JPH11165216A - 加工用刃物の治具 - Google Patents

加工用刃物の治具

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JPH11165216A
JPH11165216A JP33407597A JP33407597A JPH11165216A JP H11165216 A JPH11165216 A JP H11165216A JP 33407597 A JP33407597 A JP 33407597A JP 33407597 A JP33407597 A JP 33407597A JP H11165216 A JPH11165216 A JP H11165216A
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JP
Japan
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support plate
jig
support
holder
tap
Prior art date
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Pending
Application number
JP33407597A
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English (en)
Inventor
Shigeyuki Kanazawa
繁行 金沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熟練を要せずに誰もがタップ等のような軸状
の加工用刃物を用いた手作業で被加工物の加工を簡単に
行なるようにすること。 【解決手段】 加工用刃物の治具30は持ち運び可能な
支持台32からなる。支持台32は、支持板部34と、
支持板部34を所定の高さに支持する脚部36と、支持
板部34の下方を視認できるようにした窓部38を備え
る。支持板部34は、脚部36が、水平となった被加工
物16の表面1602に載置された状態で水平になるよ
うに形成されている。支持板部34の中央には支持孔4
0が垂直に貫通形成され、支持孔40に軸受42が取り
付けられている。軸受42は、タップホルダー14の軸
部1402が挿脱され、かつ、軸部1402を回転可能
に支持するように設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は手作業によりタップ
またはリーマまたはドリル等のような軸状の加工用刃物
で加工する際に好適な加工用刃物の治具に関する。
【0002】
【従来の技術】工場ではねじ孔や孔の仕上げ加工などが
手作業で頻繁になされており、この場合、タップやリー
マ、ドリル等のような軸状の加工用刃物が用いられてい
る。例えば、ねじ孔を加工する場合、図3に示すよう
に、タップ12及びタップホルダー14が用いられる。
タップ12は軸状を呈し、その外周にねじ切り用の刃が
形成され、また、基部にはタップホルダー14への結合
用の軸部が形成されている。タップホルダー14は、軸
部1402と、軸部1402の先端に軸部1402より
も小さい径で設けられた固定部1404と、軸部140
2の基端に設けられたハンドル1406を備えている。
前記固定部1404によりタップ12の基部が着脱可能
に取り付けられ、取り付けられた状態で軸部1402と
タップ12は同軸上となる。
【0003】固定部1404は、例えば、固定リングを
一方に回転させることで、軸部1402側に設けられた
複数の支持片がタップ12の基部を締め付け固定し、ま
た、固定リングを反対の方向に回転することでこの締め
付け固定が解除され、タップ12が取り外されるように
構成されている。このようなタップ12及びタップホル
ダー14を用いてねじ孔を加工する場合、下孔18が貫
通形成された被加工物16を万力20によりほぼ水平に
支持し、被加工物16の下孔18上にタップ12を挿入
し、ハンドル1406を回転させタップ12を押し込ん
でいく作業がなされる。この場合、下孔18に対してタ
ップ12が傾いていると、タップ12が折れてしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そのため、タップ12
によりねじ孔を加工する場合、被加工物16の表面16
02に対してタップ12が垂直になっているかを常時視
認しつつ作業を行なう必要があり、熟練を要する作業と
なり、熟練工でなければ生産効率を高めることができな
い不具合があった。本発明は前記事情に鑑み案出された
ものであって、本発明の目的は、熟練を要せずに誰もが
タップ等のような軸状の加工用刃物を用いた手作業で加
工用刃物を破損することなく簡単に加工を行なえるよう
にした加工用刃物の治具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、軸状を呈する加工用刃物の基部に、軸状のホ
ルダーの先端を加工用刃物と軸心をほぼ一致させて結合
し、手作業によりこのホルダーの基部のハンドルを回動
させて加工用刃物により被加工物に加工する際に用いる
加工用刃物の治具であって、前記治具は持ち運び可能な
支持台からなり、前記支持台は、支持板部と、前記支持
板部を所定の高さに支持する脚部と、支持台の側方から
支持板部の下方を視認できるようにした窓部を備え、前
記支持板部には、前記脚部を被加工物の表面に載せた状
態で、前記ホルダーを、その軸心を被加工物の表面に対
して垂直にして該軸心回りに回転可能にかつ挿脱可能に
支持する支持孔が貫通して形成されていることを特徴と
する。
【0006】本発明によれば、支持板部の支持孔により
ホルダーが被加工物に対して常に垂直状態に保持される
ので、手作業による加工用刃物を用いた加工が簡単にな
される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を加工
用刃物がタップである場合について図面を参照して説明
する。図1は加工用刃物の治具の使用状態の平面図、図
2は同正面図を示し、図3で示した従来と同様な部材、
箇所には同一符号を付して説明する。本発明の実施の形
態に係る加工用刃物の治具30は持ち運び可能な支持台
32からなる。前記支持台32は、支持板部34と、支
持板部34を所定の高さに支持する脚部36と、支持台
32の側方から支持板部34の下方を視認できるように
した窓部38を備える。
【0008】前記支持板部34は平面視長方形で、図
1、図2に示すように、その長辺の長さはタップホルダ
ー14のハンドル1406の長さよりも短い寸法で形成
されている。前記脚部36は支持板部34の対向する各
短辺からそれぞれ下方に垂設して形成され、支持台32
の安定性を高めるため脚部36の下部にフランジ360
2が形成されている。前記脚部36を除いた支持板部3
4の下面の下方、すなわち支持板部34の対向する各長
辺の下方は何もなく、本実施の形態では、これら長辺の
下方部分により前記窓部38が形成されている。
【0009】前記支持板部34は、脚部36が、水平と
なった被加工物16の表面1602に載置された状態で
水平になるように形成されている。支持板部34の厚さ
は、タップホルダー14の軸部1402よりも短い寸法
で形成され、支持板部34の中央には支持孔40が垂直
に貫通形成され、この支持孔40に軸受42が取り付け
られている。前記軸受42は、タップホルダー14の軸
部1402が挿脱され、かつ、軸部1402を回転可能
に支持するように設けられている。なお、本実施の形態
では、前記支持板部34やフランジ3602を含んだ支
持台30の全体は、平面視した場合、図1に示すよう
に、タップホルダー14のハンドル1406を回動させ
た際のハンドル1406の旋回軌跡の範囲内にほぼ入る
大きさで形成されている。
【0010】次に、治具30の使用方法について説明す
る。下孔18が形成された被加工物16を万力20によ
りほぼ水平に支持する。次に、被加工物16の上に支持
台32を載せ、支持板部34の軸受42内に、タップ1
2側からタップホルダー14の軸部1402を挿通させ
る。次に、窓部38からタップ12を視認しつつ支持台
32を被加工物16上で動かし、タップ12と下孔18
がほぼ同軸上に位置するように調整する。タップ12と
下孔18がほぼ同軸上に位置したならば、従来と同様
に、ハンドル1406を回転させタップ12を押し込ん
でいく作業がなされ、これによりねじ切りがなされる。
【0011】本実施の形態によれば、被加工物16の表
面1602に対してタップホルダー14の軸部1402
が軸受42により常に垂直状態に保持されるので、最初
にタップ12を下孔18に対してほぼ同軸上に位置させ
れば、以後、従来のようにタップ12の垂直状態を確認
する必要はなくなり、単にハンドル1406を回転させ
タップ12を押し込んでいくだけでよい。従って、熟練
を要せずに誰もが手作業によりねじ切りをタップを破損
することなく簡単に行なうことが可能となる。また、治
具30は、平面視した場合、タップホルダー14のハン
ドル1406の旋回軌跡の範囲内にほぼ入る寸法の大き
さであり、小型であるため、被加工物16にねじを切る
際に被加工物16の上に簡単に載ることは無論のこと、
持ち運びや収納上も有利となる。
【0012】なお、本実施の形態では、軸受42を用い
てタップホルダー14の軸部1402を回転可能に支持
した場合について説明したが、軸受42を省いて支持孔
40により軸部1402を支持するようにしてもよい。
また、支持板部34や脚部36、窓部38の形状は実施
の形態の構造に限定されず任意である。また、本実施の
形態では加工用刃物がタップ12である場合について説
明したが、タップ12以外の例えば、リーマやドリルな
どの加工用刃物である場合にも本発明は適用可能であ
る。
【0013】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明は、
軸状を呈する加工用刃物の基部に、軸状のホルダーの先
端を加工用刃物と軸心をほぼ一致させて結合し、手作業
によりこのホルダーの基部のハンドルを回動させて加工
用刃物により被加工物に加工する際に用いる加工用刃物
の治具であって、前記治具は持ち運び可能な支持台から
なり、前記支持台は、支持板部と、前記支持板部を所定
の高さに支持する脚部と、支持台の側方から支持板部の
下方を視認できるようにした窓部を備え、前記支持板部
には、前記脚部を被加工物の表面に載せた状態で、前記
ホルダーを、その軸心を被加工物の表面に対して垂直に
して該軸心回りに回転可能にかつ挿脱可能に支持する支
持孔が貫通して形成されている構成とした。そのため、
熟練を要せずに誰もがタップ等のような軸状の加工用刃
物を用いた手作業で加工用刃物を破損することなく簡単
に加工を行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】加工用刃物の治具の使用状態の平面図である。
【図2】加工用刃物の治具の使用状態の正面図である。
【図3】タップを用いてねじを切る際の説明図である。
【符号の説明】
12……タップ、14……タップホルダー、16……被
加工物、18……下孔、30……加工用刃物の治具、3
2……支持台、34……支持板部、36……脚部、38
……窓部、40……支持孔、42……軸受。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸状を呈する加工用刃物の基部に、軸状
    のホルダーの先端を加工用刃物と軸心をほぼ一致させて
    結合し、手作業によりこのホルダーの基部のハンドルを
    回動させて加工用刃物により被加工物に加工する際に用
    いる加工用刃物の治具であって、 前記治具は持ち運び可能な支持台からなり、 前記支持台は、支持板部と、前記支持板部を所定の高さ
    に支持する脚部と、支持台の側方から支持板部の下方を
    視認できるようにした窓部を備え、 前記支持板部には、前記脚部を被加工物の表面に載せた
    状態で、前記ホルダーを、その軸心を被加工物の表面に
    対して垂直にして該軸心回りに回転可能にかつ挿脱可能
    に支持する支持孔が貫通して形成されている、 ことを特徴とする加工用刃物の治具。
  2. 【請求項2】 前記支持孔には軸受が取着され、前記ホ
    ルダーの支持は前記軸受によりなされることを特徴とす
    る請求項1記載の加工用刃物の治具。
  3. 【請求項3】 前記脚部は複数設けられ、前記窓部は前
    記脚部の間に設けられていることを特徴とする請求項1
    記載の加工用刃物の治具。
  4. 【請求項4】 前記支持板部は平面視矩形状を呈し、前
    記脚部は支持板部の対向する1組の各辺からそれぞれ下
    方に垂設して形成され、前記窓部は支持板部の対向する
    残りの1組の各辺の下方にそれぞれ設けられていること
    を特徴とする請求項1記載の加工用刃物の治具。
  5. 【請求項5】 前記支持台は、平面視した場合、前記ハ
    ンドルを回動させた際のハンドルの旋回軌跡の範囲内に
    ほぼ入る大きさで形成されていることを特徴とする請求
    項1記載の加工用刃物の治具。
  6. 【請求項6】 前記加工用刃物はタップまたはリーマま
    たはドリルであることを特徴とする請求項1記載の加工
    用刃物の治具。
JP33407597A 1997-12-04 1997-12-04 加工用刃物の治具 Pending JPH11165216A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107127405A (zh) * 2017-04-17 2017-09-05 厦工(三明)重型机器有限公司 一种螺孔加工装置和螺孔加工方法
CN108015365A (zh) * 2017-12-29 2018-05-11 汕头大学 一种3d打印机外壳薄板侧面螺纹加工装置
CN111438408A (zh) * 2020-05-30 2020-07-24 李让勤 一种钳工攻丝用攻丝稳定器
CN111843060A (zh) * 2020-07-30 2020-10-30 哈电集团(秦皇岛)重型装备有限公司 一种手工攻丝定位装置及手工攻丝方法

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