JPH11160405A - 磁気共鳴装置用試料温度可変装置 - Google Patents

磁気共鳴装置用試料温度可変装置

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JPH11160405A
JPH11160405A JP9326074A JP32607497A JPH11160405A JP H11160405 A JPH11160405 A JP H11160405A JP 9326074 A JP9326074 A JP 9326074A JP 32607497 A JP32607497 A JP 32607497A JP H11160405 A JPH11160405 A JP H11160405A
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heater
temperature
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liquid nitrogen
dewar
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Tomio Kosaku
小作富雄
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 抵抗値の異なるヒータを用いて温度制御を行
なっても、ヒータが過熱してヒータ切れを起こしたり、
ヒータ電源が切れて温度制御ができなくなったりしない
試料温度可変装置を提供する。 【解決手段】 デュワーに蓄えられた液体窒素中でヒー
タを加熱することによって低温の窒素ガスを気化・発生
させ、そのガスを試料管に吹き付けることによって試料
温度を制御するように構成すると共に、デュワー内の液
体窒素が消費されてなくなると、前記ヒータを構成要素
として含むブリッジ回路でヒータの温度が上昇して抵抗
値が変化することに由来するバランスの崩れを検出し
て、ヒータへの電力供給を断つように構成した磁気共鳴
装置用試料温度可変装置において、ヒータに直列に接続
される可変抵抗器を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気共鳴装置にお
いて用いられる試料温度可変装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、従来の磁気共鳴装置用試料温度
可変装置のヒータ過熱断線防止機構を示したものであ
る。図中、液体窒素1が入った液体窒素デュワー2内に
ヒータ3が挿入されている。ヒータ3に電流が流れると
熱が発生し、液体窒素1が気化して低温の窒素ガス4が
発生し、このガスが、図示しない試料測定部における室
温以下の温度コントロール用ガスとして使用される。
【0003】液体窒素デュワー2内に挿入されたヒータ
3は、過熱による断線を防止するために、抵抗器5、
6、及び可変抵抗器7と組み合わせてブリッジ回路を形
成している。そして、液体窒素1がデュワー2内にある
場合は、ブリッジ回路がバランスするように可変抵抗器
7の抵抗値が調整されている。このため、ブリッジ回路
のb−d間に電圧は発生しない。
【0004】ところが、液体窒素1がなくなって、ヒー
タ3が空だき状態になると、ヒータ3の温度が上昇し、
ヒータ3の抵抗値が増加することによってブリッジ回路
のバランスが崩れ、ブリッジ回路のb−d間に電圧Vd
が発生する。その結果、差動増幅器8の出力電圧は、比
較器9の電圧Vsよりも大きくなり、リレー11を制御
するドライバー10が作動して、ヒータ電源電圧Vh
自動的にオフとなり、過熱によるヒータ3の断線が未然
に防止される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、1つの磁気
共鳴装置に複数個の液体窒素デュワー(例えば10リッ
トルデュワーと30リットルデュワー)が付属されてい
る場合、それぞれの液体窒素デュワー用ヒータの抵抗値
は必ずしも同じ値ではないため、過熱防止用のブリッジ
回路を組んだ場合、一方のヒータでバランスを取れるよ
うに可変抵抗器7を調整すると、他方のヒータではブリ
ッジのバランスが取れず、液体窒素がなくなってもリレ
ーが作動せず、ヒータの過熱・断線を引き起こしたり、
あるいは液体窒素がデュワー内にあるのにリレーが作動
して、ヒータ電源電圧が切れ、温度制御ができなくなる
という問題があった。
【0006】本発明の目的は、上述した点に鑑み、抵抗
値の異なるヒータを用いて温度制御を行なっても、ヒー
タが過熱してヒータ切れを起こしたり、ヒータ電源が切
れて温度制御ができなくなったりしない試料温度可変装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の磁気共鳴用試料温度可変装置は、デュワー
に蓄えられた液体窒素中でヒータを加熱することによっ
て低温の窒素ガスを気化・発生させ、そのガスを試料管
に吹き付けることによって試料温度を制御するように構
成すると共に、デュワー内の液体窒素が消費されてなく
なると、前記ヒータを構成要素として含むブリッジ回路
でヒータの温度が上昇して抵抗値が変化することに由来
するバランスの崩れを検出して、ヒータへの電力供給を
断つように構成した磁気共鳴装置用試料温度可変装置に
おいて、ヒータに直列に接続される可変抵抗器を設けた
ことを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を説明する。図2は、本発明にかかる磁気共
鳴装置用試料温度可変装置のデュワー部分である。図
中、液体窒素1が入った液体窒素デュワー2内にヒータ
3が挿入されている。ヒータ3に電流が流れると熱が発
生し、液体窒素1が気化して低温の窒素ガス4が発生
し、このガスが、図示しない試料測定部における室温以
下の温度コントロール用ガスとして使用される。これら
は図1と同じである。図2では、さらに、デュワー2内
のヒータ3と直列になるように、ヒータ抵抗調整用可変
抵抗器12がデュワー2外の回路部分に挿入されてい
る。このヒータ抵抗調整用可変抵抗器12の使用方法は
次の通りである。
【0009】まず、使用される複数のヒータの中で、最
も高い抵抗値を持つヒータを図1のように接続し、デュ
ワー内に液体窒素を充填した後、ブリッジ回路がバラン
スするように可変抵抗器7を調整する。
【0010】次に、図2に示すようなヒータ抵抗調整用
可変抵抗器12を付加した他のヒータを図1のように接
続し、ブリッジ回路がバランスするようにヒータ抵抗調
整用可変抵抗器12を調整する。これによって、個々の
ヒータごとの抵抗値の違いがヒータ抵抗調整用可変抵抗
器12で補正され、どのヒータを使用しても、同じよう
にブリッジ回路のバランスが取れるようになる。
【0011】尚、図2では、液体窒素デュワー2の外部
にヒータ抵抗調整用可変抵抗器12が設けられている
が、これは液体窒素デュワー2と一体型であってもよ
い。
【0012】その場合は、使用されるヒータの中で、最
も高い抵抗値を持つヒータと組み合わされる液体窒素デ
ュワーに付属するヒータ抵抗調整用可変抵抗器の値をゼ
ロに調整し、デュワー内に液体窒素を充填した後、ブリ
ッジ回路がバランスするように試料温度可変装置内の可
変抵抗器を調整する。
【0013】次に、他の液体窒素デュワー及びヒータで
ブリッジ回路を構成し、デュワー内に液体窒素を充填し
た後、ブリッジ回路がバランスするように、液体窒素デ
ュワー付属のヒータ抵抗調整用可変抵抗器を調整する。
【0014】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明の磁気共鳴装
置用試料温度可変装置を用いれば、ヒータごとに抵抗値
の違いがあっても、その違いを補正することができ、ブ
リッジ回路のバランスを取ることができるので、液体窒
素がデュワー内にある場合にはヒータが正しく稼動し、
液体窒素がなくなった場合にはヒータの過熱をくい止め
るリレー回路が正しく作動するようなヒータ保護機構を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の実施例を示す図である。
【図2】 本発明の一実施例を示す図である。
【符号の説明】
1・・・液体窒素、2・・・液体窒素デュワー、3・・・ヒー
タ、4・・・窒素ガス、5・・・抵抗器、6・・・抵抗器、7・・・
可変抵抗器、8・・・差動増幅器、9・・・比較器、10・・・
ドライバー、11・・・リレー、12・・・ヒータ抵抗調整用
可変抵抗器、Vd・・・ブリッジ回路のb−d間の電圧、V
h・・・ヒータ電源電圧、Vs・・・基準電圧。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デュワーに蓄えられた液体窒素中でヒータ
    を加熱することによって低温の窒素ガスを気化・発生さ
    せ、そのガスを試料管に吹き付けることによって試料温
    度を制御するように構成すると共に、デュワー内の液体
    窒素が消費されてなくなると、前記ヒータを構成要素と
    して含むブリッジ回路でヒータの温度が上昇して抵抗値
    が変化することに由来するバランスの崩れを検出して、
    ヒータへの電力供給を断つように構成した磁気共鳴装置
    用試料温度可変装置において、ヒータに直列に接続され
    る可変抵抗器を設けたことを特徴とする磁気共鳴装置用
    試料温度可変装置。
JP32607497A 1997-11-27 1997-11-27 磁気共鳴装置用試料温度可変装置 Expired - Fee Related JP3529608B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007212381A (ja) * 2006-02-13 2007-08-23 Jeol Ltd 温度調節装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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