JPH11119161A - 偏光装置および投射型表示装置 - Google Patents

偏光装置および投射型表示装置

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JPH11119161A
JPH11119161A JP9297867A JP29786797A JPH11119161A JP H11119161 A JPH11119161 A JP H11119161A JP 9297867 A JP9297867 A JP 9297867A JP 29786797 A JP29786797 A JP 29786797A JP H11119161 A JPH11119161 A JP H11119161A
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JP
Japan
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light
lenses
polarization
beam splitter
lens plate
Prior art date
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Application number
JP9297867A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Sekine
淳 関根
Hideaki Shimomura
英明 下村
Tetsuo Hattori
徹夫 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Priority to US09/172,264 priority patent/US6067193A/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来方法の本来有する機能を十分に発揮さ
せ、さらなる高輝度偏光照明を達成する偏光装置および
投射型表示装置を提供する。 【解決手段】 光源部1と、この光源部1から射出した
光源光を複数のレンズ2aの構成する開口によって決定
される光束に分割する第1レンズ板2と、この第1レン
ズ板2の複数のレンズ2aがそれぞれ輝点を構成する複
数のレンズ3aを有する第2レンズ板3と、第2レンズ
板3の複数のレンズ3aの個々の輝点から射出された光
をP偏光とS偏光に偏光分離して射出するPBS5,6
が複数連続して構成されたPBSアレイ4と、このPB
Sアレイ4射出面側に設けられ、このPBSアレイ4に
よって偏光分離されて射出したP偏光とS偏光のうちの
一方の偏光を他方の偏光に変換させるための1/2波長
板7とを有する偏光装置において、PBSアレイ4の射
出面の略中央部では、1/2波長板7がPBSアレイ4
を構成するPBS5,6の射出面の複数個に渡って全面
に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投射型表示装置に
おいて使用される液晶ライトバルブの偏光照明装置に使
用する偏光装置及び、この偏光装置を使用した偏光照明
装置により照明された前記ライトバルブから射出された
変調光を映像としてスクリーン上に投射する投射型表示
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、液晶ライトバルブ等の矩形照
明領域を均一に照明する方法として2枚のレンズ板を用
いた、いわゆるフライアイレンズ板を使用した照明装置
が知られている。
【0003】そして、この照明装置における照明効率を
向上させたものとして前記2枚のレンズ板の2枚目の射
出面に偏光ビームスプリッタアレイと1/2波長板とを
所定の位置に配置し、光源光の利用効率を目指した偏光
照明装置ならびに当該照明装置を使用した投射型表示装
置の提案がなされている(特開平8−304739号公
報参照)。
【0004】図7には、上記公報の実施例5の変形例と
して説明された偏光装置ならびに投射型表示装置の説明
として使用された図8を記載する。
【0005】この図7に示す従来例は、光源ランプ10
0と放物面鏡等の凹面鏡である放物面リフレクター10
1とから光源部102が構成され、この光源部102か
ら射出された略平行光束は、複数のレンズ103が平面
的に配置された第1レンズ板104に入射する。そし
て、この第1レンズ板104から射出された光は、第2
レンズ板105の複数のレンズ106に入射する。この
際には、第2レンズ板105の各レンズ106は、それ
ぞれ第1レンズ板104の各レンズ103の形状に対応
して形成されると共に、これらレンズ103の焦点位置
に配置されているため、第1レンズ板104の各レンズ
103からの光は第2レンズ板105のレンズ106に
集光される。
【0006】そして、この第2レンズ板105の射出面
側には、複数の偏光ビームスプリッタ(以下「PBS」
という。)107からなる偏光ビームスプリッタアレイ
(以下「PBSアレイ」という。)108が配置され、
このPBSアレイ108の射出面には、PBS107の
一つ置きに1/2波長板109が配置されている。さら
に、この1/2波長板109の射出面側には、コンデン
サーレンズ110が配置されている。
【0007】図に従えば、第1レンズ板104のレンズ
103に入射した略平行光束は前述のように第2レンズ
板105のレンズ106の略中央部に集光されて当該レ
ンズ106を射出し、PBSアレイ108を構成するP
BS107に入射し、これらPBS107の斜めに配置
された偏光分離部107aを透過して、そのまま射出す
るP偏光と、当該PBS107の偏光分離部107aに
よって反射され、隣接するPBS107に入射されるS
偏光とに偏光分離される。当該隣接するPBS107に
入射されたS偏光は、当該PBS107の偏光分離部1
07aによって反射され、前記レンズ106への入射光
軸と同じ方向に射出される。
【0008】そして、前記PBS107の射出面であっ
て、P偏光射出面には1/2波長板109が配置されて
おり、当該1/2波長板109に入射したP偏光はS偏
光に変換されて射出され、この結果、入射した光源光は
すべてS偏光として射出されることとなる。
【0009】当該S偏光はコンデンサーレンズ110を
経由してライトバルブ111に入射され、当該ライトバ
ルブ111が効率よく照明されることとなる。
【0010】このようなものにあっては、PBSアレイ
108や1/2波長板109等を配置することにより、
確かに第1レンズ板104ならびに第2レンズ板105
のみ使用する照明装置と比較すると、S偏光におけるラ
イトバルブ111への偏光照明と言う点においては、格
段に高輝度照明が可能となる。
【0011】つまり、第1レンズ板104と第2レンズ
板105を用い、PBSアレイ108等を使用しない方
法においては、ランダム偏光光がライトバルブ111に
対して照明されるために、当該ライトバルブ111に対
して入射光として使用されるのはその内の一方方向の直
線偏光光であるからである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近来の投射型
表示装置の投射像への高輝度化に対する要求はとどまる
ところを知らず、さらなる高輝度化が要望されている。
【0013】この点で、従来方法における偏光照明装置
は後述のように決して満足できるものでなく、本発明者
らはこの偏光照明装置を光源部を含んだ総合的な偏光装
置と見なして研究し、当該偏光装置が本来有する機能が
十分に発揮されていないことを見い出した。
【0014】そこで、本発明の課題は、従来方法の本来
有する機能を十分に発揮させ、さらなる高輝度偏光照明
を達成する事にある。
【0015】
【課題を解決するための手段】かかる課題に着目し、請
求項1に記載された発明は、光源部と、複数のレンズを
平面的に配置したレンズ板であって、前記光源部から射
出した光源光を当該複数のレンズの構成する開口によっ
て決定される光束に分割する第1レンズ板と、複数のレ
ンズを平面的に有する他のレンズ板であって、前記第1
レンズ板の複数のレンズがそれぞれ当該他のレンズ板の
複数のレンズ上に輝点を構成する第2レンズ板と、該第
2レンズ板の複数のレンズの個々の輝点から射出された
光が入射され、当該入射光をP偏光とS偏光に偏光分離
して射出する偏光ビームスプリッタが複数連続して構成
された偏光ビームスプリッタアレイと、該偏光ビームス
プリッタアレイ射出面側に設けられ、該偏光ビームスプ
リッタアレイによって偏光分離されて射出したP偏光と
S偏光のうちの一方の偏光を他方の偏光に変換させるた
めの1/2波長板とを有する偏光装置において、前記偏
光ビームスプリッタアレイの射出面の略中央部では、前
記1/2波長板が前記偏光ビームスプリッタアレイを構
成する偏光ビームスプリッタの射出面の複数個に渡って
全面に配置されている偏光装置としたことを特徴とす
る。
【0016】請求項2に記載された発明は、光源部と、
複数のレンズを平面的に配置したレンズ板であって、前
記光源部から射出した光源光を当該複数のレンズの構成
する開口によって決定される光束に分割する第1レンズ
板と、複数のレンズを平面的に有する他のレンズ板であ
って、前記第1レンズ板の複数のレンズがそれぞれ当該
他のレンズ板の複数のレンズ上に輝点を構成する第2レ
ンズ板と、該第2レンズ板の複数のレンズの個々の輝点
から射出された光が入射される複数の偏光ビームスプリ
ッタが連続して構成され、当該入射光を前記偏光ビーム
スプリッタの偏光分離部を透過する第1偏光と、当該偏
光分離部にて反射され、隣接する偏光ビームスプリッタ
に入射させ、当該隣接する偏光ビームスプリッタの偏光
分離部によって前記第1偏光と同じ方向に第2偏光を射
出させる偏光ビームスプリッタアレイと、該偏光ビーム
スプリッタアレイ射出面側に設けられ、該偏光ビームス
プリッタアレイによって偏光分離されて射出した第1偏
光及び第2偏光のうちの一方を他方の偏光に変換させる
ための1/2波長板とを有する偏光装置において、前記
偏光ビームスプリッタアレイの射出面の略中央部では、
前記1/2波長板が前記偏光ビームスプリッタアレイを
構成する偏光ビームスプリッタの射出面の複数個に渡っ
て全面に配置されている偏光装置としたことを特徴とす
る。
【0017】請求項3に記載された発明は、光源部を含
む偏光装置と、該偏光装置から射出するP偏光またはS
偏光をR光、G光ならびにB光に分解する色分解光学系
と、該色分解光学系による各色光を各色光の信号によっ
て変調して射出させる各色光毎に配置されたライトバル
ブと、該各色光のライトバルブの射出光から変調光を検
光する検光光学系と、該検光光学系による各色検光光を
色合成する合成光学系と、該合成光学系による合成光を
投射する投射光学系とを有する投射型表示装置におい
て、前記偏光装置は、光源部と、複数のレンズを平面的
に配置したレンズ板であって、前記光源部から射出した
光源光を当該複数のレンズの構成する開口によって決定
される光束に分割する第1レンズ板と、複数のレンズを
平面的に有する他のレンズ板であって、前記第1レンズ
板の複数のレンズがそれぞれ当該他のレンズ板の複数の
レンズ上に輝点を構成する第2レンズ板と、該第2レン
ズ板の複数のレンズの個々の輝点から射出された光が入
射され、当該入射光をP偏光とS偏光に偏光分離して射
出する偏光ビームスプリッタが複数連続して構成された
偏光ビームスプリッタアレイと、該偏光ビームスプリッ
タアレイ射出面側に設けられ、該偏光ビームスプリッタ
アレイによって偏光分離されて射出したP偏光とS偏光
のうちの一方の偏光を他方の偏光に変換させるための1
/2波長板とを有する偏光装置であって、前記偏光ビー
ムスプリッタアレイの射出面の略中央部では、前記1/
2波長板が前記偏光ビームスプリッタアレイを構成する
偏光ビームスプリッタの射出面の複数個に渡って全面に
配置されている偏光装置である投射型表示装置としたこ
とを特徴とする。
【0018】請求項4に記載された発明は、光源部を含
む偏光装置と、該偏光装置を射出するP偏光またはS偏
光をR光、G光ならびにB光に分解する色分解光学系
と、該色分解光学系による各色光を各色光の信号によっ
て変調して射出させる各色光毎に配置されたライトバル
ブと、該各色光のライトバルブの射出光から変調光を検
光する検光光学系と、該検光光学系による各色検光光を
色合成する合成光学系と、該合成光学系による合成光を
投射する投射光学系とを有する投射型表示装置におい
て、前記偏光装置は、光源部と、複数のレンズを平面的
に配置したレンズ板であって、前記光源部から射出した
光源光を当該複数のレンズの構成する開口によって決定
される光束に分割する第1レンズ板と、複数のレンズを
平面的に有する他のレンズ板であって、前記第1レンズ
板の複数のレンズがそれぞれ当該他のレンズ板の複数の
レンズ上に輝点を構成する第2のレンズ板と、該第2レ
ンズ板の複数のレンズの個々の輝点から射出された光が
入射される複数の偏光ビームスプリッタが連続して構成
され、当該入射光を前記偏光ビームスプリッタの偏光分
離部を透過する第1偏光と、当該偏光分離部にて反射さ
れ、隣接する偏光ビームスプリッタに入射させ、当該隣
接する偏光ビームスプリッタの偏光分離部によって前記
第1偏光と同じ方向に第2偏光を射出させる偏光ビーム
スプリッタアレイと、該偏光ビームスプリッタアレイ射
出面側に設けられ、該偏光ビームスプリッタアレイによ
って偏光分離されて射出した第1偏光及び第2偏光のう
ちの一方を他方の偏光に変換させるための1/2波長板
とを有する偏光装置であって、前記偏光ビームスプリッ
タアレイの射出面の略中央部では、前記1/2波長板が
前記偏光ビームスプリッタアレイを構成する偏光ビーム
スプリッタの射出面の複数個に渡って全面に配置されて
いる偏光装置である投射型表示装置としたことを特徴と
する。
【0019】
【発明の実施の形態】
[本発明達成のための従来方法の解析]図5は、従来方
法における偏光装置の一部を示す拡大図である。この図
には、第1レンズ板104,第2レンズ板105,PB
Sアレイ108及び1/2波長板109が記載されてい
る。ここでの偏光装置は、それら以外に光源部102を
含むが、コンデンサーレンズ110を含まない概念であ
り、偏光照明装置は、その偏光装置にコンデンサーレン
ズ110を含む概念である。
【0020】当図の記載によれば、第1および2レンズ
板104,105の光軸近辺に入射する光源光は、第2
レンズ板105のレンズ106に集光され、当該レンズ
106中心に小さい輝点を形成する旨、説明されてい
る。
【0021】しかし、本発明者らは、上記従来の偏光装
置のうちの、第1レンズ板104ならびに第2レンズ板
105の中央部については、従来例記載(小さい輝点を
形成する)のとおりではなく、第2レンズ板105の略
中央部のレンズ106については、その輝点の大きさは
ほぼ当該レンズ106の形成する開口全体に及んでお
り、さらにその大きな輝点の輝度分布は中心よりその外
周部の方が高いことを発見した。
【0022】これは、光源部102の中心部に所定の大
きさを有する光源ランプ100を有しているからと理解
され、この様子を図6に記載する。つまり、第1レンズ
板104の略中央部に配置されるレンズ103には、光
束は光軸に平行に入射せず、所定の傾きを有して入射す
ることがその原因であり、その結果、当該レンズ103
に入射した光束は、第2レンズ板105の対応するレン
ズ106に対してそのレンズ106の構成する開口全体
の輝点として入射するのである。
【0023】すなわち、第2レンズ板105のレンズ1
06には、図示する〜の光束が当該レンズ106に
対して中央、外周部それぞれに入射する。その内のに
示す中央部に入射する光束よりも、に示す外周部に
入射する光束の方が多いのである。これは前記第1レン
ズ板104のレンズ103に対して光軸に平行に入射す
る光束よりも、光軸に対して角度を有して入射する光束
の方が多いためである。
【0024】このに示す光束は、光軸近傍のレンズ1
06に入射して、当該レンズ106を透過し、PBS1
07に入射されて偏光分離部107aを透過するP偏光
と、この偏光分離部107aにて反射されて隣接のPB
S107に入射するS偏光に分離される。このS偏光は
入射した隣接のPBS107の偏光分離部107aによ
って反射されて当該PBS107を射出する。前記P偏
光はPBS107射出面に配置された1/2波長板10
9を経由してS偏光(ーS)に変換され、結局、S偏
光として射出される。
【0025】そして、かかるS偏光により、ライトバル
ブ111が照明される。
【0026】一方、、に示す光軸近傍のレンズ10
6の外周部に入射した光束は、当該レンズ106を経由
してPBS107に入射されるが、当該PBS107の
偏光分離部107aを透過して射出するP偏光は、1/
2波長板109から外れているため、そのままP偏光
(ーP,ーP)として射出される。また、PBS1
07の偏光分離部107aによって反射されたS偏光
は、隣接のPBS107に入射し、偏光分離部107a
によって反射されて当該PBS107を射出し、射出面
に配置されている1/2波長板109によってP偏光に
変換されてしまう。
【0027】かかるP偏光は、ライトバルブ111を構
成する当該入射ライトバルブ入射側に配置したS偏光透
過の偏光板(図示省略)によって吸収されてしまい、ラ
イトバルブ111の照明光、最終的には、投射光として
使用されていない。
【0028】従って、本来、ライトバルブ111の入射
偏光として必要なS偏光は、レンズ106の中心近傍に
入射した光線のみから形成され、周辺部に入射した光
線,はP偏光として射出されるために、ライトバル
ブ111の照明に寄与せず、不要のP偏光,が当該
第2レンズ板105の光軸周辺部(中央部)から発生し
てしまうのである。このようにライトバルブ111の照
明に寄与しないP偏光が発生するため、上記従来公報の
投射型表示装置においては、投射像の高輝度化を十分に
満足させていなかったのである。
【0029】かかる解析に基づき、以下に前記課題を解
決するための発明の実施の形態を記載する。
【0030】[発明の実施の形態1]図1乃至図4は、
本発明の実施の形態1に係る偏光装置ならびにそれを採
用した投射型表示装置を示す図である。
【0031】図1によれば、光源部1がランプ1aと放
物面鏡からなる凹面鏡1bとから構成され、この光源部
1から射出される略平行光束の光源光は図示しない赤外
線吸収フィルターならびに紫外線吸収フィルターを経由
してレンズ2aを平面的に配置した第1レンズ板2に入
射され、当該第1レンズ板2の個々のレンズ2aによっ
て形成される開口にて決定される光束に分割される。そ
して、かかる光束が第2レンズ板3に入射されるように
なっている。
【0032】この第2レンズ板3は、複数のレンズ3a
が平面的に配置され、これらレンズ3aが、前記第1レ
ンズ板2の個々のレンズ2aと対応して配置され、各レ
ンズ2aの焦点位置に設定されている。
【0033】なお、これら各レンズ2a,3aは、実際
には後述のように横8×縦10個形成されているが、図
1では細かくなりすぎるので断面構成図として5個が記
載されている。
【0034】このような第1レンズ板2と第2レンズ板
3とで、いわゆるフライアイインテグレータが構成され
ている。
【0035】そして、第1レンズ板2のレンズ2aを経
由した光源光は上記のように、対応する第2レンズ板3
のレンズ3aを通過し、第2レンズ板3の射出面に近接
または接着して配置されたPBSアレイ4に入射され
る。
【0036】このPBSアレイ4は、断面が正方形の四
角柱状を呈するPBS5,6が交互に複数個、この実施
の形態では16個が互いに側面が接着されることにより
連続して配置されて構成され、板状を呈している。な
お、図1では、PBS5,6を16個記載すると、細か
くなり過ぎ、見難いため、10個記載されている。
【0037】これら各PBS5,6の内、PBS5は、
第2レンズ板3の各レンズ3aの中央部に対応して配置
され、PBS6は、各レンズ3aの境界部分に対応して
配置されている。
【0038】これら各PBS5,6には、偏光分離部5
a,6aが対角線状に配置されて光軸に対して45°傾
き、これら各偏光分離部5a,6aがすべて平行に配置
されている。
【0039】そして、かかるPBSアレイ4の射出面の
所定位置には1/2波長板7が接着されて配置されてい
る。
【0040】前記のように第2レンズ板3のレンズ3a
を通過した光は、当該レンズ3aを射出し、前記のPB
Sアレイ4を構成するPBS5に入射され、当該PBS
5の偏光分離部5aを通過するP偏光と、当該PBS5
の偏光分離部5aにて反射されるS偏光であって、当該
PBS5を側面から射出され、隣接のPBS6に入射
し、当該隣接PBS6の偏光分離部6aによって反射さ
れるS偏光とに偏光分離される。
【0041】この内の隣接のPBS6の射出面には、前
記1/2波長板7が配置され、当該波長板7を経由して
P偏光に変換されて射出されることとなる。
【0042】以上により、光源光は全てP偏光となって
上記説明の光源部1、第1レンズ板2、第2レンズ板
3、PBSアレイ5、1/2波長板7にて構成される偏
光光学系である偏光装置を射出する。
【0043】そして、かかる偏光装置を射出したP偏光
は、コンデンサーレンズ8を経てクロスダイクロイック
ミラー11に入射される。このクロスダイクロイックミ
ラー11は、B光反射ダイクロイックミラー10とG,
R光反射ダイクロイックミラー9とが互いに直交し、入
射光軸に対して45度の入射になるように配置されてい
る。このクロスダイクロイックミラー11により、互い
に平行であって、反対方向の光軸であるR光と、G,R
混合光とに色分離される。
【0044】この色分離されたB光は、折曲げミラー1
2によって光軸を直角に変えて進行し、当該P偏光のB
光が透過するように偏光分離部を配置したB光用偏光ビ
ームスプリッタ13Bに入射される。
【0045】一方、前記R,G混合光は、折曲げミラー
14によって光軸を直角に変えて進行し、光軸上であっ
て入射光軸に対して45度の入射角に配置されたG光反
射ダイクロイックミラー15に入射され、反射されて光
軸を直角に変えて進行するG光と、そのまま進行するR
光とに色分離される。
【0046】この色分離されたG光ならびにR光は、そ
れぞれP偏光であり、当該各光はそれぞれP偏光が透過
するように偏光分離部が配置されているG光用偏光ビー
ムスプリッタ13GならびにR光用偏光ビームスプリッ
タ13Rに入射される。
【0047】すなわち、ダイクロイックミラー9、10
とダイクロイックミラー15によってR,G,B光に分
解する「色分解光学系」を構成している。
【0048】各色光用偏光ビームスプリッタ13B,1
3G,13Rに入射し、当該偏光ビームスプリッタ13
B,13G,13Rを透過した各色光射出面近傍には、
それぞれB光用ライトバルブ16B、G光用ライトバル
ブ16G、R光用ライトバルブ16Rが配置されてい
る。
【0049】本実施の形態において使用した前記ライト
バルブ16R,16G,16Bは電気書き込み式反射型
ライトバルブであって、各色信号によって所定の画素部
分の入射偏光(P偏光)を選択された箇所のみ変調光
(S偏光)として、非選択箇所は入射光と同じP偏光と
して反射射出する機能を有する。
【0050】各色光用ライトバルブ16R,16G,1
6Bを射出した光は、それぞれ再度各色光用偏光ビーム
スプリッタ13B,13G,13Rに入射されて、当該
偏光ビームスプリッタ13B,13G,13Rの偏光分
離部により変調光(S偏光)のみを反射させて検光、射
出させ、非変調光(P偏光)はそのまま進行させて廃棄
させる。これら偏光ビームスプリッタ13B,13G,
13Rは、各色光用ライトバルブ16R,16G,16
Bの射出光から変調光を検出する「検光光学系」を構成
している。そして、当該各色検光光が「合成光学系」を
構成するクロスダイクロイックプリズム18にそれぞれ
異なる入射面から入射され色合成を実施する。
【0051】このクロスダイクロイックプリズム18
は、内部にB光反射ダイクロイック膜18BならびにR
光反射ダイクロイック膜18Rを互いに直交するように
配置したプリズムであって、当該プリズム18に入射し
た前記検光光であるR光ならびにB光は、前記ダイクロ
イック膜18Rならびにダイクロイック膜18Bによっ
て反射されて互いに光軸を直角に変え、互いに同じ方向
に進行し、当該プリズム18を射出する。
【0052】一方、G光の検光光は、両ダイクロイック
膜18B,18Rをそのまま透過進行して、前記R光、
B光と同じ光軸方向に進行、射出されることにより、
R,G,B光の色合成が達成される。
【0053】当該合成光は「投射光学系」を構成する投
射レンズ19に入射されて図示しないスクリーン上にフ
ルカラー像として投射される。
【0054】以上が本発明に係る投射型表示装置の構成
である。
【0055】ここで、本発明に係る偏光装置について図
2乃至図4を用いてさらに詳細に説明する。
【0056】図4は、本発明に係る偏光装置の前記第2
レンズ板3、PBSアレイ4ならびに1/2波長板7を
当該部材の射出面側から眺めた斜視図を示している。
【0057】第2レンズ板3のレンズ3aは、前記のよ
うに横8×縦10の配列を有しており、当該レンズ板3
射出面側には、複数のPBS5,6から成るPBSアレ
イ4が接着され、PBS5,6の偏光分離部5a,6a
がすべて平行に配置されるように構成されている。
【0058】このPBS5,6の横幅は、前記レンズ板
3のレンズ3aの横幅の半分の長さであって、PBS5
は前記第2レンズ板3の各レンズ3aの略中央部に一致
するように配置され、PBS6は前記第2レンズ板3の
各レンズ3aの境界部に一致するように配置されてい
る。
【0059】さらに、PBSアレイ4の射出面側には、
1/2波長板7(図4中斜線部分)が接着されている
が、その配置する位置は、当該アレイ4略中央部を除い
て、各レンズ3aの境界部分に一つ置きに配置されたP
BS6の射出面前面に配置されている。
【0060】そして、PBSアレイ4の略中央部におい
ては、第2レンズ板3のレンズ3aの2×2個の4個分
に対応する部分で、PBS5,6複数個に渡って前面に
1/2波長板7が配置されている。
【0061】なお、図4において図示するA−A’線
は、PBSアレイ4と第2レンズ板3を上下方向の略中
央において幅方向に沿って断面する位置を示し、又、B
−B’線は、その上側の部分を幅方向に沿って断面する
位置を示す。
【0062】図2は、前記A−A’線の切断部分を上部
から眺めた本発明に係る偏光装置とコンデンサーレンズ
8、偏光ビームスプリッタ13ならびにライトバルブ1
6を説明した構成図と光線図を示しており、図3は前記
B−B’線の切断部分を上部から眺めた本発明に係る偏
光装置とコンデンサーレンズ8、偏光ビームスプリッタ
13ならびにライトバルブ16を説明した構成図と光線
図を示している。
【0063】これら図2及び図3は、本来ならば図1に
記載のようにR光、G光ならびにB光を説明すべきであ
るが、各色光とも各ライトバルブ16B,16G,16
Rまでの光路長はすべて同じであることより、色分解光
学系の説明は省略し、各ライトバルブ16B,16G,
16Rはライトバルブ16とし、各色光用偏光ビームス
プリッタ13B,13G,13Rは偏光ビームスプリッ
タ13として説明する。
【0064】かかる図2によれば、光源部1から射出さ
れた略平行光の光源光は、前述のように第1レンズ板2
に入射され、当該レンズ板2を構成するレンズ2a(横
8×縦10個から構成されている)によって、当該レン
ズ2aの形成する開口によって複数の光束に分割され、
且つ各分割された光束は当該レンズ2aに対応する第2
レンズ板3を構成するレンズ3aに入射されるわけであ
るが、光源部1の有する特性によって第2レンズ板3の
略中央部を除く外周部においては、図2の最も外側に記
載した第2レンズ板3のレンズ3aに記載のように、当
該レンズ3aには当該レンズ3a中央に集光され、点光
源としての輝点を構成する。
【0065】当該レンズ3aの輝点から射出した光は、
図2に示すように、PBSアレイ4を構成するPBS5
の一つに入射され、当該PBS5を射出するP偏光と、
偏光分離部5aによって反射されるS偏光に偏光分離さ
れる。当該S偏光は隣接するPBS6に入射され、当該
PBS6の偏光分離部6aによって反射されて射出さ
れ、射出面に配置された1/2波長板7によってP偏光
に変換される。これら2つのPBS5,6から射出され
るP偏光は、いずれもコンデンサーレンズ8を経由して
偏光ビームスプリッタ13を経由し、ライトバルブ16
の全体を効率よく照明する。なお、前述のように、偏光
ビームスプリッタ13の偏光分離部は入射偏光に対して
透過させる配置となっているために、前述の説明の通り
となる。
【0066】しかし、前述のように、第2レンズ板3の
略中央部のレンズ3aに対しては、光源ランプ1a等の
影響により、第2レンズ板3の外周部と異なり、そのレ
ンズ3a中央部に輝点は生じず、輝点は広がりを有し、
その広がりはレンズ3aの中心部より周りに高輝度の部
分が発生する。
【0067】本実施の形態においては、図4に示すよう
に、前記第2レンズ板3のレンズ3aの横8×縦10の
配置の内の中央部2×2の部分に関して全部分に、1/
2波長板7を配置した構成となっている。
【0068】そして、図2の光軸に隣接する第2レンズ
板3のレンズ3aに対しては、上記のようにそのレンズ
3aの外周部に輝点が生じることとなるために、当該輝
点から射出した光は、PBS6に入射する。そして、こ
のPBS6の偏光分離部6aを透過したP偏光は、PB
S6の射出部に配置された1/2波長板7を透過してS
偏光に変換されて射出される。また、その偏光分離部6
aにて反射されたS偏光は、隣接のPBS5に入射さ
れ、この偏光分離部5aによって反射され、当該PBS
5射出面には1/2波長板7が配置されているためにP
偏光に変換されて射出される。
【0069】偏光装置を射出したこれらP偏光とS偏光
はコンデンサーレンズ8によって偏光ビームスプリッタ
13に入射され、このうちのP偏光はライトバルブ16
上に照明されることとなる。
【0070】このように従来ならば上記のように大部分
がS偏光として偏光ビームスプリッタ13に入射して廃
棄されてしまうのに対し、本実施の形態においてはその
半分をライトバルブ16への照明光として使用すること
ができる。
【0071】一方、図3には、図4のB−B’線の位置
の切断による、すなわち、第2レンズ板3の前記略中央
部以外の外周部における構成図と光線図を記載した。
【0072】この外周部においては、光源部1のランプ
1a等の影響はあまり受けることはなく、第1レンズ板
2のレンズ2aに入射した光源光は、対応する第2レン
ズ板3のレンズ3aに集光され、当該レンズ3aの略中
央部に輝点を形成する。
【0073】図3には、図2と同様に第2レンズ板3の
外周部における両側と幅方向中心部(第2レンズ板3の
中央部ではない)のレンズ3aについて光線図を示し
た。なお、当該外周部においては、図4に記載のように
1/2波長板7は、第2レンズ板3のレンズ3aの個々
に入射する入射光がそのまま透過する位置に配置された
PBS5の射出面に配置されず、それらに隣接するPB
S6の射出面に配置された構成となっている。
【0074】これによれば、第1レンズ板2の両側のレ
ンズ2aに入射した光源光束は、それに対応する第2レ
ンズ板3のレンズ3aに集光され、当該レンズ3a上に
輝点を構成する。この輝点より射出された光は、当該レ
ンズ3a射出面に配置されたPBSアレイ4のPBS5
に入射され、当該PBS5を透過、射出するP偏光と、
偏光分離部5aにて反射されるS偏光とに偏光分離さ
れ、当該S偏光は隣接PBS6に入射されて、偏光分離
部6aによって反射射出され、当該PBS6射出面に配
置された1/2波長板7によってP偏光に変換されて射
出される。
【0075】また、第1レンズ板2の外周部における幅
方向中心部のレンズ2aに入射する光源光は、前述の第
1レンズ板2の両側と同様に第2レンズ板3の対応した
レンズ3aの略中央部に輝点を形成することから、同様
にそのレンズ3aの背部に形成されたPBSアレイ4の
PBS5に入射され、このPBS5を透過するP偏光
と、反射して隣接するPBS6に入射されるS偏光とに
分離される。そして、このS偏光は、PBS6射出面に
配置された1/2波長板7によってP偏光に変換されて
射出される。
【0076】そして、かかる偏光装置から射出されたP
偏光は、同様にコンデンサーレンズ8によって偏光ビー
ムスプリッタ13を経てライトバルブ16を照明する。
【0077】以上のように、本発明においては、第2レ
ンズ板3の略中央部においては、当該レンズ板3を構成
するレンズ3aの中心部よりその周辺部の方が光量分布
が高い点に鑑み、当該部分背部に配置されるPBSアレ
イ4に配置した1/2波長板7によって、従来方法にお
いては当該部分に対応する箇所から射出される光はライ
トバルブ16を照明させることができなかったのに対し
て、当該部分からの射出光の全部とは言えないが、略半
分の光をライトバルブ16に対して照明光として利用す
ることができる。その結果、当該ライトバルブ16に対
して高輝度の照明を達成することができ、高輝度の投射
像を得ることができるという多大の効果を奏することが
できる。
【0078】なお、本発明において使用した第1レンズ
板2ならびに第2レンズ板3は、それぞれ横8×縦10
個のレンズ2a,3aを有するレンズ板であり、1/2
波長板7配置位置を複数のPBS5,6に連続させた略
中央部の位置は、前記横8×縦10個のレンズ2a,3
aのうちの中央部2×2個の位置としたが、この構成に
限定されるものではない。すなわち、略中央部の位置
は、光軸を中心とする位置で同じであるが、その領域の
大きさはランプの大きさ等に起因するものであって本実
施の形態のこの大きさに限定されない。また、1/2波
長板7がPBS5,6の複数に渡って前面に配置された
略中央部の形状は、上記実施の形態では、四角形であっ
たが、これに限らず、円形や楕円形状等でも良いことは
勿論である。さらに、第1レンズ板2ならびに第2レン
ズ板3を構成するレンズ2a,3aの数も、その配置方
もこの方法に限定されることはない。
【0079】しかも、本実施の形態に示す投射装置で
は、ライトバルブ16R,16G,16Bは、各色光用
偏光ビームスプリッタ13R,13G,13Bを透過し
たP偏光が入射する構成での実施の形態であったが、各
偏光ビームスプリッタ13R,13G,13Bの偏光分
離部を経て反射したS偏光が入射されるように、当該偏
光ビームスプリッタ13R,13G,13B射出面近傍
に各色ライトバルブ16R,16G,16Bを配置する
構成も考えられる。この際には、本実施の形態に係る偏
光照明装置が射出する偏光がS偏光となるように構成す
る必要がある。そのためには、図4に示す、略中央部に
配置した第2レンズ板3の横2×縦2個のレンズ3aに
対応する全領域の1/2波長板7は、そのままの状態と
し、当該領域以外の外周部に一列おきに配置したPBS
アレイ4背部に形成した1/2波長板7形成部と非形成
部を逆にして構成すれば良い。すなわち、図4の略中央
部の斜線部の1/2波長板7はそのままに、外周部の形
成部(斜線部)を非形成部(白抜き部分)とし、非形成
部(白抜き部分)を1/2波長板7形成部とすればよい
のである。
【0080】
【発明の効果】以上説明してきたように、各請求項に記
載された発明によれば、第2レンズ板の略中央部におい
ては、当該レンズ板を構成するレンズの中心部よりその
周辺部の方が光量分布が高い点に鑑み、偏光ビームスプ
リッタアレイの射出面の略中央部では、1/2波長板が
偏光ビームスプリッタアレイを構成する偏光ビームスプ
リッタの射出面の複数個に渡って全面に配置されている
ため、従来方法においては当該部分に対応する箇所から
射出される光はライトバルブを照明することができなか
ったのに対して、当該部分からの射出光の全部とは言え
ないが、略半分の光をライトバルブに対して照明光とし
て利用することができる。その結果、当該ライトバルブ
への高輝度に照明を達成することができ、高輝度の投射
像を得ることができるという多大の効果を奏することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る偏光装置と投射型
表示装置を説明する構成図である。
【図2】同実施の形態に係る偏光装置を説明する略中央
部にて切断した構成図と光線図である。
【図3】同実施の形態に係る偏光装置を説明する外周部
にて切断した構成図と光線図である。
【図4】同実施の形態に係る偏光装置に使用する偏光ビ
ームスプリッタアレイ等の斜視構成図である。
【図5】従来例の偏光照明装置の主要部の拡大図であ
る。
【図6】同従来例の偏光照明装置の主要部における欠点
を説明する図である。
【図7】同従来例の偏光照明装置の全体説明構成図であ
る。
【符号の説明】
1 光源部 2 第1レンズ板 2a 第1レンズ板を構成するレンズ 3 第2レンズ板 3a 第2レンズ板を構成するレンズ 4 PBSアレイ 5,6 PBSアレイを構成するPBS 7 1/2波長板 8 コンデンサーレンズ 9,10,11,15 ダイクロイックミラー(色分解光学系) 12,14 折曲げミラー 13,13R,13G,13B 偏光ビームスプリッタ(検光光学系) 16,16R,16G,16B ライトバルブ 18 クロスダイクロイックプリズム(合成光学系) 19 投射レンズ(投射光学系)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源部と、 複数のレンズを平面的に配置したレンズ板であって、前
    記光源部から射出した光源光を当該複数のレンズの構成
    する開口によって決定される光束に分割する第1レンズ
    板と、 複数のレンズを平面的に有する他のレンズ板であって、
    前記第1レンズ板の複数のレンズがそれぞれ当該他のレ
    ンズ板の複数のレンズ上に輝点を構成する第2レンズ板
    と、 該第2レンズ板の複数のレンズの個々の輝点から射出さ
    れた光が入射され、当該入射光をP偏光とS偏光に偏光
    分離して射出する偏光ビームスプリッタが複数連続して
    構成された偏光ビームスプリッタアレイと、 該偏光ビームスプリッタアレイ射出面側に設けられ、該
    偏光ビームスプリッタアレイによって偏光分離されて射
    出したP偏光とS偏光のうちの一方の偏光を他方の偏光
    に変換させるための1/2波長板とを有する偏光装置に
    おいて、 前記偏光ビームスプリッタアレイの射出面の略中央部で
    は、前記1/2波長板が前記偏光ビームスプリッタアレ
    イを構成する偏光ビームスプリッタの射出面の複数個に
    渡って全面に配置されていることを特徴とする偏光装
    置。
  2. 【請求項2】光源部と、 複数のレンズを平面的に配置したレンズ板であって、前
    記光源部から射出した光源光を当該複数のレンズの構成
    する開口によって決定される光束に分割する第1レンズ
    板と、 複数のレンズを平面的に有する他のレンズ板であって、
    前記第1レンズ板の複数のレンズがそれぞれ当該他のレ
    ンズ板の複数のレンズ上に輝点を構成する第2レンズ板
    と、 該第2レンズ板の複数のレンズの個々の輝点から射出さ
    れた光が入射される複数の偏光ビームスプリッタが連続
    して構成され、当該入射光を前記偏光ビームスプリッタ
    の偏光分離部を透過する第1偏光と、当該偏光分離部に
    て反射され、隣接する偏光ビームスプリッタに入射さ
    せ、当該隣接する偏光ビームスプリッタの偏光分離部に
    よって前記第1偏光と同じ方向に第2偏光を射出させる
    偏光ビームスプリッタアレイと、 該偏光ビームスプリッタアレイ射出面側に設けられ、該
    偏光ビームスプリッタアレイによって偏光分離されて射
    出した第1偏光及び第2偏光のうちの一方を他方の偏光
    に変換させるための1/2波長板とを有する偏光装置に
    おいて、 前記偏光ビームスプリッタアレイの射出面の略中央部で
    は、前記1/2波長板が前記偏光ビームスプリッタアレ
    イを構成する偏光ビームスプリッタの射出面の複数個に
    渡って全面に配置されていることを特徴とする偏光装
    置。
  3. 【請求項3】光源部を含む偏光装置と、 該偏光装置から射出するP偏光またはS偏光をR光、G
    光ならびにB光に分解する色分解光学系と、 該色分解光学系による各色光を各色光の信号によって変
    調して射出させる各色光毎に配置されたライトバルブ
    と、 該各色光のライトバルブの射出光から変調光を検光する
    検光光学系と、 該検光光学系による各色検光光を色合成する合成光学系
    と、 該合成光学系による合成光を投射する投射光学系と、を
    有する投射型表示装置において、 前記偏光装置は、 光源部と、 複数のレンズを平面的に配置したレンズ板であって、前
    記光源部から射出した光源光を当該複数のレンズの構成
    する開口によって決定される光束に分割する第1レンズ
    板と、 複数のレンズを平面的に有する他のレンズ板であって、
    前記第1レンズ板の複数のレンズがそれぞれ当該他のレ
    ンズ板の複数のレンズ上に輝点を構成する第2レンズ板
    と、 該第2レンズ板の複数のレンズの個々の輝点から射出さ
    れた光が入射され、当該入射光をP偏光とS偏光に偏光
    分離して射出する偏光ビームスプリッタが複数連続して
    構成された偏光ビームスプリッタアレイと、 該偏光ビームスプリッタアレイ射出面側に設けられ、該
    偏光ビームスプリッタアレイによって偏光分離されて射
    出したP偏光とS偏光のうちの一方の偏光を他方の偏光
    に変換させるための1/2波長板とを有する偏光装置で
    あって、 前記偏光ビームスプリッタアレイの射出面の略中央部で
    は、前記1/2波長板が前記偏光ビームスプリッタアレ
    イを構成する偏光ビームスプリッタの射出面の複数個に
    渡って全面に配置されている偏光装置であることを特徴
    とする投射型表示装置。
  4. 【請求項4】光源部を含む偏光装置と、 該偏光装置を射出するP偏光またはS偏光をR光、G光
    ならびにB光に分解する色分解光学系と、 該色分解光学系による各色光を各色光の信号によって変
    調して射出させる各色光毎に配置されたライトバルブ
    と、 該各色光のライトバルブの射出光から変調光を検光する
    検光光学系と、 該検光光学系による各色検光光を色合成する合成光学系
    と、 該合成光学系による合成光を投射する投射光学系と、を
    有する投射型表示装置において、 前記偏光装置は、 光源部と、 複数のレンズを平面的に配置したレンズ板であって、前
    記光源部から射出した光源光を当該複数のレンズの構成
    する開口によって決定される光束に分割する第1レンズ
    板と、 複数のレンズを平面的に有する他のレンズ板であって、
    前記第1レンズ板の複数のレンズがそれぞれ当該他のレ
    ンズ板の複数のレンズ上に輝点を構成する第2のレンズ
    板と、 該第2レンズ板の複数のレンズの個々の輝点から射出さ
    れた光が入射される複数の偏光ビームスプリッタが連続
    して構成され、当該入射光を前記偏光ビームスプリッタ
    の偏光分離部を透過する第1偏光と、当該偏光分離部に
    て反射され、隣接する偏光ビームスプリッタに入射さ
    せ、当該隣接する偏光ビームスプリッタの偏光分離部に
    よって前記第1偏光と同じ方向に第2偏光を射出させる
    偏光ビームスプリッタアレイと、 該偏光ビームスプリッタアレイ射出面側に設けられ、該
    偏光ビームスプリッタアレイによって偏光分離されて射
    出した第1偏光及び第2偏光のうちの一方を他方の偏光
    に変換させるための1/2波長板とを有する偏光装置で
    あって、 前記偏光ビームスプリッタアレイの射出面の略中央部で
    は、前記1/2波長板が前記偏光ビームスプリッタアレ
    イを構成する偏光ビームスプリッタの射出面の複数個に
    渡って全面に配置されている偏光装置であることを特徴
    とする投射型表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004310103A (ja) * 2003-04-04 2004-11-04 Lg Electron Inc 反射型照明光学系
JP2005107511A (ja) * 2003-09-08 2005-04-21 Sony Corp 画像投射装置

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