JPH11103307A - トリガ機能を持つ伝送システム及びその入出力信号の時間間隔測定方法 - Google Patents

トリガ機能を持つ伝送システム及びその入出力信号の時間間隔測定方法

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JPH11103307A
JPH11103307A JP9260669A JP26066997A JPH11103307A JP H11103307 A JPH11103307 A JP H11103307A JP 9260669 A JP9260669 A JP 9260669A JP 26066997 A JP26066997 A JP 26066997A JP H11103307 A JPH11103307 A JP H11103307A
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transmission
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Abstract

(57)【要約】 【課題】入出力信号の時間間隔を対応する伝送信号から
測定することである。 【解決手段】測定対象の入力信号IN1と出力信号OU
T1に対応する伝送信号S10、S20のトリガ条件を
作成し、マスタ局30のメモリに記憶する。信号線上の
伝送信号の状態の変化が、トリガ条件と一致するか否か
を判定し、条件が一致したならトリガ信号q5、q6を
測定装置31に出力する。測定装置31は、トリガ信号
q5、q6が入力したときの伝送信号Sa1、Sb1の
時間差t1を測定し、時間差t1が許容値以下か否かを
判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は スレーブ局とマス
タ局とからなる伝送システム及び入出力信号の時間間隔
測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】工場や物流設備などで通信機能を持つセ
ンサ、アクチュエータ、インバータ、サーボ等の機器
(これをスレーブ局と呼ぶ)と、それらの機器を通信回
線を介して制御するコントローラ(マスタ局と呼ぶ)と
からなる伝送システムがある。
【0003】図10は、従来の伝送システムの構成図で
ある。スレーブ局10、11、12は信号線L1を介し
てマスタ局15のインターフェース部IF1と接続され
ており、スレーブ局20、21、22は信号線L2を介
してマスタ局15のインターフェース部IF2と接続さ
れている。また、測定装置16は、信号の時間間隔を測
定する装置であり、入力端子H1が信号線L1に接続さ
れ、入力端子H2が信号線L2に接続されている。測定
装置16の入力端子H3には測定対象の入出力信号に対
応する伝送信号を指定する情報がユーザにより入力さ
れ、出力端子H4からは、測定対象の伝送信号の時間差
が許容値以下か否かを示す判定結果q4が出力される。
【0004】図11は、スレーブ局10、20、マスタ
局15及び測定装置16の動作を示す図である。スレー
ブ局10は、例えばセンサであり、センサの入力信号I
N1の立ち上がりを検出すると、信号線L1上にマスタ
局15宛にセンサの検出信号Sa1を出力する。マスタ
局15は、受信した信号がセンサの検出信号Sa1であ
ると認識すると、信号線L2上にスレーブ局20宛に伝
送信号Sb1を出力する。スレーブ局20は、例えばア
クチュエータであり、マスタ局15からの伝送信号Sb
1を受信してアクチュエータを駆動し、同時に駆動状態
を示す出力信号OUT1を出力する。
【0005】測定装置16は、スレーブ局10の入力信
号IN1と、スレーブ局20から出力される出力信号O
UT1との時間間隔が許容値以下か否か、つまりセンサ
の入力を検出してから一定時間以内にアクチュエータが
動作したか否かを判定する。この場合、測定装置16
は、上記の入出力信号IN1、OUT1を直接測定する
ことができないので、その代わりに入力端子H1に入力
する伝送信号Sa1と、入力端子H2に入力する伝送信
号Sb1との時間差t1を測定して、その値が許容値t
0’以下か否かを判定し、判定結果q4を出力する。
【0006】マスタ局15は、測定装置16から出力さ
れる判定結果q4を監視し、正のパルス信号が出力され
たときには、上記の入出力信号IN1、OUT1を入力
または出力するセンサとアクチュエータが正常に動作し
ているものと判断し、判定結果q4としてパルス信号が
出力されないときには、センサとアクチュエータに異常
が発生したものと判断して異常処理を実行する。
【0007】次に、従来の測定装置16の動作を図12
の機能説明図を参照して説明する。測定装置16には信
号線L1、L2上の伝送信号が信号q1、q2として入
力されている(図12)。測定装置16は、入力信号
IN1、出力信号OUT1に対応する伝送信号Sa1、
Sb1の立ち上がりを検出して伝送信号Sa1とSb1
の時間差t1を測定する(図12)。そして、時間差
t1の許容値t0をメモリから読み出し(図12)、
その許容値t0’と測定した時間差t1とを比較する
(図12)。測定した時間差t1が許容値t0’以下
であれば、判定結果q4として正のパルス信号を出力
し、測定した時間差t1が許容値t0’を超えていれば
パルス信号を出力しない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように測定装
置16が入力信号IN1と出力信号OUT1との時間間
隔が許容値以下となっているか否かを判定する場合に、
入力信号IN1と出力信号OUT1を直接測定できない
ときには、代わりにその入力信号IN1、出力信号OU
T1に対応する信号線上の伝送信号Sa1、Sb1の時
間差t1を測定し、その時間差t1が許容値t0’以下
か否かを判定することが行われる。その場合、測定装置
16に、例えば伝送信号Sa1、Sb1の立ち上がりを
検出する回路を設けて、伝送信号Sa1の立ち上がりか
ら伝送信号Sb1の立ち上がりまでの時間が測定され
る。
【0009】従来の測定装置16は、上記のような特定
の入出力信号に対応する伝送信号の時間差を測定するこ
とはできるが、信号線上を伝送される任意の伝送信号の
時間差を測定する機能を持っていなかった。
【0010】また、信号線上を伝送される伝送信号がデ
ータ圧縮されている場合は、従来の測定装置16では、
圧縮されたデータの時間間隔を測定することができなか
った。
【0011】本発明の課題は、入出力信号の時間間隔を
信号線上の伝送信号から簡単に測定できるようにするこ
とである。また、他の課題は、信号線上を伝送される伝
送信号がデータ圧縮されている場合でも、伝送信号の時
間間隔を測定できるようにすることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】複数のスレーブ局とマス
タ局とが信号線により接続され、マスタ局が複数のスレ
ーブ局と通信を行い複数のスレーブ局の制御を行う伝送
システムにおいて、マスタ局は、測定対象の入出力信号
に対応する信号線上の伝送信号と、測定対象の伝送信号
の状態の変化を規定する情報を、測定開始を示す開始用
トリガ条件または測定終了を示す終了用トリガ条件とし
て、入出力信号と対応させて記憶する記憶手段と、測定
対象の伝送信号を送受信し、その測定対象の伝送信号の
状態の変化が開始用トリガ条件または終了用トリガ条件
と一致するか否かを判定するトリガ条件判定手段と、ト
リガ条件判定手段で測定対象の伝送信号の状態の変化が
開始用トリガ条件または終了用トリガ条件と一致すると
判定されたとき、測定開始または終了を示す信号を出力
する出力手段とを備える。
【0013】本発明では、測定対象の入出力信号の時間
間隔を測定する場合に、その入出力信号に対応する伝送
信号とその伝送信号の状態の変化を規定する情報を、測
定開始を示す開始用トリガ条件、測定終了を示す終了用
トリガ条件として、入出力信号に対応させて記憶させ、
測定対象の伝送信号の状態の変化が開始用トリガ条件ま
たは終了用トリガ条件と一致したとき、測定開始または
終了を示す信号を出力するようにした。
【0014】従って、マスタ局側で、入出力信号に対応
する信号線上の伝送信号とその伝送信号のトリガ条件を
定めることにより、例えば入出力信号の時間間隔を測定
する測定装置側で測定対象の伝送信号の立ち上がり、あ
るいは立ち下がりを検出する必要がなくなる。また、マ
スタ局は入出力信号と伝送信号とを対応づけて、その伝
送信号のトリガ条件を定めるだけでよいので、トリガ条
件の設定が簡単に行え、測定対象の入出力信号が変更さ
れた場合にも柔軟に対応できる。
【0015】さらに、マスタ局にデータの解凍手段を設
けることで、信号線上を伝送される伝送信号がデータ圧
縮されていても、その伝送信号を解凍して元のデータか
ら入出力信号に対応する伝送信号とそのトリガ条件を定
めることができる。これにより、従来の測定装置ではで
きなかった圧縮された伝送信号の時間間隔の測定が可能
となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施の形
態の伝送システムのシステム構成を示す図である。同図
において、信号線L1には、スレーブ局10、11、1
2、マスタ局30のインターフェース部IF1及び測定
装置31の入力端子H1が接続されている。また、信号
線L2には、スレーブ局20、21、22、マスタ局3
0及び測定装置31の入力端子H2が接続されている。
なお、スレーブ局10〜12、20〜22は、例えば、
通信機能を有するセンサ、アクチュエータ、インバー
タ、サーボ等の機器からなり、マスタ局30はそれらの
機器を制御するプログラマブルコントローラからなる。
なお、スレーブ局としてプログラマブルコントローラを
用い、上位のマスタ局のプログラマブルコントローラが
下位のスレーブ局のプログラマブルコントローラを制御
するような構成としてもよい。また、図1は、スレーブ
局10〜12とスレーブ局20〜22がそれぞれ別の信
号線L1、L2に接続されている例を示しているが、ス
レーブ局10〜12、20〜22が同一の信号線に接続
されていてもよい。
【0017】マスタ局30の出力端子q5、q6から
は、測定装置31における時間間隔の測定タイミングを
決めるトリガ信号q5、q6が測定装置31の入力端子
H5、H6に出力され、マスタ局30の入力端子q7に
は、測定装置31の出力端子H7から出力される測定対
象の入出力信号を指定する情報とその入出力信号のトリ
ガ条件等が入力される。
【0018】測定装置31の入力端子H3には、測定対
象の入力信号IN1と出力信号OUT1を指定する情報
とそのトリガ条件がユーザにより入力され、出力端子H
4からは入力信号IN1と出力信号OUT1との時間間
隔が許容値以下か否かを判定した判定結果q4が出力さ
れる。
【0019】次に、図2は、マスタ局30の構成を示す
ブロック図である。マスタ局30は、信号線L1の信号
が入力するインターフェース32と、信号線L2の信号
が入力するインターフェース33と、後述する入出力信
号のトリガ情報、伝送信号のトリガ情報等を記憶するメ
モリ34と、マイクロコンピュータ35からの指示に従
って測定装置31にトリガ信号q5、q6を出力、ある
いは測定装置31から入出力信号のトリガ条件等が入力
される入出力部36と、マスタ局30の状態等を表示す
る表示器37と、それらの回路を制御するマイクロコン
ピュータ35とからなる。
【0020】次に、以上のような構成のスレーブ局1
0、20、マスタ局30及び測定装置31の動作を、図
3を参照して説明する。スレーブ局10は、例えばセン
サであり、センサの入信号IN1の立ち上がりを検出す
ると、信号線L1上にマスタ装置30宛にセンサの検出
信号として伝送信号Sa1を出力する。マスタ局30
は、伝送信号Sa1を受信すると、信号線L2上にスレ
ーブ局20宛に伝送信号Sb1を出力する。スレーブ局
20は、例えばアクチュエータであり、マスタ局30か
ら伝送信号Sb1を受信すると、アクチュエータを駆動
し、同時にアクチュエータの駆動状態を示す信号を出力
信号OUT1として外部に出力する。
【0021】また、マスタ局30は、入力信号IN1に
対応する伝送信号S10を定め、その立ち上がりにトリ
ガ信号q5を測定装置31に出力し、出力信号OUT1
に対応する伝送信号S20を定め、その立ち上がりにト
リガ信号q6を測定装置31に出力する。
【0022】測定装置31は、トリガ信号q5、q6を
利用して伝送信号Sa1とSb1の時間差t1を測定し
て、その時間t1が許容値t0’以下か否か、つまりセ
ンサの入力信号を検出してからアクチュエータが動作す
るまでの時間が一定時間以下を否かを判定する。そし
て、許容値以下であれば判定結果q4として正のパルス
信号を、例えばマスタ局30に出力する。マスタ局30
は、判定結果q4として正のパルス信号を検出したとき
に、センサ及びアクチュエータが正常に動作しているも
のと判断し、パルス信号が出力されなければ、何らかの
異常が発生したものと判断して異常処理を実行する。
【0023】次に、マスタ局30と測定装置31の機能
を図4により説明する。例えば、ユーザが測定対象の入
力信号IN1と出力信号OUT1を指定し、それらの信
号の状態の変化を設定すると、測定装置31からマスタ
装置30に入力信号IN1と出力信号OUT1を指定す
る情報と、それらの信号のトリガ条件TRG1、TRG
2と、それらの信号の時間間隔の許容値t0が出力され
る(図4)。
【0024】マスタ局30は、測定装置31により指定
された入力信号IN1と出力信号OUT1に、信号線L
1上の伝送信号S10と信号線L2上の伝送信号S20
を対応させ、さらに入力信号IN1のトリガ条件TRG
1と出力信号OUT1のトリガ条件TRG2に対応する
伝送信号S10とS20のトリガ条件TRGA1とTR
GA2を作成する(図4)。
【0025】例えば、図5の説明図に示すように、入力
信号IN1の測定開始を示す開始用トリガ条件TRG1
が、入力信号IN1の状態がローレベルからハイレベル
に変化する立ち上がりであれば、その入力信号IN1に
対応する伝送信号S10がローレベルからハイレベルに
変化する信号の立ち上がりが、伝送信号S10の開始用
トリガ条件TRGA1としてマスタ局30のメモリ34
に書き込まれる。同様に出力信号OUT1の測定終了を
示す終了用トリガ条件TRG2が、出力信号OUT1の
状態がローレベルからハイレベルに変化する信号の立ち
上がりであれば、その出力信号OUT1に対応する伝送
信号S20がローレベルからハイレベルに変化する信号
の立ち上がりが、信号S20の終了用トリガ条件TRG
A2としてメモり34に書き込まれる。
【0026】図6は、マスタ局30のメモリ34に記憶
される入出力信号と伝送信号との対応関係を示す図であ
る。測定装置31から入力信号IN1と出力信号OUT
1を指定する情報とそれらのトリガ条件TRG1、TR
G2が出力されると、マスタ局30は、入力信号IN1
に対して番号N1を、その入力信号IN1に対応する伝
送信号S10に番号M1を定め、両者を図6に示すよう
に対応づけてメモリ34に記憶する。同様に出力信号O
UT1に対して番号Njを定め、その出力信号OUT1
に対応する伝送信号S20に番号Mkを定め、両者を図
6に示すように対応づけてメモリ34に記憶する。
【0027】また、図7は、測定装置31から出力され
るトリガ情報と、そのトリガ情報から作成される伝送信
号のトリガ情報との対応関係を示す図である。入出力信
号の測定開始を示すトリガ条件TRG1が入力信号IN
1の立ち上がりであれば、その入力信号IN1に対応す
る伝送信号S10のトリガ条件TRGA1として伝送信
号S10の立ち上がりがメモリ34に記憶される。同様
に測定終了を示すトリガ条件TRG2が出力信号OUT
1の立ち上がりであれば、その出力信号OUT1に対応
する伝送信号S20のトリガ条件TRGA2として伝送
信号S20の立ち上がりがメモリ34に記憶される。ま
た、図7には示していないが、入力信号IN1と出力信
号OUT1の時間間隔の許容値t0と、その入出力信号
に対応する伝送信号S10、S20の時間間隔の許容値
t0’が記憶されている。
【0028】なお、図7のトリガ情報は、図6の入出力
信号と伝送信号の番号と対応づけて記憶されており、入
出力信号が定まれば、入出力信号のトリガ条件、対応す
る伝送信号、そのトリガ条件及び時間間隔の許容値を求
めることができる。
【0029】また、入出力信号と伝送信号及びその伝送
信号のトリガ条件とを対応づける方法としては、上記に
述べたように入出力信号と伝送信号に番号を割り当てる
方法に限らず、単に入出力信号とそれに対応する伝送信
号とその伝送信号のトリガ条件と時間間隔の許容値を対
応づけてメモリ34に記憶するようにしてもよい。
【0030】図4に戻り、マスタ局30は、信号線L1
上の伝送信号S10と信号線L2の伝送信号S20のト
リガ条件TRGA1、TRGA2が成立したとき、つま
り伝送信号S10、S20の立ち上がり時に、それぞれ
トリガ信号q5、q6を測定装置31に出力する(図4
)。
【0031】測定装置31は、入力端子H1、H2から
入力する信号線L1、L2上の信号q1、q2を(図
)、トリガ信号q5、q6でトリガし、つまりトリガ
信号q5の立ち上がりのタイミングで伝送信号Sa1を
トリガし、トリガ信号q6の立ち上がりのタイミングで
伝送信号Sb1をトリガし(図4)、伝送信号Sa1
とSb1の時間差t1を測定する(図4)。
【0032】次に、メモリ34から伝送信号Sa1、S
b1の時間間隔の許容値t0を読み出し(図4)、測
定値t1が許容値t0以下か否かを判定する(図4
)。そして、その判定結果を出力する(図4)。
【0033】伝送信号Sa1とSb1の時間差t1がそ
の許容値t0’以下(入力信号IN1と出力信号OUT
1の時間間隔が許容値t0以下)で、判定結果が良のと
きには、図3に示すように測定装置31から判定結果q
4として正のパルス信号が出力され、判定結果が不良の
ときには、パルス信号は出力されない。
【0034】この第1の実施の形態では、測定対象の入
出力信号に対応する伝送信号がトリガ条件を満足すると
き、マスタ局30が、トリガ信号q5、q6を測定装置
31に出力するようにしたので、測定装置31側では測
定対象の伝送信号の状態の変化を検出する機能を有しな
くとも、入出力信号の時間間隔を測定できる。
【0035】また、この実施の形態では、測定対象の入
出力信号が変更となったときでも、変更となった入出力
信号に対応する伝送信号を定め、そのトリガ条件を作成
するだけでよいので、測定対象の入出力信号の変更に対
して柔軟に対応できる。
【0036】次に、圧縮された伝送信号からトリガ条件
を作成できるようにした本発明の第2の実施の形態を説
明する。この第2の実施の形態の伝送システムの構成
は、基本的には図1と同様である。この実施の形態は、
マスタ局30が圧縮されたデータを解凍する機能を有し
ている。
【0037】以下、マスタ局30における処理動作を図
8のフローチャートを参照して説明する。先ず、信号線
L1から伝送信号を受信し、受信した伝送信号が圧縮さ
れたデータを否かを判断する(図8、ST1)。圧縮さ
れたデータであればそのデータを解凍する(ST2)。
【0038】図9(1)に示すように、圧縮されたデー
タD1は、データの数とデータの値とを一対とし、それ
ら1対のデータが複数集まって構成されている。例え
ば、図9(1)の圧縮されたデータD1は、「11・5
0・101」であるので、最初のデータは「1」の値が
1ビット続き、2番目のデータは「0」が5ビット続
き、3番目のデータは「1」が10ビット続くことを示
している。従って、解凍後のデータD2(同図(2))
は、最初に「1」が1ビット、次に「0」が5ビット、
その次に「1」が10ビット続くデータとなる。
【0039】同様に、図9(3)の圧縮データD3は、
「11・10・11・30・101」であるので、解凍
後のデータD4は(同図(4))、最初に「1」が1ビ
ット、次に「0」が1ビット、次に「1」が1ビット、
次に「0」が3ビット、最後に「1」が10ビット続く
データとなる。
【0040】解凍後のデータの3ビット目が「0」か
「1」かにより、伝送信号の状態の変化が表されてい
る。Sa1=0からSa1=1に変化したときが、伝送
信号Sa1の立ち上がりを示している。
【0041】図8に戻り、信号線L1の伝送信号q1の
状態とトリガ条件が一致するか否かを判定する(ST
3)。トリガ条件が一致しなければ、そこで処理を終了
する。例えば、伝送信号S10の立ち上がりと同じタイ
ミングで、解凍したデータの3ビット目がSa1=0か
らSa1=1に変化した場合には、伝送信号S10のト
リガ条件を満たすので、マスタ局30はトリガ信号q5
を測定装置31に出力する(ST4)。同様に信号線L
2の伝送信号q2についてもトリガ条件と一致するか否
かを判定し、トリガ条件が一致したならトリガ信号q6
を測定装置31に出力する。
【0042】測定装置31は、上述した第1の実施の形
態と同様にトリガ信号q5、q6の受信タイミングにお
ける信号Sa1、Sb1の時間差t1を測定し、測定し
た時間差t1が許容値t0以下か否かを判定する。
【0043】この第2の実施の形態によれば、スレーブ
局10、20とマスタ局30との間を伝送される伝送信
号が圧縮されている場合に、マスタ局30がデータの解
凍機能を有し、解凍したデータがトリガ条件を満足する
か否かを判定するようにしたので、従来の測定装置16
では測定できなかった圧縮された伝送信号の時間間隔を
測定することが可能となる。
【0044】
【発明の効果】本発明は、マスタ局が測定対象の入出力
信号に対応する伝送信号のトリガ条件を定め、伝送信号
の状態の変化がトリガ条件を満たすか否かを判定するよ
うにしたので、例えば測定装置が伝送信号の状態の変化
を検出する機能を持たなくとも入出力信号の時間間隔を
測定することができる。また、マスタ局が信号線上を伝
送される圧縮された伝送信号を解凍して、解凍した伝送
信号がトリガ条件を満たすか否かを判定するようにした
ので、従来の測定装置では測定できなかった圧縮された
伝送信号の時間間隔を測定することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の伝送システムの構成を示す
図である。
【図2】マスタ局30の構成を示すブロック図である。
【図3】第1の実施の形態の測定装置31の動作を示す
図である。
【図4】第1の実施の形態のマスタ局30及び測定装置
31の機能説明図である。
【図5】実施の形態のマスタ局30のトリガ情報の説明
図である。
【図6】入出力信号と伝送信号との対応関係を示す図で
ある。
【図7】入出力信号のトリガ条件と伝送信号のトリガ条
件との対応関係を示す図である。
【図8】第2の実施の形態のマスタ局30の受信動作を
示すフローチャートである。
【図9】第2の実施の形態のマスタ局30の受信データ
の処理の説明図である。
【図10】従来の伝送システムの構成を示す図である。
【図11】従来の測定装置16の動作を示す図である。
【図12】従来の測定装置16の機能説明図である。
【符号の説明】
10〜12、20〜22 スレーブ局 30 マスタ局 31 測定装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のスレーブ局とマスタ局とが信号線に
    より接続され、該マスタ局が該複数のスレーブ局と通信
    を行い該複数のスレーブ局の制御を行う伝送システムに
    おいて、 マスタ局が、 測定対象の入出力信号に対応する前記信号線上の伝送信
    号と、測定対象の該伝送信号の状態の変化を規定する情
    報を、測定開始を示す開始用トリガ条件または測定終了
    を示す終了用トリガ条件として、前記入出力信号と対応
    させて記憶する記憶手段と、 前記測定対象の伝送信号を送受信し、該測定対象の伝送
    信号の状態の変化が前記開始用トリガ条件または終了用
    トリガ条件と一致するか否かを判定するトリガ条件判定
    手段と、 前記トリガ条件判定手段で前記測定対象の伝送信号の状
    態の変化が前記開始用トリガ条件または終了用トリガ条
    件と一致すると判定されたとき、測定開始または終了を
    示す信号を出力する出力手段とを備えることを特徴とす
    るトリガ機能を持つ伝送システム。
  2. 【請求項2】前記入出力信号に番号Niを定め、該入出
    力信号と1対1に対応する信号線上の前記伝送信号に番
    号Mkを定め、該番号Ni、Mkに対応させて該入出力信
    号、該測定対象の伝送信号、該測定対象の伝送信号の測
    定開始を示す前記開始用トリガ条件及び測定終了を示す
    前記終了用トリガ条件を前記記憶手段に記憶することを
    特徴とする請求項1記載のトリガ機能を持つ伝送システ
    ム。
  3. 【請求項3】信号線上を伝送される伝送信号がデータ圧
    縮されている場合に、 前記マスタ局は圧縮された伝送信号を圧縮前の状態に戻
    す解凍手段を有し、 前記トリガ条件判定手段は、前記解凍手段で解凍された
    測定対象の伝送信号の状態の変化が前記開始用トリガ条
    件または終了用トリガ条件と一致するか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1記載のトリガ機能を持つ伝送
    システム。
  4. 【請求項4】測定対象の入出力信号のトリガ条件を外部
    から受信する受信手段と、 前記受信手段で受信されたトリガ条件に基づいて前記記
    憶手段に記憶されている前記測定対象の伝送信号の開始
    用トリガ条件及び終了用トリガ条件を更新する更新手段
    を有することを特徴とする請求項1または2記載のトリ
    ガ機能を有する伝送システム。
  5. 【請求項5】複数のスレーブ局とマスタ局とが信号線に
    より接続され、該マスタ局が該複数のスレーブ局と通信
    を行い該複数のスレーブ局の制御を行う伝送システムの
    入出力信号の時間間隔測定方法において、 測定対象の入出力信号に対応する前記信号線上の伝送信
    号と、該測定対象の伝送信号の状態の変化を規定する情
    報を、測定開始を示す開始用トリガ条件または測定終了
    を示す終了用トリガ条件として、前記入出力信号と対応
    させて記憶し、 前記測定対象の伝送信号を送受信し、該測定対象の伝送
    信号の状態の変化が前記開始用トリガ条件または終了用
    トリガ条件と一致するか否かを判定し、 前記測定対象の伝送信号の状態の変化が前記開始用トリ
    ガ条件または終了用トリガ条件と一致すると判定された
    とき、測定開始または終了を示す信号を出力し、 前記測定開始及び測定終了を示す信号に基づいて前記測
    定対象の伝送信号の時間間隔を測定することで対応する
    前記入出力信号の時間間隔を求めることを特徴とする伝
    送システムにおける入出力信号の時間間隔測定方法。
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