JPH1113443A - 内燃機関の動弁装置 - Google Patents

内燃機関の動弁装置

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JPH1113443A
JPH1113443A JP16723597A JP16723597A JPH1113443A JP H1113443 A JPH1113443 A JP H1113443A JP 16723597 A JP16723597 A JP 16723597A JP 16723597 A JP16723597 A JP 16723597A JP H1113443 A JPH1113443 A JP H1113443A
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rocker
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利行 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】隣接配置される複数のロッカアームのうちの特
定ロッカアーム内に油圧室が形成され、該油圧室の油圧
変化に応じて各ロッカアームの連動および連動解除を切
換可能な内燃機関の動弁装置において、前記特定ロッカ
アームの小型化を可能とする。 【解決手段】各ロッカアーム19〜21の配列方向とほ
ぼ平行な方向の長さよりも各ロッカアーム19〜21の
配列方向にほぼ直交する方向の長さを大とした横断面形
状を有する連通路70が、各ロッカアーム19〜21の
配列方向にほぼ直交する平面に沿って特定ロッカアーム
19に設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、隣接配置される複
数のロッカアームと、それらのロッカアームの連動およ
び連動解除を油圧室の油圧変化に応じて切換可能な連動
切換手段とを備える内燃機関の動弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる動弁装置は、特開平6−9
3821号公報等により既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる動弁
装置では、複数のロッカアームの1つである特定ロッカ
アームに、該特定ロッカアームを支持する支持部材に設
けられている油路と油圧室とを連通せしめる連通路が設
けられるのであるが、上記従来のものでは、連通路の横
断面形状が真円形に形成されている。そのため、各ロッ
カアームの配列方向に沿う前記特定ロッカアームの幅
が、真円形の連通路を形成するスペースを確保するため
に比較的大きくならざるを得ず、動弁装置の大型化にも
つながっている。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、油圧室が設けられるロッカアームの小型化を
可能とした内燃機関の動弁装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、隣接配置される複数のロッ
カアームと;各ロッカアームのうちの特定ロッカアーム
との間に油圧室を形成するタイミングピストンを備え、
前記油圧室の油圧変化に伴なう前記タイミングピストン
の作動に応じて前記複数のロッカアームの連動および連
動解除を切換可能な連動切換手段と;を含み、前記特定
ロッカアームを揺動可能に支持する支持部材に設けられ
た油路を前記油圧室に連通せしめる連通路が前記特定ロ
ッカアームに設けられる内燃機関の動弁装置において、
前記各ロッカアームの配列方向とほぼ平行な方向の長さ
よりも各ロッカアームの配列方向にほぼ直交する方向の
長さを大とした横断面形状を有する前記連通路が、各ロ
ッカアームの配列方向にほぼ直交する平面に沿って前記
特定ロッカアームに設けられることを特徴とする。
【0006】このような請求項1記載の発明の構成によ
れば、各ロッカアームの配列方向とほぼ平行な方向で連
通路が占めるスペースを極力小さくすることが可能であ
り、その分だけ特定ロッカアームを小型化することが可
能となる。
【0007】また請求項2記載の発明によれば、上記請
求項1記載の発明の構成に加えて、有底の第1嵌合孔が
設けられる第1支持壁部と、第1嵌合孔と同軸にして両
端を開放せしめた第2嵌合孔が設けられる第2支持壁部
とを備える前記特定ロッカアームに、第1および第2嵌
合孔に両端部を嵌合せしめる円筒状の支軸が固定され、
該支軸に、動弁カムにころがり接触するローラが回転自
在に支持されるとともに前記タイミングピストンが摺動
可能に嵌合され、前記連通路が第1支持壁部側で前記特
定ロッカアームに設けられることにより、支軸の支持強
度を確保しつつローラを支持するための第1支持壁部の
厚みが大きくなることを極力回避して、特定ロッカアー
ムの小型化に寄与することができる。
【0008】請求項3記載の発明によれば、上記請求項
2記載の発明の構成に加えて、前記支軸の一端部の前記
連通路に対応する部分に該連通路に対応した形状の切欠
きが設けられることにより、第1支持壁部の第1嵌合孔
との支軸の接触面積を充分に確保して支軸の特定ロッカ
アームへの支持強度を確保しつつ、前記ローラ側に近接
させて前記連通路を配置することが可能であり、特定ロ
ッカアームをより小型化することができる。
【0009】請求項4記載の発明によれば、上記請求項
2または3記載の発明の構成に加えて、前記特定ロッカ
アームの第2支持壁部側に、第2嵌合孔の内面に通じる
挿入孔が設けられ、第2嵌合孔の内面への前記挿入孔の
開口部に対応して前記支軸の外面に係合溝が設けられ、
該係合溝に係合するピンが前記挿入孔に挿入、固定され
ることにより、支軸の軸方向移動および軸線まわりの回
転がピンにより阻止されて支軸の固定が容易となるだけ
でなく、特定ロッカアームの大型化を回避して挿入孔を
設けるスペースを確保することができ、また空洞である
連通路から比較的離れた位置に挿入孔が設けられるので
特定ロッカアームの剛性上も有利となる。
【0010】請求項5記載の発明によれば、上記請求項
1ないし4のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前
記各ロッカアームの配列方向に沿う前記特定ロッカアー
ムの一端側外面には、前記連通路を形成すべく外方に膨
らんだ膨らみ部が設けられるとともに、前記外面の側縁
部および前記膨らみ部間を結ぶリブが設けられることに
より、連通路を形成する膨らみ部の剛性を確保しつつ特
定ロッカアームの重量軽減を図ることが可能となる。
【0011】さらに請求項6記載の発明によれば、上記
請求項1ないし5のいずれかに記載の発明の構成に加え
て、前記ロッカアームが、金属射出成形で形成されるこ
とにより、ロッカアームの形成と同時に真円ではない連
通路を形成することができ、また嵌合孔および挿入孔が
ロッカアームに設けられるときには嵌合孔および挿入孔
も同時に形成することができ、後加工を極力少なくして
生産性の向上を図ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0013】図1ないし図10は本発明の一実施例を示
すものであり、図1は動弁装置の一部を示す縦断面図で
あって図2の1−1線断面図、図2は図1の2矢視平面
図、図3は図2の3−3線断面図、図4は図3の4−4
線断面図、図5は図2の5−5線拡大断面図、図6は図
2の6−6線断面図、図7は図4の7−7線断面図、図
8は図2の8−8線断面図、図9は図4の9−9線断面
図、図10は図9の10−10線断面図である。
【0014】先ず図1において、多気筒たとえば直列4
気筒内燃機関のシリンダヘッド11には、気筒毎に一対
の吸気弁口12…が設けられる。両吸気弁口12…は、
機関弁としての吸気弁V…により個別に開閉されるもの
であり、それらの吸気弁V…のステム13…は、シリン
ダヘッド11にそれぞれ設けられたガイド筒14…に摺
動可能に嵌合される。各ガイド筒14…から上方に突出
したステム13…の上端部に設けられるリテーナ15…
とシリンダヘッド11との間には各ステム13…を囲繞
する弁ばね16…が設けられ、それらの弁ばね16…の
ばね力により吸気弁V…は吸気弁口12…を閉じる方向
に付勢される。
【0015】図2ないし図4を併せて参照して、両吸気
弁V,Vには、動弁装置17が連結されるものであり、
該動弁装置17は、図示しないクランク軸に1/2の減
速比で連動、連結されるカムシャフト18と、両吸気弁
V…の一方に連動、連結される特定ロッカアームとして
の第1駆動ロッカアーム19と、両吸気弁V…の他方に
連動、連結される第2駆動ロッカアーム20と、両吸気
弁V…に対して自由となり得る自由ロッカアーム21
と、カムシャフト18と平行な軸線を有して前記各ロッ
カアーム19,20,21を共通にかつ揺動可能に支持
する支持部材としての固定のロッカシャフト22と、各
ロッカアーム19〜21の連動および連動解除を切換可
能な連動切換手段23とを備える。
【0016】カムシャフト18には、高速用動弁カム2
6と、両吸気弁V…にそれぞれ対応して高速用動弁カム
26の両側に配置される低速用動弁カム25,25とが
固定的に設けられる。
【0017】高速用動弁カム26は、機関の高速運転域
で両吸気弁V…を開閉作動せしめるカムプロフィルを有
するものであり、カムシャフト18の軸線を中心とする
円弧状のベース円部26aと、該ベース円部26aから
半径方向外方に張出す高位部26bとを有する。低速用
動弁カム25は、機関の低速運転域で吸気弁V…を開閉
作動せしめるカムプロフィルを有するものであり、カム
シャフト18の軸線を中心とする円弧状に形成されるベ
ース円部25aと、カムシャフト18の半径方向外方へ
のベース円部25aからの張出量を高速用動弁カム26
における高位部26bのベース円部26aからの張出量
よりも小とするとともに該高位部26bよりも狭い中心
角範囲にわたってベース円部25aから張出した高位部
25bとを有する。
【0018】第1駆動ロッカアーム19、第2駆動ロッ
カアーム20および自由ロッカアーム21は、第1およ
び第2駆動ロッカアーム19,20で自由ロッカアーム
21を挟むようにして相互に隣接配置され、ロッカシャ
フト22で共通にかつ揺動可能に支持される。
【0019】第1および第2駆動ロッカアーム19,2
0には、吸気弁V…側に延びる腕部19a,20aが一
体に設けられており、それらの腕部19a,20aの先
端には、両吸気弁V…におけるステム13…の上端に当
接するタペットねじ27,27が進退自在に螺合され
る。
【0020】ロッカシャフト22およびタペットねじ2
7間で第1駆動ロッカアーム19には、ロッカシャフト
22の軸線と平行な方向で相互に対向する第1および第
2支持壁部311 ,312 を両側に形成するようにして
上下に開口した開口部34が設けられ、低速用動弁カム
25にころがり接触する円筒状のローラ28が前記開口
部34に配置されるようにして第1駆動ロッカアーム1
9に回転自在に支持される。またロッカシャフト22お
よびタペットねじ27間で第2駆動ロッカアーム20に
は、ロッカシャフト22の軸線と平行な方向で相互に対
向する第1および第2支持壁部321 ,322 を両側に
形成するようにして上下に開口した開口部35が設けら
れ、低速用動弁カム25にころがり接触する円筒状のロ
ーラ29が前記開口部35に配置されるようにして第2
駆動ロッカアーム20に回転自在に支持される。さらに
自由ロッカアーム21には、ロッカシャフト22の軸線
と平行な方向で相互に対向する第1および第2支持壁部
331 ,332 を両側に形成するようにしてロッカシャ
フト22と反対側および上下に開口した開口部36が設
けられ、高速用動弁カム26にころがり接触する円筒状
のローラ30が前記開口部36に配置されるようにして
自由ロッカアーム21に回転自在に支持される。
【0021】第1駆動ロッカアーム19において第1支
持壁部371 には、自由ロッカアーム21側を開放した
有底の第1嵌合孔371 がロッカシャフト22の軸線と
平行に設けられ、第2支持壁部372 には、両端を開放
した第2嵌合孔372 が第1嵌合孔371 と同軸に設け
られる。第2駆動ロッカアーム20において自由ロッカ
アーム21側である第1支持壁部321 には両端を開放
した第1嵌合孔381がロッカシャフト22の軸線と平
行に設けられ、第2支持壁部322 には自由ロッカアー
ム21側を開放した有底の第2嵌合孔382 が第1嵌合
孔381 と同軸に設けられる。自由ロッカアーム21に
おいて第1駆動ロッカアーム19側である第1支持壁部
331 には両端を開放した第1嵌合孔391 がロッカシ
ャフト22の軸線と平行に設けられ、第2支持壁部33
2 には、両端を開放した第2嵌合孔392 が第1嵌合孔
391 と同軸に設けられる。
【0022】第1駆動ロッカアーム19の第1嵌合孔3
1 にはその閉塞端に当接するまで円筒状の支軸41の
一端部が嵌合され、第2嵌合孔372 には前記支軸41
の他端部が嵌合される。また第2駆動ロッカアーム20
の第1嵌合孔381 には、円筒状の支軸42の一端部が
嵌合され、第2嵌合孔382 にはその閉塞端に当接する
まで前記支軸42の他端部が嵌合される。さらに自由ロ
ッカアーム21の第1および第2嵌合孔391 ,392
には円筒状の支軸43の両端部がそれぞれ嵌合される。
【0023】図5を併せて参照して、第1駆動ロッカア
ーム19の第2支持壁部312 には、ロッカシャフト2
2および第2嵌合孔372 の軸線を結ぶ直線と交差する
方向に延びて第2嵌合孔372 の内面に通じる挿入孔4
4が設けられ、第2嵌合孔372 の内面への該挿入孔4
4の開口部に対応して支軸41の外面には、該支軸41
の軸線を中心とする仮想円Cの接線方向に沿って延びる
係合溝50が設けられる。挿入孔44には、中間部を係
合溝50に係合せしめるようにしてピン47がたとえば
圧入により挿入、固定され、これにより支軸41が第1
駆動ロッカアーム19に固定される。
【0024】第2駆動ロッカアーム20の第1支持壁部
321 には、支軸41の第1駆動ロッカアーム19への
固定構造と同様の構造で支軸42が固定される。すなわ
ち、第2駆動ロッカアーム20の第1支持壁部321
設けられた挿入孔45に挿入、固定されるピン48が、
第1嵌合孔381 に嵌合されている支軸42の外面に設
けられた係合溝51に係合される。
【0025】さらに自由ロッカアーム21の第1支持壁
部331 には、支軸41の第1駆動ロッカアーム19へ
の固定構造ならびに支軸42の第2駆動ロッカアーム2
0への固定構造と同様の構造で支軸43が固定される。
すなわち、自由ロッカアーム21の第1支持壁部331
に設けられた挿入孔46に挿入、固定されるピン49
が、第1嵌合孔391 に嵌合されている支軸43の外面
に設けられている係合溝52に係合される。
【0026】第1駆動ロッカアーム19の第1および第
2支持壁部311 ,312 間で、ローラ28と支軸41
との間にはニードルベアリング53が介装され、第2駆
動ロッカアーム20の第1および第2支持壁部321
322 間で、ローラ29と支軸42との間にはニードル
ベアリング54が介装され、自由ロッカアーム21の第
1および第2支持壁部331 ,332 間で、ローラ30
と支軸43との間にはニードルベアリング55が介装さ
れる。
【0027】図6において、自由ロッカアーム21の下
方でシリンダヘッド11には、自由ロッカアーム21の
ローラ30を高速用動弁カム26にころがり接触せしめ
る方向のばね力を自由ロッカアーム21に作用せしめる
ロストモーション機構58が設けられ、該ロストモーシ
ョン機構58は、上部を開放してシリンダヘッド11に
設けられる有底の摺動孔59に摺動可能に嵌合される有
底円筒状のリフタ60と、前記摺動孔59の閉塞端およ
びリフタ60間に設けられるばね61とで構成される。
【0028】一方、自由ロッカアーム21は、ロストモ
ーション機構58からのばね力を受けるべくリフタ60
の上端に接触するロストモーション受け部62を備える
のであるが、このロストモーション受け部62は、自由
ロッカアーム21が備える第1および第2支持壁部33
1 ,332 のうち第1支持壁部331 に支軸43を固定
するためにピン49が挿入、固定されるのに対して、第
2支持壁部332 の下部に下方に隆起して一体に設けら
れる。
【0029】連動切換手段23は、相互に隣接した第1
駆動ロッカアーム19および自由ロッカアーム21の連
動および連動解除を切換可能なタイミングピストン63
と、相互に隣接した自由ロッカアーム21および第2駆
動ロッカアーム20の連動および連動解除を切換可能な
円筒状の切換ピストン64と、タイミングピストン63
とは反対側で切換ピストン64に接触する有底円筒状の
規制部材65と、規制部材65を切換ピストン64側に
付勢する戻しばね66とを備える。
【0030】タイミングピストン63は、第1駆動ロッ
カアーム19の支軸41に摺動可能に嵌合されるもので
あり、支軸41の一端部が嵌合される第1嵌合孔371
の閉塞端とタイミングピストン63の一端との間に油圧
室67が画成される。ロッカシャフト22内には、図示
しない制御弁を介して油圧源に接続される油路68がた
とえば同軸に設けられており、油圧室67に一端を通じ
させて第1駆動ロッカアーム19の第1支持壁部331
に設けられる連通路70を前記油路68に常時通じさせ
るべく、ロッカシャフト22に連通孔69が設けられ
る。
【0031】図7を併せて参照して、連通路70は、各
ロッカアーム19〜21の配列方向すなわちこの実施例
ではロッカシャフト22の軸線に沿う方向の長さよりも
各ロッカアーム19〜21の配列方向と直交する方向の
長さを大とした横断面形状を有して、各ロッカアーム1
9〜21の配列方向とほぼ直交する平面に沿って延びる
ようにして第1支持壁部311 側で第1駆動ロッカアー
ム19に設けられるものであり、第1駆動ロッカアーム
19の揺動状態にかかわらず油路68を連通路70に常
時連通せしめるべく、連通路70がロッカシャフト22
の外面に臨む範囲よりもロッカシャフト22の周方向に
大きな範囲で連通孔69がロッカシャフト22に設けら
れている。しかも連通路70の他端は第1駆動ロッカア
ーム19の側部に開口するものであり、該連通路70の
中間部がロッカシャフト22で遮断されることになる。
【0032】図8を併せて参照して、第1駆動ロッカア
ーム19において、ロッカアーム19〜21の配列方向
に沿う一端側外面には、前記連通路70を形成すべく外
方に膨らんだ膨らみ部19bが設けられており、第1駆
動ロッカアーム19の前記外面の側縁部19cおよび前
記膨らみ部19b間には複数たとえば2つのリブ71,
71が設けられる。
【0033】ところで、連通路70は、その一部が前記
ロッカシャフト22の軸線と平行な方向で前記支軸41
の一端よりもローラ28側に配置されるようにして第1
駆動ロッカアーム19に設けられるものであり、前記支
軸41の一端部の前記連通路70に対応する部分には該
連通路70に対応した形状の切欠き72が設けられる。
すなわち連通路70を流通する作動油は支軸41で流れ
を阻害されることなく油圧室67に導かれることにな
る。
【0034】切換ピストン64は自由ロッカアーム21
の支軸43に摺動可能に嵌合され、切換ピストン64の
一端はタイミングピストン63の他端に相互に滑ること
を可能として接触せしめられる。
【0035】規制部材65は、有底円筒状に形成されて
第2駆動ロッカアーム20の支軸42に摺動可能に嵌合
されるものであり、この規制部材65の閉塞端が切換ピ
ストン64の他端に相互に滑ることを可能として接触せ
しめられる。また支軸42の内面には、規制部材65に
当接して該規制部材65が支軸42から脱落するのを阻
止するための止め輪73が装着される。戻しばね66
は、第2駆動ロッカアーム20における第2嵌合孔38
2 の閉塞端と規制部材65との間に設けられ、前記第2
嵌合孔382 の閉塞端には開放孔74が穿設される。
【0036】このような連動切換手段23において、機
関の低速運転域では、油圧室67の油圧は比較的低圧で
あり、タイミングピストン63および切換ピストン64
の接触面は第1駆動ロッカアーム19および自由ロッカ
アーム21間に対応する位置に在り、切換ピストン64
および規制部材65の接触面は自由ロッカアーム21お
よび第2駆動ロッカアーム20間に対応する位置に在
る。したがって各ロッカアーム19,20,21は相対
揺動可能な状態に在り、両吸気弁V…が低速用動弁カム
25,25に応じたタイミングおよびリフト量で開閉駆
動されることになる。
【0037】機関の高速運転域では、油圧室67に比較
的高圧の油圧が作用せしめられ、タイミングピストン6
3は切換ピストン64を押圧しながら自由ロッカアーム
21の支軸43に嵌合し、切換ピストン64は規制部材
65を押圧しながら第2駆動ロッカアーム20の支軸4
2に嵌合する。したがって各ロッカアーム19,20,
21は一体的に連結された状態となり、両吸気弁V…は
高速用動弁カム26に応じたタイミングおよびリフト量
で開閉駆動されることになる。
【0038】図9および図10を併せて参照して、自由
ロッカアーム21の両支持壁部33 1 ,332 のうちロ
ストモーション受け部62が設けられる側、すなわち第
2支持壁部332 には、ロッカシャフト22の油路68
に常時通じる潤滑油路76がその一端を第2嵌合孔39
2 の内面に開口させるようにして設けられ、第2嵌合孔
392 の内面には、一端を前記潤滑油路76の一端に通
じさせるとともに他端をベアリング55側に開放せしめ
た溝77が設けられる。
【0039】しかも前記潤滑油路76は、各ロッカアー
ム19〜21の配列方向とほぼ平行な方向の長さよりも
各ロッカアーム19〜21の配列方向にほぼ直交する方
向の長さを大とした横断面形状を有するように形成され
ており、自由ロッカアーム21の揺動状態にかかわらず
油路68を潤滑油路76に常時連通せしめるべく、潤滑
油路76がロッカシャフト22の外面に臨む範囲よりも
ロッカシャフト22の周方向に大きな範囲で該ロッカシ
ャフト22に連通孔78が設けられている。また潤滑油
路76の他端は自由ロッカアーム21の側部に開口する
ものであり、該潤滑油路76の中間部がロッカシャフト
22で遮断されることになる。
【0040】ところで、前記各ロッカアーム19,2
0,21は、金属射出成形で形成されるものである。而
して金属射出成形を行なうにあたっては、原料粉末およ
びワックス等のバインダーを混練する工程と、その混練
工程で得たコンパウンドを造粒してペレットを得る工程
と、該ペレットを金型内で射出成形して造形する工程
と、造形製品を加熱してバインダーを取り除く工程と、
焼結処理を施す工程とを順次経過せしめればよい。
【0041】次にこの実施例の作用について説明する
と、各ロッカアーム19〜21には、動弁負荷軽減のた
めのローラ28〜30を回転自在に支持する支軸41〜
43が固定されるが、各支軸41〜43の両端部は、各
ロッカアーム19〜21が備える第1嵌合孔371 ,3
1 ,391 および第2嵌合孔372 ,382 ,392
にそれぞれ嵌合される。しかも第1駆動ロッカアーム1
9の第2支持壁部312に設けられた挿入孔44に挿
入、固定されるピン47が支軸41の係合溝50に係合
され、第2駆動ロッカアーム20の第1支持壁部321
に設けられた挿入孔45に挿入、固定されるピン48が
支軸42の係合溝51に係合され、自由ロッカアーム2
1の第1支持壁部331 に設けられる挿入孔46に挿
入、固定されるピン49が支軸43の係合溝52に係合
されることにより、各支軸41〜43の軸線方向移動お
よび軸線まわりの回転が阻止されるので、支軸41〜4
3を簡単な構造で各ロッカアーム19〜21に固定する
ことができる。
【0042】第1駆動ロッカアーム19には、ロッカシ
ャフト22の油路68と連動切換手段23の油圧室67
とを結ぶ連通路70が、各ロッカアーム19〜21の配
列方向にほぼ直交する平面内で延びるようにして設けら
れており、この連通路70は、ロッカアーム19〜21
の配列方向とほぼ平行な方向の長さよりもロッカアーム
19〜21の配列方向にほぼ直交する方向の長さを大と
した横断面形状を有するものである。したがって、ロッ
カアーム19〜21の配列方向と平行な方向で連通路7
0が占めるスペースを極力小さくすることが可能であ
り、その分だけ第1駆動ロッカアーム19を小型化する
ことが可能となる。
【0043】しかも第1駆動ロッカアーム19では、支
軸41の一端部を第1支持壁部31 1 の第1嵌合孔37
1 に嵌合せしめて該支軸41が第1駆動ロッカアーム1
9に固定されるのであるが、前記連通路70が第1支持
壁部311 側で第1駆動ロッカアーム19に設けられる
ことにより、ローラ28を支持する支軸41を固定する
ための第1支持壁部311 の厚みが増大することを避け
て連通路70を第1駆動ロッカアーム19に配設するこ
とが可能である。しかも前記支軸41の一端部の前記連
通路70に対応する部分に該連通路70に対応した形状
の切欠き72が設けられるので、第1駆動ロッカアーム
19が備える第1支持壁部311 の第1嵌合孔371
の支軸41の接触面積を充分に確保して支軸41の第1
駆動ロッカアーム19への支持強度を確保しつつ、連通
路70をローラ28側により近接させて配置することが
可能であり、それにより第1駆動ロッカアーム19をよ
り小型化することができる。
【0044】このように第1駆動ロッカアーム19の小
型化が可能となることにより、本実施例のような多気筒
内燃機関では、シリンダヘッド11の大幅な小型化が可
能となる。
【0045】またロッカシャフト22の軸線方向に沿う
第1駆動ロッカアーム19の一端側外面には、連通路7
0を形成すべく外方に膨らんだ膨らみ部19bが設けら
れるとともに、前記外面の側縁部19cおよび前記膨ら
み部19間を結ぶリブ71,71が設けられるので、連
通路70を形成する膨らみ部19の剛性を確保しつつ第
1駆動ロッカアーム19の重量軽減を図ることが可能と
なる。
【0046】さらに第1駆動ロッカアーム19の第1支
持壁部311 側に連通路70が設けられるのに対して、
ローラ28を第1支持壁部311 との間に挟む第2支持
壁部312 に、支軸41を固定するための挿入孔44が
設けられるので、第1駆動ロッカアーム19の大型化を
回避して挿入孔44を設けるスペースを確保することが
でき、また空洞である連通路70から比較的離れた位置
に挿入孔44が設けられることにより第1駆動ロッカア
ーム19の剛性上も有利となる。
【0047】自由ロッカアーム21では、第2嵌合孔3
2 の内面に一端を開口させてロッカシャフト22の油
路68に通じる潤滑油路76が設けられ、第2嵌合孔3
2の内面に、一端を前記潤滑油路76の一端に通じさ
せるとともに他端をニードルベアリング55側に開放せ
しめた溝77が設けられるので、油路68から潤滑油路
76および溝77を介してニードルベアリング55に潤
滑油が給油されることになり、自由ロッカアーム21に
潤滑油路76が設けられるとともに第2嵌合孔392
内面に溝77が設けられるだけの簡単な構造でニードル
ベアリング55への給油が可能となる。したがって支軸
43に潤滑油を導くための穿孔加工を施すことが不要で
あり、支軸43の剛性低下を招くおそれがなく、加工工
数も低下する。
【0048】また自由ロッカアーム21は、機関の高速
運転用のカムプロフィルを有する高速用動弁カム26に
従動するものであり、慣性重量が比較的大きく、ニード
ルベアリング55の負荷も比較的大きくなるのである
が、上述のような簡単な構造でニードルベアリング55
に効果的に潤滑油を給油することができ、ニードルベア
リング55に作用する負荷の軽減を図ることが可能とな
る。
【0049】しかも前記潤滑油路76は、ロッカアーム
19〜21の配列方向とほぼ平行な方向の長さよりもロ
ッカアーム19〜21の配列方向にほぼ直交する方向の
長さを大とした横断面形状を有するように形成されるも
のであり、ロッカアーム19〜21の配列方向と平行な
方向で潤滑油路76が占めるスペースを極力小さくする
ことが可能であり、自由ロッカアーム21の小型化が可
能となり、これによっても多気筒内燃機関のシリンダヘ
ッド11を小型化を図ることができる。
【0050】また自由ロッカアーム21では、潤滑油路
76が第2支持壁部332 側に設けられるのに対して支
軸43を固定するための挿入孔46が第1支持壁部33
1 側に設けられるので、自由ロッカアーム21の大型化
を回避して挿入孔46を設けるスペースを確保すること
が可能となり、また空洞である潤滑油路76から比較的
離れた位置に挿入孔44が設けられるので自由ロッカア
ーム21の剛性上も有利となる。
【0051】自由ロッカアーム21は、ロストモーショ
ン機構58のリフター60に接触するロストモーション
受け部62を備えるのであるが、このロストモーション
受け部62は、第2支持壁部332 の下部に一体に設け
られており、ローラ30の側方にロストモーション受け
部62が配置されるようにして自由ロッカアーム21の
構造を単純化することが可能となるとともに、自由ロッ
カアーム21の大型化を回避することができる。しかも
支軸43が第1支持壁部331 側でピン49により固定
されるのに対し、ロストモーション受け部62が第2支
持壁部332 に設けられるので、ピン49を挿入、固定
するための挿入孔46の大きさや配置がロストモーショ
ン受け部62によって制限されることがなく、またロス
トモーション機構58からの荷重がピン49に作用し難
くして支軸43の固定強度を増大することができる。そ
れに加えて、ロストモーション受け部62が第2支持壁
部332 に一体に設けられるので、空洞である潤滑油路
76が第2支持壁部332に設けられているにもかかわ
らず、第2支持壁部332 の剛性低下を回避することが
できる。
【0052】さらに、自由ロッカアーム21は、支軸4
3を固定するための挿入孔46が設けられる第1支持壁
部331 が第1駆動ロッカアーム19側に配置されるよ
うにしてロッカシャフト22に支持され、第2駆動ロッ
カアーム20は、支軸42を固定するための挿入孔45
が設けられる第1支持壁部321 が第1駆動ロッカアー
ム19側に配置されるようにしてロッカシャフト22に
支持されるものであり、連動切換手段23のタイミング
ピストン63および切換ピストン64が挿入される側で
支軸43,42が自由ロッカアーム21および第2駆動
ロッカアーム20に固定されるので、各ピストン63,
64の支軸43,42への挿入作動が円滑となり、連動
切換手段23の連動切換作動がスムーズとなる。
【0053】ところで、各ロッカアーム19〜21は、
金属射出成形で形成されるものであり、第1駆動ロッカ
アーム19の形成と同時に真円ではない連通路70、両
嵌合孔371 ,372 および挿入孔44を形成すること
ができ、第2駆動ロッカアーム20の形成と同時に両嵌
合孔381 ,382 、挿入孔45および開放孔74を形
成することができ、自由ロッカアーム21の形成と同時
に真円では内潤滑油路76、両嵌合孔391 ,392
よび挿入孔46を形成することができる。したがって各
ロッカアーム19〜21の後加工を極力少なくして生産
性の向上を図ることができる。
【0054】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0055】たとえば上記実施例では、各ロッカアーム
19〜21がロッカシャフト22に共通にかつ揺動可能
に支持されているが、複数のロッカアームの一端がそれ
ぞれ個別の支柱の端部で揺動可能に支持される構造の動
弁装置にも本発明を適用可能であり、その場合、特定ロ
ッカアームに対応する支柱に油路が設けられていればよ
い。
【0056】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、各ロッカアームの配列方向とほぼ平行な方向で連通
路が占めるスペースを極力小さくして、連通路が設けら
れるロッカアームを小型化することができ、ひいては動
弁装置のコンパクト化を図ることができる。
【0057】また請求項2記載の発明によれば、支軸の
支持強度を確保しつつ、ローラを支持するための第1支
持壁部の厚みが大きくなることを極力回避して、特定ロ
ッカアームの小型化に寄与することができる。
【0058】請求項3記載の発明によれば、支軸の支持
強度を確保しつつローラ側に近接させて連通路を配置し
て特定ロッカアームを小型化することが可能であり、動
弁装置をより一層コンパクト化することが可能となる。
【0059】請求項4記載の発明によれば、支軸の固定
が容易となるだけでなく、特定ロッカアームの大型化を
回避して挿入孔を設けるスペースを確保することがで
き、また空洞である連通路から比較的離れた位置に挿入
孔が設けられるので特定ロッカアームの剛性上も有利で
ある。
【0060】請求項5記載の発明によれば、連通路を形
成する膨らみ部の剛性を確保しつつ特定ロッカアームの
重量軽減を図ることが可能となる。
【0061】さらに請求項6記載の発明によれば、ロッ
カアームの形成と同時に真円ではない連通路を形成する
ことができ、また嵌合孔および挿入孔がロッカアームに
設けられるときには嵌合孔および挿入孔も同時に形成す
ることができ、後加工を極力少なくして生産性の向上を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】動弁装置の一部を示す縦断面図であって図2の
1−1線断面図である。
【図2】図1の2矢視平面図である。
【図3】図2の3−3線断面図である。
【図4】図3の4−4線断面図である。
【図5】図2の5−5線拡大断面図である。
【図6】図2の6−6線断面図である。
【図7】図4の7−7線断面図である。
【図8】図2の8−8線断面図である。
【図9】図4の9−9線断面図である。
【図10】図9の10−10線断面図である。
【符号の説明】
18・・・カムシャフト 19・・・特定ロッカアームとしての第1駆動ロッカア
ーム 19b・・・膨らみ部 19c・・・側縁部 20,21・・・ロッカアーム 22・・・支持部材としてのロッカシャフト 23・・・連動切換手段 25,26・・・動弁カム 28・・・ローラ 311 ・・・第1支持壁部 312 ・・・第2支持壁部 371 ・・・第1嵌合孔 372 ・・・第2嵌合孔 41・・・支軸 44・・・挿入孔 47・・・ピン 50・・・係合溝 63・・・タイミングピストン 67・・・油圧室 68・・・油路 70・・・連通路 71・・・リブ 72・・・切欠き

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接配置される複数のロッカアーム(1
    9,20,21)と;各ロッカアーム(19〜21)の
    うちの特定ロッカアーム(19)との間に油圧室(6
    7)を形成するタイミングピストン(63)を備え、前
    記油圧室(67)の油圧変化に伴なう前記タイミングピ
    ストン(63)の作動に応じて前記複数のロッカアーム
    (19〜21)の連動および連動解除を切換可能な連動
    切換手段(23)と;を含み、前記特定ロッカアーム
    (19)を揺動可能に支持する支持部材(22)に設け
    られた油路(68)を前記油圧室(67)に連通せしめ
    る連通路(70)が前記特定ロッカアーム(19)に設
    けられる内燃機関の動弁装置において、前記各ロッカア
    ーム(19〜21)の配列方向とほぼ平行な方向の長さ
    よりも各ロッカアーム(19〜21)の配列方向にほぼ
    直交する方向の長さを大とした横断面形状を有する前記
    連通路(70)が、各ロッカアーム(19〜21)の配
    列方向にほぼ直交する平面に沿って前記特定ロッカアー
    ム(19)に設けられることを特徴とする内燃機関の動
    弁装置。
  2. 【請求項2】 有底の第1嵌合孔(371 )が設けられ
    る第1支持壁部(311 )と、第1嵌合孔(371 )と
    同軸にして両端を開放せしめた第2嵌合孔(372 )が
    設けられる第2支持壁部(312 )とを備える前記特定
    ロッカアーム(19)に、第1および第2嵌合孔(37
    1 ,372 )に両端部を嵌合せしめる円筒状の支軸(4
    1)が固定され、該支軸(41)に、動弁カム(25)
    にころがり接触するローラ(28)が回転自在に支持さ
    れるとともに前記タイミングピストン(63)が摺動可
    能に嵌合され、前記連通路(70)が第1支持壁部(3
    1 )側で前記特定ロッカアーム(19)に設けられる
    ことを特徴とする請求項1記載の内燃機関の動弁装置。
  3. 【請求項3】 前記支軸(41)の一端部の前記連通路
    (70)に対応する部分に該連通路(70)に対応した
    形状の切欠き(72)が設けられることを特徴とする請
    求項2記載の内燃機関の動弁装置。
  4. 【請求項4】 前記特定ロッカアーム(19)の第2支
    持壁部(312 )側に、第2嵌合孔(372 )の内面に
    通じる挿入孔(44)が設けられ、第2嵌合孔(3
    2 )の内面への前記挿入孔(44)の開口部に対応し
    て前記支軸(41)の外面に係合溝(50)が設けら
    れ、該係合溝(50)に係合するピン(47)が前記挿
    入孔(44)に挿入、固定されることを特徴とする請求
    項2または3記載の内燃機関の動弁装置。
  5. 【請求項5】 前記各ロッカアーム(19〜21)の配
    列方向に沿う前記特定ロッカアーム(19)の一端側外
    面には、前記連通路(70)を形成すべく外方に膨らん
    だ膨らみ部(19b)が設けられるとともに、前記外面
    の側縁部(19c)および前記膨らみ部(19b)間を
    結ぶリブ(71)が設けられることを特徴とする請求項
    1ないし4のいずれかに記載の内燃機関の動弁装置。
  6. 【請求項6】 前記ロッカアーム(19〜21)が、金
    属射出成形で形成されることを特徴とする請求項1ない
    し5のいずれかに記載の内燃機関の動弁装置。
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