JPH11153471A - 音波による液体情報測定装置 - Google Patents

音波による液体情報測定装置

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JPH11153471A
JPH11153471A JP9317391A JP31739197A JPH11153471A JP H11153471 A JPH11153471 A JP H11153471A JP 9317391 A JP9317391 A JP 9317391A JP 31739197 A JP31739197 A JP 31739197A JP H11153471 A JPH11153471 A JP H11153471A
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liquid level
propagation time
measuring
liquid
measurement
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JP9317391A
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English (en)
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Masayoshi Sugino
正芳 杉野
Yutaka Suzuki
豊 鈴木
Takuya Kondo
拓也 近藤
Toshimitsu Takahashi
利光 高橋
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Toyota Motor Corp
Soken Inc
Original Assignee
Nippon Soken Inc
Toyota Motor Corp
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  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 音波を発生する単一の音波発振素子を利用
し、液体の液面レベル及び音波の伝搬時間を共に測定す
るようにした液体情報測定装置を提供する。 【解決手段】 超音波センサSは、燃料中に送受信部2
2を配置した超音波発振素子20と、燃料中に配置した
両反射板33、34とを有する。反射板35は、超音波
発振素子20からの互い近接した両周波数の各送信超音
波を受けて超音波発振素子20に向け反射する。反射板
34は、超音波発振素子20からの上記各送信超音波を
燃料の液面レベルに向けて反射するとともにこの液面レ
ベルからの反射音波を入射されて送受信部22に向けて
反射する。位相測定器90は、超音波発振素子20から
の各反射超音波に基づく受信出力をそれぞれ2値化しこ
れら2値化出力の位相差を算出する。マイクロコンピュ
ータ40は当該位相差及び各周波数に基づき音波の伝搬
時間及び液面レベルを算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可聴音波や超音波
等の音波を用いて当該音波の燃料等の液体中の伝搬時間
及び液体の液面レベルの二つの液体情報を測定する液体
情報測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の燃料タンク中の液体燃料
の液面レベルを測定するにあたっては、当該液体燃料の
静電容量を用いて測定する液面レベル測定装置がある。
また、当該燃料中の超音波の伝搬時間を測定するにあた
っては、特開平7−225228号公報にて示すよう
に、超音波が燃料内を往復する時間を求めて当該超音波
の燃料内での伝搬時間を測定する伝搬時間測定装置があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記液面レベ
ル測定装置及び伝搬時間測定装置によっては、液面レベ
ル及び伝搬時間を別々の装置により別々に測定し得るに
すぎず、液面レベル及び伝搬時間を単一の測定装置でも
って共に測定することはできない。このため、コストの
低減や省スペースの要請に反するという不具合が生ず
る。
【0004】そこで、本発明は、このようなことに対処
するため、可聴音波や超音波等の音波を発生する単一の
音波発振素子を利用して、液体の液面レベル及び伝搬時
間の二つの液体情報を共に測定するようにした液体情報
測定装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決にあた
り、請求項1及び2に記載の発明によれば、少なくとも
送受信部(22)を液体中に位置させる音波発振素子で
あって第1及び第2の周波数にて液体中に第1及び第2
の音波を送信する音波発振素子(20)と、液体中に配
置された伝搬時間測定用反射体であって第1及び第2の
送信音波を入射されてこれら各入射音波を送受信部に向
け第1及び第2の伝搬時間測定用音波として反射する伝
搬時間測定用反射体(35)と、液体中に配置されて第
1及び第2送信音波を入射されるとともにこれら各入射
音波を液体の液面レベルに向けて反射するとともにこの
液面レベルからの各反射音波を入射されて送受信部に向
けて第1及び第2の液面レベル測定用音波として反射す
る液面レベル測定用反射体(34)とを備え、音波発振
素子により、第1及び第2の伝搬時間測定用反射音波を
受信して第1及び第2の伝搬時間測定用受信出力を発生
し、第1及び第2の液面レベル測定用反射音波を受信し
て第1及び第2の液面レベル測定用受信出力を発生する
ようにした音波センサ(S)と、互いに近接する第1及
び第2の周波数にて第1及び第2のバースト信号をそれ
ぞれ時を異にして発生するバースト信号発生手段であっ
て第1及び第2のバースト信号に基づき第1及び第2の
周波数にて音波発振素子から第1及び第2の音波を送信
させるバースト信号発生手段(50、60、70)と、
第1及び第2の伝搬時間測定用受信出力をそれぞれ2値
化して第1及び第2の伝搬時間測定用2値化出力を発
生、第1及び第2の液面レベル測定用受信出力をそれぞ
れ2値化して第1及び第2の液面レベル測定用2値化出
力を発生する2値化出力手段(90a)と、音波発振素
子の第1音波の送信からその受信出力に対する伝搬時間
測定用2値化出力の初期部までの伝搬時間測定用マスク
時間の間マスクする伝搬時間測定用マスク手段(31
0)と、伝搬時間測定用マスク時間の経過後液面レベル
測定用受信出力に対する液面レベル測定用2値化出力の
初期部までの液面レベル測定用マスク時間の間マスクす
る液面レベル測定用マスク手段(420、430)と、
伝搬時間測定用マスク時間の経過後の第1或いは第2の
伝搬時間測定用2値化出力のレベル変化時期を第1或い
は第2の伝搬時間測定用位相として算出し、液面レベル
測定用マスク時間の経過後の第1或いは第2の液面レベ
ル測定用2値化出力のレベル変化時期を第1或いは第2
の液面レベル測定用位相として算出する液面レベル測定
用位相算出手段(90b)と、第1及び第2の伝搬時間
測定用位相の差及び第1及び第2の周波数に基づき液体
中の音波の伝搬時間を算出する伝搬時間算出手段(36
0、370、371、372、380)と、第1及び第
2の液面レベル測定用位相の差及び第1及び第2の周波
数に基づき液面レベルを算出する液面レベル算出手段
(470、480、481、482、490、490
a)とを備える音波による液体情報測定装置が提供され
る。
【0006】これにより、互いに近接する二つの周波数
の各音波に対する各受信出力のレベル変化時期の間の位
相の差及び単一の音波発振素子を利用して、液体中の音
波の伝搬時間及び当該液体の液面レベルを二つの液体情
報として共に測定することができる。従って、コストの
低減や省スペースの要請を満たすことができる。
【0007】この場合、上述のように、互いに近接する
二つの周波数の各音波に対する各受信出力のレベル変化
時期の間の位相の差を利用して液体中の音波の伝搬時間
及び液面レベルを求めるので、液体中において音波が減
衰しても、これに影響されることなく、伝搬時間及び液
面レベルの高精度の測定が可能となる。また、少なくと
も伝搬時間測定用及び液面レベル測定用受信出力の各初
期部をそれぞれマスクするので、送信音波が受信反射音
波と重なっても、これに影響されることなく、伝搬時間
の高精度の測定が可能となる。
【0008】また、請求項2に記載の発明によれば、伝
搬時間算出手段は、第1及び第2の伝搬時間測定用位相
の差に応じて第1及び第2の周波数に基づき液体中の音
波の波数を算出する伝搬時間測定用波数算出手段(37
1、372)を備えて、伝搬時間測定用波数、第1及び
第2周波数の一方及びこの一方の周波数に対応する第1
及び第2の伝搬時間測定用位相の一方に基づき液体中の
音波の伝搬時間を算出し、液面レベル算出手段は、第1
及び第2の液面レベル測定用位相の差に応じて第1及び
第2の周波数に基づき液体中の音波の波数を算出する液
面レベル測定用波数算出手段(481、482)を備え
て、液面レベル測定用波数、第1及び第2周波数の一方
及びこの一方の周波数に対応する第1及び第2の液面レ
ベル測定用位相の一方に基づき液面レベルを算出する。
【0009】これにより、請求項1に記載の発明の作用
効果をより一層向上できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
により説明する。図1は、本発明に係る液体情報測定装
置が自動車の燃料タンク10に適用された例を示してい
る。この液体情報測定装置は、超音波センサSを備えて
おり、この超音波センサSは、燃料タンク10の低部に
取り付けられている。
【0011】超音波センサSは、超音波発振素子20
と、筒体30とを備えている。超音波発振素子20は、
その頸部21にて、燃料タンク10の周壁11の低部に
形成した取り付け穴部11aに液密的に嵌装されてお
り、この超音波発振素子20は、その送受信部22に
て、燃料タンク10内に位置している。これにより、超
音波発振素子20は、その発振により、送受信部22の
送受信面22aから超音波を発振し、後述のように反射
される当該超音波を送受信面22aにて受信して受信信
号を発生する。
【0012】筒体30は、図2にて示すごとく、正方形
の横断面を有するもので、この筒体30は、燃料タンク
10内にて、その周壁11と底壁12ととの隅角部に
て、当該底壁12上に固定されている。ここで、筒体3
0は、その基端部側開口部31にて、燃料タンク10の
周壁11の低部に当接しており、この筒体30の開口部
31内には、超音波発振素子20の送受信部22が同軸
的に位置している。また、筒体30は、その開口部31
から底壁12に沿いその中央方向に向け延出しており、
この筒体30の上壁32には、連通口33が形成されて
いる。このため、燃料タンク10内の燃料10aは、筒
体30内に連通口33を介し満たされている。
【0013】また、筒体30は、図1にて示すごとく、
両反射壁34、35を備えており、これら両反射壁3
4、35は、筒体30の先端壁に互いに隣接して形成さ
れている。ここで、両反射壁34、35は筒体30の先
端壁を2分割した形で図2にて図示左右に位置してい
る。反射壁34は、筒体30の上壁32の先端部から4
5度の傾斜角度にて図1にて図示左方へかつ下方へ傾斜
しており、この反射壁34は、連通口33の図1にて図
示紙面の表面側部分に対向している。
【0014】これにより、筒体30内にて超音波発振素
子20から燃料10a内に送信される超音波を連通口3
3の上記表面側部分を通してその上方へ向け反射する。
また、このように反射された超音波が燃料10aの液面
レベルLにて反射されると、この反射超音波が連通口3
3の上記手前部分を通り反射壁34に入射して超音波発
振素子20の送受信面22aに向けて反射される。
【0015】一方、反射壁35は、連通口33の図1に
て図示紙面の裏面側部分にて、上壁32に直交して位置
しており、この反射壁35は、超音波発振素子20の送
受信面22aから燃料10a内に送信される超音波を受
けてこの超音波を燃料10aを通して超音波発振素子2
0の送受信面22aに向けて反射する。また、液体情報
測定装置は、マイクロコンピュータ40を備えており、
このマイクロコンピュータ40は、図3乃至図5にて示
すフローチャートに従い、コンピュータプログラムを実
行し、増幅器80及び温度センサ100の出力に基づき
周波数発生器50及び位相測定器90の制御に要する演
算処理やこの位相測定器90の出力による超音波の音速
及び液面レベルLの演算処理等を行う。
【0016】周波数発生器50は、マイクロコンピュー
タ40による制御のもと、周波数F1を有する第1周波
数信号或いは周波数F2を有する第2周波数信号をパル
ス状に順次発生する。但し、両周波数F1、F2は相互
に近接した値である。ゲート回路60は、周波数発生器
50からの第1或いは第2の周波数信号を駆動回路70
に順次出力する。
【0017】ここで、このゲート回路60は、周波数発
生器50から第1周波数信号を受けたとき、第2周波数
信号の出力を禁止した状態で、第1周波数信号を順次所
定数(例えば、8個)に達するまで駆動回路70に出力
する。また、ゲート回路60は、周波数発生器50から
の第1周波数信号を上記所定数だけ順次出力した後、超
音波発振素子20が超音波の送信後その反射超音波の受
信に要する所要時間の経過に伴い、第1周波数信号の出
力を禁止した状態で、周波数発生器50からの第2周波
数信号を順次上記所定数に達するまで駆動回路70に出
力する。
【0018】このように、ゲート回路60は、周波数発
生器50からの第1周波数信号及び第2周波数信号を上
記所定数ずつ上記所要時間の経過毎に交互に駆動回路7
0に順次出力する。駆動回路70は、ゲート回路60か
らの各第1周波数信号に基づき第1バースト信号を順次
超音波発振素子20に出力し、また、ゲート回路60か
らの各第2周波数信号に基づき第2バースト信号を順次
超音波発振素子20に出力する。このことは、超音波発
振素子20は、第1バースト信号に基づき発振し周波数
F1の超音波を送信し、第2バースト信号に基づき発振
し周波数F2の超音波を送信することを意味する。
【0019】増幅器80は、超音波発振素子20からの
受信信号を受けて増幅し増幅信号を位相測定器90及び
マイクロコンピュータ40に出力する。位相測定器90
は、2値化回路90aと、位相算出回路90bとを備え
ている。2値化回路90aは、増幅器80からの増幅信
号を所定閾値を基準として2値化して2値化信号を位相
算出回路90bに出力する。
【0020】ここで、超音波発振素子20の受信信号が
周波数F1の反射超音波に対応するとき、上記2値化信
号を第1の2値化信号という。また、超音波発振素子2
0の受信信号が周波数F2の反射超音波に対応すると
き、上記2値化信号を第2の2値化信号という。位相算
出回路90bは、マイクロコンピュータ40からの後述
するマスク信号の立ち下がり時期を起点として、2値化
回路90aからの第1或いは第2の2値化信号の立ち下
がり時期における位相を後述のように算出する。
【0021】この場合、第1の2値化信号の立ち下がり
時期の位相をP1a又はP2aといい、第2の2値化信
号の立ち下がり時期の位相をP2a又はP2bという。
そして、位相算出回路90bは、その算出位相P1a
(或いはP2a)又はP2a(或いはP2b)を第1又
は第2の位相データP1a(或いはP2a)又はP2a
(或いはP2b)としてマイクロコンピュータ40に出
力する。
【0022】温度センサ100は、燃料タンク10の周
壁11の低部に嵌着されており、この温度センサ100
は、筒体30内に延出し、筒体30内の燃料10aの温
度を検出する。このように構成した本実施形態におい
て、マイクロコンピュータ40は図3のフローチャート
に従いコンピュータプログラムの実行を開始する。
【0023】ステップ200において、マイクロコンピ
ュータ40内の初期化の処理がなされる。ついで、音速
測定ルーチン300の処理がなされる(図3及び図4参
照)。まず、図4のステップ310にて、マスク時間t
1が設定されマスク信号として位相算出回路90bに出
力される。
【0024】ここで、マスク時間t1は、図6にて示す
ごとく、超音波発振素子20が周波数F1或いはF2の
超音波の送信を開始する直前の時期からこの超音波の送
信後反射板35により反射されて超音波発振素子20に
より受信され受信信号として出力された後この受信信号
の振幅が安定するまでの時間に相当する。なお、マスク
時間t1は、超音波による超音波発振素子20と反射板
35との間の伝搬時間T1(超音波発振素子20による
超音波の送信後この超音波が反射板35により反射され
て超音波発振素子20から受信信号が発生する時までの
時間)とこの伝搬時間T1の終了時、即ち、受信信号の
発生時期からその振幅の安定時期まで時間の和である
(図6参照)。
【0025】ついで、ステップ320において、マイク
ロコンピュータ40が周波数発生器50に周波数F1を
設定処理すると、この周波数発生器50は、周波数F1
にて第1周波数信号をゲート回路60に出力する。する
と、ゲート回路60は、周波数発生器50からの第1周
波数信号を順次8個になるまで駆動回路70に出力す
る。これに伴い、駆動回路70は、各第1周波数信号に
応答して第1バースト信号を順次超音波発振素子20に
出力する。
【0026】このため、超音波発振素子20は、各第1
バースト信号に応答して、周波数F1の超音波を筒体3
0内の燃料10aを通し反射板35に向け超音波を送信
する。この送信後、反射板35が超音波を反射すると、
この反射超音波は、筒体30内の燃料10aを通り超音
波発振素子20の送受信面22aに入射する。このた
め、超音波発振素子20は受信信号を発生し増幅器80
に出力し、この増幅器80が、増幅信号を発生し2値化
回路90aに出力する。
【0027】すると、この2値化回路90aは、増幅器
80の増幅信号の振幅を所定閾値を基準に2値化して第
1の2値化信号(図7(a)参照)を発生する。これに
伴い、位相算出回路90bが、2値化回路90aの第1
の2値化信号に基づき、マスク時間t1の立ち下がり時
期を基準として、当該第1の2値化信号の立ち下がり時
期の位相P1a(図7(b)参照)を算出し、第1位相
データP1aとしてマイクロコンピュータ40に出力す
る。
【0028】ここで、具体的には、位相P1aは、次の
数1の式に基づきマスク時間t1、伝搬時間T1及び周
波数F1に応じて算出される。
【0029】
【数1】P1a=t1−T1−(1/F1)・int
(2D1・F1/c) 但し、数1の式で、D1は超音波発振素子20の送受信
面22aと反射壁35との間の距離である(図1参
照)。cは超音波の音速である。また、intは、整数
化を表す。
【0030】しかして、ステップ330において、当該
第1位相データP1aがマイクロコンピュータ40のメ
モリに記憶される。ついで、ステップ340において、
マイクロコンピュータ40が周波数発生器50に周波数
F2を設定処理すると、この周波数発生器50は、周波
数F2にて第2周波数信号をゲート回路60に出力す
る。
【0031】すると、ゲート回路60は、周波数発生器
50からの第2周波数信号を順次8個になるまで駆動回
路70に出力する。これに伴い、駆動回路70は、各第
2周波数信号に応答して第2バースト信号を順次超音波
発振素子20に出力する。このため、超音波発振素子2
0は、各第2バースト信号に応答して、周波数F2の超
音波を筒体30内の燃料10aを通し反射板35に向け
超音波を送信する。この送信後、反射板35が超音波を
反射すると、この反射超音波は、筒体30内の燃料10
aを通り超音波発振素子20の送受信面部22aに入射
する。
【0032】このため、超音波発振素子20は受信信号
を発生し増幅器80に出力し、この増幅器80が、増幅
信号を発生し2値化回路90aに出力する。すると、こ
の2値化回路90aは、増幅器80の増幅信号の振幅を
所定閾値を基準に2値化して第2の2値化信号(図7
(b)参照)を発生する。これに伴い、位相算出回路9
0bが、2値化回路90aの第2の2値化信号に基づ
き、マスク時間t1の立ち下がり時期を基準として、当
該第2の2値化信号の立ち下がり時期の位相P1b(図
7(b)参照)を算出し、第2位相データP1bとして
マイクロコンピュータ40に出力する。
【0033】ここで、具体的には、位相P1bは、次の
数2の式に基づきマスク時間t1、伝搬時間T1及び周
波数F2に応じて算出される。
【0034】
【数2】P1b=t1−T1−(1/F2)・int
(2D1・F2/c) しかして、ステップ350において、当該第2位相デー
タP1bがマイクロコンピュータ40のメモリに記憶さ
れる。ついで、ステップ360において、各ステップ3
30及び350で前記メモリに記憶した第1位相データ
P1aと第2位相データP1bとの差dp1=(P1a
−P1b)が算出される。
【0035】その後、ステップ370において、差dp
1>0か否かが判定される。具体的には、次のようにし
て判定される。数1及び数2の式を用いれば、差dp1
は、次の数3の式により表される。
【0036】
【数3】 ここで、int(2D1・F1/c)=N1とし、in
t(2D1・F2/c)=N2として表すと、差dp1
は次の数4の式により表される。
【0037】
【数4】 dp1=(1/F1)・N1−(1/F2)・N2 この数4の式において、両周波数F1、F2を相互に近
接した周波数とすれば、波数N1=N2或いはN1=N
2+1とすることができる。従って、N1=N2=Nと
すれば、数4の式は次の数5の式に変換できる。
【0038】
【数5】 dp1=N{(F1−F2)/(F1・F2)} また、N1=N2+1=Nとすれば、数4の式は次の数
6の式に変換できる。
【0039】
【数6】dp1=N{(F1−F2)/(F1・F
2)}−(1/F2) ここで、N1>N2、即ちdp1>0の場合は、数6の
式に対応し、N1=N2、即ちdp1≦0は、数5の式
に対応する。そこで、ステップ370において、dp1
>0の場合は、YESと判定され、dp1≦0の場合は
NOと判定される。
【0040】しかして、ステップ370における判定が
YESとなる場合には、次の数7の式に基づき波数Nが
算出される。
【0041】
【数7】N=dp1・F1・F2/(F1−F2) 一方、ステップ370における判定がNOとなる場合に
は、次の数8の式に基づき波数Nが算出される。
【0042】
【数8】N={F1・F2/(F1−F2)}{dp1
+(1/F2)} なお、数7及び数8の各式は、数5及び数6の各式の変
形により得られる。このようにして波数Nが算出される
と、次のステップ380において、次の数9の式に基づ
き、筒体30内の燃料10a中における超音波の伝搬時
間T1が算出される。
【0043】
【数9】T1=t1−{(N/F1)−P1a} この場合、伝搬時間T1は、位相算出器90からの両位
相データP1a、P1bに基づき数7或いは数8の式を
利用して算出されるから、簡単な処理にて伝搬時間T1
の算出が可能となる。
【0044】ここで、超音波発振素子20の受信信号の
振幅のうち初期の不安定な振幅は、マスク時間t1によ
りマスクされ、安定な振幅のみを利用して、マスク時間
t1の周期を基準として、両位相P1a、P1bを算出
する。従って、伝搬時間T1の算出が高精度にてなされ
得る。このことは、伝搬時間T1の高精度測定が可能で
あることを意味する。
【0045】その後、ステップ390において、次の数
10の式に基づき、上記伝搬時間T1に応じて超音波の
音速cが算出される。
【0046】
【数10】c=(2D1/T1) これにより、燃料10a中の超音波の音速を高精度にて
算出することができ、その結果、燃料10aの物理的性
状の高精度の測定が可能となる。また、上述のように、
超音波発振素子20の受信信号の振幅のうち初期の振幅
はマスク時間t1によりマスクされる。従って、超音波
発振素子20の送信超音波が受信信号とその初期におい
て重なりあっても、これに影響されることなく、伝搬時
間T1の高精度の算出が可能となる。
【0047】このようにして音速測定ルーチン300の
処理が終了すると、液面レベル測定ルーチン400の処
理がなされる(図3及び図5参照)。まず、ステップ4
10において、ステップ320にてなされたと同様の周
波数F1の設定処理がなされる。然る後、上述と同様に
駆動回路70が第1バースト信号を順次発生すると、超
音波発振素子20が周波数F1の超音波を筒体30内の
燃料10aを通して反射板34に向けて送信する。
【0048】すると、この送信超音波が反射板34によ
り反射された後液面レベルLにて反射されて反射板34
に入射し、この入射超音波が反射されて超音波発振素子
20から受信信号として出力されるまでの時間t’、即
ち、反射波到来時間t’(図8参照)が、周波数F1の
設定時期及び増幅器80の増幅信号の出力時期に応じて
算出される。
【0049】但し、この算出は、マスク時間t(図6参
照)の間、即ち、超音波の音速測定のために超音波発振
素子20から送信された超音波が反射板35により反射
されて超音波発振素子20から生ずる受信信号が無くな
るまでの間、当該受信信号をマスクした状態でなされ
る。これにより、液面レベルの測定に対し、超音波の音
速測定時に超音波発振素子20から生ずる受信信号が誤
差として混入することがない。
【0050】ついで、ステップ430において、マスク
時間t2(図6参照)が、反射波到来時間t’と所定遅
延時間Δt(図8参照)との和(t’+Δt)として設
定される。ここで、増幅器80の増幅信号の振幅が所定
のスレッショルドレベルを超えたときに反射波到来時間
t’の終期を設定することで、この終期を基準として所
定遅延時間Δtを設定する(図8参照)。
【0051】このようなステップ430における処理後
は、このステップ430におけるマスク時間t2を基準
として、位相算出回路90bの各位相の算出及びステッ
プ440以後の演算処理がなされる。即ち、2値化回路
90aは、増幅器80の増幅信号の振幅を上記所定閾値
を基準に2値化して第1の2値化信号(図9(a)参
照)を発生する。
【0052】これに伴い、位相算出回路90bが、2値
化回路90aの第1の2値化信号に基づき、マスク時間
t2の立ち下がり時期を基準として、当該第1の2値化
信号の立ち下がり時期の位相P2a(図9(b)参照)
を算出し、第1位相データP2aとしてマイクロコンピ
ュータ40に出力する。ここで、具体的には、位相P2
aは、次の数11の式に基づきマスク時間t2、伝搬時
間T2及び周波数F1に応じて算出される。
【0053】
【数11】P2a=t2−T2−(1/F1)・int
(2D2・F1/c) 但し、数1の式で、D2は反射板34と液面レベルLと
の間の距離である(図1参照)。しかして、ステップ4
40において、当該第1位相データP2aがマイクロコ
ンピュータ40のメモリに記憶される。
【0054】ついで、上記ステップ340の処理と同様
にステップ450にて周波数F2が設定される。然る
後、上述と同様に駆動回路70が第2バースト信号を順
次発生すると、超音波発振素子20が周波数F2の超音
波を筒体30内の燃料10aを通して反射板34に向け
て送信する。すると、この反射壁34は、当該送信超音
波を、当該反射板34と液面レベルLとの間の燃料10
aを通し液面レベルLに向け反射する。
【0055】これに伴い、液面レベルLが反射壁34か
らの超音波を反射すると、この反射超音波は、液面レベ
ルLと反射板34との間の燃料10aを通り反射壁34
に入射する。そして、この入射超音波は反射壁34によ
り反射されて筒体30内の燃料10aを通り超音波発振
素子20の送受信面22aに入射する。このため、超音
波発振素子20は受信信号を発生し増幅器80に出力
し、この増幅器80が、増幅信号を発生し2値化回路9
0a及びマイクロコンピュータ40に出力する。
【0056】すると、この2値化回路90aは、増幅器
80の増幅信号の振幅を所定閾値を基準に2値化して第
2の2値化信号(図9(b)参照)を発生する。これに
伴い、位相算出回路90bが、2値化回路90aの第2
の2値化信号に基づき、マスク時間t2の立ち下がり時
期を基準として、当該第2の2値化信号の立ち下がり時
期の位相P2b(図9(b)参照)を算出し、第2位相
データP2bとしてマイクロコンピュータ40に出力す
る。
【0057】ここで、具体的には、位相P2bは、次の
数12の式に基づきマスク時間t2、伝搬時間T2及び
周波数F2に応じて算出される。
【0058】
【数12】P2b=t2−T2−(1/F2)・int
(2D2・F2/c) しかして、ステップ460において、当該第2位相デー
タP2bがマイクロコンピュータ40のメモリに記憶さ
れる。ついで、ステップ470において、各ステップ4
40及び450で前記メモリに記憶した第1位相データ
P2aと第2位相データP2bとの差dp2=(P2a
−P2b)が算出される。
【0059】その後、ステップ480において、差dp
2>0か否かが判定される。具体的には、次のようにし
て判定される。数11及び数12の式を用いれば、差d
p2は、次の数13の式により表される。
【0060】
【数13】 ここで、int(2D2・F1/c)=N3とし、in
t(2D2・F2/c)=N4として表すと、差dp2
は次の数14の式により表される。
【0061】
【数14】 dp2=(1/F1)・N3−(1/F2)・N4 この数14の式において、両周波数F1、F2を相互に
近接した周波数とすれば、波数N3=N4或いはN4=
N3+1とすることができる。従って、N3=N4=N
とすれば、数14の式は次の数15の式に変換できる。
【0062】
【数15】 dp2=N{(F1−F2)/(F1・F2)} また、N3=N4+1=Nとすれば、数14の式は次の
数16の式に変換できる。
【0063】
【数16】dp2=N{(F1−F2)/(F1・F
2)}−(1/F2) ここで、N3>N4、即ちdp2>0の場合は、数16
の式に対応し、N3=N4、即ちdp2≦0は、数15
の式に対応する。そこで、ステップ480において、d
p2>0の場合は、YESと判定され、dp2≦0の場
合はNOと判定される。
【0064】しかして、ステップ480における判定が
YESとなる場合には、次の数17の式に基づき波数N
が算出される。
【0065】
【数17】N=dp2・F1・F2/(F1−F2) 一方、ステップ480における判定がNOとなる場合に
は、次の数18の式に基づき波数Nが算出される。
【0066】
【数18】N={F1・F2/(F1−F2)}{dp
2+(1/F2)} なお、数17及び数18の各式は、数15及び数16の
各式の変形により得られる。このようにして波数Nが算
出されると、次のステップ490において、次の数19
の式に基づき、反射壁34と液面レベルLとの間の燃料
10a中における超音波の伝搬時間T2が算出される。
【0067】
【数19】T2=t+t2−{(N/F1)−P2b} この場合、伝搬時間T2は、位相算出器90からの両位
相データP2a、P2bに基づき数17或いは数18の
式を利用して算出されるから、簡単な処理にて伝搬時間
T2の算出が可能となる。
【0068】ここで、超音波発振素子20の受信信号の
振幅のうち初期の不安定な振幅は、マスク時間t2によ
りマスクされ、安定な振幅のみを利用して、マスク時間
t2の周期を基準として、両位相P2a、P2bを算出
する。従って、伝搬時間T2の算出が高精度にてなされ
得る。このことは、伝搬時間T2の高精度測定が可能で
あることを意味する。
【0069】その後、ステップ490aにおいて、次の
数20の式に基づき液面レベルLと反射壁34の上下方
向中央の間の距離D2が距離D1及び両伝搬時間T1、
T2に応じて算出される。
【0070】
【数20】D2=D1(T2−T1)/T1 ここで、この距離D2は燃料タンク10内の燃料の液面
レベルLを表す。以上説明した通り、本実施形態によれ
ば、距離D1における燃料10a中の超音波の音速c及
び液面レベルLの双方を単一の超音波発振素子20を有
する単一の装置でもって、測定できる。従って、コスト
の低減を確保できるとともに、省スペース化に有効であ
る。
【0071】また、図10(a)にて示すごとく、液面
レベルLが低下したために、液面レベルLの測定時の超
音波発振素子20の受信信号が、図10(b)にて示す
ごとく、超音波の音速測定時の超音波発振素子20の受
信信号に近づいて重なることがあっても、図6にて示す
ごとく、両マスク時間t、t2により超音波の音速測定
時の超音波発振素子20の受信信号がマスクされる。
【0072】従って、液面レベルLの高精度の測定が損
なわれることはない。なお、本発明の実施にあたって
は、超音波に限ることなく、可聴音波等の各種の音波を
用いて燃料10a中の伝搬時間及び液面レベルLを測定
するようにしても、上記実施形態と同様の作用効果を達
成できる。また、本発明の実施にあたり、燃料タンク1
0内の燃料の液面レベルL及び当該燃料中の超音波の伝
搬時間や音速に限ることなく、各種の容器内の液体の液
面レベル及び当該液体中の超音波の伝搬時間や音速を測
定するようにしてもよい。
【0073】また、本発明の実施にあたり、数9の式に
代えて、次の数21の式により波数Nを算出してもよ
い。
【0074】
【数21】T1=t1−{(N/F2)−P1b}
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すブロック図であって
図2にて1−1線に沿う筒体の断面を含む図である。
【図2】図1の筒体の2−2線に沿う断面図である。
【図3】図1のマイクロコンピュータの作用を示すフロ
ーチャートである。
【図4】図3の音速測定ルーチンの詳細フローチャート
である。
【図5】図3の液面レベル測定ルーチンの詳細フローチ
ャートである。
【図6】マスク時間t、t1、t2及び伝搬時間T1、
T2を、超音波の音速及び液面レベルの各測定時におけ
る周波数F1、F2の送信超音波及び受信信号との関係
で示すタイミングチャートである。
【図7】(a)は、超音波の音速測定時における第1及
び第2の2値化信号のタイミングチャートであり、
(b)は、(a)の符号Aの楕円で囲う部分を拡大して
示すタイミングチャートである。
【図8】マスク時間t2、反射波到来時間t’及び遅延
時間Δtをスレッショルドレベル及び増幅信号との関係
で示すタイミングチャートである。
【図9】(a)は、液面レベルの測定時における第1及
び第2の2値化信号のタイミングチャートであり、
(b)は、(a)の符号Bの楕円で囲う部分を拡大して
示すタイミングチャートである。
【図10】(a)は、液面レベルの低下状態における超
音波センサの要部断面図であり、(b)は、液面レベル
測定時の超音波発振素子の受信信号が超音波の音速測定
時の超音波発振素子の受信信号に移動して重なる状態を
示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
S…超音波センサ、20…超音波発振素子、34、35
…反射板、40…マイクロコンピュータ、50…周波数
発生器、60…ゲート回路、70…駆動回路、80…増
幅器、90…位相算出器、90a…2値化回路、90b
…位相算出回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 拓也 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 高橋 利光 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも送受信部(22)を液体中に
    位置させる音波発振素子であって前記第1及び第2の周
    波数にて前記液体中に第1及び第2の音波を送信する音
    波発振素子(20)と、 前記液体中に配置された伝搬時間測定用反射体であって
    前記第1及び第2の送信音波を入射されてこれら各入射
    音波を前記送受信部に向け第1及び第2の伝搬時間測定
    用音波として反射する伝搬時間測定用反射体(35)
    と、 前記液体中に配置されて前記第1及び第2送信音波を入
    射されるとともにこれら各入射音波を前記液体の液面レ
    ベルに向けて反射するとともにこの液面レベルからの各
    反射音波を入射されて前記送受信部に向けて第1及び第
    2の液面レベル測定用音波として反射する液面レベル測
    定用反射体(34)とを備え、 前記音波発振素子により、前記第1及び第2の伝搬時間
    測定用反射音波を受信して第1及び第2の伝搬時間測定
    用受信出力を発生し、前記第1及び第2の液面レベル測
    定用反射音波を受信して第1及び第2の液面レベル測定
    用受信出力を発生するようにした音波センサ(S)と、 互いに近接する第1及び第2の周波数にて第1及び第2
    のバースト信号をそれぞれ時を異にして発生するバース
    ト信号発生手段であって前記第1及び第2のバースト信
    号に基づき前記第1及び第2の周波数にて前記音波発振
    素子から前記第1及び第2の音波を送信させるバースト
    信号発生手段(50、60、70)と、 前記第1及び第2の伝搬時間測定用受信出力をそれぞれ
    2値化して第1及び第2の伝搬時間測定用2値化出力を
    発生、前記第1及び第2の液面レベル測定用受信出力を
    それぞれ2値化して第1及び第2の液面レベル測定用2
    値化出力を発生する2値化出力手段(90a)と、 前記音波発振素子の第1音波の送信からその受信出力に
    対する前記伝搬時間測定用2値化出力の初期部までの伝
    搬時間測定用マスク時間の間マスクする伝搬時間測定用
    マスク手段(310)と、 前記伝搬時間測定用マスク時間の経過後前記液面レベル
    測定用受信出力に対する前記液面レベル測定用2値化出
    力の初期部までの液面レベル測定用マスク時間の間マス
    クする液面レベル測定用マスク手段(420、430)
    と、 前記伝搬時間測定用マスク時間の経過後の前記第1或い
    は第2の伝搬時間測定用2値化出力のレベル変化時期を
    第1或いは第2の伝搬時間測定用位相として算出し、前
    記液面レベル測定用マスク時間の経過後の前記第1或い
    は第2の液面レベル測定用2値化出力のレベル変化時期
    を第1或いは第2の液面レベル測定用位相として算出す
    る液面レベル測定用位相算出手段(90b)と、 前記第1及び第2の伝搬時間測定用位相の差及び前記第
    1及び第2の周波数に基づき前記液体中の音波の伝搬時
    間を算出する伝搬時間算出手段(360、370、37
    1、372、380)と、 前記第1及び第2の液面レベル測定用位相の差及び前記
    第1及び第2の周波数に基づき前記液面レベルを算出す
    る液面レベル算出手段(470、480、481、48
    2、490、490a)とを備える音波による液体情報
    測定装置。
  2. 【請求項2】 前記伝搬時間算出手段は、 前記第1及び第2の伝搬時間測定用位相の差に応じて前
    記第1及び第2の周波数に基づき前記液体中の前記音波
    の波数を算出する伝搬時間測定用波数算出手段(37
    1、372)を備えて、 前記伝搬時間測定用波数、前記第1及び第2周波数の一
    方及びこの一方の周波数に対応する前記第1及び第2の
    伝搬時間測定用位相の一方に基づき前記液体中の音波の
    伝搬時間を算出し、 前記液面レベル算出手段は、 前記第1及び第2の液面レベル測定用位相の差に応じて
    前記第1及び第2の周波数に基づき前記液体中の前記音
    波の波数を算出する液面レベル測定用波数算出手段(4
    81、482))を備えて、 前記液面レベル測定用波数、前記第1及び第2周波数の
    一方及びこの一方の周波数に対応する前記第1及び第2
    の液面レベル測定用位相の一方に基づき前記液面レベル
    を算出することを特徴とする請求項1に記載の音波によ
    る液体情報測定装置。
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