JPH11145630A - 小型携帯情報機器の表示部開閉ロック構造 - Google Patents

小型携帯情報機器の表示部開閉ロック構造

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JPH11145630A
JPH11145630A JP31168197A JP31168197A JPH11145630A JP H11145630 A JPH11145630 A JP H11145630A JP 31168197 A JP31168197 A JP 31168197A JP 31168197 A JP31168197 A JP 31168197A JP H11145630 A JPH11145630 A JP H11145630A
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JP
Japan
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knob
claw
display unit
portable information
information device
Prior art date
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Application number
JP31168197A
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English (en)
Inventor
Satoshi Odanaka
聡 小田中
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11145630A publication Critical patent/JPH11145630A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】摺動摩擦力の軽減と摺動傷の防止を図るととも
に、ツマミの動作量を短いストロークで爪を解除する。
また、ツマミの作用力を爪側に効率よく伝達し、操作性
を向上する。 【解決手段】ツマミ4の摺動面を筺体内のリブ10上と
し、ツマミ4と係合爪3を分離して連動しないようにす
る。表示部カバー1内のツマミ案内溝7とツマミ4とは
非接触とし、案内軸受け9に爪の案内軸8およびスプリ
ング6を挿入する。また、爪の案内軸8を偏心させるこ
とにより、ツマミ4の動作に合わせて爪3が解除方向に
倒れる構造にする。さらに、ツマミ4と係合爪3の連結
面を、ツマミ側にテーパ面を設けるとともに、爪3側は
球面とすることにより、ツマミ4の作用力を効率よく伝
達できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯型情報機器の
表示部開閉ロック構造に関し、特にツマミの開閉ロック
解除操作時に、摺動摩擦力を軽減してスムースに係合爪
を自動復帰させることができる表示部開閉ロック構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば実公平7−13272号公
報に記載の携帯型電子機器では、表示部開閉ロック機構
として、本体前面部の2箇所にラッチ部が設けられてい
る。ラッチ部のラッチボタンを右側に動作させると、ラ
ッチボタンの切欠部に棒片が移るため、表示部ケースに
設けられたツメが外れてケースのロックが解除される。
しかし、本体を縦に配置した場合には、棒片がラッチ受
け台の斜面を転がって棒片の右側への移動が妨げられる
ので、ロックは解除されずに表示部ケースは閉じたまま
の状態を続ける。このように、表示部開閉ロック機構が
本体の縦置の状態と横置の状態とを検知して開閉を制御
するので、表示部ケースの破損を防ぎ、携帯性に優れた
電子機器を実現できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、従来の小型携
帯情報機器では、係合穴を有する本体と、この本体に回
動可能に取り付けられた表示面と、上記係合穴に係合し
て、表示部カバーの前面にスライド可能な係合爪とツマ
ミとを有していた。このような構造では、スライド可能
な係合爪とこの爪を解除するためのツマミとが一体、も
しくは連動し、その摺動面は筺体の外観面となるツマミ
案内溝であり、この溝面の状態によっては、例えば摩擦
抵抗の大きい塗装面等の場合には、摺動性が落ちるとい
う問題があり、また外観面の一部である案内溝に摺動傷
がつくという問題もあった。さらに、本体結合穴と表示
部カバー前面に設けられた係合爪がロックする時に、爪
とツマミの動作が相互に依存し合い、スライド動作の円
滑性が損なわれるという問題もあった。また、表示部開
閉ロックを解除するためには、本体係合穴とスライド可
能な係合爪の係り量以上のストロークをツマミにより動
作させる必要があり、さらに、ツマミのスライド動作の
方向と爪の案内軸の移動方向が傾きを持っているため
に、こじれが生じて爪のスライド動作が損なわれる危険
性があった。そこで、本発明の目的は、これら従来の課
題を解決し、摺動摩擦力を軽減して摺動傷を防止し、か
つロック時の係合爪の自動復帰がツマミの動作に依存せ
ずにスムースに行われ、しかもスマミの動作量を短くし
て短いストロークで爪を解除でき、操作性を向上するこ
とが可能な小型携帯情報機器の表示部開閉ロック構造を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による小型携帯情報機器の表示部開閉ロック
構造では、ツマミの摺動面を筺体内に設けられたリブ
または溝上とし、さらにツマミと係合爪を分離し、係合
爪がロックされる時点でツマミは連動しないようにす
る。 また、爪の案内軸を偏心させて、ツマミの動作に合わ
せて爪が解除方向に倒れる構造にする。 さらに、ツマミと係合爪との連結面(押し当て面)を
ツマミ側にテーパ面を設けるとともに、爪側は球(R)
面とする。これにより、ツマミの開閉ロック解除操作時
には、外観面のツマミ案内溝とツマミとが非接触となる
ため、摺動摩擦力が軽減され、摺動傷の防止が可能とな
る。また、ロック時の係合爪の自動復帰がツマミの動作
に依存しないので、スムースに復帰できる。また、ツマ
ミの動作量が短くなるため、短いストロークで爪を解除
することができ、ツマミの作用力が爪側に効率よく伝達
できるため、操作性は向上する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面に
より詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例を示す
小型携帯情報機器の斜視図である。液晶画面を収納する
表示部カバー1と、キー入力部を含む本体を収納する本
体カバー2が、ヒンジユニットを介して回動可能に取り
付けられている。携帯時または未使用時に、表示部を折
り畳んで回動をロックさせる係合爪3と、使用時にロッ
クを解除するためのツマミ4を前面に具備している。係
合爪3とツマミ4の動作を説明すると、ロック時には、
表示部が折り畳まれる際に、スプリング6に付勢されて
いた係合爪3がその先端部テーパ面に対向する本体係合
穴5のエッジ面に当接して移動し、係合爪3の先端が本
体係合穴5のエッジ部を乗り越えると、スプリング力に
より係合爪3が復帰し、ロック状態となる。一方、ロッ
ク解除時には、ツマミ4を表示部カバー1のツマミ案内
溝7により摺動させ、スプリング6を圧縮させて係合爪
3を本体係合穴5から外れる分だけ移動させることによ
り、係合が解除できる。
【0006】図2は、本発明の開閉ロック機構を示す分
解斜視図である。図2において、1は表示部カバー、7
はツマミ案内溝、10は案内溝(案内リブ)、9は係合
爪の案内軸受けである。また、4はツマミ、6はスプリ
ング、3は係合爪である。上方のツマミ4とスプリング
6と係合爪3が、下方の案内軸受け9とツマミ案内溝7
の間に挿入される。図3および図4は、本発明の開閉ロ
ック機構のロック時と解除時の各側断面図である。本実
施例では、従来のロック機構のように、係合爪3とツマ
ミ4とを一体化もしくは連動させずに、各々が独立して
動作できる構造にした点が特徴である。なお、ツマミ4
は手前のブロックが操作ツマミであり、後方のブロック
が操作ツマミに連動して実際に移動する連動ツマミであ
る。すなわち、ロック解除時には、図4に示すように、
操作ツマミ4をスプリング6に逆らって右側に移動する
ことにより、スプリング6によって付勢されている係合
爪3が、その先端部テーパ面に対向する本体係合穴5の
エッジ面に当接して移動して、係合から外れることによ
りロック解除される。その際に、係合爪3は移動する
が、ツマミ4はロック状態の位置(実線位置)から動か
ない。一方、ロック時には、図3の破線から実線に移動
する際に、係合爪3の先端が本体係合穴5のエッジ部を
乗り越えてスプリング力により係合爪3が復帰する時
に、ツマミ4の押し当て面に戻る(つまり、係合爪3が
突き当たる)と同時にロック状態となる。従って、係合
爪3とツマミ4は、各々の動作のひずみを他方に影響を
及ぼさずに、独立して良好な動作を行うことができる。
【0007】図5は、図1における断面A−A、つまり
ツマミの部分の側断面図であり、図6は、図1における
断面B−B、つまりスプリングの部分の側断面図であ
る。図2に示すように、ツマミ4はツマミ案内溝7と非
接触(案内溝7から浮いている)であり、かつ図5に示
すように、摺動面を表示部カバー1内の摺動性に良好な
案内リブ(案内溝)10上とすることにより、表示部カ
バー1の外観面の状態によっては、例えば摺動摩擦抵抗
の大きい塗装面の場合、操作力が増大することなく、ま
た表示部カバー1の外観面の一部となるツマミ案内溝7
に付く摺動傷は防止できる。スプリング6は、図6に示
すように、案内軸8に巻き付いており、常時スプリング
力により係合爪3をツマミ4に押し当てている。
【0008】図7は、本発明の他の実施例を示すもの
で、係合爪案内軸を偏心させた時の係合爪の動作を示す
図である。図7において、図3、図4と異なる点は、係
合爪案内軸8′を偏心させたこと、つまりスライド方向
に対して案内軸8′に傾きを持たせたことである。係合
爪3の案内軸8′を偏心させて、ツマミ4を動作させた
時、係合爪3は案内軸受け9の規制を受けることになる
ため、解除方向に倒れる構造となる。すなわち、係合爪
の案内軸受け9は、図2に示すように、規定の穴に案内
軸8を挿入しているので、ツマミ4を右方向に移動させ
ると、傾きを持った案内軸8′は押圧されて案内軸受け
9内を斜め方向に移動し、反対側の案内軸8も傾め方向
に移動することになる。案内軸8′に取り付けられた係
合爪3は3′の方向に移動するので、図4の場合に比べ
て動作量は短くなり、短いストロークで係合爪3を解除
できる。つまり、ツマミ4を動作させた時、係合爪3が
案内軸8′の傾き角度に応じて係合爪の案内軸受け9の
規制を受けるので、解除方向に倒れる構造とすることに
より、ツマミ4の動作量が短いストロークで係合爪3を
本体係合量5から解除することができる。
【0009】図8は、本発明のさらに他の実施例を示す
もので、偏心させた係合爪案内軸の先端をR面に、ツマ
ミ端面にテーパを施した実施例を示す断面図である。図
8において、図3、図4と異なる点は、偏心させた係合
爪案内軸8′の先端を球面(R面)にするとともに、連
動ツマミ4′の端面にテーパを施して押し易くしたこと
である。すなわち、図8に示すように、ツマミ4′と係
合爪3の連結面(押し当て面)を、ツマミ4側にテーパ
面を設けるとともに、係合爪3側はR面とすることで、
ツマミ4の作用力が係合爪3に効率よく伝達できる構造
としたので、操作性は向上できる。この場合にも、係合
爪3は案内軸8′の傾き角度に応じて係合爪の案内軸受
け9の規制を受け、解除方向に倒れる構造になるため、
ツマミ4の動作量は短いストロークで係合爪3を解除す
ることができる。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ツマミの開閉ロック解除操作時に、外観面のツマミ案内
溝とツマミとが非接触となるので、摺動摩擦力が軽減さ
れるとともに摺動傷が防止され、またロック時の係合爪
の自動復帰がツマミの動作に依存することなく円滑に行
える。また、爪の案内軸を偏心させることにより、ツマ
ミの動作量が短いストロークで爪を解除することができ
る。さらに、ツマミ側にテーパ面を設けることにより、
ツマミの作用力が爪側に効率よく伝達できるので、操作
性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す小型携帯情報機器の斜
視図である。
【図2】本発明の開閉ロック機構を示す分解図である。
【図3】本発明の開閉ロック機構の解除時の側断面図で
ある。
【図4】本発明の開閉ロック機構のロック時の側断面図
である。
【図5】図1におけるA−Aの断面図である。
【図6】図1におけるB−Bの断面図である。
【図7】本発明の他の実施例を示す開閉ロック機構の側
断面図である。
【図8】本発明のさらに他の実施例を示す開閉ロック機
構の側断面図である。
【符号の説明】
1…表示部カバー、2…本体カバー、3,3′…係合
爪、4,4′…ツマミ、5…本体係合穴、6…スプリン
グ、7…ツマミ案内溝、8,8′…係合爪の案内軸、9
…係合爪の案内軸受け、10…案内リブ(溝)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶画面を収納した表示部カバーと、ヒ
    ンジユニットを介して該表示部カバーを回動可能に取り
    付け、かつキー入力部を含む本体を収納した本体カバー
    とからなる小型携帯情報機器の表示部開閉ロック構造で
    あって、 該表示部カバーの前面に設けられたスライド可能な係合
    爪と、 該表示部カバー内に設けられた溝上に摺動面を有し、該
    係合爪の案内軸と接触するが、該係合爪がロックされる
    時に連動することなく、該係合爪とは独立して動作する
    ツマミとを具備することを特徴とする小型携帯情報機器
    の表示部開閉ロック構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の小型携帯情報機器の表
    示部開閉ロック構造において、 前記係合爪の案内軸は偏心させられ、前記ツマミの動作
    に合わせて該案内軸が移動することにより、該係合爪が
    解除方向に倒れる構造を有することを特徴とする小型携
    帯情報機器の表示部開閉ロック構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の小型携帯情報
    機器の表示部開閉ロック構造において、 前記ツマミと係合爪との連結面は、該ツマミ側にテーパ
    面を設けるとともに、該係合爪側にR面を持たせること
    を特徴とする小型携帯情報機器の表示部開閉ロック構
    造。
JP31168197A 1997-11-13 1997-11-13 小型携帯情報機器の表示部開閉ロック構造 Pending JPH11145630A (ja)

Priority Applications (1)

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JP31168197A JPH11145630A (ja) 1997-11-13 1997-11-13 小型携帯情報機器の表示部開閉ロック構造

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JP31168197A JPH11145630A (ja) 1997-11-13 1997-11-13 小型携帯情報機器の表示部開閉ロック構造

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JPH11145630A true JPH11145630A (ja) 1999-05-28

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ID=18020196

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JP31168197A Pending JPH11145630A (ja) 1997-11-13 1997-11-13 小型携帯情報機器の表示部開閉ロック構造

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JP (1) JPH11145630A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008121207A (ja) * 2006-11-09 2008-05-29 Nitto Electric Works Ltd 電気電子機器収納用キャビネットの扉係止装置
JP2014010298A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Kyocera Document Solutions Inc 開閉カバーロック機構及び画像形成装置
WO2016103615A1 (ja) * 2014-12-26 2016-06-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 蓋の開閉機構、電子機器

Cited By (5)

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