JPH11175984A - 情報の記録あるいは再生を行う装置 - Google Patents

情報の記録あるいは再生を行う装置

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JPH11175984A
JPH11175984A JP34100397A JP34100397A JPH11175984A JP H11175984 A JPH11175984 A JP H11175984A JP 34100397 A JP34100397 A JP 34100397A JP 34100397 A JP34100397 A JP 34100397A JP H11175984 A JPH11175984 A JP H11175984A
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JP
Japan
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vibration
optical pickup
circuit
recording
signal
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JP34100397A
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English (en)
Inventor
Manabu Katsuki
学 勝木
Akihiro Asada
昭広 浅田
Takeyuki Nomura
岳之 能村
Kenji Sano
賢治 佐野
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】振動時にも安定した記録再生機能を有する装置
を実現する。 【解決手段】振動検出回路を光ピックアップの制御方向
の直線上に設置する、あるいは複数の振動検出回路の出
力から光ピックアップの振動を推定することによって振
動に対するフィードフォワード制御が有効に働くように
し、安定した動作を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク状の媒体
に対して光ピックアップを用いて情報の記録あるいは再
生を行う装置係わり、特に振動が生じた場合にも安定し
た性能を有するシステム構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスクに情報を記録再生する
装置においては例えば「最新AV機器とディジタル技
術」(p35 真利藤雄監修 コロナ社)に示されるよ
うに光ピックアップにより光ディスク上にレーザビーム
を絞り込み記録再生を行っている。従って、安定した記
録再生動作を行うためにはこのビームが正確に記録トラ
ック上に位置する必要があり、このため光ピックアップ
の位置検出信号を用いてフィードバック制御を行い安定
化を図っている。しかしながら、外部から振動が加わっ
たときにはフィードバック制御においても誤差が生じオ
フトラックなどが生じ、連続的なデータの記録再生がで
きなくなる。
【0003】これに対し外部振動による誤差を低減しよ
り安定した動作を行うために例えば「電波新聞」(p1
9 1997年5月8日)で示されたように振動を検出
するセンサー、回路を用いてフィードフォワード制御を
行う方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以下、出願人による自
社内の第1次検討結果を説明する。
【0005】外部から例えば加速度αの振動が加わった
場合、相対的に見れば光ピックアップに外部振動と反対
方向にM×α(但しMは光ピックアップの質量)の大き
さの力が加わったことと等価になる。従ってフィードフ
ォワード制御を行ってアクチュエータによりこれを打ち
消す力を光ピックアップに加えれば光ディスクと光ピッ
クアップの相対位置を変化しないようにできる。しかし
ながら上記フィードフォワード制御においては、振動の
検出場所により逆に光ピックアップの位置がずれるとい
う問題が生じる。この一例を図6を用いて説明する。図
6において11は光ピックアップであり11aは光ピッ
クアップに作用する相対的な力、11bは光ピックアッ
プに作用する制御方向の力、12は振動検出回路、12
aは振動検出回路に加わる振動であり、12bは振動検
出回路により検出された検出信号である。また、図6は
光ピックアップ11と振動検出回路12の間の点を中心
とし回転するような振動が加わった場合すなわち装置が
回転による振動を受けた場合の図である。ここで、図中
に示したように光ピックアップ11の制御方向と振動検
出回路での振動の検出方向は同じとする。図6にて示さ
れるように光ピックアップ11と振動検出回路12の間
の点を中心とした回転するような振動が加わった場合、
光ピックアップ11に作用する相対的な力11aと振動
検出回路での振動12aの方向は回転中心を中心とした
円の接線方向となる。従って制御方向で見ると光ピック
アップ11に作用する相対的な力11bと振動検出信号
12bでは図に示されるように同じ方向になる。また、
図では示していないが制御方向での直線的な振動であれ
ば光ピックアップ11に作用する相対的な力11bと振
動検出信号12bは反対になる。従って直線的な振動を
考えると振動検出信号に比例した力を光ピックアップに
加えるよう制御することで相対的な振動を低減すること
ができるが、図6に示した場合では同様の制御を行うと
光ピックアップ11に作用する相対的な力11bと振動
検出信号12bが同じ方向であるため同様の制御を行っ
た場合光ピックアップ11では相対的に振動を増加する
こととなり、例えば制御方向がトラッキング方向であれ
ば少しの振動でオフトラックするようになり、記録再生
動作がより不安定となってしまう。
【0006】本発明の目的は、上記問題点にたいし装置
が回転するような振動においても光ピックアップでのデ
ィスクなどに対する相対的な振動を低減できるように
し、安定した記録再生動作を実現することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明においては上記課
題を解決するために以下のことを特徴とする。
【0008】本発明の第1の特徴は、上記振動検出回路
により少なくとも光ピックアップの可動方向のなかで制
御方向の振動を検出するとともに上記振動検出回路が光
ピックアップに対して上記制御方向のほぼ直線上に配置
したことを特徴とする。
【0009】本発明の第2の特徴は、上記振動検出回路
を複数用い、これら複数の振動検出回路の出力と光ピッ
クアップの位置情報に基づいて光ピックアップの可動方
向のなかで制御方向の振動を推定するようにしたことを
特徴とする。本発明の第3の特徴は、振動検出回路の故
障を検出する機能を有し、上記故障が検出された際に所
定の動作をするようにしたことを特徴とする。
【0010】本発明の第4の特徴は、上記所定の動作が
装置動作の停止であることを特徴とする。
【0011】本発明の第5の特徴は、上記所定の動作が
駆動回路がサーボ回路からの制御信号のみに基づいて駆
動信号を生成することであることを特徴とする。
【0012】本発明の第6の特徴は、上記振動検出回路
の出力信号から上記振動検出回路の故障を検出するよう
にしたことを特徴とする。
【0013】本発明の第7の特徴は、上記振動検出回路
の出力信号における装置固有の振動の検出信号に基づい
て上記振動検出回路の故障を検出を行うようにしたこと
を特徴とする。
【0014】本発明の上記第1の特徴構成においては、
上記振動検出回路が光ピックアップの可動方向のなかで
制御方向の振動を検出するとともに上記振動検出回路が
光ピックアップに対して上記制御方向のほぼ直線上に配
置されているため、装置が回転するような振動において
も光ピックアップに作用する制御方向の力と振動検出信
号が同じ方向になることを防ぐことができ、フィードフ
ォワード制御を有効に働かせることができる。これによ
り光ピックアップでのディスクなどに対する相対的な振
動を低減でき、安定した記録再生動作を実現することが
できる。
【0015】さらに第2の特徴構成においても、上記振
動検出回路を複数用い、これら複数の振動検出回路の出
力と光ピックアップの位置情報に基づいて光ピックアッ
プの可動方向のなかで制御方向の振動を推定することに
より、回転するような振動においても光ピックアップに
作用する制御方向の力と反対方向の振動推定信号が生成
でき、フィードフォワード制御を有効に働かせることが
できる。これにより光ピックアップでのディスクなどに
対する相対的に振動を低減でき、安定した記録再生動作
を実現することができる。また、この時振動検出回路の
設置場所対する制約がないため装置の設計の自由度が大
きくなり、小型化を実現することができる。
【0016】次に第3の特徴構成においては、振動検出
回路の故障を検出する機能を有し、上記故障が検出され
た際に所定の動作をするため、振動検出回路の故障によ
り装置が異常動作をすることを防ぐことができ、記録デ
ータの保護など高信頼性化を実現することができる。
【0017】次に第4の特徴構成においては、上記所定
の動作が装置動作の停止であるため、装置の異常動作を
による記録データの誤消去などを防ぐことができ高信頼
性化を実現することができる。
【0018】次に第5の特徴構成においては、上記所定
の動作が駆動回路がサーボ回路からの制御信号のみに基
づいて駆動信号を生成することであるため、装置の異常
動作を防ぐとともに、振動が弱い場合には通常の動作を
行うことができる。
【0019】次に第6の特徴構成においては、上記振動
検出回路の出力信号から上記振動検出回路の故障を検出
するようにしたため、別の故障検出回路などをもうける
必要がなくなり回路および装置の小型化を実現すること
ができる。
【0020】次に第7の特徴構成においては、上記振動
検出回路の出力信号における装置固有の振動の検出信号
に基づいて上記振動検出回路の故障を検出を行うように
したため、安定した故障検出を実現でき、これにより装
置の信頼性を向上することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。
【0022】図1は第1の発明をトラッキング方向の制
御に適用した場合の一実施例を示す図であり、同図
(a)は回路動作を示すブロック図、同図(b)は主要
部品の装置内の配置の一例を示す図であり、同図(c)
は主要部品の装置内の配置を上方すなわちディスク面に
対し直角となるフォーカス方向から見た図でありトラッ
キング方向に振動が加わった場合の動作説明図である。
図1において1は光ピックアップであり、2はアクチュ
エータ、3はサーボ回路、4はアクチュエータの駆動回
路、5はトラッキング方向の振動を検出する振動検出回
路、6は光ディスク、7は光ディスクの記録あるいは再
生を行う装置全体を示している。ここで、装置全体7に
おいて光ピックアップ1、アクチュエータ2、光ディス
ク6、振動検出回路5は同図(b)に示されるように配
置されている。さらに、同図(c)に示されるように上
方から見た場合振動検出回路5と光ピックアップ1がト
ラッキング方向の直線上に配置されている。以下図1
(a)を用いて回路の基本動作を説明する。
【0023】図1(a)において記録動作時には図示し
ていないが信号処理回路、レーザダイオードにより記録
信号に応じたレーザビームが光ピックアップ1に供給さ
れ、光ピックアップ1が光ディスク6上にレーザビーム
を絞り込むことによって光ディスク1上に情報を記録す
る。また、再生時には図示していないがレーザダイオー
ドからレーザビームが光ピックアップ1に供給され、光
ピックアップ1が光ディスク6上にレーザビームを絞り
込み、その反射光により信号処理回路が光ディスク上1
に記録された情報を読みとり出力する。これらの動作時
において、サーボ回路3では光ピックアップ1からの信
号に基づいて光ディスク6と光ピックアップ1の相対的
な位置を検出し、光ピックアップ1により絞り込まれた
レーザービームが光ディスク6の所望の位置になるよう
制御信号を生成し、駆動回路4へと供給する。一方、振
動検出回路5においては装置の振動を検出し振動量に基
づいた検出信号を駆動回路4へ供給する。駆動回路4で
はサーボ回路3からの制御信号と振動検出回路5からの
検出信号に基づきアクチュエータ2を駆動する駆動信号
を生成する。アクチュエータ2は駆動信号により光ピッ
クアップ1を駆動する。これにより、振動がない場合に
はサーボ回路からの制御信号によるフィードバック制御
により光ピックアップ1により絞り込まれたレーザービ
ームが光ディスク6の所望の位置になるよう制御され
る。また、装置全体7に振動が加わった場合には、上記
フィードバック制御に加えて振動検出回路5からの検出
信号によるフィードフォワード制御を行うことにより振
動で生じる光ピックアップ1に作用する力を低減するこ
とができる。これを同図(c)を用いて説明する。同図
(c)はトラッキング方向に振動が加わった場合につい
て示してあり、5aは振動検出回路5での振動を表すベ
クトルであり、1aは光ピックアップ1に作用する相対
的な力を表すベクトルである。図中に示されているよう
に図においてトラッキング方向で−の方向に振動が加わ
った場合、振動検出回路5では振動と同じ向きすなわち
−の方向の振動5aが生じ検出される。一方、光ピック
アップ1においては装置全体7及び光ディスク6を固定
として考えた場合相対的に+の方向の力1aが作用す
る。したがって、駆動回路4は振動検出回路5からの振
動検出信号と同じ向きにアクチュエータ4が光ピックア
ップ1を動かすように駆動信号を生成することにより、
光ピックアップ1では振動により作用する相対的な力を
低減することができる。これにより、光ディスクと6と
光ピックアップ1間の相対的な振動を低減できるため、
光ピックアップ1により絞り込まれたレーザービームが
光ディスク6上の所望の位置からずれるすなわちオフト
ラックがを生じにくくすることができる。
【0024】次に本実施例において回転するような振動
が加わった場合について図2を用いて説明する。図2に
おいて図1と同じものには同じ番号が付してある。図2
において5bは振動検出回路5で検出された振動検出信
号を表すベクトルであり、1bは振動が光ピックアップ
1に作用する力1aのトラッキング方向の成分を表すベ
クトルである。図2の図中に示されているような回転振
動の場合、振動検出手段5における振動5aは図に示さ
れているように回転と同心円の接線方向の振動となる。
したがって、振動検出回路5での振動検出信号5bは図
に示されるように振動5aのトラッキング方向の成分と
なる。また、光ピックアップ1に作用する相対的な力1
aは図に示されているように回転と同心円の接線方向で
振動と反対の方向となる。これよりトラッキング方向に
光ピックアップ1に作用する相対的な力1bは図に示し
た方向になる。これより、振動検出信号5bとトラッキ
ング方向に光ピックアップ1に作用する相対的な力1b
はベクトルで表すと反対の方向を向く。従って、駆動回
路4は振動検出回路5からの振動検出信号5bと同じ向
きにアクチュエータ4が光ピックアップ1を動かすよう
に駆動信号を生成することにより、光ピックアップ1で
は振動により作用する相対的な力を低減することができ
る。以上述べたように、本実施例によれば直線的な方向
の振動の場合だけでなく回転するような振動の場合にお
いても振動検出によるフィードフォワード制御による振
動低減を有効なものとすることができ、振動の条件によ
らずオフトラックを生じにくくすることができ記録再生
動作の安定した装置を実現することができる。以上の実
施例においては振動検出回路の位置をピックアップに対
しトラッキング方向すなわち振動検出および制御方向の
直線上に配置しているが、必ずしも直線上に限定される
ものではなく、振動検出回路をこの直線に近い位置に配
置することによっても同様の効果が得られる。また、振
動検出回路の配置において検出、制御方向およびディス
ク面と直角になる方向すなわち本実施例においてはフォ
ーカス方向の位置については限定されるものではなく、
振動検出回路が検出、制御方向およびディスク面と直角
になる方向すなわち本実施例においてはフォーカス方向
からみて光ピックアップの制御方向にあれば本実施例と
同様の効果が得られる。
【0025】また、本実施例では検出、制御方向をトラ
ッキング方向としたが、これをフォーカス方向に適用す
ることは簡単である。このときの振動検出回路の配置の
一例を図3に示す。図3においては振動検出回路5はフ
ォーカス方向の振動を検出し、アクチュエータ2は光ピ
ックアップ1をフォーカス方向に移動、制御するものと
する。また、振動検出回路5は例えばアクチュエータ2
のケースにとりつけられるなどしてアクチュエータ2の
下に配置される。これにより、振動検出回路5が光ピッ
クアップ1の制御方向に配置されることとなる。従っ
て、フォーカス方向の制御を考えればトラッキングの制
御の場合と同様の効果が得られるのは明白である。
【0026】次に第2の発明の一実施例を図4に示す。
図4において図1と同じものには同じ番号を付してあ
る。また図4は振動検出回路を2つ用いた場合であり、3
1がサーボ回路であり、51が第1の振動検出回路、5
2が第2の振動検出回路であり、8は振動推定回路であ
る。図4においても記録動作時には図示していないが信
号処理回路、レーザダイオードにより記録信号に応じた
レーザビームが光ピックアップ1に供給され、光ピック
アップ1が光ディスク6上にレーザビームを絞り込むこ
とによって光ディスク1上に情報を記録する。また、再
生時には図示していないがレーザダイオードからレーザ
ビームが光ピックアップ1に供給され、光ピックアップ
1が光ディスク6上にレーザビームを絞り込み、その反
射光により信号処理回路が光ディスク上1に記録された
情報を読みとり出力する。これらの動作時において、サ
ーボ回路31では光ピックアップ1からの信号に基づい
て光ディスク6と光ピックアップ1の相対的な位置を検
出し、光ピックアップ1により絞り込まれたレーザービ
ームが光ディスク6の所望の位置になるよう制御信号を
生成し、駆動回路4へと供給する。また検出した光りピ
ックアップ1の位置に関する情報を振動推定回路8へと
供給する。一方、第1の振動検出回路51および第2の
振動検出回路52は振動を検出し、それぞれ振動検出出
力1及び振動検出出力2を振動推定回路8へと出力す
る。振動推定回路8ではサーボ回路31から供給された
光ピックアップ1の位置情報に基づいて振動検出出力1
と振動検出出力2から光りピックアップ1における振動
を推定し振動推定出力を駆動回路4へと出力する。駆動
回路4ではサーボ回路3からの制御信号と振動推定回路
8からの振動推定信号に基づきアクチュエータ2を駆動
する駆動信号を生成する。アクチュエータ2は駆動信号
により光ピックアップ1を駆動する。
【0027】ここで振動推定回路8の一構成例を図5に
示す。図5において9aは第1の係数器であり、9bは
第2の係数器、10は加算器である。図5において図4
の第1の振動検出回路51から入力された振動検出出力
1は第1の係数器9aに供給される。また、図4の第2
の振動検出回路52から入力された振動検出出力2は第
2の係数器9bに供給される。一方図4のサーボ回路3
1から供給される位置情報信号は第1の係数器9aと第
2の係数器9bの両方に供給される。第1の係数器9a
では入力された位置情報信号に基づいて係数K1が決定
され、入力された振動検出出力1をK1倍して加算器1
0へと出力する。また、第2の係数器9bにおいても入
力された位置情報信号に基づいて係数K2が決定され、
入力された振動検出出力2をK2倍して加算器10へと
出力する。加算器10では第1の係数器9aの出力と第
2の係数器9bの出力を加算することにより振動推定出
力を生成する。
【0028】以上の動作により、振動がない場合にはサ
ーボ回路からの制御信号によるフィードバック制御によ
り光ピックアップ1により絞り込まれたレーザービーム
が光ディスク6の所望の位置になるよう制御される。ま
た、装置全体7に振動が加わった場合には、上記フィー
ドバック制御に加えて振動推定回路8からの振動推定信
号によるフィードフォワード制御を行うことにより振動
で生じる光ピックアップ1に作用する力を低減すること
ができる。これによって振動が加わった場合でもオフト
ラックを生じにくくすることができ記録再生動作の安定
した装置を実現することができる。さらに本発明におい
ては複数の振動検出回路の出力から光ピックアップでの
振動を推定するため振動検出回路の設置場所に対する制
約がなく装置の設計の自由度が大きくなり、装置の小型
化を実現しやすくできる。なお、上記実施例においては
振動検出回路を2つ用いた場合について説明したが本発
明では振動検出回路の個数が限定されるものではなく、
振動推定回路にて複数の振動検出回路の出力から光ピッ
クアップでの振動を推定するようにすることによって本
発明の主旨は達成され、本実施例と同様の効果が得られ
る。また、本実施例で第1、第2の係数器の係数K1、
K2は光ピックアップの位置情報により決定されるが、
この係数K1、K2は位置情報により常に更新されるよ
うにしても良い。これにより、例えばフォーカス方向な
ど制御する方向と直角に光ピックアップの位置が変化す
る場合にも本発明を適用でき、実施例に示した効果を得
ることができる。なお、本実施例ではサーボ回路からの
位置情報信号が常に振動推定回路に入力されるようにし
たが、本発明は光ピックアップの位置により振動推定回
路が光ぴくあっぷの振動を推定すればよく、例えばトラ
ッキング方向など制御方向と平行に光ピックアップが移
動する場合等では光ピックアップの位置情報は係数器の
係数の初期設定に使用されるだけでも良い。更に言え
ば、回路設計時に振動推定回路の係数器の係数を決める
のに用いるだけでもよく、このときも光ピックアップの
位置により係数が決定されるため本実施例と同じ効果が
得られる。
【0029】次に第3の発明の一実施例について図4を
用いて説明する。基本動作は第2の発明の実施例で説明
した通りである。ここで、第1の振動検出回路51ある
いは第2の振動検出回路52が故障した場合について説
明する。第1の振動検出回路51あるいは第2の振動検
出回路52が故障した場合には、これに基づく振動推定
回路8の推定出力は当然光ピックアップ1の振動値とは
違うものになる。これに対し本発明ではこれら第1の振
動検出回路51あるいは第2の振動検出回路52の故障
の検出を行う。
【0030】故障の検出は、例えば振動検出回路の出力
に基づいて判断する等により達成される。具体的には、
複数の振動推定回路の出力の中で常に出力がない、ある
いは異常に大きな検出出力が得られる等した場合にその
振動推定回路を故障と判断する様にすることができる。
これによれば、新たに故障検出回路を用いなくてすみ回
路の小型化が実現できる。更に検出出力の比較におい
て、ディスク回転に伴う振動やシーク時などに生じるア
クチュエータ2、光ピックアップ1の移動による振動等
装置固有の振動に対する検出出力を用いるようにしても
良い。このときは、ディスクの回転振動を用いた場合で
は常に振動検出回路の故障を監視でき、またシーク時の
振動を用いれば任意の時点でシークをさせることにより
任意の時点での故障検出が可能となる。これにより、安
定した故障の検出が実現でき故障検出ひいては装置の信
頼性の向上が実現できる。
【0031】次に故障が検出された場合、図には示して
いないが装置7の全体動作をコントロールするシステム
コントローラが装置7が所定の動作を行うように回路各
部に対して制御する。この動作の一例として、装置7は
記録あるいは再生動作の停止を行う。この記録再生動作
の停止を行った場合には、記録動作を行わないため記録
中のオフトラックなどによるすでに記録されたデータに
対する誤消去等の動作が生じず、これにより記録済みデ
ータを保護することができ、データあるいは装置に対す
る信頼性の向上が図れる。また、上記所定の動作の一例
として駆動回路4がサーボ回路31からの制御信号のみ
に基づいて駆動信号を生成するようにしても良い。この
ときはサーボ回路31によるフィードバック制御のみと
なる。したがって、故障による異常動作を防ぐことがで
きるとともに、例えば図示していないが状態を表示する
場所に警告を表示するあるいは警告音を発するなど使用
者に対して注意を促すことにより、記録再生動作を続け
ることができる。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように、本発明においては上
記振動検出回路が光ピックアップの可動方向のなかで制
御方向の振動を検出するとともに上記振動検出回路が光
ピックアップに対して上記制御方向のほぼ直線上に配置
されているため装置が回転するような振動においても光
ピックアップに作用する制御方向の力と振動検出信号が
同じ方向になることを防ぐことができ、フィードフォワ
ード制御を有効に働かせることができる。これにより光
ピックアップでのディスクなどに対する相対的な振動を
低減でき、安定した記録再生動作を実現することができ
る。
【0033】さらに上記振動検出回路を複数用いて、こ
れら複数の振動検出回路の出力と光ピックアップの位置
情報に基づいて光ピックアップの可動方向のなかで制御
方向の振動を推定することにより、回転するような振動
においても光ピックアップに作用する制御方向の力と反
対方向の振動推定信号が生成でき、フィードフォワード
制御を有効に働かせることができる。これにより光ピッ
クアップでのディスクなどに対する相対的な振動を低減
でき、安定した記録再生動作を実現することができる。
また、この時振動検出回路の設置場所対する制約がない
ため装置の設計の自由度が大きくなり、小型化を実現す
ることができる。
【0034】さらに振動検出回路の故障を検出する機能
を有し、上記故障が検出された際に所定の動作をするた
め、振動検出回路の故障により装置が異常動作をするこ
とを防ぐことができ、記録データの保護など高信頼性化
を実現することができる。
【0035】また上記所定の動作を装置動作の停止とす
ることにより、装置の異常動作をによる記録データの誤
消去などを防ぐことができ高信頼性化を実現することが
できる。
【0036】また上記所定の動作を駆動回路がサーボ回
路からの制御信号のみに基づいて駆動信号を生成するこ
ととすることにより、装置の異常動作を防ぐとともに、
振動が弱い場合には通常の動作を行うことができる。
【0037】また上記振動検出回路の出力信号から上記
振動検出回路の故障を検出するようにしたことにより、
別の故障検出回路などをもうける必要がなくなり回路お
よび装置の小型化を実現することができる。
【0038】また上記振動検出回路の出力信号における
装置固有の振動の検出信号に基づいて上記振動検出回路
の故障を検出を行うようにすることにより、安定した故
障検出を実現でき、これにより装置の信頼性を向上する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の一実施例の形態を示す図。
【図2】第1の発明の一実施例での動作を示す図。
【図3】第1の発明の他の実施例の形態を示す図。
【図4】第2の発明の一実施例の形態を示す図。
【図5】第2の発明の振動推定回路の一実施例を示すブ
ロック図。
【図6】従来の動作を示す図。
【符号の説明】
1…光ピックアップ、2…アクチュエータ、3、31…
サーボ回路、4…駆動回路、5、51、52…振動検出
回路、6…光ディスク、7…装置全体、8…振動推定回
路、9a、9b…係数器、10…加算器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 能村 岳之 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所マルチメディアシステム開 発本部内 (72)発明者 佐野 賢治 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所マルチメディアシステム開 発本部内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク状の媒体に対して光ピックアップ
    を用いて情報の記録あるいは再生を行う装置であって、 光ピックアップの位置を制御するアクチュエータと、光
    ピックアップとディスクの相対位置を検出して制御信号
    を生成するサーボ回路と、光ピックアップの位置を制御
    するためのアクチュエータに対する駆動信号を生成する
    駆動回路と、振動を検出する振動検出回路を1つ以上有
    し、駆動回路が振動検出回路の出力とサーボ回路からの
    制御信号に基づいて駆動信号を生成するとともに、上記
    振動検出回路により光ピックアップの可動方向のなかで
    制御方向の振動を検出しかつ上記振動検出回路のうちの
    少なくとも1つは光ピックアップに対して上記制御方向
    のほぼ直線上に配置されてなることを特徴とする情報の
    記録あるいは再生を行う装置。
  2. 【請求項2】ディスク状の媒体に対して光ピックアップ
    を用いて情報の記録あるいは再生を行う装置であって、 光ピックアップの位置を制御するアクチュエータと、光
    ピックアップとディスクの相対位置を検出して位置情報
    信号を生成するとともにアクチュエータへの制御信号を
    生成するサーボ回路と、光ピックアップの位置を制御す
    るためのアクチュエータに対する駆動信号を生成する駆
    動回路と、振動を検出する複数の振動検出回路と、これ
    ら複数の振動検出回路からの検出信号とサーボ回路から
    の光ピックアップの位置情報信号に基づいて光ピックア
    ップの可動方向のなかの制御方向の振動を推定する振動
    推定回路を有し、駆動回路が振動推定回路の出力とサー
    ボ回路からの制御信号に基づいて駆動信号を生成するよ
    うに構成されていることを特徴とする情報の記録あるい
    は再生を行う装置。
  3. 【請求項3】ディスク状の媒体に対して光ピックアップ
    を用いて情報の記録あるいは再生を行う装置であって、 光ピックアップの位置を制御するアクチュエータと、光
    ピックアップとディスクの相対位置を検出して制御信号
    を生成するサーボ回路と、光ピックアップの位置を制御
    するためのアクチュエータに対する駆動信号を生成する
    駆動回路と、振動を検出する振動検出回路を1つ以上備
    えるとともに、これら振動検出回路の故障を検出する機
    能を有し、上記故障が検出された際に所定の動作をする
    ようにしたことを特徴とする情報の記録あるいは再生を
    行う装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の情報の記録あるいは再生
    を行う装置であって、 上記所定の動作が装置動作の停止であることを特徴とす
    る情報の記録あるいは再生を行う装置。
  5. 【請求項5】請求項3に記載の情報の記録あるいは再生
    を行う装置であって、 上記所定の動作が駆動回路がサーボ回路からの制御信号
    のみに基づいて駆動信号を生成することであることを特
    徴とする情報の記録あるいは再生を行う装置。
  6. 【請求項6】請求項3に記載の情報の記録あるいは再生
    を行う装置であって、 上記振動検出回路の出力信号から上記振動検出回路の故
    障を検出するようにしたことを特徴とする情報の記録あ
    るいは再生を行う装置。
  7. 【請求項7】請求項3または6に記載の情報の記録ある
    いは再生を行う装置であって、 上記振動検出回路の出力信号における装置固有の振動の
    検出信号に基づいて上記振動検出回路の故障を検出を行
    うようにしたことを特徴とする情報の記録あるいは再生
    を行う装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6934227B2 (en) 2001-09-06 2005-08-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical disk device, semiconductor integrated circuit, pickup control method and vibration component detection method
WO2006095707A1 (ja) * 2005-03-09 2006-09-14 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 光ディスク装置
US8149665B2 (en) 2005-03-09 2012-04-03 Mitsubishi Electric Corporation Optical disc device

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