JPH11188846A - インキ膜厚の制御方法および制御装置 - Google Patents
インキ膜厚の制御方法および制御装置Info
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- JPH11188846A JPH11188846A JP9359634A JP35963497A JPH11188846A JP H11188846 A JPH11188846 A JP H11188846A JP 9359634 A JP9359634 A JP 9359634A JP 35963497 A JP35963497 A JP 35963497A JP H11188846 A JPH11188846 A JP H11188846A
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- printing
- film thickness
- inking
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F31/00—Inking arrangements or devices
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F33/00—Indicating, counting, warning, control or safety devices
- B41F33/16—Programming systems for automatic control of sequence of operations
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41P—INDEXING SCHEME RELATING TO PRINTING, LINING MACHINES, TYPEWRITERS, AND TO STAMPS
- B41P2233/00—Arrangements for the operation of printing presses
- B41P2233/10—Starting-up the machine
- B41P2233/11—Pre-inking
Landscapes
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】「印刷前準備時間の短縮」、「労働負荷の軽
減」、「印刷資材の節約」、「生産効率の向上」、「生
産コストの低減」、「誤操作防止」等を実現する。 【解決手段】 本刷り作業の終了後（ステップ１０
１）、色替えを行わない印刷ユニットに対し、インキリ
ムービングを実施する（ステップ１０３）。そして、洗
浄作業や刷版の交換作業を行った後、色替えを行わない
印刷ユニットに対してはプレインキング２動作を、色替
えを行う印刷ユニットに対してプレインキング１動作
を、並行して実行する（ステップ１１３、１１４）。
減」、「印刷資材の節約」、「生産効率の向上」、「生
産コストの低減」、「誤操作防止」等を実現する。 【解決手段】 本刷り作業の終了後（ステップ１０
１）、色替えを行わない印刷ユニットに対し、インキリ
ムービングを実施する（ステップ１０３）。そして、洗
浄作業や刷版の交換作業を行った後、色替えを行わない
印刷ユニットに対してはプレインキング２動作を、色替
えを行う印刷ユニットに対してプレインキング１動作
を、並行して実行する（ステップ１１３、１１４）。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、インキツボ内の
インキをインキローラ群を介して刷版へ供給するインカ
ーにおけるインキ膜厚の制御方法および制御装置に関す
るものである。
インキをインキローラ群を介して刷版へ供給するインカ
ーにおけるインキ膜厚の制御方法および制御装置に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】図８に輪転印刷機における各印刷ユニッ
ト内のインカー（インキ供給装置）の要部を示す。同図
において、１はインキツボ、２はインキツボ１に蓄えら
れたインキ、３はインキツボローラ、４（４−１〜４−
ｎ）はインキツボローラ３の軸方向に複数並設して設け
られたインキツボキー、５はインキ移しローラ、６はイ
ンキローラ群、７は刷版、８は版胴、９はインキローラ
群６の軸方向に複数並設して設けられた洗浄液を吐出す
るノズル、１０はインキローラ洗浄装置である。
ト内のインカー（インキ供給装置）の要部を示す。同図
において、１はインキツボ、２はインキツボ１に蓄えら
れたインキ、３はインキツボローラ、４（４−１〜４−
ｎ）はインキツボローラ３の軸方向に複数並設して設け
られたインキツボキー、５はインキ移しローラ、６はイ
ンキローラ群、７は刷版、８は版胴、９はインキローラ
群６の軸方向に複数並設して設けられた洗浄液を吐出す
るノズル、１０はインキローラ洗浄装置である。
【０００３】このインキ供給装置は、インキツボキー４
−１〜４−ｎの開度調整によってインキツボ１内のイン
キ２をインキツボローラ３に供給し、このインキツボロ
ーラ３に供給されたインキをインキ移しローラ５の呼び
出し動作によりインキローラ群６を介して刷版７へ供給
する。
−１〜４−ｎの開度調整によってインキツボ１内のイン
キ２をインキツボローラ３に供給し、このインキツボロ
ーラ３に供給されたインキをインキ移しローラ５の呼び
出し動作によりインキローラ群６を介して刷版７へ供給
する。
【０００４】刷版７を交換して新しい刷版７’とした場
合、この新刷版７’の絵柄に応じた値にインキツボキー
４−１〜４−ｎの開度やインキツボローラ３の回転量な
どがプリセットされる。すなわち、インキツボキー４−
１〜４−ｎの開度やインキツボローラ３の回転量などを
新刷版７’の絵柄に応じた値として、インキツボ１内の
インキ２がインキローラ群６を介して新刷版７’へ供給
される。この場合、本刷りの前に試刷りを行って、イン
キ供給量を調整し、満足すべき色調を得る。これによ
り、インキローラ群６には、所望のインキ膜厚分布（イ
ンキ膜厚さの勾配）が作られる。
合、この新刷版７’の絵柄に応じた値にインキツボキー
４−１〜４−ｎの開度やインキツボローラ３の回転量な
どがプリセットされる。すなわち、インキツボキー４−
１〜４−ｎの開度やインキツボローラ３の回転量などを
新刷版７’の絵柄に応じた値として、インキツボ１内の
インキ２がインキローラ群６を介して新刷版７’へ供給
される。この場合、本刷りの前に試刷りを行って、イン
キ供給量を調整し、満足すべき色調を得る。これによ
り、インキローラ群６には、所望のインキ膜厚分布（イ
ンキ膜厚さの勾配）が作られる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
インキ供給装置では、刷版７を交換して新刷版７’とす
る際、旧刷版７に対するインキ膜厚分布がインキローラ
群６に残っている。この場合、色替えを行う場合と、色
替えを行わない場合とがある。色替えを行わない場合に
は、インキローラ群６にインキを残したままで、旧刷版
７に対するインキ膜厚分布を新刷版７’に対するインキ
膜厚分布に徐々に変えて行く。この場合、満足すべき色
調を得るまでにインキ供給量の調整と試刷りを過大に必
要とし、「印刷前準備時間の増加」、「労働負荷の増
大」、「印刷資材の浪費」、「生産効率の低下」、「コ
ストアップ」等の問題が生じる。色替えを行う場合に
は、インキの洗浄作業を行うと共にインキツボ１内のイ
ンキの交換を行う。この場合、インキローラ群６がイン
キを保有していない状態となり、インキローラ群６に対
して最初から新刷版７’に対するインキ膜厚分布を形成
して行かなければならず、インキ膜厚分布を平衡状態と
するまでに時間がかかり、「印刷前準備時間の増加」、
「労働負荷の増大」、「印刷資材の浪費」、「生産効率
の低下」、「コストアップ」等の問題が生じる。
インキ供給装置では、刷版７を交換して新刷版７’とす
る際、旧刷版７に対するインキ膜厚分布がインキローラ
群６に残っている。この場合、色替えを行う場合と、色
替えを行わない場合とがある。色替えを行わない場合に
は、インキローラ群６にインキを残したままで、旧刷版
７に対するインキ膜厚分布を新刷版７’に対するインキ
膜厚分布に徐々に変えて行く。この場合、満足すべき色
調を得るまでにインキ供給量の調整と試刷りを過大に必
要とし、「印刷前準備時間の増加」、「労働負荷の増
大」、「印刷資材の浪費」、「生産効率の低下」、「コ
ストアップ」等の問題が生じる。色替えを行う場合に
は、インキの洗浄作業を行うと共にインキツボ１内のイ
ンキの交換を行う。この場合、インキローラ群６がイン
キを保有していない状態となり、インキローラ群６に対
して最初から新刷版７’に対するインキ膜厚分布を形成
して行かなければならず、インキ膜厚分布を平衡状態と
するまでに時間がかかり、「印刷前準備時間の増加」、
「労働負荷の増大」、「印刷資材の浪費」、「生産効率
の低下」、「コストアップ」等の問題が生じる。
【０００６】また、従来においては、印刷ユニット毎
に、単独作業としてインキ膜厚分布の形成作業を個々
（直列的に）に行っている。このため、本刷り開始まで
の時間が長引き、生産性が阻害され、生産コストのアッ
プを招いていた。また、インキ膜厚分布の形成作業は個
々の印刷ユニットで異なり、操作が煩雑となり、オペレ
ータに過大な作業負荷を与えていた。また、類似してい
る作業を繰り返し行うため、誤操作を防止することが難
しく、慢性的に作業ロスを発生させて、不必要なインキ
膜厚の補正作業を行っていた。
に、単独作業としてインキ膜厚分布の形成作業を個々
（直列的に）に行っている。このため、本刷り開始まで
の時間が長引き、生産性が阻害され、生産コストのアッ
プを招いていた。また、インキ膜厚分布の形成作業は個
々の印刷ユニットで異なり、操作が煩雑となり、オペレ
ータに過大な作業負荷を与えていた。また、類似してい
る作業を繰り返し行うため、誤操作を防止することが難
しく、慢性的に作業ロスを発生させて、不必要なインキ
膜厚の補正作業を行っていた。
【０００７】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、「印刷前準
備時間の短縮」、「労働負荷の軽減」、「印刷資材の節
約」、「生産効率の向上」、「生産コストの低減」、
「誤操作防止」等を実現することのできるインキ膜厚の
制御方法および制御装置を提供することにある。
なされたもので、その目的とするところは、「印刷前準
備時間の短縮」、「労働負荷の軽減」、「印刷資材の節
約」、「生産効率の向上」、「生産コストの低減」、
「誤操作防止」等を実現することのできるインキ膜厚の
制御方法および制御装置を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、プレインキング１動作によって、
インカー内のインキローラ群に印刷中に必要とされる最
低限のインキ膜厚分布を形成した後、このインキ膜厚分
布に刷版の絵柄に応じたインキ膜厚分布を重畳する第１
のインキ膜厚分布形成工程と、インキリムービング動作
によって、インカー内のインキローラ群に印刷中に必要
とされる最低限のインキ膜厚分布を残した後、プレイン
キング２動作によって、このインキ膜厚分布に刷版の絵
柄に応じたインキ膜厚分布を重畳する第２のインキ膜厚
分布形成工程とを設け、印刷ユニット毎にプレインキン
グ１動作を行うかプレインキング２動作を行うかを設定
し、このプレインキング動作の設定に基づいて印刷ユニ
ット毎にプレインキング１動作又はプレインキング２動
作を並行して実行するようにしたものである。この発明
によれば、各印刷ユニットにおいて、プレインキング１
動作とプレインキング２動作とが並行して実行される。
この場合、プレインキング１動作が設定された印刷ユニ
ットでは、インカー内のインキローラ群に印刷中に必要
とされる最低限のインキ膜厚分布が形成された後、この
インキ膜厚分布に刷版の絵柄に応じたインキ膜厚分布が
重畳される。プレインキング２動作が設定された印刷ユ
ニットでは、インキリムービング動作によってインキロ
ーラ群に残されている印刷中に必要とされる最低限のイ
ンキ膜厚分布に、刷版の絵柄に応じたインキ膜厚分布が
重畳される。
るために、本発明は、プレインキング１動作によって、
インカー内のインキローラ群に印刷中に必要とされる最
低限のインキ膜厚分布を形成した後、このインキ膜厚分
布に刷版の絵柄に応じたインキ膜厚分布を重畳する第１
のインキ膜厚分布形成工程と、インキリムービング動作
によって、インカー内のインキローラ群に印刷中に必要
とされる最低限のインキ膜厚分布を残した後、プレイン
キング２動作によって、このインキ膜厚分布に刷版の絵
柄に応じたインキ膜厚分布を重畳する第２のインキ膜厚
分布形成工程とを設け、印刷ユニット毎にプレインキン
グ１動作を行うかプレインキング２動作を行うかを設定
し、このプレインキング動作の設定に基づいて印刷ユニ
ット毎にプレインキング１動作又はプレインキング２動
作を並行して実行するようにしたものである。この発明
によれば、各印刷ユニットにおいて、プレインキング１
動作とプレインキング２動作とが並行して実行される。
この場合、プレインキング１動作が設定された印刷ユニ
ットでは、インカー内のインキローラ群に印刷中に必要
とされる最低限のインキ膜厚分布が形成された後、この
インキ膜厚分布に刷版の絵柄に応じたインキ膜厚分布が
重畳される。プレインキング２動作が設定された印刷ユ
ニットでは、インキリムービング動作によってインキロ
ーラ群に残されている印刷中に必要とされる最低限のイ
ンキ膜厚分布に、刷版の絵柄に応じたインキ膜厚分布が
重畳される。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
き詳細に説明する。図２は本発明を適用してなる８色枚
葉輪転印刷機を示す図である。同図において、１１−１
〜１１−８は各色の印刷ユニットであり、この印刷ユニ
ット１１−１〜１１−８内に図８に示したインキ供給装
置が各個に設けられている。
き詳細に説明する。図２は本発明を適用してなる８色枚
葉輪転印刷機を示す図である。同図において、１１−１
〜１１−８は各色の印刷ユニットであり、この印刷ユニ
ット１１−１〜１１−８内に図８に示したインキ供給装
置が各個に設けられている。
【００１０】また、この輪転印刷機には、図３に示すよ
うな操作デスク１３が排紙部１２の後方に配置されてい
る。この操作デスク１３は、そのデスク上面を操作盤１
３−１とし、この操作盤１３−１に操作部１３−２およ
び表示部１３−３が設けられている。また、操作デスク
１３のデスク上面には、試刷りシステム（この例では、
パソコン）１４が載置されている。なお、この実施の形
態では、図示してはいないが操作デスク１３内に制御装
置が設置されており、この制御装置と合わせて試刷りシ
ステム１４が構成されている。
うな操作デスク１３が排紙部１２の後方に配置されてい
る。この操作デスク１３は、そのデスク上面を操作盤１
３−１とし、この操作盤１３−１に操作部１３−２およ
び表示部１３−３が設けられている。また、操作デスク
１３のデスク上面には、試刷りシステム（この例では、
パソコン）１４が載置されている。なお、この実施の形
態では、図示してはいないが操作デスク１３内に制御装
置が設置されており、この制御装置と合わせて試刷りシ
ステム１４が構成されている。
【００１１】試刷りシステム１４には試刷りデータが予
め標準化されて搭載されている。この場合、試刷りデー
タとは、プレインキング１，インキリムービング，プレ
インキング２，プレインキング（＋）およびプレインキ
ング（−）における「インキ呼び出し回数（インキ移し
回数）」や「試刷り枚数」，「リムービング枚数」など
の設定条件である。
め標準化されて搭載されている。この場合、試刷りデー
タとは、プレインキング１，インキリムービング，プレ
インキング２，プレインキング（＋）およびプレインキ
ング（−）における「インキ呼び出し回数（インキ移し
回数）」や「試刷り枚数」，「リムービング枚数」など
の設定条件である。
【００１２】また、操作盤１３−１には、磁気カード１
５（図４（ａ）参照）やフロッピィディスク１６（図４
（ｂ）参照）などの記録媒体が挿入セットされる差込口
（図示せず）が設けられている。この実施の形態では、
記録媒体に、刷版の絵柄面積情報に基づいて作成された
本刷りデータ（印刷データ）を記録させておく。すなわ
ち、所要の刷版毎に、その刷版が用いられる印刷ユニッ
ト、その印刷ユニットにおけるインキツボキーの開度、
インキツボローラの回転量などの設定値データを本刷り
データとして記録させておく。
５（図４（ａ）参照）やフロッピィディスク１６（図４
（ｂ）参照）などの記録媒体が挿入セットされる差込口
（図示せず）が設けられている。この実施の形態では、
記録媒体に、刷版の絵柄面積情報に基づいて作成された
本刷りデータ（印刷データ）を記録させておく。すなわ
ち、所要の刷版毎に、その刷版が用いられる印刷ユニッ
ト、その印刷ユニットにおけるインキツボキーの開度、
インキツボローラの回転量などの設定値データを本刷り
データとして記録させておく。
【００１３】試刷りシステム１４にはインキローラ群６
の各ローラ上に最適なインキの膜厚を形成するための機
能が搭載されている。これらの機能はメニュー画面Ｍ
（図５参照）に表示される。また、試刷りシステム１４
には、プレインキング１動作とプレインキング２動作と
の並行処理および選択された機能と印刷ユニットとの整
合性を照合する機能（プログラム）が搭載されている。
の各ローラ上に最適なインキの膜厚を形成するための機
能が搭載されている。これらの機能はメニュー画面Ｍ
（図５参照）に表示される。また、試刷りシステム１４
には、プレインキング１動作とプレインキング２動作と
の並行処理および選択された機能と印刷ユニットとの整
合性を照合する機能（プログラム）が搭載されている。
【００１４】この輪転印刷機において印刷ユニット１１
−１〜１１−８における刷版交換に際してのインキロー
ラ群６へのインキ膜厚分布の形成は次のようにして行わ
れる。
−１〜１１−８における刷版交換に際してのインキロー
ラ群６へのインキ膜厚分布の形成は次のようにして行わ
れる。
【００１５】試刷りシステム１４の電源を入れると、そ
のディスプレイ上に、メニュー画面Ｍが出現する。この
メニュー画面Ｍには選択し得る機能として「プレインキ
ング１」，「プレインキング２」，「プレインキング
（＋）」，「プレインキング（−）」，「インキリムー
ビング」，「試刷」が表示される。また、「ユニット選
択」として、印刷ユニット１１−１〜１１−８に対応す
る番号「１」〜「８」が表示される。
のディスプレイ上に、メニュー画面Ｍが出現する。この
メニュー画面Ｍには選択し得る機能として「プレインキ
ング１」，「プレインキング２」，「プレインキング
（＋）」，「プレインキング（−）」，「インキリムー
ビング」，「試刷」が表示される。また、「ユニット選
択」として、印刷ユニット１１−１〜１１−８に対応す
る番号「１」〜「８」が表示される。
【００１６】ここで、本刷り作業の終了後（図１に示す
ステップ１０１）、印刷ユニット１１−１〜１１−８に
ついて、旧刷版７から新刷版７’への交換を行うものと
する。この場合、例えば、印刷ユニット１１−１，１１
−２，１１−７，１１−８については色替えを行わず、
印刷ユニット１１−３〜１１−６については色替えを行
うものとする。
ステップ１０１）、印刷ユニット１１−１〜１１−８に
ついて、旧刷版７から新刷版７’への交換を行うものと
する。この場合、例えば、印刷ユニット１１−１，１１
−２，１１−７，１１−８については色替えを行わず、
印刷ユニット１１−３〜１１−６については色替えを行
うものとする。
【００１７】この場合、オペレータは、メニュー画面Ｍ
の「ユニット選択」において、印刷ユニット１１−１，
１１−２，１１−７，１１−８に対応する番号「１」，
「２」，「７」，「８」を選択のうえ、「インキリムー
ビング」を選択する（ステップ１０２）。すなわち、印
刷ユニット１１−１，１１−２，１１−７，１１−８に
対し、ディスプレイ上でインキリムービング動作を設定
する（ステップ１０２）。
の「ユニット選択」において、印刷ユニット１１−１，
１１−２，１１−７，１１−８に対応する番号「１」，
「２」，「７」，「８」を選択のうえ、「インキリムー
ビング」を選択する（ステップ１０２）。すなわち、印
刷ユニット１１−１，１１−２，１１−７，１１−８に
対し、ディスプレイ上でインキリムービング動作を設定
する（ステップ１０２）。
【００１８】この時、印刷ユニット１１−１，１１−
２，１１−７，１１−８におけるインキローラ群６に
は、上流から下流になるにしたがって薄くなる印刷中に
必要とされる最低限のインキ膜厚分布Ｍａ（図６（ａ）
参照）に対し、刷版７の絵柄に応じたインキ膜厚分布Ｍ
ｂ（図６（ｂ）参照）が重畳されている。
２，１１−７，１１−８におけるインキローラ群６に
は、上流から下流になるにしたがって薄くなる印刷中に
必要とされる最低限のインキ膜厚分布Ｍａ（図６（ａ）
参照）に対し、刷版７の絵柄に応じたインキ膜厚分布Ｍ
ｂ（図６（ｂ）参照）が重畳されている。
【００１９】印刷ユニット１１−１，１１−２，１１−
７，１１−８に対してインキリムービング動作が設定さ
れると、試刷りシステム１４は、印刷ユニット１１−
１，１１−２，１１−７，１１−８内のインキ移しロー
ラ５の呼び出し動作をオフとしたうえ、旧刷版７を装着
したままの状態で本機を運転し、所定枚数の印刷を行
い、これによってインキローラ群６に上流から下流にな
るにしたがって薄くなる印刷中に必要とされる最低限の
インキ膜厚分布Ｍａを残す（ステップ１０３）。
７，１１−８に対してインキリムービング動作が設定さ
れると、試刷りシステム１４は、印刷ユニット１１−
１，１１−２，１１−７，１１−８内のインキ移しロー
ラ５の呼び出し動作をオフとしたうえ、旧刷版７を装着
したままの状態で本機を運転し、所定枚数の印刷を行
い、これによってインキローラ群６に上流から下流にな
るにしたがって薄くなる印刷中に必要とされる最低限の
インキ膜厚分布Ｍａを残す（ステップ１０３）。
【００２０】インキリムービングを行っている間、イン
キ移しローラ５の呼び出し動作を停止したままの状態で
印刷が行われるため、インキツボ１内のインキ２はイン
キローラ群６には一切供給されない。このため、インキ
ローラ群６で保有されているインキは、刷版７の絵柄部
のみが印刷によって消費される。この結果、インキの履
歴が解消され、印刷中に必要とされる最低限のインキ膜
厚分布Ｍａが残る。
キ移しローラ５の呼び出し動作を停止したままの状態で
印刷が行われるため、インキツボ１内のインキ２はイン
キローラ群６には一切供給されない。このため、インキ
ローラ群６で保有されているインキは、刷版７の絵柄部
のみが印刷によって消費される。この結果、インキの履
歴が解消され、印刷中に必要とされる最低限のインキ膜
厚分布Ｍａが残る。
【００２１】インキリムービングの終了後、オペレータ
は、印刷ユニット１１−１〜１１−８にセットしようと
する新刷版７’の本刷りデータが記録されている記録媒
体を操作盤１３−１の差込口にセットする（ステップ１
０４）。そして、オペレータは、印刷ユニット１１−１
〜１１−８について、プレインキング１動作を行うかプ
レインキング２動作を行うかを設定する（ステップ１０
５）。
は、印刷ユニット１１−１〜１１−８にセットしようと
する新刷版７’の本刷りデータが記録されている記録媒
体を操作盤１３−１の差込口にセットする（ステップ１
０４）。そして、オペレータは、印刷ユニット１１−１
〜１１−８について、プレインキング１動作を行うかプ
レインキング２動作を行うかを設定する（ステップ１０
５）。
【００２２】すなわち、オペレータは、メニュー画面Ｍ
の「ユニット選択」において、印刷ユニット１１−１，
１１−２，１１−７，１１−８に対応する番号「１」，
「２」，「７」，「８」を選択のうえ、「プレインキン
グ２」を選択する。また、印刷ユニット１１−３，１１
−４，１１−５，１１−６に対応する番号「３」，
「４」，「５」，「６」を選択のうえ、「プレインキン
グ１」を選択する。すなわち、色替えを行わない印刷ユ
ニット１１−１，１１−２，１１−７，１１−８に対し
てはディスプレイ上でプレインキング２動作を設定し、
色替えを行う印刷ユニット１１−３，１１−４，１１−
５，１１−６に対してはディスプレイ上でプレインキン
グ１動作を設定する。この場合、メニュー画面Ｍにおい
て、選択された「プレインキング１」，「プレインキン
グ２」の表示色が変わり、双方のプレインキング機能が
混在して選択された状態となる。
の「ユニット選択」において、印刷ユニット１１−１，
１１−２，１１−７，１１−８に対応する番号「１」，
「２」，「７」，「８」を選択のうえ、「プレインキン
グ２」を選択する。また、印刷ユニット１１−３，１１
−４，１１−５，１１−６に対応する番号「３」，
「４」，「５」，「６」を選択のうえ、「プレインキン
グ１」を選択する。すなわち、色替えを行わない印刷ユ
ニット１１−１，１１−２，１１−７，１１−８に対し
てはディスプレイ上でプレインキング２動作を設定し、
色替えを行う印刷ユニット１１−３，１１−４，１１−
５，１１−６に対してはディスプレイ上でプレインキン
グ１動作を設定する。この場合、メニュー画面Ｍにおい
て、選択された「プレインキング１」，「プレインキン
グ２」の表示色が変わり、双方のプレインキング機能が
混在して選択された状態となる。
【００２３】そして、オペレータは、色替えが必要な印
刷ユニットのみを印刷機側で選択し、すなわち印刷ユニ
ット１１−３，１１−４，１１−５，１１−６を印刷機
側で選択し、インキローラ洗浄装置９，１０等を用い
て、インキローラ群６およびインキツボ１が保有してい
るインキの除去と清掃を行った後、新しいインキをイン
キツボ１に入れる（ステップ１０６）。
刷ユニットのみを印刷機側で選択し、すなわち印刷ユニ
ット１１−３，１１−４，１１−５，１１−６を印刷機
側で選択し、インキローラ洗浄装置９，１０等を用い
て、インキローラ群６およびインキツボ１が保有してい
るインキの除去と清掃を行った後、新しいインキをイン
キツボ１に入れる（ステップ１０６）。
【００２４】ここまでの工程により、色替えを行わない
印刷ユニット１１−１，１１−２，１１−７，１１−８
では、そのインキローラ群６に印刷中に必要とされる最
低限のインキ膜厚分布Ｍａが形成された状態となり、色
替えを行う印刷ユニット１１−３，１１−４，１１−
５，１１−６では、そのインキローラ群６に一切のイン
キ膜厚分布が形成されてない（インキを保有していな
い）状態となる。
印刷ユニット１１−１，１１−２，１１−７，１１−８
では、そのインキローラ群６に印刷中に必要とされる最
低限のインキ膜厚分布Ｍａが形成された状態となり、色
替えを行う印刷ユニット１１−３，１１−４，１１−
５，１１−６では、そのインキローラ群６に一切のイン
キ膜厚分布が形成されてない（インキを保有していな
い）状態となる。
【００２５】次に、オペレータは、印刷ユニット１１−
１〜１１−８について、ブラン洗浄装置１７（図７参
照）を作動させて、ブランケット胴（ゴム胴）１８に対
する洗浄を行う（ステップ１０７）。なお、図７におい
て、１９は圧胴、２０は圧胴洗浄装置である。また、こ
の時、試刷りシステム１４は、印刷ユニット１１−１〜
１１−８について、ステップ１０４でセットされた記録
媒体からの本刷りデータのプリセットを行う（ステップ
１０８）。そして、オペレータは、ステップ１０７での
ブランケット洗浄作業およびステップ１０８での印刷デ
ータのプリセット後、印刷ユニット１１−１〜１１−８
について旧刷版７から新刷版７’への交換を行う（ステ
ップ１０９）。
１〜１１−８について、ブラン洗浄装置１７（図７参
照）を作動させて、ブランケット胴（ゴム胴）１８に対
する洗浄を行う（ステップ１０７）。なお、図７におい
て、１９は圧胴、２０は圧胴洗浄装置である。また、こ
の時、試刷りシステム１４は、印刷ユニット１１−１〜
１１−８について、ステップ１０４でセットされた記録
媒体からの本刷りデータのプリセットを行う（ステップ
１０８）。そして、オペレータは、ステップ１０７での
ブランケット洗浄作業およびステップ１０８での印刷デ
ータのプリセット後、印刷ユニット１１−１〜１１−８
について旧刷版７から新刷版７’への交換を行う（ステ
ップ１０９）。
【００２６】印刷ユニット１１−１〜１１−８における
刷版の交換後、試刷りシステム１４は、選択された機能
と印刷ユニットとの整合性を照合する（ステップ１１
０）。すなわち、インキリムービングとインキ洗浄作業
の制御結果と印刷機の運転情報に基づいて、選択された
機能と印刷ユニットが正しいかを自動的に照合を行い判
断する。
刷版の交換後、試刷りシステム１４は、選択された機能
と印刷ユニットとの整合性を照合する（ステップ１１
０）。すなわち、インキリムービングとインキ洗浄作業
の制御結果と印刷機の運転情報に基づいて、選択された
機能と印刷ユニットが正しいかを自動的に照合を行い判
断する。
【００２７】具体的に言えば、ステップ１０５でのプレ
インキング動作の設定に対し、各印刷ユニット１１にお
けるインキローラ群６へのインキ膜厚分布の形成状態が
正しいか否かを確認する。すなわち、プレインキング１
動作が設定された印刷ユニット１１については、そのイ
ンキローラ群６がインキを保有していない状態にあるか
否かをチェックする。また、プレインキング２動作が設
定された印刷ユニット１１については、そのインキロー
ラ群６に印刷中に必要とされる最低限のインキ膜厚分布
Ｍａが残された状態にあるか否かをチェックする。具体
的には、プレインキング１動作が設定された印刷ユニッ
ト１１については、ステップ１０２においてインキリム
ービングが選択されていなかったか、プレインキング２
動作が設定された印刷ユニット１１については、ステッ
プ１０２でインキリムービングが選択されていたかをチ
ェックする。尚、プレインキング１のチェックについて
は、インカー内にインキを検出するセンサを設け、直接
的にインキがあるかどうかを検出してもよい。
インキング動作の設定に対し、各印刷ユニット１１にお
けるインキローラ群６へのインキ膜厚分布の形成状態が
正しいか否かを確認する。すなわち、プレインキング１
動作が設定された印刷ユニット１１については、そのイ
ンキローラ群６がインキを保有していない状態にあるか
否かをチェックする。また、プレインキング２動作が設
定された印刷ユニット１１については、そのインキロー
ラ群６に印刷中に必要とされる最低限のインキ膜厚分布
Ｍａが残された状態にあるか否かをチェックする。具体
的には、プレインキング１動作が設定された印刷ユニッ
ト１１については、ステップ１０２においてインキリム
ービングが選択されていなかったか、プレインキング２
動作が設定された印刷ユニット１１については、ステッ
プ１０２でインキリムービングが選択されていたかをチ
ェックする。尚、プレインキング１のチェックについて
は、インカー内にインキを検出するセンサを設け、直接
的にインキがあるかどうかを検出してもよい。
【００２８】この場合、プレインキング１動作が設定さ
れた印刷ユニット１１−３，１１−４，１１−５，１１
−６について、そのインキローラ群６がインキを保有し
ていない状態にあることを確認のうえ、また、プレイン
キング２動作が設定された印刷ユニット１１−１，１１
−２，１１−７，１１−８について、そのインキローラ
群６に印刷中に必要とされる最低限のインキ膜厚分布Ｍ
ａが残された状態にあることを確認のうえ、ステップ１
１２へ進む。ステップ１１０で、整合性が得られなかっ
た場合は、メニュー画面Ｍの「ユニット選択」におい
て、対応する印刷ユニットの番号の点滅表示（選択エラ
ーの表示）を行い（ステップ１１１）、選択ミスをオペ
レータに知らせる。オペレータは、この選択エラーの表
示に基づいて、ステップ１０５での選択内容の変更を行
う。
れた印刷ユニット１１−３，１１−４，１１−５，１１
−６について、そのインキローラ群６がインキを保有し
ていない状態にあることを確認のうえ、また、プレイン
キング２動作が設定された印刷ユニット１１−１，１１
−２，１１−７，１１−８について、そのインキローラ
群６に印刷中に必要とされる最低限のインキ膜厚分布Ｍ
ａが残された状態にあることを確認のうえ、ステップ１
１２へ進む。ステップ１１０で、整合性が得られなかっ
た場合は、メニュー画面Ｍの「ユニット選択」におい
て、対応する印刷ユニットの番号の点滅表示（選択エラ
ーの表示）を行い（ステップ１１１）、選択ミスをオペ
レータに知らせる。オペレータは、この選択エラーの表
示に基づいて、ステップ１０５での選択内容の変更を行
う。
【００２９】ステップ１１２において、試刷りシステム
１４は、印刷ユニット１１−１〜１１−８についてその
インキローラ群６へのインキの供給を開始する。この場
合、試刷りシステム１４は、色替えを行う印刷ユニット
１１−３，１１−４，１１−５，１１−６に対して設定
されているプレインキング１動作と、色替えを行わない
印刷ユニット１１−１，１１−２，１１−７，１１−８
について設定されているプレインキング２動作とを並行
して実行する（ステップ１１３，１１４）。なお、この
場合、プレインキング１，プレインキング２の何れか一
方の機能をスタートさせると、双方のプレインキング機
能が作動を開始し、プレインキング１動作とプレインキ
ング２動作とが並行して実行される。
１４は、印刷ユニット１１−１〜１１−８についてその
インキローラ群６へのインキの供給を開始する。この場
合、試刷りシステム１４は、色替えを行う印刷ユニット
１１−３，１１−４，１１−５，１１−６に対して設定
されているプレインキング１動作と、色替えを行わない
印刷ユニット１１−１，１１−２，１１−７，１１−８
について設定されているプレインキング２動作とを並行
して実行する（ステップ１１３，１１４）。なお、この
場合、プレインキング１，プレインキング２の何れか一
方の機能をスタートさせると、双方のプレインキング機
能が作動を開始し、プレインキング１動作とプレインキ
ング２動作とが並行して実行される。
【００３０】プレインキング１動作では、インキツボキ
ー４−１〜４−ｎの開度を所定開度（例えば、５０％）
としたうえ、またインキツボローラ３の回転量を所定量
（例えば、５０％）としたうえ、本機を運転し、インキ
移しローラ５を所定回数呼び出し動作させて、印刷中に
必要とされる最低限のインキ膜厚分布Ｍａをインキロー
ラ群６に形成する（プレインキング１の第１ステッ
プ）。そして、この後、本刷りデータの変換プリセット
完了後、インキ移しローラ５を所定回数呼び出し動作さ
せて、インキローラ群６に形成されている印刷中に必要
とされる最低限のインキ膜厚分布Ｍａに刷版７’の絵柄
に応じたインキ膜厚分布Ｍｂを重畳する（プレインキン
グ１の第２ステップ）。
ー４−１〜４−ｎの開度を所定開度（例えば、５０％）
としたうえ、またインキツボローラ３の回転量を所定量
（例えば、５０％）としたうえ、本機を運転し、インキ
移しローラ５を所定回数呼び出し動作させて、印刷中に
必要とされる最低限のインキ膜厚分布Ｍａをインキロー
ラ群６に形成する（プレインキング１の第１ステッ
プ）。そして、この後、本刷りデータの変換プリセット
完了後、インキ移しローラ５を所定回数呼び出し動作さ
せて、インキローラ群６に形成されている印刷中に必要
とされる最低限のインキ膜厚分布Ｍａに刷版７’の絵柄
に応じたインキ膜厚分布Ｍｂを重畳する（プレインキン
グ１の第２ステップ）。
【００３１】プレインキング２動作では、本刷りデータ
にプリセットされた状態で、本機を運転し、インキ移し
ローラ５を所定回数呼び出し動作させて、インキローラ
群６に残されている印刷中に必要とされる最低限のイン
キ膜厚分布Ｍａに新刷版７’の絵柄に応じたインキ膜厚
分布Ｍｂを重畳する。但し、このプレインキング２動作
は、プレインキング１の第１ステップの作動が完了した
後、第２ステップの作動開始に同調して作動を開始させ
る。
にプリセットされた状態で、本機を運転し、インキ移し
ローラ５を所定回数呼び出し動作させて、インキローラ
群６に残されている印刷中に必要とされる最低限のイン
キ膜厚分布Ｍａに新刷版７’の絵柄に応じたインキ膜厚
分布Ｍｂを重畳する。但し、このプレインキング２動作
は、プレインキング１の第１ステップの作動が完了した
後、第２ステップの作動開始に同調して作動を開始させ
る。
【００３２】ステップ１１３および１１４でのプレイン
キング１動作とプレインキング２動作の実行が終了する
と（ステップ１１５）、オペレータは、試刷り作業を経
て（ステップ１１６）、本刷り作業へ移行する（ステッ
プ１１７）。なお、設定された機能の解除は、試刷りシ
ステム１４における図示されていない専用キーを操作し
て行う。
キング１動作とプレインキング２動作の実行が終了する
と（ステップ１１５）、オペレータは、試刷り作業を経
て（ステップ１１６）、本刷り作業へ移行する（ステッ
プ１１７）。なお、設定された機能の解除は、試刷りシ
ステム１４における図示されていない専用キーを操作し
て行う。
【００３３】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、プレインキング１動作が設定された印刷
ユニットでは、インカー内のインキローラ群に印刷中に
必要とされる最低限のインキ膜厚分布が形成された後、
このインキ膜厚分布に刷版の絵柄に応じたインキ膜厚分
布が重畳されるものとなり、プレインキング２動作が設
定された印刷ユニットでは、インキリムービング動作に
よってインキローラ群に残されている印刷中に必要とさ
れる最低限のインキ膜厚分布に、刷版の絵柄に応じたイ
ンキ膜厚分布が重畳されるものとなり、インキ膜厚分布
を新刷版に対するインキ膜厚分布とするまでの時間が短
縮され、「印刷前準備時間の短縮」、「労働負荷の軽
減」、「印刷資材の節約」、「生産効率の向上」、「生
産コストの低減」が図られるものとなる。また、本発明
によれば、各印刷ユニットにおいて、プレインキング１
動作とプレインキング２動作とが並行して実行されるも
のとなり、本刷り開始までの所要時間を短縮して、生産
性を向上し、生産コストをダウンすることが可能とな
る。また、個々の印刷ユニットでインキ膜厚分布の形成
作業が異なるものの、一度の設定で各印刷ユニットで並
列的にインキ膜厚分布の形成作業が実行され、オペレー
タへの作業負荷が大幅に軽減される。また、誤操作が防
止され、慢性的に発生していた作業ロスがなくなり、不
必要なインキ膜厚の補正作業を行わなくてもよくなる。
発明によれば、プレインキング１動作が設定された印刷
ユニットでは、インカー内のインキローラ群に印刷中に
必要とされる最低限のインキ膜厚分布が形成された後、
このインキ膜厚分布に刷版の絵柄に応じたインキ膜厚分
布が重畳されるものとなり、プレインキング２動作が設
定された印刷ユニットでは、インキリムービング動作に
よってインキローラ群に残されている印刷中に必要とさ
れる最低限のインキ膜厚分布に、刷版の絵柄に応じたイ
ンキ膜厚分布が重畳されるものとなり、インキ膜厚分布
を新刷版に対するインキ膜厚分布とするまでの時間が短
縮され、「印刷前準備時間の短縮」、「労働負荷の軽
減」、「印刷資材の節約」、「生産効率の向上」、「生
産コストの低減」が図られるものとなる。また、本発明
によれば、各印刷ユニットにおいて、プレインキング１
動作とプレインキング２動作とが並行して実行されるも
のとなり、本刷り開始までの所要時間を短縮して、生産
性を向上し、生産コストをダウンすることが可能とな
る。また、個々の印刷ユニットでインキ膜厚分布の形成
作業が異なるものの、一度の設定で各印刷ユニットで並
列的にインキ膜厚分布の形成作業が実行され、オペレー
タへの作業負荷が大幅に軽減される。また、誤操作が防
止され、慢性的に発生していた作業ロスがなくなり、不
必要なインキ膜厚の補正作業を行わなくてもよくなる。
【図１】 本発明の特徴的な動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図２】 本発明を適用してなる８色枚葉輪転印刷機を
示す図である。
示す図である。
【図３】 この輪転印刷機に付設された操作デスクを示
す図である。
す図である。
【図４】 印刷データが記録された記録媒体を例示する
図である。
図である。
【図５】 操作デスクのデスク面に載置された試刷りシ
ステムのディスプレイに出現するメニュー画面を示す図
である。
ステムのディスプレイに出現するメニュー画面を示す図
である。
【図６】 インキ供給装置のインキローラ群上に形成さ
れるインキ膜厚分布ＭａおよびＭｂを示す図である。
れるインキ膜厚分布ＭａおよびＭｂを示す図である。
【図７】 印刷ユニットにおける各種洗浄装置等の配置
状況を示す図である。
状況を示す図である。
【図８】 インキ供給装置の要部を示す図である。
１…インキツボ、２…インキ、３…インキツボローラ、
４（４−１〜４−ｎ）…インキツボキー、５…インキ移
しローラ、６…インキローラ群、７（７’）…刷版、８
…版胴、１１（１１−１〜１１−８）…印刷ユニット、
１３…操作デスク、１４…試刷りシステム、Ｍ…メニュ
ー画面、１５…磁気カード、１６…フロッピィディス
ク。
４（４−１〜４−ｎ）…インキツボキー、５…インキ移
しローラ、６…インキローラ群、７（７’）…刷版、８
…版胴、１１（１１−１〜１１−８）…印刷ユニット、
１３…操作デスク、１４…試刷りシステム、Ｍ…メニュ
ー画面、１５…磁気カード、１６…フロッピィディス
ク。
Claims (2)
- 【請求項１】 プレインキング１動作によって、インカ
ー内のインキローラ群に印刷中に必要とされる最低限の
インキ膜厚分布を形成した後、このインキ膜厚分布に刷
版の絵柄に応じたインキ膜厚分布を重畳する第１のイン
キ膜厚分布形成工程と、 インキリムービング動作によって、インカー内のインキ
ローラ群に印刷中に必要とされる最低限のインキ膜厚分
布を残した後、プレインキング２動作によって、このイ
ンキ膜厚分布に刷版の絵柄に応じたインキ膜厚分布を重
畳する第２のインキ膜厚分布形成工程とを設け、 印刷ユニット毎に前記プレインキング１動作を行うか前
記プレインキング２動作を行うかを設定し、 このプレインキング動作の設定に基づいて印刷ユニット
毎にプレインキング１動作又はプレインキング２動作を
並行して実行するようにしたことを特徴とするインキ膜
厚の制御方法。 - 【請求項２】 プレインキング１動作によって、インカ
ー内のインキローラ群に印刷中に必要とされる最低限の
インキ膜厚分布を形成した後、このインキ膜厚分布に刷
版の絵柄に応じたインキ膜厚分布を重畳する第１のイン
キ膜厚分布形成手段と、 インキリムービング動作によって、インカー内のインキ
ローラ群に印刷中に必要とされる最低限のインキ膜厚分
布を残した後、プレインキング２動作によって、このイ
ンキ膜厚分布に刷版の絵柄に応じたインキ膜厚分布を重
畳する第２のインキ膜厚分布形成手段と、 印刷ユニット毎に前記プレインキング１動作を行うか前
記プレインキング２動作を行うかの設定を可能とするプ
レインキング動作設定手段と、 このプレインキング動作設定手段によるプレインキング
動作の設定に基づいて印刷ユニット毎にプレインキング
１動作又はプレインキング２動作を並行して実行する手
段とを備えたことを特徴とするインキ膜厚の制御装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35963497A JP4490512B2 (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | インキ膜厚の制御方法および制御装置 |
| US09/211,099 US5988067A (en) | 1997-12-26 | 1998-12-15 | Method and apparatus for controlling ink film thickness |
| EP98250449A EP0925918B1 (en) | 1997-12-26 | 1998-12-24 | Method and apparatus for controlling ink film thickness |
| ES98250449T ES2221119T3 (es) | 1997-12-26 | 1998-12-24 | Procedimiento y dispositivo para controlar el espesor de la capa de tinta. |
| DE69823631T DE69823631T2 (de) | 1997-12-26 | 1998-12-24 | Verfahren und Vorrichtung zur Farbfilmauftragsteuerung |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35963497A JP4490512B2 (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | インキ膜厚の制御方法および制御装置 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2008089898A Division JP2008168644A (ja) | 2008-03-31 | 2008-03-31 | インキ膜厚の制御方法および制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11188846A true JPH11188846A (ja) | 1999-07-13 |
| JP4490512B2 JP4490512B2 (ja) | 2010-06-30 |
Family
ID=18465508
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35963497A Expired - Lifetime JP4490512B2 (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | インキ膜厚の制御方法および制御装置 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5988067A (ja) |
| EP (1) | EP0925918B1 (ja) |
| JP (1) | JP4490512B2 (ja) |
| DE (1) | DE69823631T2 (ja) |
| ES (1) | ES2221119T3 (ja) |
Families Citing this family (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4307612B2 (ja) * | 1999-03-01 | 2009-08-05 | 株式会社小森コーポレーション | 印刷機の給紙制御装置および給紙制御方法 |
| JP2001322250A (ja) * | 2000-05-17 | 2001-11-20 | Komori Corp | 印刷機および印刷機の制御方法 |
| JP2001322254A (ja) * | 2000-05-17 | 2001-11-20 | Komori Corp | 印刷機および印刷機の制御方法 |
| BR0207825A (pt) * | 2001-03-02 | 2004-04-27 | Ackley Martinez Company Dba Mg | Sistema e método de ajuste de impressão |
| US6671052B1 (en) | 2001-06-04 | 2003-12-30 | Allen Joseph Rushing | Multi-channel densitometer |
| JP2004536731A (ja) | 2001-07-30 | 2004-12-09 | ジ アックレイ マルティネス カンパニー デイビーエイ エムジーアイ ステューディオ | システム混合を補償するシステムと方法 |
| CA2452539A1 (en) * | 2001-07-30 | 2003-02-13 | The Ackley Martinez Company Dba Mgi Studio | Color management processing system and method |
| JP4128866B2 (ja) * | 2002-12-26 | 2008-07-30 | 株式会社小森コーポレーション | 印刷機のインキ供給量制御方法および装置 |
| US7605959B2 (en) | 2005-01-05 | 2009-10-20 | The Ackley Martinez Company | System and method of color image transformation |
| JP2013240986A (ja) * | 2012-04-27 | 2013-12-05 | Komori Corp | 液体転写装置及び液体転写方法 |
| DE102013100916A1 (de) * | 2013-01-30 | 2014-07-31 | Manroland Web Systems Gmbh | Verfahren zur Regelung eines Parameters eines Farbwerks |
| CN103507410B (zh) * | 2013-09-17 | 2016-06-01 | 达成包装制品（苏州）有限公司 | 瓦楞纸箱印刷机生产管理系统 |
| CN103568554A (zh) * | 2013-10-21 | 2014-02-12 | 安徽华印机电股份有限公司 | 一种印刷机控制系统 |
| DE102014007852A1 (de) * | 2014-05-22 | 2015-11-26 | Heidelberger Druckmaschinen Ag | Verfahren zum Betreiben einer Druckmaschine |
| US10479159B2 (en) | 2016-04-04 | 2019-11-19 | Barksdale, Inc. | Ride height leveling with selectable configurations: system and method |
| CN107618261A (zh) * | 2017-11-24 | 2018-01-23 | 广东惠利普路桥信息工程有限公司 | 一种生产管理系统 |
| DE102018211601A1 (de) * | 2018-07-12 | 2020-01-16 | Heidelberger Druckmaschinen Ag | Verfahren zum Reinigen der Oberfläche wenigstens einer rotierbaren Komponente einer Druckmaschine von einem Druckfluid |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3338143C2 (de) * | 1983-10-20 | 1986-12-18 | M.A.N.- Roland Druckmaschinen AG, 6050 Offenbach | Verfahren zur Erzeugung einer dem Druckbild entsprechenden Farbschichtstärke im Farbwerk einer Druckmaschine |
| DE3707695A1 (de) * | 1987-03-11 | 1988-09-22 | Heidelberger Druckmasch Ag | Verfahren zur definierten erzeugung einer dem fortdruck nahen farbverteilung im farbwerk von rotationsdruckmaschinen |
| DE3910330A1 (de) * | 1988-03-30 | 1989-10-12 | Dainippon Printing Co Ltd | Druckmaschine |
| US5148747A (en) * | 1989-06-19 | 1992-09-22 | Heidelberger Druckmaschinen Ag | Process for setting a production run ink zone profile |
| DE4312229C2 (de) * | 1993-04-14 | 1999-10-28 | Heidelberger Druckmasch Ag | Verfahren zur definierten Erzeugung einer dem Fortdruck nahen Farbverteilung im Farbwerk von Rotationsdruckmaschinen |
-
1997
- 1997-12-26 JP JP35963497A patent/JP4490512B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1998
- 1998-12-15 US US09/211,099 patent/US5988067A/en not_active Expired - Lifetime
- 1998-12-24 DE DE69823631T patent/DE69823631T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1998-12-24 ES ES98250449T patent/ES2221119T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1998-12-24 EP EP98250449A patent/EP0925918B1/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE69823631D1 (de) | 2004-06-09 |
| EP0925918B1 (en) | 2004-05-06 |
| US5988067A (en) | 1999-11-23 |
| JP4490512B2 (ja) | 2010-06-30 |
| ES2221119T3 (es) | 2004-12-16 |
| DE69823631T2 (de) | 2005-04-07 |
| EP0925918A1 (en) | 1999-06-30 |
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