JPH11165830A - ベルトコンベアの張力制御装置 - Google Patents
ベルトコンベアの張力制御装置Info
- Publication number
- JPH11165830A JPH11165830A JP33405197A JP33405197A JPH11165830A JP H11165830 A JPH11165830 A JP H11165830A JP 33405197 A JP33405197 A JP 33405197A JP 33405197 A JP33405197 A JP 33405197A JP H11165830 A JPH11165830 A JP H11165830A
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- Japan
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- belt
- spring
- belt conveyor
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 鉱石・粉体或いはその他バラ物搬送用に使用
されるベルトコンベアの張力制御装置を提供する。 【解決手段】 ベルトコンベア装置の非駆動側プーリー
軸の軸受支持部に連結された支持棒と、該軸受支持部を
はさみこんで、摺動可能にガイドする固定フレームとの
間にバネを設置したことを特徴とするベルトコンベアの
張力制御装置。
されるベルトコンベアの張力制御装置を提供する。 【解決手段】 ベルトコンベア装置の非駆動側プーリー
軸の軸受支持部に連結された支持棒と、該軸受支持部を
はさみこんで、摺動可能にガイドする固定フレームとの
間にバネを設置したことを特徴とするベルトコンベアの
張力制御装置。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉱石、粉体或いは
その他のバラ物搬送用に使用されるベルトコンベアの張
力制御装置に関するものである。
その他のバラ物搬送用に使用されるベルトコンベアの張
力制御装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】鉱石、粉体或いはその他のバラ物搬送用
に使用されるベルトコンベアは、使用当初、適正張力に
緊張してベルトコンベア装置に取り付けられるが、搬送
物の重量及びベルト自体の経時変化による伸びが生じ
て、弛緩し、その伸びは最大３％程度に達する。この伸
びが発生すると、ベルトが撓んだ状態で搬送作業が継続
され、それに伴ってベルトの蛇行が始まり、搬送物の落
下や搬送作業が持続できなくなるという問題が生じる。
に使用されるベルトコンベアは、使用当初、適正張力に
緊張してベルトコンベア装置に取り付けられるが、搬送
物の重量及びベルト自体の経時変化による伸びが生じ
て、弛緩し、その伸びは最大３％程度に達する。この伸
びが発生すると、ベルトが撓んだ状態で搬送作業が継続
され、それに伴ってベルトの蛇行が始まり、搬送物の落
下や搬送作業が持続できなくなるという問題が生じる。
【０００３】そのため、従来はベルトコンベア装置の任
意の箇所にベルトの張力を一定にするためのテンション
ウエイトをベルトコンベア内側に取付け、このウエイト
を調節することによってベルトコンベアの張力を制御す
る方法が一般的に採用されている。また、別の方法とし
ては、スクリュー式テークアップと呼ばれる方法があ
り、ベルトコンベア装置のテールプーリーに調整用プラ
ンマーブロックを設け、このプランマーブロック端部に
設けた調整ボルトの締め代によって張力を維持する方法
が採用されている。
意の箇所にベルトの張力を一定にするためのテンション
ウエイトをベルトコンベア内側に取付け、このウエイト
を調節することによってベルトコンベアの張力を制御す
る方法が一般的に採用されている。また、別の方法とし
ては、スクリュー式テークアップと呼ばれる方法があ
り、ベルトコンベア装置のテールプーリーに調整用プラ
ンマーブロックを設け、このプランマーブロック端部に
設けた調整ボルトの締め代によって張力を維持する方法
が採用されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
テンションウエイトによる方式では、蛇行の問題が解決
されず、後者のスクリュー式テークアップ方式では、ベ
ルトコンベア自体の伸びにより設定張力を維持できない
ばかりか、ベルトの偏りの修正が困難であり、前記調整
ボルトを作業者の勘によって手動で調整しなければなら
なかった。
テンションウエイトによる方式では、蛇行の問題が解決
されず、後者のスクリュー式テークアップ方式では、ベ
ルトコンベア自体の伸びにより設定張力を維持できない
ばかりか、ベルトの偏りの修正が困難であり、前記調整
ボルトを作業者の勘によって手動で調整しなければなら
なかった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した問題
点を解決すべくなされたもので、 （１）ベルトコンベア装置の非駆動側プーリー軸の軸受
支持部に連結された支持棒と、該軸受支持部をはさみこ
んで、摺動可能にガイドする固定フレームとの間にバネ
を設置したことを特徴とするベルトコンベアの張力制御
装置。 （２）上記（１）において、支持棒とガイドの固定フレ
ームの間に設置したバネの撓み量により、ベルト張力と
バネ反力を釣合い点を変更させることで、軸受支持部の
位置を調整させベルト張力を制御することを特徴とする
ベルトコンベアの張力制御装置。 （３）上記（１）または（２）において、支持棒とバネ
の組合わせにおいて、軸受支持部の支持棒が固定フレー
ムの孔を貫通して設置され、該軸受支持部がガイド方向
へ摺動可能としたことを特徴とするベルトコンベアの張
力制御装置。 （４）上記（１），（２）または（３）において、支持
棒にバネを組合わせる際、バネの両端を受けるための円
筒の座を設け、一端はガイドフレームに連接させ、他端
については、支持棒に施したネジ部にナットでバネの撓
みを調整可能に設したことを特徴とするベルトコンベア
の張力制御装置、である。
点を解決すべくなされたもので、 （１）ベルトコンベア装置の非駆動側プーリー軸の軸受
支持部に連結された支持棒と、該軸受支持部をはさみこ
んで、摺動可能にガイドする固定フレームとの間にバネ
を設置したことを特徴とするベルトコンベアの張力制御
装置。 （２）上記（１）において、支持棒とガイドの固定フレ
ームの間に設置したバネの撓み量により、ベルト張力と
バネ反力を釣合い点を変更させることで、軸受支持部の
位置を調整させベルト張力を制御することを特徴とする
ベルトコンベアの張力制御装置。 （３）上記（１）または（２）において、支持棒とバネ
の組合わせにおいて、軸受支持部の支持棒が固定フレー
ムの孔を貫通して設置され、該軸受支持部がガイド方向
へ摺動可能としたことを特徴とするベルトコンベアの張
力制御装置。 （４）上記（１），（２）または（３）において、支持
棒にバネを組合わせる際、バネの両端を受けるための円
筒の座を設け、一端はガイドフレームに連接させ、他端
については、支持棒に施したネジ部にナットでバネの撓
みを調整可能に設したことを特徴とするベルトコンベア
の張力制御装置、である。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下に本発明の詳細内容を図面を
以って具体的に説明する。図１は、本発明によるベルト
コンベア張力制御装置の概略正面図である。この図１で
は、テールプーリー側の張力制御装置を説明する。ベル
トコンベア装置１は、固定フレーム３を堅固に固定して
いる。搬送物を搬送するためのベルト２は、テールプー
リー（非駆動プーリー）４により転回・支承されてい
る。前記テールプーリー４は駆動モーター（図示せず）
により、ベルトを介して、回転駆動され一定方向に転回
される。前記テールプーリー４及びプーリー軸５は、ベ
ルトコンベア装置架台内部でプーリー軸支持部６にベル
トの伸びをスライドすることで追従可能な状態で支承さ
れている。一方、前記プーリー軸支持部６に固定されて
いる支持棒７が固定フレーム３の孔を貫通して配設して
いる。前述したように、支持棒７の端部はネジ部８を構
成しており、そのネジ部に設けられたバネ９をバネの両
端に当接された円筒の座１１，１２、及びネジ部８の端
部にねじ込まれたナット１０で構成されている。
以って具体的に説明する。図１は、本発明によるベルト
コンベア張力制御装置の概略正面図である。この図１で
は、テールプーリー側の張力制御装置を説明する。ベル
トコンベア装置１は、固定フレーム３を堅固に固定して
いる。搬送物を搬送するためのベルト２は、テールプー
リー（非駆動プーリー）４により転回・支承されてい
る。前記テールプーリー４は駆動モーター（図示せず）
により、ベルトを介して、回転駆動され一定方向に転回
される。前記テールプーリー４及びプーリー軸５は、ベ
ルトコンベア装置架台内部でプーリー軸支持部６にベル
トの伸びをスライドすることで追従可能な状態で支承さ
れている。一方、前記プーリー軸支持部６に固定されて
いる支持棒７が固定フレーム３の孔を貫通して配設して
いる。前述したように、支持棒７の端部はネジ部８を構
成しており、そのネジ部に設けられたバネ９をバネの両
端に当接された円筒の座１１，１２、及びネジ部８の端
部にねじ込まれたナット１０で構成されている。
【０００７】このような構造とすることで、ベルト２が
伸び張力制御を行う必要がある場合には、必要距離をナ
ット１０で締め上げることでバネ９が圧縮され、より緊
締されて前記プーリー軸支持部６を後方側に引張ること
でベルト２の張力を付加することになり、結果的にベル
ト２は一定の張力が付与された状態になる。本発明にお
いては、長尺物のベルトコンベアよりは、寧ろ短尺物の
ベルトコンベア装置の方が適用し易い。一例として、５
〜６ｍ長の鉱石搬送のベルトコンベア装置の場合におい
て、必要な張力を８００kgとして、初期伸びを３％と仮
定した場合には、必要なバネ仕様は、バネ鋼材をＪＩＳ
ＳＵＰ９のコイルバネで、コイル長さ：２００mm、巻
き数：５．２５、コイル径：９９．５mm、線形：２０mm
を使用する事で十分対応可能である。
伸び張力制御を行う必要がある場合には、必要距離をナ
ット１０で締め上げることでバネ９が圧縮され、より緊
締されて前記プーリー軸支持部６を後方側に引張ること
でベルト２の張力を付加することになり、結果的にベル
ト２は一定の張力が付与された状態になる。本発明にお
いては、長尺物のベルトコンベアよりは、寧ろ短尺物の
ベルトコンベア装置の方が適用し易い。一例として、５
〜６ｍ長の鉱石搬送のベルトコンベア装置の場合におい
て、必要な張力を８００kgとして、初期伸びを３％と仮
定した場合には、必要なバネ仕様は、バネ鋼材をＪＩＳ
ＳＵＰ９のコイルバネで、コイル長さ：２００mm、巻
き数：５．２５、コイル径：９９．５mm、線形：２０mm
を使用する事で十分対応可能である。
【０００８】このように、本発明によるベルトコンベア
張力制御装置は、固定フレームと支持棒端部との間にバ
ネを組み込むことによってベルトの伸びを許容し、任意
にベルトコンベアの張力を制御できるものである。特
に、ベルトコンベアの張力を付与するバネの仕様を搬送
物の重量、ベルト仕様、ベルトの巻き付け角、ベルト搬
送速度、摩擦係数及び搬送量によって算出された張力を
維持する事ができるものであり、使用環境に制約されな
いという利点を有している。また、非駆動プーリー軸両
側にバネを内蔵した構造を設ける事で、ベルトの蛇行に
よって左右のバネにかかる荷重の不均衡を是正すること
ができ、しかも、仮に蛇行が生じても、ステアリング効
果により蛇行の発生が防止できるという効果がある。
張力制御装置は、固定フレームと支持棒端部との間にバ
ネを組み込むことによってベルトの伸びを許容し、任意
にベルトコンベアの張力を制御できるものである。特
に、ベルトコンベアの張力を付与するバネの仕様を搬送
物の重量、ベルト仕様、ベルトの巻き付け角、ベルト搬
送速度、摩擦係数及び搬送量によって算出された張力を
維持する事ができるものであり、使用環境に制約されな
いという利点を有している。また、非駆動プーリー軸両
側にバネを内蔵した構造を設ける事で、ベルトの蛇行に
よって左右のバネにかかる荷重の不均衡を是正すること
ができ、しかも、仮に蛇行が生じても、ステアリング効
果により蛇行の発生が防止できるという効果がある。
【０００９】
【発明の効果】上述したように、本発明は従来のように
ベルトの伸びを許容するための位置調整を行う必要がな
く、しかも蛇行の発生が防止できるためベルト蛇行によ
る耳切れ、搬送物の落下等の故障や問題を解決でき、さ
らに、設備費の削減、設備個数の削減及びメンテナンス
フリーが実現可能となる。
ベルトの伸びを許容するための位置調整を行う必要がな
く、しかも蛇行の発生が防止できるためベルト蛇行によ
る耳切れ、搬送物の落下等の故障や問題を解決でき、さ
らに、設備費の削減、設備個数の削減及びメンテナンス
フリーが実現可能となる。
【図１】本発明によるベルトコンベア張力制御装置の概
略正面図。
略正面図。
１…ベルトコンベア装置 ２…ベルト ３…固定フレーム ４…テールプーリー ５…テールプーリー軸 ６…プーリー支持部 ７…支持棒 ８…ネジ部 ９…バネ １０…ナット １１，１２…円筒座
Claims (4)
- 【請求項１】 ベルトコンベア装置の非駆動側プーリー
軸の軸受支持部に連結された支持棒と、該軸受支持部を
挟み込んで、摺動可能にガイドする固定フレームとの間
にバネを設置したことを特徴とするベルトコンベアの張
力制御装置。 - 【請求項２】 前記支持棒とガイドの固定フレームの間
に設置したバネの撓み量により、ベルト張力とバネ反力
を釣合い点を変更させることで、該軸受支持部の位置を
調整させベルト張力を制御することを特徴とする請求項
１記載のベルトコンベアの張力制御装置。 - 【請求項３】 前記支持棒とバネの組合わせにおいて、
該軸受支持部の支持棒が固定フレームの孔を貫通して設
置され、該軸受支持部がガイド方向へ摺動可能としたこ
とを特徴とする請求項１または２記載のベルトコンベア
の張力制御装置。 - 【請求項４】 前記支持棒にバネを組合わせる際、バネ
の両端を受けるための円筒の座を設け、一端はガイドフ
レームに当接させ、他端については、支持棒に施したネ
ジ部にナットをバネの撓みを調整可能にねじ込み設けた
ことを特徴とする請求項１，２または３記載のベルトコ
ンベアの張力制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33405197A JPH11165830A (ja) | 1997-12-04 | 1997-12-04 | ベルトコンベアの張力制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33405197A JPH11165830A (ja) | 1997-12-04 | 1997-12-04 | ベルトコンベアの張力制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11165830A true JPH11165830A (ja) | 1999-06-22 |
Family
ID=18272969
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33405197A Withdrawn JPH11165830A (ja) | 1997-12-04 | 1997-12-04 | ベルトコンベアの張力制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11165830A (ja) |
Cited By (24)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1997
- 1997-12-04 JP JP33405197A patent/JPH11165830A/ja not_active Withdrawn
Cited By (28)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050301 |