JPH1118116A - 磁気テープの湾曲度評価方法及びその湾曲度評価システム - Google Patents

磁気テープの湾曲度評価方法及びその湾曲度評価システム

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JPH1118116A
JPH1118116A JP16704497A JP16704497A JPH1118116A JP H1118116 A JPH1118116 A JP H1118116A JP 16704497 A JP16704497 A JP 16704497A JP 16704497 A JP16704497 A JP 16704497A JP H1118116 A JPH1118116 A JP H1118116A
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magnetic
magnetic tape
curvature
magnetic head
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Katsuyuki Yajima
勝行 谷島
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Sony Corp
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  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被カセットテープの良、不良を確実に判定で
き、磁気テープを切断することなくカセットテープの状
態のままで評価するきる磁気テープの湾曲度評価方法を
得ること。 【解決手段】 本発明の磁気テープの湾曲度評価方法で
は、小口径ドラムの標準カムコーダ10で被カセットテ
ープ内の磁気テープTにテスト用情報信号を確実に記録
した後、同一磁気記録方式の大口径ドラムの標準据え置
き型VTR30で前記記録されたテスト用情報信号を再
生して、再生した情報信号にノイズが発生しているか否
かを確認して、ノイズの無い場合には湾曲が無い、或い
は少ない良品の磁気テープであり、ノイズが発生してお
れば湾曲が比較的大きい不良品の磁気テープであると判
定して被カセットテープの良否を選別する方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報信号を回転磁
気ヘッドを用いて磁気的に記録再生しようとする磁気テ
ープが湾曲しているか否かを評価するための磁気テープ
の湾曲度評価方法及び湾曲度評価システムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】磁気テープは幅広の原反磁気テープから
スリッタで所定の幅に裁断される。この裁断に当たって
は各幅狭の磁気テープの両エッジを直線状に裁断するこ
とが望ましい。ところが、例えば、磁気ヘッドドラム
(以下、単に「ドラム」と略記する)に斜めに巻き付
け、斜めのトラックを形成してビデオ信号などの情報信
号を磁気記録し、これより再生するための磁気テープに
湾曲が存在していると、ドラム上に形成されている、磁
気テープの下エッジを案内し、その磁気テープを斜めに
案内、走行させるためのリードの面から磁気テープが浮
き上がった状態で走行するようになる。このような浮き
上がり現象が生じると、磁気テープと回転磁気ヘッドと
の当たりが悪くなり、情報信号を良好に記録し、また、
これより再生することができなくなる。従って、磁気テ
ープはできるだけ湾曲していないことが望ましい。
【0003】また、磁気テープの湾曲が規格範囲内にあ
っても回転磁気ヘッドが限界に近くなるほどに磨耗して
くると、その磁気テープに存在する僅かな湾曲ために、
この場合もその回転磁気ヘッドと磁気テープとの当たり
が悪くなり、情報信号を良好に記録し、再生することが
できなくなる場合があり、磁気テープのユーザからクレ
ームがくることがある。従って、磁気テープには湾曲が
存在しないことが望ましい。
【0004】従来、その磁気テープがどの程度湾曲して
いるかは湾曲測定器を用いて測定し、その値からその磁
気テープの湾曲値を知り、その湾曲値が所定の仕様範囲
内に入っているか否かを判別し、その仕様範囲内にあれ
ば、その磁気テープを良品と判定し、仕様範囲外であれ
ば不良品と判定して廃棄されていた。
【0005】その磁気テープの湾曲値は図3に示したよ
うな測定原理で行われる。即ち、図3に示したように、
長さ1m以上の磁気テープTを、その磁性面Tsを表に
し、リードに沿う側、即ち、下エッジTb側を下にして
平面の上に自然の状態で置き、長さ1mの物差Mを当
て、その物差Mの両端が磁気テープTの下エッジTbに
当たる点を結ぶ線と、その線と下エッジTbまでの最大
距離Dを湾曲値(以下、「湾曲値D」と記す)としてい
る。湾曲の方向性は、図4に示したように、磁気テープ
の製品状態を基準として、磁気テープTの下エッジTb
側(ドラムのリード面側)に反っている状態を(−)湾
曲、上エッジTa側に反っている状態を(+)湾曲と表
示する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、現在、回転
磁気ヘッド型磁気記録再生装置においては、殆どカセッ
ト型磁気テープ(以下、単に「カセットテープ」と略記
する)が用いられており、従って、前記幅狭の磁気テー
プはカセットテープの製造工程でカセットに組み込まれ
た状態で湾曲評価工程に送られてくる。このため、一端
カセットに組み込まれた磁気テープは、その磁気テープ
を切断してから湾曲測定器にセットし、測定、評価する
ため、そのカセットテープを再使用することができなく
なるという問題点がある。本発明はこれらの課題を解決
しようとするものであって、磁気テープを切断すること
なく再利用できるようにカセットテープのまま評価が可
能な磁気テープの湾曲度評価方法を得ることを目的とす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の磁気
テープの湾曲度評価方法は、小口径のドラムを備えた回
転磁気ヘッド型磁気記録装置と大口径ドラムを備えた回
転磁気ヘッド型磁気再生装置とが同一の磁気記録方式で
記録再生できる形式のカセットテープ式回転磁気ヘッド
型磁気記録再生装置に用いられる磁気テープの湾曲度評
価方法において、先ず、所定の磁気ヘッド突き出し量及
び所定のテープテンションに調整された前記小口径ドラ
ムの標準回転磁気ヘッド型磁気記録装置を用意し、この
標準回転磁気ヘッド型磁気記録再生装置に被カセットテ
ープを装着して磁気テープに所定の画像を形成するテス
ト用情報信号を磁気記録し、次に、そのテスト用情報信
号が記録された被カセットテープを、ドロップアウトコ
ンペンセータが搭載されていない、或いは作動しない所
定の磁気ヘッド突き出し量及び所定のテープテンション
に調整された前記大口径ドラムの標準回転磁気ヘッド型
磁気記録再生装置に装着して、前記被カセットテープの
磁気テープに記録された前記テスト用情報信号を再生
し、その再生テスト用情報信号に欠落部分が存在するか
否かを監視して前記被カセットテープが良品であるか不
良品であるかを判定する方法を採って、前記課題を解決
している。
【0008】従って、本発明の磁気テープの湾曲度評価
方法では、小口径ドラムの回転磁気ヘッドで被カセット
テープ内の磁気テープにテスト用情報信号を確実に記録
して大口径ドラムの回転磁気ヘッドで記録されたテスト
用情報信号を再生するようにしているので、湾曲が無
い、或いは少ない良品の磁気テープであればノイズの無
い画像を確実に再生でき、湾曲が大きい不良品の磁気テ
ープであれば再生画像にノイズが発生して、被カセット
テープの良、不良を確実に判定することができる。ま
た、磁気テープを切断することなくカセットテープの状
態のままで評価することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の磁気テープの湾曲
度評価方法及びその湾曲度評価システムの一実施例を図
を用いて説明する。先ず、図1に示したように、本発明
の磁気テープの湾曲度評価方法を実施するための本発明
の磁気テープの湾曲度評価システムを構築する。本発明
の磁気テープの湾曲度評価方法は様々な磁気記録方式の
カセットテープ式回転磁気ヘッド型磁気記録再生装置に
用いる磁気テープの湾曲度評価に用いることができるの
で、複数の磁気記録方式が存在するのであれば、それぞ
れの磁気記録方式の磁気テープの湾曲度評価システムを
構築する。
【0010】従って、それらの内の或る種の磁気記録方
式で記録再生できる形式のカセットテープ式回転磁気ヘ
ッド型磁気記録再生装置に用いる磁気テープの良否を評
価するために、その磁気記録方式で記録できる、所定の
磁気ヘッド突き出し量と所定のテープテンションに調整
された小口径ドラムを備えた標準の回転磁気ヘッド型磁
気記録再生装置と、同様にその同一磁気記録方式で再生
できる、所定の磁気ヘッド突き出し量と所定のテープテ
ンションに調整された大口径ドラムを備えた標準の回転
磁気ヘッド型磁気記録再生装置とを用意する。
【0011】以下の実施例では、前記小口径のドラムを
備えた標準の回転磁気ヘッド型磁気記録再生装置とし
て、ソニー株式会社製の業務用磁気記録装置、BETA
CAMカムコーダBVW300(記録専用、以下、単に
「標準カムコーダ」と略記する)と、前記大口径ドラム
を備えた標準の回転磁気ヘッド型磁気記録再生装置とし
て、同一のBETACAM磁気記録方式の業務用磁気記
録装置、据え置き型ビデオテープレコーダBVW−70
(以下、単に「標準据え置き型VTR」と略記する)を
採り挙げて説明する。図1における符号10はこの標準
カムコーダを指し、符号30はこの標準据え置き型VT
Rを指す。
【0012】この磁気記録方式に使用される磁気テープ
Tの幅は1/2インチであり、オキサイドテープとメタ
ルテープとがある。また、前記標準カムコーダ10は、
ドラム口径が50mmであり、このドラムの周面270
°の角範囲にわたって磁気テープTが斜めに巻き付けら
れ、クロマ信号専用ヘッド(以下、単に「Cヘッド」と
略記する)と輝度信号専用ヘッド(以下、単に「Yヘッ
ド」と略記する)が対になった4対の磁気ヘッドが90
°の角間隔でドラムの周辺に固定されて回転数45Hz
(NTSC)で回転しながらクロマ信号及び輝度信号を
平行な個別の斜めトラックを形成しながら記録できるも
ので、各磁気ヘッドの突き出し量が11.0μm以上1
5.0μm以下の範囲の或る値に、そしてテープテンシ
ョンが16g以上25g以下の範囲の或る値に設定され
ている。
【0013】なお、前記BETACAMカムコーダBV
W300における磁気ヘッドの通常の突き出し量は20
μm程度であり、通常のテープテンションは25g程度
である。従って、標準カムコーダ10の磁気ヘッドと磁
気テープとの当たりの条件は通常のBETACAMカム
コーダBVW300のそれより厳しく設定されているこ
とになる。
【0014】対する前記標準据え置き型VTR30は、
ドラム口径が74.5mmであり、このドラムの周面1
80°の角範囲にわたって磁気テープTが斜めに巻き付
けられ、クロマ信号専用ヘッド(以下、単に「Cヘッ
ド」と略記する)と輝度信号専用ヘッド(以下、単に
「Yヘッド」と略記する)が対になった2対の磁気ヘッ
ドが180°の角間隔でドラムの周辺に固定されて回転
数30Hz(NTSC)で回転しながら前記標準カムコ
ーダ10で平行な個別の斜めトラックを形成しながら記
録されたクロマ信号及び輝度信号を再生できるもので、
各磁気ヘッドの突き出し量が30μm±5μmの範囲の
或る値に、そしてテープテンションが45g±5gの範
囲の或る値に設定されている。
【0015】そして、前記標準カムコーダ10と前記標
準据え置き型VTR30とを図1に示したように組み上
げて本発明の磁気テープの湾曲度評価システム1を構成
する。図1には、標準カムコーダ10の本発明に関係す
る主要素のみを示した。この標準カムコーダ10はFM
変調器11、記録増幅器12、Yヘッド13などから構
成された輝度信号系と、FM変調器21、記録増幅器2
2、Cヘッド23などから構成されたクロマ信号系とか
ら構成されている。
【0016】また、図1には、標準据え置き型VTR3
0の本発明に関係する主要素のみを示した。この標準据
え置き型VTR30はYヘッド31、FM復調器32、
ドロップアウト(D.O.)補償器33、Y/C混合器
34、映像出力器35などから構成された輝度信号系
と、Cヘッド41、FM復調器42、ドロップアウト
(D.O.)補償器43、クロマ信号エンコーダ44な
どから構成されたクロマ信号系と、前記映像出力器35
の出力側に接続された映像モニタ51と、必要に応じて
前記FM復調器42の他の出力側に接続されたオシロス
コープ52などとから構成されている。そして前記クロ
マ信号エンコーダ44の出力側はY/C混合器34の他
の入力に接続されている。ただし、前記ドロップアウト
補償器33及び43の機能は作動しないように調整され
ている。
【0017】以上記したように、この磁気テープの評価
システム1は、記録系に小口径のドラムを用い、再生系
に大口径のドラムを用いて、記録時において回転磁気ヘ
ッドと磁気テープとの当たりを良好にし、カラーバーの
ようなテスト用情報信号が確実に記録できるように考慮
されている。
【0018】次に、本湾曲度評価システムを用いて湾曲
が発生していない被カセットテープと各種の湾曲値Dで
湾曲が発生している被カセットテープで実験を行った。
被カセットテープとしては、1/2インチ幅のBETA
CAM用磁気テープを使用し、SMPTE法で測定し、
〔表2〕〜〔表4〕に掲載した各種の湾曲値Dが生じて
いるサンプルの被カセットテープを用意した。
【0019】なお、予め、湾曲の判定範囲を以下のよう
に設定しておく。 1.湾曲値D>+4.0mmの磁気テープの場合・・画ノイズ発生 判定「不良」 2.−4.0mm≦湾曲値D≦+4.0mmの 磁気テープの場合・・画ノイズ無し 判定「良」 3.湾曲値D<−4.0mmの磁気テープの場合・・ドラムのリード面から磁気 テープが外れ、測定不能
【0020】前記「画ノイズ」とは、「湾曲」部分の存
在により磁気ヘッドと磁気テープとの当たりが悪くな
り、図2Aに示したように、再生RFクロマ信号或いは
再生RF輝度信号に「当たり抜け」が生じ、このような
再生RF信号を図1に示した再生系30でカラーバーの
画像に復元して映像モニタ51に映出した場合には、図
2Bに矢印Nで示したように、カラーバーの画像の一部
水平走査線部分が乱れてしまうが、このような画像の乱
れを指して「画ノイズ」と称している。
【0021】そして、前記〔0019〕に記した湾曲の
判定範囲を満足させるために、標準カムコーダ10の磁
気ヘッド(前記Yヘッド13とCヘッド23)の突き出
し量とテープテンションとの関係を〔表1〕に示した関
係に保持する。
【0022】
【表1】
【0023】前記のように、この実施例の標準カムコー
ダ10は、テープテンションが16g以上25g以下の
範囲で可変できるように設定されている。この根拠は、
前記磁気ヘッドの突き出し量が15.0μm以上を越え
ると、〔表1〕のテープテンションの範囲では、湾曲が
あって不良の磁気テープでも「画ノイズ」が発生しない
部分があり、その磁気テープを「良」と判定される場合
があり、また、磁気ヘッドの突き出し量が11.0μm
未満であると、これらのテープテンションの範囲では、
湾曲のある磁気テープで良であっても、「画ノイズ」が
発生する部分があり、その磁気テープは不良と判定され
てしまう場合がある。従って、標準カムコーダ10の磁
気テープの突き出し量を、 11.0μm以上15.0μm以下 とし、テープテンションは、 16g以上25g以下 の範囲で決める。
【0024】一方の標準据え置き型VTR30の磁気ヘ
ッド(Yヘッド31、Cヘッド41)の突き出し量を、
通常の状態通り 30μm±5μm とし、テープテンションは、 45g±5g とする。
【0025】このように調整された標準カムコーダ10
と標準据え置き型VTR30とから構成された磁気テー
プの湾曲度評価システム1で湾曲値Dが異なる各種のカ
セットテープを評価するには、先ず、標準カムコーダ1
0で前記各被カセットテープにテスト用情報信号である
標準のカラーバーを輝度信号とクロマ信号との分離して
FM変調器11、21でFM変調した後、記録増幅器1
2、22を介してYヘッド13及びCヘッド23で30
秒間記録する。記録後、この被カセットテープを標準カ
ムコーダ10から外して前記標準据え置き型VTR30
に装着し、磁気テープを巻き戻した後、再生を行い、そ
の再生画像を前記映像モニタ51で観察し、画ノイズが
発生しているか否かを評価する。その実験結果は〔表
2〕〜〔表4〕に掲載した。なお、表中、画ノイズが発
生した場合は「×」印で、画ノイズが発生しなかった場
合は「○」印で表示した。
【0026】
【表2】
【0027】
【表3】
【0028】
【表4】
【0029】〔表1〕から標準カムコーダ10の磁気ヘ
ッドの突き出し量が15.0μmの時は、テープテンシ
ョンが16g〜20gの範囲で評価できることが判る。
また、〔表2〕から標準カムコーダ10の磁気ヘッドの
突き出し量が13.0μmの時、テープテンションが1
8g〜22gの範囲で評価できることが判る。そして、
〔表3〕から標準カムコーダ10の磁気ヘッドの突き出
し量が11.0μmの時、テープテンションが21g〜
25gの範囲で評価できることが判る。
【0030】前記実施例では、磁気テープに不都合な湾
曲が存在するか否かは、図1の映像モニタ51で映出さ
れる画像中の「画ノイズ」の有無により判断していた
が、この「画ノイズ」の確認に代わりに図1に示したよ
うに、Cヘッド41系(Yヘッド31系であってもよ
い)のFM復調器42の出力をオシロスコープ52に映
出し、図2Aに示した再生RFクロマ信号(或いは再生
RF輝度信号)に「当たり抜け」が生じているか否かで
判断するようにしてもよい。
【0031】また、本発明の磁気テープの評価システム
1では、記録用の標準カムコーダ10としてBETAC
AMカムコーダBVW300を、再生用の標準据え置き
型VTR30として、同一のBETACAM磁気記録方
式の据え置き型ビデオテープレコーダBVW−70を採
り挙げて説明したが、そして1/2インチ幅のBETA
CAM磁気テープの湾曲度評価を行ったが、本発明の磁
気テープの湾曲度評価方法ではこれらの標準カムコーダ
10、標準据え置き型VTR30及び1/2インチ幅の
BETACAMテープにのみ限定されるものではなく、
他の磁気記録方式のカムコーダと据え置き型VTRの組
合せを用いてもよいことを付言しておく。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の磁気テープの湾曲度評価方法及びその湾曲度評価シス
テムによれば、カセットテープのまま評価でき、しかも
磁気テープを切断する必要がないため、カセットテープ
を無駄にすることがない。また、本発明はカセットテー
プの出荷検査にも使用できるのみならず、カセットテー
プの出荷後のクレーム品の再現テストを行う場合にも利
用することができるなど、数々の優れた効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の磁気テープの湾曲度評価システムの
ブロック図である。
【図2】 磁気テープと磁気ヘッドとの当たり状態を示
していて、同図Aは再生RFクロマ信号或いは再生RF
輝度信号の波形図であり、同図Bは映像モニタに映出し
た画ノイズの画面である。
【図3】 従来技術の磁気テープの湾曲度測定方法を説
明するための概念図。
【図4】 磁気テープの湾曲状態を示していて、同図A
はその下エッジTb側に湾曲した状態の平面図、そして
同図Bはその上エッジTa側に湾曲した状態の平面図で
ある。
【符号の説明】
1…本発明の磁気テープの湾曲度評価システム、10…
標準カムコーダ、11,21…FM変調器、12,22
…記録増幅器、13…Yヘッド、23…Cヘッド、30
…標準据え置き型VTR、31…Yヘッド、32,42
…FM復調器、33,43…ドロップアウト補償器、3
4…Y/C混合器、35…映像出力器、41…Cヘッ
ド、44…クロマ信号エンコーダ、51…映像モニタ、
52…オシロスコープ、D…湾曲値、M…物差、T…磁
気テープ、Ts…磁気テープTの磁性面、Ta…磁気テ
ープTの上エッジ、Tb…磁気テープTの下エッジTb

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小口径のドラムを備えた回転磁気ヘッド
    型磁気記録装置と大口径ドラムを備えた回転磁気ヘッド
    型磁気再生装置とが同一の磁気記録方式で記録再生でき
    る形式のカセットテープ式回転磁気ヘッド型磁気記録再
    生装置に用いられる磁気テープの湾曲度評価方法におい
    て、 先ず、所定の磁気ヘッド突き出し量及び所定のテープテ
    ンションに調整された前記小口径ドラムの標準回転磁気
    ヘッド型磁気記録装置を用意し、この小口径ドラムの標
    準回転磁気ヘッド型磁気記録装置に被カセットテープを
    装着して磁気テープに所定の画像を形成するテスト用情
    報信号を磁気記録し、 次に、そのテスト用情報信号が記録された被カセットテ
    ープを、ドロップアウトコンペンセータが搭載されてい
    ない、或いは作動しない所定の磁気ヘッド突き出し量及
    び所定のテープテンションに調整された前記大口径ドラ
    ムの標準回転磁気ヘッド型磁気再生装置に装着して、前
    記被カセットテープの磁気テープに記録された前記テス
    ト用情報信号を再生し、 その再生テスト用情報信号に欠落部分が存在するか否か
    を監視して前記被カセットテープが良品であるか不良品
    であるかを判定することを特徴とする磁気テープの湾曲
    度評価方法。
  2. 【請求項2】 所定の磁気ヘッド突き出し量及び所定の
    テープテンションに調整され、被カセットテープに組み
    込まれている磁気テープにテスト用情報信号を記録する
    小口径ドラムの標準回転磁気ヘッド型磁気記録装置と、 ドロップアウトコンペンセータが搭載されていない、或
    いは作動しない所定の磁気ヘッド突き出し量及び所定の
    テープテンションに調整されており、前記標準回転磁気
    ヘッド型磁気記録装置で記録された被カセットテープ上
    のテスト用情報信号を再生する、前記標準回転磁気ヘッ
    ド型磁気記録装置と同一磁気記録方式の大口径ドラムを
    備えた標準回転磁気ヘッド型磁気再生装置と、 前記標準回転磁気ヘッド型磁気再生装置で再生された再
    生テスト用情報信号を監視する監視装置とから構成され
    ており、 前記再生テスト用情報信号に欠落部分が存在するか否か
    を監視して前記被カセットテープに組み込まれている磁
    気テープが湾曲の無い、或いは少ない良品であるか湾曲
    が大きい不良品であるかを判定するための磁気テープの
    湾曲度評価システム。
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