JPH11102434A - 画像処理装置及び方法 - Google Patents

画像処理装置及び方法

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JPH11102434A
JPH11102434A JP10189276A JP18927698A JPH11102434A JP H11102434 A JPH11102434 A JP H11102434A JP 10189276 A JP10189276 A JP 10189276A JP 18927698 A JP18927698 A JP 18927698A JP H11102434 A JPH11102434 A JP H11102434A
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JP
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image
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aliasing
color
filter
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Application number
JP10189276A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Ebihara
均 蛯原
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像信号とキー信号の双方にアンチエリシン
グ処理を施しても、前景画像の前景色に対するその背景
色の混合のような画質の低下を招くことがないようにす
る。 【解決手段】 画像処理装置1では、画素検出回路6が
検出した混色の起こる可能性のある画素に対して、画像
フィルター回路3で前景画像にあって背景色を含まない
画素のみを用いたアンチエリアシング処理を施し、この
アンチエリアシング処理の施された前景画像信号を乗算
器7に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は前景画像と背景画像
とをキー信号を用いて合成するときに画像信号及びキー
信号の双方にアンチエリアシング処理を施す画像処理装
置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ある映像(背景画像)の上に任意の形状
でくり貫いた形で別の映像(前景画像)を合成する場
合、ある映像と別の映像の画素毎の合成比率をあらわす
キー信号(キー映像)が使用される。通常、キー信号に
は入力画像からブルーバック(背景色)を抽出するなど
して、背景として消したい部分を透明に、残したい部分
を不透明になるような値を持たせる。
【0003】このキー信号を用いて上記前景画像と背景
画像とを合成した合成画像を、例えばラスタ走査方式の
カラーディスプレイに表示すると、特に斜線や面の辺り
において階段状のギザギザが目立つことがある。これは
画素数の不足により生ずるエリアシング誤差と呼ばれる
現象であり、上記合成画像の画質の低下を招いてしま
う。そこで上記ギザギザのエッジ部分をぼかして、目立
たなくするアンチエリアシング処理が必要とされる。
【0004】しかし、アンチエリアシング処理のために
上記キー信号に対して直接フィルター演算を行うだけで
は、本来は透明になるべき背景領域にもキー値が広がっ
てビデオ合成時に背景色が見えてしまう可能性がある。
【0005】すなわち、例えば図13の(a)に示すよ
うな入力キー信号値Ki(i=0〜9を図示)に対して
単純な3タップ−フィルター演算である Li=F(Ki−1,Ki,Ki+1) =(Ki−1+2Ki+Ki+1)/4 の演算を行った場合、図13の(b)に示すように本来
は背景領域であるi=1,8の画素に対しては透明度が
下がってしまう。
【0006】また、合成する上記前景画像信号に対して
もアンチエリアス処理が必要になるが、単純なフィルタ
ー演算を行うだけでは合成画像の輪郭部分に本来はキー
で抜けて見えなくなるべき背景色が混ざり込んでしまう
問題がある。
【0007】すなわち、例えば図14の(a)に示すよ
うな入力画像信号値Pi(=0〜9を図示)に対して単
純な3タップ−フィルター演算である Qi=F(Pi−1,Pi,Pi+1) =(Pi−1+2Pi+Pi+1)/4 の演算を行った場合、図14の(b)に示すように本来
は背景領域であるi=1,8には前景色が混ざり込み、
前景色であるi=2,7には背景色が混ざり込む。
【0008】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、画像信号とキー信号の双方にアンチエ
リシング処理を施しても、上記前景画像に対するその背
景色の混合のような画質の低下を招くことのない画像処
理装置及び方法の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像処理装
置は、上記課題を解決するために、前景画像と背景画像
とをキー信号を用いて合成する画像処理装置であって、
画素数の不足に伴い斜めの図形境界を階段状にギザギザ
に表示してしまうエリアシングノイズを目立たなくする
アンチエリアシング処理を上記前景画像に施す画像フィ
ルター手段と、上記アンチエリアシング処理を上記キー
信号に施すキーフィルター手段と、上記キー信号、及び
上記画像フィルター手段のサイズから、上記画像フィル
ター手段の演算によって混色の起こる可能性のある画素
を検出する画素検出手段とを備え、上記画素検出手段が
検出した上記混食の起こる可能性のある画素に対して、
上記画像フィルター手段は上記前景画像にあって背景色
を含まない画素のみを用いたアンチエリアシング処理を
施す。
【0010】ここで、上記画素検出手段が上記キー信号
から上記前景画像の中で前景色と背景色の境界部分を検
出したとき、上記画像フィルター手段は、その境界部分
については上記前景画像の前景色を背景色部分に複写す
る。
【0011】また、上記画素検出手段は上記キーフィル
ター手段のサイズから上記キー信号が上記前景画像の背
景色に対して広がる領域を検出したときには、その領域
に対しては最も近くの前景の輪郭画素を複写する。
【0012】本発明に係る画像処理方法は、上記課題を
解決するために、前景画像と背景画像とをキー信号を用
いて合成するための画像処理方法であって、画像信号及
びキー信号の双方に、画素数の不足に伴い斜めの図形境
界を階段状にギザギザに表示してしまうエリアシングを
目立たなくするアンチエリアシング処理を施す際に、上
記前景画像にアンチエリアシング処理を施す画像フィル
ターのサイズから、上記画像フィルターの演算によって
混色の起こる可能性のある画素を検出し、その画素に対
しては、上記画像フィルターの背景色を含まない画素の
みを用いたアンチエリアシング処理を施す。
【0013】ここで、上記キー信号から上記前景画像の
中で前景色と背景色の境界部分を検出し、その境界部分
については上記前景画像の前景色を背景色部分に複写す
る。
【0014】また、上記キー信号に上記アンチエリアシ
ング処理を施すキーフィルターのサイズから上記キー信
号が上記前景画像の背景色に対して広がる領域を検出
し、その領域に対しては最も近くの前景の輪郭画素を複
写するアンチエリアシング処理を施す。
【0015】本発明によれば、画像フィルターのサイズ
から、画像フィルターの演算によって混色の起こる可能
性のある画素が検出され、その画素に対しては、画像フ
ィルターが背景色を含まない画素だけで演算するように
切り替えられる。
【0016】また、キーフィルタのサイズからキー信号
が背景に対して広がる領域を検出し、その領域に対して
は最も近くの前記の輪郭画素をコピーする処理が実行さ
れる。
【0017】本発明に係る画像処理装置は、上記課題を
解決するために、前景画像と背景画像とをキー信号を用
いて合成する画像処理装置であって、画素数の不足に伴
い斜めの図形境界を階段状にギザギザに表示してしまう
エリアシングを目立たなくするアンチエリアシング処理
を上記前景画像に施す画像フィルター手段と、上記画像
フィルター手段に入力する画素の背景色/前景色の識別
結果を基に、上記画像フィルター手段の演算方式を指定
するか、あるいは入力画素を複写するかを選択する制御
手段と、上記アンチエリアシング処理を上記キー信号に
施すキーフィルター手段とを備え、上記制御手段が上記
背景色/前景色の識別結果から混色の起こる可能性のあ
る画素を検出したとき、上記画像フィルター手段は上記
前景画像にあって背景色を含まない画素のみを用いたア
ンチエリアシング処理を施す。
【0018】ここで、上記制御手段が上記背景色/前景
色の識別結果から上記前景画像の中で前景色と背景色の
境界部分を検出したとき、この境界部分については上記
前景画像の前景色を背景色部分に複写する。
【0019】また、上記制御手段は、上記キーフィルタ
ー手段のサイズから上記キー信号が上記前景画像の背景
色に対して広がる領域を検出したときには、その領域に
対して、最も近くの前景の輪郭画素を複写する。
【0020】本発明に係る画像処理方法は、上記課題を
解決するために、前景画像と背景画像とをキー信号を用
いて合成するための画像処理方法であって、アンチエリ
アシング処理を上記前景画像に施す画像フィルター部に
入力する画素の背景色/前景色の識別結果を基に、上記
画像フィルター部の演算方式を指定するか、あるいは入
力画素のいずれかを複写するかを選択制御する。
【0021】ここで、上記背景色/前景色の識別結果か
ら混色の起こる可能性のある画素を検出したとき、上記
画像フィルター部は上記前景画像にあって背景色を含ま
ない画素のみを用いたアンチエリアシング処理を施す。
【0022】また、上記背景色/前景色の識別結果から
上記前景画像の中で前景色と背景色の境界部分を検出し
たとき、この境界部分については上記前景画像の前景色
を背景色部分に複写する。
【0023】また、上記キー信号にアンチエリアシング
処理を施すキーフィルター部のサイズから上記キー信号
が上記前景画像の背景色に対して広がる領域を検出した
ときには、その領域に対して、最も近くの前景の輪郭画
素を複写する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0025】この実施の形態は、例えばコンピュータグ
ラフィックスのような前景画像と例えば写真のような背
景画像とをキー信号を用いて合成する、図1に構成を示
すような画像処理装置1であり、本発明の画像処理装置
及び方法を適用している。
【0026】この画像処理装置1は、図1に示すよう
に、画像入力端子2から入力される前景画像信号に対し
て、画素数の不足に伴い斜めの図形境界を階段状にギザ
ギザに表示してしまうエリアシングを目立たなくするア
ンチエリアシング処理を施す画像フィルター回路3と、
キー信号入力端子4から入力されるキー信号に対して上
記アンチエリアシング処理を施すキーフィルター回路5
と、上記キー信号、及び画像フィルター回路3のサイズ
から、この画像フィルター回路3の演算によって混色の
起こる可能性のある画素を検出する画素検出回路6とを
備えてなる。
【0027】また、この画像処理装置1は、キーフィル
ター回路5でアンチエリアシング処理の施されたキー信
号を上記画像フィルター回路3からの前景画像信号出力
に乗算する乗算器7と、上記アンチエリアシング処理の
施されたキー信号を1から引いた残りの値を、画像入力
端子8から入力される背景画像信号に対して乗算する乗
算器9と、この乗算器9と乗算器7との乗算出力とを加
算し、合成画像を出力端子11から出力する加算器10
とを備えている。
【0028】そして、この画像処理装置1では、画素検
出回路6が検出した上記混色の起こる可能性のある画素
に対して、画像フィルター回路3で上記前景画像にあっ
て背景色を含まない画素のみを用いたアンチエリアシン
グ処理を施し、このアンチエリアシング処理の施された
前景画像信号を乗算器7に供給する。
【0029】画像フィルター回路3は、通常の画素用の
アンチエリアシングフィルター回路12と、拡張画素用
の輪郭画素の記憶回路13と、エッジ画素専用のアンチ
エリアシングフィルター回路14と、これらの回路12
〜14の出力を選択する出力選択回路15とを備えてい
る。
【0030】通常画素用のアンチエリアシングフィルタ
ー回路12は、前景画像信号入力Piに対して例えば、 Qi=F(Pi−1,Pi,Pi+1) =(Pi−1+2Pi+Pi+1)/4 のような3タップのフィルター演算を行う回路である。
そして、入力画素がエッジ画素又は拡張画素でない場合
には、出力選択回路15はこのフィルター回路12の演
算結果を選択する。
【0031】エッジ画素専用のアンチエリアスフィルタ
ー回路14は、背景画素を含まない形のフィルター演算
を実行する。このフィルター回路14は、後述するエッ
ジ画素の付加情報を受けて、エッジ画素の位置(中央、
右、左等)に応じたフィルター演算を実行することがで
きる。エッジ画素に対しては、出力選択回路15はこの
フィルター回路14の演算結果を選択する。
【0032】拡張画素用の輪郭画素の記憶回路13は、
入力画像信号の画素に最も近い前景の輪郭画素情報を記
憶しておく。拡張画素に対しては、出力選択回路15は
この回路13の出力を選択する。
【0033】キーフィルター回路5は、入力キー信号K
iに対して例えば、 Li=F(Ki−1,Ki,Ki+1) =(Ki−1+2Ki+Ki+1)/4 のような3タップのフィルター演算を行う。このフィル
ター回路5は一種類の演算を行えばよい。
【0034】画素検出回路6は、エッジ画素検出回路1
6と、拡張画素検出回路17とを備えている。エッジ画
素検出回路16は、キー信号から背景領域に隣接する前
景の輪郭画素を求め、画像フィルター回路3のサイズか
ら演算によって混色の起きる可能性がある「エッジ画
素」を検出する。拡張画素検出回路17は、キーフィル
ター回路5のサイズからキー信号が背景領域に対して広
がる画素数を求め、画像信号の輪郭画素をコピーすべき
「拡張画素」の検出を行う。この画素検出回路6はこれ
らの検出情報をもとに画素種別情報を生成し、画像フィ
ルター回路3の出力選択回路15に送る。また、エッジ
画素の付加情報をエッジ専用フィルター回路14に送
る。
【0035】次に、この画像処理装置1の動作について
説明する。今、画像入力端子2から図2に示すCG画像
が入力され、画像入力端子8から図3に示すような写真
画像が入力されたとする。また、キー信号入力端子4か
らは上記前景画像から図示しないキー信号生成部が生成
したキー信号が入力されたとする。
【0036】画素検出回路6のエッジ画素検出回路16
は、上記キー信号から上記背景画像に隣接する前景画像
の輪郭画素(エッジ)を求める。
【0037】また、画像フィルター回路3の通常のフィ
ルター回路12は、上記入力画像信号に対して通常の3
タップのフィルター処理を施す。
【0038】また、画像フィルター回路3のエッジ専用
フィルター回路14は、上記入力画像信号に対して上記
エッジ画素の付加情報を用いたエッジ画素専用のアンチ
エリアシング処理を施す。
【0039】また、出力選択回路15は、画素検出回路
6がキーフィルター回路5のサイズから上記キー信号が
上記前景画像の背景色に対して広がる領域を検出する
と、その領域に対しては最も近くの輪郭画素となる前景
画素を輪郭画素の記憶回路13から読み出し、その背景
色に複写する。
【0040】また、出力選択回路15は、画素検出回路
6が上記キー信号から上記背景画像に隣接する前景画像
の輪郭画素を求め、上記混色の起こる可能性のある画素
を検出すると、エッジ専用のフィルター回路14からの
フィルター出力を選択する。
【0041】図4はエッジ拡張処理の動作例を示す図で
ある。この図4の(a)は入力画像信号であり、図4の
(b)はエッジ拡張後の画像信号である。
【0042】エッジ拡張処理は、キー信号に対してアン
チエリアス処理を行う際に、キー信号が前景領域から背
景領域に広がり、本来は透明に抜けるはずの背景領域が
画像合成の際に見えてしまう問題を解決するための処理
である。アンチエリアス処理を施すためのフィルターの
サイズから背景領域にはみ出すキー領域は事前に分かる
ため、画像信号のこの領域に対応する画素に対して、最
も近くにある輪郭画素(背景領域に隣接する前景画素)
のコピーを行うものである。図4ではP2をP1にコピ
ーし、P7をP8にコピーしている。つまり、前景色を
両側に2画素拡張している。
【0043】次に、図5はエッジ保護処理の動作例を示
す図である。この図5の(a)は入力画像信号Piであ
り、図5の(b)はエッジ保護後の画像信号Qiであ
る。
【0044】エッジ保護処理は、画像信号に対してアン
チエリアスフィルター演算を行う際に、背景色が前景色
に混ざり込むことを防止するための処理である。アンチ
エリアス処理を施すためのフィルターのサイズから背景
色が混ざってしまう前景画素、すなわちエッジ画素は事
前に分かるため、そのエッジ画素に対するフィルター関
数のみ背景画素を含まない形に切り替える。図5ではエ
ッジ画素(i=2,7)については、Q2=P2,Q7
=P7として、それぞれ背景画素P1,P8を含まない
ようにし、それ以外の画素については、 Qi=F(Pi−1,Pi,Pi+1) =(Pi−1+2Pi+Pi+1)/4 としている。
【0045】図6はエッジ保護処理とエッジ拡張処理を
組み合わせた場合の動作例を示す図である。この図6の
(a)は入力画像信号Piであり、図6の(b)はエッ
ジ拡張処理及びエッジ保護処理を施した後の画像信号Q
iである。
【0046】図6(b)に示すように、エッジ拡張処理
とエッジ保護処理を組み合わせることで、画像信号とキ
ー信号に対して同時にアンチエリアスフィルター処理を
行いながらも、合成後の画像に背景色の混ざることを完
全に防止できる。
【0047】このため、画像信号処理装置1により、図
2に示した前景画像と図3に示した背景画像とを合成す
ると、図7に示すような本発明に基づくアンチエリアシ
ング処理の施された合成画像を生成することができる。
この合成画像は、図8に示す比較例のように前景画像に
対するその背景色の混合のような画質の低下を招くこと
がない。
【0048】次に、本発明の他の実施の形態について説
明する。この他の実施の形態は、図9に示すような画像
処理装置20である。基本的には上記画像処理装置1と
同様に、例えばコンピュータグラフィックスのような前
景画像と例えば写真のような背景画像とをキー信号を用
いて合成する。
【0049】この画像処理装置20では、入力前景画像
PI(0,0)〜PI(xs,ys)が1画面分の大きさのメモリ21
に格納されている。また、キー画像KI(0,0)〜KI(xs,
ys)も1画面分の大きさのメモリ25に格納されてい
る。また、背景画像も1画面分の大きさのメモリ32に
格納されていてもよい。
【0050】キー画像KI(0,0)〜KI(xs,ys)は、キー生
成回路24により生成されるが、外部から上記キー画像
信号用メモリ25に入力されてもよい。すなわち、キー
画像が外部装置から供給される場合はそのまま使用する
が、キー画像が与えられない場合は入力画像から特定の
色域領域を抽出する処理(クロマキー)などを行ってキ
ー画像を作り出すことができる。
【0051】画像フィルター回路22は上記図1に示し
た画像フィルター回路3と同様に、前景画像信号に対し
て上記アンチエリアシング処理を施す。
【0052】また、キーフィルター回路26は上記図1
に示したキーフィルター回路5と同様に、キー信号に上
記アンチエリアシング処理を施す。
【0053】これらフィルター演算回路は、内部を多段
のパイプライン構成とし、フィルター演算に関与する全
ての画素を一時的に記憶させておくことによって、後述
する画像生成制御回路23から指定された画素のパター
ンに応じたフィルター演算を行える構成とする。さら
に、近傍の画素情報を蓄積していることを利用して、近
傍画素値のコピーや近傍の複数画素の平均値などを出力
する機能も持っている。
【0054】画像生成制御回路23は、上記画素検出回
路6の機能を含み、画素のパターンを検出し、画像フィ
ルター回路22及びキーフィルター回路26での演算方
式を指定する。
【0055】背景識別回路27は、背景として扱われる
キー値を記憶しておくレジスタ(1つの値だけでなく範
囲を持たせることも可能)28を持ち、入力されたキー
値と比較を行って背景画素かどうかの結果を示す背景フ
ラグflag_Bg(x,y)を出力する。また、近傍の画素が背
景であるかどうかの結果を示す近傍背景判定情報Adj
(x,y)も出力する。
【0056】画像フィルター回路22からの前景画像の
フィルター出力PF(x,y)は画像生成制御回路23を介し
て出力画像用メモリ29に出力画像PO(0,0)〜PO(xs,y
s)として蓄えられる。
【0057】また、キーフィルター回路26からのキー
画像のフィルター出力KF(x,y)は画像生成制御回路23
を介してキー出力用メモリ30にキー信号出力KO(0,0)
〜KO(xs,ys)として蓄えられる。
【0058】このキー出力用メモリ30からのキー信号
出力は、乗算器31に供給され、出力画像用メモリ29
からの出力画像に乗算される。また、上記キー信号出力
を1から減算した残りの値は乗算器33に供給され、背
景画像信号用メモリ32から読み出された背景画像信号
に乗算される。
【0059】そして、乗算器31と乗算器33との乗算
出力とを加算器34で加算し、合成画像を出力端子35
から出力する。
【0060】ここで、画像フィルター回路22として
は、図10に示す、5タップのフィルター回路を用いる
ことができる。このフィルター回路は、上記前景画像PI
()が入力される7個のシフトレジスタA,B,C,
D,E,F及びGと、その内のA,B,C,D,Eのシ
フトレジスタで+2,+1,0,−1及び−2倍された
前景画像PIが固有の重みで演算されるフィルター演算回
路41,42,43及び44と、これらフィルター演算
回路41,42,43及び44からのフィルター出力を
時間軸方向に調整する時間調整用レジスタ45、46,
47及び48と、さらに時間軸方向に調整する時間軸調
整用レジスタ49,50,51及び52と、上記7個の
シフトレジスタA,B,C,D,E,F及びGの内の
C,D,E,F,Gのシフトレジスタで+2,+1,
0,−1及び−2倍された前景画像PIか、或いは上記時
間軸調整用レジスタ49,50,51及び52を介した
フィルター出力を制御回路54の制御に基づいて切り換
え選択するセレクタ53とを備えて成る。ここで、各演
算フィルター回路41,42,43及び44は、1クロ
ックで演算が終わる。
【0061】また、キーフィルター回路26としては、
図11に示す5タップのフィルター回路を用いることが
できる。このフィルター回路は、上記キー画像KI()が
入力される5個のシフトレジスタA,B,C,D及びE
と、これら5個のシフトレジスタA,B,C,D及びE
で+2,+1,0,−1及び−2倍されたキー画像KIに
固有の重みを用いてフィルター演算を施すフィルター演
算回路61と、このフィルター演算回路61からのフィ
ルター出力を時間軸方向に調整する時間調整用レジスタ
62と、さらに時間軸方向に調整する時間軸調整用レジ
スタ63と、前景画像において背景領域として透明に抜
きたいエリアのキー値を格納しておく背景領域用固定値
レジスタ64と、時間調整用レジスタ63を介したフィ
ルター演算回路61のフィルター出力と背景領域用固定
値レジスタ64からの固定値とシフトレジスタA,B,
C,D及びEからのレジスタ出力を制御回路66の制御
に基づいて切り換えるセレクタ65とを備えて成る。
【0062】背景領域用固定値レジスタ64は、ブルー
バックによるキー抜きを行う場合などでは、ある程度の
範囲のキー値を背景として扱う必要があるが、透明にな
るべき背景領域に対してフィルター演算を行っても無意
味であるため、一定の固定値に置き換えられるようにし
ておく。
【0063】これら図10及び図11に示した画像フィ
ルター回路22及びキーフィルター回路26を備えた画
像処理装置20の動作を、図12のフローチャートを用
いて以下に説明する。ここで、近傍の画素とは、対象と
する画素(x,y)のフィルター演算を行う際に関与する
全ての画素を指す。
【0064】先ず、ステップS1で、上記画像フィルタ
ー回路22に前景画像信号PI()を、上記キーフィルタ
ー回路26にキー画像信号KI()を入力し、ステップS
2でx=0,y=0とする。
【0065】次に、背景識別回路27が、背景キー値用
レジスタ28を参照して画像フィルター回路22のレジ
スタCに入力されたキー信号KI()が背景であるか否か
を判別し背景フラグflag_Bg(x,y)を画像生成制御回路2
3に供給する。すると、ステップS3で画像生成制御回
路23は、供給されてきた上記背景フラグflag_Bg(x,y)
が真であるか否かを判定する。ここで、上記背景フラグ
flag_Bg(x,y)が真でなく、前景であるときにはステップ
S4に進み、上記背景フラグflag_Bg(x,y)が真であり、
背景であるときにはステップS14に進む。
【0066】ステップS4では背景識別回路27からの
近傍に背景があるか否かを示す近傍背景判定情報Adj
(x,y)を基に近傍に背景があるか否かを判定する。ここ
で、近傍に背景があるときにはステップS5に進む。ま
た、近傍に背景が無いと判定したときにはステップS1
2に進む。
【0067】ステップS5では、セレクタ53に出力P0
(x,y)として近傍の前景画素のみでフィルター演算した
値PF(x,y)を出力させる。
【0068】また、ステップS6では、キー信号出力KI
(x,y)として近傍画素でフィルター演算した値KF(x,y)
を出力させる。
【0069】そして、ステップS7でxをインクリメン
トし、ステップS8の判定でxがxsより大きくなるま
で、ステップS3以降の処理を繰り返す。このステップ
S8でxがxsより大きくなれば、ステップS9に進ん
で、x=0とし、yをインクリメントし、ステップS1
0でyがysより大きくなるまでステップS3以降の処
理を繰り返す。そして、ステップS10でyがysより
大きくなると、ステップS11に進んで、P0(),K
0()を出力する。
【0070】ステップS4にて上記フラグAdj(x,y)から
近傍に背景が無いと判定したときに進んだステップS1
2では、出力P0(x,y)として近傍画素でフィルター演算
した値PF(x,y)をセレクタ53に選択させ、出力させ
る。
【0071】そして、ステップS13ではキー信号出力
KI(x,y)として近傍画素でフィルター演算した値KF(x,
y)を出力させる。その後には、上述したステップS7以
降に移行する。
【0072】上記ステップS3で上記背景フラグflag_B
g(x,y)が真であり、背景であるとして進んだステップS
14では、上記フラグAdj(x,y)を基に近傍に前景があ
るか否かを判定する。ここで、近傍に前景があるときに
はステップS15に進む。また、近傍に前景が無いと判
定したときにはステップS17に進む。
【0073】ステップS15では、出力P0(x,y)とし
て、近傍の前景画素と同じ値を演算出力PF(x,y)として
出力させる。すなわち、近傍の前景画素を複写する。近
傍に前景画素が複数存在する場合には平均化など適当な
演算を行って作る。
【0074】ステップS16では、キー信号出力KI(x,
y)として近傍画素でフィルター演算した値KF(x,y)を出
力させる。その後には、上述したステップS7以降に移
行する。
【0075】ステップS14で上記近傍背景判定情報Ad
j(x,y)から近傍画素に前景が無いと判定したときに進
んだステップS17では、出力P0(x,y)としてPI(x,y)
又はPF(x,y)又は既定値を出力させる。
【0076】そして、ステップS18でキー信号出力K0
(x,y)として入力キー信号画像KI(x,y)又は近傍画素で
フィルター演算した値KF(x,y)又は既定値を出力させ
る。その後には、上述したステップS7以降に移行す
る。
【0077】次に、背景識別回路27での背景フラグ及
び近傍背景判定情報を用いての前景/背景の判別が表1
に示すような場合の、画像処理装置20の詳細な動作を
説明する。
【0078】
【表1】
【0079】この表1において×は背景識別回路27で
の前景/背景の判別が背景であることを示し、○は前景
であることを示す。
【0080】すると、これらの前景/背景の判別結果を
受けて、画像生成制御回路23が画像フィルター回路2
2のフィルター出力PF(x,y)を演算方式を指定しなが
ら、又は前景画像信号PI(x,y)を、出力画像P0(x,y)
として出力画像用メモリ29に格納する。なお、以下で
は画像フィルター回路22での演算方式について主に説
明し、キーフィルター回路26のフィルター出力KF(x,
y)の制御については省略する。また、ここではフィルタ
ー領域の中心が出力しようとしている画素にあたるとし
て説明を進める。
【0081】上記シフトレジスタA,B,C,D及びE
に入った5つの画素が上記表1に{×××××}として
示すように全て背景であるときには以下のようになる。
【0082】先ずステップS3でフィルター領域の中
心、すなわちシフトレジスタCが出力しようとしている
画素が、背景であると上記背景フラグflag_Bg(x,y)から
判定したときには、ステップS14に進み、上記近傍背
景判定情報Adj(x,y)を基に近傍に前景があるか否かを
判定する。近傍には前景が無いので、ステップS17に
進み、シフトレジスタEからの上記入力前景画像信号PI
(0)を選択して出力PO(0)としてセレクタ53に選択さ
せ、出力画像用メモリ29に格納させる。
【0083】次に、上記5つの画素が{××××○}の
ときにはステップS14で近傍画素に前景があるとして
ステップS15に進み、近傍の前景画素と同じ値を、シ
フトレジスタGからのPI(-2)を選択させる。同様に、
上記5つの画素が{×××○×}のときにはステップS
14で近傍に前景画素があると判定し、ステップS15
に進んで、シフトレジスタFからのPI(-1)をセレクタ
53に選択させる。
【0084】上記5つの画素が{××○××}であると
きには、フィルターの中心が前景であるので、ステップ
S3からステップS4に移行する。ステップS4では近
傍に背景が有ると判定するので、ステップS5に進む。
ステップS5では近傍の前景画素のみでフィルター演算
した値を選択させるが、近傍の前景画素は中心の前景画
素PI(0)であるので、このPI(0)をシフトレジスタE
からセレクタ53に選択させる。
【0085】上記5つの画素が{×○×○×}であると
きには、フィルターの中心が背景であるのでステップS
14に進む。ステップS14では近傍画素に前景がある
と判定するので、ステップS15に進む。ステップS1
5では近傍の前景画素が複数存在しているので、フィル
ター演算回路43で“01010”という重みを用い
て、(P(+1)+P(−1))/2という演算を行
う。そして、このフィルター演算出力を時間調整用レジ
スタ47及び51を介したのち、セレクタ53に選択さ
せる。
【0086】上記5つの画素が{×○○○×}であると
きには、フィルターの中心が前景であるのでステップS
4に進む。ステップS4では近傍画素に背景があると判
定するので、ステップS5に進む。ステップS5では近
傍画素のみで、フィルター演算回路42を用いて“01
210”という重みを用いて、(P(+1)+2*P
(0)+P(−1))/4という演算を行う。そして、
このフィルター演算出力を時間調整用レジスタ46及び
50を介したのち、セレクタ53に選択させる。
【0087】上記5つの画素が{○×××○}であると
きには、フィルターの中心が背景であるのでステップS
14に進む。ステップS14では近傍画素に前景がある
と判定するので、ステップS15に進む。ステップS1
5では近傍の前景画素が複数存在しているので、フィル
ター演算回路44で“10001”という重みを用い
て、(P(+2)+P(−2))/2という演算を行
う。そして、このフィルター演算出力を時間調整用レジ
スタ48及び52を介したのち、セレクタ53に選択さ
せる。
【0088】上記5つの画素が{○○○○○}であると
きには、フィルターの中心が前景であるのでステップS
4に進む。ステップS4では近傍画素に背景が無いと判
定するので、ステップS12に進む。ステップS12で
は近傍画素で、フィルター演算回路41で“1383
1”という重みを用いて、(P(+2)+3*P(+
1)+8*P(0)+3*P(−1)+P(−2))/
16という演算を行う。そして、このフィルター演算出
力を時間調整用レジスタ45及び49を介したのち、セ
レクタ53に選択させる。
【0089】このようにして画像処理装置20は、画像
フィルター回路22の演算によって混色の起こる可能性
のある画素を検出したときには、画像フィルター回路2
2内部のセレクタ53に、上記前景画像にあって背景色
を含まない画素のみを用いたアンチエリアシング処理出
力を選択させる。また、上記キー信号が前景画像の背景
色に対して広がる領域を検出し、その領域に対しては前
景画像をその背景色に複写するアンチエリアシング処理
出力を選択させる。
【0090】なお、上記図9に示した画像処理装置20
では、入力画像PI()、キー画像KI()が1画面分の大
きさのメモリにそれぞれ格納されると記述したが、各回
路の内部にフィルター演算時に必要とする近傍の画素全
てを蓄積できるだけのメモリを搭載することで、大容量
のフレームバッファが無くてもリアルタイムに流れてく
るビデオ信号を処理することが可能である。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像信号のエッジ拡張によるキー領域の拡大に対する処
理と、画像信号のエッジ保護による背景色の混色防止の
機能により、画像信号とキー信号に対して同時にアンチ
エリアシングフィルター処理を行った場合でも、本来は
透明に抜けるべき背景領域の色が見えてしまうことや、
前景に背景色が混ざってしまうことなどの画質の劣化を
完全に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態となる画像処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】上記画像処理装置に前景画像として入力される
CG画像を示す図である。
【図3】上記画像処理装置に背景画像として入力される
写真画像を示す図である。
【図4】エッジ拡張処理の動作例を示す図である。
【図5】エッジ保護処理の動作例を示す図である。
【図6】エッジ保護処理とエッジ拡張処理を組み合わせ
た場合の動作例を示す図である。
【図7】上記画像処理装置によって生成された合成画像
を示す図である。
【図8】アンチエリアシング処理の施されていない合成
画像を示す図である。
【図9】他の実施の形態となる画像処理装置の構成を示
すブロック図である。
【図10】上記図9に示した画像処理装置の内部に含ま
れる画像フィルター回路の詳細な具体例を示すブロック
図である。
【図11】上記図9に示した画像処理装置の内部に含ま
れるキーフィルター回路の詳細な具体例を示すブロック
図である。
【図12】上記図9に示した画像処理装置の動作を説明
するためのフローチャートである。
【図13】画像信号に対して単純なアンチエリアシング
フィルター演算を施した場合の問題点を示す図である。
【図14】キー信号に対して単純なアンチエリアシング
フィルター演算を施した場合の問題点を示す図である。
【符号の説明】
1 画像処理装置、3 画像フィルター回路、5 キー
フィルター回路、6画素検出回路、12 通常の画素用
のアンチエリアシングフィルター回路、13拡張画素用
の輪郭画素の記憶回路、14 エッジ画素専用のアンチ
エリアシングフィルター回路、20 画像処理装置、2
2 画像フィルター回路、23 画像生成制御回路、2
6 キーフィルター回路、27 背景識別回路、28
背景キー値用レジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 9/75 G06F 15/68 400A

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前景画像と背景画像とをキー信号を用い
    て合成する画像処理装置であって、 図形境界に表れるエリアシングノイズを目立たなくする
    少なくともアンチエリアシング処理を上記前景画像に施
    す画像フィルター手段と、 上記アンチエリアシング処理を上記キー信号に施すキー
    フィルター手段と、 上記キー信号、及び上記画像フィルター手段のサイズか
    ら、上記画像フィルター手段の演算によって混色の起こ
    る可能性のある画素を検出する画素検出手段とを備え、 上記画素検出手段が検出した上記混食の起こる可能性の
    ある画素に対して、上記画像フィルター手段は上記前景
    画像にあって背景色を含まない画素のみを用いたアンチ
    エリアシング処理を施すことを特徴とする画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 上記画素検出手段は上記キー信号から上
    記前景画像の中で前景色と背景色の境界部分を検出する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 上記画像フィルター手段は、上記画素検
    出手段が検出した境界部分については上記前景画像の前
    景色を背景色部分に複写することを特徴とする請求項2
    記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 上記画素検出手段は上記キーフィルター
    手段のサイズから上記キー信号が上記前景画像の背景色
    に対して広がる領域を検出する手段と、その領域に対し
    ては最も近くの前景の輪郭画素を複写する手段とを備え
    ることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 上記画像フィルター手段は、奇数タップ
    のアンチエリアシング処理を上記前景画像に施すことを
    特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 上記画像フィルター手段は、3又は5の
    タップ数の上記アンチエリアシング処理を上記前景画像
    に施すことを特徴とする請求項5記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前景画像と背景画像とをキー信号を用い
    て合成するための画像処理方法であって、 画像信号及びキー信号の双方に、図形境界に表れるエリ
    アシングノイズを目立たなくする少なくともアンチエリ
    アシング処理を施すときに、 上記前景画像にアンチエリアシング処理を施す画像フィ
    ルターのサイズから、上記画像フィルターの演算によっ
    て混色の起こる可能性のある画素を検出し、その画素に
    対しては、上記画像フィルターの背景色を含まない画素
    のみを用いたアンチエリアシング処理を施すことを特徴
    とする画像処理方法。
  8. 【請求項8】 上記キー信号から上記前景画像の中で前
    景色と背景色の境界部分を検出し、その境界部分につい
    ては上記前景画像の前景色を背景色部分に複写すること
    を特徴とする請求項7記載の画像処理方法。
  9. 【請求項9】 上記キー信号に上記アンチエリアシング
    処理を施すキーフィルター手段のサイズから上記キー信
    号が上記前景画像の背景色に対して広がる領域を検出
    し、その領域に対しては最も近くの前景の輪郭画素を複
    写するアンチエリアシング処理を施すことを特徴とする
    請求項7記載の画像処理方法。
  10. 【請求項10】 上記画像フィルターは、奇数タップの
    上記アンチエリアシング処理を上記前景画像に施すこと
    を特徴とする請求項7記載の画像処理方法。
  11. 【請求項11】 上記画像フィルターは、3又は5のタ
    ップ数の上記アンチエリアシング処理を上記前景画像に
    施すことを特徴とする請求項11記載の画像処理方法。
  12. 【請求項12】 前景画像と背景画像とをキー信号を用
    いて合成する画像処理装置であって、 画素数の不足に伴い斜めの図形境界を階段状にギザギザ
    に表示してしまうエリアシングを目立たなくするアンチ
    エリアシング処理を上記前景画像に施す画像フィルター
    手段と、 上記画像フィルター手段に入力する画素の背景色/前景
    色の識別結果を基に、上記画像フィルター手段の演算方
    式を指定するか、あるいは入力画素の複写を選択制御す
    る制御手段と、 上記アンチエリアシング処理を上記キー信号に施すキー
    フィルター手段とを備え、 上記制御手段が上記背景色/前景色の識別結果から混色
    の起こる可能性のある画素を検出したとき、上記画像フ
    ィルター手段は上記前景画像にあって背景色を含まない
    画素のみを用いたアンチエリアシング処理を施すことを
    特徴とする画像処理装置。
  13. 【請求項13】 上記制御手段が上記背景色/前景色の
    識別結果から上記前景画像の中で前景色と背景色の境界
    部分を検出したとき、この境界部分については上記前景
    画像の前景色を背景色部分に複写することを特徴とする
    請求項12記載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】 上記制御手段は、上記キーフィルター
    手段のサイズから上記キー信号が上記前景画像の背景色
    に対して広がる領域を検出したときには、その領域に対
    して、最も近くの前景の輪郭画素を複写することを特徴
    とする請求項12記載の画像処理装置。
  15. 【請求項15】 上記制御手段は、上記画像フィルター
    手段に奇数タップのアンチエリアシング処理を上記前景
    画像に施させることを特徴とする請求項12記載の画像
    処理装置。
  16. 【請求項16】 上記制御手段は、3又は5のタップ数
    の上記アンチエリアシング処理を上記画像フィルター手
    段に行わせることを特徴とする請求項15記載の画像処
    理装置。
  17. 【請求項17】 前景画像と背景画像とをキー信号を用
    いて合成するための画像処理方法であって、 アンチエリアシング処理を上記前景画像に施す画像フィ
    ルター部に入力する画素の背景色/前景色の識別結果を
    基に、上記画像フィルター部の演算方式を指定するか、
    あるいは入力画素の複写を選択するかを制御することを
    特徴とする画像処理方法。
  18. 【請求項18】 上記背景色/前景色の識別結果から混
    色の起こる可能性のある画素を検出したとき、上記画像
    フィルター部は上記前景画像にあって背景色を含まない
    画素のみを用いたアンチエリアシング処理を施すことを
    特徴とする請求項17記載の画像処理方法。
  19. 【請求項19】 上記背景色/前景色の識別結果から上
    記前景画像の中で前景色と背景色の境界部分を検出した
    とき、この境界部分については上記前景画像の前景色を
    背景色部分に複写することを特徴とする請求項17記載
    の画像処理方法。
  20. 【請求項20】 上記キー信号にアンチエリアシング処
    理を施すキーフィルター部のサイズから上記キー信号が
    上記前景画像の背景色に対して広がる領域を検出したと
    きには、その領域に対して、最も近くの前景の輪郭画素
    を複写することを特徴とする請求項17記載の画像処理
    方法。
  21. 【請求項21】 上記画像フィルター部に奇数タップの
    アンチエリアシング処理を上記前景画像に施させること
    を特徴とする請求項17記載の画像処理方法。
  22. 【請求項22】 3又は5のタップ数の上記アンチエリ
    アシング処理を上記画像フィルター部に行わせることを
    特徴とする請求項21記載の画像処理方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011077850A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Casio Computer Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP2014178774A (ja) * 2013-03-13 2014-09-25 Takumi Corp 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム

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