JPH11139662A - 薄物単板の堆積装置 - Google Patents

薄物単板の堆積装置

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JPH11139662A
JPH11139662A JP32236697A JP32236697A JPH11139662A JP H11139662 A JPH11139662 A JP H11139662A JP 32236697 A JP32236697 A JP 32236697A JP 32236697 A JP32236697 A JP 32236697A JP H11139662 A JPH11139662 A JP H11139662A
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veneers
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Hidekazu Ito
英一 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単板の搬送速度に応じて、極めて簡単な構造
で、薄物単板の両側を整合させながら、しかも薄物単板
の両端縁の水平状態を保ちつつ昇降テーブル上に堆積さ
せることができる。 【解決手段】 ほぼ水平に連続搬送される薄物の単板1
を昇降テーブル9上に落下堆積させる薄物単板の堆積装
置であって、単板1の搬送速度が遅い場合は、単板が一
枚づつ昇降テーブル9上に落下堆積されるたびに、その
直後において両側から一対の整合板6aを作動させ、こ
の整合板6aによって単板1aの両側を整合させると共
に、単板の搬送速度が速い場合は、所定数の単板の落下
を待ち、所定量の単板堆積物に対して、この整合板6a
によって単板1aの両側を整合させ、それぞれの整合後
において昇降テーブル9の上に落下堆積された単板の両
側部上面を、押え板7aによってほぼ水平にまたは水平
以上になるように上方から押えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に薄物の単板、
例えばベニヤ単板などの薄物単板の堆積装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種ベニヤ単板などの単板堆積
装置としては、特開昭50−141074号に示すよう
に公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来技
術においては、昇降台上に堆積されるベニヤ単板の繊維
方向の中央付近に繊維方向とほぼ直角方向に伸びた適当
な幅の台を置き、あるいは昇降台の上面のほぼ中央部を
盛り上げたような状態に成形するなどの手段により、堆
積の初期においてベニヤ単板の中央付近で繊維方向とほ
ぼ直角方向に伸びた山を形成するような状態にして積込
みを開始し、順次積込んで行くようにしている。
【0004】そして、堆積物の形を直方体に整合する場
合は、予め台を置いて積み上げ、後で台を取り除くこと
によって堆積物の形を直方体に近付け得るようにしてい
る。
【0005】このような単板堆積装置においては、予め
台を置いて積み上げ、後で台を取り除くことによって堆
積物の形をほぼ直方体に整合しているので、整合工程が
不安定であり、台を予め置いたり、後で取り除いたりす
るような面倒な手順が必要となるという問題点があっ
た。
【0006】また、前記従来技術においては、単板を複
数の堆積場所へ積み上げて行き、それぞれの場所で、簡
単な整合手段で堆積物の形をほぼ直方体に整合するとい
う考えはなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る薄物単板の
堆積装置は、上記課題を解決することを目的とし 、ほ
ぼ水平に連続搬送される薄物の単板を昇降テーブル上に
落下堆積させる薄物単板の堆積装置であって、単板の搬
送速度が遅い場合は、単板が一枚づつ昇降テーブル上に
落下堆積されるたびに、その直後において両側から一対
の整合板を作動させ、この整合板によって単板の両側を
整合させると共に、単板の搬送速度が速い場合は、所定
数の単板の落下を待ち、所定量の単板堆積物に対して、
この整合板によって単板の両側を整合させ、それぞれの
整合後において昇降テーブルの上に落下堆積された単板
の両側部上面を、押え板によってほぼ水平にまたは水平
以上になるように上方から押えるようにしたことを特徴
とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る薄物単板の堆
積装置の具体的形態について、図面を参照して詳細に説
明する。
【0009】図1は、本発明に係る薄物単板の堆積装置
を複数使用した場合の一実施例を示す概略説明図であ
る。
【0010】図1において、薄物の単板、例えば長さが
6尺以上で厚さがほぼ 1.5mm以下のベニヤ単板1
などの複数の単板堆積場所A、B、Cに、同一機能を有
する複数の単板堆積装置A−1、B−1、C−1がそれ
ぞれ配設されている。
【0011】まず、ベニヤ単板1がベルトコンベア2に
よつて矢印方向に所定の間隔を空けて連続して搬送され
て来ると、ベルトコンベア2上の所定位置に配設された
各堆積位置までの距離を決定するための基準用光電スイ
ッチ3によって、到来する単板1の前端または後端位置
を検知し、この基準用光電スイッチ3の直下に単板1が
ある時、前記複数の単板堆積場所A、B、Cへ選択的に
堆積させるための選別用押しボタンa、b、cを押して
検知信号を制御回路4に入力させる。
【0012】この制御回路4には、前記複数の単板堆積
場所A、B、Cを自動または手動で選別作動する選別用
押しボタンa、b、cが接続されている。
【0013】また、この制御回路4には、前記複数の単
板堆積場所A、B、Cに配設されている複数の単板堆積
装置A−1、B−1、C−1が接続されている。
【0014】なお、前記選別用押しボタンa、b、cに
よる選別作業は、一般的にベニヤ単板1の形状、例えば
穴や割れ、または腐れなどを目視により判断してオペレ
ーターが、その都度選別するが、これ以外にイメージセ
ンサーなどにより穴や割れ、または腐れなどを形状識別
装置や材料の強度を判別する強度判別装置などを利用し
て自動的に選別するようにしてもよいこと勿論である。
【0015】これらの単板堆積装置A−1、B−1、C
−1には、前記制御回路4に接続されている整合回路5
を介して整合板6aが取付けられている整合用シリンダ
ーからなる整合装置6および押え板7aが取付けられて
いる押え装置7が設けられており、かつ、単板打落棒8
aが取付けられている打落用シリンダーからなる打落装
置8が設けられている。
【0016】また、下方には、昇降テーブル9が設置さ
れ、上方には、サクションボックス10が設けられ、か
つ前記単板堆積装置A−1、B−1、C−1にまたがっ
て搬送ベルトコンベア11が掛け渡されている。
【0017】この搬送ベルトコンベア11の駆動軸11
aに連結され、この搬送ベルトコンベア11の搬送量に
比例したパルス信号、例えば搬送ベルトコンベア11が
1mm移動する毎に1パルスを伝えるロータリーエンコ
ーダー12が配設されており、このロータリーエンコー
ダー12からのパルス信号が前記制御回路4に常時入力
されている。
【0018】したがって、ベニヤ単板1が前記基準用光
電スイッチ3の直下を通過中(光電スイッチON中)
に、例えばaの選別用押しボタンが押されると前記制御
回路4は、このベニヤ単板1をAの単板堆積場所に堆積
する単板として一旦前記制御回路4内の記憶回路に入力
される。
【0019】そして、前記基準用光電スイッチ3の直下
をベニヤ単板1の後端が通過すると同時に制御回路4内
の記憶位置の移動が、ロータリーエンコーダー12から
のパルス信号に基づいて開始される。
【0020】記憶されたベニヤ単板1がベルトコンベア
2により下面から支持されたまま搬送され、次に搬送ベ
ルトコンベア11によりサクションボックス10によっ
て吸着保持されながら搬送が継続され、単板堆積場所A
付近の手前側に配設された堆積用光電スイッチの位置で
記憶を再生して、信号を前記制御回路4内の出力回路に
伝える。
【0021】信号が再生されると、ほぼ同時期に前記堆
積用光電スイッチからの単板堆積場所Aに堆積するベニ
ヤ単板1の後端が通過して、基準用光電スイッチ3がO
FFした検知信号が制御回路4内の出力回路に伝えられ
るから、同時にこの出力回路から打落とし信号がモータ
ー、電磁クラツチブレーキなどの駆動装置と単板打落棒
8aなどからなる打落装置8に伝えられ、この打落装置
8が作動して一挙にベニヤ単板1を直下の単板堆積場所
Aに設けられた昇降テーブル9上に後端を揃えて落下堆
積するものである。
【0022】なお、上述のように、制御回路4内に搬送
量に比例して記憶位置の移動の可能な記憶回路を設けた
理由は、前記基準用光電スイッチ3から各単板堆積場所
A、B、Cまでの距離があるため、この間に各単板堆積
場所A、B、Cに堆積する記憶位置のずれを防止するこ
とと、例えこの間で何らかの原因で単板がなくなっても
落下堆積場所が変らないようにするためである。
【0023】このような複数の堆積場所A、B、Cへの
単板堆積装置の基本的動作について説明する。
【0024】ベルトコンベア2によつて矢印方向にほぼ
水平に所定の間隔を空けて連続搬送される複数のベニヤ
単板1を、いずれか一つの単板堆積場所、例えば単板堆
積場所Aの昇降テーブル9上に順次落下堆積させる場
合、まず、前記ベルトコンベア2上のベニヤ単板1を、
サクションボックス10によって吸着させ、しかも吸着
保持させた状態で搬送ベルトコンベア11によつて搬送
させる。ここで選別用押しボタンaを作動させると、単
板堆積装置A−1の打落装置8が動作して、この打落装
置8に取付けられている単板打落棒8aによって、前記
ベニヤ単板1を単板堆積装置A−1の昇降テーブル9上
に順次落下させ堆積させる。
【0025】このベニヤ単板1の落下直後に、一枚落下
毎にこの単板1の両側を一対の整合装置6の先端に取付
けられている整合板6aによって整合させる。前記ベニ
ヤ単板1は、 0.5〜 1秒間隔で次々と到来するた
め、ベニヤ単板1の上面を押える時間がないので、単板
堆積装置A−1の押え装置7は動作していない。
【0026】また、この時、他の堆積場所B、Cの単板
堆積装置B−1、C−1における整合装置6は、前記ベ
ニヤ単板1が来ないので作動せず、昇降テーブル9上に
既に堆積された単板堆積物1aがあるときは、押え装置
7が作動して単板堆積物1aの両側部上面を、ほぼ水平
にまたは水平以上になるように上方から押えている。
【0027】次に、前記ベニヤ単板1を他の例えば堆積
場所Bの昇降テーブル9上に順次堆積させる場合、基準
用光電スイッチ3の直下をベニヤ単板1が通過中に選別
用押しボタンbが作動されると、制御回路4は、このベ
ニヤ単板1を堆積場所Bに堆積する単板として一旦制御
回路4内の記憶回路に記憶し、堆積場所Bの堆積場所付
近に配設された堆積用光電スイッチの位置で記憶を制御
回路4内の出力回路に伝え、この堆積用光電スイッチか
ら堆積場所Bに堆積する単板の後端が通過して光電スイ
ッチがOFFした検知信号が制御回路4内の出力回路に
伝えられると同時に出力回路から打ち落とし信号が打落
装置8に伝えられ、この打落装置8が作動して一挙に単
板を直下の堆積場所Bに設けられた昇降テーブル9上に
後端を揃えて落下堆積するものである。
【0028】なお、単板堆積装置A−1の打落装置8の
堆積動作が所定時間以上、例えば3秒間以上休止する
と、単板堆積装置A−1の押え装置7が作動して単板堆
積物1aの両側部上面を、ほぼ水平にまたは水平以上に
なるように上方から押えているが、単板堆積装置B−1
の押え装置7は、ベニヤ単板1が打落装置8に取付けら
れている単板打落棒8aの手前の所定位置に到来した時
に、堆積場所Bの昇降テーブル9上に堆積されている単
板1の両側部上面の押えを解除して、この打落装置8に
取付けられている単板打落棒8aによって、前記ベニヤ
単板1を単板堆積装置B−1の昇降テーブル9上に順次
落下させ堆積させる。
【0029】さらに、落下直後にこの単板堆積物1aの
両側を整合させると共に、この時、他の堆積場所A、C
の単板堆積装置A−1、C−1における整合装置6は、
前記ベニヤ単板1が来ないので作動せず、昇降テーブル
9上に既に堆積された単板堆積物1aがあるときは、押
え装置7が作動して単板堆積物1aの両側部上面を、ほ
ぼ水平にまたは水平以上になるように上方から押えてい
る。
【0030】また、前記ベニヤ単板1を他の例えば堆積
場所Cの昇降テーブル9上に順次堆積させる場合におい
ても、上述と同様の動作が行われる。
【0031】また、ベニヤ単板1が搬送されてくる順番
は、必ずしも堆積場所A、B、Cの順でなくても良く、
順不同であり、また、堆積される枚数も連続することも
あるが、一枚だけの時もありうる。
【0032】主に長尺寸法のベニヤ単板は、繊維方向の
直交方向の両端縁が反り上がる性質(性状)がある。こ
の状態で堆積すると、単板堆積物がベニヤ単板の両端縁
が上がり、中間部が下がった堆積状態となる。この単板
堆積物は、次段の加工工程では、上面が水平状態になっ
ている方が望ましい。
【0033】従って、堆積状態のうちに上記水平状態の
姿態が得られれば、次段の作業が効果的にできる。
【0034】ここで、図2乃至図3について説明する
と、図2は、本発明の薄物単板の堆積装置において使用
した整合および押え装置を示す側面図であり、図3は、
図2のA−A線に沿って示す横断平面図である。
【0035】本発明の薄物単板の堆積装置において使用
した整合および押え装置の一例は、次のように構成され
ている。
【0036】これらの各図において示すように、前記ベ
ニヤ単板1が一枚づつ昇降テーブル9の上に落下堆積さ
れるたびに、その直後において一対の整合装置6が作動
し、この整合装置6の先端に取付けられている整合板6
aによってベニヤ単板1の両側を整合させている。13
は、この整合装置6の動作を長手方向に案内するための
整合用シリンダーの一対のガイド棒である。
【0037】このように、一対の整合板6aによってベ
ニヤ単板1の両側が整合された後は、昇降テーブル9の
上に落下堆積されたベニヤ単板1の両側部上面を、ギヤ
ードモーター14で駆動するチエーン15に固定された
押え装置7の押え板7aによって、ほぼ水平にまたは水
平以上になるように上方から押えている。この押え板7
aは、上下に往復作動を可能とする。
【0038】
【0021】ここで、整合および押え装置の動作につい
て説明すると、ベニヤ単板1の搬送速度が遅い場合は、
整合回路5からの信号により整合用シリンダーが前後動
して整合板6aにより一枚落下毎にベニヤ単板1の両側
の整合を行う。この時、押え板7aは、上昇している。
【0039】整合が終了すると、ギヤードモーター14
が作動して、押え板7aが下降し、ベニヤ単板1の上面
を押さえる。
【0040】次の整合が行われる時は、押え板7aは上
昇し、整合板6aは元位置に後退してベニヤ単板1の落
下を待ち、再び、整合動作が再開され、上記同様の動作
を繰り返す。
【0041】また、ベニヤ単板1の搬送速度が速い場合
は、所定数のベニヤ単板1の落下を待ち、所定量の単板
堆積物1aに対して上述と同様の動作が行われる。すな
わち、ベニヤ単板1の整合時には、押え板7aは上昇位
置にあり、整合後押え板7aが下降してベニヤ単板1の
上面を押さえる。ギヤードモーター14は、整合回路5
からの信号により押え板7aを上下に往復作動を可能と
するように回転駆動する。
【0042】次に、図4乃至図8について説明すると、
図4は、本発明の薄物単板の単板堆積装置において使用
した昇降テーブルを示す側面図であり、図5は、図4の
B−B線に沿って示す平面図である。図6〜図8は、本
発明の薄物単板の単板堆積装置の動作を説明するための
側面図である。
【0043】これらの各図において示される昇降テーブ
ル9は、次のように構成されている。例えばパンタグラ
フのごとき昇降機構9aを挟んで上下に上基板9b、下
基板9cが設けられ、上基板9bの両端には、シリンダ
ー9dがそれぞれ取付けられている。このシリンダー9
dの可動棒9ddの自由端部は、単板用台板9eの端部
にそれぞれ枢軸9fされている。この単板用台板9eの
中間部には、前記シリンダー9dの可動棒9ddの下降
によりこの中間部が上方に若干盛上がるようにするため
に2箇所の枢軸部9gが設けられている。
【0044】16は、水平位置検知センサーで、図4に
示すように前記単板用台板9eの高さ位置および図6に
示すように単板堆積物1aの繊維方向の直交方向の両端
縁の高さ位置を検出する信号を、信号検出回路17を介
して前記シリンダー9dに入力している。
【0045】これによってシリンダー9dの可動棒9d
dを下降させ、堆積する単板1の両端縁を下降させる。
【0046】18は、対角線上に配置した水平位置検知
センサーで、図8に示すように単板堆積物1aの上面の
高さ位置を検出する信号を、シリンダー19に入力して
いる。
【0047】これによって最終的に昇降テーブル9の上
基板9bを持ち上げている。
【0048】これら図4乃至図8に基づいて、ベニヤ単
板1が堆積される動作について説明すると、まず、図4
に示すものは、前記昇降テーブル9にベニヤ単板1が堆
積される前の状態を示す図であり、この状態において、
ベニヤ単板1を、サクションボックス10によって吸着
させ、しかも吸着させた状態で搬送ベルトコンベア11
によつて搬送させる。
【0049】ここで打落装置8が動作し、この打落装置
8に取付けられている単板打落棒8aによって、前記ベ
ニヤ単板1を昇降テーブル9の上基板9b上に順次落下
させ堆積させると、図6に示すようにこのベニヤ単板1
は、繊維方向の直交方向の両端縁が反り上がって堆積さ
れる。
【0050】前記ベニヤ単板1が1枚づつ昇降テーブル
9の上基板9bの上に落下堆積されるたびに、その直後
において一対の整合装置6が作動して、この整合用シリ
ンダーの先端に取付けられている一対の整合板6aによ
ってベニヤ単板1の両側を整合させている。
【0051】そして、一対の整合板6aによってベニヤ
単板1の両側が整合された後は、図7に示すようにシリ
ンダー9dの可動棒9ddを下降させて、堆積する単板
1の両端縁を下降させ、昇降テーブル9の上基板9bの
上に落下堆積されたベニヤ単板1の両側部上面を、押え
板7aによって、ほぼ水平にまたは水平以上になるよう
に上方から押えている。
【0052】この状態から、図8に示すように最終的に
昇降テーブル9の上基板9bを持ち上げ、この昇降テー
ブル9の上基板9bの上に堆積されているベニヤ単板1
の上面は 、ほぼ水平にまたは水平以上になっている。
【0053】なお、本発明の実施例における整合装置6
における整合用シリンダー、打落装置8における打落用
シリンダー、シリンダー9d、シリンダー19として
は、エアシリンダー、油圧シリンダーなどのように往復
作動が行えるものであれば、いかなる機構のものであっ
ても良いこと勿論である。
【0054】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係る薄物
単板の堆積装置は、ほぼ水平に連続搬送される薄物の単
板を昇降テーブル上に落下堆積させる薄物単板の堆積装
置であって、単板の搬送速度が遅い場合は、単板が一枚
づつ昇降テーブル上に落下堆積されるたびに、その直後
において両側から一対の整合板を作動させ、この整合板
によって単板の両側を整合させると共に、単板の搬送速
度が速い場合は 、所定数の単板の落下を待ち、所定量
の単板堆積物に対して、この整合板によって単板の両側
を整合させ、それぞれの整合後において昇降テーブルの
上に落下堆積された単板の両側部上面を、押え板によっ
てほぼ水平にまたは水平以上になるように上方から押え
るようにしたものであるから、単板の搬送速度に応じて
面倒な手順が不要となり、極めて簡単な構造で、薄物単
板の両側を整合させながら 、しかも薄物単板の両端縁
の水平状態を保ちつつ昇降テーブル上に堆積させること
ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る薄物単板の堆積装置を複数使用し
た場合の一実施例を示す概略説明図である。
【図2】本発明の薄物単板の堆積装置において使用した
整合および押え装置の一例を示す側面図である。
【図3】図2のA−A線に沿って示す横断平面図であ
る。
【図4】本発明の薄物単板の堆積装置において使用した
昇降テーブルを示す側面図である。
【図5】図4のB−B線に沿って示す平面図である。
【図6】本発明の薄物単板の堆積装置の動作を説明する
ための側面図である。
【図7】本発明の薄物単板の堆積装置の動作を説明する
ための側面図である。
【図8】本発明の薄物単板の堆積装置の動作を説明する
ための側面図である。
【符号の説明】
1 ベニヤ単板 1a 単板堆積物 2 ベルトコンベア 3 基準用光電スイッチ 4 制御回路 5 整合回路 6 整合装置 6a 整合板 7 押え装置 7a 押え板 8 打落装置 8a 単板打落棒 9 昇降テーブル 9a 昇降機構 9b 上基板 9c 下基板 9d シリンダー 9dd可動棒 9e 単板用台板 9f 枢軸 9g 枢軸部 10 サクションボックス 11 搬送ベルトコンベア 11a駆動軸 12 ロータリーエンコーダー 13 ガイド棒 14 ギヤードモーター 15 チエーン 16 水平位置検知センサー 17 信号検出回路 18 水平位置検知センサー 19 シリンダー A、B、C 単板堆積場所 A−1、B−1、C−1 単板堆積装置 a、b、c 選別用押しボタン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ほぼ水平に連続搬送される薄物の単板を昇
    降テーブル上に落下堆積させる薄物単板の堆積装置であ
    って、単板の搬送速度が遅い場合は、単板が一枚づつ昇
    降テーブル上に落下堆積されるたびに、その直後におい
    て両側から一対の整合板を作動させ、この整合板によっ
    て単板の両側を整合させると共に、単板の搬送速度が速
    い場合は、所定数の単板の落下を待ち、所定量の単板堆
    積物に対して、この整合板によって単板の両側を整合さ
    せ、それぞれの整合後において昇降テーブルの上に落下
    堆積された単板の両側部上面を、押え板によってほぼ水
    平にまたは水平以上になるように上方から押えるように
    したことを特徴とする薄物単板の堆積装置。
JP32236697A 1997-11-07 1997-11-07 薄物単板の堆積装置 Pending JPH11139662A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1958901A2 (de) 2007-02-16 2008-08-20 Siemens Aktiengesellschaft Vorrichtung und Verfahren zum Vereinzeln von flachen Gegenständen
JP2017024826A (ja) * 2015-07-17 2017-02-02 ホリゾン・インターナショナル株式会社 用紙集積装置

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JP2017024826A (ja) * 2015-07-17 2017-02-02 ホリゾン・インターナショナル株式会社 用紙集積装置

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