JPH11112795A - 画像処理システム - Google Patents

画像処理システム

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JPH11112795A
JPH11112795A JP9265649A JP26564997A JPH11112795A JP H11112795 A JPH11112795 A JP H11112795A JP 9265649 A JP9265649 A JP 9265649A JP 26564997 A JP26564997 A JP 26564997A JP H11112795 A JPH11112795 A JP H11112795A
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image
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JP9265649A
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English (en)
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Masahiko Yamada
雅彦 山田
Kazuo Shimura
一男 志村
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Priority to EP98116366A priority patent/EP0901104B1/en
Priority to EP03000066A priority patent/EP1363241A3/en
Priority to EP03000063A priority patent/EP1336934A3/en
Priority to EP03000064A priority patent/EP1329849A3/en
Priority to US09/144,522 priority patent/US6512841B2/en
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformations in the plane of the image
    • G06T3/40Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting
    • G06T3/4007Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting based on interpolation, e.g. bilinear interpolation

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像処理システムにおいて、ユーザーが所望
とする拡大率または縮小率で画像情報出力装置から出力
される画像が、出力先のレスポンス特性に依存しない標
準特性であって、拡縮処理されない場合におけるレスポ
ンス特性と略同一特性の画像とする。 【解決手段】 いずれの画像情報入力装置10から入力さ
れた画像情報に対して、標準化手段31により、出力先の
画像情報出力装置20のレスポンス特性を予め設定された
標準的な特性に変換処理し、レスポンス特性変動算出手
段32が、拡縮率に応じた拡縮処理に伴う補間処理の内容
を示すフィルター係数に基づいて、レスポンス特性の変
動成分を求め、補正手段33が、この変動成分を補正する
ように、標準的な特性の基準の下における画像情報を周
波数強調処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理システムに
関し、詳細には、画像情報入力装置および画像情報出力
装置が接続された画像処理システムの改良に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より医療分野においては、X線等を
利用した種々の診断用画像生成装置(モダリティ)が利
用されており、CR(コンピューテッド・ラジオグラフ
ィ)装置、CT(コンピューター断層像撮影)装置、M
RI(磁気共鳴像撮影)装置等が実用に供されている。
そしてこれらの各モダリティにより生成された画像は、
CRTディスプレイに表示され、またはLP(レーザー
プリンター)等によりフイルムに出力される等して、医
療現場において、病巣や傷害の有無、その内容の把握な
どの診断に利用されている。
【0003】ここで、CR装置とは、放射線を照射する
とこの放射線のエネルギーの一部が蓄積され、その後、
可視光やレーザー光等の励起光を照射すると蓄積された
放射線エネルギーに応じた輝尽発光を示す蓄積性蛍光体
(輝尽性蛍光体)を利用して、人体等の被写体の放射線
画像情報を一旦、シート状の蓄積性蛍光体(蓄積性蛍光
体シート)に記録し、この蓄積性蛍光体シートをレーザ
ー光等の励起光で走査して輝尽発光光を生じせしめ、得
られた輝尽発光光を光電的に電気信号として読み取って
画像信号を得る放射線画像記録読取システムを意味し、
近年は広く普及し、実用に供されている。なお、後述す
るネットワークに接続される際のCR装置の態様として
は、上述したような放射線画像記録読取システム全体と
してのみでなく、最終的に読み取った画像信号(画像情
報)をネットワークに入力させることができる、例えば
放射線画像情報読取装置単体であってもよい。
【0004】ところで近年の通信技術、コンピューター
技術の高度化に伴い、病院内においてもコンピュータを
用いた各種ネットワークが構築されており、従来はスタ
ンドアローンでのみ使用されていた上述の各モダリティ
も画像情報入力装置として、またCRTディスプレイや
LPは画像情報出力装置として、それぞれネットワーク
の一部を構成するようになっている。
【0005】一方、これらの画像情報入力装置(画像生
成装置)や画像情報出力装置は元来単独で使用されるこ
とを前提として製作されていたため、これらの各装置間
で画像情報を入出力する際の画像情報の形式に互換性は
無かったが、ネットワーク化技術の進展に伴い、この問
題も解決されつつある。
【0006】しかし、上述の各装置間で画像情報を入出
力する際の画像情報の形式の互換性が確立され、複数種
類の画像入力モダリティや複数の画像情報出力装置をネ
ットワークの構成要素とすることが可能となった場合に
おいても、同一種類の画像情報出力装置間でさえ、各装
置はそれぞれその製造メーカーや型式またはバージョン
(改良の世代数)ごとに特有のレスポンス関数(CT
F、MTF)を有するため、同一種類の2つの画像情報
出力装置に同一の画像情報を入力しても、それらの画像
情報出力装置の製造メーカーが異なること等に起因し
て、それら2つの画像情報出力装置から出力される画像
は、レスポンスが異なったものとなる。
【0007】そしてこの画質の差異は見た目の印象の差
異となり、正確な診断の妨げとなる虞がある。
【0008】そこで本願出願人は、所定の画像情報が、
いずれの前記画像情報出力装置に出力された場合におい
ても、出力先の画像情報出力装置のレスポンス特性に依
存せずに予め設定された標準特性に依存した画像情報が
画像情報出力装置から出力されるように、所定の画像情
報に対して、出力先のレスポンス特性および前記標準特
性に応じた変換処理を施す変換処理手段を備えた画像処
理システムを提案している(特願平9-234400号)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、出力先のレス
ポンス特性に依存しないように画像情報を予め処理する
上記画像処理システムにおいては、さらにユーザーの指
定する拡大率で画像を拡大しまたは縮小率で画像を縮小
して出力したいという要望が生じうる。
【0010】そこで、標準特性に依存した画像情報に対
して拡大処理または縮小処理(両者を併せて以下、「拡
縮処理」と称する。)を施すことが考えられる。
【0011】しかしこのような拡縮処理を施された画像
情報は、上記標準特性から変動したものとなり、上記画
像処理システムの効果を十分得ることができない。
【0012】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
って、画像情報入力装置と画像情報出力装置とが接続さ
れ、ユーザーが所望とする拡大率または縮小率で画像情
報出力装置から出力される画像が、出力先のレスポンス
特性に依存しない標準特性であって、拡縮処理されない
場合におけるレスポンス特性と略同一特性の画像とする
ことができる画像処理システムを提供することを目的と
するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の画像処理システ
ムは、拡縮処理によるレスポンス特性の変動を補正する
ように、画像情報を周波数強調処理(平滑化処理も含
む)し、または、画像情報を標準化手段により変換処理
する処理パラメータ(フィルター係数等によるものも含
む)を補正し、または、この画像情報の拡縮処理に伴う
補間処理のパラメーター(フィルター係数等によるもの
も含む)を補正するものである。
【0014】すなわち本発明の第1の画像処理システム
は、少なくとも1種類の画像情報入力装置および少なく
とも1種類の画像情報出力装置が接続された画像処理シ
ステムであって、画像情報が、出力先の画像情報出力装
置が有するレスポンス特性に依存せずに、予め設定され
た標準的なレスポンス特性に依存した画像として該画像
情報出力装置から出力されるように、該画像情報に対し
て該画像情報出力装置のレスポンス特性に応じた変換処
理を施す標準化手段と、前記画像情報出力装置から出力
される画像が所望の拡大率で拡大処理され、または所望
の縮小率で縮小処理された場合における、該画像の、前
記標準的なレスポンス特性からの変動成分を求めるレス
ポンス特性変動算出手段と、前記変動成分を補正するよ
うに、前記画像情報に対して周波数強調処理を施す補正
手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0015】ここで画像情報入力装置としては、例えば
CR装置、CT装置、MRI装置、RI装置、超音波画
像装置等がある。
【0016】また画像情報出力装置としては、CRTデ
ィスプレイやLPなどがある。
【0017】さらにレスポンス特性とは、レスポンス関
数(CTF、MTF)で表される空間周波数応答特性を
意味する。
【0018】また、所望の拡縮率が拡縮処理を行う拡縮
手段は、本発明の各画像処理システムが備えていてもよ
いし、または画像情報出力装置が有していてもよい。画
像情報出力装置が拡縮手段を有している場合は、レスポ
ンス特性変動算出手段がこの拡縮手段による拡縮処理の
内容を規定する情報を画像情報出力装置から受け取る構
成とするために、さらに拡縮処理情報入力手段を備える
のが望ましい。この場合、拡縮処理の内容を規定する情
報としては例えば、拡縮処理を構成する補間処理の内容
を規定するパラメーター(フィルター係数等を含む)な
どを適用することができる。なお、補間処理の内容と
は、補間演算方式(1次補間、2次ラグランジェ補間、
3次Bスプライン補間、3次Cubic スプライン補間等)
とその演算におけるフィルター係数などが適用される。
【0019】出力先の画像情報出力装置に依存しない標
準特性とは、例えば、個別のCRTディスプレイのレス
ポンス特性に依存するのではなく、標準的に設定された
レスポンス特性を意味する。
【0020】具体的には、出力先の画像情報出力装置つ
いてのレスポンス特性および標準特性をそれぞれレスポ
ンス関数MTF1out 、MTF1sys としたとき、画像
情報に対して、レスポンス補正項α(=MTF1sys
MTF1out )に基づいた周波数強調処理を施すことに
より、適用することができる(特願平9-234400号参
照)。
【0021】標準化手段としては例えば、画像情報の出
力先の画像情報出力装置のレスポンス特性を検出するレ
スポンス特性検出手段と、当該画像情報出力装置から出
力される画像情報の、該画像情報出力装置のレスポンス
特性への依存性を解消させるレスポンス特性キャンセル
処理手段と、レスポンス特性への依存性が解消された画
像情報を、画像情報出力装置の種類ごとにまたは画像情
報出力装置の全体として統一的に予め設定された標準特
性に依存した画像情報に変換処理する標準化処理手段と
からなるもの等を適用すればよい。
【0022】ここでレスポンス特性検出手段によるレス
ポンス特性の検出方法としては、例えば出力先の画像情
報出力装置からレスポンス特性を特定する要素を受け取
ればよい。この場合、レスポンス特性を特定する要素と
しては、その特性を直接規定するプロファイル情報やパ
ラメータ情報(フィルター係数等)であってもよいし、
画像処理システムに、画像情報出力装置ごとのプロファ
イル情報等を予め記憶させた構成を採用した場合は、そ
の画像情報出力装置自体を特定する情報であってもよ
い。
【0023】また、レスポンス特性キャンセル処理手段
によるレスポンス特性への依存性を解消させる処理とし
ては、例えば以下に示す方法により達成される。
【0024】すなわち、レスポンス特性検出手段が検出
したレスポンス特性Fに基づいて、レスポンス特性キャ
ンセル処理手段は、この検出したレスポンス特性Fが所
定の変換特性Gの逆変換G-1となるような変換特性Gを
求め、画像情報に対して、この変換特性Gによる変換処
理(説明の便宜上、以下、逆変換処理という)を施す。
【0025】次いで、標準化処理手段が、この変換特性
Gによる逆変換処理を施された画像情報に対して、予め
設定された標準特性にしたがった変換処理を施す。
【0026】このようにして得られた画像情報は、標準
特性に依存したものであるとともに、上記変換特性Gに
依存したものとなるが、出力先の画像情報出力装置のレ
スポンス特性F(=G-1)による変換処理を受けること
により、上記逆変換処理に係る変換特性Gとこのレスポ
ンス特性Fとが相殺されて、当該画像情報出力装置から
出力される画像は、レスポンス特性Fには依存せず、上
記標準特性に依存したものとなる。
【0027】なお、上記逆変換処理は、レスポンス特性
検出手段により検出されたレスポンス特性Fに基づいて
当該逆変換Gのプロファイル等を規定するテーブル(逆
変換テーブル)を、レスポンス特性Fを検出する都度作
成したうえで行ってもよいし、予めそのテーブルを記憶
しておいて行ってもよい。
【0028】また上記標準化手段による変換処理として
は、上述したような逆変換処理を経ずに標準特性に直接
に変換処理するようにしてもよい。すなわち、レスポン
ス特性MTF1out とMTF1sys との差分αを求め、
処理の対象となる画像情報に対して2次元フーリエ変換
を施して画像情報を空間周波数領域に変換し、この変換
された画像情報に対して、上記差分αに基づく周波数強
調処理を施し、その後に逆フーリエ変換を施すようにし
てもよい。
【0029】なお、周波数領域における上記強調処理に
代えて、実空間領域において、アンシャープマスクフィ
ルター等の実空間フィルターを用いて強調(または平滑
化)処理を行うようにしてもよい。
【0030】ただし、実空間フィルターを用いる強調処
理は、全ての空間周波数帯域で強調または平滑化という
補正を行うことは事実上不可能であるため、画像情報出
力装置が例えばCRTディスプレイの場合は、画像情報
(画像)をディスプレイ上で表示したときの視覚特性を
考慮して、画像を観察する一般的な観察条件(例えば、
観察位置は表示画像から50cm離隔した位置等)で最も視
覚レスポンスが高くなる周波数帯域を主として補正する
等の措置を採るようにすればよい。従って、そのような
視覚特性や観察特性等を、画像情報出力装置から受け、
または係る特性を予め保持する等の手段を備えたものと
することができる。ただし、視覚特性は観察者ごとに個
体差があるため、一般的な視覚特性を代表値として設定
する他、観察者ごとに設定できるようにしてもよい。
【0031】上記アンシャープマスクフィルターを用い
た補正方法を適用する場合は、画像処理システムまたは
画像情報出力装置に、そのアンシャープマスクフィルタ
ーを規定するフィルター係数を表す参照テーブルまたは
変換テーブルを備えた構成とし、標準化処理手段にその
テーブルにより得られたフィルター係数を入力して補正
処理を行うようにすればよい。また標準化処理手段を、
その構成の一部として、そのようなテーブルを備えたも
のとしてもよいことはいうまでもない。
【0032】また上記標準特性は常に固定されたものに
限らず、所望のものに変更可能としてもよい。
【0033】本発明の第1の画像処理システムにおける
補正手段による周波数強調処理は種々の方法を適用する
ことができる。すなわち、前述した標準化手段による標
準化の過程で適用した、画像情報をフーリエ変換し、周
波数領域で上記差分を無くすように補正し、さらに逆フ
ーリエ変換して画像領域に戻すようにしてもよいし、非
鮮鋭マスク(いわゆるボケマスク)等の実空間フィルタ
ーを用いた周波数処理(特公昭62−62373 号等)を適用
してもよい。
【0034】上記本発明の第1の画像処理システムは、
その補正手段が画像情報を直接に周波数強調処理するの
に対して、本発明の第2の画像処理システムは、補正手
段が、標準化手段による変換処理の処理パラメータ(フ
ィルター係数等によるものも含む)を補正するものであ
る。
【0035】すなわち本発明の第2の画像処理システム
は、少なくとも1種類の画像情報入力装置および少なく
とも1種類の画像情報出力装置が接続された画像処理シ
ステムであって、画像情報が、出力先の画像情報出力装
置が有するレスポンス特性に依存せずに、予め設定され
た標準的なレスポンス特性に依存した画像として該画像
情報出力装置から出力されるように、該画像情報に対し
て該画像情報出力装置のレスポンス特性に応じた変換処
理を施す標準化手段と、前記画像情報出力装置から出力
される画像が所望の拡大率で拡大処理され、または所望
の縮小率で縮小処理された場合における、該画像の、前
記標準的なレスポンス特性からの変動成分を求めるレス
ポンス特性変動算出手段と、前記変動成分を補正するよ
うに、前記標準化手段による前記変換処理の内容を規定
するパラメーターを補正する補正手段とを備えたことを
特徴とするものである。
【0036】ここで標準化手段による変換処理の内容を
規定するパラメーターとは、本発明の第1の画像処理シ
ステムにおいて説明したように、標準化手段がフーリエ
変換および逆フーリエ変換を適用するものである場合
は、前述した変換特性Gを規定するプロファイル情報等
であり、実空間フィルターを適用する場合は、アンシャ
ープマスクフィルターを規定するフィルター係数等であ
る。
【0037】また、本発明の第3の画像処理システム
は、補正手段が、上記拡縮処理に伴う補間処理の内容を
示す補間処理のパラメータ(フィルター係数等によるも
のも含む)を補正するものである。
【0038】すなわち本発明の第3の画像処理システム
は、少なくとも1種類の画像情報入力装置および少なく
とも1種類の画像情報出力装置が接続された画像処理シ
ステムであって、画像情報が、出力先の画像情報出力装
置が有するレスポンス特性に依存せずに、予め設定され
た標準的なレスポンス特性に依存した画像として該画像
情報出力装置から出力されるように、該画像情報に対し
て該画像情報出力装置のレスポンス特性に応じた変換処
理を施す標準化手段と、前記画像情報出力装置から出力
される画像が所望の拡大率で拡大処理され、または所望
の縮小率で縮小処理された場合における、該画像の、前
記標準的なレスポンス特性からの変動成分を求めるレス
ポンス特性変動算出手段と、前記変動成分を補正するよ
うに、前記拡大処理または縮小処理に伴う補間処理の内
容を規定するパラメーターを補正する補正手段とを備え
たことを特徴とするものである。
【0039】ここで拡大処理または縮小処理に伴う補間
処理の内容を規定するパラメーターとは、補間演算方式
の種別(1次補間、2次ラグランジェ補間、3次Bスプ
ライン補間、3次Cubic スプライン補間、鮮鋭度調整可
能のスプライン補間等)とその補間演算用のフィルター
の係数等である。
【0040】なお補間の種類としては、例えば特開平9
-93426号に開示されている、3次Cubic スプライン補間
演算に代表される比較的鮮鋭度の高い補間方法と3次B
スプライン補間に代表される比較的鮮鋭度の低い補間方
法とを組み合わせた補間演算方法(鮮鋭度調整可能のス
プライン補間演算方法)を適用するのが望ましい。
【0041】この鮮鋭度調整可能のスプライン補間演算
方法は、画像情報を構成する多数の原画像データYijに
対して、互いに鮮鋭度の異なる2つの補間画像を得るた
めの下記式(1)および(2)で表される互いに異なる
2つの補間関数f,gにおける前記各画像データYijご
との対応する補間係数Bij、Cijを下記式(3)に示す
ように線形結合して得られた新たな補間係数Aijを有す
る補間関数hによる式(4)にしたがった補間演算を施
すものである。
【0042】 F=ΣBij・Yij (1) g=ΣCij・Yij (2) Aij=(1−α)Bij+αCij (3) h=ΣAij・Yij (4) (ただし、i=1,2,…、j=1,2,…) なお式(3)における係数αは0より小さい範囲または
1より大きい範囲をも含む全実数を採ることができる。
そして補正手段はこの補間係数Bij、Cijとの重みづけ
比率である係数αを補正すればよく、上記2つの補間関
数f,gとしては前述した3次Cubic スプライン補間演
算と3次Bスプライン補間演算とを適用するのが望まし
い。
【0043】
【発明の効果】本発明の第1の画像処理システムによれ
ば、レスポンス特性変動算出手段が、拡縮処理の内容に
基づいて該拡縮処理によるレスポンス特性の変動を予め
求め、補正手段が画像情報に対してこのレスポンス特性
の変動に応じた周波数強調処理(平滑化処理も含む)を
施すことにより、拡縮処理によるレスポンス特性の変動
が補正された画像を、画像情報出力装置から出力させる
ことができる。
【0044】また本発明の第2の画像処理システムによ
れば、レスポンス特性変動算出手段が、拡縮処理の内容
に基づいて該拡縮処理によるレスポンス特性の変動を予
め求め、補正手段が、画像情報を標準化手段により変換
処理する処理パラメータ(フィルター係数等によるもの
も含む)をこのレスポンス特性の変動に応じて補正する
ことにより、拡縮処理によるレスポンス特性の変動が補
正された画像を画像情報出力装置から出力させることが
できる。
【0045】さらに本発明の第3の画像処理システムに
よれば、レスポンス特性変動算出手段が、拡縮処理の内
容に基づいて該拡縮処理によるレスポンス特性の変動を
予め求め、補正手段が、画像情報の拡縮処理に伴う補間
処理のパラメーター(フィルター係数等によるものも含
む)をこのレスポンス特性の変動に応じて補正すること
により、拡縮処理によるレスポンス特性の変動が補正さ
れた画像を画像情報出力装置から出力させることができ
る。
【0046】また上記本発明の各画像処理システムにお
いて、標準化手段が、画像情報の出力先の画像情報出力
装置から出力される可視画像のレスポンス特性を、その
出力先の画像情報出力装置ごとのレスポンス特性の如何
に拘わらず、システムとして統一的に設定された標準特
性に依存したものに変換処理することにより、出力画像
の画質を一義的に定めることができる。したがって、出
力画像の画質に差異が生じることによって診断性能が低
下するのを防止することができる。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像処理システム
の具体的な実施形態について、図面を用いて詳細に説明
する。
【0048】図1は、本発明の画像処理システムが設定
されるオープンネットワーク 100の概念図を示すもので
ある。
【0049】図示のオープンネットワーク 100は、複数
種類の画像入力モダリティ(CR装置11、CT装置12、
MRI装置13、RI装置14、その他の画像入力モダリテ
ィ15)からなる画像情報入力装置10と、複数種類の画像
出力デバイス(CRTディスプレイ21、LP22、その他
の画像出力デバイス23)からなる画像情報出力装置20
と、本発明の第1の画像処理システムの一実施形態30と
が接続されているものである。
【0050】なお、図1に示したネットワーク 100はバ
ス型のものを示しているが、この形態に限らず、スター
型、リング型等種々のネットワーク形態を適用すること
もできる。
【0051】ここでCR装置11には、第1のCR装置11
a 、第2のCR装置11b 、第3のCR装置11c が含ま
れ、CT装置12には、第1のCT装置12a 、第2のCT
装置12b が含まれる。また、CRTディスプレイ21に
は、第1のCRT装置21a 、第2のCRT装置21b が含
まれ、LP22には、第1のLP装置22a 、第2のLP装
置22b が含まれる。さらに、上記第1のCRT装置21a
、第2のCRT装置21b は、例えば製造メーカーが互
いに異なる等に起因して、それぞれ相異なる特有のレス
ポンス関数MTFout で表される空間周波数伝達特性を
有する。
【0052】したがってこれらのCRT21a 、21b に同
一の画像情報を入力した場合にも、各CRT21a 、21b
に出力(表示)される画像情報(画像)は、それぞれ各
CRT21a 、21b の空間周波数伝達特性に依存したもの
となることから、両表示画像の画質は相異なり、この画
質の相違が見た目の印象の差異となる。
【0053】なお、このような空間周波数伝達特性の差
異は、製造メーカーが異なることに起因する他、型式や
バージョンの相違、表示サイズの相違等種々の原因によ
っても生じる。そしてこのCRT21、22の例と同様のこ
とが第1のLP23と第2のLP24との間でも生じ得る。
【0054】次に本実施形態の画像処理システム30の詳
細を図2に示す。図示の画像処理システム30は、いずれ
かの画像情報入力装置10からネットワーク 100に入力さ
れた画像情報を、要求されたいずれかの画像情報出力装
置20に出力するに際して、出力先の画像情報出力装置20
の空間周波数伝達特性MTFout に依存せずに、出力先
の画像情報出力装置の種類ごとに統一的に予め設定され
たシステムの標準特性MTFsys に依存した画像情報
(画像)が画像情報出力装置20から出力されるように、
出力先の空間周波数伝達特性MTFout およびシステム
の標準特性MTFsys に応じた標準化手段31と、出力先
の画像情報出力装置20から出力される画像が所望の拡縮
率で拡縮処理された場合における、その出力画像の、上
記システムの標準特性MTFsys からの変動成分ΔMを
求めるレスポンス特性変動算出手段32と、この変動成分
ΔMを補正するように、画像情報に対して周波数強調処
理を施す補正手段33とを備えた構成である。
【0055】ここで標準化手段31の詳しい作用について
説明する。
【0056】上述したネットワーク 100において、いず
れかの画像情報出力装置20からネットワーク 100に、い
ずれかの画像情報入力手段10からネットワーク 100に入
力された画像情報を出力すべき要求がなされた場合につ
いて、図3を参照して説明する。
【0057】図3(1)は、例えば第1のCRT21a の
空間周波数伝達特性(レスポンス特性)MTFout であ
る。この場合、例えば第1のCRT21a からネットワー
ク 100に、いずれかのCR装置11からネットワーク 100
に入力された画像情報を出力すべき要求がなされ、この
要求にしたがって当該画像情報が第1のCRT21a に出
力され、第1のCRT21a にはこの画像情報を表す可視
画像が表示される。このとき、第1のCRT21a に表示
される可視画像は、ネットワーク 100からの出力先であ
る第1のCRT21の空間周波数伝達特性MTFout に依
存したものとなる。
【0058】一方、第2のCRT21b からネットワーク
100に、CR装置11からネットワーク 100に入力された
画像情報を出力すべき要求がなされ、この要求にしたが
って当該画像情報が第2のCRT21b に出力され、第2
のCRT21b にはこの画像情報を表す可視画像が表示さ
れる。このとき、第2のCRT21b に表示される可視画
像は、ネットワーク 100からの出力先である第2のCR
T21b の空間周波数伝達特性MTFout に依存したもの
となる。
【0059】ここで、第1のCRT21a に表示される可
視画像と第2のCRT21b に表示される可視画像とを比
較すると、これら2つの画像は空間周波数伝達特性MT
out が相違した画像となり、これでは一の画像情報入
力装置10(上記例ではCR装置11)から入力された同一
の画像情報を、同一種類の画像情報出力装置(CRT2
1)に出力したときであっても、その出力先である画像
情報出力装置20の出力デバイス特性(上記例では第1の
CRT21a と第2のCRT21b )ごとに、見た目の印象
が相異なるものとなり、第1のCRT21a によって観察
した結果に基づいて診断した結果と第2のCRT21b に
よって観察した結果に基づいて診断した結果とが異なっ
たものとなる虞がある。
【0060】標準化手段31は、画像情報に対して、画像
情報出力装置20の種類ごとに統一的に設定された標準特
性となるように変換処理をなす。すなわち、CRT21と
いう出力デバイスに対する標準特性とLP22という出力
デバイスに対する標準特性とは相異なるものとして設定
される場合もあるが、第1のCRT21a に対する標準特
性と第2のCRT21b に対する標準特性とは一致し、ま
た第1のLP22a に対する標準特性と第2のLP22b に
対する標準特性とは一致するものとして設定される。
【0061】画像処理システム30の記憶領域には、最終
的に画像情報出力装置20から出力される画像の目標とす
べき空間周波数伝達特性として設定された標準特性MT
sys が出力デバイスの種類ごとに記憶されており、標
準化手段31の一構成要素であるレスポンス特性検出手段
は、画像情報の出力先である第1のCRT21a の空間周
波数伝達特性MTFout (図3(1)参照)を出力先の
画像情報出力装置20(第1のCRT21a )から受ける。
【0062】続いて標準化手段31の他の一構成要素であ
るレスポンス特性キャンセル手段は、空間周波数伝達特
性MTFout に基づいて、この検出した空間周波数伝達
特性MTFout が所定の変換特性Gの逆変換G-1となる
ような変換特性Gを求め、画像情報に対して、この変換
特性Gによる変換処理(説明の便宜上、以下、逆変換処
理という)を施す。
【0063】次いで、標準化手段31の他の一構成要素で
ある標準化処理手段が、この変換特性Gによる逆変換処
理を施された画像情報に対して、予め設定された標準特
性にしたがった変換処理を施す。
【0064】このようにして得られた画像情報は、標準
特性に依存したものであるとともに、上記変換特性Gに
依存したものとなるが、出力先の第1のCRT21a のレ
スポンス特性MTFout (=G-1)による変換処理を受
けることにより、上記逆変換処理に係る変換特性Gとこ
のレスポンス特性MTFout とが相殺されて、第1のC
RT21a から出力される画像は、そのレスポンス特性M
TFout には依存せず、上記標準特性に依存したものと
なる。
【0065】なお上記実施形態においては、画像情報に
対して、一旦、レスポンス特性キャンセル手段により画
像情報出力装置のレスポンス特性を解消する処理を施し
た上で、改めて、標準化処理手段により標準特性にした
がった変換処理を施すものとしたが、本発明の第1の画
像処理システムはこのような形態に限るものではなく、
例えば、標準化手段31が標準特性MTFsys とレスポン
ス特性MTFout との差α(図3(2)参照)を求め
る。
【0066】ここで差αは、目標とする空間周波数伝達
特性(標準特性MTFsys )に対して、劣化している伝
達特性を表している。
【0067】そこで標準化手段31は、画像情報をフーリ
エ変換して空間周波数領域において、レスポンス特性M
TFout を基準(=1.0 )としたときに劣化分αを補充
する空間周波数伝達特性MTFα となるように強調処
理を施し、この強調処理後の画像情報を逆フーリエ変換
して画像領域に戻す。この段階での当該画像情報は、出
力先の第1のCRT21a のレスポンス特性MTFout
予め補正され標準特性MTFsys に依存したものとなっ
ている。
【0068】したがって、この標準化された画像情報が
第1のCRT21a に出力され、当該第1のCRT21a か
ら可視画像として出力される際は、この可視画像は、そ
のレスポンス特性MTFout 分が結合して、特性MTF
out への依存性が解消され、標準特性MTFsys に依存
したものとなる。
【0069】続いてレスポンス特性変動算出手段32の作
用について詳説する。なお、本実施形態においては、画
像情報に対する拡縮処理およびそれに伴う補間処理を行
う拡縮手段は本実施形態の画像処理システム自体が備え
たものであるとする。
【0070】出力先の画像情報出力装置20から出力され
る画像に対する所望の拡縮率は画像処理システム30の拡
縮手段に直接にまたは画像情報出力装置20から入力され
る。画像処理システム30の上記拡縮手段は、拡縮率に応
じた補間処理のためのフィルター係数が予め記憶された
フィルター係数テーブルを備えており、入力された拡大
率に応じた補間処理用のフィルター係数がレスポンス特
性変動算出手段32に入力され、レスポンス特性変動算出
手段32は、入力されたフィルター係数に基づいて、前記
標準特性MTFsys の画像情報を当該拡大率で拡大処理
した場合のレスポンス特性MTF′を求める。
【0071】なお、この拡縮率に応じた補間処理として
は、1次補間、2次ラグランジェ補間、3次Bスプライ
ン補間、3次Cubic スプライン補間、鮮鋭度調整可能の
スプライン補間等、種々の補間処理を適用することがで
きるが、特に、3次Cubic スプライン補間演算に代表さ
れる比較的鮮鋭度の高い補間方法と3次Bスプライン補
間に代表される比較的鮮鋭度の低い補間方法とを組み合
わせた補間演算方法(鮮鋭度調整可能のスプライン補間
演算方法)を適用するのが望ましい。
【0072】この拡大処理された画像情報のレスポンス
特性MTF′は、図4(2)に示すように、通常は元の
標準特性MTFsys に比して、高周波領域においてレス
ポンスの劣化が生じる。
【0073】レスポンス特性変動算出手段32は、この両
特性MTFsys 、MTF′の変動成分ΔM(=β)を求
め、これを補正手段33に入力する。
【0074】補正手段33は入力された上記レスポンス特
性の変動成分ΔMに基づいて、この変動成分ΔMを補正
するように、標準特性に依存する画像情報として変換処
理された後の画像情報に対して、周波数強調処理を施
す。
【0075】そして、このように出力先の画像情報出力
装置のレスポンス特性に依存しないように予め変換処理
が施され、かつ拡縮処理によるレスポンスの変動が予め
補正された画像情報が拡縮手段により拡縮処理されて画
像情報出力装置20に出力される。
【0076】したがって、本実施形態の画像処理システ
ム30によれば、当該画像情報出力装置から出力される可
視画像を、ユーザーが所望とする拡大率または縮小率で
拡縮処理した場合においても、統一的な基準の下に、出
力先のレスポンス特性に依存しない標準特性であって、
拡縮されない場合におけるレスポンス特性と略同一特性
の画像とすることができる。
【0077】なお、上記実施形態では、拡縮手段を備え
た構成の画像処理システムについて説明したが、本発明
の画像処理システムはこの形態に限るものではなく、例
えば図5に示すように画像情報出力装置20が拡縮手段を
備えた構成を採ることもできる。この構成を採用した場
合、本発明の画像処理システムは、レスポンス特性変動
算出手段32が、画像情報出力装置20から補間処理の内容
を規定するフィルター係数を受け取るものとすればよ
い。
【0078】上記本発明の第1の画像処理システムの実
施形態においては、補正手段33が、標準的なレスポンス
特性からの変動成分を補正するように、標準的なレスポ
ンス特性の画像情報に対して周波数強調処理を施す作用
をなすが、図6に示すようにこの補正手段33に代えて、
当該変動成分を補正するように、標準化手段31による上
記変換処理の内容を規定するパラメーターを補正する作
用をなす補正手段33′を備えた構成を採ることによって
も、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。こ
の場合の実施形態は、本発明の第2の画像処理システム
の一実施形態とされる。
【0079】また、これらの補正手段33,33′に代えて
図7に示すように、当該変動成分を補正するように、画
像処理システムまたは画像情報出力装置が有する拡縮手
段による上記拡縮処理に伴う補間処理の内容を規定する
フィルター係数を補正する作用をなす補正手段33″を備
えた構成を採ることによっても、上記各実施形態と同様
の効果を得ることができる。この場合の実施形態は、本
発明の第3の画像処理システムの一実施形態とされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理システムが設定されるオープ
ンネットワーク 100の概念図
【図2】本発明の第1の画像処理システムの一実施形態
を示す図
【図3】第1のCR装置から入力された画像情報に対す
る標準化手段によるレスポンス特性の変換処理作用を説
明する図
【図4】標準特性に変換された画像情報を拡縮処理する
ことによるレスポンス特性の変動を補正する作用を説明
する図
【図5】画像情報出力装置が拡縮手段を備えた構成の実
施形態を示す図
【図6】本発明の第2の画像処理システムの一実施形態
を示す図
【図7】本発明の第3の画像処理システムの一実施形態
を示す図
【符号の説明】
10 画像情報入力装置 20 画像情報出力装置 30 画像処理システム 31 標準化手段 32 レスポンス特性変動算出手段 33 補正手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1種類の画像情報入力装置お
    よび少なくとも1種類の画像情報出力装置が接続された
    画像処理システムであって、 画像情報が、出力先の画像情報出力装置が有するレスポ
    ンス特性に依存せずに、予め設定された標準的なレスポ
    ンス特性に依存した画像として該画像情報出力装置から
    出力されるように、該画像情報に対して該画像情報出力
    装置のレスポンス特性に応じた変換処理を施す標準化手
    段と、 前記画像情報出力装置から出力される画像が所望の拡大
    率で拡大処理され、または所望の縮小率で縮小処理され
    た場合における、該画像の、前記標準的なレスポンス特
    性からの変動成分を求めるレスポンス特性変動算出手段
    と、 前記変動成分を補正するように、前記画像情報に対して
    周波数強調処理を施す補正手段とを備えたことを特徴と
    する画像処理システム。
  2. 【請求項2】 前記レスポンス特性変動算出手段は、前
    記拡大率または縮小率に応じた補間処理の内容を規定す
    るパラメータに基づいて、前記拡大処理または縮小処理
    後のレスポンスを求め、前記変動分を求めるものである
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理システム。
  3. 【請求項3】 少なくとも1種類の画像情報入力装置お
    よび少なくとも1種類の画像情報出力装置が接続された
    画像処理システムであって、 画像情報が、出力先の画像情報出力装置が有するレスポ
    ンス特性に依存せずに、予め設定された標準的なレスポ
    ンス特性に依存した画像として該画像情報出力装置から
    出力されるように、該画像情報に対して該画像情報出力
    装置のレスポンス特性に応じた変換処理を施す標準化手
    段と、 前記画像情報出力装置から出力される画像が所望の拡大
    率で拡大処理され、または所望の縮小率で縮小処理され
    た場合における、該画像の、前記標準的なレスポンス特
    性からの変動成分を求めるレスポンス特性変動算出手段
    と、 前記変動成分を補正するように、前記標準化手段による
    前記変換処理の内容を規定するパラメーターを補正する
    補正手段とを備えたことを特徴とする画像処理システ
    ム。
  4. 【請求項4】 少なくとも1種類の画像情報入力装置お
    よび少なくとも1種類の画像情報出力装置が接続された
    画像処理システムであって、 画像情報が、出力先の画像情報出力装置が有するレスポ
    ンス特性に依存せずに、予め設定された標準的なレスポ
    ンス特性に依存した画像として該画像情報出力装置から
    出力されるように、該画像情報に対して該画像情報出力
    装置のレスポンス特性に応じた変換処理を施す標準化手
    段と、 前記画像情報出力装置から出力される画像が所望の拡大
    率で拡大処理され、または所望の縮小率で縮小処理され
    た場合における、該画像の、前記標準的なレスポンス特
    性からの変動成分を求めるレスポンス特性変動算出手段
    と、 前記変動成分を補正するように、前記拡大処理または縮
    小処理に伴う補間処理の内容を規定するパラメーターを
    補正する補正手段とを備えたことを特徴とする画像処理
    システム。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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