JPH1098968A - 除糞ベルト非接触式直立ケージ列 - Google Patents

除糞ベルト非接触式直立ケージ列

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JPH1098968A
JPH1098968A JP25446296A JP25446296A JPH1098968A JP H1098968 A JPH1098968 A JP H1098968A JP 25446296 A JP25446296 A JP 25446296A JP 25446296 A JP25446296 A JP 25446296A JP H1098968 A JPH1098968 A JP H1098968A
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Toyo System Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】かき残しの糞が付着した除糞ベルトの戻り部で
あっても、ケージ内の鶏がこの残り糞を突っ突くことの
ない衛生的な直立ケージ列の提供。 【解決手段】各段ケージの下方を長手方向に移動し、終
端部にスクレーパを備えた除糞ベルトを設けた直立ケー
ジ列2において、最下段ケージ1c用の除糞ベルトを除
いた除糞ベルトの戻り部9の下方に、ベルトの長手方向
に沿って複数本のワイヤ10を張設して、ベルトの戻り
部9を下方から支えて鶏との間隔を保つことにより、ま
た最下段ケージ用の除糞ベルトを除いた除糞ベルトの戻
り部が通過するケージの間仕切りの上端部3′付近の高
さのわずかに下方に、各ケージの天井部を形成するよう
に、鶏が顔を出してベルトの戻り部9に接触することを
妨げる障害手段11を取り付けることにより、上記目的
は達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各段ケージの下方
を長手方向に移動する除糞ベルトを設けた直立ケージ列
に関する。
【0002】
【従来の技術】各ケージに適宜の数の鶏を収容するよう
に仕切られた長いケージ列を背中合わせに、各段ケージ
の前面がほぼ同一の垂直面にあるように複数段重ねて設
置した、いわゆる直立ケージ列では、各段ケージの下方
を長手方向に移動し、終端部にスクレーパを備えた除糞
ベルトが設けられている。この除糞ベルトの上面、すな
わち運搬部は、すぐ上のケージからの鶏糞を受取って堆
積させ、例えば2、3日に1回程度、一定距離を移動し
て、その終端部に達するとスクレーパによって鶏糞をか
き落とされ、そのまま移動方向を変えて、すぐ下のケー
ジの上方をベルトの戻り部となって他端部へ戻って行
く。
【0003】このような除糞ベルトの戻り部は、下のケ
ージの天井部を形成しながら戻って行くが、下のケージ
内に収容された鶏と除糞ベルトの戻り部との間は、接近
しているにもかかわらず全く障害物が設けられていなか
った。そのため、終端部でのスクレーパのかき落としが
不十分であると、かき残しの糞を付着させたままの除糞
ベルトの戻り部がケージの上方を走行することになり、
下のケージ内の鶏が残りの糞を突っ突くことがあって、
鶏の発病の原因となることがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本願発明の目的は、上
記のようなかき残しの糞が付着した除糞ベルトの戻り部
であっても、ケージ内の鶏がこの残り糞を突っ突くこと
のない衛生的な直立ケージ列を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため本願の第1の発
明による直立ケージ列は、各ケージに適宜の数の鶏を収
容するように仕切られた長いケージ列を背中合わせに、
各段ケージの前面がほぼ同一の垂直面にあるように複数
段重ねて設置し、各段ケージの下方を長手方向に移動
し、終端部にスクレーパを備えた除糞ベルトを設けた直
立ケージ列において、最下段ケージ用の除糞ベルトを除
いた除糞ベルトの戻り部の下方に、ベルトの長手方向に
沿って複数本のワイヤを張設して、ベルトの戻り部を下
方から支えて鶏との間隔を保つことを特徴としている。
【0006】また、本願の第2の発明による直立ケージ
列は、上記と同様の直立ケージ列において、最下段ケー
ジ用の除糞ベルトを除いた除糞ベルトの戻り部が通過す
るケージの間仕切りの上端部付近の高さのわずかに下方
に、各ケージの天井部を形成するように、鶏が顔を出し
てベルトの戻り部に接触することを妨げる障害手段を取
り付けることを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】上記の構成から明らかなように、
本願発明においては、鶏が、残り糞の付着した除糞ベル
トの戻り部を突っ突かないように、戻りベルトと下のケ
ージの上端部(ケージの間仕切りの上端部のわずかに下
方)との間の間隔を保持するか、或いは戻りベルトと下
のケージの上端部との間に障害手段を介在させることに
よってその目的を達成している。
【0008】戻りベルトとの間の間隔を保持するための
ワイヤは、ケージ列の、したがって除糞ベルトの長手方
向に沿ってその複数本がほぼ平行に張設される。ワイヤ
の必要本数は、除糞ベルトの幅によって定まるが、一般
的には3〜5本が適当であろう。これらのワイヤによっ
て下方から支えられた除糞ベルトの戻り部は、従来のよ
うに下のケージの方へ垂れ下がることなく、ケージ上端
部との、したがってその内部の鶏との間隔を保つことが
できる。
【0009】除糞ベルトの戻り部が通過するケージの間
仕切りの上端部付近の高さのわずかに下方に、各ケージ
の天井部を形成するように介在させる障害手段として
は、鶏が顔を出せない程度の網目を有する網を用いるこ
とができるが、プラスチック・シート又は薄い鉄板によ
って両者間を完全に遮断することもできる。以下に、二
つの本願発明による直立ケージ列を、それぞれの一実施
例を示す図面を参照しながら、さらに詳細に説明する。
【0010】
【実施例】図1は、背中合わせに配置された各複数段の
ケージの内、下方の3段のケージ1a、1b、1cの部
分を示したケージ列2の正面図であり、3はケージ2の
間仕切り、3′は間仕切り3の上端部、4は餌樋、5は
卵受け、6は鶏糞乾燥用送風機、7は除糞ベルトの運搬
部、8は運搬部7の支持部、9は除糞ベルトの戻り部、
10は戻り部9を支持するワイヤである。
【0011】ケージ1a内の鶏の糞は、その下方の除糞
ベルトの運搬部7(支持部8によって下方から支えられ
ている)上に落下して堆積し、2、3日に1回位の間隔
で終端部の方に一定距離を移動し、終端部に設けられた
スクレーパ(図示せず)でかき落とされて、ここで除糞
ベルトは進行方向を変えられ、戻り部9となってケージ
1bの上方を他端部へ向かってかんけつ的に進行する。
【0012】従来の技術では、除糞ベルトの戻り部9は
上記のようにして他端部に戻るが、戻り行程では、下方
のケージ1bの間仕切り3の上端部付近の高さを通過し
ながらケージ1bの天井部を形成するので、スクレーパ
でかき落とせなかった残りの糞が戻り部9に付着してい
ると、ケージ1b内の鶏は容易にこれを突っ突くことが
でき、これが発病の原因となることがあった。
【0013】そこで本願の第1の発明では、最下段ケー
ジ(1c)用の除糞ベルトを除いたベルトの戻り部9の
下方に、その長手方向に沿って複数本のワイヤ10(図
1には、ケージ1b、1cの上方を走行するベルトの戻
り部9の下に、それぞれ3本のワイヤの断面が見られ
る)が張設され、除糞ベルトの戻り部9を、その運搬部
7の場合の支持部8と同様に下方から支え、これによっ
てベルトの戻り部9は、ケージ1b、1cの方へ垂れ下
がることなく、ケージ1b、1c内の鶏と接触しない一
定の間隔を保持できるのである。
【0014】図2は、図1と同様なケージ列2の部分側
面略図であり、符号1から9は、図1と同じ部分を指示
している。図2の実施例は、本願の第2の発明の一実施
態様を示したものであり、ここでは2点鎖線で示され、
ケージ1b、1cの間仕切り3の上端部3′付近の高さ
を通過する除糞ベルトの戻り部9は、従来技術では、図
1の実施態様で説明したように、ケージの天井部も兼ね
ているので、ケージ1b、1cの方へ垂れ下がった場合
には、ケージ1b、1c内の鶏は容易にベルトの戻り部
9を突っ突くことができる。
【0015】そのため本願の第2の発明では、図1の場
合と同様に、ケージ1a、1bの下方のベルトの戻り部
9の下方で間仕切り3の上端部3′付近の高さのわずか
に下に、ケージ1b、1cの天井部を形成するように、
鶏が顔を出してベルトの戻り部の残り糞を突っ突くのを
妨げるような障害手段として、例えば図3に見るよう
に、鶏が顔を出せないような大きさの網目を有する網1
1を介在させている。この網11の存在により、鶏が除
糞ベルトの戻り部9と接触するおそれをなくすことがで
きた。上記のような網11の代わりに、適当なプラスチ
ック・シートや薄い鉄板を用いることもでき、網11も
含めたこれらの障害手段により、鶏がベルトの戻り部9
を突っ突くおそれはほぼ解消された。
【0016】
【発明の効果】本願による、直立ケージ列の除糞ベルト
の戻り部を鶏に接触させない(突っ突かせない)ための
第1及び第2の発明は、それぞれ上記のような構成を有
し、その構成に基く作用も行うので、次のような独自の
効果を奏することができる。
【0017】1.第1の発明では、最下段ケージ用の除
糞ベルトを除いた除糞ベルトの戻り部の下方に複数本の
ワイヤを張設することにより、ベルトの戻り部を下方か
ら支えて、戻り部と鶏との間の間隔を保ち、鶏が戻り部
を突っ突けないようにして発病の危険性を除去した。
【0018】2.第2の発明では、第1の発明と同様
に、最下段ケージ用の除糞ベルトを除いた除糞ベルトの
戻り部が通過するケージの間仕切りの上端部付近の高さ
のわずかに下方に、各ケージの天井部を形成するよう
に、鶏が顔を出してベルトの戻り部に接触することを妨
げる網やプラスチック・シートのような障害手段を取り
付けることにより、鶏はほぼ完全に除糞ベルトの戻り部
に接触できなくなり、したがってこれを突っ突くおそれ
も解消できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明による除糞ベルト非接触式直立ケー
ジ列の一実施例の正面図。
【図2】第2の発明による同様な直立ケージ列の一実施
例の部分側面略図。
【図3】第2の発明による障害手段の一実施例である網
と鶏の図。
【符号の説明】
1a、1b、1c ケージ 2 直立ケージ列 3 ケージ1の間仕切り 3′ ケージの間仕切り3の上端部 4 餌樋 5 卵受け 6 鶏糞乾燥用送風機 7 除糞ベルトの運搬部 8 運搬部7の支持部 9 除糞ベルトの戻り部 10 ワイヤ 11 網

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各ケージ(1a,1b,1c)に適宜の
    数の鶏を収容するように仕切られた長いケージ列を背中
    合わせに、各段ケージの前面がほぼ同一の垂直面にある
    ように複数段重ねて設置し、各段ケージの下方を長手方
    向に移動し、終端部にスクレーパを備えた除糞ベルトを
    設けた直立ケージ列(2)において、最下段ケージ(1
    c)用の除糞ベルトを除いた除糞ベルトの戻り部(9)
    の下方に、ベルトの長手方向に沿って複数本のワイヤ
    (10)を張設して、ベルトの戻り部(9)を下方から
    支えて鶏との間隔を保つことを特徴とする除糞ベルト非
    接触式直立ケージ列。
  2. 【請求項2】 各ケージ(1a、1b、1c)に適宜の
    数の鶏を収容するように仕切られた長いケージ列を背中
    合わせに、各段ケージの前面がほぼ同一の垂直面にある
    ように複数段重ねて設置し、各段ケージの下方を長手方
    向に移動し、終端部にスクレーパを備えた除糞ベルトを
    設けた直立ケージ列(2)において、最下段ケージ(1
    c)用の除糞ベルトを除いた除糞ベルトの戻り部(9)
    が通過するケージの間仕切り(3)の上端部(3′)付
    近の高さのわずかに下方に、各ケージの天井部を形成す
    るように、鶏が顔を出してベルトの戻り部(9)に接触
    することを妨げる障害手段(11)を取り付けることを
    特徴とする除糞ベルト非接触式直立ケージ列。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111066683A (zh) * 2020-01-09 2020-04-28 河南金凤牧业设备股份有限公司 一种层叠式肉鸡养殖清粪机

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