JPH11110214A - 命令制御システム及びその方法 - Google Patents
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Abstract
において、高速に命令処理を行うことが出来る命令制御
システムを提供する。 【解決手段】命令レジスタ20から出力された汎用レジ
スタアドレスは、更新テーブル22で対応するレジスタ
更新バッファアドレスに読み変えられる。また、この汎
用レジスタアドレスに対応する更新保留指示ビットがレ
ジスタ更新保留テーブルより読み出され、“0”であれ
ば、汎用レジスタ26に汎用レジスタアドレスを与え
て、該アドレスに格納されているデータを演算器35に
データを投入させる。一方、上記更新保留指示ビットが
“1”であれば、リザベーションステーション33に更
新テーブル22の該当するエントリの内容が登録され
る。リザベーションステーション33では、各エントリ
の実行順序を決定し、順次レジスタ更新バッファ25に
レジスタ更新バッファアドレスを与え、該アドレスに格
納されているデータを演算器35に投入させる。
Description
いて命令処理を高速に実行するためにアウト・オブ・オ
ーダ方式の命令実行を可能とする命令制御システムに関
する。
は、プログラムにより指示された命令順序とは異なった
順序で、入力データがそろった命令から随時実行する処
理方式である。実行は任意の順序であるが、プログラム
からアクセス可能な資源、すなわち記憶領域、レジスタ
内容等はプログラム順序で更新参照されたように命令は
実行されなければならない。
されることを保障する技術としてレジスタ再ネーミング
技術がある。従来のレジスタ再ネーミング技術はアーキ
テクチャー上指定された論理レジスタ数より多くの物理
レジスタを用意し、論理レジスタは全て物理レジスタに
写像されて更新参照される。物理レジスタが論理レジス
タより多く設けられるのは、何らかの要因でパイプライ
ンがクリアされる時にも、論理レジスタに対応した物理
レジスタを保持しておくためである。
示す図である。レジスタ再ネーミングテーブル901は
論理レジスタ数と同数のエントリーを持ち、各エントリ
ーには論理レジスタ番号に対応する物理レジスタ番号が
格納される。図9において、Dサイクルは命令の解読、
Aサイクルは主記憶オペランドのアドレス計算、Tサイ
クルはアドレス変換、Bサイクルはオペランドの読み出
し、Eサイクルは演算実行、Cサイクルはチェック、W
サイクルは演算結果の格納をそれぞれ表す。
干渉を起こす(同じ物理レジスタアドレスに対して処理
を行う)場合を示している。最初のLOAD命令が発行
されると、命令レジスタ900から論理レジスタアドレ
スが出力される。図9では「R」が、命令レジスタ内の
論理レジスタアドレスを示している。命令レジスタ90
0から論理レジスタアドレスが出力されると、レジスタ
再ネーミングテーブル901が参照され、命令レジスタ
900から出力された論理レジスタアドレスに対応する
物理レジスタアドレスが出力される。物理レジスタアド
レスが出力されると、CサイクルからWサイクルにかけ
て物理レジスタファイル902の内の該物理レジスタア
ドレスを有する物理レジスタに当該データがロードされ
る。
D命令が発行されたとする。2回目のLOAD命令は、
1回目のLOAD命令で前記物理レジスタに書込まれた
データを使用する、レジスタ干渉を起こす命令である。
2回目のLOAD命令が発行されると、命令レジスタ9
00から論理アドレスが出力され、レジスタ再ネーミン
グテーブル901によって物理レジスタアドレスに変換
される。この物理レジスタアドレスは、1回目のLOA
D命令で出力された物理レジスタアドレスと同じもので
ある。すると、物理レジスタファイル902内の前記物
理レジスタからデータが取り出され、演算器903に投
入される。
論理レジスタアドレスは、いったん物理レジスタアドレ
スに変換されてからでなければ物理レジスタを参照読み
出しすることができない。従来の技術で説明したよう
に、その物理レジスタ(物理レジスタファイル)は、ア
ウト・オブ・オーダ方式においてプログラム順序での更
新参照を保障するため、レジスタ再ネーミング技術で論
理レジスタ数より多く用意している。また、物理レジス
タは様々な処理で用いるためにそのエントリは多い。従
って、物理レジスタの物量は多く、その物理レジスタに
対するデータの読み出しに必要なセレクタ、データ授受
のための論理回路の物量も多い(論理段数が多い)。こ
のように、物理レジスタやその周辺の論理回路の物量が
多いとデータの読み出しに時間がかかり、1マシンサイ
クルの時間を長く取る必要がある。従って、命令解読サ
イクルの1サイクル内で、再ネーミングテーブル901
をアクセスし、更に、物理レジスタをアクセスして、物
理レジスタ内容を読み出し、演算器に命令をディスパッ
チしようとすれば、マシンサイクルを遅延させてしまう
恐れがある。例えば、図9の場合、2回目のLOAD命
令のDサイクルの時間的長さが、他のサイクルに比べて
1.5倍ほど長くなってしまう。
再ネーミングのためのサイクルを設ければ、命令解読サ
イクルから演算実行サイクルまで常に2サイクルが余分
に必要となり、やはり性能低下の要因となってしまう。
技術では、マシンサイクルが長くなる(マシンサイクル
の遅延)あるいは、演算実行までのサイクル数が多くな
るなどの問題があり、演算速度を速める障害となる。
式の命令制御システムにおいて、高速に命令処理を行う
ことが出来る命令制御システムを提供することである。
ムは、アウト・オブ・オーダ方式の命令制御を行う命令
制御システムであって、命令の実行に使用されるデータ
を記録するレジスタ手段と、命令の実行に使用される前
記レジスタ手段の論理アドレスを出力する命令レジスタ
手段と、前記命令レジスタ手段から出力される論理アド
レスをデコードするデコード手段と、前記レジスタ手段
に記録されるべきデータを一時格納するレジスタ更新バ
ッファ手段と、前記レジスタ手段のアドレスと対応し
て、前記レジスタ手段を更新するデータが記録されてい
るレジスタ更新バッファ手段のアドレスと、前記レジス
タ更新バッファ手段に記録されているデータによる前記
レジスタ手段の対応するアドレスの内容の更新が保留さ
れているか否かを示す更新保留指示ビットとを登録する
更新テーブル手段と、前記レジスタ手段のアドレスの内
容が更新されていない場合に、前記レジスタ手段のアド
レスと、前記レジスタ更新バッファ手段のアドレスと、
前記更新保留指示ビットとを互いに対応させて登録し、
各登録内容に対応するエントリ間に、対応する命令を実
行するためのプライオリティを付加し、該プライオリテ
ィに基づいて、前記レジスタ更新バッファ手段に処理す
べきデータのアドレスを送出するリザベーションステー
ション手段とを備え、命令の実行の際に、前記命令レジ
スタ手段から出力されるアドレスに対応する前記更新テ
ーブル手段の更新保留指示ビットを参照し、前記レジス
タ手段が更新されている場合には、前記レジスタ手段に
記録されているデータを使用して演算を行わせ、前記レ
ジスタ手段が更新されていない場合には、前記レジスタ
更新バッファ手段に格納されているデータを使用して演
算を行わせることを特徴とする。
オーダ方式の命令制御を行う命令制御方法であって、命
令の実行に使用されるデータを記録するレジスタと、前
記レジスタに記録されるべきデータを一時格納するレジ
スタ更新バッファとを設け、(a)前記レジスタのアド
レスと対応して、前記レジスタを更新するデータが記録
されている前記レジスタ更新バッファのアドレスと、前
記レジスタ更新バッファに記録されているデータによる
前記レジスタの対応するアドレスの内容の更新が保留さ
れているか否かを示す更新保留指示ビットとを登録する
ステップと、(b)前記レジスタのアドレスの内容が更
新されていない場合に、前記レジスタのアドレスと、前
記レジスタ更新バッファのアドレスと、前記更新保留指
示ビットとを互いに対応させて登録し、各登録内容に対
応するエントリ間に、対応する命令を実行するためのプ
ライオリティを付加し、該プライオリティに基づいて、
前記レジスタ更新バッファに処理すべきデータのあるア
ドレスを送出するステップと、(c)命令の実行の際に
出力されるアドレスに対応する更新保留指示ビットを参
照し、前記レジスタが更新されている場合には、前記レ
ジスタに記録されているデータを使用して演算を行わ
せ、前記レジスタが更新されていない場合には、前記レ
ジスタ更新バッファに格納されているデータを使用して
演算を行わせるステップを備えることを特徴とする。
いは命令制御方法によれば、アウト・オブ・オーダ方式
を採用した情報処理装置において、従来のように、論理
アドレスを物理アドレスに再ネーミングし、物理レジス
タにアクセスするという処理を行わなくてよいので、命
令制御システムの論理段数を少なくすることができ、命
令制御処理を簡便にすることができる。従って、命令制
御システムの回路の動作速度が速くなりマシンサイクル
の周波数を高くすることができる。従って、本発明の命
令制御システムあるいは命令制御方法を使用した情報処
理装置の処理速度を向上することが出来る。
令制御装置10の概観を示す図である。命令制御装置
(CPU)10は、実行ユニット(EU)11と、命令
制御ユニット(IU)12と、記憶制御ユニット(S
U)13とからなっており、記憶制御ユニット13に
は、データ等を一時的に記憶させておくバッファ記憶部
14が設けられている。実行ユニット11は、算術演
算、論理演算、アドレス計算などの演算を行うユニット
であり、記憶制御ユニット13は、実行ユニット11が
演算するデータを記憶しておく。命令制御ユニット12
は、プログラムの命令の実行を制御するものであって、
記憶制御ユニット13から実行ユニット11へ必要なデ
ータを送信させることや、実行ユニット11が行った演
算結果を記憶制御ユニット13に記憶させる処理の制御
を行うとともに、アウト・オブ・オーダ方式において
は、命令の実行順序などの制御も行う。記憶制御ユニッ
ト13内に設けられたバッファ記憶部14は、実行ユニ
ット11が演算処理した途中結果のデータや、アウト・
オブ・オーダ方式で処理した結果のデータを正しい順番
で、記憶制御ユニット13に書込むために一時的に記憶
しておくものである。実行ユニット11、命令制御ユニ
ット12、及び記憶制御ユニット13の間には、情報を
やり取りするための不図示の結線がなされている。
一時格納し、命令実行が完了する時点で汎用レジスタを
更新するための複数のレジスタ更新バッファを新たに設
け、従来のようなレジスタ再ネーミング技術を用いず、
命令の実行をマシンサイクルの遅延無く行わせる。
あり、汎用レジスタを更新する場合の動作を説明する図
である。本実施形態においては汎用レジスタ26を更新
する場合、新しく設けられた更新テーブル22と、レジ
スタ更新バッファ25を使用する。更新テーブル22
は、複数のレジスタ更新バッファ25の各アドレスが登
録される更新バッファアドレステーブル29と、複数の
レジスタ更新バッファ25の各アドレスに対応して設け
られ、対応するレジスタ更新バッファ25のアドレスの
データによる汎用レジスタ26に対する更新が保留され
ているか否かを示す更新保留指示ビットを登録するレジ
スタ更新保留テーブル28と、更新バッファアドレステ
ーブル29及びレジスタ更新保留テーブル28の各エン
トリと対応づけられている汎用レジスタ26のアドレス
とからなっている。
ファ25は、命令を実行する際に、命令実行の結果を一
時格納し、命令実行が完了する時点で当該汎用レジスタ
26に、その命令実行結果を格納するために用いられる
ものであり、複数個(図2では、1つのブロックで表し
ている)設けている。
プログラムの命令が不図示のメモリからフェッチされ、
命令制御装置10内の命令レジスタ20に格納される
と、命令レジスタ20からデコーダ21へ汎用レジスタ
26の論理アドレスが出力される。これをデコーダ21
でデコードすることにより、レジスタ更新保留テーブル
28を更新する。更新バッファアドレステーブル29
は、汎用レジスタ26を更新するデータがどのレジスタ
更新バッファ25(あるいは、どのレジスタ更新バッフ
ァ25のアドレス)に格納されるかを示す更新バッファ
アドレスが、該汎用レジスタ26の番号(あるいは、ア
ドレス)と対応付けて格納するテーブルであり、予め作
成してメモリ等に記憶させておくものである。また、レ
ジスタ更新保留テーブル28は、汎用レジスタ26が更
新保留になっていることを示す更新保留ビットが、該汎
用レジスタ26の番号(あるいは、アドレス)と対応付
けられ格納されているテーブルである。
れた汎用レジスタ26の物理アドレスは、更新テーブル
22の汎用レジスタアドレス、または汎用レジスタの番
号の各エントリと比較され、対応するエントリを探し出
して、更新バッファアドレステーブル29の対応するレ
ジスタ更新バッファ25のアドレスに変換されて、レジ
スタ更新バッファ25に与えられる。更に、デコーダ2
1から送られてきた汎用レジスタ26の物理アドレスに
対応するレジスタ更新保留テーブル28のエントリの更
新保留指示ビットが“1”と設定され、上記汎用レジス
タ26の更新が保留されていることを示すように設定さ
れる。
ァ25のアドレスを受け取ったレジスタ更新バッファ2
5は、実行ユニット11あるいは記憶制御ユニット13
(図1参照)からの演算結果あるいは読み出し結果24
を受け取り、該当するアドレスに、このデータ24を格
納する。
汎用レジスタ26に書込む命令(汎用レジスタの更新命
令)がフェッチされ、命令レジスタ20に格納されたと
する。すると、命令レジスタ20から、汎用レジスタ2
6の論理アドレスが出力され、その論理アドレスがデコ
ーダ21でデコードされて、物理アドレスに変換されて
更新テーブル22に与えられる。更新テーブル22で
は、デコーダ21から送られてきた汎用レジスタ26の
物理アドレスからレジスタ更新バッファ25の更新バッ
ファアドレスが取得され、レジスタ更新バッファ25に
与えられる。すると、レジスタ更新バッファ25は、汎
用レジスタ26に該当するアドレス(更新バッファアド
レス)の内容を書込む。
は、汎用レジスタ26の書込みに使われた更新バッファ
アドレスが出力され、比較器23に送られる。一方、比
較器23は、更新バッファアドレステーブル29の各ア
ドレスと、今レジスタ更新バッファ25から送られてき
たアドレスとを比較し、一致したアドレスがあった場合
には、そのアドレスに対応するレジスタ更新保留テーブ
ル28の更新保留指示ビットを“0”にリセットする。
レス比較はハードウェア的に行われると共に、論理アド
レスに対応する物理アドレスを更新テーブル22から出
力するので、従来技術のような再ネーミングの必要が無
い。また、物量の多い汎用レジスタ(物理レジスタ)か
らではなく、物量の少ない本発明のレジスタ更新バッフ
ァからデータを読み出すように構成した。従って、セレ
クタやデータ授受のための論理回路などの回路の論理段
数が少なくなり、マシンサイクルの周波数を高くするこ
とが出来、パイプラインの各ステージの実行時間を速く
することができ、命令制御装置10の処理の高速化を図
ることができる。
レジスタ読み出し時の構成及び動作を示す図である。本
実施形態では、前述の更新テーブル22の他に、汎用レ
ジスタアドレス及び該汎用レジスタ26に対応するレジ
スタ更新バッファアドレス(前記更新バッファアドレス
テーブル29の出力)及び該汎用レジスタ26の更新保
留指示ビットを格納するリザベーションステーション3
3を設ける。
汎用レジスタ26が先行する命令で更新保留になってい
るかどうかを前記レジスタ更新保留テーブル28を索引
することにより検出し、更新保留になっていなければ、
該汎用レジスタ26のデータを読み出す。そして、命令
解読するとすぐに命令を実行ユニット(演算器35)に
ディスパッチする。一方、更新保留になっていれば汎用
レジスタアドレス及び該汎用レジスタ26に対応するレ
ジスタ更新バッファアドレス及び該汎用レジスタ26の
更新保留指示ビットを、命令解読時に前記リザベーショ
ンステーション33に格納し、レジスタ更新バッファ2
5が使用可能になった時点で指定されたレジスタ更新バ
ッファ25のデータを読み出し、リザベーションステー
ション33から命令を実行ユニット11にディスパッチ
する。
方式の命令実行を、マシンサイクルの遅延なく実行する
ことが出来る。また、汎用レジスタ26の更新命令の実
行が完了する時点で、汎用レジスタ26を更新するため
のデータを供給するレジスタ更新バッファ25のアドレ
スと、前記更新バッファアドレステーブル29内に登録
された全レジスタ更新バッファアドレスとを比較し、一
致が検出されたレジスタ更新バッファアドレスに対応す
る前記レジスタ更新保留テーブル28内の更新保留指示
ビットをリセットすることにより、汎用レジスタ26の
更新が完了したことを指示する。
行が完了する時点で、汎用レジスタ26を更新するため
のデータを供給するレジスタ更新バッファ25のアドレ
スと、前記リザベーションステーション33内に登録さ
れた全レジスタ更新バッファアドレスとを比較し、一致
が検出されたレジスタ更新バッファアドレスに対応する
前記リザベーションステーション33内の更新保留指示
ビットをリセットすることにより、指定された汎用レジ
スタの更新が完了したことを指示する。
と、命令レジスタ20から汎用レジスタの論理アドレス
が出力され、その論理アドレスがデコーダ21によって
デコードされる。デコードされた汎用レジスタアドレス
に対応する更新テーブル22のエントリを探し、このア
ドレスに対応するレジスタ更新保留テーブル28のエン
トリを取得する。次に、レジスタ更新保留テーブル28
の該エントリから更新保留指示ビットを読み込み、これ
が“0”の場合には、汎用レジスタ26に対応する汎用
レジスタアドレスが与えられ、このアドレスに対応する
データ内容が演算器35に投入される。これは、更新保
留指示ビットが“0”である場合には、汎用レジスタ2
6のデータ内容が更新済みであることを示すので、直
接、汎用レジスタ26からデータを演算器35に投入す
るのである。
26の物理アドレスに対応するレジスタ更新保留テーブ
ル28内の更新保留指示ビットが“1”の場合には、該
保留指示ビットに対応するレジスタ更新バッファアドレ
ステーブル29内のレジスタ更新バッファ25のアドレ
スがリザベーションステーション33に出力される。リ
ザベーションステーション33では、更新テーブル22
から送られてくる情報を元にコラム30には更新保留指
示ビットを、コラム31にはレジスタ更新バッファアド
レスを、コラム32には汎用レジスタアドレスをそれぞ
れ対応して登録する。そして、リザベーションステーシ
ョン33では、登録された上記3つの情報その他を考慮
して、各レジスタ読み出し命令の実行順序にプライオリ
ティをつけて、データのそろったものから実行するよう
にする。従って、リザベーションステーション33から
は、更新テーブル22から送られてくるアドレスの順番
と異なる順番で、レジスタ更新バッファアドレスがレジ
スタ更新バッファ25に出力される。
れてきたレジスタ更新バッファアドレスを元にレジスタ
更新バッファ25からはデータが読み出され、そのデー
タが演算器35に投入される。次に、汎用レジスタ26
を更新する命令が発行されると、今、演算器35に投入
されたデータのレジスタ更新バッファアドレスがレジス
タ更新バッファ25から比較器34に送られる。一方、
リザベーションステーション33からは、コラム31の
各エントリのレジスタ更新バッファアドレスが出力さ
れ、それらが同じく比較器34に送られる。比較器34
で一致したレジスタ更新バッファアドレスが検出される
と、コラム30のそのアドレスに対応する更新保留指示
ビットが“1”から“0”にリセットされる。更新保留
指示ビットが“0”にリセットされたリザベーションス
テーション33のエントリは、適切なタイミングで登録
が消去される。あるいは、リザベーションステーション
33の各エントリに、そのエントリが有効か否かを示す
有効フラグを設けておき、更新保留指示ビットがリセッ
トされたら有効フラグを無効に設定する方法も可能であ
る。
タ更新バッファ25から対応するレジスタ更新バッファ
アドレスのデータが汎用レジスタ26に送られて該汎用
レジスタ26の内容が該データに更新される。また、同
時に、レジスタ更新バッファ25から出力された、レジ
スタ更新バッファアドレスは比較器23に入力され、更
新バッファアドレステーブル29の各アドレスと比較さ
れる。一致した、アドレスが得られた場合には、そのア
ドレスに対応するレジスタ更新保留テーブル28内の更
新保留指示ビットが“1”から“0”にリセットされ
る。
て、汎用レジスタ26が更新されている時には(更新保
留指示ビットが“0”の時には)、汎用レジスタ26の
データを演算器35に投入する。一方、更新保留指示ビ
ットが“1”の時には、汎用レジスタ26のデータが更
新されていないので、演算には使用できない。そこで、
該汎用レジスタ26の更新用データを格納しているレジ
スタ更新バッファ25からデータを演算器35に投入す
る様にする。また、汎用レジスタ26の更新命令が発行
された場合には、レジスタ更新バッファ25から汎用レ
ジスタ26にデータ更新を行い、リザベーションステー
ション33と更新テーブル22の対応するエントリの更
新保留指示ビットを“0”にリセットするようにする。
こうして、命令制御システムの論理構成を簡単化すると
ともに、論理段数を減らすことができるので、マシンサ
イクルを短くすることができ、命令制御装置10のクロ
ック周波数を高め、処理速度の高速化を図ることができ
る。
ョンステーション33の構成を示す図である。図4
(a)は、更新テーブル22の構成を示す図であり、0
〜15までのエントリを有する更新バッファアドレステ
ーブル29とレジスタ更新保留テーブル28が示されて
いる。なお、この0〜15は汎用レジスタアドレス(汎
用レジスタ番号)に対応している。更新バッファアドレ
ステーブル29は、レジスタ更新バッファ25のアドレ
スをそれぞれ汎用レジスタアドレスに対応させて登録し
ておくものであり、レジスタ更新保留テーブル28は対
応する汎用レジスタ26のアドレスの更新が行われた
か、保留されているかを表す更新保留指示ビットを登録
するものである。例えば、更新保留ビットが“0”にな
っていれば、対応する汎用レジスタ26は更新されてい
ることが示されるので、該汎用レジスタ26からデータ
を演算器35に入させ、更新保留ビットが“1”になっ
ていれば、対応する汎用レジスタは更新が保留されてい
るので、レジスタ更新バッファ25からデータを読み出
して演算器35にそのデータを入力させるようにする。
ントリとレジスタ更新保留テーブル28の各エントリは
互いに対応させたれており、汎用レジスタアドレスの数
だけ設けられる。図4(a)の場合には、汎用レジスタ
26のアドレスとして、複数設けられる汎用レジスタ2
6(図3では1つのブロックで表されている)の番号を
記載しているが、もちろん汎用レジスタ26をメモリで
構成し、データが記録されるアドレスを登録するように
することが可能である。従って、以下、複数の汎用レジ
スタ26の番号と汎用レジスタアドレスは同じ意味を持
つとする。
ン33の構成を示す図である。リザベーションステーシ
ョン33の各エントリは、汎用レジスタアドレスと、レ
ジスタ更新バッファアドレスと、更新保留指示ビットが
それぞれの汎用レジスタアドレスに対応して登録され
る。リザベーションステーション33へのエントリの登
録は、更新テーブル22の更新保留指示ビットが“1”
の場合、すなわち、汎用レジスタ26が更新されていな
いのでレジスタ更新バッファ25からデータを読み出す
べき場合に、該当する更新テーブル22のエントリをリ
ザベーションステーション33に登録しておくものであ
る。
トリは、そのエントリのアドレスを使用したい命令が発
行されたことを示すが、リザベーションステーション3
3では、不図示の機構により各エントリにどれを優先し
て実行するかのプライオリティを付加する機能が設けら
れている。リザベーションステーション33に登録され
る各アドレスは、命令レジスタ20からプログラムに従
って出力される順番でリザベーションステーション33
に入力されるが、プライオリティ付加機能によりデータ
の揃ったものを検出し、データのそろったものから実行
するように制御する。このプライオリティ付加機能がア
ウト・オブ・オーダ方式の命令制御にあたる。
3、34の具体的構成を示す図である。図5(a)は、
更新テーブル22の更新保留指示ビットをリセットする
ための構成である。更新バッファアドレステーブル29
の0〜15の各エントリから対応する更新バッファアド
レスを取り出すために結線がされており、各汎用レジス
タアドレスに対応する更新バッファアドレスがそれぞれ
に設けられたコンパレータ50−1〜50−16の一方
の端子に入力するようになっている。コンパレータ50
−1〜50−16のもう一方の端子には、レジスタ更新
バッファ25からのレジスタ更新バッファアドレスがそ
れぞれ入力するように構成されている。レジスタ更新バ
ッファ25から送られてくるレジスタ更新バッファアド
レスは、レジスタ更新バッファ25から汎用レジスタ2
6へのデータの更新が行われたアドレスであるので、レ
ジスタ更新保留テーブル28の更新保留指示ビットを更
新する必要がある。
アドレステーブル29の各更新バッファアドレスとレジ
スタ更新バッファ25からのレジスタ更新バッファアド
レスをそれぞれ比較し、一致を検出したコンパレータ5
0−1〜50−16がリセット信号を出力するように構
成されている。コンパレータ50−1〜50−16の出
力は、レジスタ更新保留テーブル29内のそれぞれ対応
する更新保留指示ビットの欄に接続されており、コンパ
レータ50−1〜50−16からリセット信号が出力さ
れると、対応する更新保留指示ビットがリセットされる
ようになっている。
−16を複数設け、それぞれが更新バッファアドレステ
ーブル29の個々のエントリの更新バッファアドレスを
レジスタ更新バッファ25から送られてくるレジスタ更
新バッファアドレスと比較することにより、更新バッフ
ァアドレスの各エントリとの比較処理を並列に行うこと
ができるので、高速に比較処理及び更新保留指示ビット
のリセットを行うことができる。
ン33のコラム30の各エントリの更新保留指示ビット
をリセットするための構成である。図5(b)では、リ
ザベーションステーション33の構成の内、レジスタ更
新バッファアドレスと更新保留指示ビットのみを示して
いる。図5(a)と同じように、各コンパレータ51−
1〜51−8の一方の端子には、0〜7の各エントリの
レジスタ更新バッファアドレスを取得するための結線が
接続されている。各コンパレータ51−1〜51−8の
もう一方の端子には、レジスタ更新バッファ25からの
レジスタ更新バッファアドレスが入力されるようになっ
ており、各コンパレータ51−1〜51−8は、レジス
タ更新バッファアドレスとの一致が得られたリザベーシ
ョンステーション33のエントリに対してリセット信号
を出力し、該エントリの更新保留指示ビットをリセット
する。このために、各コンパレータ51−1〜51−8
の出力は、リザベーションステーション33の各エント
リの更新保留指示ビットに結線がされている。
ッファ25の出力であるレジスタ更新バッファアドレス
とリザベーションステーション33の各エントリのレジ
スタ更新バッファアドレスを並列処理で比較し、両アド
レスが一致するエントリの更新保留指示ビットをリセッ
トすることができるので、処理を高速に行うことができ
る。
本実施例の動作を説明する図である。初めに、図6
(a)のようにLOAD命令を実行する。この命令で
は、汎用レジスタ26の5番(汎用レジスタの番号ある
いはアドレス)を更新する。先ず、LOAD命令のDサ
イクル(命令の解読)では、更新バッファアドレステー
ブル29及びレジスタ更新保留テーブル28の5番のエ
ントリには、各々、“X”(前回使われたレジスタ更新
バッファのアドレス値がそのまま残っている状態を
“X”として表している)、及び“0”が格納されてい
る。Aサイクル(主記憶オペランドのアドレス計算)に
おいて、更新バッファアドレステーブル29及びレジス
タ更新保留テーブル28の5番のエントリには、各々、
“1”(所定の方法によって割り当てられるレジスタ更
新バッファのアドレスが登録されるが、ここでは“1”
としている)、及び“1”(保留指示を示す更新保留指
示ビットとして“1”を割り当てている)を格納する。
これは、汎用レジスタ26の5番は更新が保留されてい
て、その結果はレジスタ更新バッファ25の1番(複数
あるレジスタ更新バッファの番号あるいはアドレスであ
って、いずれも同様の意味を持つとする)に一時的に格
納されることを意味する。
(1)のLOAD命令を実行する。この命令では、汎用
レジスタの5番を更新する。先ず、LOAD命令のDサ
イクルでは、更新バッファアドレステーブル29及びレ
ジスタ更新保留テーブル28の5番、15番のエントリ
には、各々、“X”(前述と同じ意味で“X”を用いて
いる)、及び“0”が格納されている。Aサイクル(主
記憶オペランドのアドレス計算)において、更新バッフ
ァアドレステーブル29及びレジスタ更新保留テーブル
28の5番のエントリには、各々、“1”(所定の方法
によって与えられるアドレスであり、ここでは便宜上
“1”としている)、“1”(保留指示)を格納する。
更新バッファアドレステーブル29及びレジスタ更新保
留テーブル28の15番のエントリは、本命令((1)
のLOAD命令)では汎用レジスタ26の15番は更新
しないので、各々、“X”(前述と同じ意味で“X”を
用いている)、“0”のままである。
では、ベースレジスタ(主記憶オペランドアドレスの計
算時に使用)は汎用レジスタ26の15番なので、Dサ
イクルでレジスタ更新保留テーブル28の15番のエン
トリを索引する。その結果、値は“0”(更新未保留)
であるから、Aサイクルにおいて、汎用レジスタ26の
15番(図6(b)では“F”番として表されている)
のデータを読み出して演算器35に投入し、主記憶オペ
ランドのアドレス計算を行う。
す場合の本実施形態の動作を説明する図である。図7の
ような命令列(レジスタ干渉する場合)では、(3)の
LOAD命令を実行すると、この命令では、汎用レジス
タの5番を更新する。まず、LOAD命令のDサイクル
では、更新バッファアドレステーブル29及びレジスタ
更新保留テーブル28の5番のエントリには、各々、
“X”(図6の場合と同じ意味を持つ)、及び“0”が
格納されている。Aサイクル(主記憶オペランドのアド
レス計算)において、更新バッファアドレステーブル2
9及びレジスタ更新保留テーブル28の5番のエントリ
には、各々、“1”(図6の場合と同じで、便宜上
“1”としている)、及び“1”(保留指示)を格納す
る。その後、Tサイクル(アドレス変換)、Bサイクル
(オペランドの読み出し)と命令の実行は進み、Bサイ
クルにおいて、LOAD命令の実行結果が得られる。そ
の結果、レジスタ更新バッファの1番が使用可能になっ
たという指示が出力される。
レジスタ(主記憶オペランドアドレスの計算時に使用)
は汎用レジスタ26の5番なので、Dサイクルでレジス
タ更新保留テーブル28の5番のエントリを索引する。
その結果、値は“1”(更新保留)であるから、Aサイ
クルにおいて、リザベーションステーション33の7番
のエントリ(便宜上、7番のエントリとしているが、実
際には、リザベーションステーション33の使用可能な
エントリを探して使う)に汎用レジスタアドレス(汎用
レジスタ番号と同じ意味を持つ)、レジスタ更新バッフ
ァアドレス(レジスタ更新バッファの番号と同じ意味を
持つ)、更新保留指示ビットを、各々、“5”、
“1”、“1”にして格納する。その次のAサイクルで
前のLOAD命令((3)のLOAD命令)の実行から
レジスタ更新バッファ25の使用可能指示が出ているの
で、更に、その次のAサイクルにおいて、リザベーショ
ンステーション33を参照して、レジスタ更新バッファ
25の1番を読み出して演算器35に投入し、主記憶オ
ペランドのアドレス計算を行う。
ルを参照して説明する図である。図8に示すのは、2つ
のLOAD命令がレジスタ干渉を起こす場合である。図
8に示されるように、1回目のLOAD命令が発行され
ると、Dサイクルで命令レジスタ20から更新テーブル
22に汎用レジスタ26の論理アドレスが出力される。
なお、デコーダ21は省略してある。更新テーブル22
では、Aサイクルで更新バッファアドレステーブル29
を参照して、Cサイクルでレジスタ更新バッファ25に
命令レジスタ20から更新バッファアドレスが与えられ
る。このとき、この更新バッファアドレスに対応するレ
ジスタ更新保留テーブル28には更新保留指示ビットが
“1”に設定される。
用レジスタ)26を更新するような命令であった場合に
は、命令レジスタ20から汎用レジスタ26の論理アド
レスが出力され、不図示のデコーダ21を介して更新テ
ーブル22で、更新バッファアドレステーブル29によ
り更新バッファアドレスに変換され、レジスタ更新バッ
ファ25に与えられる。すると、レジスタ更新バッファ
25は、該当するアドレスのデータを物理レジスタ26
の対応するアドレスに書込んで、Wサイクルで物理レジ
スタ26の更新を行う。
を起こす命令(ここでは、2回目のLOAD命令)が発
行されると、1回目のLOAD命令と同様に、Dサイク
ルで命令レジスタ20から汎用レジスタアドレスが出力
される。すると、レジスタ更新保留テーブル28の対応
するエントリの更新保留指示ビットを読み出し、該ビッ
トが“1”になっていることを取得する(ここでは、1
回目のLOAD命令で書込まれたレジスタ更新バッファ
の内容であって、まだ物理レジスタ26に更新が行われ
ていないデータを読み出す場合に対応するので、該当す
る更新保留指示ビットは“1”となっている)。する
と、更新保留指示ビットが“1”であることからリザベ
ーションステーション33に更新テーブル22の内容が
登録される。リザベーションステーション33では、ア
ウト・オブ・オーダ方式により、更新テーブル22から
送られてきた内容をプライオリティを付けて、順番にレ
ジスタ更新バッファアドレスを出力するようにする。
ョン33から該当する更新バッファアドレスが出力され
るとレジスタ更新バッファ25から演算器35に該当す
るデータが投入され、演算が行われる。
較すると、2回目のLOAD命令の実行の際に、リザベ
ーションステーション33への更新テーブル22の登録
と、プライオリティを取ってからの更新バッファアドレ
スの出力とのために、Dサイクルが2つ必要になってい
る。これは、本実施形態のほうが1マシンサイクル分処
理が遅れることを意味するが、図9の従来技術では論理
アドレスを物理アドレスに再ネーミングする必要がある
ので、処理が複雑となり、2回目のLOAD命令のDサ
イクルが遅延することが起こる。特に、レジスタ干渉を
多く起こすプログラム(OS等)を実行する場合には、
このマシンサイクルの遅延が命令制御装置の実行速度を
遅くする。
クルは1つ増えたが、それぞれの構成要素を構成する論
理回路を簡単化することができるので、命令制御装置1
0のマシンサイクルの周波数を高くすることが出来(パ
イプラインの各ステージの実行速度を破約することがで
き)、本実施形態の命令制御装置10を塔載する情報処
理装置の処理速度を速くすることが出来る。
ウト・オブ・オーダ方式の命令実行を行い、且つ、レジ
スタ干渉を起こす場合でも、マシンサイクルを遅延させ
ることなく高速に命令実行をすることが出来る。
す図である。
ジスタを更新する場合の動作を説明する図である。
出し時の構成及び動作を示す図である。
の構成を示す図である。
示す図である。
作を説明する図である。
施形態の動作を説明する図である。
説明する図である。
る。
パレータ 900 命令レジスタ 901 レジスタ再ネーミングテーブル 902 物理レジスタ 903 演算器
Claims (7)
- 【請求項1】アウト・オブ・オーダ方式の命令制御を行
う命令制御システムであって、 命令の実行に使用されるデータを記録するレジスタ手段
と、 命令の実行に使用される前記レジスタ手段の論理アドレ
スを出力する命令レジスタ手段と、 前記命令レジスタから出力された論理アドレスをデコー
ドするデコード手段と、 前記レジスタ手段に記録されるべきデータを一時格納す
るレジスタ更新バッファ手段と、 前記レジスタ手段のアドレスと対応して、前記レジスタ
手段を更新するデータが記録されているレジスタ更新バ
ッファ手段のアドレスと、前記レジスタ更新バッファ手
段に記録されているデータによる前記レジスタ手段の対
応するアドレスの内容の更新が保留されているか否かを
示す更新保留指示ビットとを登録する更新テーブル手段
と、 前記レジスタ手段の内容が更新保留状態の場合に、前記
レジスタ手段のアドレスと、前記レジスタ更新バッファ
手段のアドレスと、前記更新保留指示ビットとを互いに
対応させて登録し、各登録内容に対応するエントリ間
に、対応する命令を実行するためのプライオリティを付
加し、該プライオリティに基づいて、前記レジスタ更新
バッファ手段に処理すべきデータのアドレスを送出する
リザベーションステーション手段とを備え、 命令の実行の際に、前記命令レジスタ手段から出力され
るアドレスに対応する前記更新テーブル手段の更新保留
指示ビットを参照し、前記レジスタ手段が更新されてい
る場合には、前記レジスタ手段に記録されているデータ
を使用して演算を行わせ、前記レジスタ手段が更新保留
状態の場合には、前記レジスタ更新バッファ手段に格納
されているデータを使用して演算を行わせることを特徴
とする命令制御システム。 - 【請求項2】命令完了時点で前記レジスタ手段を前記レ
ジスタ更新バッファ手段に格納されるデータによって更
新される場合に、前記更新テーブル手段から出力される
アドレスに基づいて前記レジスタ更新バッファ手段に格
納されているデータを前記レジスタ手段の対応するアド
レスに格納させると共に、前記更新テーブル手段の対応
する前記更新保留指示ビットをリセットすることを特徴
とする請求項1に記載の命令制御システム。 - 【請求項3】前記レジスタ手段を前記レジスタ更新バッ
ファ手段に格納されるデータによって更新された場合
に、前記リザベーションステーション手段の対応する前
記更新保留指示ビットをリセットすることを特徴とする
請求項2に記載の命令制御システム。 - 【請求項4】リセットされた前記更新保留指示ビットに
対応するリザベーションステーション手段のエントリを
無効化することを特徴とする請求項3に記載の命令制御
システム。 - 【請求項5】前記無効化されたリザベーションステーシ
ョン手段のエントリを削除することを特徴とする請求項
4に記載の命令制御システム。 - 【請求項6】アウト・オブ・オーダ方式の命令制御を行
う命令制御方法であって、 命令の実行に使用されるデータを記録するレジスタと、
前記レジスタに記録されるべきデータを一時格納するレ
ジスタ更新バッファとを設け、 (a)前記レジスタのアドレスと対応して、前記レジス
タを更新するデータが記録されている前記レジスタ更新
バッファのアドレスと、前記レジスタ更新バッファに記
録されているデータによる前記レジスタの対応するアド
レスの内容の更新が保留されているか否かを示す更新保
留指示ビットとを登録するステップと、 (b)前記レジスタのアドレスの内容が更新保留状態の
場合に、前記レジスタのアドレスと、前記レジスタ更新
バッファのアドレスと、前記更新保留指示ビットとを互
いに対応させて登録し、各登録内容に対応するエントリ
間に、対応する命令を実行するためのプライオリティを
付加し、該プライオリティに基づいて、前記レジスタ更
新バッファに処理すべきデータのあるアドレスを送出す
るステップと、 (c)命令の実行の際に出力されるアドレスに対応する
更新保留指示ビットを参照し、前記レジスタが更新され
ている場合には、前記レジスタに記録されているデータ
を使用して演算を行わせ、前記レジスタが更新保留状態
の場合には、前記レジスタ更新バッファに格納されてい
るデータを使用して演算を行わせるステップを備えるこ
とを特徴とする命令制御方法。 - 【請求項7】(d)前記レジスタを前記レジスタ更新バ
ッファに格納されるデータによって更新する命令が発行
された場合に、前記ステップ(a)の登録内容に従って
前記レジスタ更新バッファに格納されているデータを前
記レジスタの対応するアドレスに格納させると共に、対
応する前記更新保留指示ビットをリセットするステップ
を備えることを特徴とする請求項6に記載の命令制御方
法。
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