JPH11154563A - コネクタ用極性キー付カバー - Google Patents
コネクタ用極性キー付カバーInfo
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- JPH11154563A JPH11154563A JP33811197A JP33811197A JPH11154563A JP H11154563 A JPH11154563 A JP H11154563A JP 33811197 A JP33811197 A JP 33811197A JP 33811197 A JP33811197 A JP 33811197A JP H11154563 A JPH11154563 A JP H11154563A
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- JP
- Japan
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- connector
- key
- cover
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- polar
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 誤嵌合を防止するための極性キーに多数のバ
リエーションを持たせ得るコネクタ用極性キー付カバー
を提供することを目的としている。 【解決手段】 コネクタ２のプラグ型嵌合部４の前端面
４ａの外周に沿う方形枠１０と、この方形枠１０の側枠
１１から略直角に延びて、プラグ型嵌合部４の幅に対応
させた間隔で互いに対向する一対の側板１２とでコネク
タ用極性キー付カバー１が構成されている。方形枠１０
の上側枠１３の外壁に高い段部１４ａと低い段部１４ｂ
でなる凹凸形状の極性キー部８が設けてあると共に、側
板１２には、プラグ型嵌合部４の側壁に形成された突部
１７と係合可能とした開口部１６が形成されて、プラグ
型嵌合部４に着脱可能に装着できるようにしてある。
リエーションを持たせ得るコネクタ用極性キー付カバー
を提供することを目的としている。 【解決手段】 コネクタ２のプラグ型嵌合部４の前端面
４ａの外周に沿う方形枠１０と、この方形枠１０の側枠
１１から略直角に延びて、プラグ型嵌合部４の幅に対応
させた間隔で互いに対向する一対の側板１２とでコネク
タ用極性キー付カバー１が構成されている。方形枠１０
の上側枠１３の外壁に高い段部１４ａと低い段部１４ｂ
でなる凹凸形状の極性キー部８が設けてあると共に、側
板１２には、プラグ型嵌合部４の側壁に形成された突部
１７と係合可能とした開口部１６が形成されて、プラグ
型嵌合部４に着脱可能に装着できるようにしてある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、互いに嵌合するコネク
タ間の誤嵌合を防止するために用いられるコネクタ用極
性キー付カバーに関する。
タ間の誤嵌合を防止するために用いられるコネクタ用極
性キー付カバーに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、互いに嵌合するコネクタを複数
組、同一の場所で使用する場合に、誤嵌合を防止する目
的で、各組毎に異なる極性キーを付加することが行われ
ている。この極性キーは、コネクタを構成するコネクタ
ハウジングの成形と同時に一体的に形成する場合と、コ
ネクタハウジングの成形後、極性キーをコネクタハウジ
ングに各別に取り付けて一体化する場合とがあった。極
性キーの形状としては、互いに嵌合するコネクタ間で、
突条と溝、凹凸と凸凹などの組み合わせが用いられてい
る。
組、同一の場所で使用する場合に、誤嵌合を防止する目
的で、各組毎に異なる極性キーを付加することが行われ
ている。この極性キーは、コネクタを構成するコネクタ
ハウジングの成形と同時に一体的に形成する場合と、コ
ネクタハウジングの成形後、極性キーをコネクタハウジ
ングに各別に取り付けて一体化する場合とがあった。極
性キーの形状としては、互いに嵌合するコネクタ間で、
突条と溝、凹凸と凸凹などの組み合わせが用いられてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記のような誤嵌合防
止のための極性キーの構造は、コネクタハウジングと一
体に成形されたり、後付けにより一体化する構造であっ
たので、多数のバリエーションを極性キーに与えるには
製造上限界があり、バリエーションの数を超える多数組
のコネクタを同一の場所で使用するような場合に、誤嵌
合を確実に防止できない問題点があった。また、極性キ
ーをコネクタハウジングと一体に成形する場合には、複
数種のコネクタハウジングが同一型のコネクタに対して
存在することになるので、コネクタの製造、管理が複雑
化し、製造上好ましくなかった。
止のための極性キーの構造は、コネクタハウジングと一
体に成形されたり、後付けにより一体化する構造であっ
たので、多数のバリエーションを極性キーに与えるには
製造上限界があり、バリエーションの数を超える多数組
のコネクタを同一の場所で使用するような場合に、誤嵌
合を確実に防止できない問題点があった。また、極性キ
ーをコネクタハウジングと一体に成形する場合には、複
数種のコネクタハウジングが同一型のコネクタに対して
存在することになるので、コネクタの製造、管理が複雑
化し、製造上好ましくなかった。
【０００４】本発明は斯かる問題点に鑑みてなされたも
ので、誤嵌合を防止するための極性キーに多数のバリエ
ーションを持たせ得るコネクタ用極性キー付カバーを提
供することを目的としている。
ので、誤嵌合を防止するための極性キーに多数のバリエ
ーションを持たせ得るコネクタ用極性キー付カバーを提
供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記の目的のもとになさ
れた本発明のコネクタ用極性キー付カバーは、コネクタ
ハウジングのプラグ型嵌合部に着脱可能のカバーであっ
て、前記プラグ型嵌合部の嵌合方向と直交する方向に向
けて、相手側コネクタとの間における誤嵌合を防止する
ための極性キー部が設けてあることを特徴とするコネク
タ用極性キー付カバーである。
れた本発明のコネクタ用極性キー付カバーは、コネクタ
ハウジングのプラグ型嵌合部に着脱可能のカバーであっ
て、前記プラグ型嵌合部の嵌合方向と直交する方向に向
けて、相手側コネクタとの間における誤嵌合を防止する
ための極性キー部が設けてあることを特徴とするコネク
タ用極性キー付カバーである。
【０００６】また、このようなコネクタ用極性キー付カ
バーにおいて、極性キー部は、外壁の凹凸形状で構成さ
れているコネクタ用極性キー付カバーである。
バーにおいて、極性キー部は、外壁の凹凸形状で構成さ
れているコネクタ用極性キー付カバーである。
【０００７】また、このようなコネクタ用極性キー付カ
バーにおいて、極性キー部は、外壁の凹凸形状と色彩で
構成されているコネクタ用極性キー付カバーである。
バーにおいて、極性キー部は、外壁の凹凸形状と色彩で
構成されているコネクタ用極性キー付カバーである。
【０００８】また、このようなコネクタ用極性キー付カ
バーにおいて、カバーは、プラグ型嵌合部の前端面の外
周に沿う方形枠と、この方形枠の側枠から略直角に延び
て、プラグ型嵌合部の幅に対応させた間隔で互いに対向
する一対の側板とで構成され、方形枠の上側枠の外壁に
極性キー部が設けてあると共に、側板には、プラグ型嵌
合部の側壁に形成された突部と係合可能とした開口部が
形成されているコネクタ用極性キー付カバーである。
バーにおいて、カバーは、プラグ型嵌合部の前端面の外
周に沿う方形枠と、この方形枠の側枠から略直角に延び
て、プラグ型嵌合部の幅に対応させた間隔で互いに対向
する一対の側板とで構成され、方形枠の上側枠の外壁に
極性キー部が設けてあると共に、側板には、プラグ型嵌
合部の側壁に形成された突部と係合可能とした開口部が
形成されているコネクタ用極性キー付カバーである。
【０００９】
【作用】本発明のコネクタ用極性キー付カバーによれ
ば、コネクタハウジングとは別体に成形できる部材であ
るので、極性キーに対して多数のバリエーションを持た
せることができる。そして、コネクタハウジング自体
は、全て同一形状の成形で対応できるので、コネクタの
製造、管理をし易くすることができる。
ば、コネクタハウジングとは別体に成形できる部材であ
るので、極性キーに対して多数のバリエーションを持た
せることができる。そして、コネクタハウジング自体
は、全て同一形状の成形で対応できるので、コネクタの
製造、管理をし易くすることができる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付の図を参照して
説明する。
説明する。
【００１１】図１は、実施例のコネクタ用極性キー付カ
バー１の使用状態を概念的に示した斜視図である。コネ
クタ用極性キー付カバー１がコネクタ２を構成している
コネクタハウジング３の嵌合端に形成されたプラグ型嵌
合部４に装着されている。矢示Ａのように、コネクタ２
と互いに正対して嵌合する相手側のコネクタ５は、前記
プラグ型嵌合部４を受け入れるようにしたリセプタクル
型嵌合部６が形成されたコネクタハウジング７を備えて
いる。コネクタ用極性キー付カバー１にコネクタ２の嵌
合方向と直交する方向に向けた極性キー部８が設けてあ
るのに対し、前記コネクタハウジング７のリセプタクル
型嵌合部６には、対応する極性キー９が設けられること
によって、誤嵌合の防止を図るものである。コネクタ用
極性キー付カバー１の構造は図２乃至図６に示した通り
であり、このコネクタ用極性キー付カバー１と前記プラ
グ型嵌合部４の係合構造は図７乃至図１０に示した通り
であり、また、コネクタ５を構成しているコネクタハウ
ジング７の構造は図１１および図１２に示した通りであ
る。以下、それらを個々に説明する。
バー１の使用状態を概念的に示した斜視図である。コネ
クタ用極性キー付カバー１がコネクタ２を構成している
コネクタハウジング３の嵌合端に形成されたプラグ型嵌
合部４に装着されている。矢示Ａのように、コネクタ２
と互いに正対して嵌合する相手側のコネクタ５は、前記
プラグ型嵌合部４を受け入れるようにしたリセプタクル
型嵌合部６が形成されたコネクタハウジング７を備えて
いる。コネクタ用極性キー付カバー１にコネクタ２の嵌
合方向と直交する方向に向けた極性キー部８が設けてあ
るのに対し、前記コネクタハウジング７のリセプタクル
型嵌合部６には、対応する極性キー９が設けられること
によって、誤嵌合の防止を図るものである。コネクタ用
極性キー付カバー１の構造は図２乃至図６に示した通り
であり、このコネクタ用極性キー付カバー１と前記プラ
グ型嵌合部４の係合構造は図７乃至図１０に示した通り
であり、また、コネクタ５を構成しているコネクタハウ
ジング７の構造は図１１および図１２に示した通りであ
る。以下、それらを個々に説明する。
【００１２】コネクタ用極性キー付カバー１は、前記コ
ネクタハウジング３、７と同様に絶縁性の樹脂が成形さ
れたもので、前記プラグ型嵌合部４の前端面外周に沿う
方形枠１０と、この方形枠１０の左右の側枠１１から後
方に略直角に延びて、プラグ型嵌合部４の幅に対応させ
た間隔で互いに対向する一対の側板１２とで構成されて
いる。そして、前記方形枠１０の上側枠１３の外壁に高
い段部１４ａと低い段部１４ｂを隣接させて凹凸形状と
した極性キー部８が設けてあると共に、前記側板１２に
は、その長手方向に沿って２列の薄肉部１５が形成さ
れ、それぞれの薄肉部１５内に長穴でなる開口部１６が
形成されている。
ネクタハウジング３、７と同様に絶縁性の樹脂が成形さ
れたもので、前記プラグ型嵌合部４の前端面外周に沿う
方形枠１０と、この方形枠１０の左右の側枠１１から後
方に略直角に延びて、プラグ型嵌合部４の幅に対応させ
た間隔で互いに対向する一対の側板１２とで構成されて
いる。そして、前記方形枠１０の上側枠１３の外壁に高
い段部１４ａと低い段部１４ｂを隣接させて凹凸形状と
した極性キー部８が設けてあると共に、前記側板１２に
は、その長手方向に沿って２列の薄肉部１５が形成さ
れ、それぞれの薄肉部１５内に長穴でなる開口部１６が
形成されている。
【００１３】前記側板１２および、側板１２内に形成し
た開口部１６は、このコネクタ用極性キー付カバー１を
前記プラグ型嵌合部４に着脱可能に装着できるようにす
るためのものである。即ち、図７乃至図１０に表したよ
うに、コネクタ用極性キー付カバー１は、その側板１２
でプラグ型嵌合部４を挟むようにして装着できるように
してある。コネクタ用極性キー付カバー１は樹脂成形品
であるために、側板１２相互が離接する方向に弾性変形
可能である。側板１２を後方に向けた状態で方形枠１０
をプラグ型嵌合部４の前端面４ａに向けて押し付けてい
くと、プラグ型嵌合部４の側壁４ｂに形成してある２列
の突部１７のために、側板１２が弾性変形によって開き
ながら、方形枠１０がプラグ型嵌合部４の前端面４ａに
当接するまで近接する。前記２列の突部１７は、側板１
２に形成した２列の開口部１６と位置が合致できるよう
に設けてあるもので、方形枠１０が前端面４ａに当接す
ると、開口部１６と突部１７の位置が合致して、突部１
７が開口部１６に嵌り込むようにして、側板１２が弾性
で元の状態に復帰し、プラグ型嵌合部４の側壁４ｂに沿
う状態となって図示のような装着が完了するようにして
ある。開口部１６と突部１７が互いに係合する結果、コ
ネクタ用極性キー付カバー１は、前後、左右、上下の全
ての方向で移動できないように固定されている。尚、図
７、９、１０に表れている符号１８は、ラッチ係合部
で、コネクタ５側に設けられるラッチ片（図示していな
い）と係合するためのものである。
た開口部１６は、このコネクタ用極性キー付カバー１を
前記プラグ型嵌合部４に着脱可能に装着できるようにす
るためのものである。即ち、図７乃至図１０に表したよ
うに、コネクタ用極性キー付カバー１は、その側板１２
でプラグ型嵌合部４を挟むようにして装着できるように
してある。コネクタ用極性キー付カバー１は樹脂成形品
であるために、側板１２相互が離接する方向に弾性変形
可能である。側板１２を後方に向けた状態で方形枠１０
をプラグ型嵌合部４の前端面４ａに向けて押し付けてい
くと、プラグ型嵌合部４の側壁４ｂに形成してある２列
の突部１７のために、側板１２が弾性変形によって開き
ながら、方形枠１０がプラグ型嵌合部４の前端面４ａに
当接するまで近接する。前記２列の突部１７は、側板１
２に形成した２列の開口部１６と位置が合致できるよう
に設けてあるもので、方形枠１０が前端面４ａに当接す
ると、開口部１６と突部１７の位置が合致して、突部１
７が開口部１６に嵌り込むようにして、側板１２が弾性
で元の状態に復帰し、プラグ型嵌合部４の側壁４ｂに沿
う状態となって図示のような装着が完了するようにして
ある。開口部１６と突部１７が互いに係合する結果、コ
ネクタ用極性キー付カバー１は、前後、左右、上下の全
ての方向で移動できないように固定されている。尚、図
７、９、１０に表れている符号１８は、ラッチ係合部
で、コネクタ５側に設けられるラッチ片（図示していな
い）と係合するためのものである。
【００１４】コネクタ５のコネクタハウジング７は、図
１１および図１２に示したように、前記プラグ型嵌合部
４が複数、横並びの状態で嵌合できるようにしたリセプ
タクル型嵌合部６が形成されているものである。リセプ
タクル型嵌合部６を構成している上側壁６ａには、各プ
ラグ型嵌合部４と１対１の関係で、絶縁性樹脂の成形品
でなる極性キー９が、上側壁６ａに形成された係合溝１
９と、係合段部２０（図１２）を介して、これも着脱可
能に装着されている。このリセプタクル型嵌合部６の内
部には、図１に示したように、ピン端子型の雄型コンタ
クト２１が、多数並列して設置してあり、コネクタ２の
プラグ型嵌合部４の前端面４ａに形成されている穴２２
を通して、コネクタ２側の雌型コンタクト（図示してい
ない）と、それぞれ１対１の関係で係合するようになっ
ている。
１１および図１２に示したように、前記プラグ型嵌合部
４が複数、横並びの状態で嵌合できるようにしたリセプ
タクル型嵌合部６が形成されているものである。リセプ
タクル型嵌合部６を構成している上側壁６ａには、各プ
ラグ型嵌合部４と１対１の関係で、絶縁性樹脂の成形品
でなる極性キー９が、上側壁６ａに形成された係合溝１
９と、係合段部２０（図１２）を介して、これも着脱可
能に装着されている。このリセプタクル型嵌合部６の内
部には、図１に示したように、ピン端子型の雄型コンタ
クト２１が、多数並列して設置してあり、コネクタ２の
プラグ型嵌合部４の前端面４ａに形成されている穴２２
を通して、コネクタ２側の雌型コンタクト（図示してい
ない）と、それぞれ１対１の関係で係合するようになっ
ている。
【００１５】コネクタ２のプラグ型嵌合部４をコネクタ
５のリセプタクル型嵌合部６に嵌合する際には、コネク
タ２側に装着してあるコネクタ用極性キー付カバー１に
設けた極性キー部８とリセプタクル型嵌合部６に装着し
た極性キー９を合わせるようにすることで相互の誤嵌合
を防止することができる。図１３乃至図１６はその様子
を説明するものである。即ち、図１３は、図２乃至図６
で説明した、高い段部１４ａと低い段部１４ｂでなる凹
凸形状の極性キー部８に対応させて、極性キー９は高い
段部１４ａに対向する深い凹部２３ａと、低い段部１４
ｂに対向する浅い凹部２３ｂを隣接させた凹凸形状とし
て、相互間で互いに補い合う関係の、いわゆる相補形状
構造としたものである。図１４は、極性キー部８の高い
段部１４ａと低い段部１４ｂ並びに極性キー９の深い凹
部２３ａと浅い凹部２３ｂを、図１３とは左右を逆にし
て、相補形状構造としたものである。また、図１５は、
極性キー部８の凹凸形状を一側の突条２４と、残部の幅
広の低い段部１４ｂとしているのに対し、極性キー９の
凹凸形状は、突条２４と対向する凹溝２５と低い段部１
４ｂと対向する幅広の浅い凹部２３ｂとして、相補形状
構造としたものである。更に、図１６は、極性キー部８
の凹凸形状を中央の突条２４と、その両側の低い段部１
４ｂとしているのに対し、極性キー９の凹凸形状は、突
条２４と対向する中央の凹溝２５とその両側の、低い段
部１４ｂと対向する浅い凹部２３ｂとして、相補形状構
造としたものである。異なった相補形状構造間では、極
性キー部８と極性キー９相互が、プラグ型嵌合部４とリ
セプタクル型嵌合部６の嵌合の際に衝突する結果、相互
の嵌合が阻止されるようになっている。
５のリセプタクル型嵌合部６に嵌合する際には、コネク
タ２側に装着してあるコネクタ用極性キー付カバー１に
設けた極性キー部８とリセプタクル型嵌合部６に装着し
た極性キー９を合わせるようにすることで相互の誤嵌合
を防止することができる。図１３乃至図１６はその様子
を説明するものである。即ち、図１３は、図２乃至図６
で説明した、高い段部１４ａと低い段部１４ｂでなる凹
凸形状の極性キー部８に対応させて、極性キー９は高い
段部１４ａに対向する深い凹部２３ａと、低い段部１４
ｂに対向する浅い凹部２３ｂを隣接させた凹凸形状とし
て、相互間で互いに補い合う関係の、いわゆる相補形状
構造としたものである。図１４は、極性キー部８の高い
段部１４ａと低い段部１４ｂ並びに極性キー９の深い凹
部２３ａと浅い凹部２３ｂを、図１３とは左右を逆にし
て、相補形状構造としたものである。また、図１５は、
極性キー部８の凹凸形状を一側の突条２４と、残部の幅
広の低い段部１４ｂとしているのに対し、極性キー９の
凹凸形状は、突条２４と対向する凹溝２５と低い段部１
４ｂと対向する幅広の浅い凹部２３ｂとして、相補形状
構造としたものである。更に、図１６は、極性キー部８
の凹凸形状を中央の突条２４と、その両側の低い段部１
４ｂとしているのに対し、極性キー９の凹凸形状は、突
条２４と対向する中央の凹溝２５とその両側の、低い段
部１４ｂと対向する浅い凹部２３ｂとして、相補形状構
造としたものである。異なった相補形状構造間では、極
性キー部８と極性キー９相互が、プラグ型嵌合部４とリ
セプタクル型嵌合部６の嵌合の際に衝突する結果、相互
の嵌合が阻止されるようになっている。
【００１６】このように、それぞれの極性キー部８と極
性キー９の組み合わせにおいて、異なる相補形状構造を
採用することによって、コネクタ２を、コネクタ５のリ
セプタクル型嵌合部６の誤った位置に嵌合するのを確実
に防ぐことができる。前記高い段部１４ａ、低い段部１
４ｂ、深い凹部２３ａ、浅い凹部２３ｂ、突条２４、凹
溝２５それぞれは、その幅、位置、高さおよび深さ、更
には数などの点で種々の変化を与えることができること
から、相補形状構造としては無限に近いバリエーション
を実現することができる。この極性キー部８はコネクタ
ハウジング３とは別体のコネクタ用極性キー付カバー１
に形成されているものであり、また、極性キー９もコネ
クタハウジング７と別体の部材であることから、コネク
タ２、５本体の製造にはなんらの変更を要求することな
くきわめて簡単に、種々の相補形状構造を実現できるの
である。更に、コネクタ用極性キー付カバー１および極
性キー９は絶縁性樹脂の成形品であることから、白、
黒、赤、青等の着色を施すことが可能であり、従って、
凹凸形状と色彩によって相補形状構造の極性キー部８と
極性キー９を構成することも可能で、一層バリエーショ
ンを豊富にすることができる。
性キー９の組み合わせにおいて、異なる相補形状構造を
採用することによって、コネクタ２を、コネクタ５のリ
セプタクル型嵌合部６の誤った位置に嵌合するのを確実
に防ぐことができる。前記高い段部１４ａ、低い段部１
４ｂ、深い凹部２３ａ、浅い凹部２３ｂ、突条２４、凹
溝２５それぞれは、その幅、位置、高さおよび深さ、更
には数などの点で種々の変化を与えることができること
から、相補形状構造としては無限に近いバリエーション
を実現することができる。この極性キー部８はコネクタ
ハウジング３とは別体のコネクタ用極性キー付カバー１
に形成されているものであり、また、極性キー９もコネ
クタハウジング７と別体の部材であることから、コネク
タ２、５本体の製造にはなんらの変更を要求することな
くきわめて簡単に、種々の相補形状構造を実現できるの
である。更に、コネクタ用極性キー付カバー１および極
性キー９は絶縁性樹脂の成形品であることから、白、
黒、赤、青等の着色を施すことが可能であり、従って、
凹凸形状と色彩によって相補形状構造の極性キー部８と
極性キー９を構成することも可能で、一層バリエーショ
ンを豊富にすることができる。
【００１７】
【発明の効果】以上に説明の通り、本発明によれば、極
性キー部に多くのバリエーションを持たせることができ
るため、多数組のコネクタを同一の場所で使用する場合
でも、誤嵌合を確実に防止することが可能にできる。ま
た、コネクタ本体は形状、構造を全て同一にできるの
で、コネクタの製造、管理上の問題もなく、能率の良い
製造に寄与することができる。
性キー部に多くのバリエーションを持たせることができ
るため、多数組のコネクタを同一の場所で使用する場合
でも、誤嵌合を確実に防止することが可能にできる。ま
た、コネクタ本体は形状、構造を全て同一にできるの
で、コネクタの製造、管理上の問題もなく、能率の良い
製造に寄与することができる。
【００１８】特に、極性キー部を、凹凸形状と色彩で構
成するようにすると、極性キー部のバリエーションを一
層多くし、同一場所で使用できる同一コネクタの数を増
大するのに好適である。
成するようにすると、極性キー部のバリエーションを一
層多くし、同一場所で使用できる同一コネクタの数を増
大するのに好適である。
【００１９】また、このコネクタ用極性キー付カバー
を、プラグ型嵌合部の前端面の外周に沿う方形枠と、こ
の方形枠の側枠から略直角に延びて、プラグ型嵌合部の
幅に対応させた間隔で互いに対向する一対の側板とで構
成され、方形枠の上側枠の外壁に極性キー部が設けてあ
ると共に、側板には、プラグ型嵌合部の側壁に形成され
た突部と係合可能とした開口部が形成されている構造と
すれば、簡単な構造であるために、このコネクタ用極性
キー付カバーを作り易いものにできると共に、プラグ型
嵌合部に対しても、前後、上下、左右の全ての方向で移
動しない、略一体化させた状態で装着ができ、しかも、
取り外しも側板を広げるだけで簡単にでき、扱い易いも
のとできる効果がある。
を、プラグ型嵌合部の前端面の外周に沿う方形枠と、こ
の方形枠の側枠から略直角に延びて、プラグ型嵌合部の
幅に対応させた間隔で互いに対向する一対の側板とで構
成され、方形枠の上側枠の外壁に極性キー部が設けてあ
ると共に、側板には、プラグ型嵌合部の側壁に形成され
た突部と係合可能とした開口部が形成されている構造と
すれば、簡単な構造であるために、このコネクタ用極性
キー付カバーを作り易いものにできると共に、プラグ型
嵌合部に対しても、前後、上下、左右の全ての方向で移
動しない、略一体化させた状態で装着ができ、しかも、
取り外しも側板を広げるだけで簡単にでき、扱い易いも
のとできる効果がある。
【図１】 本発明の実施例のコネクタ用極性キー付カ
バーの使用状態を説明する概念図である。
バーの使用状態を説明する概念図である。
【図２】 同じく実施例のコネクタ用極性キー付カバ
ーの正面図である。
ーの正面図である。
【図３】 同じく実施例のコネクタ用極性キー付カバ
ーの平面図である。
ーの平面図である。
【図４】 同じく実施例のコネクタ用極性キー付カバ
ーの底面図である。
ーの底面図である。
【図５】 同じく実施例のコネクタ用極性キー付カバ
ーの側面図である。
ーの側面図である。
【図６】 同じく実施例のコネクタ用極性キー付カバ
ーの拡大横断面図である。
ーの拡大横断面図である。
【図７】 同じく実施例のコネクタ用極性キー付カバ
ーをコネクタのプラグ型嵌合部に装着した状態の正面図
である。
ーをコネクタのプラグ型嵌合部に装着した状態の正面図
である。
【図８】 同じく実施例のコネクタ用極性キー付カバ
ーをコネクタのプラグ型嵌合部に装着した状態の平面図
である。
ーをコネクタのプラグ型嵌合部に装着した状態の平面図
である。
【図９】 同じく実施例のコネクタ用極性キー付カバ
ーをコネクタのプラグ型嵌合部に装着した状態の底面図
である。
ーをコネクタのプラグ型嵌合部に装着した状態の底面図
である。
【図１０】 同じく実施例のコネクタ用極性キー付カバ
ーをコネクタのプラグ型嵌合部に装着した状態の側面図
である。
ーをコネクタのプラグ型嵌合部に装着した状態の側面図
である。
【図１１】 相手側のコネクタを構成したコネクタハウ
ジングの正面図である。
ジングの正面図である。
【図１２】 同じく相手側のコネクタを構成したコネク
タハウジングの断面図である。
タハウジングの断面図である。
【図１３】 実施例のコネクタ用極性キー付カバーの極
性キー部と相手側コネクタの極性キーとの間の相補形状
構造を説明する図である。
性キー部と相手側コネクタの極性キーとの間の相補形状
構造を説明する図である。
【図１４】 同じく実施例のコネクタ用極性キー付カバ
ーの極性キー部と相手側コネクタの極性キーとの間の他
の相補形状構造を説明する図である。
ーの極性キー部と相手側コネクタの極性キーとの間の他
の相補形状構造を説明する図である。
【図１５】 同じく実施例のコネクタ用極性キー付カバ
ーの極性キー部と相手側コネクタの極性キーとの間の別
の相補形状構造を説明する図である。
ーの極性キー部と相手側コネクタの極性キーとの間の別
の相補形状構造を説明する図である。
【図１６】 同じく実施例のコネクタ用極性キー付カバ
ーの極性キー部と相手側コネクタの極性キーとの間の更
に別の相補形状構造を説明する図である。
ーの極性キー部と相手側コネクタの極性キーとの間の更
に別の相補形状構造を説明する図である。
１ コネクタ用極性キー付カバー ２、５ コネクタ ３、７ コネクタハウジング ４ プラグ型嵌合部 ４ａ プラグ型嵌合部の前端面 ４ｂ プラグ型嵌合部の側壁 ６ リセプタクル型嵌合部 ６ａ リセプタクル型嵌合部の上側壁 ８ 極性キー部 ９ 極性キー １０ 方形枠 １１ 方形枠の側枠 １２ 側板 １３ 方形枠の上側枠 １４ａ 高い段部 １４ｂ 低い段部 １５ 薄肉部 １６ 開口部 １７ 突部 １８ ラッチ係合部 １９ 係合溝 ２０ 係合段部 ２１ 雄型コンタクト ２２ 穴 ２３ａ 深い凹部 ２３ｂ 浅い凹部 ２４ 突条 ２５ 凹溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉田悦治 東京都武蔵野市御殿山１丁目１番３号 エ ヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ 株式会社内 (72)発明者 藤井宏之 神奈川県大和市深見東１丁目５番４号 日 本モレックス株式会社内 (72)発明者 岡野雅人 神奈川県大和市深見東１丁目５番４号 日 本モレックス株式会社内
Claims (4)
- 【請求項１】 コネクタハウジング３のプラグ型嵌合
部４に着脱可能のカバー１であって、前記プラグ型嵌合
部４の嵌合方向と直交する方向に向けて、相手側コネク
タ５との間における誤嵌合を防止するための極性キー部
８が設けてあることを特徴とするコネクタ用極性キー付
カバー。 - 【請求項２】 極性キー部８は、外壁の凹凸形状で構
成されている請求項１に記載のコネクタ用極性キー付カ
バー。 - 【請求項３】 極性キー部８は、外壁の凹凸形状と色
彩で構成されている請求項１に記載のコネクタ用極性キ
ー付カバー。 - 【請求項４】 カバー１は、プラグ型嵌合部４の前端
面４ａの外周に沿う方形枠１０と、この方形枠１０の側
枠１１から略直角に延びて、プラグ型嵌合部４の幅に対
応させた間隔で互いに対向する一対の側板１２とで構成
され、方形枠１０の上側枠１３の外壁に極性キー部８が
設けてあると共に、側板１２には、プラグ型嵌合部４の
側壁４ｂに形成された突部１７と係合可能とした開口部
１６が形成されている請求項１に記載のコネクタ用極性
キー付カバー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33811197A JPH11154563A (ja) | 1997-11-21 | 1997-11-21 | コネクタ用極性キー付カバー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33811197A JPH11154563A (ja) | 1997-11-21 | 1997-11-21 | コネクタ用極性キー付カバー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11154563A true JPH11154563A (ja) | 1999-06-08 |
Family
ID=18315022
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33811197A Pending JPH11154563A (ja) | 1997-11-21 | 1997-11-21 | コネクタ用極性キー付カバー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11154563A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1341014A1 (en) * | 2002-02-28 | 2003-09-03 | FITEL USA CORPORATION (a Delaware Corporation) | High-density optical connecting block |
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| JP2011108559A (ja) * | 2009-11-20 | 2011-06-02 | Sankosha Corp | 誤接続防止機構付き電気機器 |
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| JP2014511127A (ja) * | 2010-06-07 | 2014-05-08 | ジェイソン・エイ・サリヴァン | 汎用コンピューティングシステムを提供するためのシステムおよび方法 |
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| US9961788B2 (en) | 2002-10-22 | 2018-05-01 | Atd Ventures, Llc | Non-peripherals processing control module having improved heat dissipating properties |
| US10285293B2 (en) | 2002-10-22 | 2019-05-07 | Atd Ventures, Llc | Systems and methods for providing a robust computer processing unit |
| USRE48365E1 (en) | 2006-12-19 | 2020-12-22 | Mobile Motherboard Inc. | Mobile motherboard |
| JP2022144897A (ja) * | 2021-03-19 | 2022-10-03 | トヨタ自動車株式会社 | コネクタ接続方法およびコネクタセット |
-
1997
- 1997-11-21 JP JP33811197A patent/JPH11154563A/ja active Pending
Cited By (14)
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