JPH11131898A - キャビネットの回動扉 - Google Patents

キャビネットの回動扉

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JPH11131898A
JPH11131898A JP9298943A JP29894397A JPH11131898A JP H11131898 A JPH11131898 A JP H11131898A JP 9298943 A JP9298943 A JP 9298943A JP 29894397 A JP29894397 A JP 29894397A JP H11131898 A JPH11131898 A JP H11131898A
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JP
Japan
Prior art keywords
door
cabinet
rail
rotating door
horizontal
Prior art date
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Pending
Application number
JP9298943A
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English (en)
Inventor
Yoshiichi Takubo
芳一 田窪
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TAKUBO KOGYOSHO KK
Original Assignee
TAKUBO KOGYOSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】キャビネットの前面開口部を被蓋する垂直姿勢
から、開口部を開放して扉を本体内に水平姿勢で収納す
る開閉操作を連続して単一作動で行うことを目的とす
る。 【解決手段】キャビネットの左右両壁に走行レ−ルと案
内レ−ルを備えた摺動条溝に、対応した扉の走行具をそ
れぞれ案内する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はキャビネットの開口
部を扉で垂直に被蓋し、開口部の開放時には、扉を水平
状態でキャビネットの本体内に収納できるようにした回
動扉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のキャビネットの回動扉は、扉の上
部に備えた走行具をキャビネット本体内に設けた水平レ
−ルに案内して扉を垂直姿勢または水平姿勢に切替え操
作して開口部を開閉するものである。扉で被蓋した開口
部を開放するには、扉の走行具を支点にして垂下した扉
をいったん水平に持ち上げて方向転換させ、それから走
行具を水平レ−ルの奥に案内して扉をキャビネット本体
内に収納して開口部を開放するものである。そしてキャ
ビネットの開口部を被蓋するときは、水平レ−ルの前端
に走行具がくるまで扉を手前へに引き寄せ、次に走行具
を支点にして扉を回動して方向転換させ開口部を被蓋す
るものである。上記のように扉の開閉作動は、走行具を
支点にして扉を持ち上げる操作と、次に走行具を水平レ
−ルに摺動案内する操作とに二工程の作動に切替えて行
わなくてはならないと共に、被蓋した扉は走行具を支点
にして前後に揺れるおそれがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、キャ
ビネットの開口部を被蓋する垂直姿勢から開口部を開放
して扉を本体内に水平姿勢で収納する操作及び、その逆
の操作を連続して単一作動で行うと共に、被蓋状態にお
いて扉を静止させることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のうち請求項1記載の発明は、キャビネットの
開口部を回動扉で開閉操作するのに、扉の両側部に備え
た走行具が、走行レ−ルと案内レ−ルからなる摺動条溝
をそれぞれ摺動するので安定した扉の被蓋と本体内への
収納とを単一作動でできる。
【0005】請求項2記載の発明は、従来は回動扉を開
閉操作する摺動条溝が、前後方向に水平な走行レ−ルの
みであったので、キャビネットの開閉操作を二工程の作
動で行っていた。しかし本発明の摺動条溝は、前後方向
に水平な走行レ−ルと扉を方向転換するよう曲折した案
内レ−ルとを具備しているので単一作動で回動操作する
ことができる。
【0006】請求項3記載の発明は、従来は扉の走行具
が単一戸車で走行レ−ルに案内しているので開閉操作を
二工程の作動で行っていた。また、単一戸車のため被蓋
した扉が前後方向に揺れるおそれがあった。しかし本発
明の走行具は複数の戸車で摺動条溝を案内するので単一
作動で開閉操作でき、また、扉の被蓋状態においては静
止状態を保持することができる。請求項4記載の発明
は、キャビネット本体に備えた停止金具に関し、走行具
の摺動条溝への挿入と、回動扉の摺動範囲の規制をワン
タッチで行うものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面に基づいて説明する。各図において図1はキャビ
ネットの分解斜視図。図2は左側壁と回動扉の斜視図。
図3は縦断面図。図4は走行具を摺動条溝への挿入説明
図。図5は停止金具の上下動説明図。図6は他の実施の
形態を示す斜視図である。図1に示すキャビネット10
は箱体11、二段の棚板50、水受け皿60、そして回
動扉70に分解したもので、この図を参照して概要を説
明する。このキャビネット10は、台所のシンクの上に
設けた吊戸棚Aの底板A1に挟持して使用するものであ
り、シンクで洗った什器等を収納するのに適したもので
ある。各部材の構成は、左側壁20と右側壁12間を後
壁13で覆設すると共に上端間に挟持具30を両側に備
えた受枠14を、下端間には下枠15をそれぞれ架け渡
して前面と上下面を開放した箱体11に形成している。
尚、前記後壁13の上方の中央には後記する停止金具9
0を備えている。そして、左右の側壁20、12の内面
に備えた両摺動条溝40、40内に、回動扉70の対応
した走行具80、80を案内して箱体11の前面を開閉
可能に操作するものである。また、箱体11内に二段の
スノコ状の棚板50を配設し、下端には水受け皿60を
前後方向に摺動可能に設けている。
【0008】前記挟持具30は、箱体11を吊戸棚Aの
底板A1に挟持する金具であり、爪金具31を底板A1
の厚さに合う寸法に広げてから箱体11の上面を底板A
1の下面に当接させて爪金具31を底板A1の上に載置
し、締付具32を締め付けて爪金具31と受枠14とで
底板A1を挟持することにより、キャビネット10を吊
戸棚Aに吊り下げるもので箱体11の上面開口は底板A
1で塞ぐ事ができる。
【0009】次に、本発明の要旨である摺動条溝40並
びに回動扉70の走行具80について説明する。箱体1
1の左側壁20と右側壁12の両摺動条溝40、40並
びに回動扉70の左右両側に備えた走行具80、80は
左右対称で作用は同じであるので、図2に示した左側壁
20と回動扉70、並びに図3に示す縦断面図を参照し
て摺動条溝40に、対応した走行具80を案内して回動
扉70を単一作動で開閉する操作について説明する。左
側壁20は方形板を内向きに曲折して前後に前枠21と
後枠22とを形成し、また、上方はL片23に曲折する
と共に下方は上面25と下面26を備えた階段片24を
形成している。上面25には下棚板54を載置し下面2
6には水受け皿60を載置するものである。そして中央
内側の両端には上棚板51を掛止する掛止片16を固着
している。また、上隅に固着した摺動条溝40は、凹部
41を内方に開放した水平レ−ル42と案内レ−ル43
からなり、水平レ−ル42は凹部41を前後方向にわた
って設け、案内レ−ル43は水平部44と垂直部45を
曲折部46で連結して凹部41を前後方向から上下方向
へわたって形成し、垂直部45が前枠21に当接し、水
平部44が水平レ−ル42に当接するようにして左側壁
20に固着したものである。
【0010】箱体11の前面を開閉作動する方形の回動
扉70は、樹脂製の蓋板71の左右端に左桟72と右桟
73を嵌挿し、左桟72と右桟73には第1の戸車82
を軸止した戸車金具81と第2の戸車84を軸止した戸
車金具83からなる走行具80、80をそれぞれ左右対
向して固着している。また、下端より少し上方に下桟7
4を固着して蓋板71を補強している。第1の戸車82
は水平レ−ル42の凹部41内を前後方向に摺動し、第
2の戸車84は案内レ−ル43の凹部41内を曲折部4
6を介して水平方向または垂直方向に方向転換して摺動
するよう構成され、第1の戸車82の戸車金具81よ
り、第2の戸車84の戸車金具83は長く設定されてい
る。また、箱体11の後壁13に軸止した停止金具90
は、後壁13に当接する取付け板91と、取付け板91
から垂下してコ字形に突出した当接部93からなり、取
付け板91には上下方向に長孔92を設け、長孔92を
後壁13から突出した軸具94に嵌入して、停止金具9
0を上下動可能に軸止している。
【0011】次に図3、図4、図5を参照して回動扉7
0の取付け並びに開閉操作を説明する。まず、箱体11
の前面開口部より回動扉70を水平状にして箱体11に
挿入し、蓋板71の後端を後壁13に当接させる(図4
参照)。蓋板71を後壁13に当接した状態で上方に移
動させると、停止金具90の当接部93は蓋板71にの
せられ蓋板71と共に移動する(図5参照)この状態に
おいて、走行具80の第1の戸車82及び第2の戸車8
4は摺動条溝40の後端にきて凹部41内に挿入可能と
なる。そして、回動扉70を前方に移動させると戸車8
2、84は凹部41内を摺動し停止金具90は蓋板71
から離れ、自重で降下して定位置に保持されると共に、
第1の戸車82は水平レ−ル42を摺動し、第2の戸車
84は案内レ−ル43を水平部44から曲折部46をへ
て垂直部45に移動する。従って回動扉70は水平姿勢
の開状態から、垂直状態の閉状態に連続して単一作動で
方向転換するものである。
【0012】図3に示すように、上記キャビネット10
の開口部を閉めた状態(a)から開ける状態にするに
は、回動扉70の下方を手前に引き寄せると(b)、回
動扉70は垂直姿勢から徐々に水平姿勢に連続して単一
作動で方向転換し開状態になる(c)。この状態におい
て蓋板71の後端は停止金具90の当接部93に当り、
走行具80は摺動条溝内40に停止するので戸車82、
84は離脱することなく回動扉70を水平姿勢の開状態
に保持することができ、反復操作により連続して回動扉
70の開閉を行うことができる。なお、回動扉70を外
すときは、手をキャビネット内に入れて停止金具90を
持ち上げ、蓋板71を後壁13に当接するまで後退させ
ると、走行具80が摺動条溝40から外れて取り出すこ
とができる。
【0013】箱体11に棚板50、水受け皿60の取付
けを説明する。棚板50を構成する上棚板51と下棚板
54は共に左右両側枠52、52間に複数の棚桟53…
を横架したスノコ状の棚であって、上棚板51の左右両
側枠52、52を左右の側壁20、12の両掛止片16
…間に掛止し、下棚板の左右両側枠52…を両階段片2
4、24の上面25に載置する。また、棚板に載せた物
品から落ちる水滴を受ける水受け皿60を、前記両階段
片24、24の下面26に前後方向摺動可能に載置して
使用するものである。図6に示す他の実施の形態は、卓
上に置いて使用するキャビネット1aであって、箱体1
bの前面のみを開口して開口部に回動扉1eを設けたも
ので、箱体1bの底板1cはフラットな板状にし、棚板
1dは底板1cよりも幅を狭くして、調味料等の容器を
入れて使用するのに適したものである。
【0014】
【発明の効果】
1)摺動条溝が走行レ−ルと案内レ−ルを備え、両レ−
ルに対応した走行具を案内して、キャビネットの扉を閉
まった状態の垂直姿勢から、開いた状態の水平姿勢へ連
続して単一作動で開閉操作することができる。 2)走行具は複数の戸車を備えているので、回動扉の閉
状態において静止状態を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】キャビネットの分解斜視図。
【図2】左側壁と回動扉の斜視図。
【図3】縦断面図。
【図4】走行具を摺動条溝への挿入説明図。
【図5】停止金具の上下動説明図。
【図6】他の実施の形態を示す斜視図。
【符号の説明】
A …吊戸棚 A1…底板 10…キャビネット 11…箱体 12…右側壁 13…後壁 14…受枠 15…下枠 16…掛止片 20…左側壁 21…前枠 22…後枠 23…L片 24…階段片 25…上面 26…下面 30…挟持具 31…爪金具 32…締付具 40…摺動条溝 41…凹部 42…水平レ−ル 43…案内レ−ル 44…水平部 45…垂直部 46…曲折部 50…棚板 51…上棚板 52…側枠 53…棚桟 54…下棚板 60…水受け皿 61…底面 70…回動扉 71…蓋板 72…左桟 73…右桟 74…下桟 80…走行具 81…戸車金具 82…第1の戸車 83…戸車金具 84…第2の戸車 90…停止金具 91…取付け金具 92…長孔 93…当接部 94…軸具 1a…キャビネット 1b…箱体 1c…底板 1d…棚板 1e…回動扉

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャビネットの前面開口部に設けた回動扉
    において、キャビネットの左右両側に設けた走行レ−ル
    と案内レ−ルを備えた摺動条溝に、対応した扉の走行具
    を案内して、扉を垂直姿勢から水平姿勢への二工程の作
    動を連続して単一作動で開閉することを特徴とするキャ
    ビネットの回動扉。
  2. 【請求項2】摺動条溝の走行レ−ルが前後方向水平に設
    けられ、案内レ−ルが扉を方向転換するよう曲成して設
    けられたことを特徴とする請求項1記載のキャビネット
    の回動扉。
  3. 【請求項3】扉両側部に設けた第1の戸車と第2の戸車
    からなる走行具は、第1の戸車が走行レ−ル内を前後方
    向に摺動し、第2の戸車は案内レ−ル内を垂直移動から
    水平移動に、また水平移動から垂直移動に連続して単一
    作動で摺動したことを特徴とする請求項1、2記載のキ
    ャビネットの回動扉。
  4. 【請求項4】キャビネット本体の後壁に停止金具を設
    け、停止金具の上下動により、回動扉の摺動範囲を規制
    するキャビネットの回動扉。
JP9298943A 1997-10-30 1997-10-30 キャビネットの回動扉 Pending JPH11131898A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030002535A (ko) * 2001-06-29 2003-01-09 삼성전자 주식회사 도어 장치
KR100395542B1 (ko) * 2001-06-29 2003-08-25 삼성전자주식회사 수납장 도어의 힌지 조립체
KR20160058705A (ko) * 2014-11-17 2016-05-25 텐마 코퍼레이션 수납 케이스
CN107869299A (zh) * 2017-09-29 2018-04-03 安徽冠厨厨房设备有限公司 一种橱柜翻门
CN113581001A (zh) * 2020-05-01 2021-11-02 帝亚一维新能源汽车有限公司 用于便携式换电动力电池的换电柜

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