JPH11184575A - 画像形成装置及びその制御方法 - Google Patents

画像形成装置及びその制御方法

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JPH11184575A
JPH11184575A JP9351706A JP35170697A JPH11184575A JP H11184575 A JPH11184575 A JP H11184575A JP 9351706 A JP9351706 A JP 9351706A JP 35170697 A JP35170697 A JP 35170697A JP H11184575 A JPH11184575 A JP H11184575A
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image forming
forming apparatus
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power
nonvolatile storage
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JP9351706A
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Keidaku Ooshima
慶諾 大嶋
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データの信頼性を向上させ、メモリアクセス
による故障頻度を軽減させた画像形成装置及びその制御
方法を提供する。 【解決手段】 電源が切られる前の状態を感光ドラムメ
モリ4に書き込む際に、エラーの場合、その状態を本体
メモリ5に書き込み、その書き込みもエラーの場合、コ
ントローラに書き込む。起動時に、コントローラに保存
された状態により画像形成装置を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の不揮発記憶
手段に電源が切られる前の状態を保存する画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像形成装置においては、安
定した画像を得るため、或いは致命的なエラーや故障を
回避するために、不揮発メモリデバイスを用いて画像形
成装置の電源が切られる前の状態を保存するための手投
が設けられている。
【0003】例えば、定着器に故障を生じた場合など、
故障の種類によっては電源を切った後、再度立ち上げる
際、定着器に再度通電することなく故障を知ることがで
きなければ危険な場合がある。
【0004】また、画像形成装置の使用頻度を排紙積算
枚数や積算形成イメージ数によってカウントすることで
本体や交換部品の寿命を知ることができ、安定した画像
形成を維持することも可能となる。
【0005】他にも画像形成条件等を記憶することによ
り、安定した画像形成を可能とするが、これらの情報を
蓄える場所としては画像形成装置本体又は交換部品に不
揮発メモリデバイスを設けることでこれらの情報を記憶
させている。
【0006】一方、画像形成装置は、一般に記録媒体に
画像形成を行なうエンジン部分と、形成画像を準備する
コントローラから成り、コントローラは形成画像の元デ
ータ(文字データ等)をホストコンピュータから受けと
り形成画像に展開する。
【0007】主に、画像形成条件等の情報はエンジン内
に閉じた情報であり、電源が切られてもこれらの情報を
維持する手段はエンジン内に閉じた手段として、設けら
れている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画像形
成条件等の情報を保存するための手段を低コストで実現
しようとする場合、シリアル通信を用いてデータの読み
書きを行なうEEPROMなどを用いることとなるが、
この場合、読み書きに時間がかかる、本体よりもメモリ
の寿命の方が短い、などの理由から情報の蓄積維持が不
安定であるという問題点があった。
【0009】例えば、情報が正確に書けているかを確認
するためにチェックサムなどを用いた場合、電源オフ
時、不揮発メモリに情報を書き込んでいる際中に電源が
元から切断されると、完全なデータが書かれなくなり、
次回電源を入れた時に故障となってしまう。また、不揮
発メモリに書き込まれる前に電源が元から切断される
と、古いデータを正しいと信じてエンジンは動作してし
まう。
【0010】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、データの信頼性を向上させ、メモリアクセ
スによる故障頻度を軽減させた画像形成装置及びその制
御方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、所定の不揮発記憶手段に電源が切られる
前の状態を保存する画像形成装置であって、電源が切ら
れる前の状態を前記所定の不揮発記憶手段を含む複数の
不揮発記憶手投に保存しておく状態保存手段と、起動時
に、前記複数の不揮発記憶手段に保存された状態により
画像形成装置を制御する制御手段とを有することを特徴
とする。
【0012】また、上記目的を達成するために、本発明
は、所定の不揮発記憶手段に電源が切られる前の状態を
保存する画像形成装置の制御方法であって、電源が切ら
れる前の状態を前記所定の不揮発記憶手段を含む複数の
不揮発記憶手投に保存しておく状態保存工程と、起動時
に、前記複数の不揮発記憶手段に保存された状態により
画像形成装置を制御する制御工程とを有することを特徴
とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
に係る実施の形態を詳細に説明する。
【0014】[画像形成装置全体の説明]図1は、本実
施形態における画像形成装置の不揮発メモリの周辺を示
す概略図である。尚、画像形成装置としてレーザービー
ムプリンタ(LBP)を例に説明するが、本発明はこれ
に限定されるものではない。また、本発明の特徴は不揮
発メモリのアクセス制御に関係するものであることか
ら、LBPの動作原理の詳細については省略する。
【0015】図1において、1はエンジン制御部であ
り、2はコントローラCPUであり、画像形成装置の制
御部(コントローラ)を構成している。また、エンジン
は予め用意されているイメージデータから画像形成を行
ない、エンジン制御部1はそのエンジンの制御を行なう
部分である。
【0016】このコントローラは印字情報、例えばテキ
ストデータや図形情報からイメージデータを作成する。
そして、コントローラCPU2はこのコントローラの制
御を行なう部分である。
【0017】また、エンジンとコントローラは着脱可能
な構造になっており、コントローラで作成されるイメー
ジデータは接点7を通してエンジンへ送られる。
【0018】通常、LBPとして動作するためには、コ
ントローラは不可欠であり、利用者によってコントロー
ラとエンジンを切り離すことは殆ど無いが、コントロー
ラとエンジンが着脱可能な構造になっていることで、故
障時のメンテナンス性の向上や同一エンジンでイメージ
生成言語の異なるコントローラを切替えて使用できる等
の利点が得られる。
【0019】従って、本実施形態では、コントローラC
PU2及び後述する本体CPUは、コントローラが着脱
されることを想定した制御を行なっている。コントロー
ラは独自に不揮発メモリを持ち、コントローラの使用す
る固有情報を記憶する構成となっている。
【0020】また、エンジン制御部1は本体CPU3、
感光ドラムメモリ4、本体メモリ5で構成されている。
そして、感光ドラムメモリ4、本体メモリ5は、本体C
PU3に接続されており、それぞれ所定のタイミングで
読み書きのためにアクセスされる。また、感光ドラムメ
モリ4は、不図示の感光ドラムユニットに内蔵され、エ
ンジン制御部1においては感光ドラムユニットと共に着
脱可能な構造となっている。
【0021】尚、感光ドラムメモリ4には感光ドラムユ
ニット固有の情報、例えばユニットの識別子や感光ドラ
ムユニット寿命検知用情報、感光ドラムユニットのプロ
セス的バラツキを調整するための固有値が記憶される。
【0022】また、本体メモリ5にはエンジン固有の情
報、例えばエンジンの識別子や本体寿命検知用情報、本
体部品のプロセス的バラツキを調整するための固有値が
記憶される。
【0023】更に、本実施形態では、本体メモリ5及び
感光ドラムメモリ4にEEPROMを使用し、EEPR
OMのアクセスはシリアル通信による。
【0024】[メモリの制御]次に、本体メモリ5及び
感光ドラムメモリ4の制御について説明する。図2は、
本実施形態におけるエンジンとコントローラの不揮発メ
モリへのアクセス制御を示すフローチャートである。
【0025】尚、不揮発メモリへのアクセスは電源オン
時と電源オフ時に行なわれる。具体的には、電源オン時
に不揮発メモリからデータを本体CPU3に読み込み、
電源オフ時に本体CPU3内の更新されたデータを不揮
発メモリに書き込む。
【0026】また、図2に示すフローチャートで本体と
書かれた左側は本体CPU3の処理であり、コントロー
ラと書かれた右側はコントローラCPU2の処理であ
る。
【0027】まず、電源オン時の処理から順に説明す
る。電源がオンされると、本体はエンジンを起動し、コ
ントローラはコントローラを起動する。これにより、本
体ではステップS101に進み、コントローラではステ
ップS104に進み、お互いの同期をとるために待つ。
ここでは、本体とコントローラのインタフェースが一致
しているかのチェックや接点7における通信準備の完了
待ちを行なう。例えば、インタフェースが一致しない場
合や故障により通信準備ができていない場合にはここで
停止する。また、本体とコントローラの同期がとれる
と、本体はステップS102に進み、本体メモリ5から
データの読み込みを行なう。
【0028】図3は、本実施形態における本体及び感光
ドラムの不揮発メモリマップを示す図である。不揮発メ
モリは読み込み専用領域と読み書き可能領域とを持ち、
電源オフ時にバックアップするデータは読み書き領域に
書き込む。読み込み専用領域にはその本体又は感光ドラ
ム固有の情報が書き込まれており、LBPの動作上の微
調整などのために使用される。また、読み込み専用領域
には、本体を識別するためにLBP毎に異なった番号が
割り当てられているIdentifierが含まれる。
【0029】次に、本体CPU3が本体メモリ5からデ
ータを読み込み、ステップS103で、Identifierをコ
ントローラに送信する。一方、本体からのIdentifierを
待つコントローラがステップS105でIdentifierを受
け取ると、ステップS106に進み、前回電源をオフし
た時に本体のデータをコントローラ側でバックアップし
ているか否かをチェックする。尚、本体のデータをバッ
クアップする手投及びバックアップしていることを検知
する手段については既知の手投を用いるものとし、ここ
での詳細な説明は省略する。
【0030】ステップS106での結果、前回の電源オ
フ時に本体のデータをバックアップしていた場合には更
にステップS107に進み、前回バックアップしたデー
タのところの本体のIdentifierとステップS105で受
け取ったIdentifierとを比較する。ここで、一致した場
合はステップS108に進み、バックアップデータを現
在接続されているエンジンに適用すると共に、バックア
ップしてあったデータを本体へ送信する。また、ステッ
プS106での結果、前回の電源オフ時に本体のデータ
をバックアップしていない場合や、ステップS107
で、Identifierが一致しない場合は共にバックアップデ
ータを破棄し、通常動作に移行する。
【0031】また、ステップS103で本体は、コント
ローラへIdentifierを送信した後、通常動作へ移行する
が、非同期で送られてくるコントローラからのバックア
ップデータにより、本体メモリ5から読み込んだデータ
を破棄し、コントローラからのデータを使用する。
【0032】次に、電源オフ時の処理について説明す
る。尚、本実施形態においては、電源のオフはソフトウ
ェアによって制御される。つまり、電源スイッチによっ
て電源回路が直接切断される構造にはなっておらず、電
源スイッチがオフになったことをソフトウェアで検知し
た後、電源オフの前に必要な処理を行ない、ソフトウェ
アから制御可能な信号線により自分自身の電源を切断す
るように構成されている。この構成は公知の技術を用い
ることで実現可能であり、ここでの詳細な説明は省略す
る。
【0033】電源SWがオフされたことを本体CPU3
が検知すると、ステップS110に進み、現在動作中の
全てのメカ駆動を停止する。そして、次のステップS1
11で感光ドラムメモリ4へ更新されたデータを書き込
む。この際、EEPROMの特性上、寿命などの問題か
ら書き込もうとしたデータが正確に書き込めない場合が
ある。これを確認するためにステップS112におい
て、書き込んだデータを感光ドラムメモリ4から読み直
し、本体CPU3内に保持してある書き込もうとしたデ
ータと比較する。そして、比較した結果、一致しないデ
ータがあった場合、書き込みエラーと判断しステップS
113に進むが、書き込もうとしたデータと読み直した
データが完全に一致した場合は正常に書き込めたと判断
しステップS114に進む。
【0034】ステップS113では、感光ドラムメモリ
4のデータを本体メモリ5に書き込むために、書き込み
データの準備を行なう。具体的には、図3に示す感光ド
ラム不揮発メモリマップにおけるIdentifierを含む読み
込み専用領域と読み書き領域の内容を本体不揮発メモリ
マップに示す位置にコピーする。そして、ドラムメモリ
エラービットを立てる。このドラムメモリエラービット
は、書き込みエラーが起きなかった場合には立てずにお
く。
【0035】また、ステップS113では、本体メモリ
5の書き込みを行なう。ここでは、ドラムメモリエラー
時のドラム用データも含めて書き込む。感光ドラムメモ
リ4と同様に読み直すことで正確に書き込めたかのチェ
ックを行なう。ここで、本体メモリ5への書き込みにエ
ラーがあった場合はステップS116へ進み、コントロ
ーラに本体メモリ5に書き込む予定だったデータを送信
する。
【0036】一方、コントローラでは、本体からのデー
タを受け取った場合にはステップS118に進み、コン
トローラ内の不揮発メモリに本体のバックアップデータ
を保存する。そして、書き込みが完了したことを示すス
テータスを本体に送信する。これにより、本体ではステ
ップS117でコントローラ側のバックアップが終了し
たことを知る。そして、本体ではエラーがなく本体の書
き込みが終了したか、コントローラへのバックアップが
終了した後、電源を切断する。
【0037】感光ドラムメモリ4の読み込み処理につい
ては、図2に示していないが、通常処理の中で行なう。
但し、本体メモリ5の内容から感光ドラムメモリ4の書
き込みが失敗していたことが分かる場合、即ち、ドラム
メモリエラービットが立っている場合で、かつ、感光ド
ラムのIdentifierと本体メモリ5にバックアップしてい
るIdentifierが一致している場合は感光ドラムメモリか
ら読み込んだ内容ではなく、本体バックアップデータを
使用する。
【0038】従来であれば、電源オフ時に起きた書き込
みエラーは次の電源オンの時に知ることができず、間違
ったデータを正常なデータとして使用してしまっていた
が、以上説明したように、交換部品のための不揮発メモ
リに書き込めなかった場合に本体の不揮発メモリにバッ
クアップし、本体の不揮発メモリに書き込めなかった場
合にコントローラの不揮発メモリにバックアップするこ
とにより、電源オン時に、より正確に電源オフ時のバッ
クアップデータを得ることができる。この際、特に、交
換部品やエンジン本体において低コストで不揮発記憶を
実現する必要があるが、低コストのEEPROMなどの
メモリを使用することが可能となる。
【0039】[第2の実施形態]次に、図面を参照しな
がら本発明に係る第2の実施形態を詳細に説明する。
【0040】第2の実施形態では、本体メモリの書き込
みに際し、エラーがあった場合に、本体メモリの内容を
コントローラにバックアップするのではなく、エラーが
起きた情報のみをコントローラに記憶させるものであ
る。
【0041】尚、第2の実施形態における画像形成装置
の構成は前述した実施形態と同様であり、詳細な説明は
省略する。
【0042】図4は、第2の実施形態におけるエンジン
とコントローラの不揮発メモリへのアクセス制御を示す
フローチャートである。電源オン時における本体のステ
ップS201〜S203の処理は前述した図2に示すス
テップS101〜S103の処理と同様であり、コント
ローラのステップS204〜S205の処理も図2に示
すステップS104〜S105の処理と同様である。
【0043】第2の実施形態におけるコントローラのス
テップS206では、電源オフ時に本体書き込みエラー
が起こったか否かをチェックする。その結果、本体書き
込みエラーが起こったのであればステップS207に進
み、前回バックアップしたデータのところの本体のIden
tifierとステップS205で受け取ったIdentifierとを
比較する。ここで、一致した場合はステップS208に
進み、書き込みエラーがあったことを本体へ通知する。
これにより、本体で書き込みエラーがあったことをコン
トローラから通知された場合には故障として動作を中止
する。
【0044】次に、電源オフ時の処理において、本体の
ステップS210〜S215の処理は前述した図2に示
すステップS110〜S115の処理と同様である。第
2の実施形態におけるステップS216でコントローラ
に本体のIdentifierとメモリ書き込みエラーを通知す
る。
【0045】一方、コントローラがこの通知を受け取る
と、ステップS218に進み、本体のメモリ書き込みエ
ラーと本体Identifierを記憶する。これにより、本体で
は、ステップS217でコントローラでエラー記憶完了
を知る。
【0046】従来であれば、電源オフ時に起きた書き込
みエラーは次の電源オンの時に知ることができず、間違
ったデータを正常なデータとして使用してしまっていた
が、以上説明したように、交換部品のための不揮発メモ
リに書き込めなかった場合に本体の不揮発メモリにバッ
クアップし、本体の不揮発メモリに書き込めなかった場
合にコントローラの不揮発メモリにエラー発生を記憶さ
せることにより、電源オン時により電源オフ時のメモリ
エラー発生を知ることができ、間違ったデータによって
動作してしまう前に故障として動作を中止することが可
能となる。更に、コントローラ側で記憶する情報が少な
いことからコントローラ内での記憶のエラーを最小限に
押えることが可能である。この際、特に交換部品やエン
ジン本体において低コストで不揮発記憶を実現する必要
があるが、低コストのEEPROMなどのメモリを使用
することが可能である。
【0047】[第3の実施形態]次に、図面を参照しな
がら本発明に係る第3の実施形態を詳細に説明する。
【0048】尚、第3の実施形態における画像形成装置
の構成は前述した実施形態と同様であり、詳細な説明は
省略する。
【0049】図5は、第3の実施形態におけるエンジン
とコントローラの不揮発メモリへのアクセス制御を示す
フローチャートである。
【0050】尚、不揮発メモリのアクセスは電源オン時
と電源オフ時に行なわれる。具体的には、電源オン時に
不揮発メモリから本体CPUに読み込み、電源オフ時に
本体CPU内の更新されたデータを不揮発メモリに書き
込む。
【0051】また、図5に示すフローチャートで本体と
書かれた左側は本体CPU3の処理であり、コントロー
ラと書かれた右側はコントローラCPU2の処理であ
る。
【0052】図5に示すように、本体で本体メモリ及び
感光ドラムメモリに書き込むデータは、通常の処理の中
で常に更新されているが、更新されているデータは常時
コントローラへも送られている。本体メモリ及び感光ド
ラムメモリに書き込むデータは両方ともコントローラへ
送られている。コントローラは受け取ったデータをコン
トローラ内に保持し電源オフ時にコントローラ内の不揮
発メモリに記憶する。そして、電源オン時に本体へバッ
クアップしてあるデータを送る。
【0053】次に、更に詳しく電源オフ時の処理につい
て説明する。まず、電源スイッチのオフを検知するとス
テップS311に進み、本体CPU3はメカを停止し、
ステップS312でコントローラへ電源オフを通知す
る。その後、本体、コントローラ共に本体メモリ5の内
容、感光ドラムメモリ4の内容をバックアップし、電源
を切断する(ステップS313〜S316)。
【0054】次に、電源オン時の処理について説明す
る。まず、電源がオンされると本体とコントローラで互
いに同期を取り(ステップS301,S308)、次に
本体は本体メモリ5からの読み込み(ステップS30
2)、続いて感光ドラムメモリ4の内容を読み込む(ス
テップS303)。一方、コントローラではコントロー
ラにバックアップしてある本体メモリ5の内容と感光ド
ラムメモリ4の内容を本体へ送信する(ステップS30
9,S310)。そして、本体でそれぞれのバックアッ
プデータを受信し(ステップS304,S306)、コ
ントローラから送られたバックアップデータと本体が読
み込んだ不揮発メモリの内容でIdentifierが一致し、か
つ、それ以外のデータで一致しないものがある場合には
メモリ書き込みエラーとして故障状態とする(ステップ
S305,S307)。
【0055】尚、本体メモリ5の内容、感光ドラムメモ
リ4の内容は、共に個体を識別するためのIdentifierを
含んでいる。
【0056】このように、本体及び交換部品の不揮発メ
モリに記憶する内容と同じものをコントローラの不揮発
メモリにバックアップし、電源オン時に両方の内容を比
較し、一致しなかった場合にメモリ故障とすることがで
きる。また、交換部品のための不揮発メモリに書き込め
なかった場合に本体の不揮発メモリにバックアップし、
本体の不揮発メモリに書き込めなかった場合にコントロ
ーラの不揮発メモリにエラー発生を記憶させることによ
り、電源オン時に、より電源オフ時のメモリエラー発生
を知ることができ、間違ったデータによって動作してし
まう前に故障として動作を中止することが可能となる。
この際、特に交換部品やエンジン本体においては低コス
トで不揮発記憶を実現する必要があるが、低コストのE
EPROMなどのメモリを使用することが可能となる。
【0057】以上説明したように、実施形態によれば、
画像形成装置の電源オフ時に行なうデータバックアップ
のエラーを次の電源オン時に知ることができ、適切な故
障表示又は書き込みエラーとなったデータを再現するこ
とが可能となる。
【0058】そして、画像形成装置、特に安定した画像
の形成を必要とするカラー画像形成装置において形成画
像を安定させ、操作性を向上させることができる。
【0059】更に、本実施形態では、不揮発メモリを持
つ交換部品として感光ドラムユニットを用いているが、
それ以外の交換部品、例えば現像ユニットや定着ユニッ
トに不揮発メモリを持たせた場合も有効である。
【0060】尚、本発明は複数の機器(例えば、ホスト
コンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリンタ
など)から構成されるシステムに適用しても、一つの機
器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置な
ど)に適用してもよい。
【0061】また、本発明の目的は前述した実施形態の
機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録
した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシ
ステム或いは装置のコンピュータ(CPU若しくはMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、達成されることは言うまでも
ない。
【0062】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0063】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えばフロッピーディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0064】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部
を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実
現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0065】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処
理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も
含まれることは言うまでもない。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
データの信頼性を向上させ、メモリアクセスによる故障
頻度を軽減させることが可能となる。
【0067】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における画像形成装置の不揮発メモ
リの周辺を示す概略図である。
【図2】本実施形態におけるエンジンとコントローラの
不揮発メモリへのアクセス制御を示すフローチャートで
ある。
【図3】本実施形態における本体及び感光ドラムの不揮
発メモリマップを示す図である。
【図4】第2の実施形態におけるエンジンとコントロー
ラの不揮発メモリへのアクセス制御を示すフローチャー
トである。
【図5】第3の実施形態におけるエンジンとコントロー
ラの不揮発メモリへのアクセス制御を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 エンジン制御部 2 コントローラCPU 3 本体CPU 4 感光ドラムメモリ 5 本体メモリ 6 本体CPUと感光ドラムメモリの接点 7 本体CPUと本体メモリの接点

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の不揮発記憶手段に電源が切られる
    前の状態を保存する画像形成装置であって、 電源が切られる前の状態を前記所定の不揮発記憶手段を
    含む複数の不揮発記憶手投に保存しておく状態保存手段
    と、 起動時に、前記複数の不揮発記憶手段に保存された状態
    により画像形成装置を制御する制御手段とを有すること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記状態保存手段は、前記電源が切られ
    る前の状態を前記所定の不揮発記憶手段に書き込めなか
    った場合、他の不揮発記憶手段に保存しておくことを特
    徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記他の不揮発記憶手段は、前記所定の
    不揮発記憶手段と着脱可能な構造により分離可能である
    ことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記状態が前記他の不
    揮発記憶手段に保存された状態の場合、画像形成装置を
    故障として制御することを特徴とする請求項3記載の画
    像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記他の不揮発記憶手段は、画像形成装
    置の交換部品に含まれることを特徴とする請求項3記載
    の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記他の不揮発記憶手段は、画像形成装
    置のイメージデータ生成部に含まれることを特徴とする
    請求項3記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 所定の不揮発記憶手段に電源が切られる
    前の状態を保存する画像形成装置の制御方法であって、 電源が切られる前の状態を前記所定の不揮発記憶手段を
    含む複数の不揮発記憶手投に保存しておく状態保存工程
    と、 起動時に、前記複数の不揮発記憶手段に保存された状態
    により画像形成装置を制御する制御工程とを有すること
    を特徴とする画像形成装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 前記状態保存工程は、前記電源が切られ
    る前の状態を前記所定の不揮発記憶手段に書き込めなか
    った場合、他の不揮発記憶手段に保存しておくことを特
    徴とする請求項7記載の画像形成装置の制御方法。
  9. 【請求項9】 前記制御工程は、前記状態が前記他の不
    揮発記憶手段に保存された状態の場合、画像形成装置を
    故障として制御することを特徴とする請求項8記載の画
    像形成装置の制御方法。
  10. 【請求項10】 前記他の不揮発記憶手段は、画像形成
    装置の交換部品に含まれることを特徴とする請求項8記
    載の画像形成装置の制御方法。
  11. 【請求項11】 前記他の不揮発記憶手段は、画像形成
    装置のイメージデータ生成部に含まれることを特徴とす
    る請求項8記載の画像形成装置の制御方法。
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