JPH11143602A - 電子表示システムおよびその入力装置 - Google Patents

電子表示システムおよびその入力装置

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JPH11143602A
JPH11143602A JP30200197A JP30200197A JPH11143602A JP H11143602 A JPH11143602 A JP H11143602A JP 30200197 A JP30200197 A JP 30200197A JP 30200197 A JP30200197 A JP 30200197A JP H11143602 A JPH11143602 A JP H11143602A
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JP
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drawing information
electronic display
transmitter
time
signal
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Application number
JP30200197A
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English (en)
Inventor
Hideaki Yamamoto
英朗 山本
Yoshimitsu Otani
佳光 大谷
Takafumi Suzuki
尚文 鈴木
Hideki Nakajima
秀樹 中嶋
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示装置の位置に拘束されないで入力できる
ようにすることである。 【解決手段】 3台の無線基地局10を一単位とする入
力装置を用い、発信機4を移動させると、発射される信
号の電界強度を無線基地局10(#1〜#3)が測定
し、パーソナルコンピュータ2に送り、ここで各無線基
地局(#1〜#3)と発信機4とのそれぞれの交信距離
101(#1〜#3)を算出し、これから座標40が得
られる。時々刻々この操作を行うことにより発信機4の
移動軌跡、つまり文字や図形を入力することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数端末が同一の
二次元画面を共有して描画情報の書き込みを行う電子表
示システムおよび発信機と3個以上の無線基地局を1単
位とした無線基地局群で構成され、発信機の位置情報や
属性を表示する電子表示システムおよびその入力装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、教育現場や会議等の場で、多
数の人に情報を伝達する手段として、板書形式がとられ
てきている。具体的には黒板に代表されるように、情報
伝達者が板にチョークで文字を書き、被伝達者がノート
等に書き写すといった形式が主流である。また、ホワイ
トボードにコピー機能を付加して、目の前の板書内容を
そのまま紙に印刷することによって書き写す労力を軽減
する方法もとられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】いずれの場合にも共通
して言えることは、情報伝達者が板書をする際には必
ず、黒板等の表示媒体の近傍にいなければならないとい
うことであり、従来の技術ではこの問題を改善すること
は困難であった。たとえば、授業において教室の後ろで
口頭説明している最中に、内容の補足のため板書しにわ
ざわざ黒板に戻る、生徒に問題を解かせるため黒板のと
ころに呼ぶ、といったことは時間のロスであり、授業の
円滑な進行が妨げられることもあり得る。また、板書と
して文字や線等の情報を効果的に表示するときは、文字
や線を色分けしたり、太さを変化させることが多い。と
ころがその場合、表示色を替える度に別のペンに持ち替
えなければならず不便である。さらに、いわゆる「ブレ
ーンストーミング」等のグループ討論を行うとき、意見
が次から次へと黒板上に書かれてしまうために文字が錯
綜し、誰がどの文字を書いたかわからなくなってしまう
ことが多く、意見の取りまとめに支障を来すこともあり
得る。従来のシステムでは、情報を板書を用いて伝達す
る場合、伝達者を媒体の近傍に拘束するという問題点が
あった。
【0004】以上述べたように、板書面とペンを物理的
に接触させなくても文字を表示できる方法、文字の太さ
・色をすべて手元で行うことが可能であるペンおよび特
定の人が書いた文字だけを抽出する表示システムは存在
していなかった。
【0005】本発明の目的は、ペン情報を手元で操作す
ることができ、黒板の位置に拘束されない電子表示シス
テム、および書き込んだ描画情報の発信元を特定する電
子表示システムおよび電子表示システムに用いる入力装
置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる電子表示
システムは、複数の端末,制御装置,電子表示装置から
なる電子表示システムであって、端末の少なくとも一つ
は、入力された描画情報および描画情報の属性を信号に
変換し、この変換された信号と識別番号を制御装置に送
信する機能を有し、制御装置は、各端末から送信された
描画情報および描画情報の属性の信号と識別信号をそれ
ぞれ端末ごとに独立に認識し、端末の識別番号に応じて
描画情報とその属性を別々に記憶し、個別に記憶した描
画情報とその属性を同一の二次元画面上に合成し、合成
した描画情報の信号を電子表示装置に送信する機能を有
し、電子表示装置は、制御装置から送信された描画情報
を表示する機能を有するものである。
【0007】また、複数の端末のうちの少なくとも一つ
が、所要数の発信機と複数の無線基地局からなり、発信
機を操作して電磁波による無線を用いた描画情報の入力
を行う入力装置を用いたものである。
【0008】本発明にかかる電子表示システムの入力装
置は、発信機は、識別番号と描画情報の属性を無線で送
信する機能を有し、無線基地局は、発信機から送信され
る識別番号と描画情報の属性を受信し、この受信した電
磁波の電界強度を時時刻々測定し、受信した識別番号,
描画情報の属性、ならびに測定した電界強度の信号を制
御装置に時時刻々送信する機能を有し、制御装置は、電
界強度の交信距離依存性のデータベースと無線基地局の
位置座標のデータベースを保有し、各無線基地局が時時
刻々測定した電界強度の信号から、発信機の位置座標を
時時刻々計算し、発信機の描画情報に変換する機能を有
するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の電子表示システムは、複
数の端末,制御装置,電子表示装置からなり、前記端末
の少なくとも一つは、入力された描画情報および描画情
報の属性を信号に変換し、この変換された信号と識別番
号を前記制御装置に送信する。前記制御装置は、前記各
端末から送信された描画情報および描画情報の属性の信
号と識別信号をそれぞれ独立に認識し、前記端末の識別
番号に応じて描画情報とその属性を別々に記憶し、個別
に記憶した描画情報とその属性を同一の二次元画面上に
合成し、合成した描画情報の信号を前記電子表示装置に
送信し、描画情報を表示するものである、また、複数端
末から送信された識別番号に応じてメモリ領域には複数
レイヤが作成され、描画表示する情報に属性を付与した
うえで個々のレイヤに描画情報を送り、かつ、そこに記
憶させるものである。これにより、複数描画情報を送信
元端末の識別番号別に管理し、描画情報を送信元端末毎
に分離表示することが可能になる。
【0010】ここで、描画情報とは例えば実際のディス
プレイに表示される絵や文字の集合をいい、属性とは例
えば線の太さ,色,実線/点線/鎖線や線が点滅する/
しないというような性質のことを指すものとする。
【0011】本発明の入力装置は、例えば、ペン状をし
た発信機と無線基地局および制御装置から構成され、3
個以上の無線基地局が発信機から発射される電磁波の電
界強度を観測し、電界強度の交信距離依存性から発信機
と無線基地局間の距離を算出し、発信機の位置を特定
し、発信機から送信される描画情報を表示する。これに
よって、複数個の発信機の位置を識別したり、複数種類
の色や線幅、線種等の描画情報を1個の発信機で描いた
り、それらの選択を、描く人の手元で行うことが可能に
なる。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の電子表示システムの一実施
例の構成を示すブロック図である。1は端末で入力され
た描画情報を信号に変換する機能を有しており、それぞ
れ識別番号(#1,#2,・・・,#n)が付与されて
いる。2は制御装置で、システムとして演算・認識する
ものであり、通常、パーソナルコンピュータを用いる
(以下2をパーソナルコンピュータともいう)。3は電
子表示装置であり、端末1から入力された描画情報を表
示する装置である。端末1,パーソナルコンピュータ
2,電子表示装置3ともそれぞれ図1に示すように有線
ケーブルにより接続されている。ただし、この接続は無
線であってもよい。データ送信の流れは以下の通りであ
る。
【0013】端末1は、その使用者が電子表示装置3に
表示しようとする描画情報ならびに端末1の識別番号
(#1,#2,・・・,#n)を、使用者の入力手段
(筆記用具,音声,指等)を問わず、パーソナルコンピ
ュータ2へ通知する。パーソナルコンピュータ2は端末
1から受け取った信号に対して、その識別番号(#1,
#2,・・・,#n)に応じた属性を付与し、図1に点
線で囲んで示したようにレイヤ21(#1,#2,・・
・,#n)が作成される。パーソナルコンピュータ2は
メモリ領域におけるレイヤ21(#1,#2,・・・,
#n)毎に記憶された描画情報を電子表示装置3に送信
する。電子表示装置3はパーソナルコンピュータ2から
のデータに基づいて、端末1の使用者所望の画像を表示
する。
【0014】図2は、本発明による端末1を複数個(図
では3個)用いて、同一の二次元画面を共有した場合の
電子表示システムの動作例を示す。端末1(#1〜#
3)は有線無線を問わず、パーソナルコンピュータ2に
接続されている。端末1(#1〜#3)からは、使用者
が表示しようとする画像のデータ、および端末(#1〜
#3)の識別番号がパーソナルコンピュータ2に送信さ
れる。パーソナルコンピュータ2は端末1(#1〜#
3)から受け取ったデータおよび端末1(#1〜#3)
の識別番号を基に、メモリ領域にレイヤ21を作成し、
発信元の端末毎にデータを振り分けて属性を付与したう
えで記憶させる。図に示すように、送信元の端末の識別
番号(#1〜#3)の個数3に対応して3つのレイヤ2
1(#1〜#3)が作成されており、それぞれ、3台の
端末1(#1〜#3)から送信された描画情報が記憶さ
れている。パーソナルコンピュータ2はこれら3つのレ
イヤ21(#1〜#3)に記憶された属性を電子表示装
置3に通知する。電子表示装置3はレイヤ21(#1〜
#3)に記憶された属性を一括表示する。これにより、
3台の端末1(#1〜#3)が同一の二次元画面を共有
したことになる。もし複数端末1(#1〜#3)から同
時にデータが送信された場合、パーソナルコンピュータ
2はデータ衝突回避等、適切な処理を行ったうえで電子
表示装置3にデータを通知する。電子表示装置3はパー
ソナルコンピュータ2からのデータに基づいて、端末1
(#1〜#3)の使用者所望の画像を表示する。たと
え、各端末1(#1〜#3)がそれぞれ遠隔地に分散し
て設置されている場合であっても、各地(例えば、東
京,大阪,札幌)に設置された電子表示装置3に同一画
像が表示されるだけに過ぎず、同一の二次元画面を共有
することと等価である。以上は、メモリ領域におけるレ
イヤ21をパーソナルコンピュータ2に設定した場合を
想定して述べたものであるが、メモリ領域におけるレイ
ヤ21をパーソナルコンピュータ2以外の領域、たとえ
ば電子表示装置3に設置しても同様の効果が得られるの
は勿論である。また、パーソナルコンピュータ2の操作
により、特定の端末からの描画情報入力を不可能にした
り、特定の端末によって記された描画情報のみを消去し
たりすることが可能であるのは勿論である。
【0015】図3は、入力装置を構成する端末と制御装
置のうちの前記端末を構成する発信機と無線基地局のう
ち、主として無線基地局の構成を示すブロック図であ
る。10は無線基地局であり、データ処理や制御を行う
コントローラ11,データ変換モジュール12,アンテ
ナ13,受信モジュール14,復調モジュール15およ
び電源回路16で構成される。パーソナルコンピュータ
2はシステムとして演算・認識するものである。4は発
信機を示しており、その詳細を図4に示す。
【0016】図4に示すように発信機4は、属性切り替
えボタン41、データ処理や制御を行うコントローラ4
2、データ変換モジュール43,変調モジュール44,
発信モジュール45,アンテナ46および電源回路47
で構成される。属性切り替えボタン41は発信機4を使
用する者が表示しようとする描画情報の属性を使用者の
手元で切り替えるためのものである。コントローラ42
の部分は、無線基地局10内のコントローラ11と異な
り、CPUメモリとなっており、外部コンピュータとの
有線インタフェースがない。また、発信機4は発信機能
のみを有しており、受信機能を有していない。データ送
信の流れは以下の通りである。
【0017】図3において、パーソナルコンピュータ2
は有線ケーブルにより、無線基地局10のコントローラ
11へ接続される。
【0018】また、図4において、発信機4は、無線基
地局10の通信エリア内にあるとき、属性切り替えボタ
ン41のコマンドに応じたデータを、変調モジュール4
4,発信モジュール45およびアンテナ46を介して無
線基地局10へ送信する。
【0019】さらに図3において、発信機4から発射さ
れた電磁波の信号は無線基地局10のアンテナ15を通
して受信モジュール16へ入力され、さらに復調モジュ
ール17を通してデジタル信号に復調される。そのデジ
タル信号はデータ変換モジュール12でデータ変換さ
れ、コントローラ11を介してパーソナルコンピュータ
2へ通知される。パーソナルコンピュータ2は電子表示
装置3に画像情報信号を送信する。なお、パーソナルコ
ンピュータ2のメモリ領域におけるレイヤ21の作成は
図1における電子表示システムの実施例に示したものと
同様であり、図2では図示を省略している。
【0020】図5に、本発明による無線基地局10を3
台用いた入力装置において、発信機4を移動した場合を
想定した動作例を示す。3台の無線基地局10をそれぞ
れ10(#1),10(#2),10(#3)と定め
る。時刻t1において発信機4は図5(a)に示された
位置に静止しているものとする。そこから発射される信
号の電界強度を無線基地局10(#1〜#3)が測定す
る。無線基地局10(#1〜#3)はパーソナルコンピ
ュータ2に対して、測定した電界強度のデータと、電界
強度の交信距離依存性を蓄積したデータベースにアクセ
スするコマンドを送信する。パーソナルコンピュータ2
はデータベースから、無線基地局10(#1〜#3)が
観測した電界強度に対する交信距離を算出し、それぞれ
101(#1),101(#2),101(#3)とす
る。図5(b)に示した3台の無線基地局10(#1〜
#3)の位置座標100(#1),100(#2),1
00(#3)はいずれもパーソナルコンピュータ2内の
データベースに蓄積されており、位置に関する連立方程
式を解くことによって発信機4の座標40が得られる。
パーソナルコンピュータ2は算出された発信機4の座
標、および発信機4から送信された描画情報を電子表示
装置3に送信し、座標40が表示される。時刻t2,t
3,・・・の場合も時刻t1の場合と同様の操作で、電
子表示装置3に点を表示することが可能である。発信機
4の発射する電磁波の電界強度を測定する間隔を十分短
く設定すると、点の移動の軌跡を線とみなすことが可能
である。これにより発信機4を操作して、文字や図形を
送ることができる。なお、各時刻において属性切り替え
ボタン41で描画情報の属性を切り替えることが可能で
あるので、発信機を手に持って移動させながら電子表示
装置3に表示される線の太さや色を変えたりすることが
可能であるのは勿論である。
【0021】図6に、図5に示す入力装置による電子表
示システムを用いたブレーンストーミングの動作例を示
す。無線基地局10は3台で1単位として用い、図6
(a)に示すように、無線基地局群をそれぞれ1000
(#1),1000(#2),1000(#3)とし、
発信機4(#1),4(#2),4(#3)の移動履歴
をそれぞれ50(#1),50(#2),50(#3)
とする。電子表示装置3には発信機4(#1〜3)の移
動履歴50(#1〜3)が描画されている。すでに述べ
たように、線の属性の変更は発信機4(#1〜3)の所
持者の手元で行うことが可能であるので、電子表示装置
3に示すように、複数種類の線を表示することが可能で
ある。また、パーソナルコンピュータ2において、描画
情報はメモリ領域におけるレイヤ21(#1〜3)毎に
管理されているので、たとえば発信機4(#2)によっ
て描かれた線のみを抽出したい場合は、パーソナルコン
ピュータ2の操作により移動履歴50(#2)のみを残
し、他の移動履歴50(#1,#3)を消去すればよ
い。このときの電子表示装置3には図6(b)のように
表示される。ただし、図6(b)では電子表示装置3、
およびそれに表示される移動履歴50以外は図示を省略
している。以上の操作を行うことによって、出席者から
出でくる意見を次々に板書として表示しても、発信機4
を使い回さない限り特定の文字だけを電子表示装置3に
表示することが可能である。以上は、3台の無線基地局
10で1単位をなす無線基地局群1000の通信エリア
内に1個ずつ発信機4が存在する場合を想定して述べた
ものであるが、無線基地局群1000の1個を1単位と
し、その通信エリアに複数の発信機4が存在する場合に
おいても、各発信機4は識別番号を含んだ信号を無線基
地局群1000に送信することにより、どの文字を誰が
書いたものであるのかを特定することが可能であるのは
勿論である。
【0022】図7に、本発明による無線基地局群100
0を用い、発信機4を用いて電子表示装置3に書き込ま
れた描画情報を消去する場合の動作例を示す。図7
(a)に示すように、発信機4の使用者は発信機の属性
切り替えボタン41のうち、表示画像を消去するコマン
ドに相当するものを選択する。発信機4から発射された
電磁波には発信機4の識別番号と消去コマンドが含まれ
ており、無線基地局群1000は発信機4の電界強度を
測定することにより、その値をパーソナルコンピュータ
2に通知する。パーソナルコンピュータ2は、発信機4
の位置を算出し、さらに、その地点に書かれている描画
情報を消去するコマンドを電子表示装置3に送る。
【0023】このようにして、図7(a)に示した発信
機4の移動履歴50に対応して、図7(b)に示すよう
に、電子表示装置3から所望の描画情報が消去される。
図7(b)では消去された部分は白抜きで示してある。
なお、画面全体の消去も行えることはもちろんである。
【0024】以上は、無線基地局群1000を単独で用
いた場合を想定して述べたものであるが、電子表示装置
3に表示された描画情報にはそれぞれ、発信機4の識別
番号が付与されており、また描画情報はメモリ領域にお
けるレイヤ21毎に管理されているので、複数の無線基
地局群1000を用いた電子表示システムにおいて、パ
ーソナルコンピュータ2の操作により、電子表示装置3
に書き込まれた特定の描画情報のみを指定して一括消去
したり、電子表示装置3に表示された特定の描画情報に
ロックをかけて不用意に消去されないようにすることも
可能である。また、発信機4から送信されて電子表示装
置3に表示される文字の色を電子表示装置3の背景色と
同じ色に設定して上書きする方法によっても描画情報の
消去が可能であるのは勿論である。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる請
求項1の電子表示システムは、端末の少なくとも一つ
は、入力された描画情報および描画情報の属性を信号に
変換し、この変換された信号と識別番号を前記制御装置
に送信する機能を有し、前記制御装置は、前記各端末か
ら送信された描画情報および描画情報の属性の信号と識
別信号をそれぞれ独立に認識し、前記端末の識別番号に
応じて描画情報とその属性を別々に記憶し、個別に記憶
した描画情報とその属性を同一の二次元画面上に合成
し、合成した描画情報の信号を前記電子表示装置に送信
する機能を有し、前記電子表示装置は、前記制御装置か
ら送信された描画情報を表示する機能を有するので、制
御装置の操作により電子表示装置に複数の端末からの入
力を表示させることができる。そして電子表示装置に書
き込まれた特定の描画情報のみを指定して一括消去した
り特定の描画情報にロックをかけて消去されないように
することができる。
【0026】さらに本発明にかかる請求項2の電子表示
システムに使用する入力装置として、端末の少なくとも
一つは所要数の発信機と複数の無線基地局と制御装置と
で構成し、前記無線基地局は、前記発信機から送信され
る識別番号と描画情報の属性を含む電磁波を受信し、こ
の受信した電磁波の電界強度を時時刻々測定し、受信し
た識別番号,描画情報の属性、ならびに測定した前記電
界強度の信号を前記制御装置に時時刻々送信する機能を
有し、前記制御装置は、電界強度の交信距離依存性のデ
ータベースと無線基地局の位置座標のデータベースを保
有し、各無線基地局が時時刻々測定した電界強度の信号
から、前記発信機の位置座標を時時刻々計算し、前記発
信機の描画情報に変換する機能を有するものであるの
で、文字の属性の制御をすべて手元で行うことができ、
また、無線基地局が受信する発信機の発信する電磁波の
電界強度から、ペン(発信機)の位置を検出できる。し
たがって、無線基地局からの電波の届く範囲であれば、
従来のように黒板の位置に拘束されない板書が可能とな
る。さらに、発信機から無線基地局に送信される信号に
は、発信機の識別番号、文字の属性等の描画情報が含ま
れるゆえ、それを電子表示装置に伝達することによっ
て、多種類の文字を表示させたり、文字を書いた人を特
定することが可能である。
【0027】また、請求項3に示す電子表示システムの
入力装置は、上述の構成のものであるから電子表示シス
テムに使用してきわめて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる電子表示システムの一実施例の
構成を示すブロック図である。
【図2】複数端末が同一の二次元画面を共有した電子表
示システムの実施形態を説明するための図である。
【図3】図1における無線基地局の構成を示すブロック
図である。
【図4】図1における発信機の構成を示すブロック図で
ある。
【図5】無線基地局を3台用い、発信機を移動した場合
の電子表示システムの動作を説明するための図である。
【図6】本発明の電子表示システムによるブレーンスト
ーミングの動作例を示す図である。
【図7】本発明の電子表示システムによる文字消去の動
作例を示す図である。
【符号の説明】
1 端末 10 無線基地局 11 無線基地局におけるコントローラ 12 無線基地局におけるデータ変換モジュール 13 無線基地局におけるアンテナ 14 無線基地局における受信モジュール 15 無線基地局における復調モジュール 16 無線基地局における電源回路 2 パーソナルコンピュータ(制御装置) 21 メモリ領域におけるレイヤ 3 電子表示装置 4 発信機 40 発信機の座標 41 属性切替ボタン 42 発信機におけるコントローラ 43 発信機におけるデータ変換モジュール 44 発信機における変調モジュール 45 発信機における発振モジュール 46 発信機におけるアンテナ 47 発信機における電源回路 50 発信機の移動履歴 10 無線基地局の座標 101 無線基地局と発信機間の距離 1000 3台の無線基地局を1単位とする無線基地局
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G06T 1/00 G09G 5/00 510H G09G 5/00 510 G06F 15/62 A (72)発明者 中嶋 秀樹 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端末,制御装置,電子表示装置か
    らなる電子表示システムであって、 前記端末の少なくとも一つは、入力された描画情報およ
    び描画情報の属性を信号に変換し、この変換された信号
    と識別番号を前記制御装置に送信する機能を有し、 前記制御装置は、前記各端末から送信された描画情報お
    よび描画情報の属性の信号と識別信号をそれぞれ独立に
    認識し、前記端末の識別番号に応じて描画情報とその属
    性を別々に記憶し、個別に記憶した描画情報とその属性
    を同一の二次元画面上に合成し、合成した描画情報の信
    号を前記電子表示装置に送信する機能を有し、 前記電子表示装置は、前記制御装置から送信された描画
    情報を表示する機能を有することを特徴とする電子表示
    システム。
  2. 【請求項2】 複数の端末,制御装置を含む入力装置お
    よび電子表示装置とからなる電子表示システムであっ
    て、 前記端末の少なくとも一つは、所要数の発信機と複数の
    無線基地局からなり、前記発信機は、識別番号と描画情
    報の属性を無線で送信する機能を有し、 前記無線基地局は、前記発信機から送信される識別番号
    と描画情報の属性を含む電磁波を受信し、この受信した
    電磁波の電界強度を時時刻々測定し、受信した識別番
    号,描画情報の属性、ならびに測定した前記電界強度の
    信号を前記制御装置に時時刻々送信する機能を有し、 前記制御装置は、電界強度の交信距離依存性のデータベ
    ースと無線基地局の位置座標のデータベースを保有し、
    各無線基地局が時時刻々測定した電界強度の信号から前
    記発信機の位置座標を時時刻々計算し、前記発信機の描
    画情報に変換し、この描画情報および描画情報の属性の
    信号と識別信号をそれぞれ独立に認識し、前記端末の識
    別番号に応じて描画情報とその属性を別々に記憶し、個
    別に記憶した描画情報とその属性を同一の二次元画面上
    に合成し、合成した描画情報の信号を前記電子表示装置
    に送信する機能を有し、 前記電子表示装置は、前記制御装置から送信された描画
    情報を表示する機能を有することを特徴とする電子表示
    システム。
  3. 【請求項3】 所要数の発信機と複数の無線基地局と制
    御装置とからなる電子表示システムの入力装置であっ
    て、 前記発信機は、識別番号と描画情報の属性を無線で送信
    する機能を有し、 前記無線基地局は、前記発信機から送信される識別番号
    と描画情報の属性を含む電磁波を受信し、この受信した
    電磁波の電界強度を時時刻々測定し、受信した識別番
    号,描画情報の属性、ならびに測定した前記電界強度の
    信号を前記制御装置に時時刻々送信する機能を有し、 前記制御装置は、電界強度の交信距離依存性のデータベ
    ースと無線基地局の位置座標のデータベースを保有し、
    各無線基地局が時時刻々測定した電界強度の信号から、
    前記発信機の位置座標を時時刻々計算し、前記発信機の
    描画情報に変換する機能を有することを特徴とする電子
    表示システムの入力装置。
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