JPH11115315A - 光学情報記録媒体とその製造方法、及びこの媒体を用いた情報の記録再生方法 - Google Patents

光学情報記録媒体とその製造方法、及びこの媒体を用いた情報の記録再生方法

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JPH11115315A
JPH11115315A JP10225945A JP22594598A JPH11115315A JP H11115315 A JPH11115315 A JP H11115315A JP 10225945 A JP10225945 A JP 10225945A JP 22594598 A JP22594598 A JP 22594598A JP H11115315 A JPH11115315 A JP H11115315A
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JP10225945A
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English (en)
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Mayumi Uno
真由美 宇野
Noboru Yamada
昇 山田
Katsumi Kawahara
克巳 河原
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザー光が単波長であっても変調度が大き
く、高密度の情報の記録再生が可能であって、繰り返し
記録特性にも優れた光学情報媒体を提供する。 【解決手段】 光学的に透明な基板1、ZnSとSiO
2とを含む保護層2、Ge・Cr・Nからなる拡散防止
層7、Ge・Sb・Teの3元素を含む特定組成の記録
層3、Ge・Cr・Nからなる拡散防止層8、及びAl
合金の反射層5を備えた媒体を用い、波長650nmの
レーザー光を所定のパワーレベル間を変動させながら情
報の記録再生を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザー光線等の
光学的手段を用い、高密度、高速度での情報の記録再生
が可能な光学記録情報媒体とその製造方法、及びこの媒
体を利用する光学情報の記録再生方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】情報を大容量に記録でき、高速での再生
及び書き換えが可能な媒体として、光磁気記録媒体や相
変化型記録媒体が知られている。これら可搬性に優れた
大容量記録媒体は、高度情報化社会において今後ますま
す需要が増すと考えられる。また、アプリケーションの
高機能化や、扱う映像情報の高性能化に伴い、さらなる
高容量化、高速度化が望まれている。
【0003】これらの光記録媒体は、レーザー光を局所
的に照射することにより生じる記録材料の光学特性の違
いを記録として利用したものである。例えば光磁気記録
媒体では、磁化状態の違いにより生じる、反射光偏光面
の回転角の違いを記録に利用している。相変化型記録媒
体は、特定波長の光に対する反射光量が結晶状態と非晶
質状態とで異なることを記録に利用している。相変化型
記録媒体は、レーザーの出力パワーを変調させることに
より記録の消去と上書きの記録とを同時に行うことがで
きるため、高速で情報信号の書き換えが可能であるとい
う利点を有する。
【0004】光記録媒体の層構成の例を図5及び図6に
示す。
【0005】基板101には、ポリカーボネート、ポリ
メチルメタクリレート(PMMA)等の樹脂、ガラス等
が用いられる。基板には、レーザー光線を導くための案
内溝が形成される場合もある。
【0006】記録層103には、光学特性の異なる状態
間を変化し得る材料が用いられ、例えば、書き換え型の
相変化型光記録媒体の場合には、Te、Seを主成分と
するカルコゲナイド系材料等が用いられる。
【0007】保護層102、104、106は、記録層
材料の酸化、蒸発や変形を防止するといった記録層の保
護機能を担う。また、その膜厚を調節することによっ
て、光学媒体の吸収率や、記録部分と消去部分との間の
反射率差の調節が可能となるため、媒体の光学特性の調
節機能も担っている。保護層を構成する材料の条件とし
ては、上記目的を満たすばかりでなく、記録材料や基板
との接着性が良いこと、保護層自身がクラックを生じな
い耐候性の良い膜であることが不可欠である。
【0008】保護層の材料としては、ZnS等の硫化
物、SiO2、Ta25、Al23等の酸化物、Si3
4、AlN等の窒化物、SiON、AlON等の窒酸化
物、炭化物、フッ化物等の誘電体、あるいはこれらの適
当な組み合わせが提案されている。従来、特に適用され
てきた材料は、膜応力が小さく記録層との付着性にも優
れているZnS−SiO2である。
【0009】図5の例のように、一般に、保護層10
2、104は記録層の両側に配置される。また、図6に
示したように、保護層102、106を二層とし、この
二層の保護層に異なる材料を用いることにより、基板と
の接着性や情報の繰り返し記録特性を改善する提案もな
されている。
【0010】記録層103上には、保護層104を介し
て反射層105が設けられている。反射層105は、放
熱効果や記録層による効果的な光吸収を目的として設け
られるが、必須の層ではない。反射層には、Au、A
l、Cr等の金属、又はこれら金属の合金が用いられ
る。
【0011】また、図中では省略したが、光学情報記録
媒体の酸化やほこり等の付着の防止を目的として、反射
層105の上にオーバーコート層を設けた構成、あるい
は紫外線硬化樹脂を接着剤として用い、ダミー基板を張
り合わせた構成が、一般には用いられている。
【0012】記録層103に用いられる材料のうち、G
e−Sb−Te系材料は書き換えの特性や耐候性にも優
れており、従来より研究開発が盛んに進められている。
【0013】例えば、特開昭61−89889号公報に
は、Ge(1-x)Sb4xTe(1-5x)(但し、0<x<1)
により表される記録材料が開示されている。この記録材
料は、光ビームの照射によるアモルファス状態から結晶
状態への相変化によって、大きな反射率変化を示す。ま
た、この記録材料は、結晶化転移温度が低く、結晶化に
必要な光エネルギーも小さいために、記録の高感度化を
可能とするものである。しかし、ここでは、結晶状態と
アモルファス状態との相変化を伴う情報信号の繰り返し
記録については考慮されていない。
【0014】また、特開昭62−53886号公報に
は、(SbxTe(1-x)yGe(1-y)(但し、x=0.05
〜0.7、y=0.4〜0.8)により表される記録材
料が開示されている。また、この材料からなる記録層へ
のレーザー光線の照射によって、透過率が減少するとい
う変化が引き起こされる例が開示されている。しかし、
ここでも、上記変化が可逆的か否かについて、また記録
消去の繰り返しについては検討されていない。
【0015】また、特開昭62−196181号公報に
は、Ge−Sb−Te系の記録材料を用いて記録の書き
換えを行う技術が開示されている。ここでは、Ge23
46Te31を中心とする組成のGeSbTe層を形成
し、その上にSiO2、AlN等の保護層を被着させ、
照射する半導体レーザ光(830nm)のパワーを変え
ることにより、反射率を可逆的に変化し得ることが開示
されている。しかし、ここでも、繰り返し記録について
は検討されていない。また、レーザー波長が680nm
以下となるような短波長化に対応して、記録層の組成を
限定するという記載もない。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、Ge−
Sb−Teを主成分とする材料を記録層として用いる場
合、レーザー光の波長が短くなるとともに、アモルファ
ス状態における光学定数と結晶状態における光学定数と
の差が小さくなり、反射率差等の光学特性差が小さくな
ってしまう。この結果、信号の変調度が小さくなって書
き込み可能な密度が限られてしまうという課題があっ
た。
【0017】従来より、Ge−Sb−Te系の記録膜材
料として一般的に用いられている組成は、化学量論組成
Ge2Sb2Te5の近傍の組成にSbを適量添加した組
成である。化学量論組成に近い組成であれば、当然それ
だけで、記録の繰り返し特性にも優れていると考えられ
てきたからである。一方、信号の変調度を大きくするた
めに、GeTe−Sb2Te3ライン上においてGeTe
側の組成を用いた場合、確かにアモルファス状態での光
学定数と結晶状態での光学定数との差を大きくとること
はできる。しかし、このように化学量論組成よりもGe
Te側の組成を用いると記録の繰り返し特性が劣化す
る。これは、上記化学量論組成から離れた組成を用いた
ことに起因すると一般には考えられてきた。
【0018】本発明は、上記課題を解決し、高密度記録
のためにレーザー光を短波長化しても、変調度が大きく
効果的な記録再生が可能であり、かつ繰り返し特性にも
優れている光学情報記録媒体とその製造方法、及びこの
光学情報記録媒体を用いた情報の記録再生方法を提供す
ることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の光学情報記録媒体は、光学特性が可逆的に
変化する記録層と、前記記録層に接する拡散防止層とを
含み、前記記録層が、少なくともGe、Te及びSbの
3元素を含有し、前記3元素の組成比が、GeTeSb
三元組成図において、A(Ge50Te50)・B(Ge
22.5Sb22.0Te55.5)・C(Ge17.0Sb41.5Te
41.5)・D(Ge48.0Sb26.0Te26.0)・E(Ge65
Te35)で囲まれる範囲内(但し、各元素記号の後の数
値は原子%を示す。)にあり、前記拡散防止層が、酸化
物、窒化物、窒酸化物、炭化物及びフッ化物から選ばれ
る少なくとも1つを主成分として含むことを特徴とす
る。
【0020】これにより、アモルファス部と結晶部との
光学特性差を大きくとることが可能となり、かつ情報記
録の繰り返し回数が優れた媒体を得ることが可能とな
る。
【0021】この記録媒体は、記録層に用いる材料の組
成を、従来多用されてきた化学量論組成Ge2Sb2Te
5近傍の組成とは異なる前記領域の組成とし、同時に、
この組成を有する記録層と、前記特定の成分を有する拡
散防止層とを組み合わせることにより、光学特性差を大
きくとり、同時に記録の繰り返し特性も良好としたもの
である。このように、本発明によれば、従来好ましいと
考えられてきた組成とは異なる組成を有する記録層と、
硫黄のように拡散しやすい成分を主成分としない拡散防
止層とを併用することにより、レーザー光を短波長化し
ても変調度が大きく効果的な繰り返し記録が可能な記録
媒体を実現することができる。
【0022】また、本発明の光学情報記録媒体の製造方
法は、光学特性が可逆的に変化する記録層を成膜する工
程と、前記記録層に接する拡散防止層を成膜する工程と
を含み、前記記録層を、少なくとも、Ge、Te及びS
bの3元素が含まれ、その組成比がGeTeSb三元組
成図において、上記A・B・C・D・Eの範囲内にある
ターゲットを用いたスパッタリングにより成膜し、前記
拡散防止層を、酸化物、窒化物、窒酸化物、炭化物及び
フッ化物から選ばれる少なくとも1つを主成分として含
む層として成膜することを特徴とする。
【0023】これにより、アモルファス部と結晶部の光
学特性差が大きく、かつ繰り返し記録特性に優れた媒体
の製造が可能となる。
【0024】さらに、本発明の情報の記録再生方法は、
光学特性が可逆的に変化する記録層と、前記記録層に接
する拡散防止層とを含み、前記記録層が、少なくともG
e、Te及びSbの3元素を含有し、前記3元素の組成
比が、GeTeSb三元組成図において、上記A・B・
C・D・Eの範囲内にあり、前記拡散防止層が、酸化
物、窒化物、窒酸化物、炭化物及びフッ化物から選ばれ
る少なくとも1つを主成分として含む光学的情報記録媒
体を用いた情報の記録再生方法であって、光学系により
微小スポットに絞りこんだレーザー光の照射により前記
記録層のうちの局所的な一部分がアモルファス状態へと
可逆的に変化しうるアモルファス状態生成パワーレベル
をP1、前記レーザー光の照射により結晶状態へと可逆
的に変化しうる結晶状態生成パワーレベルをP2、前記
1、P2のいずれのパワーレベルよりも低く、前記レー
ザー光の照射によって前記記録層の光学的状態が影響を
受けず、かつその照射によって記録の再生のために十分
な反射が得られる再生パワーレベルをP3としたとき、
前記レーザー光のパワーをP1とP2との間で変動させる
ことにより情報の記録、消去又は上書き記録を行い、パ
ワーレベルP 3のレーザー光を照射することにより情報
の再生を行うことを特徴とする。
【0025】これにより、上記光学情報記録媒体の特性
を利用した、記録の高密度での記録再生、及び書き換え
が可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て具体的に説明する。
【0027】本発明の光学情報記録媒体の一形態とし
て、光ディスクの層構成の例を図1に示す。図1に示し
たように、この光ディスクには、基板1上に、保護層
2、第1の拡散防止層7、記録層3、第2の拡散防止層
8、反射層5がこの順に積層されている。
【0028】拡散防止層7、8は、記録層3とこれに隣
接する層との間の原子の拡散を防止するために設けられ
ている。図1に示した形態では、拡散防止層7、8が記
録層3の両面に接するように形成されている。しかし、
拡散防止層は、記録層3のいずれか一方の面にのみ接す
るように形成してもよい。拡散防止層を1層のみ設ける
場合には、熱の負荷が大きい記録層界面、即ちマーク形
成又は消去時における温度上昇がより高い記録層界面に
設けることが好ましい。この界面は、レーザー光線の入
射側であることが多い。ただし、記録層と保護層との間
の原子拡散をより効果的に抑制するためには、拡散防止
層を両側に設けることが好ましい。また、拡散防止層の
拡散防止効果は、保護層中に硫黄又は硫化物が含まれて
いる場合に特に顕著となる。
【0029】なお、本発明の光学情報記録媒体は、上記
のような層構成に限定されるものではなく、種々の層構
成に適用できる。このような層構成としては、例えば、
図1に示した層構成において、拡散防止層8と反射層5
との間に他の材料(例えば第2の保護層)からなる層を
設けた構成、保護層2を全て拡散防止層7の材料で置き
換えた構成、基板1と保護層2との間に新たな層を設け
た構成、反射層5を二層とする構成、反射層5を二層と
する構成等が挙げられる。
【0030】基板1としては、ポリカーボネート、PM
MA等の樹脂、ガラス等を用いることができる。基板に
は、レーザー光線を導くための案内溝を形成してもよ
い。
【0031】保護層2は、記録膜の保護、基板との接着
性向上、媒体の光学特性の調節等ののために設けられ
る。保護層2の材料としては、ZnS等の硫化物、Si
2、Ta25、Al23等の酸化物、GeN、Si3
4、AlN等の窒化物、GeON、SiON、AlON
等の窒酸化物、炭化物、フッ化物等の誘電体、あるいは
これらの適当な組み合わせ(例:ZnS−SiO2)等
を用いることができる。
【0032】反射層5としては、Au、Al、Cr、N
i等の金属、又はこれら金属の合金が用いられる。
【0033】記録層3としては、Ge、Sb及びTeを
主成分とする材料が用いられ、その組成比はGeTeS
b三元組成図において、図2に示す組成点、A(Ge50
Te50)・B(Ge22.5Sb22.0Te55.5)・C(Ge
17.0Sb41.5Te41.5)・D(Ge48.0Sb26.0Te
26.0)・E(Ge65Te35)で囲まれる範囲内の材料が
用いられる。
【0034】図2に示した範囲内よりもGe量が多い
と、記録材料の結晶化温度が上がり結晶化しにくくなる
ため、効果的な書き換えという点で好ましくない。ま
た、上記範囲よりもSb量が多いと、アモルファス状態
での安定性が増し過ぎるため、結晶状態への状態変化が
容易ではなくなる。また、上記範囲内よりGe量が少な
いと、アモルファス状態と結晶状態との変調度を大きく
とることが困難となる。
【0035】記録層の材料の組成比は、図2に示す組成
点、A(Ge50Te50)・B(Ge22.5Sb22.0Te
55.5)・F(Ge18.0Sb37.6Te44.4)・E(Ge65
Te35)で囲まれる範囲内にあることがさらに好まし
い。
【0036】記録層中にはAr、Kr等のスパッタリン
グガス成分やH、C、H2O等が不純物として含まれる
ことがある。また、種々の目的のために記録層の主成分
GeSbTe材料に他の物質を微量(約10原子%以
下)添加する場合もあり得る。しかし、このような微量
成分を含んでいても、本発明の目的を疎外しない限り、
本発明の記録層に含まれる。
【0037】記録層3の膜厚は、5nm以上25nm以
下であることが好ましい。膜厚を5nm未満とすると、
記録材料が層状になりにくいためであり、膜厚を25n
mより厚くすると、記録層面内での熱拡散が大きくなっ
て高密度で記録を行った際に隣接消去(クロスイレー
ス)が生じ易くなるためである。
【0038】拡散防止層7、8は、酸化物、窒化物、窒
酸化物、炭化物又はフッ化物を主成分とする材料から構
成される。拡散防止層は、硫黄や硫化物を含まない層で
あることが好ましい。特に限定されないが、例えば、酸
化物としてはSi、Al、Cr、Ta等の酸化物を、窒
化物としてはGe、Cr、Si、Al、Nb、Mo、F
e、Ti、Zr等の窒化物を、窒酸化物としてはGe、
Cr、Si、Al、Nb、Mo等の窒酸化物を、炭化物
としてはCr、Si、Al、Ti、Ta、Zr等の炭化
物を用いることができる。また、これらの適当な混合物
を用いてもよい。なお、記録層と同様、拡散防止層は、
10原子%以下の不純物等他の成分を含んでいても構わ
ない。
【0039】いずれにせよ、拡散防止層の材料として
は、記録層と拡散を起こしにくい材料、又は記録層に拡
散した場合でも記録層の光学変化を妨げにくい材料を用
いることが好ましい。また、記録層との接着性に優れた
材料を用いることが好ましい。
【0040】このような拡散防止層7、8の材料として
は、GeN、GeON、GeXN又はGeXON(但
し、XはIIIa族元素、IVa族元素、Va族元素、VIa
族元素、VIIa族元素、VIII族元素、Ib族元素、IIb
族元素及びCから選ばれる少なくとも1つの元素)を主
成分とする材料が挙げられる。このようなGe含有材料
を含むGe含有層を用いると、優れた繰り返し特性を得
ることができる。
【0041】元素Xは、GeN膜又はGeON膜の耐候
性向上を主な目的として添加される。Xは、Ti、V、
Cr、Mn、Cu、Zn、Zr、Nb、Mo、Pd、A
g、Cd、Hf、Ta、W、Fe、Co、Ni、Y、L
a及びAuから選ばれる少なくとも1つであることが好
ましい。Xは、Cr、Mo、Mn、Ti、Zr、Nb、
Ta、Fe、Co、Ni、Y及びLaから選ばれる少な
くとも1つであることがさらに好ましく、Cr、Mo、
Mn、Ni、Co及びLaから選ばれる少なくとも1つ
であることが特に好ましい。
【0042】Xの添加により媒体の耐久性が向上するの
は、明確に確認されたわけではないが、添加されたXが
拡散防止層中への水分の侵入を抑制するためであると考
えられる。考えうるメカニズムの一つは、GeN又はG
eON層中に存在するGe−N結合が高温高湿度条件下
でGe−O又はGe−OH結合へと変化し、腐食しやす
い状態になっていたものが、比較的酸化しやすいXの添
加により、Geの酸化又は水酸化の現象が抑制されると
いうものである。GeN又はGeON層中に存在したG
eの結合手が、Xの添加によってその生成を抑制され、
これによりGe−OH結合の形成が抑制されている可能
性も考えられる。Xとして、Cr、Mo、Mn、Ti、
Zr、Nb、Ta、Fe、Co、Ni、Y、La(特に
Cr、Mo、Mn、Ni、Co、La)が好ましいの
は、このような理由によるものと考えられる。
【0043】拡散防止層7、8は、(Ge1-xxab
c(但し、Xは、上記に示した元素であり、0≦x<
1、0<a<1、0≦b<1、0<c<1、a+b+c
=1である。)で表され、その組成比が、(GeX)、
O、Nの三元組成図において、図3に示す組成点、G
((GeX)90.010.0)・H((GeX)
35.065.0)・I((GeX)31.155.113.8)・J
((GeX)83.413.33.3)で囲まれた範囲内にあ
ることが好ましく、同じく図2に示す組成点K((Ge
X)65.035.0)・H((GeX)35.065.0)・I
((GeX)31.155.113.8)・L((GeX)53.9
36.99.20)で囲まれた範囲内にあることがさらに好
ましい。ここで(GeX)はGeとXとの合計量を指
す。
【0044】上記範囲が好ましいのは、窒素又は酸素と
結合していない余剰のGe又はX、あるいはGe又はX
と結合していない余剰の窒素又は酸素が少なくなるから
である。余剰の原子は、記録層へと拡散し、記録層の光
学変化を妨げる要因となる。
【0045】第1の拡散防止層7は記録繰り返し時に熱
の負荷を受けやすいため、この層における上記組成比
は、KLHIの範囲(換言すれば、上記三元組成図にお
けるGe34−GeO2ライン付近の化学量論に近い組
成範囲)にあることが好ましい。一方、第2の拡散防止
層8の組成比は、記録層との密着性を考慮すると、余剰
のNやOがないほうが好ましい。従って、上記Ge34
−GeO2ラインよりややGeX側であることが好まし
い。
【0046】このように、第1の拡散防止層7が(Ge
1-mmabc(a>0、b≧0、c>0、0<m<
1、好ましくは0<m≦0.5)で表される組成を有
し、記録層を挟んで反対側の第2の拡散防止層8が(G
1-nndef(d>0、e≧0、f>0、0<n
<1、好ましくは0<n≦0.5)で表される組成を有
する場合に、m<nであることが好ましい。また,拡散
防止層を基板と接して設ける場合には、基板と拡散防止
層との密着性を向上させるため、拡散防止層中に酸素を
含めた材料を用いるか、あるいは拡散防止層の基板界面
における酸素含有量を増加させることが好ましい。
【0047】余剰の原子を少なくするという観点から
は、拡散防止層7、8に含有される(GeX)の組成比
は、Xの含有量がGeとXとの合計量に対して50原子
%以下(即ち、Ge1-kkにおいて0<k≦0.5)で
あることが好ましい。同様の理由から、Xの含有量はG
eとXとの合計量に対して40原子%以下、特に30原
子%以下であることがさらに好ましい。一方、Xの含有
量はGeとXとの合計量に対して10原子%以上である
ことが好ましい。Xの含有量が10原子%よりも少ない
と、物質Xの添加効果が顕著でなくなる場合があるから
である。
【0048】拡散防止層の膜厚は1nm以上であること
が好ましい。膜厚を1nm未満とすると拡散防止層とし
ての効果が低下するからである。拡散防止層の膜厚の上
限としては、例えば記録層よりもレ−ザ光の入射側の拡
散防止層については、当該記録層を記録又は再生できる
レ−ザ光強度が得られる範囲である。なお、レ−ザ光強
度は、レ−ザパワー又は適用する記録層の材料に応じて
適宜設定される。
【0049】なお、拡散防止層7、8や保護層2中に
も、記録層3と同様、Ar、Kr等のスパッタリングガ
ス成分やH、C、H2O等が不純物として含まれていて
も構わない。
【0050】次に、本発明の光学情報記録媒体の製造方
法について述べる。
【0051】上記光学情報記録媒体を構成する多層膜を
作製する方法としては、スパッタリング法、真空蒸着、
CVD等の方法が可能であるが、ここではスパッタリン
グ法を用いた例を説明する。図4にその成膜装置の一例
の概略図を示す。
【0052】真空容器9には排気口15を通して真空ポ
ンプ(図示省略)が接続され、真空容器9内を高真空に
保つことができるようになっている。ガス供給口14か
らは、一定流量のAr、窒素、酸素、又はこれらの混合
ガスを供給することができる。基板10は、これを自公
転させるための駆動装置11に取り付けられている。ス
パッタリングターゲット12は、それぞれ陰極13に接
続されている。ターゲットの形状は、例えば直径10c
m厚さ6mm程度のディスク状である。陰極13は、ス
イッチを通して直流電源又は高周波電源に接続されてい
る(図示省略)。また、真空容器9を接地することによ
り、真空容器9及び基板10が陽極として利用される。
【0053】記録層3は、GeTeSbターゲットを用
いたスパッタリング法により成膜することができる。タ
ーゲットの平均組成比は、GeTeSb三元組成図にお
いて、図2に示す上記組成点、A・B・C・D・E、さ
らに好ましくはA・B・F・Eで囲まれる範囲内が好ま
しい。
【0054】このような装置を用いて実施される光学情
報記録媒体の製造工程においては、記録層3を成膜する
工程の直前及び/又は直後に、拡散防止層が成膜され
る。
【0055】拡散防止層7、8を成膜する場合には、反
応性スパッタリング法を用いると良好な膜質の膜が得ら
れる。スパッタリングターゲットには、GeとXとの合
金やGeとXとの混合物を用いることが好ましい。また
ターゲットにはさらに窒素を含ませてもよい。例えば、
拡散防止層としてGeCrNを形成する場合には、Ge
Crタ−ゲット、又はこれにさらにNを含ませたターゲ
ットを用いることができる。また、成膜ガス(スパッタ
リングガス)としては希ガスと窒素(N2)との混合ガ
スを用いることが好ましい。成膜ガスには、N2O、N
2、NO、N2、これらの混合体等の窒素原子を含むガ
スと希ガスとの混合ガスを用いてもよい。また、膜が硬
質に過ぎる場合や膜応力が大きい場合には、微量の酸素
を成膜ガス中に混合することが好ましい。良好な膜質が
得られる場合があるからである。成膜ガスの全圧力は
1.0mTorr以上であることが好ましい。
【0056】また、反応性スパッタリングにより窒化物
を成膜する場合は、窒素分圧を、成膜ガス全圧力の10
%以上とすることが好ましい。窒素分圧が低すぎると窒
化物を形成することが困難となり、所望組成の窒化物を
形成し難くなるからである。なお、窒素分圧の好ましい
上限値は、安定な放電が得られる範囲、例えば60%程
度である。
【0057】また、拡散防止層を基板と接して設ける場
合には、拡散防止層中の基板界面を成膜する際の成膜ガ
スに酸素を含ませることが好ましい。
【0058】次に、以上のようにして得た本発明の光学
情報記録媒体の記録再生、消去の方法について述べる。
【0059】信号の記録再生、消去には、半導体レーザ
ー光源と、対物レンズを搭載した光ヘッドと、レーザー
光を照射する位置を所定の位置へと導くための駆動装置
と、トラック方向及び膜面に垂直な方向の位置を制御す
るためのトラッキング制御装置及びフォーカシング制御
装置と、レーザーパワーを変調するためのレーザー駆動
装置と、媒体を回転させるための回転制御装置とを用い
る。
【0060】信号の記録および消去は、光学系により微
小スポットに絞りこんだレーザー光を、回転制御装置を
用いて回転させた媒体へ照射することにより行う。レー
ザー光の照射により記録層の局所的な一部分がアモルフ
ァス状態へと可逆的に変化しうるアモルファス状態生成
パワーレベルをP1、同じくレーザー光の照射により結
晶状態へと可逆的に変化しうる結晶状態生成パワーレベ
ルをP2とし、レーザーパワーをP1とP2の間で変動さ
せることにより、記録マーク又は記録消去部分が形成さ
れて、情報の記録、消去又は上書き記録が行われる。パ
ワーレベルP1のレーザー光は、パワーレベルをP1とP
2の間で変動させて形成した2以上のパルスからなるパ
ルス列により照射することが好ましい。但し、このよう
ないわゆるマルチパルスを用いないパルスにより照射し
てもよい。
【0061】また、前記P1、P2のいずれのパワーレベ
ルよりも低く、そのパワーレベルでのレーザー照射によ
って記録マークの光学的な状態が影響を受けず、かつそ
の照射によって媒体から記録マークの再生のために十分
な反射が得られるパワーレベルを再生パワーレベルP3
とし、パワーレベルP3のレーザー光を照射することに
より得られる媒体からの信号を検出器で読みとり、情報
信号の再生を行う。
【0062】各種条件は例えば以下の通りである。レー
ザー光の波長は650nm、用いる対物レンズの開口数
は0.60、信号方式は(8−16)変調方式とし、最
短ビット長は0.28μm、レーザー光のトラック方向
の走査速度(線速度)は12m/sとする。トラックピ
ッチは1.20μm、即ち0.60μmごとに溝部(グ
ルーブとも称される)とランド部(溝部と溝部との間)
とが交互に形成される基板を用いる。勿論、溝部とラン
ド部との幅の比が1:1とはならない基板を用いてもよ
い。
【0063】本発明の光学情報記録媒体の記録再生の条
件は、上記条件に限定されるものではない。本発明の媒
体は、波長680nm以下のレーザー光を適用できるば
かりではなく、最短ビット長が0.40μm/bit以
下及び/又はトラックピッチが1.40μm以下という
高密度の記録に利用することができる。加えて、レーザ
ー光走差のトラック方向の線速度が8m/s以上という
高速の記録にも利用できる。
【0064】ここで、最短ビット長は、案内溝方向に沿
って測定される記録マークの最短長であり、トラックピ
ッチは、案内溝と垂直方向における溝部とランド部との
幅の合計の媒体表面全域における平均値である。
【0065】このように、上記記録再生方法において
は、用いるレーザー光の波長は680nm以下であるこ
とが好ましい。これはレーザー光のスポットサイズが一
般に波長に比例して大きくなるため、680nmより大
きい波長のレーザー光を用いた場合、高密度での記録が
不利になるためである。
【0066】また、溝方向の記録の最短ビット長は0.
40μm/bit以下であることが好ましい。これ以下
の記録密度、即ち最短ビット長が0.40μm/bit
より長い記録密度での記録も可能であるが、本発明によ
る媒体を用いた場合、溝方向の記録の最短ビット長が
0.40μm/bit以下での記録、消去が可能になる
ため、より大容量の媒体を得ることが可能になるためで
ある。
【0067】また、上記記録再生方法においては、レー
ザー光照射のトラック方向の走査速度(線速度)は8m
/s以上であることが好ましい。本発明による媒体では
高密度記録が可能になるため、より高性能の媒体を実現
するためには高密度化と同時に高速での記録再生を行う
ことが好ましい。高密度記録が可能となると、映像、画
像情報等の大容量ファイルを扱うことが容易となるが、
このような場合、同時に転送レートの速さが求められる
からである。もっとも、低速度での記録再生を行っても
よく、早い転送レートが必要でなければ、例えば8m/
s以下の線速度で記録再生を行っても構わない。また、
レーザ光が青色波長領域での記録再生を行う場合等、さ
らに高密度での記録を行うために低い線速度でも十分な
転送レートが得られる場合には、線速度が低い条件を用
いることができる。
【0068】また、案内溝の溝部分とランド部分の両方
で情報信号の記録、再生及び消去を行う、いわゆるラン
ド・グループ記録が大容量化に好ましいことは言うまで
もない。この際は、クロストーク、クロスイレースが生
じないように、案内溝の深さや形状、媒体の反射率構成
等を調整する必要がある。さらに、トラックピッチが
1.40μm以下であることが好ましい。トラックピッ
チが1.40μmを超えても記録は可能であるが、1.
40μm以下の溝を用いた高密度記録により、高密度化
の効果はより顕著となる。
【0069】
【実施例】次に、実施例を示すことにより、本発明をよ
り詳細に説明する。
【0070】本発明の実施例の一つとして、図1と同様
の構成を有する光学情報記録媒体を作製した。
【0071】ここで、基板1としては、厚さ0.6m
m、直径120mmのディスク状ポリカーボネート樹脂
を用いた。また、保護層2としてはZnSにSiO2
20mol%混合した材料を、反射層5としてはAu
を、拡散防止層7、8としてはGeCrNを用いた。記
録層3の組成はGe30Sb17Te53とした。この記録媒
体を媒体(1)とする。
【0072】比較のために、拡散防止層7、8としてG
eCrN層を設けるが記録層組成を従来組成Ge21Sb
25Te54とした場合の媒体を媒体(2)、拡散防止層を
設けない図5と同様の構成において保護層102、10
4をZnSに20mol%のSiO2を混合した材料と
し、記録層3をGe30Sb17Te53とした場合の媒体を
(3)、同じく拡散防止層を設けない図5と同様の構成
において記録層3の組成を従来組成Ge21Sb25Te54
とした場合の媒体を媒体(4)とした。
【0073】媒体(1)〜(4)の各層の膜厚は以下の
とおりとした。すなわち、記録層3の膜厚は15nmで
共通とし、反射層5は30nmで共通とした。媒体
(1)及び(2)に関しては、拡散防止層7、8の膜厚
はそれぞれ10nm、20nm、保護層2は120nm
とし、記録層の組成以外の条件を同一とした。同様に、
媒体(3)及び(4)に関しては、保護層102を13
0nm、保護層104を20nmし、記録層の組成以外
の条件を同一とした。
【0074】なお、保護層2の膜厚については、用いる
レーザー光の波長をλ、保護層2の光学定数をnとし
て、λ/(2n)の整数倍だけ膜厚を増した場合でも同
様の光学特性を得ることができる場合がある。但し、こ
れは基板1から入射したレーザー光が記録層3に至るま
での光の吸収が十分に小さく、記録層での光の吸収の妨
げとならない範囲においてのみ可能である。
【0075】なお、各層の形成には図4と同様の成膜装
置を使用した。
【0076】記録層3及び保護層2を成膜する際は、A
rに窒素を2.5%混合したガスを、全圧がそれぞれ
1.0mTorr、0.5mTorrとなるように一定
の流量で供給し、陰極にそれぞれDC1.27W/cm
2、RF5.10W/cm2のパワーを投入して行った。
反射層5を成膜する際は、Arガスを全圧3.0mTo
rrになるように供給し、DC4.45W/cm2のパ
ワーを投入して行った。なお、スパッタガス中の希ガス
としては、Ar以外にもKr等のスパッタ可能なガスを
用いることができる。
【0077】GeCrN層を成膜する際は、ターゲット
材料をGeCrとし、GeCrN膜中に含有されるCr
原子数のGe原子数に対する比率は20原子%となるよ
うにした。拡散防止層7、8を成膜する際のスパッタガ
スは、Arと窒素との混合ガス、スパッタガス圧は10
mTorr、スパッタガス中の窒素分圧は40vol%、
スパッタパワー密度は6.37W/cm2で全て共通と
した。
【0078】媒体(1)及び(2)で用いた記録膜組成
での光学定数を測定した結果、波長650nmでの結晶
状態での光学定数を媒体(1)、(2)でそれぞれnc
1−ikc1、nc2−ikc2、アモルファス状態での光
学定数をそれぞれna1−ika1、na2−ika2とし
たとき、△n1=nc1−na1=0.5、△k1=kc1
−ka1=2.3、△n2=nc2−na2=0.2、△k
2=kc2−ka2=1.5となった。なお、測定は、石
英基板上に15nmの記録層を成膜したサンプルを用い
て分光光度計を使用して行った。
【0079】この結果より、媒体(1)の記録層の組成
が、媒体(2)の組成よりも光学特性差を大きくとれる
ことがわかる。媒体(1)で用いた組成よりさらにGe
Te側の組成を用いると、さらに大きい変調度を得るこ
とが可能である。高密度記録のために十分な変調を得る
ためには、記録層が結晶状態であるときとアモルファス
状態であるときの屈折率の差をΔn、吸収係数の差をΔ
kとしたとき、Δn≧0.25、Δk≧1.70の条件
を満たしていることが好ましい。
【0080】以上(1)〜(4)の媒体を評価した結果
を表1に示す。特性評価は、記録マークのC/N比、及
び記録の繰り返し特性について実施した。記録再生は波
長650nmのレーザー光線を用いて行った。
【0081】C/N比の評価は、線速12m/s、(8
−16)変調方式での最短マークである3Tが0.41
μmとなる密度(最短ビットが0.28μm/bitと
なる密度)で3Tマークの記録を溝部とランド部につい
て行い、溝部とランド部での飽和C/N比の平均値が5
0dBを越えたものをA、50dB未満47dB以上で
あったものをB、47dBより小さかったものをCとし
た。
【0082】記録の繰り返し特性は、同じく(8−1
6)変調方式により最短マーク長が0.41μmとなる
場合について3Tから11Tの長さのマークを溝部に記
録し、マークの前端間及び後端間のジッター値をウィン
ドウ幅Tで割った値(以下、単に「ジッター値」とい
う)の、繰り返し記録後での増加分を評価することによ
り行った。即ち、10万回の繰り返し記録後で、10回
記録時のジッター値と比較して、前端間、後端間ジッタ
ー値の増加分の平均が3%以下であるものをA、3%よ
り大きく5%以下であったものをB、5%より大きかっ
たものをCとして示した。
【0083】
【表1】
【0084】表1の結果より、媒体(1)及び(3)の
ように、記録層組成としてGeTeリッチの組成を用い
た場合、記録マークのC/N比を大きくとることが可能
となることがわかる。しかし、拡散防止層を設けていな
い媒体(3)の場合、繰り返し記録の特性が好ましくな
い。記録膜組成をGeTeリッチ組成とし、かつ、拡散
防止層を設けた媒体(1)において、十分な変調度と良
好な繰り返し特性とが実現できた。
【0085】次に、記録層3の組成をGe27Sb20Te
53、Ge35Sb13Te52、Ge40Sb9Te51、Ge27
Sb25Te48、Ge35Sb20Te45、Ge30Sb30Te
40とした媒体を作製した。これらの媒体を、それぞれ媒
体(5)、(6)、(7)、(8)、(9)、(10)
とする。媒体の層構成は、媒体(1)と同様とし、記録
層3の膜厚は12nm、反射層5としてはAlCr層を
30nm、拡散防止層7としてはGeCrN層を20n
m設けた。保護層2はZnSにSiO2を20mol%
混合した材料を用い、拡散防止層8はGeCrNとし
た。保護層2、拡散防止層8の膜厚については、溝部と
ランド部とでの光学的位相差が小さく、かつ結晶部とア
モルファス部との反射率差を十分大きくとれるように、
それぞれの記録層組成の場合について適宜調節した。
【0086】また、拡散防止層7をGeN、拡散防止層
8をZrCとした以外は媒体(1)と同じ構成を有する
媒体を媒体(11)、同様に拡散防止層7をGeNi
N、拡散防止層8をCrCとした以外は(1)と同様の
媒体を媒体(12)とする。
【0087】また、拡散防止層7、8ともにSiO2
した点を除いては、媒体(1)と同じ構成を有する媒体
を媒体(13)、拡散防止層7、8ともにCr23とし
た点を除いては、媒体(1)と同じ構成を有する媒体を
媒体(14)とした。
【0088】さらに、基板1と保護層2との間にAuか
らなる層を10nm設け、保護層2を77nm、拡散防
止層8を50nmとした以外は媒体(1)と同じ構成を
有する媒体を媒体(15)とする。また、記録層3を1
2nm、保護層2を40nm、拡散防止層8を77n
m、反射層5を40nmとした以外は媒体(1)と同様
に作製した媒体を媒体(16)とする。
【0089】以上の媒体(5)〜(16)について特性
評価を行った結果を表2に示す。
【0090】
【表2】
【0091】表2に示したように、いずれの場合でも媒
体(2)〜(4)と比較して、良好なC/N比と繰り返
しの特性が得られることがわかる。
【0092】媒体(1)〜(14)は、アモルファス状
態での反射率が結晶状態の反射率より低く、媒体(1
5)、(16)はアモルファス状態での反射率が結晶状
態の反射率より高くなるように作製した。後者の反射率
構成を有する媒体は、アモルファス部の吸収率をAa、
結晶部の吸収率をAcとしたとき、Ac/Aaを1より
大きいある一定の範囲に保つと消去特性が向上するとい
う、いわゆる吸収補正が可能な構成を設計しやすいとい
う大きな利点がある。しかし、このときアモルファス部
と結晶部の反射率の和が、前者の反射率構成を有する場
合に比べて大きくなるため、信号再生時のノイズが増加
しやすいという不利な点もある。前者の反射率構成の場
合、このような欠点は生じにくい。この他の構成とし
て、結晶状態とアモルファス状態で反射率が等しく、位
相差が大きくなるように媒体を構成することも可能であ
る。
【0093】さらに、図1の構成において、記録層3の
組成をGe30Sb19Te51、記録層の膜厚を10nm、
反射層5をAu10nm、拡散防止層7、8をともにC
rON10nmとした点を除いては、媒体(1)と同一
とした媒体(17)を作製した。
【0094】この媒体について、上記と同様に、レーザ
ー光の波長を650nmとして、C/N比及び繰り返し
特性についての評価を行った。記録条件は、線速8m/
s、線密度は(8−16)変調方式での最短マークであ
る3Tマークが0.41μmとなる密度、即ち最短ビッ
トを0.28μm/bitとした。C/Nの評価は、適
正パワーで溝部とランド部に3Tマークを記録し、この
3T信号のC/N値を測定することにより行った。この
結果、溝部、ランド部ともにC/N値が53dB以上の
高い値を得ることができた。
【0095】また、繰り返し記録特性について、上記と
同様に線速度、線密度の条件でランダム信号を記録し、
上記と同様に10万回繰り返し記録後でのジッター値の
増加分を測定した。その結果、ジッターの増加分は3%
以下であり、線速を8m/sとした上記記録条件におい
ても良好な繰り返し記録特性を得ることができた。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
GeSbTe記録層をその組成比がGeTeSb三元組
成図において、A(Ge50Te50)・B(Ge22.5Sb
22.0Te55.5)・C(Ge17.0Sb41.5Te41.5)・D
(Ge48.0Sb26.0Te26.0)・E(Ge65Te35)で
囲まれる範囲内となるように形成し、かつ、記録層に接
して少なくとも一方の側に、酸化物、窒化物、窒酸化
物、炭化物又はフッ化物を主成分とする拡散防止層を設
けることにより、レーザー光が短波長であっても記録材
料の光学特性差が大きく、かつ情報信号の記録消去の繰
り返し特性においても優れた光情報記録媒体を得ること
が可能となる。
【0097】また、本発明の光学情報記録媒体の製造方
法によれば、上記の特性を有する光学情報記録媒体を効
率よく製造することが可能となる。
【0098】さらに、本発明の光学情報記録媒体の記録
再生方法によれば、高密度での情報の記録再生、書き換
えが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光学情報記録媒体の積層構成の一例
を示した概略断面図である。
【図2】 本発明の記録層の組成範囲及び好ましい組成
範囲を示すGeTeSb三元組成図である。
【図3】 本発明の拡散防止層の好ましい組成範囲を示
す(GeX)ON三元組成図である。
【図4】 本発明の光学情報記録媒体の成膜装置の一例
を示した断面概略図である。
【図5】 従来の光学情報記録媒体の積層構成の一例を
示した概略断面図である。
【図6】 従来の光学情報記録媒体の積層構成の別の例
を示した概略断面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 保護層 3 記録層 4 保護層 5 反射層 6 保護層 7 拡散防止層 8 拡散防止層 9 真空容器 10 基板 11 基板駆動装置 12 ターゲット 13 陰極 14 ガス供給口 15 排気口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 7/24 533 G11B 7/24 533N 534 534J 7/26 531 7/26 531

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学特性が可逆的に変化する記録層と、
    前記記録層に接する拡散防止層とを含み、 前記記録層が、少なくともGe、Te及びSbの3元素
    を含有し、前記3元素の組成比がGeTeSb三元組成
    図において、A(Ge50Te50)・B(Ge22.5Sb
    22.0Te55.5)・C(Ge17.0Sb41.5Te41.5)・D
    (Ge48.0Sb26.0Te26.0)・E(Ge65Te35)で
    囲まれる範囲内(但し、各元素記号の後の数値は原子%
    を示す。)にあり、 前記拡散防止層が、酸化物、窒化物、窒酸化物、炭化物
    及びフッ化物から選ばれる少なくとも1つを主成分とし
    て含むことを特徴とする光学情報記録媒体。
  2. 【請求項2】 記録層の膜厚が5nm以上25nm以下
    である請求項1に記載の光学情報記録媒体。
  3. 【請求項3】 拡散防止層に接する保護層をさらに含む
    請求項1または2に記載の光学情報記録媒体。
  4. 【請求項4】 拡散防止層の膜厚が1nm以上である請
    求項1〜3のいずれかに記載の光学情報記録媒体。
  5. 【請求項5】 拡散防止層が、Ge含有層である請求項
    1〜4のいずれかに記載の光学情報記録媒体。
  6. 【請求項6】 Ge含有層が、GeN、GeON、Ge
    XN及びGeXON(但し、XはIIIa族元素、IVa族
    元素、Va族元素、VIa族元素、VIIa族元素、VIII族
    元素、Ib族元素、IIb族元素及びCから選ばれる少な
    くとも1つの元素である。)から選ばれる少なくとも1
    つを主成分とする請求項5に記載の光学情報記録媒体。
  7. 【請求項7】 Ge含有層が、(Ge1-xxabc
    (但し、Xは、上記と同様の元素であり、0≦x<1、
    0<a<1、0≦b<1、0<c<1、a+b+c=1
    である。)で表され、その組成比が、(GeX)、O、
    Nの三元組成図において、G((GeX)90.010.0
    ・H((GeX)35.065.0)・I((GeX)31.1
    55.113.8)・J((GeX)83.413.33.3)で囲
    まれる範囲内(但し、各元素記号の後の数値は原子%を
    示す。)にある請求項6に記載の光学情報記録媒体。
  8. 【請求項8】 Ge含有層におけるGeとXとの組成比
    が、Ge1-kk(但し、0≦k≦0.5)で表される請
    求項6または7に記載の光学情報記録媒体。
  9. 【請求項9】 Xが、Ti、V、Cr、Mn、Cu、Z
    n、Zr、Nb、Mo、Pd、Ag、Cd、Hf、T
    a、W、Fe、Co、Ni、Y、La及びAuから選ば
    れる少なくとも1つの元素である請求項6〜8のいずれ
    かに記載の光学情報記録媒体。
  10. 【請求項10】 Xが、Cr、Mo、Mn、Co、Ni
    及びLaから選ばれる少なくとも1つの元素である請求
    項9に記載の光学情報記録媒体。
  11. 【請求項11】 記録層が、結晶状態とアモルファス状
    態との間を可逆的に変化しうる層であり、前記結晶状態
    であるときの反射率が、前記アモルファス状態であると
    きの反射率よりも低い請求項1〜10のいずれかに記載
    の光学情報記録媒体。
  12. 【請求項12】 光学特性が可逆的に変化する記録層を
    成膜する工程と、前記記録層に接する拡散防止層を成膜
    する工程とを含み、 前記記録層を、少なくとも、Ge、Te及びSbの3元
    素が含まれ、その組成比がGeTeSb三元組成図にお
    いて、A(Ge50Te50)・B(Ge22.5Sb22.0Te
    55.5)・C(Ge17.0Sb41.5Te41.5)・D(Ge
    48.0Sb26.0Te26.0)・E(Ge65Te35)の範囲内
    (但し、各元素記号の後の数値は原子%を示す。)にあ
    るターゲットを用いたスパッタリングにより成膜し、 前記拡散防止層を、酸化物、窒化物、窒酸化物、炭化物
    及びフッ化物から選ばれる少なくとも1つを主成分とし
    て含む層として成膜することを特徴とする光学情報記録
    媒体の製造方法。
  13. 【請求項13】 記録層を、希ガスと窒素とを含む混合
    ガス中で成膜する請求項12に記載の光学情報記録媒体
    の製造方法。
  14. 【請求項14】 光学特性が可逆的に変化する記録層
    と、前記記録層に接する拡散防止層とを含み、 前記記録層が、少なくともGe、Te及びSbの3元素
    を含有し、前記3元素の組成比がGeTeSb三元組成
    図において、A(Ge50Te50)・B(Ge22.5Sb
    22.0Te55.5)・C(Ge17.0Sb41.5Te41.5)・D
    (Ge48.0Sb26.0Te26.0)・E(Ge65Te35)で
    囲まれる範囲内(但し、各元素記号の後の数値は原子%
    を示す。)にあり、 前記拡散防止層が、酸化物、窒化物、窒酸化物、炭化物
    及びフッ化物から選ばれる少なくとも1つを主成分とし
    て含む光学情報記録媒体を用いた情報の記録再生方法で
    あって、 光学系により微小スポットに絞りこんだレーザー光の照
    射により前記記録層のうちの局所的な一部分がアモルフ
    ァス状態へと可逆的に変化しうるアモルファス状態生成
    パワーレベルをP1、前記レーザー光の照射により結晶
    状態へと可逆的に変化しうる結晶状態生成パワーレベル
    をP2、前記P1、P2のいずれのパワーレベルよりも低
    く、前記レーザー光の照射によって前記記録層の光学的
    状態が影響を受けず、かつその照射によって記録の再生
    のために十分な反射が得られる再生パワーレベルをP3
    としたとき、前記レーザー光のパワーをP1とP2との間
    で変動させることにより情報の記録、消去又は上書き記
    録を行い、パワーレベルP 3のレーザー光を照射するこ
    とにより情報の再生を行うことを特徴とする情報の記録
    再生方法。
  15. 【請求項15】 レーザー光の波長が680nm以下で
    ある請求項14に記載の情報の記録再生方法。
  16. 【請求項16】 レーザー光照射の線速度を8m/s以
    上とする請求項14または15に記載の情報の記録再生
    方法。
  17. 【請求項17】 光学情報記録媒体が、レーザー光を走
    査するための案内溝を有し、前記レーザー光により記録
    される記録マークの前記案内溝に沿った方向における最
    短ビット長を0.40μm/bit以下とする請求項1
    4〜16のいずれかに記載の情報の記録再生方法。
  18. 【請求項18】 光学情報記録媒体が、レーザー光を走
    査するための案内溝を有し、前記案内溝と、前記案内溝
    の間のランド部との両方に記録マークを形成し、前記案
    内溝に垂直な方向における前記案内溝と前記ランド部と
    の幅の和の平均を1.40μm以下とする請求項14〜
    17のいずれかに記載の情報の記録再生方法。
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