JPH11131335A - 衣服の芯地 - Google Patents

衣服の芯地

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JPH11131335A
JPH11131335A JP9295683A JP29568397A JPH11131335A JP H11131335 A JPH11131335 A JP H11131335A JP 9295683 A JP9295683 A JP 9295683A JP 29568397 A JP29568397 A JP 29568397A JP H11131335 A JPH11131335 A JP H11131335A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
interlining
weft
warp
garment
warps
Prior art date
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Pending
Application number
JP9295683A
Other languages
English (en)
Inventor
Miyoko Morozumi
美代子 諸角
Soichiro Takahashi
宗一郎 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOUJIYA BOSHOKU KK
TAIYO MOSHIN KK
Original Assignee
KOUJIYA BOSHOKU KK
TAIYO MOSHIN KK
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Publication date
Application filed by KOUJIYA BOSHOKU KK, TAIYO MOSHIN KK filed Critical KOUJIYA BOSHOKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】芯地の腰を損なうことなく、通気性を確保す
る。 【解決手段】芯地11は、綿からなる経糸12a,12
bと、獣毛からなる緯糸13とによりからみ織りされて
いる。そして、各経糸12a,12b及び各緯糸13に
て囲まれることにより通気部14が多数形成されてい
る。経糸12a,12bとして40番双糸を使用し、緯
糸13として10番単糸を使用している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣服の表地と裏地
との間に挟持されて衣服の保形性を保持する芯地に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、スーツ等の芯地は、不織布や平
織等からなる織物から構成されている。そして、近年、
肩に負担のかからないソフトな着心地の軽量スーツが主
流になるのに伴い、芯地の厚みを薄くしている。特に、
芯地が織物からなる場合には番手の大きい経糸及び緯
糸、つまり細い糸を使用することにより、芯地の厚みを
薄くしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の芯地
においては、その厚みを薄くすると、腰が弱くなるとい
う問題があった。そこで、芯地が織物からなる場合に
は、腰の弱さを補うために経糸密度を高くしているが、
経糸密度を高くすると、糸間の間隔が詰まるため、通気
性が低下してしまう。
【0004】又、通気性を高くするために、経糸密度及
び緯糸密度を下げて各糸間の間隔を広くすると、経糸と
緯糸とが相対的に位置ずれするため、芯地の形状保持が
困難となる。それとともに、糸密度が低いと、縫製等の
加工時において裁断すると、その裁断部分から経糸及び
緯糸がほぐれ易くなる。
【0005】本発明は、軽量であるにも拘わらず腰の強
さを維持し、高い通気性を確保することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、衣服の表地と裏地との間に挟持されて衣服の保形性
を保持する芯地において、経糸と緯糸とをからみ織り
し、各経糸及び緯糸間に所定の開口面積を有する通気部
を設けたことを要旨とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の衣服の芯地において、前記緯糸には一対の経糸が所定
の間隔をおいてからまれ、経糸又は緯糸のうち少なくと
も何れか一方は単糸であることを要旨とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を、
図面に基づいて詳細に説明する。図1に示すように、網
状をなす芯地11は、綿からなる経糸12a,12b
と、獣毛からなる緯糸13とによりからみ織りされてい
る。即ち、図2に示すように、1本の緯糸13に2本の
経糸12a,12bによりからみ目が形成されている。
そして、各経糸12a,12b及び各緯糸13にて囲ま
れることにより所定の開口面積を有する通気部14が多
数形成されている。なお、本実施形態では、経糸12
a,12bとして40番双糸を使用し、緯糸13として
10番単糸を使用している。又、経糸密度は12本/
吋、緯糸密度は18本/吋となっている。但し、前記経
糸密度は、2本の経糸12a,12bを見かけ上1本と
みなしているため、実際の経糸12a,12bの本数は
24本/吋となっている。
【0009】以下、本実施形態から見い出せる効果を以
下に記載する。 ・芯地11を、番手の小さい経糸12a,12bと緯糸
13とにて、低い密度でからみ織りし、経糸12a,1
2bと緯糸13とで囲むことにより通気部14を形成し
た。そのため、芯地11全体が軽量であるにも拘わら
ず、腰の強さを維持できるとともに、高い通気性を確保
することができる。特に、芯地11が夏用の衣服に用い
られることにより、清涼感を大幅に向上でき、湿気の多
い夏でも快適な着心地を提供できる。
【0010】・しかも、からみ織りにより、経糸12
a,12bと緯糸13とが相対的に位置ずれしないた
め、両糸12a,12b,13間の間隔を広くしても、
芯地11全体のみならず通気部14の形状が崩れるのを
防止でき、芯地11の形状保持性を高いものにできる。
それとともに、芯地11を縫製する際に裁断しても、そ
の裁断部分から経糸12a,12b及び緯糸13がほぐ
れることがない。従って、芯地11を簡単に製造でき、
製造効率を向上することができる。
【0011】・経糸密度及び緯糸密度の低下に伴って、
使用する糸量も少なくできるので、芯地11の材料コス
トを低減することができるとともに、生産性を高くする
ことができる。
【0012】・緯糸13を単糸としたため、経緯共に双
糸とした場合と比較して芯地11の風合いをソフトにす
ることができる。なお、前記実施形態は次のように構成
してもよい。
【0013】・経糸12a,12bを綿以外にも、獣
毛、ウール、麻、馬毛、人髪等の天然繊維、エステル、
レーヨン、ポリノジック、アクリル等の合成繊維や、又
はそれらの組み合わせからなる混紡糸にすること。
【0014】・緯糸13を獣毛以外にも、綿、ウール、
麻、馬毛、人髪等の天然繊維、レーヨン、エステル、ナ
イロン等の合成繊維や、又はそれらの組み合わせからな
る混紡糸にすること。
【0015】・経糸12a,12bを単糸にし、経糸1
3を双糸にすること。又、経糸12a,12b及び緯糸
13共に単糸にすること。両糸12a,12b,13を
単糸にすれば、よりいっそう芯地11の風合いをソフト
なものにすることができる。
【0016】・経糸12a,12b又は緯糸13を形状
記憶繊維又は炭素繊維からそれぞれ構成すること。形状
記憶繊維にすれば、衣服の保形性をよりいっそう向上で
き、炭素繊維にすれば、芯地11全体の張りを向上でき
る。
【0017】・緯糸13に対して3本以上の経糸をから
ませるようにすること。次に、前記実施形態から把握で
きる請求項以外の技術的思想について、それらの効果と
ともに記載する。
【0018】(1)前記経糸の番手は10番〜100番
である請求項1又は2に記載の衣服の芯地。この構成に
よれば、腰の強さを維持できる。 (2)前記経糸の番手は10番〜70番である請求項1
又は2に記載の衣服の芯地。この構成によれば、腰の強
さを高くすることができる。
【0019】(3)前記経糸の番手は10番〜50番で
ある請求項1又は2に記載の衣服の芯地。この構成によ
れば、腰の強さをより一層高くすることができる。 (4)前記緯糸の番手は3番〜20番である請求項1又
は2に記載の衣服の芯地。この構成によれば、腰の強さ
を維持できる。
【0020】(5)前記緯糸の番手は3番〜15番であ
る請求項1又は2に記載の衣服の芯地。この構成によれ
ば、腰の強さを高くすることができる。 (6)前記緯糸の番手は3番〜10番である請求項1又
は2に記載の衣服の芯地。この構成によれば、腰の強さ
をより一層高くすることができる。
【0021】(7)前記緯糸密度又は経糸密度は12〜
30本/吋である請求項1、請求項2又は前記(1)〜
(6)に記載の衣服の芯地。この構成によれば、腰の強
さと通気性とのバランスが良好なものとなる。
【0022】(8)前記緯糸密度又は経糸密度は20〜
25本/吋である請求項1、請求項2又は前記(1)〜
(6)に記載の衣服の芯地。この構成によれば腰の強さ
と通気性とのバランスがよりいっそう良好なものとな
る。
【0023】なお、この明細書において、発明の構成に
係る手段は、以下のように定義されるものとする。 ・通気部の開口面積は、0.5〜400平方ミリメート
ルの範囲内におけるものをいう。
【0024】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明によれば、軽量であるにも拘わらず腰の強さを維持で
きるとともに、高い通気性を確保することができる。
【0025】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加え、ソフトな風合いを得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】芯地の斜視図及び部分平面図。
【図2】芯地の拡大断面図。
【符号の説明】
11…芯地、12a,12b…経糸、13…緯糸、14
…通気部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】衣服の表地と裏地との間に挟持されて衣服
    の保形性を保持する芯地において、経糸と緯糸とをから
    み織りし、各経糸及び緯糸間に所定の開口面積を有する
    通気部を設けた衣服の芯地。
  2. 【請求項2】前記緯糸には一対の経糸が所定の間隔をお
    いてからまれ、経糸又は緯糸のうち少なくとも何れか一
    方は単糸である請求項1又は2に記載の衣服の芯地。
JP9295683A 1997-10-28 1997-10-28 衣服の芯地 Pending JPH11131335A (ja)

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JP9295683A JPH11131335A (ja) 1997-10-28 1997-10-28 衣服の芯地

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