JPH11125397A - 液化ガス気化装置 - Google Patents

液化ガス気化装置

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JPH11125397A
JPH11125397A JP28989897A JP28989897A JPH11125397A JP H11125397 A JPH11125397 A JP H11125397A JP 28989897 A JP28989897 A JP 28989897A JP 28989897 A JP28989897 A JP 28989897A JP H11125397 A JPH11125397 A JP H11125397A
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seawater
liquefied gas
water tank
liquid level
vaporizer
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Atsushi Tachibana
淳 立花
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 波浪によって海上液化ガス基地が動揺しても
性能が低下しない液化ガス気化装置を提供する。 【解決手段】従来の液化ガス気化装置に変えて、海水を
溜めることのできる水槽17と、熱伝達面がその水槽の
水面下に隠れるようにその水槽に取り付けられた熱交換
器18と、水槽に海水を供給する海水供給配管20と、
水槽内の海水を排出する海水排出手段21と、水槽内の
海水の液面高さを一定に保つ液面高さ維持手段19,2
2を備えたものとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は海上式液化ガスプラ
ントに使用される液化ガス気化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の液化ガス受入基地のライン
系統図である。液化ガス受入基地では、受け入れた液化
ガスを液化ガスタンク30に貯蔵する。液化ガスは、負
荷要求に応じて貯蔵タンク30から液化ガスポンプ31
で液化ガス気化装置3に送られ、液化ガス気化装置3で
ガス化され、ガス圧送ポンプ32で昇圧され、発電所等
へ圧送される。液化ガス受入基地では、一般にオープン
ラック方式又はサブマージドコンバスション方式の液化
ガス気化装置が採用される。その他、中間媒体式の液化
ガス気化装置が用いられる場合もある。
【0003】液化ガス受入基地で使用される従来の液化
ガス気化装置について図面を参照しつつ以下に説明す
る。図4はオープンラック方式の液化ガス気化装置の正
面図と側面図である。図5はサブマージドコンバスショ
ン方式の液化ガス気化装置の正面図である。図6は中間
媒体方式の液化ガス気化装置の正面図である。
【0004】図4のオープンラック方式は、外部熱源と
して海水を利用し、これを熱交換器18の熱伝達面に流
すことにより、内部の液化ガスを気化させる方式であ
る。熱交換器18はアルミパネル10、パネル下部ヘッ
ダ11及びパネル上部ヘッダ12で構成される。アルミ
パネル10は、その表面を熱伝達面とし、その内部を上
下方向に平行に通った複数の流路を有する。流路の下部
はパネル下部ヘッダ11につながり、上部はパネル上部
ヘッダ12につながっている。液化ガス気化装置3は複
数の熱交換器18を備える。液化ガス入口配管15が下
部ヘッダ13につながり、下部ヘッダ13が複数のパネ
ル下部ヘッダ11につながる。複数のパネル上部ヘッダ
12が上部ヘッダ14につながり、上部ヘッダ14がガ
ス出口配管16につながる。トラフ40がアルミパネル
10相互にある間隙の上部に配置される。海水供給配管
41がトラフにつながる。アルミパネルの下方には水槽
42が配置される。
【0005】オープンラック方式の液化ガス気化装置の
作用を説明する。海水が、海水ポンプ33で汲み上げら
れ、配管34で送られ、海水供給配管41を経由し、ト
ラフ40に入る。海水は、トラフ40でオーバーフロー
し、アルミパネル10の表面に降り注ぎ、アルミパネル
10の表面を流下して水槽42に落ちる。水槽42の海
水は配管35を経由して海に戻される。液化ガスが、液
化ガスポンプ31で液化ガス入口配管15を経由して下
部ヘッダ13へ送られる。液化ガスは下部ヘッダ13か
ら複数のパネル下部ヘッダ11に分配される。液化ガス
はアルミパネル10の内部の流路を上方に通過し、海水
により暖められ、ガスとなる。ガスは、パネル上部ヘッ
ダ12を経由して、上部ヘッダ14に集められ、ガス出
口配管16により外部へ出る。
【0006】オープンラック方式の液化ガス気化装置
は、運転経費が経済的で、また構造が簡単なので運転及
び保守点検が容易で、高い信頼性と安全性を有する特徴
があり、主にベースロード用として採用される。一方、
海水はトラフ40の両側から均等にオーバーフローし、
アルミパネル10の表面を十分に覆うように流下するこ
とが必要である。アルミパネルが傾斜すると、トラフ4
0の左右から海水が均等に溢れなくなったり、海水がア
ルミパネルの表面から剥離する。従って、オープンラッ
ク方式の液化ガス気化装置がその定格能力を発揮するた
めには、液化ガス気化装置のアルミパネルの表面が垂直
である必要がある。
【0007】図5のサブマージドコンバスション方式は
水中燃焼バーナの燃焼ガスにより加熱された温水でステ
ンレスチューブ内の液化ガスを気化させる方式である。
コンクリート製水槽56に温水が充満されている。複数
のステンレスチューブ50が温水に浸かるようにコンク
リート製水槽56の内部に配管されている。複数のステ
ンレスチューブ50の下部は下部ヘッダ13につなが
り、上部は上部ヘッダ14につながる。液化ガス入口配
管15が下部ヘッダ13へつながる。ガス出口配管16
が上部ヘッダ14へつながる。水中燃焼バーナ51がコ
ンクリート製水槽56の内部に設置される。燃料ガス供
給配管53が水中燃焼バーナ51につながる。ブロア5
2に接続された空気供給配管55が水中燃焼バーナ51
につながる。
【0008】サブマージドコンバスション方式の液化ガ
ス気化装置の作用を説明する。空気と燃料ガスが、燃料
ガス供給配管53と空気供給配管55により水中燃焼バ
ーナ51に供給される。水中燃焼バーナ51で燃焼した
燃焼ガスは、水中に放出され、コンクリート製水槽56
の水と激しく混合し、温水を暖める。液化ガスが、液化
ガスポンプ31により液化ガス入口配管15を経由し
て、下部ヘッダ13に供給される。液化ガスは下部ヘッ
ダ13から複数のステンレスチューブ50へ分配され
る。液化ガスはステンレスチューブの内部を通過し、海
水により暖められ、ガスとなる。ガスは、上部ヘッダ1
4に集められ、ガス出口配管16を経由して外へ出る。
【0009】サブマージドコンバスション方式の液化ガ
ス気化装置は、イニシアルコストが安く、また急激な需
要増大に対応するための急速起動ができ、更に急激負荷
変動に対応することが容易であることから、エマージェ
ンシー用、ピークシェービング用に使用される。
【0010】図6の中間媒体方式は、中間媒体としてフ
ロンやプロパンを用い、外部熱源として海水を利用し、
海水により暖められ気化した中間媒体のガスを再度凝縮
させ、その凝縮熱で液化ガスを気化させる方式である。
中間媒体方式の液化ガス気化装置3は、液化ガス気化器
65、中間媒体蒸発器63及びガス加温器62で構成さ
れる。伝熱管66は、中間媒体蒸発器63の上部空間を
通り、中間媒体蒸発器63の壁を貫通し、液化ガス気化
装置65の下部と上部をつなぐ。液化ガス入口配管15
が液化ガス気化器65の下部につながる。ガス中間配管
67が液化ガス気化器65の上部とガス加温器62とを
つなぐ。ガス出口配管16がガス加温器62につなが
る。液体状態の中間媒体64が中間媒体蒸発器63の下
部に溜まっている。海水供給ダクト60が海水チューブ
61につながる。海水チューブ61が、ガス加温器62
を貫通し、更に中間媒体蒸発室63の下部を貫通し、海
水戻り配管68につながる。
【0011】中間媒体方式の液化ガス気化装置の作用を
説明する。海水が海水供給ダクト60を通じて、海水チ
ューブ61に入る。海水は海水チューブ61を通って、
ガス加温器62と中間媒体蒸発器63の下部を通る。海
水はガス加温器62でガスを暖め、次に中間媒体蒸発器
63で中間媒体64を暖める。中間媒体64は、中間媒
体蒸発器63で蒸発し、液化ガス気化器65の伝熱管6
6の表面で凝縮して再液化し、中間媒体蒸発器63の下
部に滴下する。液化ガスが、液化ガス供給配管15を通
じて液化ガス気化器65の下部に入り、更に伝熱管66
に入る。液化ガスは伝熱管66で暖められガス化する。
ガスはガス中間配管67を通り、ガス加温器62に入
る。ガスはガス加温器62で更に暖められ、ガス出口配
管16から外部に出る。
【0012】中間媒体方式の液化ガス気化装置は伝熱面
での着氷の恐れが少ない、建設費が安い、コンパクトで
据え付け面積が小さい、海水の使用量が少ない等の特徴
をもつ。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】近年、液化ガス受入基
地を海上に設置した海上液化ガス受入基地の設置が検討
されている。海上液化ガス受入基地では、海上に係留さ
れた浮体構造体や、海底に着底させた構造体の海面に出
た上部に液化ガスプラントを載せる。従って、波浪によ
り液化ガスプラントは揺れる。浮体構造の上に載せた場
合は特に揺れが大きい。
【0014】海上液化ガス受入基地に、オープンラック
方式の液化ガス気化装置を採用しようとすると、波浪に
よる揺れのため、液化ガス気化装置の必要な垂直度が維
持できない。トラフからオーバーフローする海水が傾斜
方向に片寄ったり、アルミパネルの表面を流下する海水
がアルミパネルの表面から剥離したりする。従って、そ
の液化ガス気化装置の所定の性能を出すことが困難とな
り、通常より大きな容量の液化ガス気化装置の設置が必
要になる。
【0015】一方、海上液化受入基地に、中間媒体方式
の液化ガス気化装置を採用することもできる。オープン
ラック方式のように波浪による小さな揺れで、所定の性
能が発揮できないということはない。しかし、波浪によ
る揺れが大きくなると、伝熱管が液体の中間媒体により
濡れるようになり、オープンラック方式と同様に所定の
性能を発揮できなくなる。
【0016】また一方、海上液化受入基地に、サブマー
ジドコンバスション方式の液化ガス気化装置を採用する
こともできる。オープンラック方式のように波浪による
揺れで、所定の性能が発揮できないということはない。
しかし、サブマージドコンバスション方式の液化ガス気
化装置をベースロード用に採用すると、燃料ガスの消費
が増大し、経済的でない。
【0017】本発明は以上に述べた問題点に鑑み案出さ
れたもので、周囲に豊富に存在する海水を外部熱源とし
て使用でき、ランニングコストが安いというオープンラ
ック方式や中間媒体方式の長所と、波浪により揺れても
所定の性能を発揮できるというサブマージドコンバスシ
ョン方式の長所を合わせて持ち、構造がシンプルで、メ
ンテナンスの容易な液化ガス気化装置を提供しようとす
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明に係る液化ガス基地において液化ガスを熱交換に
より気化するための液化ガス気化装置は、海水を溜める
ことのできる水槽と、熱伝達面がその水槽の水面下に隠
れるようにその水槽に取り付けられた熱交換器と、水槽
に海水を供給する海水供給配管と、水槽内の海水を排出
する海水排出手段と、水槽内の海水の液面高さを一定に
保つ液面高さ維持手段を備えるようにした。
【0019】上記本発明の構成により、水槽に外部熱源
である海水を溜めることができる。熱交換器は、その熱
伝達面を水槽の水面より下に隠れるように水槽内に位置
する。海水供給手段は海水を水槽に供給する。海水排出
手段は、水槽内の海水を排出する。液面高さ維持手段
は、水槽内の海水の液面高さを一定に保つ。従って、波
浪により液化ガス気化装置が動揺しても、常に熱交換器
の熱伝達面は水槽内の海水に接しており、熱交換性能に
影響を与えることなく、海水を外部熱源として、経済的
に液化ガスをガス化することができる。
【0020】更に望ましくは、本発明にかかる液化ガス
気化装置は、海水排出手段が、海水排出配管とその海水
排出配管に設置された流量制御弁を備え、液面高さ維持
手段が、液面高さ検知手段を備え、液面高さ検知手段の
検知した液面高さを一定にするように流量制御弁の開度
を調整するよう制御するようにした。
【0021】上記本発明の構成により、液面高さ検知手
段は液面の高さを検知する。海水排出手段は、流量調整
弁のによりその海水排出配管を流れる海水の流量を調整
する。流量制御弁は、その弁の開度により海水排出配管
を流れる流量を調節する。そして、液面の高さに応じて
流量制御弁の開度を調整し、液面の高さが一定になるよ
うにする。
【0022】
【発明の実施の態様】以下、本発明の好ましい実施形態
を図面を参照して説明する。なお、各図において、共通
する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略す
る。図1は本発明の実施形態を示す断面図であり、図2
は本発明の据付の実施形態を示す正面図である。
【0023】図1に基づき本発明の実施形態の構造を説
明する。水槽17に海水が充満されている。複数の熱交
換器18は、その熱伝達面が海水に浸かるように水槽1
7の内部に設置される。熱交換器18は、アルミパネル
10、パネル下部ヘッダ11及びパネル上部ヘッダ12
で構成される。アルミパネル10は、その表面を熱伝達
面とし、その内部を上下方向に平行に通った複数の流路
を有する。流路の下部はパネル下部ヘッダ11につなが
り、上部はパネル上部ヘッダ12につながる。複数の熱
交換器18は、アルミパネル面を垂直にし、並列に並べ
て設置される。液化ガス入口配管15が下部ヘッダ13
につながり、下部ヘッダ13が複数のパネル下部ヘッダ
11につながる。複数のパネル上部ヘッダ12が上部ヘ
ッダ14につながり、上部ヘッダ14がガス出口配管1
6につながる。水槽20の上部には海水供給配管20が
設置される。水槽17の下部には海水戻り配管21が配
置される。水槽17の側面には液面計18が配置され
る。海水戻り配管21の途中には流速調整弁19が設置
される。流速調整弁19の開度は、液面計18の出力が
予め設定された設定値を保つように制御される。
【0024】次に、実施形態の作用を説明する。海水
が、海水ポンプ5で汲み上げられ、海水供給配管20を
経由し、水槽17に入る。海水は、複数の熱交換器18
の間を通過し、熱交換器に熱を供給し、海水戻り配管2
1を経由して海に戻る。液面計22が常に水槽17の内
部に海水の液面高さを計測している。液面高さが、設定
値より下がると、流量調整弁19の弁の開度を少し狭く
する。液面高さが、設定値より上がると、流量調整弁1
9の弁の開度を少し広くする。従って、海水が海水供給
配管20を経由して水槽17に流れ込む量にかかわら
ず、水槽17の内部の海水の量は一定に保たれる。液化
ガスが、液化ガス供給配管15を経由して下部ヘッダ1
3へ入る。液化ガスは、下部ヘッダ13から複数のパネ
ル下部ヘッダ11に分配される。液化ガスは、パネル下
部ヘッダ11からアルミパネル10の内部の流路を上方
に通過し、海水の熱により暖められ気化しガスとなる。
ガスは、パルミパネル上部ヘッダ12を経由して、上部
ヘッダ14に集められ、ガス出口配管16を経由して外
部へ出る。
【0025】本実施形態によれば、波浪により液化ガス
気化装置3が動揺しても、常に熱交換器18の熱伝達面
は水槽17内の海水に接している。従って、熱交換性能
に影響を与えることなく、海水を外部熱源として、経済
的に液化ガスをガス化することができる。更に、水槽1
7へ流れ込む海水の量にかかわらず、流量調整弁19の
開度調整により常に水槽内の海水の量が一定に保たれ
る。更に気化する液化ガスの量が変動した時には、海水
の供給量を調整することで海水の温度を一定に保つこと
ができ、海水を外部熱源として効率良く使用でき、更に
水槽内の海水の温度が低下したり、アルミパネルの表面
に氷着することを防止できる。
【0026】次に、図2に基づき本発明の液化ガス気化
装置の据付の実施形態を説明する。浮体構造体1の上に
液化ガスプラントを載せた海上液化ガス受入基地の場合
を例にして説明する。浮体構造体1の内部に液化ガスタ
ンク2が設置される。浮体構造体1の上部に液化ガス気
化装置3を設ける。海水が、海水ポンプ5で海から吸い
上げられ、海水供給配管20を経由して液化ガス気化装
置3へ送られる。液化ガス気化装置3から海水戻し配管
21を経由して戻ってきた海水は海に戻される。液化ガ
スが、液化ガスポンプ4で液化ガスタンクから送られ、
液化ガス入口配管15を経由して液化ガス気化装置3に
送られる。液化ガス気化装置3で気化したガスは、ガス
出口配管16を経由して戻ってくる。その後、ガスは、
ガス送気パイプ6により陸上の負荷要求側である発電所
等へ送られる。
【0027】本発明は以上に述べた実施形態に限られる
ものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で各種の変
更が可能である。例えば、実施形態での熱交換器の熱伝
達部は、アルミパネルであるが、材料、形状ともこれに
限定されない。熱伝達部の材料はステンレス製でもよ
く、また、形状は複数のパイプを並べたものでも良い。
液面高さ維持手段は実施の形態に限定されず、例えば、
一定の高さの堰を海水がオーバーフローするものでも良
い。また、海水供給配管は複数でもよく、海水排出手段
は、配管を経ずに直接海面に海水を流すものでも良い。
また、据え付けの実施形態を海上液化ガス受け入れ基地
の場合で説明したが、地上に設置する液化ガス基地に適
用してももちろん差し支えない。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明の液化ガス気
化装置により、熱伝達面が水槽の水面の下にあるので、
波浪による動揺があってもその性能が影響を受けない。
また、無尽蔵にある海水を外部熱源として利用するの
で、ランニングコストが少なくてすむ。また、液面高さ
維持手段が水槽の液面高さを一定に保つので、水槽の内
部の海水量を一定に保つことができる。
【0029】更に液面の高さを液面高さ検知手段が検知
し、流量制御弁が開度を調整し海水の排出量を制御する
ので、水槽内の海水の量を精度良く一定に維持できる。
更に気化する液化ガスの量が変動した時には、海水の供
給量を調整することで海水の温度を一定に保つことがで
き、海水を外部熱源として効率良く使用できる。
【0030】更に水槽内の海水の温度が低下したり、熱
交換器の熱伝達面に氷着することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の断面図である。
【図2】本発明の据付の実施形態の正面図である。
【図3】従来のライン系統図である。
【図4】従来の装置の正面図、側面図である。
【図5】別の従来の装置の正面図である。
【図6】更に、別の従来の装置の正面図である。
【符号の説明】
1 浮体構造体 2 液化ガスタンク 3 液化ガス気化装置 4 液化ガスポンプ 5 海水ポンプ 6 ガス送気パイプ 10 アルミパネル 11 パネル下部ヘッダ 12 パネル上部ヘッダ 13 下部ヘッダ 14 上部ヘッダ 15 液化ガス入口配管 16 ガス出口配管 17 水槽 18 熱交換器 19 流量調整弁 20 海水供給配管 21 海水戻り配管 22 液面計 30 液化ガスタンク 31 液化ガスポンプ 32 ガス圧送ポンプ 33 海水ポンプ 34 海水供給配管 35 海水戻り配管 36 液化ガス供給配管 37 ガス出口配管 38 ガス送り配管 40 トラフ 41 海水供給配管 42 水槽 50 ステンレス製パイプ 51 水中燃焼バーナー 52 ブロア 53 燃料配管 54 排気ダクト 55 空気配管 56 コンクリート製水槽 60 海水供給ダクト 61 海水チューブ 62 ガス加温器 63 中間媒体蒸発器 64 中間媒体 65 液化ガス気化器 66 伝熱管 67 ガス中間配管 68 海水戻り配管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液化ガス基地において液化ガスを気化す
    るための液化ガス気化装置であって、海水を溜めること
    のできる水槽と、熱伝達面がその水槽の水面下に隠れる
    ようにその水槽に取り付けられた熱交換器と、水槽に海
    水を供給する海水供給配管と、水槽内の海水を排出する
    海水排出手段と、水槽内の海水の液面高さを一定に保つ
    液面高さ維持手段を備えた、ことを特徴とする液化ガス
    気化装置。
  2. 【請求項2】 海水排出手段が、海水排出配管とその海
    水排出配管に設置された流量制御弁を備え、液面高さ維
    持手段が、液面高さ検知手段を備え、液面高さ検知手段
    の検知した液面高さを一定にするように流量制御弁の開
    度を調整するよう制御すること、を特徴とする請求項1
    記載の液化ガス気化装置。
JP28989897A 1997-10-22 1997-10-22 液化ガス気化装置 Pending JPH11125397A (ja)

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