及
    び条件付平均値からなる上記統計量を求めるステップを
    含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理
    方法。
  12. 【請求項12】 上記画像は、X線画像であり、 上記分別ステップは、上記第1の部位と第2の部位を解
    剖学的に分別するステップを含むことを特徴とする請求
    項1又は2に記載の画像処理方法。
  13. 【請求項13】 画像のダイナミックレンジ圧縮処理を
    行う画像処理装置であって、 上記画像を第1の部位と第2の部位に分別する分別手段
    と、 少なくとも上記第1及び第2の部位の何れかの部位に含
    まれる画素の少なくとも2以上の特徴量を抽出する抽出
    手段と、 上記特徴量の統計量を少なくとも上記第1及び第2の部
    位の何れかの部位に対して求める統計量取得手段と、 上記統計量に基づいて画素値変換を行う変換手段とを備
    えることを特徴とする画像処理装置。
  14. 【請求項14】 画像のダイナミックレンジ圧縮処理を
    行う画像処理装置であって、 上記画像を第1の部位と第2の部位に分別する分別手段
    と、 上記第1の部位と第2の部位の境界部位を求める境界取
    得手段と、 少なくとも上記第1の部位、第2の部位、及び境界部位
    の何れかの部位に含まれる画素の少なくとも2以上の特
    徴量を抽出する抽出手段と、 上記特徴量の統計量を少なくとも上記第1の部位、第2
    の部位、及び境界部位の何れかの部位に対して求める統
    計量取得手段と、 上記統計量に基づいて画素値変換を行う変換手段とを備
    えることを特徴とする画像処理装置。
  15. 【請求項15】 上記画像は、X線画像であり、 上記分別手段は、上記X線画像において、X線が透過し
    やすい部位を上記第1の部位として、X線が透過しやす
    い部位を上記第2の部位として分別することを特徴とす
    る請求項13又は14に記載の画像処理装置。
  16. 【請求項16】 上記抽出手段は、少なくとも画素値と
    周辺平均画素値からなる上記特徴量を抽出することを特
    徴とする請求項13又は14に記載の画像処理装置。
  17. 【請求項17】 上記抽出手段は、少なくとも画素値と
    周辺平均画素値からなる上記特徴量を抽出し、 上記変換手段は、上記画素値及び上記周辺平均画素値を
    直交する軸とする2次元平面上の基準線を定義し、当該
    基準線と各画素の上記画素値及び上記周辺平均画素値に
    対応する点の距離に比例した量に基づいて上記画素値を
    偏移することを特徴とする請求項13又は14に記載の
    画像処理装置。
  18. 【請求項18】 上記抽出手段は、少なくとも画素値と
    周辺平均画素値からなる上記特徴量を抽出し、 上記変換手段は、上記画素値及び上記周辺平均画素値を
    直交する軸とする2次元平面上の基準線を上記統計量に
    応じて定義し、当該基準線と各画素の上記画素値及び上
    記周辺平均画素値に対応する点の距離に比例した量に基
    づいて上記画素値を偏移することを特徴とする請求項1
    3又は14に記載の画像処理装置。
  19. 【請求項19】 上記変換手段は、上記統計量に応じて
    上記基準線の少なくとも通過点及び傾きの何れかを決定
    することを特徴とする請求項18記載の画像処理装置。
  20. 【請求項20】 上記変換手段は、上記2次元平面上の
    第1の点の画素値を、当該第1の点を通過し上記直交す
    る軸に対して所定の角度を有する直線と上記基準線の交
    点に対応する第2の点の画素値に変換することを特徴と
    する請求項17又は18に記載の画像処理装置。
  21. 【請求項21】 上記変換手段は、上記2次元平面上の
    第1の点の画素値を、当該第1の点を通過し上記直交す
    る軸に対して所定の角度を有する直線と上記基準線の交
    点に対応する第2の点の画素値に変換し、上記統計量に
    応じて上記所定の角度を決定することを特徴とする請求
    項18に記載の画像処理装置。
  22. 【請求項22】 上記変換手段は、上記特徴量の次元数
    と同一次元数で上記画素値変換を行うことを特徴とする
    請求項13又は14に記載の画像処理装置。
  23. 【請求項23】 上記統計量取得手段は、平均値及び条
    件付平均値からなる上記統計量を求めることを特徴とす
    る請求項13又は14に記載の画像処理装置。
  24. 【請求項24】 上記画像は、X線画像であり、 上記分別手段は、上記第1の部位と第2の部位を解剖学
    的に分別することを特徴とする請求項13又は14に記
    載の画像処理装置。
  25. 【請求項25】 請求項13〜24の何れかに記載の画
    像処理装置を含むことを特徴とする画像収集装置。
  26. 【請求項26】 請求項13〜24の何れかに記載の画
    像処理装置を含むことを特徴とする画像処理システム。
JP35830097A 1997-12-25 1997-12-25 画像処理方法及び画像処理装置 Expired - Fee Related JP4035216B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35830097A JP4035216B2 (ja) 1997-12-25 1997-12-25 画像処理方法及び画像処理装置
US09/217,132 US6608915B2 (en) 1997-12-25 1998-12-21 Image processing method and apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35830097A JP4035216B2 (ja) 1997-12-25 1997-12-25 画像処理方法及び画像処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11191150A true JPH11191150A (ja) 1999-07-13
JP4035216B2 JP4035216B2 (ja) 2008-01-16

Family

ID=18458587

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35830097A Expired - Fee Related JP4035216B2 (ja) 1997-12-25 1997-12-25 画像処理方法及び画像処理装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6608915B2 (ja)
JP (1) JP4035216B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002325754A (ja) * 2001-04-27 2002-11-12 Canon Inc 画像処理方法および装置
JP2007307188A (ja) * 2006-05-19 2007-11-29 Hitachi Medical Corp 超音波装置
JP2014236842A (ja) * 2013-06-07 2014-12-18 株式会社日立メディコ X線画像診断装置、画像処理方法及び画像処理装置
CN112800823A (zh) * 2021-04-19 2021-05-14 上海普适导航科技股份有限公司 一种水体快速提取方法

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7104686B2 (en) * 2001-05-30 2006-09-12 Canon Kabushiki Kaisha Radiographic apparatus
US7454068B2 (en) * 2003-11-12 2008-11-18 International Business Machines Corporation System and method for providing black white image compression
US7515758B2 (en) * 2004-02-03 2009-04-07 International Business Machines Corporation Black white image compression having print density control
US7830552B2 (en) * 2005-04-15 2010-11-09 International Business Machines Corporation Black white image scaling having print density control and polarity detection
US7756316B2 (en) * 2005-12-05 2010-07-13 Siemens Medicals Solutions USA, Inc. Method and system for automatic lung segmentation
CN101627918A (zh) * 2008-07-18 2010-01-20 Ge医疗系统环球技术有限公司 Ct影像压缩方法和装置
US7916830B2 (en) * 2008-09-11 2011-03-29 Samplify Systems, Inc. Edge detection for computed tomography projection data compression
CN102907057B (zh) 2010-05-20 2015-12-02 惠普发展公司,有限责任合伙企业 网络装置中的交换
JP6855850B2 (ja) * 2017-03-10 2021-04-07 富士通株式会社 類似症例画像検索プログラム、類似症例画像検索装置及び類似症例画像検索方法
JP7309429B2 (ja) 2019-04-16 2023-07-18 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 医用情報処理システム、および医用情報処理装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5228443A (en) * 1992-03-27 1993-07-20 General Electric Company Method for estimation and display of current source distribution from electric and magnetic measurements and 3D anatomical data
US5471987A (en) * 1993-03-30 1995-12-05 Konica Corporation Method of compressing a dynamic range for a radiation image
US5368033A (en) * 1993-04-20 1994-11-29 North American Philips Corporation Magnetic resonance angiography method and apparatus employing an integration projection
US6151404A (en) * 1995-06-01 2000-11-21 Medical Media Systems Anatomical visualization system
EP1156451B1 (en) * 1995-09-29 2004-06-02 Fuji Photo Film Co., Ltd. Image processing method and apparatus
US5909244A (en) * 1996-04-15 1999-06-01 Massachusetts Institute Of Technology Real time adaptive digital image processing for dynamic range remapping of imagery including low-light-level visible imagery
US5835618A (en) * 1996-09-27 1998-11-10 Siemens Corporate Research, Inc. Uniform and non-uniform dynamic range remapping for optimum image display
US6055327A (en) * 1997-07-17 2000-04-25 Aragon; David Bradburn Method of detecting data entry errors by sorting amounts and verifying amount order

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002325754A (ja) * 2001-04-27 2002-11-12 Canon Inc 画像処理方法および装置
JP2007307188A (ja) * 2006-05-19 2007-11-29 Hitachi Medical Corp 超音波装置
JP2014236842A (ja) * 2013-06-07 2014-12-18 株式会社日立メディコ X線画像診断装置、画像処理方法及び画像処理装置
CN112800823A (zh) * 2021-04-19 2021-05-14 上海普适导航科技股份有限公司 一种水体快速提取方法
CN112800823B (zh) * 2021-04-19 2024-04-02 上海普适导航科技股份有限公司 一种水体快速提取方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4035216B2 (ja) 2008-01-16
US6608915B2 (en) 2003-08-19
US20030072480A1 (en) 2003-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109410207B (zh) 一种基于ncc特征的无人机巡线图像输电线路检测方法
EP3236418B1 (en) Image processing apparatus, image processing method, and storage medium
US5426684A (en) Technique for finding the histogram region of interest for improved tone scale reproduction of digital radiographic images
US8295606B2 (en) Device and method for detecting shadow in image
JPH11191150A (ja) 画像処理方法、画像処理装置、画像収集装置、及び画像処理システム
CN106056629A (zh) 通过运动物体检测和扩展去除鬼影的高动态范围成像方法
EP1820447B1 (en) Image processing device, image processing method, and image processing program
JPH1023452A (ja) 画像抽出装置および方法
Jebadass et al. Low contrast enhancement technique for color images using interval-valued intuitionistic fuzzy sets with contrast limited adaptive histogram equalization
Hasikin et al. Adaptive fuzzy intensity measure enhancement technique for non-uniform illumination and low-contrast images
EP1411469A2 (en) Quantifying the sharpness of a digital image
CN114693682A (zh) 一种基于图像处理的脊椎特征识别方法
Zhang et al. Automatic background recognition and removal (ABRR) in computed radiography images
CN113298763B (zh) 一种基于显著性窗口策略的图像质量评估方法
US20030210831A1 (en) Gradation conversion processing
CN114419074B (zh) 4k医疗影像处理方法
Zeng Low-light image enhancement algorithm based on lime with pre-processing and post-processing
JP2004062519A (ja) レーンマーク検出装置
JP5305687B2 (ja) X線動画像撮影システム
US6141399A (en) Image processing method, image processing device, and image processing system
CN111630569A (zh) 双目匹配的方法、视觉成像装置及具有存储功能的装置
JPH11120359A (ja) 画像処理装置および方法、並びに伝送媒体
Ozturk et al. Efficient and natural image fusion method for low-light images based on active contour model and adaptive gamma correction
CN116503742B (zh) 一种基于超像素和图割算法的遥感图像云替补方法
JP3462960B2 (ja) 画像処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040722

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070620

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070626

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070822

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071009

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071029

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131102

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees