JPH11165712A - 角筒容器充填機用搬送キャリア - Google Patents

角筒容器充填機用搬送キャリア

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JPH11165712A
JPH11165712A JP33168097A JP33168097A JPH11165712A JP H11165712 A JPH11165712 A JP H11165712A JP 33168097 A JP33168097 A JP 33168097A JP 33168097 A JP33168097 A JP 33168097A JP H11165712 A JPH11165712 A JP H11165712A
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cylindrical container
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Satsuki Kawaji
五月 河路
Atsushi Yuzawa
淳 湯澤
Tadashi Osugi
忠司 大杉
Takashi Maruyama
隆 丸山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】搬送キャリアのサイズ変更作業において容器外
形角寸サイズに適合した搬送キャリアサイズに容易に設
定変更できるようにすることにある。 【解決手段】互いに逆回転送行する一対の各々エンドレ
スチェーン12にそれぞれ等間隔に複数のキャリア部2
2が取り付けられ、その各々エンドレスチェーン12の
離間対向送行間に正対する一対の前記キャリア部22、
22により構成される搬送キャリア11により角筒容器
1の前後及び左右の角隅側部をホールドして順次搬送す
る角筒容器充填機用搬送キャリアにおいて、各々エンド
レスチェーン12に取り付けた前記キャリア部22は離
間対向送行方向の前後に取り付けた一対の対向する段状
ホルダー板23、23により構成され、該各々段状ホル
ダー板23の対向内面に階段状の段差部24が設けられ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙製角筒状の液体
包装容器を製函して液体内容物を充填する紙製角筒容器
充填機において角筒容器を搬送する角筒容器充填機用キ
ャリアに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に紙製角筒容器の充填機は、図5
(a)の側面図及び図5(b)の平面図に示すように、
容器成形部40と、該容器成形部40と接続して設けら
れたチャンバー50(カバー体)内には、四角形状の角
筒容器1を1個ずつホールドするキャリア板51aが一
定間隔で取り付けてある一対の対向するエンドレスチェ
ーン52、52からなる搬送機構53、および前記チェ
ーン52の対向間に沿って下部に水平に底部ガイド54
が設けられている。なお、無菌充填機のチャンバー50
の場合は陽圧状態の無菌エアーが供給される無菌チャン
バー50となっている。
【0003】前記成形部40は、折り畳まれた偏平形状
の四角形状の角筒容器1を多数枚集積して前方に1枚ず
つフィードするカートンマガジン部41と、角筒容器1
を偏平形状から立体形状の角筒容器1に立ち起こす立ち
起こし部42と、立ち起こした角筒容器1を装填支持し
て容器底部をシール成形するマンドレルアーム45を回
転中心部44に放射状に有して回転するマンドレル部4
3を備えている。
【0004】チャンバー50には、ジュース、牛乳、酒
等の内容物を角筒容器1に頂部開口部より充填する充填
部58と、該容器1の頂部開口部を加熱する加熱部59
と、この加熱した開口部を圧着して密封する密封部60
と、充填密封された角筒容器1を搬出する搬出部62か
らなっている。
【0005】また、例えば無菌チャンバー50の場合
は、搬入部61から搬入された前記容器1の外部を殺菌
する外部殺菌部55と、該容器1内部を殺菌する内部殺
菌部56と、容器1内部の殺菌液を乾燥すると共に加熱
殺菌する乾燥部57と、ジュース、牛乳、酒等の内容物
を容器1に頂部開口部より充填する充填部58と、容器
1の頂部開口部を加熱する加熱部59と、この加熱した
開口部を圧着して密封する密封部60と、充填密封容器
Cを搬出する搬出部62からなっている。そして無菌エ
ア送風部63は搬入部61の反対側に設けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図6の拡大平面図に示
すように、搬送機構53は、各々キャリア板51aがそ
の基端部にて両端部のモーター駆動スプロケット52
a、52bに巻回して互いに逆方向に回転送行する一対
の対向するそれぞれエンドレスチェーン52、52に等
間隔で一体的に取り付けられており、搬送キャリア51
は、それぞれエンドレスチェーン52、52の対向間に
おいて互いに対向する一対のキャリア板51a、51a
により構成され、角筒容器1は、そのエンドレスチェー
ン52、52に取り付けられた各々キャリア板51a、
51aに挟まれて直線的に前方に順次搬送されるように
なっている。
【0007】このような従来の搬送キャリア51は、容
器1の角寸サイズが変わる度にその容器外形角寸に適合
したサイズに調整する必要があり、従来の搬送キャリア
51のサイズ調整に当たっては、図6に示すように、各
々エンドレスチェーン52、52の対向間において、そ
の各々チェーン52、52に取り付けられて対向する一
対のキャリア板51a、51aの離間距離aと、一対の
対向するエンドレスチェーン52、52の離間距離Dと
を移動調整することによって、容器外形角寸a×bに適
合したサイズに調整するようにしており、キャリア板5
1aの離間距離aにおいてはエンドレスチェーン52に
取り付けられた個々のキャリア板51aの取り付けネジ
の弛めや締め付け作業や、エンドレスチェーン52に対
する個々のキャリア板51aの正確な位置決め作業にか
なりの時間と手間を必要としていた。
【0008】本発明は、搬送キャリアのサイズ変更作業
において、容器外形角寸サイズに適合した搬送キャリア
サイズに容易に設定変更できるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、互いに逆回転
送行する一対の各々エンドレスチェーン12にそれぞれ
等間隔に複数のキャリア部22が取り付けられ、その各
々エンドレスチェーン12の離間対向送行間に正対する
一対の前記キャリア部22、22により構成される搬送
キャリア11により角筒容器1の前後及び左右の角隅側
部をホールドして順次搬送する角筒容器充填機用搬送キ
ャリアにおいて、各々エンドレスチェーン12に取り付
けた前記キャリア部22は離間対向送行方向の前後に取
り付けた一対の対向する段状ホルダー板23、23によ
り構成され、該各々段状ホルダー板23の対向内面に階
段状の段差部24が設けられていることを特徴とする角
筒容器充填機用搬送キャリアである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の角筒容器充填機用搬送キ
ャリアの実施の形態を、以下に詳細に説明すれば、図1
は、本発明の角筒容器充填機用搬送キャリア11を取り
付けた角筒容器搬送機構13の平面図であり、複数個の
キャリア部22が、モーターにより駆動するスプロケッ
ト12a、12bに巻回して互いに逆方向に回転送行す
る一対の距離Dにて離間対向するそれぞれエンドレスチ
ェーン12、12に等間隔に一体的に取り付けられてい
る。
【0011】角筒容器充填機用の搬送キャリア11は、
対向送行する前記エンドレスチェーン12、12の離間
対向送行間において、互いに正対する複数対の前記キャ
リア部22、22により構成される。
【0012】各々エンドレスチェーン12に取り付けら
れたそれぞれキャリア部22は、エンドレスチェーン1
2、12の離間対向送行方向の前後に距離aにて離間対
向して取り付けられた一対の段状ホルダー板23、23
により構成される。
【0013】前記離間対向する各々エンドレスチェーン
12、12に取り付けた前記キャリア部22、22は、
その離間対向送行間において各々一対ずつ順次互いに距
離bにて正対して送行移動するとともに、その対向送行
間に1個ずつ順次導入される角筒容器1を挟持して対向
送行方向に搬送する。なお、図中、14は角筒容器1の
底部を下方よりスライド可能に支持するステーである。
【0014】前記一対の互いに正対したキャリア部2
2、22は、角筒容器1のチェーン側に対向する両側面
の角隅部と該角筒容器1の対向送行方向に対して前後に
対向する両側面の角隅部との四角隅部を、そのキャリア
部22の各々段状ホルダー板23の対向内面に備える階
段状の段差部24のいずれか同一段部の直角内角部によ
ってホールドするように保持してその角筒容器1を前方
に搬送する。
【0015】前記正対する各々キャリア部22、22の
離間送行方向前後に離間対向する各々一対の段状ホルダ
ー板23、23は、エンドレスチェーン12に等間隔に
取り付けた支持板25にネジ27により締め付け固定さ
れ、該各々ホルダー板23、23の離間対向距離aは、
ネジ27を弛めて支持板25の長孔25aに沿って前後
方向に移動調整することにより適宜に変更できるように
なっている。
【0016】図3は、エンドレスチェーン12に取り付
けられた正対するキャリア部22、22の部分拡大平面
図であり、エンドレスチェーン12は、2枚のリンクプ
レート12aに2本の円筒状のブッシュピン12bを圧
入し、そのブッシュピン12bの外周に自由回転状態に
ローラ12cを取り付けたローラリンク(インナーリン
ク)と、該ローラリンクの外面に対向する2枚のリンク
プレート12dに2本のピン12eをブッシュピン12
bに整合して圧入したピンリンク(アウターリンク)と
を交互に組み合わせて無端状にしたものである。
【0017】上記キャリア部22のホルダー板23は、
所定ピッチ毎の各々ピンリンクに取り付け固定されたブ
ラケット21に接続する前記支持板25に取り付け支持
されている。
【0018】本発明の角筒容器充填機用搬送キャリア1
1の使用方法を図4(a)〜(c)に示す搬送キャリア
11の部分平面図に従って説明する。
【0019】図4(a)に示すように、搬送キャリア1
1により搬送する角筒容器1の角寸サイズが大きい場合
は、角筒容器1の四つの角隅部を保持する各々段状ホル
ダー板23の各段部24のうち、支持板25側に最も近
接した対向離間距離b=b1にて対向するそれぞれ段部
24を角筒容器1の四つの角隅部の保持に使用するもの
である。
【0020】その場合、同図4(a)の各々支持板2
5、25に取り付けられた互いに離間対向するそれぞれ
一対の段状ホルダー板23、23を締め付け固定してい
るネジ27を弛めて矢印方向に移動させ、それぞれ離間
対向する該一対の段状ホルダー板23、23をそのネジ
27が長孔25a内の外端部になるように位置決めして
対向離間距離aをa=a1 に拡張変更し、その後にネジ
27を締め付けてそれぞれ該段状ホルダー板23、23
を支持板25に固定する。なお、平行に離間対向するエ
ンドレスチェーン12、12の離間距離は一定距離Dを
保持した状態としておく。
【0021】搬送キャリア11によって搬送する上記角
筒容器1は、その平面視において必ずしも正方形でなく
てもよいが、例えば、図示するように角筒容器1の角寸
形状(平面視の形状)が正方形の場合は、前記対向離間
距離a1 と対向離間距離b1との関係を、a1 =b1
設定するものである。
【0022】他方、角筒容器1の角寸サイズが中程度の
大きさの場合は、図4(b)のように、角筒容器1の四
つの角隅部を保持する各々段状ホルダー板23の各段部
24のうち、対向離間距離b=b2 にて対向するそれぞ
れ中段にある段部24を角筒容器1の四つの角隅部の保
持に使用するものである。
【0023】その場合、同図4(b)の各々支持板2
5、25に取り付けられた互いに離間対向するそれぞれ
一対の段状ホルダー板23、23を締め付け固定してい
るネジ27を弛めて矢印方向に縮小移動させ、それぞれ
離間対向する該一対の段状ホルダー板23、23をその
ネジ27が長孔25a内の中程になるように位置決めし
て対向離間距離aをa=a2 に縮小変更し、その後にネ
ジ27を締め付けてそれぞれ該段状ホルダー板23、2
3を支持板25に固定する。なお、前記同様に平行に離
間対向するエンドレスチェーン12、12の離間距離は
一定距離Dを保持した状態としておく。
【0024】搬送キャリア11によって搬送する上記角
筒容器1は、その平面視において必ずしも正方形でなく
てもよいが、例えば、図示するように角筒容器1の角寸
形状(平面視の形状)が正方形の場合は、前記対向離間
距離a2 と対向離間距離b2との関係を、a2 =b2
設定するものである。
【0025】また他方、角筒容器1の角寸サイズが小さ
いサイズの場合は、図4(c)のように、角筒容器1の
四つの角隅部を保持する各々段状ホルダー板23の各段
部24のうち、支持板25側より最も離反して対向離間
距離b=b3 にて対向するそれぞれ段部24を角筒容器
1の四つの角隅部の保持に使用するものである。
【0026】その場合、同図4(c)の各々支持板2
5、25に取り付けられた互いに離間対向するそれぞれ
一対の段状ホルダー板23、23を締め付け固定してい
るネジ27を弛めて、さらに矢印方向に縮小移動させ、
それぞれ離間対向する該一対の段状ホルダー板23、2
3をそのネジ27が長孔25a内の内端部になるように
位置決めして対向離間距離aをa=a3 に縮小変更し、
その後にネジ27を締め付けてそれぞれ該段状ホルダー
板23、23を支持板25に固定する。なお、平行に離
間対向するエンドレスチェーン12、12の離間距離は
前記同様に一定距離Dを保持した状態としておく。
【0027】搬送キャリア11によって搬送する上記角
筒容器1は、その平面視において必ずしも正方形でなく
てもよいが、例えば、図示するように角筒容器1の角寸
形状(平面視の形状)が正方形の場合は、前記対向離間
距離a3 と対向離間距離b3との関係を、a3 =b3
設定するものである。
【0028】
【発明の効果】本発明の角筒容器充填機用搬送キャリア
は、充填機を用いて充填処理する角筒容器の角寸が変更
される際に行う搬送キャリアのサイズ変更作業におい
て、容器外形角寸サイズに適合した搬送キャリアサイズ
に容易に少ない労力によって設定変更できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の角筒容器充填機用搬送キャリアを説明
する角筒容器の搬送機構の平面図。
【図2】本発明の角筒容器充填機用搬送キャリアの部分
斜視図。
【図3】本発明の角筒容器充填機用搬送キャリアの部分
平面図。
【図4】(a)は本発明の角筒容器充填機用搬送キャリ
アの角寸サイズを拡張変更する場合の平面図、(b)は
本発明の角筒容器充填機用搬送キャリアの角寸サイズを
中程度に縮小変更する場合の平面図、(c)は本発明の
角筒容器充填機用搬送キャリアの角寸サイズをさらに縮
小変更する場合の平面図。
【図5】(a)は一般的な角筒容器製函充填機の側面
図、(b)はその平面図。
【図6】一般的な角筒容器製函充填機の搬送キャリアを
説明する角筒容器の搬送機構の平面図。
【符号の説明】
1…角筒容器 11…搬送キャリア 12…エンドレスチェーン 12
a…リンクプレート 12b…ブッシュピン 12c…ローラ 12d…リン
クプレート 12e…ピン 13…搬送機構 14…底部支持用のステー 21…ブラケット 22…キャリア部 23…段状ホル
ダー板 24…段部 25…支持板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸山 隆 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに逆回転送行する一対の各々エンドレ
    スチェーン12にそれぞれ等間隔に複数のキャリア部2
    2が取り付けられ、その各々エンドレスチェーン12の
    離間対向送行間に正対する一対の前記キャリア部22、
    22により構成される搬送キャリア11により角筒容器
    1の前後及び左右の角隅側部をホールドして順次搬送す
    る角筒容器充填機用搬送キャリアにおいて、各々エンド
    レスチェーン12に取り付けた前記キャリア部22は離
    間対向送行方向の前後に取り付けた一対の対向する段状
    ホルダー板23、23により構成され、該各々段状ホル
    ダー板23の対向内面に階段状の段差部24が設けられ
    ていることを特徴とする角筒容器充填機用搬送キャリ
    ア。
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