JPH11105617A - コンテナ運搬車両 - Google Patents

コンテナ運搬車両

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JPH11105617A
JPH11105617A JP9272592A JP27259297A JPH11105617A JP H11105617 A JPH11105617 A JP H11105617A JP 9272592 A JP9272592 A JP 9272592A JP 27259297 A JP27259297 A JP 27259297A JP H11105617 A JPH11105617 A JP H11105617A
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JP
Japan
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container
fitting
groove
cone
shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP9272592A
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English (en)
Inventor
Shigeru Toyoda
繁 豊田
Fumimochi Fukui
文望 福井
Shinichi Shimada
新一 嶋田
Raitatsu Shiyouji
雷達 庄司
Seiji Hatori
誠二 羽鳥
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MARI FIT KK
Original Assignee
MARI FIT KK
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Publication date
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Publication of JPH11105617A publication Critical patent/JPH11105617A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D90/00Component parts, details or accessories for large containers
    • B65D90/0006Coupling devices between containers, e.g. ISO-containers
    • B65D90/0013Twist lock
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D90/00Component parts, details or accessories for large containers
    • B65D90/0006Coupling devices between containers, e.g. ISO-containers
    • B65D90/0013Twist lock
    • B65D90/002Apparatus for manual or automatic installation/removal of twist-lock

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】いずれの荷役パターンを採用した場合であって
も、人手を介することなく自動的にコンテナ連結金具を
着脱してコンテナを輸送する。 【解決手段】縦溝131aおよび横溝131sからなる
L字状の案内溝131が形成された案内部材13と、案
内部材13の縦溝131aに対するコンテナ連結金具1
の嵌入位置においてその下部コーンをねじりバネの付勢
力に抗して変向させる変向装置14と、縦溝131aの
嵌入位置および縦溝131aと横溝131sとの交差部
の間にコンテナ連結金具1を縦溝131aに沿って移動
させる縦移動装置15と、縦溝131aと横溝131s
との交差部においてコンテナ連結金具1を縦溝131a
から横溝131sに移送させる移送装置16と、横溝1
31sに沿って保管されたコンテナ連結金具1を横溝1
31sと縦溝131aとの交差部に移動させる横移動装
置17から構成された連結金具着脱装置12を、コンテ
ナの下部すみ金具に対応してフレームに設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、コンテナヤードと
コンテナ船が接岸可能な岸壁に連なるエプロンとの間で
コンテナを運搬するコンテナ運搬車両に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンテナ船において、コンテナ
を多段に積載する場合、コンテナの荷崩れを防止するた
め、上側のコンテナの下部四隅に設けられたすみ金具
と、下側のコンテナの上部四隅に設けられたすみ金具と
にわたってそれぞれコンテナ連結金具を配設し、互いに
連結するようにしている。
【0003】まず、このようなコンテナ連結金具につい
て、図15乃至図19に基づいて説明する。
【0004】コンテナ連結金具1は、金具本体2と、こ
の金具本体2に回転可能に軸支されたシャフト3(図1
8参照)と、このシャフト3の上下端にそれぞれ一体に
連結された上部コーン4および下部コーン5と、から構
成されている。そして、金具本体2は、その上下に上側
嵌合部2Uおよび下側嵌合部2Dを一体に備えており、
これらの上側嵌合部2Uおよび下側嵌合部2Dは、コン
テナCtの隅部にそれぞれ固定されたすみ金具Fの係合
孔Fa(図23参照)に合致した形状に形成されてい
る。したがって、金具本体2の上側嵌合部2Uおよび下
側嵌合部2Dは、上側のコンテナCtの下部すみ金具F
の係合孔Faおよび下側のコンテナCtの上部すみ金具
Fの係合孔Faにそれぞれ嵌合して位置決めするように
設定されている。また、金具本体2には、貫通孔(図示
せず)が上側嵌合部2Uおよび下側嵌合部2Dを貫通し
て形成され、この貫通孔にシャフト3が軸支されてい
る。
【0005】なお、金具本体2は、左右に分割可能な分
割構造となっており、ボルトによって一体に締結されて
いる。
【0006】一方、上部コーン4は、コンテナCtの下
部すみ金具Fの係合孔Faに係合可能であり、すみ金具
Fの係合孔Faに対応した形状に形成されている。そし
て、上部コーン4は、シャフト3の回転に伴って金具本
体2の上側嵌合部2Uの上面で回転し、後述するよう
に、シャフト3が第1回転位置Aおよび第2回転位置B
にあるとき、上側のコンテナCtの下部すみ金具Fの係
合孔Faに係合する一方、シャフト3が第3回転位置C
にあるとき、上側嵌合部2Uと合致して上側のコンテナ
Ctの下部すみ金具Fの係合孔Faに挿入離脱自在とな
るものである。
【0007】下部コーン5は、前述した上部コーン4と
同様に、コンテナCtの上部すみ金具Fの係合孔Faに
係合可能であり、すみ金具Fの係合孔Faに対応した形
状に形成されている。そして、下部コーン5は、シャフ
ト3の回転に伴って金具本体2の下側嵌合部2Dの下面
で回転し、後述するように、シャフト3が第1回転位置
Aおよび第3回転位置Cにあるとき、下側のコンテナC
tの上部すみ金具Fの係合孔Faに係合する一方、シャ
フト3が第2回転位置Bにあるとき、下側嵌合部2Dと
合致して下側のコンテナCtの上部すみ金具Fの係合孔
Faに挿入離脱自在となるものである。
【0008】さらに、下部コーン5は、よく知られてい
るように、すみ金具Fの係合孔Faと係合する位置関係
にあるとき、すみ金具Fの係合孔Faに押圧されると、
回転力が付与される形状に形成されている。すなわち、
シャフト3が第1回転位置Aにあって下部コーン5がす
み金具Fの係合孔Faと係合する状態で、下部コーン5
をすみ金具Fの係合孔Faの孔縁に接触させて押圧する
と、下部コーン5を介してコンテナCt(すみ金具F)
にその押圧力を作用させる一方、その反力を下部コーン
5が受けることから、下部コーン5に対する反力によっ
て下部コーン5がシャフト3の回転軸回りに回転させら
れるように形成されている。具体的には、下部コーン5
は、略角錐台形状に形成され、対角線上の角部から上方
に向けてシャフト3の回転軸について点対称な一対のね
じれ状の回転案内稜線51(図17参照)が形成されて
おり、この回転案内稜線51がすみ金具Fの係合孔Fa
の孔縁に接触するとき、下部コーン5にその回転案内稜
線51を介して反力が作用する。そして、下部コーン5
に対する反力は、シャフト3の回転軸からその作用点ま
での距離との積によって曲げモーメントを発生させ、こ
の曲げモーメントによって下部コーン5を回転させるこ
とができるものである。
【0009】これらの上部コーン4および下部コーン5
は、上方から見てX字状に交差してシャフト3に連結さ
れており、上部コーン4が上側のコンテナCtの下部す
み金具Fの係合孔Faに挿入離脱自在であるとき、下部
コーン5は下側のコンテナCtの上部すみ金具Fの係合
孔Faに係合し、また、下部コーン5が下側のコンテナ
Ctの上部すみ金具Fの係合孔Faに挿入離脱自在であ
るとき、上部コーン4は上側のコンテナCtの下部すみ
金具Fの係合孔Faに係合するものである。
【0010】ところで、金具本体2の内部には、図18
に示すように、シャフト3に一体に固定されたアーム3
1が当接可能な第1係止部2aおよび第2係止部2bを
有する空胴2Xが形成されている。このため、シャフト
3は、そのアーム31が空胴2Xの第1係止部2aに当
接する第1回転位置Aから第2係止部2bに当接する第
3回転位置Cにわたって回転することができる。すなわ
ち、アーム31が空胴2Xの第1係止部2aに当接して
シャフト3が第1回転位置Aにあるとき、上部コーン4
および下部コーン5は、それぞれすみ金具Fの係合孔F
aに係合し、一方、アーム31が空胴2Xの第2係止部
2bに当接してシャフト3が第3回転位置Cにあると
き、上部コーン4は、すみ金具Fの係合孔Faに挿入離
脱自在となるとともに、下部コーン5は、すみ金具Fの
係合孔Faに係合するものである。
【0011】また、シャフト3には、ねじりばね6(図
18参照)が配設されており、通常、シャフト3をその
アーム31が空胴2Xの第1係止部2aに当接するよう
に付勢している。さらに、シャフト3には、その周囲に
形成された溝32に沿ってワイヤー7が巻き付けられて
おり、該ワイヤー7の一端ループ部は、アーム31に挿
通され、その他端は、金具本体2に摺動自在に配設され
たマウスピース8を通してその外方に引き出され、操作
ノブ9に止着されている。一方、ワイヤー7の他端近傍
には、係止部材71が形成されており、この係止部材7
1は、マウスピース8に形成されたスロット8a,8
b,8cに選択的に係止することができる。すなわち、
マウスピース8は、その左右両端部が金具本体2のガイ
ド2Yに嵌合されており、ガイド2Yに沿って摺動自在
に配設され、通常金具本体2に配設されたスプリング1
0によってガイド2Yの一端に当接するように付勢され
ている。そして、マウスピース8の上部、側部および下
部には、図19に明瞭に示すように、第1スロット8
a、第2スロット8bおよび第3スロット8cが形成さ
れており、これらのスロット8a,8b,8cには、ワ
イヤー7の係止部材71を選択的に係止することができ
る。
【0012】例えば、ワイヤー7の係止部材71がマウ
スピース8のスロット8a,8b,8cのいずれにも係
止されていない場合、シャフト3は、ねじりばね6によ
ってそのアーム31が金具本体2の空胴2Xの第1係止
部2aに当接して第1回転位置Aにある。この際、上部
コーン4および下部コーン5は、コンテナCtのすみ金
具Fの係合孔Faにそれぞれ係合し、操作ノブ9および
ワイヤー7は水平となる(図20参照)。
【0013】また、操作ノブ9を把持してワイヤー7を
牽引し、ワイヤー7の係止部材71をマウスピース8の
第3スロット8cもしくは第2スロット8bに係止すれ
ば、シャフト3は、ねじりばね6の付勢力に抗して図1
8において反時計回りに回動し、そのアーム31が金具
本体2の空洞2Xの第1係止部2aと第2係止部2b間
の第2回転位置Bにある。この際、上部コーン4は、コ
ンテナCtのすみ金具Fの係合孔Faに係合するととも
に、下部コーン5は、コンテナCtのすみ金具Fの係合
孔Faに挿入離脱自在となり、また、操作ノブ9および
ワイヤー7は、下方もしくは側方に傾斜している(図2
1参照)。
【0014】一方、操作ノブ9を把持してワイヤー7を
牽引し、その係止部材71をマウスピース8の第1スロ
ット8aに係止すれば、シャフト3は、ねじりばね6の
付勢力に抗して図18において反時計回りに回動し、そ
のアーム31が金具本体2の空洞2Xの第2係止部2b
に当接して第3回転位置Cにある。この際、上部コーン
4は、コンテナCtのすみ金具Fの係合孔Faに挿入離
脱自在となるとともに、下部コーン5は、コンテナCt
のすみ金具Fの係合孔Faに係合し、また、操作ノブ9
およびワイヤー7は、上方に傾斜している(図22参
照)。
【0015】このようなコンテナ連結金具1は、例え
ば、国際公表公報WO92/0593号公報に記載され
ている。
【0016】なお、コンテナCtの各隅部に固定される
すみ金具Fについては、詳細には図示しないが、係合孔
FaとともにJISで規格化されている。
【0017】このような構造を有するコンテナ連結金具
1によって上下のコンテナCtを連結するには、まず、
コンテナCtをコンテナヤードからストラドルキャリア
を用いて、あるいは、トランスファクレーンを利用して
トレーラに移し替えてエプロンApまで輸送する。そし
て、エプロンApにおいて、コンテナCtをコンテナク
レーンCrのスプレッダSpで地上約1メートルの高さ
位置に吊り上げて停止させ、コンテナ連結金具1の上部
コーン4をコンテナCtの下部すみ金具Fに取り付ける
(図23(a)参照)。具体的には、操作ノブ9を把持
して牽引し、ワイヤー7の係止部材71をマウスピース
8の第1スロット8aに係止させる。この状態では、シ
ャフト3は、そのアーム31が金具本体2の空洞2Xの
第2係止部2bに当接した第3回転位置Cにあり、上部
コーン4は、上方より見て金具本体2の上側嵌合部2U
と重なる位置にある。このため、上部コーン4を金具本
体2の上側嵌合部2Uとともに上側のコンテナCtの下
部すみ金具Fの係合孔Faに挿入させることができる。
【0018】上部コーン4を係合孔Faに挿入したなら
ば、再び操作ノブ9を把持して牽引し、ワイヤー7の係
止部材71をマウスピース8の第1スロット8aから離
脱させると、シャフト3は、ねじりばね6の付勢力によ
り、そのアーム31が金具本体2の空洞2Xの第1係止
部2aと当接する第1回転位置Aに復帰する。この状態
では、コンテナ連結金具1の上部コーン4および下部コ
ーン5は、前述したように、それぞれすみ金具Fの係合
孔Faに係合することから、コンテナ連結金具1は、コ
ンテナCtのすみ金具Fから脱落することはない(図2
3(b)参照)。このようなコンテナ連結金具1の取り
付け作業は、4人の作業者が1個ずつコンテナ連結金具
1を持って行われる。
【0019】コンテナCtの下部すみ金具Fにコンテナ
連結金具1を取り付けたならば、コンテナクレーンCr
でコンテナCtを吊り上げ、コンテナ船Shの甲板上の
コンテナCtに載置する(図23(c)参照)。この場
合、コンテナ連結金具1の下部コーン5は、ねじりばね
6の付勢力に抗してコンテナCtの上部すみ金具Fの係
合孔Faの孔縁に沿って強制的に回転させられ、下部コ
ーン5が上方より見て金具本体2の下側嵌合部2Dと重
なった際、下部コーン5は金具本体2の下側嵌合部2D
とともにコンテナCtの上部すみ金具Fの係合孔Faに
嵌入する。そして、下部コーン5が上部すみ金具Fに嵌
入すると、下部コーン5は、ねじりばね6の付勢力によ
って再び係合位置に復帰し、すみ金具Fの係合孔Faに
係合する。この結果、上下のコンテナCtは、コンテナ
連結金具1の、上側のコンテナCtの下部すみ金具Fお
よび下側のコンテナCtの上部すみ金具Fにそれぞれ係
合している上部コーン4および下部コーン5によって連
結されるものである(図23(d)参照)。
【0020】一方、コンテナ船Shの甲板上のコンテナ
Ctを荷卸しする場合は、係合位置にある下部コーン5
を甲板上から操作ノブ9を引き下げ、あるいは、押し下
げ、マウスピース8の第3スロット8cにワイヤー7の
係止部材71を係止させる。この状態では、シャフト3
は、そのアーム31が金具本体2の空洞2Xの第1係止
部2aと第2係止部2bとの間の第2回転位置Bにあ
り、下部コーン5は、上方より見て金具本体2の下側嵌
合部2Dと重なることから、下側のコンテナCtの上部
すみ金具Fの係合孔Faから離脱させることができる
(図24(a)参照)。
【0021】次いで、コンテナクレーンCrのスプレッ
ダSpを介してコンテナCtを吊り上げて移動させ、エ
プロンApの地上約1メートルの高さ位置に停止させた
後、コンテナCtの下部すみ金具Fからコンテナ連結金
具1の上部コーン4を離脱させる。すなわち、操作ノブ
9を把持して牽引し、ワイヤー7の係止部材71をマウ
スピース8の第1スロット8aに係止させる。この状態
は、前述したように、シャフト3は、そのアーム31が
金具本体2の空洞2Xの第2係止部2bに当接する第3
回転位置Cにあり、上部コーン4は、上方より見て金具
本体2の上側嵌合部2Uと重なっている。このため、コ
ンテナCtの下部すみ金具Fの係合孔Faからコンテナ
連結金具1を離脱させることができる(図24(b)参
照)。この後、コンテナクレーンCrからコンテナCt
をトレーラやストラドルキャリアなどに移し替え、エプ
ロンApからコンテナヤードに輸送するものである。
【0022】このように、コンテナCtのすみ金具Fに
対するコンテナ連結金具1の着脱作業は、地上約1メー
トルの高さ位置に吊り上げられたコンテナCtに作業者
が近寄って行われており、作業が煩雑になるとともに、
多くの作業時間を必要とするばかりでなく、安全性に難
があるものである。また、コンテナ連結金具1は、重量
も大きく、作業者に対する負担が大きなものとなってい
た。
【0023】このため、コンテナCtの下部すみ金具F
に対するコンテナ連結金具1の着脱作業を自動的に行う
ことができるコンテナ連結金具の着脱装置が提案されて
いる(例えば、特公平5−13759号公報および特公
平7−5277号公報参照)。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たコンテナ連結金具の着脱装置にあっては、コンテナ1
個について1個の着脱装置が対応することから、コンテ
ナヤードもしくはエプロンにおいて、作業者がコンテナ
連結金具を着脱装置から取り出し、あるいは、着脱装置
に取り付ける必要があり、効率が悪いという問題があっ
た。すなわち、コンテナをコンテナヤードとコンテナ船
との間で積み卸しする場合、例えば、輸入コンテナをコ
ンテナ船から全数荷卸ししてコンテナヤードに運搬した
後、輸出コンテナをコンテナヤードから全数積み出して
コンテナ船に積み込むといった輸入コンテナ、輸出コン
テナ別全数荷役パターンと、輸入コンテナをコンテナ船
から荷卸ししてコンテナヤードに運搬する一方、並行し
て輸出コンテナをコンテナヤードから積み出してコンテ
ナ船に積み込むといった輸入コンテナ、輸出コンテナ積
み卸し同時進行パターンとがある。
【0025】したがって、輸入コンテナ、輸出コンテナ
別全数荷役パターンを採用した場合、前述したコンテナ
連結金具の着脱装置を利用すると、コンテナヤードにお
いて輸入コンテナを車両から離脱させた後、そのままエ
プロンに移動しても、着脱装置にコンテナ連結金具が残
されたままとなっていることからコンテナ連結金具が取
り付けられた輸入コンテナを受け入れることができない
ものである。このため、人手を介して車両からコンテナ
連結金具をコンテナヤードもしくはエプロンにおいて取
り外す必要がある。
【0026】同様に、エプロンにおいて輸出コンテナを
車両から離脱させた後、そのままコンテナヤードに移動
しても、着脱装置にコンテナ連結金具は存在しないこと
から輸出コンテナにコンテナ連結金具を取り付けること
ができないものである。このため、人手を介してコンテ
ナ連結金具を車両にコンテナヤードもしくはエプロンに
おいて取り付ける必要がある。
【0027】このように、重量のあるコンテナ連結金具
を人手を介して取り付け、あるいは、取り外す作業が必
要となり、作業者に対する負担は依然として軽減されて
いないものである。
【0028】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れもので、輸入コンテナ、輸出コンテナ別全数荷役パタ
ーンもしくは輸入コンテナ、輸出コンテナ積み卸し同時
進行パターンのいずれの荷役パターンを採用した場合で
あっても、人手を介することなく自動的にコンテナ連結
金具を着脱してコンテナをコンテナヤードとエプロン間
に輸送することのできるコンテナ運搬車両を提供するも
のである。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明は、コンテナの下
部すみ金具に対応してフレームにそれぞれ連結金具着脱
装置を設け、この連結金具着脱装置は、縦溝および横溝
からなるL字状の案内溝が形成された案内部材と、案内
部材の縦溝に対するコンテナ連結金具の嵌入位置におい
てその下部コーンをねじりばねによる付勢力に抗して変
向させる変向装置と、縦溝の嵌入位置および縦溝と横溝
との交差部の間にコンテナ連結金具を縦溝に沿って移動
させる縦移動装置と、縦溝と横溝との交差部においてコ
ンテナ連結金具を縦溝から横溝に移送させる移送装置
と、横溝に沿って保管された複数個のコンテナ連結金具
を横溝と縦溝との交差部に移動させる横移動装置とから
構成され、コンテナの下部すみ金具にコンテナ連結金具
が取り付けられたコンテナを積載する際、コンテナをコ
ンテナ連結金具を介してフレームに固定して輸送すると
ともに、コンテナを荷卸しする際、コンテナ連結金具を
その下部すみ金具から離脱させて保管し、一方、コンテ
ナを積載する際、保管されたコンテナ連結金具をその下
部すみ金具に取り付け、コンテナをコンテナ連結金具を
介してフレームに固定して輸送するとともに、コンテナ
を荷卸しする際、コンテナ連結金具をその下部すみ金具
に取り付けることを特徴とするものである。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例の形態につ
いて図面に基づいて説明する。
【0031】なお、先に説明したコンテナ連結金具1を
用いるものとし、その部材の符号はそのまま使用するこ
ととする。
【0032】図1乃至図3には、本発明のコンテナ運搬
車両が示されており、このコンテナ運搬車両Vは、コン
テナCtを搭載してエプロンApとコンテナヤードYd
間に輸送するものであって、コンテナ運搬車両Vのフレ
ーム11には、コンテナCtの下部すみ金具Fに対応し
て4個の連結金具着脱装置12が設けられている。
【0033】この連結金具着脱装置12は、図4に示す
ように、上方より見て車両の前後方向に向かう縦溝13
1aおよび車両の左右方向に向かう横溝131sからな
るL字状の案内溝131を形成した案内部材13と、案
内溝131の縦溝131aに対するコンテナ連結金具1
の嵌入位置においてその下部コーン5をねじりばね6に
よる付勢力に抗して変向させる変向装置14と、縦溝1
31aの嵌入位置および縦溝131aと横溝131sと
の交差部の間にコンテナ連結金具1を縦溝131aに沿
って移動させる縦移動装置15と、案内溝131の縦溝
131aと横溝131sとの交差部においてコンテナ連
結金具1を案内溝131の縦溝131aから横溝131
sに移送する移送装置16と、案内溝131の横溝13
1sに沿って保管された複数個のコンテナ連結金具1を
横溝131sと縦溝131aとの交差部に移動させる横
移動装置17と、から構成されている。
【0034】ここで、フレーム11の前後において、左
右の案内部材13は一体に形成され、この案内部材13
に前述した変向装置14、縦移動装置15、移送装置1
6および横移動装置17が設けられている。これらの案
内部材13、変向装置14、縦移動装置15、移送装置
16および横移動装置17は全て同一構造であり、この
ため、コンテナCtの後方右側の下部すみ金具Fが対向
することになる連結金具着脱装置12について図5乃至
図8に基づいて詳細に説明する。
【0035】案内部材13に形成された案内溝131の
うち、縦溝131aの開口幅は、コンテナ連結金具1の
金具本体2の下側嵌合部2Dの横方向長さに対応して形
成され、また、横溝131sの開口幅は、コンテナ連結
金具1の金具本体2の下側嵌合部2Dの前後方向長さに
対応して形成されている。そして、これらの縦溝131
aおよび横溝131sに下部コーン5および金具本体2
の下側嵌合部2Dが嵌合された際、案内部材13の、案
内溝131に沿う周縁で金具本体2を支持することがで
きる。また、横溝131sは、該横溝131sに沿って
複数個のコンテナ連結金具1が保管された際、図7に示
すように、コンテナ連結金具1がコンテナCtの床材と
干渉することがないように、下部すみ金具Fと、その床
材を補強する桁gとの間に位置して形成されている。さ
らに、案内部材13には、横溝131sに沿ってコンテ
ナ連結金具1の金具本体2の前方側上面を支持する支持
材132が設けられており、このため、横溝131sに
沿って保管された複数個のコンテナ連結金具1は、走行
中に跳ね上がって横溝131sから脱落するのが防止さ
れている。
【0036】一方、変向装置14は、コンテナCtがコ
ンテナ運搬車両V上に搭載された際、それらのすみ金具
Fに取り付けられたコンテナ連結金具1の下部コーン5
と対向する位置に設けられ、案内部材13に設けられた
電動モータ141と、この電動モータ141の出力軸に
固定された歯車142と、この歯車142と噛み合って
減速させる歯車143と、この歯車143と噛み合うラ
ックが形成されて左右方向に進退自在な変向ヘッド14
4とから構成されている。そして、電動モータ141を
正転駆動させると、変向ヘッド144は、歯車142,
143によって減速されて後退位置から前進し、コンテ
ナ連結金具1の下部コーン5をねじりばね6の付勢力に
抗して押圧し、その向きを変えることができる。また、
電動モータ141を逆転駆動させると、コンテナ連結金
具1の下部コーン5を押圧する位置から後退し、ねじり
ばね6の付勢力によってシャフト3を第1回転位置Aに
復帰させることができる。
【0037】また、縦移動装置15は、案内部材13に
形成された縦ガイド133に配置されたスライダ151
と、このスライダ151に形成された雌ねじに螺合可能
な雄ねじが形成されて一端が案内部材13に回転自在に
軸支された回転軸152と、案内部材13に固定され、
前記回転軸152の他端が連結された電動モータ153
とから構成されている。そして、電動モータ153を回
転駆動させると、回転軸152を回転させ、その雄ねじ
が螺合された雌ねじを有するスライダ151をガイド1
33によって回転を規制しつつ前後方向に進退させるこ
とができる。
【0038】ところで、スライダ151の長手方向の一
端には、図9に詳細に示すように、下部コーン5の長手
方向の一端を支持することができるとともに、下部コー
ン5がシャフト3の回転軸回りに回転した際、干渉する
ことがなく回転することができる湾曲面を有する押圧部
151aが設けられ、また、その他端には、シャフト3
が第1回転位置Aにあるときの下部コーン5の略左半部
周面に対応した湾曲面を有する押圧部151bが設けら
れている。そして、これらの押圧部151a,151b
間には、コンテナ連結金具1の下部コーン5が通過する
ことのできる開放部151cが形成されている。
【0039】一方、移送装置16は、前述した縦移動装
置15によって案内部材13の縦溝131aと横溝13
1sとの交差部に移動させられたコンテナ連結金具1の
下部コーン5と対向する位置に設けられ、案内部材13
に設けられた電動モータ161と、この電動モータ16
1の出力軸に固定された歯車162と、この歯車162
と噛み合って減速させる歯車163と、この歯車163
と噛み合うラックが形成されて左右方向に進退自在な移
送ヘッド164とから構成されている。そして、電動モ
ータ161を正転駆動させると、移送ヘッド164は、
歯車162,163によって減速されて後退位置から前
進し、縦溝131aと横溝131sとの交差部に位置す
るコンテナ連結金具1の下部コーン5を押圧し、縦溝1
31aから横溝131sに移送することができる。ま
た、電動モータ161を逆転駆動させると、コンテナ連
結金具1の下部コーン5を押圧する位置から後退し、後
述する横移動装置17によって横溝131sに沿って保
管されたコンテナ連結金具1を横溝131sと縦溝13
1aとの交差部に移動することを許容するものである。
【0040】また、横移動装置17は、案内部材13に
形成された横ガイド134に沿って配置されたスライダ
171と、このスライダ171に形成された雌ねじに螺
合可能な雄ねじが形成されて一端が案内部材13に回転
自在に軸支された回転軸172と、案内部材13に固定
され、前記回転軸172の他端が連結された電動モータ
(図示せず)とから構成されている。そして、図示しな
い電動モータを回転駆動させると、回転軸172を回転
させ、その雄ねじが螺合された雌ねじを有するスライダ
171をガイド134によって回転を規制しつつ左右方
向に進退させることができる。
【0041】次に、このように構成された連結金具着脱
装置12の作動について説明する。まず、初期状態にお
いては、変向装置14は、その変向ヘッド144が案内
部材13の縦ガイド133から後退した後退位置にあ
り、また、縦移動装置15は、そのスライダ151がコ
ンテナCtの下部すみ金具Fと対向する後退位置にあ
り、さらに、移送装置16は、その移送ヘッド164が
案内部材13の縦ガイド133から後退した後退位置に
あり、また、横移動装置17は、そのスライダ171が
横溝131sの先端側に位置している。
【0042】ここで、輸入コンテナCtをコンテナヤー
ドYdに輸送するため、コンテナ運搬車両Vをエプロン
Apに移動させ、コンテナクレーンCrを介してコンテ
ナ船Shから荷卸しされたコンテナCtを搭載する。こ
の場合、荷卸しされたコンテナCtは、その下部すみ金
具Fにコンテナ連結金具1が取り付けられており、この
コンテナ連結金具1は、前述したように、シャフト3が
第2回転位置Bにあって下部コーン5が下側のコンテナ
Ctの上部すみ金具Fの係合孔Faに挿入離脱自在であ
ることから、そのままコンテナ運搬車両Vに積載するこ
とができる。すなわち、すみ金具Fの係合孔Faと挿入
離脱自在な下部コーン5および金具本体2の下側嵌合部
2Dは、案内部材13の縦溝131aの先端嵌入位置に
嵌入され、また、金具本体2の下面側左右周縁部が案内
部材13上に載置されてコンテナCtが支持されてい
る。下部コーン5が縦溝131aに嵌入されると、操作
ノブ9は、案内部材13に当接し、係止部材71が第2
スロット8bから離脱させられることから、シャフト3
はねじりばね6の付勢力によって第1回転位置Aに復帰
し、その結果、上部コーン4および下部コーン5は、そ
れぞれすみ金具Fの係合孔Faに係合する位置となり、
コンテナCtはコンテナ連結金具1を介してコンテナ運
搬車両Vに固定される(図10参照)。
【0043】次いで、コンテナクレーンCrのスプレッ
ダSpをコンテナCtから離脱させ、コンテナCtをコ
ンテナ運搬車両VによってエプロンApからコンテナヤ
ードYdに輸送する。コンテナ運搬車両Vがコンテナヤ
ードYdに到着したならば、変向装置14を作動させ、
下部コーン5をねじりばね6の付勢力に抗して回動させ
る。すなわち、変向装置14の電動モータ141を正転
駆動させることにより、変向ヘッド144を前進させ、
下部コーン5を押圧する。この際、下部コーン5を、縦
溝131a(係合孔Fa)に挿入離脱自在なシャフト3
の第2回転位置B(図11参照)を経て上部コーン4が
係合孔Fa(縦溝131a)に挿入離脱自在なシャフト
3の第3回転位置C(図12参照)まで回動させる。
【0044】この状態で、トランスファクレーンTc
(図1参照)を介してコンテナCtを吊り上げると、コ
ンテナ連結金具1を連結金具着脱装置12に保持したま
まコンテナCtをコンテナ連結金具1の上部コーン4か
ら離脱させることができ、コンテナCtをトランスファ
クレーンTcによって設定された保管位置まで運搬する
ことができる。
【0045】コンテナCtを離脱させた後、変向装置1
4の電動モータ141を逆転駆動させれば、コンテナ連
結金具1の上部コーン4および下部コーン5は、ねじり
ばね6の付勢力によって再び図10に示すシャフト3の
第1回転位置Aに復帰する。この後、縦移動装置15の
電動モータ153を正転駆動させると、スライダ151
は、縦ガイド133に沿って前進移動し、その押圧部1
51aで下部コーン5を押圧してコンテナ連結金具1を
縦溝131aに沿って縦移動させることができる。そし
て、下部コーン5が、縦溝131aと横溝131sとの
交差部に移動すれば、電動モータ153を逆転駆動さ
せ、スライダ151の開放部151cを横溝131sに
対向させる。この後、移送装置16の電動モータ161
を正転駆動させると、移送ヘッド164が前進し、コン
テナ連結金具1の下部コーン5を押圧することから、コ
ンテナ連結金具1を縦溝131aから横溝131sに移
送することができる。
【0046】以下、同様に作業してコンテナ船Shから
コンテナCtを荷卸し、コンテナヤードYdに輸送して
保管する。この実施形態においては、コンテナ運搬車両
Vに8個のコンテナCtに対応するコンテナ連結金具1
を合計32個保管することができるようになっている。
【0047】次に、コンテナヤードYdに保管された輸
出用コンテナCtをコンテナ船Shに積み込む場合につ
いて説明する。まず、コンテナヤードYdおいて、コン
テナ運搬車両Vに保管されたコンテナ連結金具1をコン
テナCtのすみ金具Fに対向する縦溝131aの先端嵌
入位置まで搬送する。すなわち、まず、縦移動装置15
のスライダ151をその開放部151cが横溝131s
と対向する位置まで移動させた後、横移動装置17の電
動モータ(図示せず)を正転駆動させ、スライダ171
を横ガイド134に沿って前進させることにより、横溝
131sの最先端側に保管されたコンテナ連結金具1の
下部コーン5を押圧して複数個のコンテナ連結金具1を
横溝131sに沿って移動させる。そして、最外側のコ
ンテナ連結金具1が縦移動装置15のスライダ151に
開放部151cを通して横溝131sと縦溝131aと
の交差部に到達すれば、横移動装置17の作動を停止さ
せた後、縦移動装置15の電動モータ153を逆転駆動
させ、スライダ151を縦ガイド133に沿って後退さ
せる。この際、コンテナ連結金具1は、その下部コーン
5が押圧部151bによってその略半周囲を包囲された
状態で押圧される結果、縦溝131aに沿って移動させ
られる(図14参照)。
【0048】コンテナ連結金具1が、縦溝131aの先
端嵌入位置に到達すれば、縦移動装置15の電動モータ
153を正転駆動させ、スライダ151の押圧部151
aをコンテナ連結金具1の下部コーン5と略当接する位
置まで前進させる。次いで、変向装置14の電動モータ
141を正転駆動させ、その変向ヘッド144を介して
コンテナ連結金具1の上部コーン4がすみ金具Fの係合
孔Faに挿入離脱自在な位置まで下部コーン5を押圧し
て回動させる(図12参照)。この状態で、トランスフ
ァクレーンTcを介して吊り上げられたコンテナCtを
コンテナ運搬車両Vに搭載すれば、コンテナCtの下部
すみ金具Fの係合孔Faに上部コーン4を嵌合させるこ
とができる。
【0049】コンテナCtの搭載が終了すれば、再び変
向装置14の電動モータ141を逆転駆動させ、コンテ
ナ連結金具1の上部コーン4および下部コーン5をねじ
りばね6の付勢力によってシャフト3を第1回転位置A
に復帰させ、コンテナCtをコンテナ運搬車両Vに固定
する。
【0050】この状態で、コンテナCtをコンテナヤー
ドYdからエプロンApまで輸送する。そして、エプロ
ンApにおいて、再び変向装置14の電動モータ141
を正転駆動させ、変向ヘッド144を介して下部コーン
5を押圧して下部コーン5を縦溝131aに挿入離脱自
在な位置まで回動させる(図11参照)。次いで、コン
テナCtをコンテナクレーンCrのスプレッダSpを介
して吊り上げれば、コンテナCtをコンテナ運搬車両V
から離脱させることができる。この際、コンテナ連結金
具1は、その上部コーン4がコンテナCtの下部すみ金
具Fの係合孔Faに係合しており、すみ金具Fから離脱
することはない。そして、コンテナ連結金具1の下部コ
ーン5が縦溝131aから離脱すれば、ねじりばね6の
付勢力によってシャフト3は第1回転位置Aに復帰し、
コンテナ連結金具1の上部コーン4および下部コーン5
は、それぞれコンテナCtのすみ金具Fの係合孔Faに
係合する。この状態で、コンテナ船Shの甲板上に積載
されたコンテナCtに積み重ねれば、前述したように、
係合位置にある下部コーン5は、下側のコンテナCtの
上部すみ金具Fの係合孔Faに沿って自動的に回転させ
られ、その係合孔Faに嵌合すれば、再びねじりばね6
によって係合位置に復帰して上下のコンテナCtを連結
することができる。
【0051】以下同様にして、コンテナヤードYdのコ
ンテナCtをコンテナ船Shに積み込むことができる。
【0052】ところで、このようなコンテナCtの荷役
パターンは、輸入コンテナ、輸出コンテナ別全数荷役パ
ターンに対応するものであるが、輸入コンテナ、輸出コ
ンテナ積み卸し同時進行パターンでコンテナCtの積み
込み、あるいは荷卸しすることもできる。すなわち、輸
入コンテナCtをコンテナ運搬車両Vによってエプロン
ApからコンテナヤードYdに輸送した後、コンテナヤ
ードYdにおいて、輸入コンテナCtをコンテナヤード
Ydに荷卸しした際にコンテナ運搬車両Vの連結金具着
脱装置12に保管したコンテナ連結金具1を利用して輸
出コンテナCtをコンテナ運搬車両Vに固定し、その輸
出コンテナにコンテナ連結金具1を取り付けて船積みす
ればよいものである。
【0053】このように、輸入コンテナ、輸出コンテナ
別全数荷役パターンでコンテナの積み卸しをする場合で
あっても、あるいは、輸入コンテナ、輸出コンテナ積み
卸し同時進行パターンでコンテナの積み卸しをする場合
であっても、コンテナ運搬車両Vによって輸入コンテナ
Ctをコンテナ船Shから荷卸しするとともに、エプロ
ンApからコンテナヤードYdに輸送し、また、輸出コ
ンテナCtをコンテナヤードYdからエプロンApに輸
送するとともに、コンテナ船Shに積み込むことができ
る。
【0054】なお、本実施形態においては、図15乃至
図22に例示したコンテナ連結金具1を採用した場合に
ついて説明したが、このようなコンテナ連結金具に限定
するものではなく、下部コーンを変向装置によってねじ
りばねの付勢力に抗して変向させることのできるコンテ
ナ連結金具であれば適用することができる。この場合、
コンテナ連結金具の下部コーンの形状に合わせて変向装
置や縦移動装置などの形状を適宜変更すればよい。
【0055】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、コンテナ
の下部すみ金具に対応してフレームにそれぞれ連結金具
着脱装置を設け、この連結金具着脱装置は、縦溝および
横溝からなるL字状の案内溝が形成された案内部材と、
案内部材の縦溝に対するコンテナ連結金具の嵌入位置に
おいてその下部コーンをねじりばねによる付勢力に抗し
て変向させる変向装置と、縦溝の嵌入位置および縦溝と
横溝との交差部の間にコンテナ連結金具を縦溝に沿って
移動させる縦移動装置と、縦溝と横溝との交差部におい
てコンテナ連結金具を縦溝から横溝に移送させる移送装
置と、横溝に沿って保管された複数個のコンテナ連結金
具を横溝と縦溝との交差部に移動させる横移動装置とか
ら構成され、コンテナの下部すみ金具にコンテナ連結金
具が取り付けられたコンテナを積載する際、コンテナを
コンテナ連結金具を介してフレームに固定して輸送する
とともに、コンテナを荷卸しする際、コンテナ連結金具
をその下部すみ金具から離脱させて保管し、一方、コン
テナを積載する際、保管されたコンテナ連結金具をその
下部すみ金具に取り付け、コンテナをコンテナ連結金具
を介してフレームに固定して輸送するとともに、コンテ
ナを荷卸しする際、コンテナ連結金具をその下部すみ金
具に取り付けることにより、輸入コンテナ、輸出コンテ
ナ別全数荷役パターンもしくは輸入コンテナ、輸出コン
テナ積み卸し同時進行パターンのいずれの荷役パターン
を採用した場合であっても人手を介することなく自動的
にコンテナ連結金具を着脱してコンテナヤードとエプロ
ン間にコンテナを輸送することすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンテナ運搬車両によってコンテナを
コンテナヤードとエプロンとの間で輸送するとともに、
コンテナクレーンによってコンテナをコンテナ運搬車両
とコンテナ船との間で積み卸しする状態を示す説明図で
ある。
【図2】本発明のコンテナ運搬車両を一部省略して示す
側面図である。
【図3】本発明のコンテナ運搬車両を一部省略して示す
平面図である。
【図4】本発明のコンテナ運搬車両に設けられた連結金
具着脱装置を示す平面図である。
【図5】図4のU−U線断面図である。
【図6】図4のV−V線断面図である。
【図7】図4のW−W線断面図である。
【図8】図7の平面図である。
【図9】連結金具着脱装置を構成する縦移動装置のスラ
イダを示す斜視図である。
【図10】連結金具着脱装置に嵌入されたコンテナ連結
金具を着脱させる工程を示す説明図である。
【図11】連結金具着脱装置に嵌入されたコンテナ連結
金具を着脱させる工程を示す説明図である。
【図12】連結金具着脱装置に嵌入されたコンテナ連結
金具を着脱させる工程を示す説明図である。
【図13】連結金具着脱装置に嵌入されたコンテナ連結
金具を保管する工程を示す説明図である。
【図14】連結金具着脱装置に保管されたコンテナ連結
金具を先端嵌入位置に移動させる工程を示す説明図であ
る。
【図15】コンテナ連結金具の斜視図である。
【図16】図15のコンテナ連結金具の平面図である。
【図17】図15のコンテナ連結金具の底面図である。
【図18】図15のコンテナ連結金具の横断面図であ
る。
【図19】図15のコンテナ連結金具のマウスピースの
底面側斜視図である。
【図20】図15のコンテナ連結金具において、シャフ
トが第1回転位置にあるときの上部コーンおよび下部コ
ーンの関係を示す正面図、平面図およびすみ金具に対す
る関係を示す側面図である。
【図21】図15のコンテナ連結金具において、シャフ
トが第2回転位置にあるときの上部コーンおよび下部コ
ーンの関係を示す正面図、平面図およびすみ金具に対す
る関係を示す側面図である。
【図22】図15のコンテナ連結金具において、シャフ
トが第3回転位置にあるときの上部コーンおよび下部コ
ーンの関係を示す正面図、平面図およびすみ金具に対す
る関係を示す側面図である。
【図23】図15のコンテナ連結金具をコンテナに取り
付けてコンテナ船に積み込む作業を説明する工程図であ
る。
【図24】図15のコンテナ連結金具によって連結され
て積載されたコンテナをコンテナ船から荷卸しする作業
を説明する工程図である。
【符号の説明】
1 コンテナ連結金具 2 金具本体 3 シャフト 4 上部コーン 5 下部コーン 6 ねじりばね 7 ワイヤー 8 マウスピース 9 操作ノブ 10 スプリング A 第1回転位置 B 第2回転位置 C 第3回転位置 V コンテナ運搬車両 11 フレーム 12 連結金具着脱装置 13 案内部材 131 案内溝 131a 縦溝 131s 横溝 14 変向装置 144 変向ヘッド 15 縦移動装置 151 スライダ 151a,151b 押圧部 16 移送装置 164 移送ヘッド 17 横移動装置 171 スライダ
フロントページの続き (72)発明者 羽鳥 誠二 兵庫県尼崎市七松町1丁目28番6号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンテナの下部すみ金具に対応してフレ
    ームにそれぞれ連結金具着脱装置を設け、この連結金具
    着脱装置は、縦溝および横溝からなるL字状の案内溝が
    形成された案内部材と、案内部材の縦溝に対するコンテ
    ナ連結金具の嵌入位置においてその下部コーンをねじり
    ばねによる付勢力に抗して変向させる変向装置と、縦溝
    の嵌入位置および縦溝と横溝との交差部の間にコンテナ
    連結金具を縦溝に沿って移動させる縦移動装置と、縦溝
    と横溝との交差部においてコンテナ連結金具を縦溝から
    横溝に移送させる移送装置と、横溝に沿って保管された
    複数個のコンテナ連結金具を横溝と縦溝との交差部に移
    動させる横移動装置とから構成され、コンテナの下部す
    み金具にコンテナ連結金具が取り付けられたコンテナを
    積載する際、コンテナをコンテナ連結金具を介してフレ
    ームに固定して輸送するとともに、コンテナを荷卸しす
    る際、コンテナ連結金具をその下部すみ金具から離脱さ
    せて保管し、一方、コンテナを積載する際、保管された
    コンテナ連結金具をその下部すみ金具に取り付け、コン
    テナをコンテナ連結金具を介してフレームに固定して輸
    送するとともに、コンテナを荷卸しする際、コンテナ連
    結金具をその下部すみ金具に取り付けることを特徴とす
    るコンテナ運搬車両。
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