JPH11166417A - エンジンの吸気装置 - Google Patents

エンジンの吸気装置

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JPH11166417A
JPH11166417A JP10150159A JP15015998A JPH11166417A JP H11166417 A JPH11166417 A JP H11166417A JP 10150159 A JP10150159 A JP 10150159A JP 15015998 A JP15015998 A JP 15015998A JP H11166417 A JPH11166417 A JP H11166417A
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JP
Japan
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intake
passage
intake passage
engine
carburetor
Prior art date
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Application number
JP10150159A
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English (en)
Inventor
Yoshiharu Isaka
義治 井坂
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Characterised By The Charging Evacuation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 混合気の希薄燃焼を安定的に行って燃費と排
ガス特性の改善を図ること。 【構成】 吸気通路32の軸方向から見て一方向に偏心
した位置に点火プラグを取り付けるとともに、吸気通路
32の途中にキャブレタ22を備えるエンジン1の吸気
装置において、前記キャブレタ22よりも下流の吸気通
路32を縦壁33によって2つの通路に仕切り、点火プ
ラグ側の通路をボックス36に連通せしめる。本発明に
よれば、縦壁33によって仕切られた吸気通路32の点
火プラグ側の通路に連通するボックス36にはエンジン
1の吸気行程の後に混合気が流入し、次の吸気行程にお
いてはキャブレタ22で形成された混合気に加えてボッ
クス36に貯留されていた混合気もシリンダ3内の点火
プラグ側に流入し、点火プラグ側により多くの燃料成分
が導かれて該混合気の着火性が高められるため、混合気
の安定した希薄燃焼が可能となって燃費と排ガス特性の
改善が図られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸気通路の途中に
キャブレタを備えるエンジンの吸気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】吸気通路の途中にキャブレタを備えるエ
ンジンにおいては、キャブレタで形成された混合気は吸
気通路を通って燃焼室内に導入されて燃焼に供される
が、燃費や排ガス特性の改善を目的として混合気の希薄
燃焼(リーンバーン)を実現するためには燃焼室の点火
プラグ近傍にリッチな混合気を集中させる必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のエン
ジンにおいては、吸気装置によって上記を達成すること
はなされていなかった。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、混合気の希薄燃焼を安定的に
行って燃費と排ガス特性の改善を図ることができるエン
ジンの吸気装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、吸気通路の軸方向から見て
一方向に偏心した位置に点火プラグを取り付けるととも
に、吸気通路の途中にキャブレタを備えるエンジンの吸
気装置において、前記キャブレタよりも下流の吸気通路
を縦壁によって2つの通路に仕切り、点火プラグ側の通
路をボックスに連通せしめたことを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明は、吸気通路の軸方向
から見て一方向に偏心した位置に点火プラグを取り付け
るとともに、吸気通路の途中に摺動式スロットルバルブ
を備えるエンジンの吸気装置において、前記スロットル
バルブの下流の吸気通路を隔壁によってスロットルバル
ブの摺動方向に上下に仕切って上側を主吸気通路、下側
を副吸気通路とするとともに、副吸気通路を隔壁によっ
て左右の通路に区画し、該通路のうち前記点火プラグに
近い側の通路に始動用スタータ通路出口を開口せしめた
ことを特徴とする。
【0007】従って、請求項1記載の発明によれば、縦
壁によって仕切られた吸気通路の点火プラグ側の通路に
連通するボックスにはエンジンの吸気行程の後に混合気
が流入し、次の吸気行程においてはキャブレタで形成さ
れた混合気に加えてボックスに貯留されていた混合気も
シリンダ内の点火プラグ側に流入し、点火プラグ側によ
り多くの燃料成分が導かれて該混合気の着火性が高めら
れるため、混合気の安定した希薄燃焼が可能となって燃
費と排ガス特性の改善が図られる。
【0008】又、請求項2記載の発明によれば、副吸気
通路の左右に区画された通路のうち点火プラグ側の通路
に始動用スタータ通路出口を開口せしめたため、該通路
を流れる混合気が濃く、他方の通路を流れる混合気が薄
くなって点火プラグには濃い混合気が供給されることと
なり、混合気の着火、燃焼が安定化するために全体とし
て薄い混合気での運転が可能となって混合気のリーン化
を実現することができ、これによって始動時及び暖機時
における燃費と排ガス特性の改善を図ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0010】<実施の形態1>図1は本発明の実施の形
態1に係る吸気装置を備えるエンジンの部分断面図、図
2は同エンジンの吸気装置部の平断面図、図3は図1の
A−A線断面図である。
【0011】図1に示すエンジン1は自動二輪車用の空
冷4サイクルエンジンであって、そのシリンダボディ2
に形成されたシリンダ3にはピストン4が摺動自在に嵌
装されている。尚、図示しないが、ピストン4はコンロ
ッドを介してクランク軸に連結されており、該ピストン
4のシリンダ3内での往復直線運動はコンロッドによっ
てクランク軸の回転運動に変換される。
【0012】又、上記シリンダボディ2の上部に被着さ
れたシリンダヘッド5には燃焼室Sと吸気通路6及び排
気通路7が形成されており、吸気通路6と排気通路7が
燃焼室Sにそれぞれ開口する吸気ポート6aと排気ポー
ト7aは吸気バルブ8と排気バルブ9によってそれぞれ
適当なタイミングで開閉されて所要のガス交換がなされ
る。
【0013】即ち、上記吸気バルブ8と排気バルブ9は
シリンダヘッド5に結着された筒状のバルブガイド1
0,11にそれぞれ摺動自在に挿通保持されており、こ
れらはバルブスプリング12,13によってそれぞれ閉
じ側に付勢されている。
【0014】又、シリンダヘッド5の上部であって、吸
気バルブ8と排気バルブ9の間には、図1の紙面垂直方
向に長いカム軸14が回転自在に配されており、このカ
ム軸14に一体に形成された吸気カム14aと排気カム
14bの各外周面にはロッカーアーム15,16の各一
端が当接している。ここで、各ロッカーアーム15,1
6はその中間部がロッカーアーム軸17,18によって
それぞれ回動自在に支持されており、これらの他端は前
記吸気バルブ8と排気バルブ9の各頂部にそれぞれ当接
している。尚、図1において、19はヘッドカバー、2
0はヘッドカバー19に形成されたメンテナンス用の開
口部19aを覆うキャップである。
【0015】而して、エンジン1が作動して不図示のク
ランク軸が回転駆動されると、このクランク軸の回転は
前記カム軸14に伝達されて該カム軸14がクランク軸
の1/2の速度で回転駆動され、このカム軸14に一体
に形成された前記吸気カム14aと排気カム14bに当
接する前記ロッカーアーム15,16がロッカーアーム
軸17,18を中心として揺動するため、吸気バルブ8
と排気バルブ9がそれぞれ適当なタイミングで開閉され
る。
【0016】次に、本発明に係る吸気装置について説明
する。
【0017】前記シリンダヘッド5の吸気側端面には前
記吸気通路6に連なる吸気管21が取り付けられてお
り、この吸気管21にはキャブレタ22がゴム等の弾性
体から成るジョイント23によって連結されている。
【0018】ところで、上記キャブレタ22は所謂VM
キャブレタであって、これのベンチュリ管状のミキシン
グチャンバー24内に形成された吸気通路25の一部に
は断面積が急縮小するスロート部が形成されている。
又、このミキシングチャンバー24の上部にはボス部2
4aが一体に形成されており、該ボス部24aにはピス
トン状の摺動式スロットルバルブ26が上下摺動自在に
嵌装されている。
【0019】上記スロットルバルブ26はスプリング2
7によって常時下方(絞り側)に付勢されており、その
下端には下方に向かって先細のジェットニードル28が
結着されている。そして、このスロットルバルブ26は
スロットルワイヤー29を介して自動二輪車のハンドル
部に設けられた不図示のスロットルグリップに接続され
ている。
【0020】一方、前記ミキシングチャンバー24の下
部にはフロートチャンバー30が設けられており、この
フロートチャンバー30内には燃料が収容されるととも
に、メインノズル31が前記ジェットニードル28と同
軸的に設けられている。尚、メインノズルの上端部はミ
キシングチャンバー24の吸気通路25のスロート部に
開口しており、その内部にはジットニードル28が進退
自在に臨んでいる。
【0021】而して、本実施の形態においては、キャブ
レタ22の吸気通路25と前記吸気管21内の吸気通路
21a及びシリンダヘッド5に形成された吸気通路6は
1つの連続した吸気通路32を構成しており、この吸気
通路32の前記スロットルバルブ26よりも下流の部分
は縦壁33によって左右2つの通路32−1,32−2
(図2及び図3参照)に仕切られている。尚、縦壁33
はキャブレタ22の吸気通路25の底部に開口するスロ
ー系の燃料吐出口34の下流側からシリンダヘッド5の
吸気通路6の吸気ポート6aの上流近傍まで形成されて
おり、これはキャブレタ22のミキシングチャンバー2
4の下流側開口端部に一体に形成された縦壁24bと吸
気管21に一体に形成された縦壁21b及びシリンダヘ
ッド5の吸気通路6に一体に形成された縦壁6bを接合
して構成されている。
【0022】ところで、シリンダヘッド5には、図2に
示すように点火プラグ35がシリンダ中心から左右方向
にオフセットした位置に取り付けられており、前記吸気
通路32の縦壁33によって仕切られた2つの通路32
−1,32−2のうち点火プラグ35が設けられた側
(図2の右方)の通路32−2にはボックス36が連通
パイプ37を介して連通されている。具体的には、吸気
管21の通路32−2側の壁に連通孔21cが形成され
ており、この連通孔21cに前記ボックス36から導出
された連通パイプ37が接続されている。
【0023】次に、本実施の形態に係る吸気装置の作用
を説明する。
【0024】エンジン1が作動してピストン4がシリン
ダ3内で下動する吸気行程においては、図1に示すよう
に吸気バルブ8が開き、シリンダ3内に発生する負圧に
引かれて新気がキャブレタ22の吸気通路25内を流
れ、フロートチャンバー30に収容された燃料は吸気通
路25のスロート部に発生する負圧に引かれてメインジ
ェット31から吸気通路25へと流出し、そこを流れる
新気と混合され、これによって所定の空燃比の混合気が
形成される。尚、キャブレタ22において形成される混
合気の流量は不図示のスロットルグリップによるスロッ
トル操作によってスロットルバルブ26を上下動させる
ことによって調整される。
【0025】ところで、前述のようにキャブレタ22に
おいて形成された混合気は吸気通路32の縦壁33によ
って仕切られた2つの通路32−1,32−2を通り、
吸気バルブ8を通過してシリンダ3内に流入する。そし
て、シリンダ3内に流入した混合気は、その後吸気バル
ブ8が閉じてピストン4がシリンダ3内を上動する圧縮
行程において圧縮され、ピストン4が上死点近傍に達し
た時点で図2に示す点火プラグ35によって着火燃焼さ
れる。
【0026】而して、縦壁33によって仕切られた吸気
通路32の点火プラグ35側の通路32−2に連通する
ボックス36には吸気行程の後に混合気が連通パイプ3
7を通って流入し、次の吸気行程においてはキャブレタ
22で形成された混合気に加えてボックス36に貯留さ
れていた混合気もシリンダ3内の点火プラグ35側に流
入する。スロットル低開度時には吸気流速が低いため、
燃料吐出口34からの燃料が液状のまま吸気通路32の
壁面を流れるものもあるが、ボックス36への貯留に際
して縦壁24bによって通路32−2側に燃料を吸い寄
せて底面に開口した連通孔21cから効率良く燃料を集
めることができる。連通パイプ37の径や長さ、ボック
ス36の容積の設定によって最大の効果を得ることがで
きるエンジン回転数や貯留程度を設定することができ
る。縦壁33は吸気通路32の出口付近まで設けられて
いるため、左右の混合気は互いに混ざり合うことなく成
層状態のままシリンダ3内に流入する。この結果、シリ
ンダ3においては点火プラグ35側により多くの燃料成
分が導かれてその着火性が高められるため、該混合気の
安定した希薄燃焼が可能となって燃費と排ガス特性の改
善が図られる。
【0027】そして、本発明によれば、吸気装置に可動
部を付加しないため、装置の構成が単純化してコストア
ップを防ぐことができるとともに、長期に亘って上記効
果を安定的に維持することができる。
【0028】又、ミキシングチャンバー24の縦壁24
bは吸気通路32の縦壁33と一体に形成することもで
き、これによってキャブレタ22として全く従来構造の
ものを使用することができる。
【0029】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2を図4〜図6に基づいて説明する。尚、図4は本発
明の実施の形態2に係る吸気装置を備えるエンジンの部
分断面図、図5は図4のB−B線断面図、図6は図4の
C−C線断面図であり、これらの図においては図1〜図
3において示したと同一要素には同一符号を付してお
り、以下、それらについての説明は省略する。
【0030】本実施の形態に係る4サイクルエンジン1
においては、シリンダヘッド5の吸気側端面(上端面)
にはシリンダヘッド5に形成された吸気通路6に連なる
吸気管21が取り付けられており、この吸気管21の先
端部にはシリンダヘッド5の上方に配置されたキャブレ
タ22が連結されている。
【0031】而して、本実施の形態に係る吸気装置おい
ては、キャブレタ22の吸気通路25と吸気管21内の
吸気通路21a及びシリンダヘッド5に形成された吸気
通路6は1つの連続した吸気通路32を構成しており、
この吸気通路32のスロットルバルブ26よりも下流の
部分は隔壁33によってスロットルバルブ26の摺動方
向に上下に仕切られており、隔壁33の上側部分は断面
積の大きな主吸気通路32−1、同隔壁33の下側部分
は副吸気通路32−2として構成されている。そして、
図5及び図6に示すように、副吸気通路32−2は更に
隔壁38によって左右の通路32−2L,32−2Rに
区画されており、これらの通路32−2L,32−2R
はシリンダヘッド5に形成された吸気通路6の前壁(図
4の右方が車体前方)に沿って開口している。
【0032】又、本実施の形態に係る吸気装置において
は、図5に示すように、前記副吸気通路32−2の左右
の通路32−2L,32−2Rのうちシリンダヘッド5
に螺着された点火プラグ35側に位置する左側(図5に
おいては右側)の通路32−2Lにはキャブレタ22に
形成された始動用スタータ通路39の出口が開口してい
る。
【0033】次に、本実施の形態に係る吸気装置の作用
を説明する。
【0034】エンジン1が駆動された場合において、ス
ロットルバルブ26の開度が小さく、その下端面が前記
隔壁33よりも下方に位置する低負荷時においては、キ
ャブレタ22において形成された混合気の大部分は副吸
気通路32−2へと流れる。このため、燃焼室S内にタ
ンブルが形成される。
【0035】而して、本実施の形態に係る吸気装置にお
いては、前述のように副吸気通路32−2は隔壁38に
よって左右の通路32−2L,32−2Rに区画され、
点火プラグ35側の通路32−2Lに始動用スタータ通
路39の出口を開口せしめたため、始動用の濃混合気が
始動用スタータ通路39から通路32−2Lへと流れ込
む。従って、点火プラグ35側の通路32−2Lを流れ
る混合気が濃く(リッチとなり)、他方の通路32−2
Rを流れる混合気が薄くなる(リーンとなる)。
【0036】従って、左右の通路32−2L,32−2
Rを流れる混合気の流速が大きいために燃料の霧化が促
進されるとともに、タンブルによって点火プラグ35側
には濃い(リッチな)混合気が供給されることとなり、
混合気の着火、燃焼が安定化するために全体として薄い
(リーンな)混合気での運転が可能となる。この結果、
始動時及び暖機時における混合気のリーン化を実現して
燃費と排ガス特性の改善を図ることができる。
【0037】尚、以上の実施の形態では、本発明を特に
自動二輪車用の空冷4サイクルエンジンに対して適用し
た場合について述べたが、本発明は吸気通路の途中にキ
ャブレタ又は摺動式スロットルバルブを備える他の任意
のエンジンの吸気装置に対しても同様に適用し得ること
は勿論である。
【0038】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
記載の発明によれば、縦壁によって仕切られた吸気通路
の点火プラグ側の通路に連通するボックスにはエンジン
の吸気行程の後に混合気が流入し、次の吸気行程におい
てはキャブレタで形成された混合気に加えてボックスに
貯留されていた混合気もシリンダ内の点火プラグ側に流
入し、点火プラグ側により多くの燃料成分が導かれて該
混合気の着火性が高められるため、混合気の安定した希
薄燃焼が可能となって燃費と排ガス特性の改善が図られ
るという効果が得られる。
【0039】又、請求項2記載の発明によれば、副吸気
通路の左右に区画された通路のうち点火プラグ側の通路
に始動用スタータ通路出口を開口せしめたため、該通路
を流れる混合気が濃く、他方の通路を流れる混合気が薄
くなって点火プラグには濃い混合気が供給されることと
なり、混合気の着火、燃焼が安定化するために全体とし
て薄い混合気での運転が可能となって混合気のリーン化
を実現することができ、これによって始動時及び暖機時
における燃費と排ガス特性の改善を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る吸気装置を備える
エンジンの部分断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る吸気装置を備える
エンジンの吸気装置部の平断面図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係る吸気装置を備える
エンジンの部分断面図である。
【図5】図4のB−B線断面図である。
【図6】図4のC−C線断面図である。
【符号の説明】
1 エンジン 22 キャブレタ 6,25 吸気通路 32 吸気通路 32−1 通路(主吸気通路) 32−2 通路(副吸気通路) 32−2L,32−2R 左右の通路 33 縦壁 35 点火プラグ 36 ボックス 38 隔壁 39 始動用スタータ通路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気通路の軸方向から見て一方向に偏心
    した位置に点火プラグを取り付けるとともに、吸気通路
    の途中にキャブレタを備えるエンジンの吸気装置におい
    て、 前記キャブレタよりも下流の吸気通路を縦壁によって2
    つの通路に仕切り、点火プラグ側の通路をボックスに連
    通せしめたことを特徴とするエンジンの吸気装置。
  2. 【請求項2】 吸気通路の軸方向から見て一方向に偏心
    した位置に点火プラグを取り付けるとともに、吸気通路
    の途中に摺動式スロットルバルブを備えるエンジンの吸
    気装置において、 前記スロットルバルブの下流の吸気通路を隔壁によって
    スロットルバルブの摺動方向に上下に仕切って上側を主
    吸気通路、下側を副吸気通路とするとともに、副吸気通
    路を隔壁によって左右の通路に区画し、該通路のうち前
    記点火プラグに近い側の通路に始動用スタータ通路出口
    を開口せしめたことを特徴とするエンジンの吸気装置。
JP10150159A 1997-09-30 1998-05-29 エンジンの吸気装置 Pending JPH11166417A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022209880A1 (ja) * 2021-03-31 2022-10-06 本田技研工業株式会社 内燃機関の吸気装置
WO2023053308A1 (ja) * 2021-09-29 2023-04-06 本田技研工業株式会社 内燃機関の吸気装置
WO2023053346A1 (ja) * 2021-09-30 2023-04-06 本田技研工業株式会社 内燃機関の吸気装置

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WO2023053308A1 (ja) * 2021-09-29 2023-04-06 本田技研工業株式会社 内燃機関の吸気装置
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